mardi 27 janvier 2009

東京(5) ロリオリ365

 伊勢丹で友人と待ち合わせて、買い物をしてから友人宅を訪問。早めに行って、あれこれ見て回る。新宿はちょっとごみごみし過ぎていて実はあんまり好きでもない街だけれど、伊勢丹は好き(笑)。京都よりも一週早くサロン・デュ・ショコラをやっていたので一通り見て回る。ベルナション、アルノー・ラエール、アンリ・ルルーなど、カリスマたちが各ブースに勢ぞろいだ。土曜日だということもあってか開店直後だというのに見る見るうちにブースに行列ができていた。

 地下に降りて昼食のためのお買い物を始めて、途中で友人と合流。ちょうど「冬の京都の美味」という催しをやっていた。京都のものを見るとは思わなかった。

 いや~、やっぱり新宿伊勢丹の地下は楽しいな♪ワイン売り場も広くて見やすい。手ごろなプロセッコを1本購入。メゾン・カイザーで、いちじくのパンと、ギャラリー・ラファイエットのための配合で焼いたパン(名前は失念)。ここのパンはおいしいと思う。こっちの伊勢丹でも扱わないかなあ・・・。アンデルセンだけではどうも・・・。007_2 008_3

 こっちのエディアールではお惣菜も売っている。

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 クライネ ファイエルンのフィンガーフード。どれもほんとに小さく、精巧に作られているし、お値段も相当のもの。でもこういうものにもそこそこニーズがあって商売が成り立っているというところが、東京という街の圧倒的な人の多さを感じさせる。

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 お菓子は思い切りかわいいのを。娘のさくちゃんも喜んでくれそう。

 ロリオリ365のケーキ。この店は、表参道のアニバーサリーの本橋シェフの系列(?)の店なので、さすがのラヴリィなデコレーションだ。中はいちごのショートケーキ。

 買い物を済ませて初台の友人宅へ。途中、不動通り商店街でさらに中華などを買って帰宅。不動通りは生活密着型の商店街だけど、やはりちょこちょこ新しい店ができており、少しづつ小奇麗になって行っているなあ・・・。

 着いたらまずはF君の仏前にあいさつだ。ちょっと久しぶりやけど、また来たし。これから宴会やし。

 みんなで昼食の準備。祭りだパーティーだと子どもたちも大はしゃぎ。そうだよ。久しぶりなんだから。食べることに飽きると、息子はくしやブラシを出してきてわたしの髪で散髪屋さんごっこを始めるは、レゴブロックをやろうと床一面にぶちまけるは・・・(笑)。

 娘が、今日が借りていた本の返却期限だと言うので、みんなで散歩がてら近くの図書館へ行ってみる。地域密着型の小さな区立図書館だが、3階建てだった。図書館は歩いて行ける場所になくっちゃね。011

 散歩は、幡ヶ谷不動経由。

 ここもそうだし、深沢不動、高幡不動など、~不動という地名が多いことは前から気付いていたが、目黒や目白といった地名が、そこにあった不動明王の(仏画だろうか?)目の色からきていると知ったのは最近のこと。不動明王への信仰は全国的に非常に盛んであるが、ことに東京(江戸)では盛んだったようだ。

 帰ってきてロリオリのケーキでおやつ。切って切って~、とはやる息子に目がキラキラの娘。かなり気質が女の子のようだ(笑)。

 お茶を飲みながらのんびり遊んで、名残惜しいけれど夕方に辞して、バスで新宿に向かい、夜、京都着。

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dimanche 17 février 2008

あなたが笑えば私も嬉しい

 職場の移転を前に、2月に入って急に身辺が慌しくなってきた。3月末で現図書館は閉館し、新しい図書館は6月中のオープン予定であるので、その間2~3ヶ月は区内に図書館がないことになる。利用者からの問い合わせも増えて、そのようなことを伝えると、「え!3ヶ月も図書館ないの?困るわ・・・」と、皆さん異口同音におっしゃる。ご不便をおかけして申し訳なく思うと同時に、そんなに言っていただけるほど親しんでもらえているのだな、とうれしくも思う。

 そんな中で、ここ数日間に3件ばかり所蔵調査絡みのレファレンスで、回答文書を送ったり、メールを書いたり。一件は、何を思われたのか、遠く久留米から、ピンポイントで当館に返信用の切手同封の手紙で送られてきたもの。こういう場合は、調査と回答をした上で、実際に資料を手に取って見ていただくための申込みには、最寄の公共図書館に行っていただくことになる。

 もう一件は、国立国会図書館の資料の取り寄せ。二件とも、明治・大正期の書籍のマイクロフィッシュが含まれていた。マイクロフィッシュは再生する機械のある館には貸出もしてくれる。

 IDを登録しておけば、NDLのホームページから、あるいはゆにかネットを通じて簡単に館間貸出の申込みもできてしまうので、今はとても便利になっている。また、NACCIS Webcatなどの各種の横断検索網の整備が進み、所蔵調査も格段に早く、便利になった。隔世の感がある。 

 三件目は、長年探しておられる本があって、ご自身でも十分に検索もされ、古書店・新刊書店を問わず探されたが見つからず、出版社にも問い合わせても絶版の返事・・・と万策果てて、何か方法はないかと相談を受けたもの。

 最終的に、意外にも近いところに所蔵があることがわかったのだが、これは、当該資料の著者名がちょっと変わった形のローマ字表記で入っており、おそらくは人名典拠も繋がっていないため、素直に著者名で検索しただけでは、他の著作は一覧できても肝心の、お探しの資料だけはヒットしなかったと思われる。おまけにご丁寧にも、タイトルが一つではなく、もう一つ英文タイトルが入っており、そのもう一つのタイトルでしかヒットしなかった可能性もあり、ちょっと検索に一手間、二手間かかるケースだった。

 これも調査結果をお知らせした上で、実際に資料を手にしていただくための方法などを提示し、最寄の公共図書館に出向いていただくようお伝えした。

 うれしかったのは、その方はすぐに手続きに行かれて、何年も探していた本が見られる、と大変喜ばれ、それをお知らせくださったことだ。こんなときは本当に仕事の喜びを感じるし、もっともっと精進しなくては、と思う。もっと迅速に、的確な回答が示せるように。

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jeudi 07 février 2008

奈良出張

 文科省主催の図書館地区別研修(近畿地区)の3日目に参加。この研修は4日間連続で行われ、毎年1、2日はワークショップがあるので、気になるテーマのときは出来る限りワークショップある日に参加するようにしている。今年の会場は、奈良県立図書情報館。2年前に新大宮の現在地に移り、「情報」の名を冠するようになった。果たしてこんなところに図書館があるのかと思えるような住宅街の中の立地。

 午前中は講義が二つ。

 「図書館を核とした連携サービス」 乾聰一郎氏 (奈良県立図書館情報館)

 開館2周年記念事業として図書館を会場にして開催した、地元デザイナーによるファッションショーと地元イタリアンレストラン、日本バーテンダー協会奈良支部などと連携して設けられたカフェレストランを始めとして、河瀬直美ワールド展と記者会見などの、民間企業、外国機関、教育機関との連携事業が紹介された。図書館を人と情報の交流拠点として位置付け、奈良の過去、現在、未来を表現し、発信する場としてのあり方をアピール。「図書館は直接の収益は産まないが、人、情報の交流によって間接的に収益を産み出しているのではないか?」

 路線としては、愛知川図書館のそれをさらに県立らしく大規模にしたような感じ。図書館の「攻め」の一形態と思う。

 「ブロガーのためのプレス・リリース」 中西洋一氏(京都造形芸術大学准教授)

 最初に言われたように、お話の内容と演題が少し違って、主に「As we may think」(バネバー・ブッシュ)、Project xanaduから現在のGoogle、Wikipedia、さらにはMahalo、Knol、WikiaSearchなどの新しいウェブ検索の試みについてのお話が主。ウェブの本質は検索機能にあるのだ、ということ。

 午後は資料の保存についての講義が一つとワークショップが一つ。

 「資料保存―コンサベーションとプリザベーション」 安江明夫氏(国立国会図書館)

 資料保存とは何か。公共図書館の保存課題は何か。資料保存にどう取り組むか。の三つについて。忘れてはならないのは、「利用のための保存」であるということ。

 資料の間違った修復の例として見せられた、18世紀の『百科全書』が衝撃的だった。

 まるで例規集のような色気も何もない本になっている。表紙は表裏ともまったく別のもの(しかも巻によって色まで違う!)。彩色された天地は削られ、蔵書票は剥ぎ取られ残っていないし、見開きのマーブルの影もない。まったく別の本になってしまっている。いつ、誰が、何を思ってやったのか(←いや、犯罪じゃないんだから何もそこまで・・(笑))わからないらしいのだが、謎である。友人と「いったい何だって言うんでこんなことに・・・?」と議論する。考えられたのは、「利用のための保存」が暴走したのではないかと・・・。

 「図書館資料の修理実習」 板倉正子氏(NPO法人 書物の歴史と保存修復に関する研究会)

 モニターを使って背の外れた上製本の修理の実演を見る。資料の修理はどこの館でも難儀なことであるので、皆食い入るようにモニターを見詰める。一般の司書で、修復の高い技術を持つ人は少ないので、一人一人が実習できれば一番なのだが、実演を間近で見るだけでもこのワークショップはよかった。

 昼休みと終了後の時間を使って、図書館内を見て回る。県立レベルとは言え、ここまで開架の一般書の冊数が少ないところも珍しいような気がする。一段の三分の一ほどしか入れていない書架が多数。県立なので、蔵書数が少ないわけはないのだが、ほとんどが書庫なのだろうか。やたらと書庫出納が増えて大変じゃないのかなあ、などといらぬ心配を友人としたりする(笑)。

 利用者登録をし、メールアドレスを登録すると、パソコンも使える。ウェブ閲覧だけでなく、文書作成などもでき、プリントアウトもできるようだ。試しに使ってみたが、たいていは使えなくしてあるウェブメールも使えたのには驚いた。

 持ち込みパソコンが使える席と合わせると200もの、パソコンが使える席があり、ビジネスマンが仕事をしにくることも多いそうだ。「そこまでさせるのか」という意見も内部ではあったらしいが、ここは、ニューヨーク公共図書館を目指しているのかもしれない。

 館の特徴となっているコレクションは、約5万点の「戦争体験文庫コーナー」だろう。広いスペースに、独自の細かい分類を付けられた資料が並んでいる。

 「なんで戦争なん?」というのが率直な感想。レファレンスカウンターに行き、尋ねてみる。奈良は戦争被害が少なかったところだからこそ、戦争を記憶にとどめておこう、ということで、開館準備の段階から県民に広く関連資料の寄贈を呼びかけ、移転と同時に、それまで小さいコーナーであったものを拡大したとのことだった。

 ついつい書き始めると長くなってしまうが、こういうときって自分、仕事好きなんやなあ、と思う(笑)。

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dimanche 06 janvier 2008

付喪神/参考事務規定

 朝はいつもより40分の寝坊。にも関わらず、少し遠回りになる通勤ルートBのヴァリアシオンであるところの通勤ルートBダッシュを通り、ブーランジュリ ONOでお昼のパンを買っていく。時間が押すので自転車スピード全開。競輪で「刺す」ってこんな感じ~?などと思いつつ、いったい誰を刺すのか一人で走っているのだ。

 M嬢にお貸しするまんがを渡すと、最近精力的にまんが読んでますね、と言われる。「だって、長いこと読まへんかったら本が付喪神になるやん・・・」。

 先日、稀代の読書家でいらっしゃるksharaさんが、そのブログで、「未読の書庫」についてちょっと目からうろこが落ちるような見解を述べておられた。勝手ながら少し引用させていただくと・・・。

***読んでいない本が本棚を占めていることは、未知の情報を物質の形で蓄えていることなので、むしろ望ましい。その意味では、自分の書庫が全部未読なのが理想的で、最も知的にアクティヴで、プロダクティヴな環境と言える。 ***

 持っている本は極めて少ないけれど、自分の書架に、買ったままで未読の本が増えていくのは、本に責められているような気がしてわたしにはちょっと恐怖でもあった。だからこういう考え方があるのか。こういうふうに考えればよいのか・・・と驚いた。まさに目からうろこ。そうは思ってもやはり未読の本を抱えるのはやはり圧迫感がある。既に一部、付喪神化しているのかも(泣)。

 仕事は、昨日よりも格段に忙しい。貸返のカウンターが立て込んできたときのわたしは、一瞬とても怖い顔で応対していたかもしれない。すみません。

 懇意にしている小さいお子さん連れの方がカウンターにいらっしゃって、「あの~、図書館とまったく関係ないんですけど・・・」と何やら相談したいことがあるご様子。聞けば娘さんの歯の後ろに、歯のような白いものがあるけれど、これは歯なのでしょうか。歯の本を見てもそんなのは載っていなくて・・・。とのことで、わたしにそれを見てほしいと(!!)。

 大変に驚いたが、一応見て、(たぶん歯だとは思ったけれど)歯だとしても乳歯が抜けていないうちに曲がって生えて来たりすると後々大変だろうから、ぜひ小児歯科に連れて行かれるように、と言った。お母さんも不安だったのだろうなあと思った。ちょっとの後押しがほしかったのかもしれない。

 このような医療相談に答えることは1961年に日本図書館協会が出した「参考事務規定」にはずれる。そこには、

 (回答の制限)の項目の中に、

 8 次の各号に該当する質問には解答を与えてはならないと共に資料の提供も慎重でなければならない。ただし問題によっては専門機関・専門家を紹介する。

 a 医療・健康相談 b 法律相談 c 身上相談 d 仮定または将来の予想に属する問題

 9 次の各号に該当する質問には解答を与えない。

 a 学校の宿題 b 懸賞問題

 ~と明記されている。

 帰りにハナで買い物。明日は七草がゆを炊くので、七草を買うが、残っていたのは一パックのみ。すんでのところで売り切れだった。買えてよかった。残り物には福がある。

 SHINのショーケースの前を通ると、ガレット・デ・ロワがあった。そう言えば今日はエピファニーだ。ちょっと食べたくなったけれど、いずれ食べることでもあるし、またダイエット中でもあるのでやめておく。

 ガレット・デ・ロワの構成は、フィユタージュとクレーム・ダマンドという、おいしいのだけれど、食べ過ぎると胃もたれ必至の重いお菓子だ。同じ構成のものにピティヴィエというのがあって、昔、学校へ行っていた時分に、実習で作ることがあった。多くの生徒が同じ期間に作るわけだから、学校中がその期間ピティヴィエであふれ、最初は喜んでいたものの後には皆がうんざりして、中には不謹慎にも捨てる人すら出た、ということがあった。

 ちょっとしたことが、忘れていた記憶を呼び起こし、ついつい長い文章を書きたくなってしまう。過去と現在を自在に行き来し、事物、感覚、心理を語るのはプルーストのようだ・・・と書くと何やらかっこいいような気もするが、ものは書きよう。まあ、わたしの場合、単に年を取ったか、寿命が近いかのどちらかだ。

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dimanche 28 octobre 2007

白い本/村上・加太

 たいてい図書館では、T社を通じて本を買う。先日いつものようにT社に、C社出版の、絵巻の全集を発注したところ、どういうわけか東京のC社から直接に電話がかかって来た。通常、版元から直接電話がかかるということはないのでいぶかしく思ったが、とりあえず話を聞いてみた。

 「T社からご注文いただいた絵巻の全集は、品切れで、全巻揃わないけれど、その親本となった全集なら1セットだけ倉庫にございますが、いかがいたしましょうか?」という話だった。その親本というのは、26巻からなる、豪華な全集でかなり値も張りそうなものだったので考えていなかったのだが、一応値段を聞いてみた。

 47万円。ひ~。やめ。やめだ。と思った瞬間、相手から「直販はできますか?」と聞かれる。できないこともありませんが・・。でも装備やらの都合もあるので、T社を通してもらった方がありがたいのですが・・・。と言うと、「実はね・・」と相手は種明しを始める。

 「現在出回っているこの全集の流通価格は47万円。しかし今弊社の倉庫に1セットだけあるのは初版本で、価格が28万円なんです」

 ・・・ずいぶん値上がりしたんですねぇ・・。

 「でもT社を通すと、こちらが28万円で納品しても、規定か何かがあるようで、現在の流通価格が適用されるらしく、47万になってしまうようなのです・・・」

 ええ!?その差額はどうなるのん??・・・とは思っただけで次の言葉を待つ。

 「直販ができると、28万でお売りできるのですが・・・」

 なぬ!?思わず色めき立ち、経理担当のサブボスと一瞬相談の上、即決。買い!だ。

 ・・・「直販でいただきます」

 「ありがとうございます。ではそこからさらに2割引させていただきます」

 ・・・きゃっほう~~!

 古い在庫をはけさせたい出版社と、一円でも安く買いたい図書館との利害がめでたく一致。かくして豪華な絵巻全集が納品されてきたのだが、請求額は24万円ほど。市価の半額で豪華本が手に入ってほくほくであるのだが、もし、T社を通じて買っていたら、その差額はT社の利益になっていたのだろうか。もしそうなら、なんとなくあこぎだな。Photo_2

 納品された全集の箱に入っていたのがこの何冊かの白い本。見かけは本だけれども、中はすべて白紙。でもしっかりした造りだ。どうやら製本のサンプルのようだ。ご丁寧に添えられた、「メモにお使いください」、との担当者の添え書きが笑えた。

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Photo_3  夕ご飯に、村上の塩引き鮭を食べる。塩鮭はふだんそんなに好んで食べるものでもないが、年に一回だけある、伊勢丹の「新潟・長野物産展」に来るこの塩引きだけは別だ。少々高いけれど、必ず買う。

 一般的な塩鮭と違って、これは強い塩をした上で寒風で乾かしてあるから、塩も強く、旨みが凝縮している。焼けば腹のところから塩が吹くほど。でもこの塩辛い、脂の乗った腹身がとてもおいしいのだ。かりっと焼いた皮もうまい。白御飯をついたくさん食べてしまう危険な鮭だ。

 父の故郷から山を越すと、そこは新潟。父の子どもの頃は、その山を越えて村上から塩引きの行商が来ていたらしい。塩引きは父の思い出の味なのだ。

 行ったことはないけれど、子どもの頃から何度も聞いた「村上」という地名。冬。灰色の荒れる海。雪の中、山を越えてたくさんの塩引きを運ぶ行商の人(イメージ上ではなぜか徒歩)・・・。そんな風景が、「村上」という土地の名を聞いただけで目の前に広がるのだけれど、ほんとはどんなところなのだろう。いつの日にか行ってみたいものだ。

 その対極にあるのが「加太」で、ここも行ったこともないのに、その名を聞くだけで、明るい太陽、青い海、穏やかな海岸線・・・などが目に浮かぶ。なぜかいろんな人の口から、「加太」という土地の名前を聞いたり、思いがけず本で読んだりすることが多いので、どんなところなのかとても気になる。ほんとはどんなところなのだろう。村上よりはずっと近いので、一度見に行ってみたいものだ。 

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jeudi 18 octobre 2007

黄金バット

 午後2時から4時まで、京都国際マンガミュージアムにて研修。昨日と同じく、職場から丸太町通を東へ走るが、今日は暑い。空に浮かんでいるのも夏の雲のようだ。今年1月に初めて行ったときの感想などはこちら

 3階の研究室にて、まず研究員の方のお話を聞く。まんがの場合、何が一次資料なのかと言うと、それは原画ではなく、雑誌なのだそうだ。なぜなら、雑誌には広告があり、ホビーのコーナーなどもあり、また、「裏番組」(人気作の裏で、という意味か)としてどんなまんががあったかもわかる。そういった「時代」「社会」を研究するのが、まんが研究だからである、と。これはたぶん、あらゆるポップカルチャー、カウンターカルチャー、またジャンクと呼ばれ、消費されていくまさに「今」の文化研究に共通の認識なのだろうと思う。

 続いて施設を案内してもらう。地下の書庫には、雑誌のほかに、貸本屋のみで扱われ、一般の書店に流通していなかったまんがのコレクションがある。こういった貸本から、劇画が生まれ、現在の主流になっているという。

 子どもの頃、家の近所に貸本屋があって、足繁く通ってまんがを読んだものだったが、そのころには既に貸本専用のまんがというのはなかったような気がする。

 続いて、「ヤッサン」こと安野侑志さんの街頭紙芝居の実演を見る。わたしの父母の子ども時代におそらく全盛だった、街頭紙芝居だが、既に東京では全滅したという。ヤッサンは大阪の天神橋筋を本拠として長く紙芝居をやってこられた方。紙芝居の商売をするには府の認可が必要だったそうだが、昭和58年をもって廃止になったそうだ。もし今もあれば、ヤッサンは最後の一人、ということらしい。

 紙芝居と言えば、黄金バット。ハーハッハッハハ・・・という笑い声も高らかに、楽しい実演を見せてもらう。黄金バットはシリーズもので、さまざまなお話がある。また、作画元が二つあったので、二つの系統があったそうだ。東京で演じられたものと大阪で演じられたものとは同じ「黄金バット」ながら違っていて、紙芝居の枚数の規格も異なっていたそうだ。大阪は、10枚プラス表紙で一巻、東京は9枚プラス表紙で一巻なのだそう。ヤッサンは関東ものを使っておられる。

 街頭紙芝居の舞台は後ろが開いていない。ヤッサンは自分は「見せ語り派」だとおっしゃる。実際に見てみれば、よくわかると思うが、紙芝居は、話芸である、ということがよくわかった。

 またヤッサンは川西市の小学校などで、子どもたちと四コマ紙芝居を作る活動をしておられて、子どもたちの作った紙芝居もたくさん演じてくださった。これがばかにするなかれ、とってもおもしろいのだ。Caq3nlaa

 巧みな話術に終始笑わされ、調子に乗ってなぞなぞに答えて、豪華商品をゲット!

 正真正銘の偽物の指輪です(笑)。

 他の企画展は、「黒鉄ヒロシ「新撰組」原画&版画展」、セレクションギャラリーは「COM」と「マンガの可能性を模索する国 韓国」。

 秋の特別展は「マンガで読む京都第一巻 サムライKYOTO 戦国から幕末へ」。戦国まんがも読みたいのがけっこうあるなあ・・・。戦国おたくの弟に買わないか聞いてみよっと。

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lundi 01 octobre 2007

浦安詣で

Photo_10  もし、少しでも仕事に情熱を持っているなら、浦安には何度か足を運んだ方がいい。もし、日常の仕事にくたびれてしまった自分を感じたら、浦安に行くといいかもしれない。浦安はよく効く。

 浦安市立中央図書館は、司書なら知らぬ者はない。全国から多くの同業者が、浦安詣でにやってくる。そのためか、事前に休館日や開館時間などを調べていると、異様に詳しく、浦安の図書館を紹介しているサイトを発見した。各駅からのアクセスはもちろん、浦安市民以外の人が受けられるサービスと受けられないサービスといったようなことまでこと細かに記載されている。日本語が読めるなら、の話だが、そのサイトを見れば、昨日パリから浦安に来た人でも図書館に行けるような感じだ。おそらく個人サイトだと思うが、こういったものが作られているというところもすごいと思う。

 数年前からビジネス支援を標榜し、専門図書館として再スタートする図書館も増えているが、そういうことを声高にアピールすることなく、昔からレファレンス業務の一環として地道にそれを続けているのが浦安の先進性。

 ガラスで区切られた圧迫感のないレファレンスルームには、郷土資料や行政資料と同じような配分で、ごく自然にビジネス支援のコーナーが設けられている。レファレンス専用のデスクには、頼りがいのありそうな司書が常駐。貸出と返却のカウンターとレファレンスのカウンターが繋がっていたり、カウンターすらないところも多いけれど、せめてレファレンスだけは、分けておいた方が、相談に来る人もゆっくりしやすいのではないかといつも思う。

 おもしろいのは「書庫」を開放していること。「書庫」は「書庫」であるから、通常は閉架が基本。しかしここは、書庫をそのまま開架しているのがおもしろいのだ。建物も、繋がってはいるけれど、厳密に言うなら「書庫棟」という2階建ての別棟だ。

 一般の開架の部屋とは違って、こちらはやはり居住性よりも書架重視。不思議なもので、戸や壁でどこもさえぎっていない空間であることは、開架の部屋と変わりはないのに、なぜかここは独特の書庫の匂いがする。

 ただ、どこでも保存のスペースは大きな問題のようで、さすがの浦安でも書庫棟の書架には本の横置きも目立つ。出版の洪水の中で、どこまで資料を保存するかは、頭の痛い問題だ。

 書庫棟への渡り廊下(?)の一室には、カフェ付きのラウンジがオープンしており、コーヒーなどを飲みながら、図書館の本が読めるようにもなっている。

 書庫棟の展示コーナーのテーマは南方熊楠。蔵書はもちろん、パネルや年表、装飾なども駆使して、ヴィジュアルで楽しませる展示になっている。準備に手間と時間がかかっていることがよくわかる。

 その昔、まだまだ第一段階のレファレンス・インタビューも上手に取れなかったころ、「ネンキンのことを調べたい」とおっしゃった方に、「粘菌」の本を出してしまったことがある。その方が知りたかったのは「年金」。そんなボケボケな失敗をしたことを思い出した。

 開架スペースは、ゆったりと作られ、窓際には光をさえぎらないように、低いすそ広がりの書架が配されるなど、居住性と収納をうまく両立させている。蔵書で目をひいたのはコンピュータ関連。壁際の書架を11本も使って、ハード、OS、各種ソフト、プログラミング、通信などなど、NDC分類の違うものでも一ヶ所に配架。専門書も多く、力を入れていることがうかがえる。

 書架の並びは、NDC順が基本であるが、変則的で流れがわからなくなる部分あり。そかしこれは慣れの問題か。書架の間に、OPACとして使うためのノートパソコンがいくつか配されていて、これは便利。

 児童室も、中ではつながってはいるものの、独立のカウンターを持つほぼ別室で、出入り口も別になっており、子どものざわめきをどうしても嫌う利用者への配慮も行き届いている。児童室では、書架のそこここで、いくつものテーマ展示。こっちでは「この人の人生に学ぶ」。こっちでは「むかしむかしの物語」というように。

 この図書館は、昔、中森明菜と安田成美が出ていたドラマのロケ地。オープンから24年?まだまだ絵になる図書館だ。

 帰りに掲示板で見た、臨時専門職員募集のお知らせに思わず見入る。図書館で働くことになるとは、ほんとに思ってもみなかったよなあ・・・と来し方を振り返って、いろいろと思う。

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jeudi 27 septembre 2007

新生レマン館

 今日はブックトーク三昧の一日。午前は講義、午後は事例研究で、合わせてブックトークを7本聞く。さすがに7本はきつい(^^;。

 繰り返し語られたのが、「自分の技術を見せるために、ブックトークをするのではない。紹介したい心を伝えることが大切」だということ。

 まず、紹介したい本ありきなのだ。そしてそれをどう伝えたら伝わるか、どう紹介したらよいかを考える。どんなテーマで、どんな切り口で、どんな構成で、どんな本と組み合わせて・・・?本をどれだけ広く知っているかが勝負。

 ほかの人が本を選び、構成したブックトークをしようとしても、たとえ完璧な台本があってもきっとうまくはいかないのだと思う、一字一句間違わずに、きれいに話をすることはできるかもしれない。でもそれは、血の通ったブックトークではない。命が吹き込まれていないから。どうしてもこの本を紹介したい、この気持ちを伝えたい・・・。強い内的動機が、ブックトークに命を吹き込む。その核に、うまく技術を乗せることで、すばらしいブックトークができるのだろう。

 先生は、「ブックトークを見ることも勉強。大学で学生にグループごとに作ったブックトークを発表してもらうと、最初に発表したグループよりも後に発表したグループの方が、格段にうまくなっている。だから、たくさん見ることです」とおっしゃった。事例発表(実演)をされた大先輩は、「怖がらずに、まず一歩を踏み出してみること」とおっしゃった。

 わたしは、何を伝えたい?

Photo  濃い一日が終わり、友人たちと糖分補給に行く(笑)。いつの間にかレマン館が新しくなって、2階のサロン・ド・テも復活している。会社が変わったのかな?ケーキも一新されているみたい。

 わたしはホットコーヒーとモンテリマール。集中して食べてなかったので詳しい組み立てはよくわからないけれど、二種類の蜂蜜のムースの間には、木苺のピュレ、表面にも木苺のピュレ、ピスターシュ、オレンジピールなど。ヌガー・モンテリマールをイメージしているのだろう。

 頭も使ったし、ちょっと人疲れもしたしねぇ・・・。あ、カモミールティー飲んでる。癒されようとしているのね。わたしはカフェインですっきりしようっと。

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mercredi 26 septembre 2007

いにしへのこひのうた(2)

 今日も月が美しい。いざよひの月かな。

 今日から3日連続で、朝から夕方まで、講義と専門の事例研究(発表・講評・研究討議・質疑応答)、各種研修など。

 紛糾する会合は時折あるけれど、レファレンスの事例研究は、そんなのではなしに自然に盛り上がるのがいい。質疑応答も盛ん。午前中の講義では、基礎的ながらなかなかにおもしろい話を聞く。レファレンスも日進月歩なので、常に新しい動向に目を光らせていないと、あっという間に浦島太郎だ。

 ある意味技術系職場だからあり得ることかも、とは思うけれど、その昔、レファレンスは記録も取らず、後輩にやり方を教えもせず、「ここまで上がって来い」なんて、スポ根みたいなことをしていた人もあった、というか、そういう時代もあったらしい。今では、きちんと記録を残すのは当たり前、そしてそれを一館だけのものとはせず、データベース化して全国的に皆で共有しようとまでしている今からすれば、そんな「スポ根」があったなんて、にわかには信じられない(笑)。

 レファレンスインタビュー以前に心がけることとして、「まずは自分を疑う」「早合点、知ったかぶりは間違いのもと。時には利用者に教えていただく気持ちで」というのがあった。レファレンスというのは、その主題のプロ(利用者)と資料を探すプロ(司書)との協力であり、コラボであるということだ。

 今日はほかに、当職場の元締めの総ボスのお話もあった。総ボスの本業は、万葉学者なので、万葉集の話が聞けたらいいなと思ったけれど、それはやはりなくて、短い図書館の話だった。

 わたしにとって万葉集と言えば、犬養孝先生だ。中学の何年の頃だったか忘れたが、国語の時間の教材として、犬養先生の講義の録音をシリーズで聞かせてもらった。あの朗々とした歌声・・・。「歌」とは読むものではなくて、「歌う」ものなのだと強く思った。

 先生の歌を聞きながら、あるときは広い野原に射す曙光と西にゆっくり沈み行く月を、あるときは満開の花がピンクに霞む桃の木の下で、奈良時代風の服を来たかわいい少女がにっこりと微笑む様を、あるときは酒壺を前にぐでんぐでんになって、いっそ酒壺になりてぇよう・・とくだを巻くおじさんの姿をわたしは確かに見た。妄想かもしれないけど(笑)。

 恋の歌はいつの時代のものも好きだけれど、万葉集には恋の歌以外の歌に好きなのが多い。でもあえて恋の歌を二つ。

 われはもや 安見児得たり 皆人の 得がてにすといふ 安見児得たり(われはもや やすみこえたり みなひとの えがてにすという やすみこえたり)

 「内大臣藤原卿の、采女安見児を娶りし時に作りし歌一首」。

 安見児というのは人の名前です。采女の安見児ちゃん。内大臣藤原卿というのは、藤原鎌足。大化の改新で有名な人です。この歌は、わたしが勝手に「安見児ちゃんゲットの歌」と呼んでいる歌。

 「安見児ちゃんゲット!みんながムリめと言ってる安見児ちゃんをおれはゲットしたんだぜ~!!」というほどの意味。喜んで小躍りをする鎌足くんが目に浮かぶよう(笑)。親友男子がこんなことを言うのを聞いたら、「よかったな、鎌足!」なんて言って、いっしょになって祝杯を挙げてしまうほどのかわいらしさです。

 かつてこんなふうに喜びを分かち合った親友男子も、もはやこの世にはおりません。夜よ来い。鐘も鳴れ。日々は去り行き、わたしは残る・・・。それが恋ではないにせよ、世の無常をわたしにわからせるには十分過ぎることでした。

 わたしはかわいい少女なので(失笑)、恋の歌もかわいいのが好き(苦笑)。

 信濃なる 千曲の川の 細石も 君し踏みてば 玉と拾はむ(しなのなる ちぐまのかわの さざれしも きみしふみてば たまとひろわん)

 長野県ではたぶん有名な歌かな。「信濃にある千曲川の小さな石ころも、あなたが踏んだものならば、玉と思って拾いましょう・・・」

 いまだに胸キュン(古っ)です、こういう歌・・・。川原の小石を大切そうにそっと両手に包み込んで愛おしそうに目を細めて頬に当てたりしている娘が目に浮かぶようではないですか?いじらしくて涙が出そうです。こんな気持ちはいつまでも持ち続けていたいものだと思います。

 この歌は、「東歌」に分類されているのですが、本当にそうだろうかとわたしは思っています。なぜなら、その土地の娘が、わざわざ「信濃なる(信濃にある)千曲川」なんて言うでしょうか?わたしは言わないと思う。だからこれには別のシチュエーションがあるのではないかと思っているのですが、そうだとしても、この歌のきらきらしたよい感じは、何ら変わることはありません。

 あらためて犬養先生の歌と、総ボスの講義を聞いてみたくなりました。

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mercredi 05 septembre 2007

近頃の生協は・・・

 同志社大学で行われた京都図書館大会に出席する。午前は昭和女子大学の大串夏身先生の基調講演。午後からは、報告が4件。関西館の方と福井県立図書館の方からは、レファレンス協同データベースについての報告。三重大学学術情報部の方と山城高校の学校図書館の方からは、パスファインダーについての報告。

 質問→回答プロセス→回答、というレファレンスの一連の流れの中で、回答そのものよりも回答プロセスが重要なのは、わたしたち、調べ手としての司書であり、その過程を利用者に詳らかにすることはこれまでさほど重視されてこなかったし、またその要求も多くはなかったように思う。

 しかしこれからはおそらくその過程そのものを見せることが有用であると判断され、ますます重要になってくるのだろう。パスファインダー=過程というわけではないが、過程の一部を示すもの、あるいはその個々の過程をある程度まで普遍化させたものと言えはしないだろうか。

 お昼ごはんは生協食堂で。ずいぶん長い間、学食というところに来たことはないけれど、わたしの学生のときとはすっかり様変わりしているようだ。食券制であったものが、カフェテリア式になっている。わたしの卒業した学校でもそうなのかな。体育会系の男子学生に埋もれて半チャンラーメンの列に並んでいたのが懐かしい。

 並んで選んで清算して。レシートにはなんとカロリー表示まで。痛恨の718キロカロリー!!清算する前にカロリー教えてくれい!チキン南蛮揚げ、ごぼうナッツサラダ、スティックサラダ、SSサイズのごはん。

 教室の隣のラウンジにはサンフランシスコ・コーヒーというこじゃれたシアトル系(?)カフェが・・・。ホットのアメリカーノを飲んだが、ここのコーヒーはおいしいことを発見。ううむ。こじゃれているのは同志社だからなのか??Photo

 パスファインダー、特に小・中・高・大・学校図書館の現場で花盛りかも。と言うか、情報リテラシー教育にさらに重きが置かれる場において盛んだねぇ。確かに作っておけばこちらも楽だしまさにWIN-WINの関係か?とかなんとか言いつつ、無事会も終わったのでPAPA JOHN'Sにて旧友二人とお茶。わたしはフレンチヴァニラチーズケーキアイスコーヒー。パパジョンのチーズケーキは、松之助のと並んで好みのもの。

 小一時間、しゃべる~しゃべる~俺~た~ち~♪。わたしがいかに好みのわかりやすい人であるかについて思い切り笑われる。旧友とは恐ろしいものだ。

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 マダムUからの香港土産、香港では定番の「奶茶(ないちゃ)」。ミルクティーだ。甘く濃くて、おいしい。

 夜は一ヶ月ぶりのピラティス。厳しすぎ。

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vendredi 17 août 2007

職業教育/鉄板28号

 いつもはお盆の間は来館者数も貸出冊数も新規登録も少し落ち着くのに、お盆の間も忙しく、お盆明けの今日はさらに忙しかった。今年の職場はどうしちゃったんだろう?このままラストまで突っ走るんだろうか。

 ケーキが食べたくなって、お昼休みに炎天下ツカサに走る。今日のミルフィーユはいちじじくと黄桃。一日のうちで気温がピークに達する午後2時。外は素晴らしく暑い。寒い職場に帰るのがいやになるなあ・・。ただ自分一人の益のため、わたしは職場のクーラーが壊れればいいとマジで思っている。ジュ・スイ・エゴイスト?

 一昨日より、一枚のアンケートを前にずっと考えていた。今は学校の職業教育がとても盛んで、中学校だけでなく、最近では小学校まで取り組み出したようだ。常連さんの6年生の女の子が、自由研究の課題として持ってきたのが以下のアンケート。さまざまな職業の人を調べるのだそう。

 (1)今の職業には、いつ(何才)どのようにして就こうと思いましたか。

 (2)なるためにしたこと、学校、試験、努力などはありますか。

 (3)なるためにはどのような苦労をしましたか。

 (4)この職業に就いてから、苦労したことや、楽しいことなどはありますか。

 (5)この職業は、どのような人に向いていますか。

 (6)その他に、何かアドバイスなどあれば、書いていただけるとうれしいです。

 依頼を受けたはいいものの、これはなかなか厳しいアンケートだ。あなたはいかほどの者なのか?と問われているような。そして回答するのに自分をじっと見詰めて、いかほどの者でもないことを何十回目か忘れるくらいにまた発見して、落ち込んだりするんだろうな・・・と思いつつ。

 適当には書きたくなかった。あのかわいい女の子の未来に、何か自分でも伝えられることがあるんじゃないかと思って。何があっても、子どもの意欲だけはそいではいけない。それがオトナの了見ってもんだ。二日考えて回答。

 このアンケート、そのままバトンにしたい内容。わたしもいろんな人の答えを聞いてみたいな。

 今日も遅番。いつも帰りに前を通る鉄板28号に今日は珍しく誰もお客さんがいなかった。初めてふらっと、ワインを飲みに入ってみる。グラスワインは300円から。なんて激安。

 自家製サングリアにひかれたのでそれを一杯。不自然に甘くなくておいしい。その時々で入れるフルーツは変わるそうで、今日のはバナナが入っているとか。バナナを入れると自然な甘みが出て、砂糖を入れなくてすむのだそうだ。作ってから3日目で、味がなじんでまとまっておいしくなっているのだそう。

 SSサイズの前菜盛り合わせは500円。一人で食べるには量も十分だし、味もいい。骨付きうずらのもも肉のバルサミコ味は、ソースみたいに干しぶどう入りのラタトゥイユがからませてある。干しぶどう入りのラタトゥイユなんて食べたことないけど、少し甘くておいしい。今度作ってみよう。

 「白いんげんのディップ WITH 枝豆とパンケーキみたいなの」という名前の一品。たこと季節のサラダなすのマリネ アンチョビのせ

 それから、ミニサイズのねぎ焼き ブルーチーズのせ。ちょっと意外だけどおいしい変わりお好み焼き。なるほどワインが飲みたくなる。

 仕事帰りの道草。ゆる~く。

 *鉄板28号

  京都市中京区壬生坊城町4

  TEL 822-1688 土日祝以外の8のつく日

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dimanche 05 août 2007

レファレンス協同データベース

Cardjtvf 昨日からのお話の流れで、おもしろいので国立国会図書館が運営している、レファレンス協同データベースを紹介しようと思います。レファレンスというのは、「参考業務」と訳されますが、「皆さんの調べもののお手伝いをいたします」というサービスのことです。

 これは一言で言うなら大きな、レファレンス事例集です。参加館が、日々の業務で実際に利用者から持ち込まれ、回答した事例を持ち寄って、一つの事典のようにしたものです。こういうのを分析していけば、レファレンスのアルゴリズムみたいなものが抽出できるような気もします。

  興味があればご覧ください。

 「国立国会図書館」のサイト中の、

 レファレンス協同データベース

 ここに集まっている事例は、中にはそうでもないものもありますが、たいていは難問の類です。「世の中の人々は実にいろんなことを調べているのだ!」ということがわかって、読むだけでもなかなかおもしろいものです。司書や学生さんは、回答を見ずに考えてみると、よい「参考業務演習」になるかもしれません・・・。

 友が皆我より偉く見ゆる日よ・・・、と啄木を心の友にしてしまうのは決まってレファレンスで青くなったり赤くなったりへこんだりしたときです・・。合掌。

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vendredi 03 août 2007

dindinさんへ

 αステーションで、そんな番組をやっていたとは知りませんでした。たぶん元締め(笑)の誰かが出演しているのだと思うのですが、どういうわけかそういう話は内部ではまったく通知もされず、外部の方からうかがって初めて知るのはほんとにおかしな話です。今回も上司に聞いてみましたが誰も知りませんでした(^^;。そのへんからして、なんだかなあ・・・という感じはいつもしてます・・・。

 ご指摘の問題は、内部でも繰り返し言われていることで、「調べもののお手伝い」とか「ご相談」とか、現場ではいろいろな言い換えや説明がなされておりますが、「レファレンス」という用語を変えるまでにはいたっておらず、どちらかというと、この用語ごと浸透させようという傾向にあるように思います。訳語としては「参考業務」というのがありますが、これだとまた、しっくりといかず・・・。
 用語の問題は難しいものですね。

 司書の専門性ということについては、いろいろな問題をはらんでおりますし、特に我が国では多様な側面から考えていかなければならない問題です。
 ただ言えることは、ご指摘くださったような、業務のわかりにくさと、サービスを外に向かってあまりPRをしないという消極性が、専門性の広い認知への妨げになっていることは確かだと思います。その結果、司書とコンビニの店員とはどこが違うのだ、などと言われてしまうわけです。

 dindinさんは、日本史の先生だったのですね。目録の先生かと思っておりました(^^)。

 大学生が図書館の使い方を知らない、というのは不思議な話で、大学図書館勤務の人が、入学時に図書館オリエンテーションをしなくてはならないのだと嘆いたりしておりますね。
 図書館利用教育にはまず、高校までの学校図書館の充実が不可欠なのですが、それと連携する形で、公共図書館もからんでいくことは必要だと思います。
 今ようやく、小学校の図書室や読書指導との連携は進んできましたが、中学校・高等学校との連携はいまだ緒についてもいないといったところだと思われます。

 わたしたち図書館にいる者が、もっと積極的に外へ出て行かなければならない、ということに問題は集約されるようです。

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mardi 03 juillet 2007

MARCについて/塩バターキャラメル

 どこから説き起こしてよいのやらわからない、こういった諸々のお話でございますが、「MARCとは何ぞや」というご質問を受けましたので、わかる範囲のことを少し書いてみようと思います。

 図書館についての諸々を知るには何を見るのが一番効率がよいかと言いますと、これは、『図書館ハンドブック 第6版』 日本図書館協会 2005年 ということになるでしょう。ムスリムにとってのクルアーン、法律家にとっての六法全書のごときもの、と言っては言いすぎかもしれませんが、某国立図書館の採用試験を受けるなら、これを読み込めと、その昔言われたものです。版を重ねて、第6版が最新。内容も大きく変わっていて、日進月歩とまではいかないものの、刻々と変化する図書館事情をよく網羅してあり、「今」の状況がよくわかります。今から書く文章中の引用は、すべてこの本からです。

 まず、図書館においての「目録」というものについて。

 今は少なくなったかもしれませんが、昔はどこの図書館に行っても、かなりの広いスペースに、木やスチールでできたケースがずらりと並び、何人もの人が引き出しを開けて中に入った小さなカードを見ている、という光景がありました。そういう光景を見られた方も多いと思いますが、あれが図書館における「目録」です。正確には、目録の一種、「カード目録」です。

 何のためにそんな広いスペースを割いて「目録」が置いてあるか。その昔、カッターという人が述べた、目録の目的は、

 「1・ある図書について、著者、タイトル、主題のいずれかを手がかりに、その図書を発見できるようにすること。

 2・その図書館が著者、主題、文献の種類、の観点から何を所蔵しているか示すこと。

 3・版(書誌的)、性質(文献またはトピック)の観点からの図書の選択を援助すること。」

 つまり、目録というのは、利用者が本を探すのを助けるために存在するもので(違ったご意見もございましょうが)、図書館に、絶えて目録なかりせば、わたしたち利用者は、膨大な本の海から一冊の本を見つけ出す手がかりもなく、途方に暮れてしまうわけです。

 ことほどさように、目録とは図書館にとってとても大切なものなのでございます。目録の形態や歴史などの話は省略いたしますが、日本ではだいたい、「日本目録規則 1987年版改訂3版」にしたがって書かれていると思います。ただこれは昨年出たばかりの版なので、実際はもっと古いものを使っているかもしれませんが。

 さて、昔は目録カードなどに手書きで書いていた目録(今でも「目録法」の授業では学生が手書き目録を書いているはず。練習用のカードもある)の世界にも、機械化、電子化の波がやってくるわけです。それが、MARCと呼ばれるものです。

 「MARCとはMAchine Readable Catalogingの略であり、「機械可読目録」と訳されている。字義通りでは、「コンピュータで処理可能な形式の目録」という意味であるが、より正確には以下を意味している。

 1・書誌データの記録形式を定めたMARCフォーマット

 2・書誌データベース頒布サービスとしてのMARC」

 自前で目録を書く(手書きでもデータ入力でも)というのが本来的ではあるものの、カード目録の時代から、実は目録のアウトソーシング化は進んでおり、MARCが主流の現在では、官製、民間合わせて数種類のMARCが存在し、多くの公共図書館では、そういった中から市販されているMARCを購入して使っているわけです。

 余談ですが、手書きの目録を書く機会が減ろうとも、音楽の心得がない者にMIDIは扱えないように、手書きの目録の知識を持たずして、コンピュータの目録が書けようはずもございません。そこんとこよろしく、と言いたい場面にも時折遭遇いたしますね。

 「20世紀後半になると、冊子目録やカード目録のデータを作成するための手段としてコンピュータが用いられ、やがてコンピュータで作成されたデータをそのまま利用する方法が追求され、磁気テープに目録データを記録するMARCが開発された。」

 この中で、物理媒体を介さず、ネットワークで接続されたコンピュータにより直接アクセスできるようにしたものをオンライン目録と呼びます。特に、利用者が直接的に目録用端末から資料を検索できるようにした閲覧用目録をOPAC(online public access catalog)、オーパックと呼びます。

 今の図書館で、大きな場所を取っていた目録カードケースの置いてあった場所に、端末が並んでいるのをご覧になったことがあると思いますが、あれがOPACです。皆さん、あの端末から、目録のデータベースにアクセスしているわけなのです。

 また、近年では、インターネットが普及するに連れ、蔵書目録をwebで公開するようにもなりました。図書館に行かなくても資料が検索できたり、予約もできるようになって、利用者にとっても職員にとっても大変便利になりました。このwebで公開された目録を、Web OPAC(ウェブオーパック)と呼んでいます。

 さて、M.Kさん、お調べいただいたこととほとんど重なっていると思いますし、技術的なことはずっとお詳しいことと存じますので、一応補足として概略をお話しさせていただきました。

*****Web検索してみたのですが、かなり認知されてる略語なんですね*****

 そうですね。図書館関係者であれば、必ず知っているし、知らないと業務に支障を来たすほどの言葉です。ただ、あまりにも日常語彙であるがゆえに、なんとなくこんなもん、との理解に留まり、いざ説明しようとするとちゃんとわかっていない・・・という事態になりがちな語ではありますね。

*****蔵書データベースのフィールドとしてダウンロードって感じですかね(多分 新しい本が 入って着た時の業務)*****

 その通りです。うちも自前で目録を作っているわけではなく、アウトソーシングで市販のMARCを買っています。一部の寄贈本や行政資料、古書、コミックなど市販MARCデータがないものはもちろん自前で入力していますが。

 自館で新たに購入した資料のMARCデータが週1回配信されますので、それをダウンロードしてきて、目録データベースに落とし込むわけです。細かく申しますと、MARCデータには、書誌データとローカルデータの両方があり、書誌データは先に全件MARCとして中央で別途一括登録してある(ちなみにこれを使って発注業務も行います)ので、その書誌データに、ローカルデータをくっつけるわけです。書誌に「所蔵」を付ける、というわけです。

 *****ダウンロードした後 MARC が訂正になったら どの様に整合性 合わすんですかね*****

 MARCの元データの誤りは、実は多いです(近年のものにはあまりありませんが過去のものには多く見受けられます)。目録データベースに登録したMARCデータは、自由に訂正ができますが、各館で訂正するのはローカルデータまで、と内規で決められております。なぜなら書誌データは全館で共有するものなので、各館がそれぞれさわり始めると収拾がつかなくなる恐れがあるからです。あまりに目立つ誤り(いまやほとんどないですが)は業者さんに報告したりもしますが、そちらの訂正状況まではちょっとわかりません。ただ、特に「版」の問題は書誌同定上、微妙ですので、少々の疑い(?)は持ちつつも、MARCをそのまま使っているというのが現状ですね。ほんとはもっと厳密でないと、とは思うのですが。

 以上、長々と失礼いたしました。

Photo_136

 これを書きながら食べていた、バルニエ(BARNIER)というメーカーのゲランドの塩バターキャラメル、すんごくおいしい!!コーヒーによく合うので、何個でも食べられて非常に危険(笑)。名古屋のDEAN&DELUCAで買ったものだけど、もっと買っておけばよかったなあ・・・。このおいしさは、アンリ・ル・ルーに迫る。

 丸い木箱もかわいい。表面の絵は、ブルターニュ地方、ゲランドの塩田の絵。ブルターニュ地方のかぶりもの(何て言うんだっけ?)をかぶった女性が、いかにも~な郷土色。京都のものに舞妓の絵が描いてあるようなもの?

 こちらで見かけた方は「買い」です。そしてぜひご一報を(笑)!

 

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lundi 26 mars 2007

ひげじいさん

 ほんとに久しぶりに、「絵本と紙芝居の会」を担当。長くやらぬ間に、会では歌や手遊びを子供たちから期待されるようになっており、プレッシャー・・・(^^;。絵本や紙芝居に緊張はしないが、歌はだめだ~。

 昨日は家でピアノを弾きながら何度も練習。

 ♪トントントントンひげじいさ~ん トントントントンこぶじいさ~ん・・・

 振りをつけて鏡の前でやってみたらば、顔が怖い・・・。そう、わたしは音痴。音程をはずすまいと必死になると顔が怖くなるのだ。にこやかにやろうとすれば余計に怖い。どうすりゃいいんだ!

 ♪始まるよったら始まるよ 始まるよったら始まるよ 今からお話はーじーまーるーよ~♪ 

 さらには楽譜もない、口伝の歌を練習だ。・・・・・これはやめとくかな・・・。

 さて本番、暖かく晴れたこんな日はギャラリーも多く大盛況だ。一般的に「読み聞かせ」と言われているものだが、わたしはこの「読み聞かせ」という言葉が嫌い。「読んであげる」「聞かせる」というニュアンスが押し付けがましくていやなのだ。だからわたしは「絵本読んであげる」なんて絶対に言わない。いつでも「絵本いっしょに読もか?」と誘う。

 で、結局、始まるよったら始まるよ~♪と歌いながら準備を始め、「こんにちは」の後、改めて歌。1冊目『どーこだどこだ』を読み、2冊目『くらいくらい』を読む。くら~いくら~い・・とちょっとおどかすと後ずさりする子、お母さんにしがみつく子などがいておもしろい。いひひ。

 そして「ひげじいさん」の歌。子供の間ではポピュラーな手遊びなので、知っている子も多く、皆楽しそうにやっている。どの子の目も楽しげに、まっすぐこちらに注がれている。そんな目で見つめるのはやめて。お姉さん悪いことできないわ(笑)!

 ラストは紙芝居『かさくんのさんぽ』でフィニッシュ!終わりの言葉はいつも同じ「また来週もいっしょに絵本読んで遊びましょう」。やっぱりいっしょに楽しまないと見てる子供も楽しくないよ。

 久しぶりに楽しかったな、「絵本と紙芝居の会」。

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vendredi 02 mars 2007

明日のお菓子

 蔵点も今日で終わり。今年は順調に作業がはかどって問題もなかったので、これにて終了。午前中はひたすら配架とブックメールの処理を黙々とものも言わずにやり続ける。が、やってもやってもきりがない(>_<)。それでも作業のめどが立ったので、できれば・・・とお願いしておいた後半休をもらう。

 さあ、明日の来客のための準備だ!まずはジャスコで買出し。荷物がかさばりすぎたので、急遽マイバスケットを買って、それに詰めて自転車の前かごに乗せて帰る。その荷物を量と重さを見た父、そんなんで自転車に乗るとは信じられん・・・と心底驚いた様子。

 まずケーキを焼こう。レモンピールを入れたパウンドケーキを大きなパウンド型で。いつもみたいにいいかげんには作らないよ。気合入れてちゃんと作るよ。型が大きかったので焼き上がるまで1時間かかった。

 その間にパンナコッタを作る。簡単なのですぐできるがまだケーキは焼き上がらない。

 どちらも試食用に小さいのを作って夕食後に試食。おお。特にパウンドケーキ、ちゃんと作ればまだまだおいしいもん作れるんやん、わたし。これなら人様に食べていただいてもよろしかろう。

 ケーキが焼き上がるとすぐさま、所用をこなしに京都駅へ。帰りに、伊勢丹の地下に寄って、明日作るタルタルソースに入れるディルの葉っぱを買う。

 ・・・すると、わたしの腕を後ろからさわる人あり。振り向くとそこにはなんとお仕事帰りのかもめさん!昨日はWGでニアミスだったのに、なんと奇遇。汚~いかっこうのわたしは少し恥ずかし(^^;かったけど、会えばうれしいのでつい立ち話。かもめさん、やっぱりおいしそうなものを持っておられたのでチェック(^^)!

 かもめさんに先日のドラマのビデオ持って来るね~、と約束したのに!・・・のに!!おバカの弟が重ね撮りして、ドラマはきれいに消えてなくなっていた。職場ロケがあったドラマなのに~。今の職場は老朽化のためなくなるのが決まっているし、記念に残しておこうと思っていたのに~~!!

 もう、激怒。しばらく弟に怒鳴り続けてたら頭痛がしてきた。脳の血管切れたのかも・・・。

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jeudi 01 mars 2007

なんとかほぼ完了

 蔵点3日目。不明予定資料とエラーリストの処理を終える。蔵書点検をして本がない、というのはぶっちゃけた話、十中八九盗まれたってわけだ。今年は六法全書がやられていたよ。ふ~む。盗んだ本で法律の勉強かあ??料理本コレクターも健在。盗んだ本見て幼稚園に通う我が子の毎日のお弁当作るんだ~。子育てしてるんだ~。どんな子に育つんだろう。かなりキモい。図書館の本を勝手に自分の蔵書にするのは窃盗罪です。

 帰りにこれまた昨日棚おろしが終わったばっかりのワイングロッサリーにチーズを受け取りに行く。蔵書点検は図書館の棚おろしのようなもの、とはよく言われるけど、お店ではどんなふうにするのかなあ・・・と職場で話していたところなので、岡田さんにちょっと聞いてみた。

 やはり蔵点と似ていて、HHTで、ボトルに貼られたバーコードをスキャンして数を数える。そしてあるべきワインのリストと照らし合わせて、金額が合っているかを調べるのだそう。なるほど。知らなかったことを聞くのはおもしろい。でもお忙しいのにいらん話を長々とすみません(^^;。ちょっと「カウンターにへばりつく利用者」みたいになってました。Photo_323

 今日いただいたのは、フルール・デュ・マキ。さわやかなローズマリーの香りと表面の青かび。中はむっちりと密で、こくがあってとってもおいしい!

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mardi 27 février 2007

初日(のおやつ)

 今日から4日間の日程で蔵書点検である。初日の今日は、ま、滞りなくもないけど無事終了。もちろん全部終わったわけもないけれど、去年最後まで残ってえらい目にあった書庫のスキャンが完了してよかったよかった。もうそれだけで気が楽。

 お店の「棚下ろし」というのはどういう手順でするのかは知らないけれど、「蔵書点検」は図書館の棚下ろしのようなもの、とよく言われる。まずきちんと書架整理して本を並べて、HHTで1冊づつスキャン。それをPCに落とし込んで、「今書架にあるべき本」のリストと照会する。「あるべきなのにない本」などのリストを上げてよ~く探す。紛失率が高ければげんなりする。利用者が盗んだとはあまり思いたくないけどね・・・。

 今日の休憩のおやつは、嵯峨釈迦堂前の米満堂というお菓子屋さんの草餅をいただいた。粒餡をオムレットみたいにお餅で包んだ形で、おいしかった。いただきものってうれしいな。知らないお店のお菓子が食べられるから。

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jeudi 08 février 2007

神戸ファッション美術館

 研修のため、朝から六甲アイランドの神戸ファッション美術館へ。文科省主催の図書館地区別研修の第3日目である。

 午前中に講義が二つ。午後に一つ。講義の本題とは違う部分でちょっと寒い話をよく聞いたような・・・(^^;。ちゃんとした図書館の専門家である館長をひっぱってきて建てた図書館も、その人の退職後には後任もおらず館長職は不在、町長の方針で職員も予算も大幅に減らされ、館には事務方もおらず、庶務や会計の仕事、果ては庭の手入れまでを司書がやる。その影響で大幅なサービス内容の低下・・・。この先細りの現実。

 また、5年先、6年先の展覧会の計画を立てていかなければならない美術館が、契約期間4年(つまり5年後にはどうなっているか、誰が運営しているのかわからないという状況)の指定管理者制度で運営されているために、他の美術館と作品貸出の交渉がうまくいかなかったり、4年先には学芸員すら契約切れでクビになるかもしれない状況で、せっかく集めた収蔵品の活用ができなくなるかもしれない危険が常にあり、予算も削られて常設展のほかに特別展ができなくなっているという状況・・・。なんともお寒いこの国の文化行政。

 講義3・「子どもの読書活動推進に関する実践」 阿南市立那賀川図書館

 講義4・「ヤング・アダルトサービス推進のために」 倉吉市立図書館

 講義5「資料組織法の現代的課題」 渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学助教授)

 後に施設見学で、3階のファッションライブラリーと1階のファッション美術館を見る。美術館はよいとしてもライブラリーに案内がつかなかったのはどうしてだろう。こういう場合、案内の人が立ち、館内の案内や書庫や、バックスペースなどの通常は入れないところを説明つきで見せるのが常であるのに・・・。大いに不満が残る。これでは個人で行っているのと変わりがないではないか。

 ライブラリーは、主にファッションに関する小規模な専門図書館である。誰でもカードは作れるが、蔵書の貸出はできない。100年くらい前のVOGUE誌など、雑誌類をたくさん所蔵しているようだ。現在も購入中の雑誌が380タイトルあるそうだ。蔵書の分類は、衣・食・住・遊の4部門・45分類に分けられた、この館の独自分類。「オールドコレクションコーナー」という、19世紀ヨーロッパの図案のコレクションを持つ。これは著作権が切れているのでコピー自由。

 それにしてもどうしてちゃんと案内説明をしないのだろう?この美術館が教育委員会の管轄ではなくて、産業なんたらという部署の管轄であることと関係があるのだろうか。役所のややこしさは理解不能だからな。

 1階の美術館はなかなか見応えあり。復元された衣装などを白手袋着用の上で、触ってみられるのがおもしろい。「魅惑の正方形 ハンカチーフのひろがり展」と題して、ブルーミング中西株式会社が所有する、ハンカチの展示をやっていた。19世紀のベルギーやスイスのレースからスワトウ刺繍、現代のプリントまで。珍しくて楽しめる展覧会だった。

 お昼ごはんは同じビル内の天天酒家というところで。ランチのチャーハンセットを頼む。1000円で、チャーハン、とろみスープ、麻婆豆腐の小鉢、ユーリンチー、杏仁豆腐が付いてきた。ファーストフード並みの速さに驚くが、熱いものは熱かったし味もふつうにおいしかったので十分。

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jeudi 04 janvier 2007

豪華まかない(?)

 今日は御用初め。朝から夕方までみっちり仕事だけれど、閉館しているので服も着替えないし、利用者も来ないので、気楽と言えば気楽。接客は苦手でもないし、苦にもならないけれど、あんまり好きでもないのかもしれないな。ふだんはなかなか集中してできない仕事をまとめてがっとやってしまえるので、こういう日は本当に貴重。

 そして今日は、年に一度の豪華まかない、とはちょっと違うけれど、上司主催の恒例昼食会。ひし伊のお弁当をごちそうになる。

 ごはん 香の物 餅花を象ったピンクの生麩の入ったお正月らしいお吸い物。

 ふっくら炊けた大粒の黒豆 龍皮巻き だし巻き 鰆の西京付け いか松笠焼き 鴨ロースの燻製 煮たとこぶし 柿の淡雪羹

 お造り 鯛 鮪 いか ほたて貝柱

 てんぷら 海老 海老のかき餅あげ さつまいも かぼちゃ グリーンアスパラガス

 炊き合わせ 海老 くわい 梅花麩 きぬさや 梅に抜いた金時にんじん

 酢の物 いか きす ほぐした蟹の身を薄焼き卵で巻いたもの 紅白なます(?)

 麩饅頭

 と、盛り沢山な内容。去年はどんなのだったかなあ、と去年の記事を見てみると、なるほど、メニューもかなり変わっているみたい。お酒があればうれしいけれど、お正月と言えどさすがにそれはなし(笑)。全員で昼休みを一斉に取るなんていうことはふだんはありえないのでこんな日もたまにはいいな。Photo_269

 おやつには、秋田嬢の帰省のおみやげ。大潟村農協のパンプキンパイ。大潟村はかぼちゃが名産なんだって。お味はプレーン、シナモン、アーモンド、ピーナツの4種類。今日はシナモンのをいただいてみたけれど、これがなかなか美味。下手なケーキ屋の焼き菓子よりも大潟村農協の勝ち。

 みなさんありがとう(^^)。ごちそうさまでした。

 今年と来年は、仕事環境が激変する。その渦中に身を置くことになるのか、離れたところで傍観者となるのかはまだなんともわからないけれど、来年には確実に環境は変わる。忙しくなるのは確かだから、ぼちぼちやらないと。長丁場なのだから途中でへたっては何にもならないからね。

*ひし伊

  京都市右京区太秦桂ケ原町1

  TEL872-5151 火休

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vendredi 15 décembre 2006

王妃様のハンバーグ?

 12時半頃までカウンター業務に忙殺。お昼にアルピーヌのパンを食べ、ようやく今日中に段取りをつけておかねばならない作業に取り掛かる。NDC片手にひたすら寄贈雑誌の分類に励む。3桁しか取らないので時間はかかるが難しくはない。料理は596、盆栽は627、占い148。野球もバレーボールもテニスもみんな783だ!誰が分類しても同じ。NDCを見なくてもできる。たぶん誰でも。3桁取りは簡単でよいな。もちろん表を見なければわからないのもある。未確認飛行物体440。こんなものにも決まった分類があったか。唯物論111。へぇ、このゾロ目は知らんかった。ちなみに222は中国史。・・・以下飽きもせず同様。400冊ほどに分類を付ける。やけにはかどったなあと思ったら、分類が付けづらいのを後回しにしているだけだ(>_<)。

 そんなこんなで作業の段取りもできたはよいが、帰りが遅くなった。家では父と弟が腹をすかせて泣いてはいないだろうが待っている。今から買い物して帰って料理というのもいかにもおっくうだ。と、思いついたのはマリーアントワネット

 京都ファミリーの近くにある洋食の店なのだが、店の名がどういうわけかマリーアントワネット。前を通るたびに気になっていた。もしかしたら店内がロココのかほりに満ちているのかもしれない・・・。ドア越しに店内をうかがってみる。テイクアウトはしていないかもしれないが、聞くだけは聞いてみようと中に入って奥さんに聞いてみる。テイクアウトできます。ラッキー!ハンバーグとえびフライ(洋食屋の試金石だと思っている)をオーダー。待ち時間に店内を観察する。厨房との境目上方の壁に「MARIE ANTOINETTE」と大書した布(?)。天井の明かりと窓の装飾はかすかにヴェルサイユを目指した様子あり。しかしその他はまったく街の洋食屋さんで、いったいぜんたいなぜ屋号が「マリーアントワネット」なのかはわからないのであった。

 さて、お弁当箱に入っていたのは、サラダ(あっさりしたフレンチドレッシング)、フライドプテト、エビフライ2尾にあっさりしたタルタルソース、トマトソース系のソースがたっぷりかかった大きめのハンバーグ。すべてソースは手作りのあっさり目で、ハンバーグのたねもなかなかおいしかった。スネパマルざんす。Photo_235

 勝沼醸造 ベリーA樽熟成 2003

 甘めの香り、渋すぎずなめらかにするっとのどを通る。適度な甘みとこくがある。飲みやすい赤ワインというのはこんな感じのことを言うのかな。川上善兵衛さんはいいぶどうを作出した。

 帰宅してすぐお仏壇の前に座ると、ユーハイムの切り売りではないバウムクーヘンが上がっていた。どうしたのかと聞いてみると、どうしても食べたくなったので買ってきたと弟が言う。食後にありがたくいただく。

 *マリーアントワネット

  京都市右京区山ノ内池尻町16

  TEL 321-0730 日・祝休

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jeudi 26 octobre 2006

分類

 「図書の分類はどのようにして決めるのか」とのご質問を好日さんよりいただき、コメント欄にお返事を書き始めたものの長くなりそうだったので、記事にしてみました。

 どこからお話したものやらと思いますが、まず、分類の体系は何を用いるかということがあります。既にある分類法を用いるもよし、まったくオリジナルな分類法を作って用いるもよし。専門図書館などでは館独自の分類を用いているところもありますが、ごく一般的な公共図書館でそれをするのは、現実的には甚だ非効率でわかりにくくもあります。

 そこで、日本の公共図書館のほとんどで用いられているのは、日本図書館協会が作成したNDC(Nippon Decimal Classification)日本十進分類法です。詳しくは、もし興味をお持ちになればお調べいただくとして、簡単に言いますとこれは、主題を0~9類に大別し、さらに階層的に細かく分類をしていく手法です。

 0類は総記、1類は哲学、2類は地理・歴史・・・などなど。図書館の本の背についているラベルに596とか196、493.3、913.6などの3桁、ときには小数点以下2桁くらいの数字がついているのがNDCによる分類記号です。

 実際に分類を付けるときにはまずこれを用意します。『日本十進分類法 新訂9版 本表編 』と『日本十進分類法 新訂9版 一般補助表・相関索引編 』(8版を使っているところももちろんあります)という2冊の分厚い本です。特に本表編を繰って使います。名前のとおりめくってもめくっても表と規則の説明です。

 分類するべき資料を見ます。全部読むことはできないので、タイトル、目次、前書き、後書きなどから情報を得ます。そしてぱらぱらと本文に目を通します。おもしろいとついじっくり読みたくもなりますが、あくまでもチラ読みで。他には、著者がどんな分野の人なのかとか、出版社がどんなところなのかということも情報になります。

 そしておおまかな当たりをつけ、前述の本表編のページを繰ります。3なら3、6なら6のところを見ながら、当てはまる細かな分類を決めていきます。いとも簡単に決められるものもありますが、中には難解だったり、主題が特定できなかったり、いくつも主題があったりしてなかなか難しいものもありますが、そんなときは、何人かで協議をします。できる限り主観を排し、過去に付与した分類との整合性にも留意して作業を進めていきます。

 おおまかに言うとそういう流れで資料を分類していくのですが、今は市販のMARC(目録)を利用したりしているところが多いので、一から分類をつけていくという作業は、公共図書館では少なくなっていると思われます。好日さんが指摘しておられたISBNの情報は、目録のデータには入れますが、分類をつけるときにはまったく関係はありません。

 今、大量に分類をしなければならない資料を抱えているので、久々にじっくりと『日本十進分類法 新訂9版 本表編 』に目を通しましたが、どうやったかなあ・・・と思うことも多く、あ~あ~あ~・・・な気分なのでした。

 お粗末。

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mardi 24 octobre 2006

身辺雑記

 ここしばらくのことをなんやかんやと・・・。

 少し前に寄贈を受けた大変貴重な資料600冊あまりの受け入れ作業をいよいよ始めることとなり、先週金曜日から何箱もの段ボール箱に無造作に入れられたほこりまみれ(虫まみれ?)の資料の箱出しと仕分けに奮闘。仕分けが終わったら書庫に入れて、そのまま書庫ごとバルサン焚いて燻蒸。そして昨日は、装備とデータ入力のための準備作業で、一日内職的な細かい手仕事にあけくれる。つくづくこの仕事というものは雑用の連続で、雑用=仕事なのであることよと思う。

 昨日は雨でカウンターが暇だったのは好都合。もっと時間がかかるはずだった作業を終わらせることができたので、休み明けからは次の作業に移れる。資料のそうじと装備を一気呵成に終わらせると、いよいよ目録を作る。もちろんイマドキ、カード目録を書くわけではなく、すべて端末での入力作業なのであるが、とにかく作る。延々と作る。鬼カタロガーと化すまで。しかし「今日からわたしはカタロガーですのでカウンターには出ませんから!」というわけにもいかず、前途は多難なのである。しかしこの仕事、面白そうで、仲のよい友人とのコラボであることもあり積極的に引き受けた。一財産はありそうな資料の山、何とか日の目を見せてやる。

 そんな今日このごろ、職場で食べたおやつたち。Photo_174

 鶴屋吉信つばらつばら。某所よりのいただきもの。「つばらつばら」とは、「しみじみと」という意の万葉語なのだそうで、この言葉が出てくる山上憶良の歌が書かれたカードがいっしょに入っていた。調布や若鮎の生地みたいなもっちりとした生地に粒あん。おいしい。Photo_175

 ヒロヤ抹茶モンブラン。通勤ルートの一つ、「段町ルート」の途中にある街のケーキ屋さんで、おやつをたまに買う。上に黒豆がのってたり、中にぎゅうひが入ってたりしてすごく和風。少々これは好みではなし。今度は他のものを。

 あと写真はないが、若菜屋栗阿彌(りつあみ)。渋皮付きの栗納豆だが、好きなお菓子である。観阿弥、世阿弥。左阿彌は料亭、京都ホテルの前身は也阿弥ホテル・・・。しかし、「阿弥」ってなんだ?!

 パリ土産のコルドン・ブルーのガレット・ブルトンヌに広島土産のもみじまんじゅう・・・などおやつが豊かな今日この頃。

 日曜日に飲んだお酒。Photo_176

 山梨ワイン醸造あじろん。ぶどうはアディロンダックという名の、30年ほど前の勝沼の主要品種だったぶどう。いちごジャムとぶどう果汁の甘い香りがすごい。でも甘いわけでもなくてなんとも不思議なワインである。

  

 本日は休館日。しかし風邪をひいているため週課である祖母訪問もできず、気がかりであるが、時間があったので何ヶ月ぶりに散髪に行って来た。伸ばし放題で放置してあった髪の毛が少々短くなり、さっぱりとした。ついでにアナスタシアにて眉もすっきり。だらだらとブログも書き綴ったし、本でも読もうかな。

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lundi 09 octobre 2006

図書館には○○○がいる

 ここまで来るとさすがにわかる。でも奥さんはわからない。

 はたこ 「わたしたちのことですよ。」

 奥さん 「??」

 はたこ 「シショです。」

 そう、答えは、図書館にいるわたしたち、「司書」だった。

 「図書館で働くわたしたちは、シショという職業なんですよ~。こんな字を書きます。」と「司書」と紙に書いて渡すと、「そうやったんか~。そんなん近所の人も誰も知らん。図書館の人は事務員さんやと思ってた。この紙、持って帰って皆に見せるわ~。来てみるもんやなあ。ほんまに来てよかったわ~」と大喜び。資料によらない口頭のみのレファレンスの回答は禁じられているので、本来なら何か資料を提示すべきところだったが、まあいいや。終始、雑談ということにしておいた。

 病院には医師や看護師がいて、学校には教諭や教授がいるのは自明のこと。しかし図書館には司書がいるということは自明ではない。もちろん事務方さんもいるけどね。

 よく言われる、PR不足である。つまり、司書は専門職として広く認知されてはいないし、図書館で働くのに専門性がいるのかどうかすら理解されてはいない。アメリカやヨーロッパ諸国との恐るべき格差・・・。日本の図書館行政の貧困、司書を量産する教育課程、司書自身の意識の低さ、人を育てないシステム・・・などこれにはさまざまな原因があるのだ。

 そもそも、司書の専門性とは何ぞや。資料を知り、系統立てて整理し、検索をし、人と資料を結びつける技術があること。こういうことのみが司書の専門性ととらえられているけれど、わたしはこれだけでは足りないと思う。司書は「二重の専門性」を持たなくてはならないのではないか。たとえば「医学」、たとえば「宗教」、たとえば「美術」と、いわゆる「図書館学」の知識と技術の上にもう一つ専門を持つことによって、より深い部分へのアプローチが可能となり、レファレンサーとしての高い専門性を持てるのだとわたしは思う。

 図書館には司書がいる。しかしそのうちのどれだけが、「わたしは司書です」と胸を張って言えるだろうか。鋭く自分に問いただす。 

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dimanche 08 octobre 2006

図書館にいるのは?

 久々に仕事の話である。

 今日はおもしろいことがあった。事務室からカウンターに出るドアを開けると、一人の奥さんがカウンターの端に立っていた。他のスタッフの手があくのを待っておられたようで、用事を聞こうとわたしが近付くと「よかった、お姉さん来てくれはった・・・」となにやらごそごそと新聞の切り抜きのような紙を出す。本の広告の切り抜きかと思って見てみると、なんとそれはやりかけのクロスワードパズル。どうしてもわからない答えがあって、それを質問したいらしい。

 むむむ・・・。そのクロスワードが懸賞付きのものかどうかは知らないが、「射幸心をあおる」なんとかかんとかで、クイズの回答は、レファレンス規定にひっかかるのではなかったろうか、などど思いつつ、いわゆるひとつの雑談ということにして話を聞いてみた。

 問題の個所はここ。たてのカギ、カタカナでもひらがなでも読みで三文字・○○○。ヒントは「図書館にいます」

 近所の人と一緒に考えたけれど、まったく見当もつかないのでとにかく図書館へ行ってみようと思って来てみたのだ、と奥さん。でも館内を見回してもさっぱりわからないと言う。何か問題を図書館で解決しようと思ってくれる姿勢もうれしいが、とりあえず行ってみようという、奥さんの現場主義がすばらしい(笑)。

 わたしも最初は見当がつかず、しばし二人で紙をにらんで考える。問題の個所に直接関連するワードを間違っておられたのでよりややこしくなっていたが、その間違いに気付き訂正すると、○○○の最初の文字は「シ」であることがわかった。

 皆さんはおわかりでしょうか?回答はコメント覧にどうぞ(笑)。

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samedi 05 août 2006

失われたミネラル?

 夏休みの図書館は毎日忙しい。特に今日は終日忙しく、今夏一の貸出記録を更新しているかもしれない。人がとにかく多く、応対だけでも大変なのだが、最も気疲れするのが、絶えず閲覧席や幼児コーナーや、館内に目を配っていないといけないことだ。自習や飲食や、つい騒がしくなる、グループでやってくる調べ学習の小中学生に注意するのもはっきり言ってうっとうしい。泣く子供。珍客。幼児の安全への目配り。犯罪・事故だって起こりうるのだ。このときばかりは「管理」に徹せざるを得ない。怠るとすぐに館内はアナーキーな状態になる。

 まだ8月は始まったばかりなんだなあ・・・。そんなこんなでけっこう疲れているここ数日、暑いのもあってずっとワインが飲みたかったのだけれど、一人ではなかなか飲み切れないので開けられなかった。でも今日こそは。Photo_71

 エティエンヌ・ソゼ ブルゴーニュ ブラン 2004

 朝から冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた。出してすぐ飲む。おいしい~(^^)。暑い日、よく冷えた白ワインは最高。酸味が心地よくて、思わずイッキ飲みに・・・。柑橘を思わせる酸味に、塩味を感じるミネラルの存在。今、なぜか塩気を強く舌が感じるようで、何を食べてもいつもより塩辛く感じるのだけれど、そんなときは塩系のミネラルも強く感じるようだ。でもそういうのがおいしいのは、汗をかくからかも、とふと思う。

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vendredi 14 juillet 2006

自主見学会

 12日水曜日のこと。休館日を利用しての第二回目の有志によるジバラン見学会で、滋賀県は愛荘町立愛知川図書館に行く。今回は人数も30人ほどになり、盛況である。愛知川図書館は、竹村正義が知事だった時代に、図書館行政に力を入れた結果図書館のレベルが全体的に高くなった滋賀県下でも、最も今注目されている図書館だと言っても過言ではない、令名高き図書館である。479480616709

『図書館を遊ぶ―エンターテインメント空間を求めて』 渡部幹雄/著 新評論 2003年

 館長はこの本の著者、渡部幹雄氏である。到着してすぐ、畳の部屋に通されて、とてもお話のうまい館長に説明を受け、質疑応答。それから館長自ら館内を案内していただいた。

 とにかくPRすること。このメッセージを館長のお話から最も強く感じた。これはもしかすると司書が最も不得意とするところかもしれない。とかく図書館は、じっと利用者が来るのを待つ姿勢になりがちであるが、それでは、誰にも図書館や、司書の仕事というものをわかってはもらえない。サッカーと同じで、ディフェンスだけではだめなのだ。館長はたぐいまれなアイデアマンでもあり、企画力、PR力、交渉力を持っておられる方のようだ。百戦練磨のつわものである。それは住民に対しても、行政に対してもいかんなく発揮されている。

 たとえば、議会の時期になると「議会に役立つ資料」と題した資料のリストを議員にメールで送り、図書館の有用性を議員にアピールする。人事異動されそうになると、現在やっている仕事(専門的な)を逐一リストアップして、このような仕事をこれからもきっちりできる職員を後任に配置してくれるなら異動を承諾しますが・・・と話を返す。町内で働くブラジル人の子供がたくさん利用しているのでポルトガル語の資料を集めた部屋を作る。作るだけではなく、それをきっちりポルトガル大使館にアピールすると、大使館からたくさんの本の寄贈があったという。地区の自治会が出している地区報が送られてきたので1枚張り出してみると、全ての地区の地区報が送られてくるようになり、製本してきちんと残せるまでになった・・・などなどこのような話は限りなくあるようだ。

 ここは完全な地域密着型の図書館で、愛知川について書かれた資料なら、新聞のスクラップはもちろん、町内を走る近江鉄道の駅のパンフレット類、町内にある企業の会社パンフレット、求人広告から新聞の折込ちらし、食堂のメニューまでがきちんと分類されてコレクションされている。また、利用者から情報を集め(町のこしカード、ほたるマップなど)、それを図書館がまとめて利用者にフィードバックするという活動も盛んなようである。

 また、イベントも数多く行われており、どこの自治体でも稼働率がそうよくない、映画を上映したりするホールの稼働率は80%にもなるという。過去のイベントで、ホールに吹田の民博から借りてきたゲル(モンゴルの移動式住居)を張り、その中で『スーホの白い馬』の読み聞かせと、馬頭琴のコンサートをしたそうだが、これなどちょっと行ってみたくなるような催しではないだろうか?

 「イベントばっかりやっている・・・」との批判もあると館長はおっしゃっていたが、書架の様子、館内の様子をつぶさに見れば、その批判はまったく当たっていないことがすぐわかる。「本業」はおろそかになっていないどころか、とても充実している。きちんと手入れされ、司書の個人技が冴え渡る書架なのだ。

 これだけきちっとした仕事をどれだけの人数でやっているのかと言えば、館長も入れてたったの9人!!館長は「わたしたちは日本一のチームです」と繰り返しおっしゃっていたが、きっとその通りなのだろう。優秀な館長に率いられた、選考時からその目で選び抜かれた高い能力を持った司書たち。言うなれば、エリートの集団である。だからこそあの質と量の仕事がこなせるのだ。もし、だれか一人でもぼんくらやなまけものがいたら・・・。日々の仕事すら立ち行かないだろう。まず高い個人技を持ったメンバーがいて、名監督がいるのだ。それで初めて質の高いチームプレーができる。

 自分の能力や仕事ぶりを思うに深く恥じ入る。

 それに関連しておっしゃられた言葉で、心に重く響いたのが「ミッション」という言葉だった。「これは一生の過ごし方にもかかわってくることですけれど・・・」と館長は続けられた。「何をめざして仕事をするのか」「まっとうしたいものは何か」「どういった志を持って司書となったのか」。自問を繰り返す。

 うかがったお話はとうてい書ききれないほど示唆に富むものであった。興味を持たれた方はぜひ前掲の本を読んでいただきたいと思う。また、ぜひ一度、愛知川図書館へ、実際に遊びに行ってみてほしい。図書館とは・・・などという知識などなくても非常に楽しめる空間である。とてもそのよさを文章では伝えきれないのがもどかしい。わたしならきっと入り浸る(笑)。昨今、図書館があちこちでできて、新しくてきれいな図書館は増えたけれども、中を見てみると普通の図書館・・・というところは多い。しかし愛知川は違った。久しぶりに面白い公共図書館を見た気がする。

 「こんなんたべました」的におすすめするなら、近江八幡の毛利志満(もりしま)で、近江牛を堪能、あるいは冬ならどこかで鴨を食べ、日牟禮ヴィレッジのクラブハリエのカフェでの焼き立てバウムクーヘンと組み合わせて、愛知川へ遊びに行くというプランはどうだろうか(笑)?きっと楽しい小旅行になりそうだ。

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vendredi 30 juin 2006

東京(2)食の文化ライブラリー

 五反田からてくてく歩き、「食の文化ライブラリー」を尋ねる。ここは、味の素が開設している食の専門図書館だ。企業の図書館であるが、一般にも広く門戸を開いていて、100円で一年間有効のカードが作れて、貸出もできればレファレンスサービスも受けられる、とても気前のよい図書館である。以前は京橋の味の素の本社にあったのだが、今は高輪の「味の素グループ高輪研修センター」内に移転しており、移転してからの訪問は今回が初めてである。

 まだ新しくて広い建物の一階の一角が図書館、2階の一角が食文化展示室と、「食とくらしの小さな博物館」というちょっとした企業博物館となっている。

 入館は無料であるが、受付で名前や連絡先などを書いて入館証のバッジをもらわなければならない。荷物は貴重品と筆記用具以外はみなロッカーに入れる。

 まず2階に行ってみると、展示スペースでは、常設展として「錦絵にみる江戸の食文化」と題した展示をやっている。ここは昭和57年以来、食文化研究のための錦絵の収集もしているのだ。以前このブログでも紹介した錦絵、「むまさう」も、ここの所蔵である。今日見つけたのは、これ。06_1_ph01 「むまさう」の仲間(笑)。

 『風俗三十二相 おもたさう 天保年間深川かるこの風ぞく』 月岡芳年 明治21年(1888)10月4日刊

 このシリーズ、とってもおもしろい。後日調べてみると、「相」にちなんですべての絵のタイトルが「~さう」となっているようだ。「かいたさう」「うるささう」「あつさう」「めがさめさう」などなど。どの絵を見ても、人物の表情がよい。「むまさう」も、いかにもよだれじゅるっという感じだったし、こちらは「あ~も~、おもた~。へえ、え。」という感じがとてもよく出ている。

 「かるこ」というのは、江戸深川の遊里で働いていた仲居の女性のことだそう。このかるこも、白木の膳に、平皿に盛られた刺身の盛り合わせらしきものと大鉢に入れられた豆の煮物らしきものと、重箱のようなものを載せて、うんしょうんしょと座敷へ向かう途中のようだ。なかなかの重労働。

 もう一つおもしろかったのがこれ。Photo_38

 『八百善 新版 切り組み燈籠』 歌川國長 文政年間中半頃(1820~27) 版元 和泉屋市兵衛

 八百善とは、言わずと知れた江戸の有名な料亭。宮尾登美子の小説にも『菊亭八百善の人びと』というのがある。

 「切り組み燈籠」とは、「組み上げ燈籠」「組み上げ絵」ともいう、切り抜いて組み立てると立体的な建物などになる実用錦絵。今で言う、ペーパークラフトのようなもののようだ。写真は組み立てたもので、実際の八百善の庭、建物、宴会をする人々などが詳細に作られている。店でお土産用にも販売されていたらしい。江戸時代にもこんなおもしろいものがあったのだなあ、と感心する。

 「食とくらしの小さな博物館」には。味の素の歴史や商品史などのほかに、1900年から現在までの食卓が、芝居のセットのように再現されている。一部のセットには上がり込めるようになっていて、ちょっとおもしろい。セットには生活音が流れていてそれもなかなかリアル。

 次は1階へ・・・。京橋にあったときよりも若干スペースは広くなっているかもしれない。専門図書館らしく、配架分類も独自の体系となっている。レファレンス資料も充実しており、あらゆる食に関する統計や年鑑が揃っているのがすばらしい。また、女子栄養大学図書館・短期大学部図書館と、大阪の「味の素食のライブラリー」と図書貸出の連携もしているらしい。書架の一角に、食に関する児童書を集めており、児童向けに、総合学習を積極的にサポートしているようだ。開架だけではなく、地下にも書庫があり、蔵書は約3万5000冊。食をテーマにしたものだけでこの蔵書数なのだから、これはすごいものだ。

 また、ホームページからできる蔵書検索の使い勝手がよい。書名・著者名で検索できるのはもちろんのこと、すべてのテーマ(キーワード)があらかじめ起こしてあって、大まかなテーマごとのタブをめくり、チェックボックスに印を入れるだけで、例えば「アイスクリーム」にチェックを入れて検索ボタンを押すとすぐにアイスクリームに関する資料のリストが上がってくる。(興味のある方はやってみてください)この、件名をあらかじめ起こしておくという方法は、扱うテーマが限定されている専門図書館でしかできないかもしれないが(すべてのジャンルを扱う図書館では、件名を書くだけでもが膨大なものになる)、使う方にとってはとてもわかりやすく便利であると思う。

 ちなみにコンピュータシステムは富士通のilisWin21。同じアイリスでも画面はかなり違うようだ。かなりカスタマイズされているのだろうか。館内の、利用者用の検索画面は複雑で、こちらの検索は初心者にはわかりにくいかもしれない。

 食の専門図書館・・・。こんなところで働けたらなあ、なんて思うなあ。

 食の文化ライブラリー http://www.syokubunka.or.jp/doc/index.html

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lundi 19 juin 2006

図書館的日常

 まりまりさん,なをやんさんより、先日の記事にコメント、質問等いただきまして、コメントでのお返事を書いていたのですが、話せば長いことなので(笑)改めてお返事を兼ねて記事としてアップいたします。

 まりまりさん,なをやんさん,

 そうです。なをやんさんとは流派(笑)の違う館で、あまり技量もないので細々と働いております。

 さて、図書館ですが、なをやんさんに書いていただいたとおり、市内の市立図書館で一番蔵書が多いのが、丸太町七本松にある中央図書館です。また、地下鉄醍醐駅の駅ビルの4階にある醍醐中央図書館には、CDやビデオなどもあります。

 市内の市立図書館ならカードも共通で使えますし、どこの館で借りた本でもどこでも返せます。なので、どこか通りすがりの図書館でふらっと借りた本でも最寄の図書館で返せるので便利です。ただし、CDやビデオなどの視聴覚資料は、輸送途上での破損の危険があるため、どこででも返せませんので直接借りた館へ返してもらわねばなりません。

 また、読みたい本がお近くの図書館にないときは、予約やリクエストをすると、他館からの取り寄せや、全点確実にご用意できるとは限りませんが、新たな購入依頼もできます。昨今はますます人気のある本は予約がたくさんあったり、すでに購入前から何件もリクエストが出ていたりもするので、なかなか書架に並ばないことも多く、この予約・リクエストという手段は、時間は多少かかりますが、読みたい本を手にするのに非常に有効です。

 新着本は多くの館で、土曜か日曜の朝に出しますので、それを狙って来られる方も多いです。ただこれも今はリクエストが入っていたために最初から棚に出ない分が増えていますので、以前と比べて少し冊数が少なくなっているのが心苦しいところではあります。

 本年1月5日から、インターネット予約のサービスも始まりまして、最寄の図書館でパスワードの発行を受けられますと、インターネットを通じて蔵書検索と予約が、図書館に出向かずともできるようになりました。このシステムを使うと、ほしい資料をピンポイントで確保して受け取りに行けるので時間のないときなどには便利かと思います。ただ、司書としましては、そうして予約された資料だけを受け取ってすぐ帰るのではなく、書架をぶらぶらと見て回り、意外な資料と出会う楽しみも味わっていただきたいなあと思います。

 ちなみに図書館カードは、市内に在住もしくは通勤・通学をされている方なら誰でもすぐ作れます。年齢制限もありません。カードを作られる際は、必ず、お名前と現住所を確認できるものをお持ちください。通勤・通学の方はそれプラス、在勤・在学を確認できるものが必要です。

 図書館はさまざまな使い方のできる場所です。残念ながら、館内の席はすべて閲覧席ですので、図書館の資料を使わない、持込み資料による自習や執務、作業はできませんし、おしゃべりや飲食を楽しんだりはできませんが(笑)。

 本を借りるだけでなく、昼休みにふらっと雑誌や新聞を読みに行ったり、日常生活のちょっとした疑問を調べたり、子供と紙芝居を読んだり・・・。わたしがよくやるのは、旅行に行ったときなど、目的の場所に迷わずに行くために住宅地図を見たり、ガイドブックやグルメ本を見たり。電話帳を調べたり。

 また、司書は調べものの手伝いをいたしますので、「この本はありますか?」だけではなく、「○○について調べたいのですが・・・」といったこともお気軽にお尋ねください。

 わたしも京都府立はたまに利用しますし、京都でまかなえないものははるばる大阪市立中央まで借りに行きます。残念ながら京都市の中央は、大阪市と比べると建物の大きさも規模もずっとずっと小さいので、大阪市立中央を利用されているなら、ちょっと驚かれるかもしれませんが・・・(^^;。あの3階の、大阪資料室はなかなかよいですよね。

 この月曜もなんだか不可解なことも多く、ばたばたする一日でした。さすがに、忙しいときの機械の不調(法則①)はなかったものの(笑)、閉館間際の混雑がすごかった・・・。どこにひそんでいたのだ?と思うほどわらわらと人がカウンターにやって来ましたよ。これから夏休みに入るとまた恐ろしいですねぇ・・・。なをやんさんのところはいかがですか?

 リンクを貼っておきますので、参考になさってくださいませ。よき図書館ライフを(^^)!

 京都市図書館 http://www.kyotocitylib.jp/

 京都府立図書館 http://www.library.pref.kyoto.jp/

 大阪市立図書館 http://www.oml.city.osaka.jp/ 

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dimanche 18 juin 2006

図書館的非日常

 今日はどういうわけだか非常に利用者も多く、朝から殺人的な忙しさ。にもかかわらず周りの見えない者一名・・・。「何とかしたら・・・」の利用者からの視線が痛く突き刺さる。それでもますます見えない者のブラインド加減はひどくなる。そんなこんなで朝から怒りを抑え込み、心臓バクバクのブチ切れ寸前。だが黙々と、待たされている利用者の応対をする。やっと休憩に入れた1時前、中ではわけわかんないことをさらにわけわからなくしているし、その電話のやり取りを聞いていると発狂しそうになる。

 そんなときに現れたのが、なんと、さんこさん。休憩時間にわざわざ来てくれたのだ。折りしもちょっと波が引いた時間帯で、タイミングもよく、まさに一服の清涼剤である。さんこさんはお調べのことがあったのだけれど、なかなかどんぴしゃりの回答が得られなくて大変申し訳なく思うが、その後いただいたメールで、借りた本の中にいいのがあったので、との報告をいただき、ほっと胸をなでおろす。利用者の求める答えが出ないときは本当に悔しいものであるので・・・。

 さんこさんのカードを製作していると、ラミネートパウチの機械が突然死亡。あせりまくって汗まみれになる。無事登録と貸出をしてさんこさんは帰っていった・・・。すまない、さんこさんm(__)m。

 おみやげに、帷子ノ辻の田井弥本舗というお店の水無月をいただく。黒糖とプレーンの2種類の水無月はよくあるものより小ぶりなサイズ。もっちりおいしくて休憩時間にしっかりエネルギーチャージをさせていただいた。ありがとうね、さんこさん。

 その後はまた阿鼻叫喚。不可解なことも起こり、閉館まで息つく暇もなかったのである。

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mercredi 17 mai 2006

ストライク

 今日は偶然に、植物に関するレファレンスが重なった日。

 正午過ぎに、利用者が葉っぱを1枚持ってカウンターにやってきた。この葉っぱが何の葉であるか知りたいと言う。通常すぐに植物図鑑の場所を案内するのだけれど、1枚の葉の同定にはとても時間がかかるだろう。葉から調べられる樹木図鑑があるはずと思って検索するも、あいにく当館には所蔵なし。

 「その葉っぱはどこで取って来られたものですか?」と聞いてみると、近所の小学校で取って来られたということらしい。たしか校庭によく植えてある木の本があったはず・・・と思い当たり調べると、『校庭の樹木』岩瀬 徹/共著 全国農村教育協会 1991年 を発見。早速書架に利用者と行って見てみると、「これや!」と利用者。手にしている葉の写真がすでに表紙に出ている。

 「どこで取って来られたものなのか」とほんのちょっとしたことを質問するだけで、スピード解決。聞いていなかったら、膨大な図鑑を繰っていくはめになるところ・・・。あたりまえだけれど、レファレンスインタビューの大切さを身をもって知る。と同時に、めずらしくストライクなレファレンスインタビューができたことがとてもうれしかった。

 葵祭の季節とあって、「葵(フタバアオイ)の写真が見たい」と利用者がやって来た。すぐに参考図書コーナーの『植物の世界』のシリーズを紹介する。それはそれでばっちり写真もあったしよかったのだけれど、もう一声何かがほしかった。いい資料があったような気がして、京都コーナーに行ってみた。『京都祭と花』広江 美之助/著 京都 青菁社 1990年という本がある。中の葵祭のページを見ると、葵の写真はわかりやすくはっきりと出ているし、葵祭の写真も解説も詳しく出ている。利用者に紹介すると、その方は写真だけではなく、なぜ葵なのかという由来なども知りたかったようで、「ええ本あるんやなあ!」と喜んでくださった。こういうときはほんとにうれしい。

 レベル低っ!!と言われればその通りだけれども、すこ~んとストライクなレファレンスができた日はやはり気持ちいい。

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dimanche 09 avril 2006

川沿いは花盛り

 随分と暖かくなってきた。館内の特定の人の「臭気」がだんだんと増してくる季節。ここ数日、ある人の臭気が日に日に強くなっている・・・。周辺の書架まで漂う異臭は、熟成させたウォッシュチーズに納豆菌を付けてさらに室で10年寝かせたよう(>_<)。それとは関係ないけれど、今日は館内で事件あり。危ないなあ。

 1日から五月雨式に「新人さん」がやってきている。昨日も一人、今日も一人。まとめて来ないから何度も同じ説明を連日繰り返す。日常業務の中で、職員が当たり前と思っていることも存外に「当たり前」ではないから説明しなければならないことや教えなければならないことはけっこう多い。その間付きっきり。連日の声の使いすぎで声かれる。ひ~。新しい日常を早く取り戻したいものだ。

 仕事の帰りに、天神川沿いを走る。天神川通りの五条から下は桜並木が大変美しい、いわば穴場的お花見スポットだ。花は満開、お天気もよくて、お花見のグループは皆楽しげ。この世のハル。自転車で走るだけでも気持ちがいい。この時期の通勤のちょっとした楽しみ。

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samedi 11 mars 2006

飲酒調理

 予想はしていたことだが、長い休館明けの晴れた土曜日、忙しくないわけはない。予想は的中、午前も午後も押し寄せる人・人・人で、カウンターは戦場のよう。利用者の対応に追われてあらゆる事務的な処理が追い付かない。で、今日も居残り(-_-;)。そんな日だったけれど、一つうれしいことがあった。年度末についたお金で購入した資料をさっそく見つけてコピーしていく方がいた。よく来られる方だったので声をかけてみると、今まで知りたかったことがばっちり出ていたのだとか。自分の選んだ資料が活用されて役に立った喜び。小さなことかもしれないけれど、こんなことが一番うれしいよ。

 家に帰り、夕食を済ませてから、明日のための料理を作る。明日は食べ物持ち寄りで、H嬢宅を訪ねる。さて、何を作ろうか?明日も仕事だし時間もないので、簡単にできてそこそこおいしいもの。かと言って、簡単でおいしいけれど、菜っ葉の炊いたんとかにんじんのきんぴらとか持って行っても、何だか違うような気がするし、けっこう悩むが、以下に決定。

 パンナコッタ いちごのマリネ かぼちゃのサラダ 牛肉の赤ワイン煮込み

 パンナコッタはオレンジとレモンの皮で柑橘風味に。いちごのマリネはオレンジの果汁と、グランマルニエとどちらにしようか迷ったけれど結局コアントローで。かぼちゃはシナモン風味で、レーズンは欠かせない。牛肉の赤ワイン煮込みには、jaco

 ブルゴーニュ・ルージュ・クーヴァン・デ・ジャコバン2003

 料理に使うワインを買いに行ったジャスコにあった。クーヴァン・デ・ジャコバンって、響きが何となくかっこいい。料理に使うのになんだかもったいないような気はしたけれど、また適当に買って使っておいしくなかったらいやなのでこれを買うことにする。せっかくなので飲んでみない手はあるまい。飲酒調理・・・。

 おいしいワインだった。最初からほわっと甘味があるし、グラスに入れてしばらくするとまた少し甘味が膨らむ。飲み込んだ後にぶどうの余韻が残るのが名残惜しくていい感じ。出来上がったかぼちゃのサラダを味見して、何の気なしに飲んでみると、これがよく合う。かぼちゃのほんのりした甘味とレーズンのこくのある甘味と、シナモンの風味が妙にマッチ。もっと飲みたいなあ。でもおいしいので(のに?)鍋に投入。さようなら・・・(涙)。

 煮込んでいる間に、弟が買ってきてくれたレマン館のケーキを食べる。やった~5個もある(^^)!sakura

 桜のモンブラン。そろそろ桜のお菓子が並ぶ頃だ。桜のお菓子に目がないわたしはさっそくこれを食べた。クリームは柔らかそうに見えるけれど実はしっかりと固めで、クリームというよりどちらかというと白餡という感じだ。桜の風味は強い。中にはこれまた固い、白餡を混ぜて焼いたような重い焼き菓子だ。クリームはよいけれど、こちらは疑問。通常のビスキュイでも、ムラングでも十分おいしいはずだと思う。

 抹茶と黒糖のムースチョコレートケーキも味見させてもらう。前者はひねりすぎ、後者は難なくおいしい。

 味見用に小さく固めたパンナコッタの味見もして、夜遅くに満腹。かなりやばい。

 他の人は何を持っていくのかな。明日が楽しみだ。

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jeudi 09 mars 2006

峯嵐堂のわらびもち(三日目)

夕べ、M嬢よりメールが来た。「明日中にかたをつけるおつもりでしょうか」。かたをつけるおつもりです。・・・かたをつけました。今日もやはり居残りとなるが、一応作業は完了。エラーリストも不明予定資料も思ったよりは少なく(積年効果?)、ずいぶん楽だった。しかしわたしのやったところ、椅子から足を踏み外し、HHTを落としてデータが飛んだのか自分がパニくったのか、上二段がすっぽり抜けている書架があってショックを受ける。それにしても、不明予定資料のリスト片手に書架を探していると、人間の浅ましさみたいなものを感じて悲しくなってくる。

ま、ともあれすっきり。一年で一番書架の美しい日バンザイ。まあ、土曜日1日で元の木阿弥だけれどもね(笑)。帰りにマッサージに行って、明日は代休。後はまかせた!

 M嬢より差し入れあり。嵯峨折戸町の峯嵐堂(ほうらんどう)というお店のわらびもち。きなこをまぶしたプレーンと、抹茶をまぶしたグリーンのが箱に詰め合わせてある。見た感じは茶洛のわらびもちに似ているがまぶしてあるのはニッキではなくきなこである。抹茶の方は生地にも抹茶が練り込まれており、香りがよく、洛匠の草わらびのよう。生地は本物の吉野葛入りらしく、もっちり、ぷるんとしてとてもおいしい。わらびもちは冷やし加減が難しいけれど、今日のは問題なし。このお店、お菓子屋さんではなく海苔屋さんらしいが、なかなかどうして、このわらびもちは美味。差し入れとかいただきものって、自分の知らないおいしいものに出会えるから楽しいな。ごちそうさまでした(^^)

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mercredi 08 mars 2006

やっぱり・・(二日目)

 蔵点二日目。やっぱり・・・。思ったとおり、作業は完了しない。とはいえ何が何でも今日中に終わらせないとまずい作業なので残業となる。一応予定していたホットヨガはキャンセル。まあこんな体で行ったら倒れるけどね。最後は狭い書庫にほぼ全員が集まり作業する。寒くて狭~い書庫。集蜜書架だから一つ通路を開けると他の通路が閉まるので複数ヶ所で作業ができない。したがって動線が混乱。それにしても書庫が最後まで残るとはねぇ・・。想定外。

 休憩なしでスキャン数3000冊ほどになると、集中力が落ちてきて上の方の書架の本を処理するために上っている椅子から足を踏み外すこと2回。腕と背中も痛くなるし、立ったりしゃがんだりするので足腰に来る。更には握る力が落ちてきて手でつかんだ本を取り落とす。それでも一人で1万2千はやったよ。こんなきつい蔵点は初めてだ。と言うのも日程がけずられたから。よそよりも蔵書は1万冊から多いのに人は多くはないんだから、よそみたいに二日でできるわけがないんだよ!!明日にちょっとでもかかればあさってにしかエラーリスト出なくて1日無駄になるし。エラーリストが出たら出たで後処理は人海戦術だし。き~!明日こそさくっと終わらせてマッサージだ。しかし大量エラーリストの予感。どうしてくれよう・・・。

 そんな日の慰めは・・・。kannnori

 カンノーリシチリアーナ。一つだからカンノーロか。筒状にして油で揚げた生地の中にリコッタのクリームを詰めたイタリアはシチリアのお菓子。毒々しくもかわいい赤と緑のドレンチェリーも本場風。京福四条大宮駅の進々堂のコーナーで見つけて、珍しいので買ってみた。関西でイタリア菓子が買えるのって、芦屋のアマレーナくらい?

 進々堂ってそんなに取り立てておいしいというわけでもないので期待はせずに買った。でもこの店、クリスマスシーズンのシュトーレンみたいに、ときどきぽん!とおいしいのがあるんだよね。さてこれは・・とお昼ごはんに食べてみた。

 生地はまあまあ。でも中のクリーム、かなりおいしい。ほんのり甘酸っぱい、独特のざらっとした食感のリコッタのクリームには刻んだレーズンとオレンジピール。チェリーも思ったとおりの味で満足。omu

 職場近くのケーキ屋さん、マレーヌオムレット。本格フランス菓子というのではないけれど、おいしい街のケーキ屋さんだ。こんなお菓子屋さんもないと困る。この店のオムレットはわたしの好物。おやつに買って作業の合間にみんなで食べた。

 ふんわりスポンジケーキにたっぷりの生クリーム。その中には、バナナ、キーウィ、いちご、みかんにパイナップル。1時半に出来上がったばっかりの出来立て。H嬢が紅茶を入れてくれた。こういうお菓子はコーヒーより断然紅茶がいいの。ああ、生き返る~。

 土曜日に食べた不発ケーキのリベンジは完了。

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mardi 07 mars 2006

初日

 蔵書点検初日、作業の進捗状況は悪い。例年より日程を1日削られているので余裕はない。明日で何としてもスキャンを終わらせなければ9日にエラーリストが打ち出せない。半日が無駄になるということだ。明日は早めに出勤して作業を始める。

 資料のほこりを払いながら、黙々と無言で作業を続けていると、生かしきれてやれないでごめんよ~、メンテが悪くてごめんね~、と資料に謝りたくなってくる。そこここに生きているのか死んでいるのか定かでない資料・・・。物理的にはどうあれ、内容的には死んでいるかも。あかん・・・。落ち込んできた。

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lundi 06 mars 2006

明日から

 蔵書点検!バッチコ~イ!!ついに明日から。ジャージにTシャツで頑張るときがやって来た。今年も担当は参考図書と郷土とその他もろもろ・・・。参考図書は、何かと重い、厚い、でかい。書架から引っ張り出すだけでも連続となるとちょっと疲れる。貸出しないからほこりもたまりがち。書庫を受け持つよりましだけど。

 と、ここまで書いたらインターホンが鳴って、前の職場のYさんが訪ねてくる。蔵点話で盛り上がり、小一時間経過。

 今日は明日に備えて朝から書架にいて、溢れかえった本をなんとかすべく除籍候補のピックアップと書庫入れ(問題の先送り、とも)を黙々とこなす。がんがん本を移動させていると、塗ったばかりのマニキュアがはがれた。この爪も火曜日までの命と思ってはいたが、始まる前にはがれるとは・・・。この仕事、爪手入れしたってほんま意味ないし。

 疾風のようにHHTでバーコードを読み取り、蔵書6万余冊のスキャンを二日で完了させる。阿修羅のごとくエラーリストを処理し、作業を完了させるのだ。一人タイムトライアルだ。腰・肩のマッサージの予約はしておいたほうがいいかもしれない。さて今年の紛失率はいかに。

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vendredi 10 février 2006

和歌山出張

 今日は、初午の日。お稲荷さんの大事なお祭りの日であるので、本当のところなら、お参りをして、決まり事の通りに畑菜の辛子和えを作って食べたいところだけれど、仕事のある日はそうもいかない。本日は5時起きで和歌山へ出張である。

 文部科学省主催の平成17年度図書館地区別研修。きのくに志学館・文化情報センターにて、2月7日~2月10日の4日連続で行われる。昨年度、今年度と2年連続でワークショップはわたしの興味の方向とは違う分野のものだったので参加を見送る。

 講義4 「図書館サービスと著作権法をめぐるいま」  国立国会図書館  南 亮一氏

  著作権と言えばこの人、と思うほどの著作権の第一人者。何度このこの人の話を聞いたかと思う。そんなに大きなニュースにもならないからあまり知られてもいないけれど、著作権法も、ちょこちょこと新しい判例が出たりして、けっこう動きがあったりするものだから、定期的に話を聞いたりしておかないと。

 講義5 「公共図書館の委託―指定管理者制度・PFIを中心として―」  京都橘大学教授  井上 真澄氏

  11月に、桑名市立中央図書館(全国初のPFI方式によって建てられた図書館)に視察に行ったからみで興味を持った講義だけれど・・・。「皆さんは直営を守るよう努力をしてください」というのが話の結論というのはどうなんだろう?既に委託の図書館で働く者はかやの外って感じなのだろうか。正直あまり得るところがなかった講義。初日の慶応大学の糸賀さんの基調講演のほうがよかったかもしれない。

 午後1時頃、講義が終了。その後は県立図書館を見学する。県立クラスでワンフロアというのは珍しいのではないだろうか。床面積はかなり広く、児童室は独立した部屋になっている。和歌山=紀伊の国はもともと「木の国」の意だそうで、その関係で、郷土資料コーナーの一角に、木の資料を網羅したコレクションがあり、建築のことやら、紙のことまで木に関する資料が集められ、閲覧できるようになっている。書架の飾りも、木材ごとの木目や質感などが実際にわかるような木の球が取り付けてあり、ビジュアル面での工夫が見られる。

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mardi 22 novembre 2005

ジバラン視察(1)

 仕事関係の有志で、休日返上(?)で桑名市に図書館の視察に行く。経費はどこからも出ず、まったく自腹のジバラン視察である。

 今年10月にできたばかりのくわなメディアライヴ桑名市立中央図書館を3・4階(一部分は1階)に持つ複合施設である。日本で初めてPFI(Private Finannce Initiative)によって作られた図書館であるため、日本全国から、行政担当者、議員、図書館関係者(おそらく現場の人は少ないと思われるが)などあらゆる人々の視察が絶えないという。わたしたちも予約(?)1ヶ月待ちであった。

 わたしたちの視察はPFIの視察ではなかったのだが、やはり上記の理由があるために、桑名の方のお話の中心はPFIのことがほとんどであった。視察の直接の目的ではなかったものの興味深く聞く。

 新たな大きな施設の建設という事例であったためか、桑名では8社の特別目的会社が競合し、そのほとんどが大手ゼネコンか大手商事会社が代表を務めているという状況。基本的にPFIというものは新たなハコの建設とセットであるそうだが、既存の図書館を新たにPFIに移行することはありうるのだろうか。ありうるとしても、「建設」という大きなお金の動くプロセスがないPFIにどれだけの企業が名乗りを上げるだろうか、などとふと思う。

 図書館の実際の業務はTRCが行っている。イマドキのきれいな図書館といった印象である。蔵書30万冊、ICチップ管理、自動貸出機設置、インターネット予約実施、利用者用インターネット接続端末設置(ITコーナー。プリントアウト可能)、パソコン席(有料)、DVD配信、CD,ビデオなどのAV資料は貸出と視聴の両方可。

 16万冊は入る自動化書庫を1階に配置し、一部をガラス張りにすることによって、ちょっとした見学スペースとしているところはなかなかおもしろい。郷土資料室「歴史の蔵」もよい。大阪市立中央図書館の4階の大阪資料室と同様のコンセプト。京都でもやるなら、大阪市と同じく市史編纂室も同じ器に入れれば、より京都大百科事典的な機能が高まるだろう。

 職員は事前に読んだいくつかのレポートのとおり、若い女性(若い男性も1名見た)がほとんどである。今回お話をうかがった市の行政職の方は、職員の雇用形態や待遇については市側はノータッチということで、正確にはわからなかったが、おそらくは契約社員や臨時職員(アルバイト)が多いのではないかということだった。何年か後には正社員になれるというならよいのだが・・・。

 若い女性がほとんど、というのは身分や待遇が「安定していない、よくない」とも考えられる。司書となって、図書館で働きたい人は老若男女を問わずたくさんいる。公務員として図書館で働くのと同等だったり、民間会社でもせめて正社員であれば、男性ももっといてしかるべきではないか。人にもよるだろうが、一般的に女性より男性のほうが安定と良い待遇を求めるハードルは高いと思われるからだ。

 もし仮に、全員が正社員で、安定した雇用をされているのなら、司書に、「民間で雇われて働く司書になる」という新たな選択の幅ができてよいかもしれない。しかし契約社員、臨時社員、派遣、であるなら、PFIもまた新たな不安定雇用者を生み出すことになるのではないか。指定管理者制度しかり、業務委託しかり。この3つ、もともと目的は、人件費減らしであることは明らかだとは思うけれど。

 桑名市は図書館システムを構築するのはこれからだそうだ。分館・地域館がたくさんあればあるほど、ハブ的な役割を果たす大きな中央館が必要だ。人口14万弱の市の中央館としては立派な中央館であると思った。

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dimanche 23 octobre 2005

ラパンドール

 ラパンドールのパンを食べる。特別お気に入りというわけではないのだが、通勤の途中でたまに寄る。今出川堀川にも店があって(本店?)、今出川というパン屋激戦区で長くやっている、ということはきっと一定の顧客をつかんでいるのだろう。

 ここのパンは少し小ぶりなので、昼ごはんに1個では少々物足りない。ホットマト(?)という名前の、二つに折ったパン生地にカレーソーセージとチーズと辛口のトマトソースを挟んで焼いたちょっとピザのような惣菜パンと、「当店自慢のクリームを・・・」のポップにひかれ、クリームパンを購入。クリームパンは食べたことがなかったかも。

 果たしてクリームパンはおいしかった。ずっしり持ち重りがするほど、中にはクリームがぎっしり詰まっている。色は少し薄めで、こってりカスタードという感じではなくて、懐かしいような「クリームパンのクリーム」の味である。何気なく買ったものがおいしいとなんだか幸せな気分。

 NPO「図書館の学校」が発行する雑誌、『図書館の学校』10・11月号が届いたので、夕食後ざっと目を通す。すると、「その時、専門図書館は!?」という連載に、以前このブログでも取り上げた「味の素食の文化センタ- 食の文化ライブラリー」が紹介されていた。わたしが訪ねたときは京橋にあったのだが、2004年12月に高輪に移転していた。

 「蔵書は絵画・映像ソフトも含めて、食文化に関する資料が一階の開架スペースに約二万点、地下の閉架書庫に約一万五千点」、「文化センターでは研究者の協力を得て『食文化に関する文献目録』を作成」していて、その冊数は分野別に約50冊にもなるという。「当初は専門家の研究を支援し、その成果を蓄積するのがライブラリーの主な目的」であったそうだが、今は専門家以外の利用が増え、総合学習で利用する生徒までもが来ているという。また一般向けの企画展示などにも熱心だ。食に興味のある人なら、特に目的はなくても書架を見て回るだけでも楽しめるであろう。

 一私企業のライブラリーがこれだけの資料と人的資源を揃え、閲覧は無料、登録料100円のみで貸出もしてくれるなんて、なんと太っ腹!リニューアルしたこの図書館にすぐにでも行きたくなった。・・・というか働きたいです、いっそ。

 「大阪市北区中之島にも㈱味の素が運営するライブラリーがあり、相互貸借も可能」(!!)東京の職員さんから、大阪にもできますとかちらっと聞いていたところか・・・。灯台もと暗し。まずここからリサーチだ。

 *ラパンドール

 京都市中京区四条通中新道東入ル 南側

 TEL 811―9711

 *食の文化ライブラリー

 http://www.syokubunka.or.jp/doc/library/

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