2008年1月 1日

元日の朝のことなど

    明けましておめでとうございます。

    昨年中はこの場を通して、皆様と楽しい交流ができましたこと、心よりうれしく思っております。ありがとうございました。

    本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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 元日の朝は早く起きる。身支度を整え、まずすることは、家の裏に出て、東西南北をそれぞれ拝むこと。なぜなのかはわからないのだが、子どもの頃からそうすることになっていたので大人になってからもずっとそうしている。子どもの頃には祖母が若水(井戸はないので水道だったけれど)を取ってくれて、それで書き初めなどをしたものだったが、さすがに今はしない。お飾り関係もやっていたこともどんどんどんどん簡略化が進む。

 それから、神さんと仏さんのためのお雑煮と、人間のための食卓を整える。その間に父と弟が病院へ祖母を迎えに行くというのがここ数年の習慣だったのだが、今年はそれもないのがとても寂しく思う。今年、祖母は帰って来ないのだ。祖母のための柔らかい料理も作らないなんてね・・・。それがまた楽しくもあったのに。

 その代わりに弟夫婦がやってきた。トモちゃんお父様から、日本酒2本とトアロードデリカテッセンのスモークサーモンやら鴨のスモークやら生ハムやら、神戸のおいしいもの盛りだくさんのお年賀の品をいただく。トモちゃんからは手作りの上手に炊いた黒豆

 お雑煮は白味噌のもの。おだしは昆布のみで。神さんと仏さん両方なら、神さんの方に先にお供えをする。お雑煮も上がったので、各々、順にお参りをする。

 それから朝昼兼用の食卓につく。お神酒(今年は賀茂鶴にしたらしい)のお下がりで、まず新年のあいさつ。と言っても、実に適当だ(笑)。もうちょっとなんですか、改まって・・・というふうにはならないものか。いや無理か。この家は(笑)。006 007

 今年のおせちはリーガロイヤルホテル京都のもの。わたしはおせち料理が作れない。わたしは異常に偏食の子どもでおせち料理が嫌いでほとんど食べなかった。食べなかったものは作れない。

 祖母はいもぼうを炊いたり、黒豆を炊いたり、お煮しめを作ったり、来客が多かったこともあって、今から思えば相当な品数のおせちを作っていたのだが、わたしが引き継げなかったので、残念ながらその味もまた、失われた味となってしまった。子どもの頃にはわたしもごまめを炒ったり飴をからめたり、たたきごぼうを作ったりと手伝ってはいたのだが、それくらいの経験では無理なようだ。悔やまれてならないことの一つである。 004_4

 ヴィルマール クール・ド・キュヴェ 1998

 あまりにおいしいので、いつ飲もうかと思っていたシャンパーニュなのだが、10年目なので開けることにした。深いこく、樽の香り、酸味と果実味。一口飲んだだけでものすごくおいしいことがわかる。温度が上がっていくようにゆっくり飲む。

 おせちの他には、いただいた生ハムとチーズ(クロタン・ド・シャヴィニョル、ガレ・ド・ロワール、コンテ・ド・モンターニュ12ヶ月、ブリア・サヴァラン アフィネ)など。008_2

 いただいた灘の酒、瀧鯉 大吟醸。これがちょっと不思議なお酒で、開けてすぐはものすごくさらっとしている。飲んだ後に鼻に抜ける香りは、ワインで言うところのエステル香(たぶん)のような香りを感じる。日本酒らしからぬ・・・と皆で言っていたのだが、夕食のときに飲んだら、変身(まさに)していたのだった。

 そろそろお雑煮を、とそれぞれにお餅の数を聞く。もうさすがに3個!とか言う血気盛んな人はいなくて、皆2個。父とトモちゃんはゆでたお餅の一つを納豆餅にして食べる。納豆仲間が増えて父はうれしそうだ。最近やっと白味噌のよさがわかってきたような気がする。でも明日はおすましにしようかな。005_2

 先日、ワイングロッサリーのショップでムッシュOに選んでもらったチリのデザートワイン、ERRAZURIZ レイト・ハーヴェスト ソーヴィニヨン・ブラン2006。これをロックフォール・パピヨンに合わせたら、とてもおいしくて好評。チーズ嫌いの弟は「ワインはうまいけどなあ・・・」。

 片付け(3人がかりなのでほんまにあっという間に終わる)を済ませ、オッジショコラオランジュとコーヒー。

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2007年9月17日

遠来の客

 Cimg0299 朋あり遠方より来る、亦楽しからずや。東京より、旧友ちはるさん、子ども二人と共に上洛。京阪五条駅で落ち合って、希望により清水寺~南禅寺あたり、お昼は豆水楼でお豆腐という観光客黄金のコース(?)を予定するも、子どもたち、前日までの大阪滞在で体調甚だすぐれず、予定はすべて断念。

 急遽自宅に来てもらうことになり、子どもたちを休ませ、わたしたちはつらつらと茶飲み話。すでに老婆?そうこうしているうちに子どもたちも回復。娘のさくちゃんのためにエンジェルブルーでわたしが選んだ洋服を着せてみて、娘を愛でる。かわいいなあ。ほんとかわいい。よく似合う。わたしって目利き(笑)?ごく小さな頃からわたしによくなついてくれたこの娘ももう4年生。4歳になる息子もよくなつく。二人ともことのほかかわいいねぇ・・。わたしが祖母から受け継いだ甘い甘い砂糖のような気質を遺憾なく発揮(笑)。

 お昼は家できつねうどんを作って食べる。さくちゃんも、かいがいしくお手伝い。ちゃんとできるようになったんだねぇ・・とまたまた目を細め・・(笑)。この娘、この年にして非常に人に気遣いをするので、自分をしんどくしすぎないように、それとなく言っておく。が、伝わってないかも(^^;。

 食後、しばらく休憩し、歩いて行ける東寺に行く。ちはるさんも西本願寺は行ったことがあるが東寺は初めてらしいのでちょうどよかった。秋とは思えぬ、かんかん照りの夏のような午後、三人とも恐ろしく暑さに弱そうな様子なので心配したが、楽しく寺内をそぞろ歩き。

 国宝の大きな仏たちを見て、息子が「すごいね~、すごいね~」を連発する。4歳なりに、何かを感じているようだ。五重の塔の偉容にも何かを感じ取った様子。心の片隅にでも覚えていてくれたらいいな。そして大人になってもう一度同じものを見たときに、その時の感じをうっすらとでも思い出してくれたら最高だ。

 ちょっとバーティー・ウースターのような、けどジーヴスはいない・・みたいな状況の自分にあせったけれど、そう、「友だちはがっかりさせてはいけない」のだ。特に年若い、小さな友だちは。

 楽しい時間は経つのが早い。京都駅でお土産を買って、一行は東京に帰って行った。見えなくなるまで何度も何度も手を振って、エスカレーターを上がって行くのを見ていたら、ちょっとうるうるきた。短い時間だけれど、会えてほんとによかったな。

 夜は、今日の朝イタリアから帰ってきたばかりの弟夫婦が来る。客、ではないが、これまた遠来(笑)。和食が恋しかろうと、父が坂安半月弁当を注文する。ワインは先日勝沼で買ってきた、ルバイヤート甲州樽貯蔵2006を開けようか。これは程よい樽の香りが甲州の苦味にニュアンスを与えるおいしいワインで、お気に入りだ。Photo

Photo_2  ご飯、玉子豆腐とずいきのお吸い物、お造り(いか細造り・まぐろ・鱧、大葉、穂紫蘇など)、出し巻き、鶏肉と万願寺の串焼き・山椒、茄子・冬瓜・もみじ麩の炊き合わせ、鱧照り焼き、酢蓮、八幡巻き、きゅうりと椎茸の胡麻和え、枝豆、鯛の塩焼き、魚の子の煮凝り

 イタリアのおみやげなどをもらいつつ、イタリア話などを聞く。波が高く、青の洞窟には入れなくて残念だったらしいが、旅行を満喫してきた様子で、よかったなと思う。青の洞窟は、地盤沈下となんだっけ?潮位がだんだん上がってきているため、年々見られる日が少なくなってきているのだそう。見たい人は急げ!わたしもまだ行っていない・・・。Photo_3

 ワインのラベル剥がしとワイン記録帳のセットクロワッサンのマグネットオリーブのハンドクリーム。なかなかこじゃれたものを(^^)!Photo_4

 シチリア島の塩乾燥ポルチーニ茸

 出しただけで広がるきのこの香り。今度彼らが遊びに来るときに、ポルチーニのクリームソースのフェットチーネを作ろう。Photo_5

 リモンチュッロ

 美しいレモン色。さわやかなレモンの香り・・・。でもだまされてはいけない。知らずに飲むと、アルコール35%の衝撃ががつ~んと。

 食後酒に、小さなグラスの氷を入れて、ちびちびとやる。おいし~い(^^)!

 わたしのささやかなヴァカンスも残すところあと一日・・・。マンマ・ミーア!!

 *坂安

  京都市下京区七条通大宮東入ル大工町124

  TEL 351―0536 木休

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2007年9月 2日

一ヶ月熟成

Photo  Tさんよりいただいた、特注品のフルール・ド・マキ1ヶ月熟成。熟成させてないのもおいしいけれど、熟成させるともっとおいしい。ハーブの爽やかさはそのままに、風味が丸~くなって、とろんと柔らかく口当たりもよくなる。Photo_2 さすがに手間ひまかかっています。Tさんありがとう(^^)。

 シメイ・レッド。ベルギーの由緒正しきトラピストビール。ブラウン・ビールというのかな?色が濃くて、適度なこくと旨みがおいしい。

 酔うかどうかは事前の体調と関係なく、飲んでみるまでわからない。どうやら今日は酔う日のようで、これ1本(330ml)足らずでかなりふらふら(@_@;)。ひ~。

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2007年8月18日

ピンチヒッター

 チーム地蔵盆メンバー、かもめさんご夫妻、無念のリタイアにつき、PICARLEさんと共にピンチヒッターとして晩夏のさゝ木にて夕食。あの力強く、パワーのある料理を楽しむには受け手にもパワーがいると思うから、お盆休みで連日飲み疲れ(?)気味で、暑さに弱そうなご様子のPICARLEさんがちょっと心配・・・(^^;。

 席は、大将のまさに正面。華麗なパフォーマンスが間近に見られる特等席だ。まずは冷たい梅ジュースが出されて、一息。

 最初は生ビールで。いつもは最初から冷酒をいただくのだけれど、とても喉がかわいていたので、ビールがおいしく感じられる。

 三重県安乗の車海老 南京の寒天寄せ 枝豆 穂紫蘇 すだちのジュレ

  アンティーク風の器の中で輝く金色のジュレがとても涼しげ。

 北海道の毛蟹 きゅうり 芥子風味の蟹味噌

  今が旬の毛蟹は身がとっても甘い。少し芥子を混ぜた蟹味噌がアクセントの効いたソースのようになっている。

 二杯目は冷酒で。茨城県の山桜桃(ゆすら)。香りがよくて、柔らかいお酒。いつもおまかせだけれど、おいしいのを出して来られるなあ、と思う。PICARLEさんはいろいろなお酒を試しておられた。和歌山の黒牛とか・・・。詳しくは写真と共にこちらで。

 鱧のお椀 オクラのすり流し 梅肉

 渋い銀のお椀の中には、美しい翡翠色のオクラのすり流し。目に涼しく、祖母に譲られた翡翠の指輪を思い出す。大きめの鱧はふんわり柔らか。夏の香りに夏の色。

 お造り すずき(ちり酢で) 岡山の蛸(シークワーサー果汁と塩で) 熊本の馬刺し(しょうが醤油で) 大とろの握り

 中とろのヅケの握り

 ついもう一個・・と思ってしまう(^^;。大将のおすしを握る手さばきのアーティスティックなこと・・。

 炙りさんまの握り(しょうがで)

 今日は握りがもう一つ♪一つの季節の終わりには既に次の季節の気をはらんで・・・。少しの秋の気配を感じさせるひとしな。旬は少し先で、お彼岸の頃とおっしゃるけれど、なんのなんの。バーナーでさっと身を炙ると脂がじゅわっと溶けていい匂いがする。これがわたしの今日のベスト。

 PICARLEさんが隣でバーナーがほしいとか言っているけれど、家で使うのはやめてくださいね。火事いきますし。

 鮑とわかめの焼き物 肝のソース

 大きな鮑の貝殻の器で焼かれている。厚くて柔らかな鮑。混ぜて食べれば、肝のソースがからんだ焼きわかめの磯の香が強くなる。これもやはり、子どもの頃に見た夏の海の風景を思い出させる。今日はいつもより「何か」、を喚起させる料理が多いような気がする。わたしが往く夏に特別な思いを抱いているせいだろうか。0708_3 

 冷たいビーフン 赤と黄色のパプリカ 澄んだトマトの果汁 ズッキーニ

 イタリアンのような一皿。彩りが鮮やか。口の中を直すために、とおっしゃった。大事なことです、と。

 ふかひれのステーキ 子芋 青菜 すっぽんスープのあん

 再びこれがいただけるとは~(^^)。身の厚いふかひれを三日三晩、すっぽんのスープで煮込んで味をしみこませて、さらにフライパンで香ばしく焼いたもの。美味!

 大将おっしゃるには、「ふかひれはプラスチックのようなもんですから、ちょっとやそっとでは味が入りません。また、鰹や昆布のだしでは負けてしまいます」。

 鱧と梅肉の混ぜご飯 刻んだ大葉

 新作のご飯です、とオートクチュールみたいなことをおっしゃる(笑)。鱧のご飯と言うと、蒲焼にしたものが多いけれど、これは違いますよ、と。真っ白な鱧に梅肉のペースト。あらかじめだしで梅を煮て、梅の風味を十分に移してあるとか。

 メロン 桃 桃のピュレをかけて、皮をむいたデラウェアを散らして

 以上、おいしいお料理にパワーをもらいました。

 一旦は、では帰りましょう、となったものの、復活を遂げたPICARLEさん、次はコート・デ・ブラン!とおっしゃる。あれ?初めてのパターンですね?と思っていると着いてみてわかったその真の意図(笑)。

 コート・デ・ブランでは、吉志部さんからいろいろなお話を伺い、「自由研究」(笑)の「職業アンケート」など。

 ポール・バラを一杯。そうこうしているうちにPICARLEさんがゾンビのように・・・。濃くておいしいフォンダン・ショコラとヴァニラアイスクリームを食べ、さらにパトリス・リオン サヴィニィ=レ=ボーヌ 2004。美しく澄んだ色、香りが広がる。パトリス・リオンはおおよそ何を飲んでもおいしいなあと思う。

 明日早いのでそろそろ、ということになるが、「そういうことで二人」とワインバーの席が予約され、わたしもあのバーが大好きなので断るわけもなくご同行。

 最後の締めに、シャルル・コーリー ゲビュルツトラミネール ヴァンダンジュ・タルディフ 1996を。ちょっと珍しい、遅摘みのゲビュルツトラミネールのデザートワインだ。

 ソムリエOさん、「はたこさんはゲビュラー(笑)でしたよね?これは気に入る味だと・・・」だって。ゲビュラー??う~ん、たしかにそうかもしれない・・。

 さらに飲まれるPICARLEさんを残してお先に失礼する。だって明日は朝からお地蔵さんのお飾りなんだも~ん。そう、わたしも町内の役はやってないけど、チーム地蔵盆のメンバーなのだ。師匠は無事帰れたのかなあ・・。心配・・。

 かもめさん、代打、立派に勤め上げました!!おいしいお料理を堪能させていただきました。ありがとうございました。PICARLEさん、さゝ木はいかがでしたか?お付き合いありがとうございました(^^)。

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2007年8月11日

うれしい驚き

Photo  今日は、かねてよりの計画、かもめさんと二人でコート・デ・ブランへ・・・。お料理もダ・ヴィンチさんにお任せで、とても楽しみだ。

 七時ごろにお店に着くと、なんと「シャンパンはこれをと・・・」と、出てきたのはガティノワ。大好きなシャンパーニュなので思わず歓声を上げる。

 かもめさん到着。なんと驚いたことに、このガティノワはわたしへの誕生日プレゼントだとおっしゃる。これはほんとにサプライズだったので、感動・・・。素直に、ありがとう~、なんて、いただいたけれど、このようにお祝いしてくれる人がいるということはまさに有り難きことであると、心からうれしく、幸せに思う。ちょっとうるうる来てたよ。

 なんでも、ガティノワは今ロットが変わっていて(キュヴェが変わっていて)、これが旧ロットの最後のものなのだそうで、だいぶ落ち着いている、とのこと。新しいロットのはまだ荒々しいのだそうで、先週のうちにかもめさんが頼んでおいてくれたから、最後のが飲めたみたい。ありがとう、かもめさん。ほんとにこのシャンパーニュはおいしい。柔らかくてふくよかで、香りがよくて、ピンクがかった色もきれい。硬質過ぎず、包み込んでくれるような温かさがある。ごちそうさまでした!

 戻り鰹のたたき ロメインレタス にんにく風味のマヨネーズ風のソース 赤胡椒 おろしたパルミジャーノ

 おいしい、とか言うまでもない感じ・・(笑)

 徳島の鱧の焼き霜  おだし たっぷりのさらしみょうが

 みょうがの鮮烈な香りが鱧によく合う。鱧はふんわり。

 いさきとトマトの冷製カッペリーニ

 いさきとトマトをさっと和えて・・とおっしゃるけれど、味が全体的にとてもなじんで美味。何で味をつけてあるのかなあ、と思ったけれど、聞いても自分でできるわけもないので(笑)聞かない。

 スペアリブのコンフィのオーブン焼き グリーンサラダ

 豪快に手で食べる。びっくりするような身離れのよさ。コンフィなのに、ぎとぎとしてなくて、塩辛くもなく、かりっとした表面が香ばしい。上品な感じ。

 カイノミのビーフストロガノフ バターライス

 初めて使う肉の部位だそうで、赤身の肉で、煮込みは浅めです、とのこと。赤ワインで煮込んであって、ソースに酸味が残っているのでさわやかな感じもする。

 赤ワインのソースなので、合わせて赤を一杯。使ったワインと同じのを出しましょう、と、出てきたのは、ラモネのシャサーニュ・モンラッシェ 2004。明るく透明な色調、樽香、奥にちょっとのベリー系の香り。ほどよい甘さ。ラモネはやっぱり赤もいいな。

 チーズ  セージ・ダービー サントモール(なんとか) ポンレヴェック 薄切りのパン 枝付きレーズン 

 セージ・ダービーは、緑の紋様入りの大理石みたい。さわやかなセージの風味が効いている。シャンパーニュに合うという真っ白なサントモールは、もちろんガティノワと合わせれば、チーズケーキ風味♪

 バゲット

 ダ・ヴィンチ師の料理は、今日もおいしかった~。どれも洗練されていて上品。変なたとえだけれど、「ぼん」の雰囲気を持った育ちのよいお料理、といった感じがする。気持ちよくおいしくいただく。

 タイムリーなお隣さんもいたりして、ちょっとこれもサプライズな夜。

 続いて「チーム寺町」(笑)のカルバドールへ連れていってもらう。なんでも「チーム」にするなあ・・(笑)。松原から二条は歩いてもそう遠くはなかった。カルバドール・デビューである。

 カウンターの中の壁の棚には本当にたくさんのお酒の瓶が並ぶ。分類と排列が異常に気になるのは職業病なので、かもめさんに排架の法則を教えてもらって棚を見渡し、納得する。

 何を飲もうか迷うので、これもかもめさんに聞いてみる。フルーツのカクテルがおいしいということなので、それにする。今日のフルーツは、桃、巨峰、マスカット、オレンジ、グレープフルーツ。

 一杯目は、マスカットと青りんごのリキュールを使ったウォッカベースのカクテル。青りんごの香りでさっぱりしている。

 二杯目は、ウォッカベースの桃のカクテル。ミキサーでつぶした桃に、角切りの桃。ちょっとシャーベット状になっていて、すご~くおいしい。桃のデザートを食べているみたい。

 お誕生日特典(笑)で、かもめさんに過分なお褒めの言葉をいただき、「少女のよう~」なんて言われるが、実は内面に色濃く残る小学生チックな部分を鋭く見抜かれたかと、どきっとする。

 楽しい夜をありがとうございました(^^)。

 *コート・デ・ブラン

 京都市下京区寺町通松原下ル植松町 キシベ印刷2階

 TEL 351-3701 日・月休

 *カルバドール

 京都市中京区寺町通二条上ル妙満寺前町446  若林ビル 2F

 TEL 211-4737 水休

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2007年6月25日

最後の晩餐

 それにしてもよく降ったなあ。あの降り方はもはや梅雨の降り方ではないような気がする。いささか熱帯的。そんな昨日の夜は、H嬢まもなくお引越しのため、旧宅”最後の晩餐”。仕事の後に、餃子持ち寄り会。

 餃子は都合4種類。三宝、ミスターギョーザ、王将、点天。一口に餃子と言ってもそれぞれに特徴があっておもしろいものだ。Photo_101 Photo_103

 お酒は、甲州きいろ香2006、H嬢の故郷のお酒、縄文能代、メイド・バイ・H嬢の、黒糖焼酎で漬けた梅酒。甘口ながら美味。今年はわたしも久々に漬けようかな。

 餃子にワインは合うのかなあ、と常々考えるけれど、よく冷やした甲州はなかなかよいのではないか。

 M嬢、撃沈。珍しいこともあるもんだ。

 H嬢ありがとう。次は新居襲撃?覚悟(笑)!

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2007年4月10日

『ベルギービール大全』

 6日連続勤務はやっぱり疲れるなあ・・・。しかし考えてみればつい最近まで休みは週1日しかなかったはずだ。もっと前は1日と15日、もっと前は盆と正月と祭り。きっと今もそんな感じで働く人はたくさんいそうだ。人間はきっと怠惰に慣れるのだろう。しかし休みとはいえ、そうじやなんやかんやで朝からばたばた。昼からは週課の祖母訪問となにかと忙しい。

 昼ご飯は父がラーメンを作ってくれた。仕事のある日のお昼に外食することがほとんどないせいもあるのか、ラーメンをあまり食べる機会がない。久しぶりに食べたラーメン、おいしかったな。デザートには、残ったりんごで焼きりんごを作った。ラーメンを食べてる間にオーブンで焼く。焼き立てあつあつのりんごに、ハーゲンダッツのヴァニラアイスを乗せれば、じんわり溶けてじゅわ~。しあわせ~。

Bbtzn2260  『ベルギービール大全』 石黒 謙吾・ 三輪 一記 /著 アートン 2007年

 チョコレート、ワッフル(わたしは断然リエージュ風がいい!)、フリット、ムール貝、フランス料理(笑)?とベルギーのおいしいものはたくさんあるけれど、その中でもビールは圧倒されるくらいに多種多様。800種類以上あるビールすべてに専用のグラスがあって、店ではビールがあっても、そのグラスがないとそのビールは出さないというのだからすごいと思う。

Photo_402 Photo_403

  リンデマンス クリークは、さくらんぼのビール。きれいな赤い色に甘酸っぱいさくらんぼの風味。ちょっとセクシーな、アールヌーボーっぽいラベルのはリンデマンス ペシェレス。桃のフルーツビール。色はビールの色だけど、風味はしっかり桃。

カシスは独特のえぐみもしっかりして、どことなくピノノワールみたいな味わいも。フランボワーズは色も香りも愛らしい。

 修道院のビールも、ホワイトビールもいいけれど、こんなビールは楽しくて大好き。

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2007年2月28日

祝・スキャン終了

 蔵点二日目。無事全資料のスキャンが終わる。去年は最後に書庫が残って残業になって、えらいことだったけれど、今年は先に書庫を完了させたので、ちゃんと時間内に終われたのでほっとした。明日打ち上げるリストの処理が少ないと万々歳なのだけれど・・・。

 今日はおやつにマレーヌのケーキを食べた。絶対なくなってほしくない街のケーキ屋さんだ。やっぱりここのオムレットはおいしいな。秀逸な日常のおやつ菓子だ。でも前とは生クリームが替わっているような気が・・・。気のせい?

 久々にル・モニュマン・ブルーに行き、ベルギー・ビールを一杯。なんとなくクリークが飲みたいと思って行ったのだけれど、結局ヒューガルテンの樽生に。このビールは小麦で作ったさわやかなビールで、オレンジやコリアンダーで香り付けもしてあるそうで、ちょっと複雑な風味が魅力。夏はまだまだなのに白ビールは季節はずれかも。でもおいしいからいいや。

 パテ・ド・カンパーニュタルトフランベを食べる。パテは自家製で、しっかりしたお肉の味がする。ベーコンで巻いて、コンソメのジュレを少しかけてある。マスタードとコルニッション、水菜のサラダを添えて。タルトフランベはフロマージュブランと玉ねぎ、ベーコンののった薄焼きピッツァのようなもの。シンプルな食べ物なのだけれどわたしは好き。でも置いてある店は少なくて、こことあとは一乗寺のアルザスしか知らない。

 ここはベルギービールのお店なので、ビールの品揃えは大変豊富。ただやっぱりちょっと高めかな?食べ物はおいしいのにかなり安いし、メニューも豊富でボリュームもある。最初の頃は女性シェフが作っていたけど、今は男性とまた別の女性に二人で作っている。

 生活圏にこんなお店があるのはうれしいことだ。

 *ル・モニュマン・ブルー

 京都市右京区西院西三蔵町13―1 マルクビル B1F

 TEL 315―7000 火休

 *洋菓子のマレーヌ

 京都市右京区太秦一の井町10―7

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2006年4月26日

ル・モニュマン・ブルー

 久しぶりにO殿とル・モニュマン・ブルーにベルギー・ビールを飲みに行った。やっぱりここはよいお店。ビールはもちろんのこと、食べ物も充実していて味もよく、安い。以前よりもメニューはさらに種類が増えている。ただ、不思議なことに、ベルギーなのに、ムール貝はちゃんとあるのに、フリットがない。フリットとは揚げ芋のことで、ベルギーではたいへんポピュラーな食べ物である。専門の店や屋台もあって、からっと揚がった芋にマヨネーズをつけて食べるとこれがまたとてもおいしい。何でも、店によって味はかなり差があるようで、おいしく揚げるにはラードなどの動物性の脂を使ったほうがよいとか。中にはマヨネーズすら手作りしているところもあると聞いた。

 他のメニューは増えているのに、やはりフリットはないので、お店の人に聞いてみると、フライヤーがないのでなかなか難しいのだとか。オーナーはやりたい意向とのことらしいので、「強くリクエストします!」と二人して言っておいた(笑)。O殿とは2年前に一緒にベルギーに行って、いろいろなものを食べに食べた。ベルギーはやはり美食の国だということがよくわかって帰ってきた。

 ビールはまず、ヒューガルテンの樽生。小麦から作られた白くてさわやかなビールだ。そして、リンデマンクリークを。クリークというのはさくらんぼの味の赤くて甘いフルーツビールで、香りもしっかりしたさくらんぼの香り。甘くて、ビールという感じはあまりしないけれど、とてもおいしいものである。面白いのは、それぞれのビールに一つずつ対応したグラスがあること。それぞれ凝ったデザインのグラスは、見ているのも面白い。

 自家製田舎風パテ  肉の味しっかり。ワインにもよく合いそうな本格的なもの。

 グリーンアスパラとたけのこのフランドル風ソース  刻んだゆでたまごのソースがかかった暖かい前菜。ヨーロッパの春、という感じのアスパラガスに、日本の春の筍を添えて。筍もフランドル風のソースによく合った。

 玉ねぎのキッシュ

 ここの売りには何種類かあるキッシュもある。よく炒められた玉ねぎの甘味と香ばしい香りがとてもよい。

 鶏胸肉のワーテルゾーイ

 ごく軽いクリーム煮が、ワーテルゾーイ。脂肪を取り除いた胸肉でさらにあっさり。

 かりかりトリッパのさわやか和え

 かりかりに揚げたトリッパをパプリカ、トマト、玉ねぎ、きゅうりなどのたっぷりの野菜と和えたサラダ。

 タルト・フランベ

 薄くのばしたピッツァのような生地に、フロマージュブランと黒胡椒、生の玉ねぎスライスとベーコンを乗せて焼いたもの。かりかりと食もお酒も進む。

 カラオケ店の店内にいったん入ってから地下へ降りると、そこがお店。ケーキ類もあるし、マリアージュフレールの紅茶もある。簡単なコースもあり、しっかり食べることもできる。店内はわりと広く、奥にはソファ席もあって、くつろげる。あちこちに飾られたタンタンの絵もベルギーっぽくてかわいい。またちょくちょく来ましょう。またベルギーにも行けたらいいねぇ。

 *ル・モニュマン・ブルー

 京都市右京区西院西三蔵町13―1 マルクビル B1F

 TEL 315―7000 火休

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2005年6月12日

ル・プチメックとトミナガ

 お昼に食べるパンを買うため、ル・プチメック経由で職場へ向かう。今年からなぜかこの店は、金・土・日・祝しか店を開けなくなったのだ。お昼に食べる分を一つだけ買おうと思って中に入るも、決意空しく結局あれやこれやと買ってしまう。買ったものは、小エビとゆで卵のサンドイッチ(カスクルート)、ベルギー産チョコレートチップとドライクランベリーが入ったパン・ヴィエノワ・エレンカレーパン2号くるみとオレンジのパンの計4点。

 待ち遠しい昼になる。小エビとゆで卵のサンドイッチは具がたっぷり両端のとがったフランスパンに挟まっている。パンの両端の少しこげてぱりぱりしたところがなんとも香ばしい。ゆでた小エビはぷりっぷりで生臭くもないし、小エビとは言うものの身は大きめ。ゆで卵もたっぷり。マヨネーズにカイエンヌペッパーかな、赤いスパイスが振ってあって少しぴりっとしている。

 午前中強烈に忙しく、いつもより空腹だったのでカレーパン2号をオーブントースターで温めて食べる。このカレーパンは、玉ねぎパンにカレーを包んで焼いてある。表面に粉を振って、「2」と描いてあるのがかわいい。温めると玉ねぎの香りが漂う。ここのカレーパンはどういうわけだかとても辛い。カレーはカレーパン1号のものと同じだそうだが、そのカレーパン1号の説明書きには「おいしいかどうかわからないくらい辛いです」と書いてあるのだ。激辛とまではいかなくてもカレーパンとしては破格に辛い。店主の好みだろうか、謎。

 口の中の火事を治めるため、つい甘いものに手が伸びてしまう。パン・ヴィエノワ・エレン。チョコチップとクランベリーはたくさん入っているけれど、そんなに甘くはなく、さらっと食べられる菓子パンといった感じ。それゆえ半分だけと思ったものを全部食べる。

 午前中より輪をかけて忙しい怒涛のような数時間が過ぎ、午後3時45分となる。休憩に入る。くるみとオレンジのパン。アイスコーヒーとともに。やってしまった。結局全部食べるんやん!このパンは直径6cmほどの小さな(言い訳?)丸パンである。中にくるみとオレンジピールが入って、甘くはない。チーズといっしょに食べるとよさそうだ。くるみは嫌いなくせにオレンジピールにひかれて買ったのだ。非常に持ち重りがするから、ひょっとして、と思ったのだがやはり、くるみがぎっしり入っている。しかも丸のままのがごろごろ。さすがプチメック、くるみパンと言ったらとことんくるみなのだ。わたしには辛かったので後半はくるみをほじくり出して取ってから食べる。食べ物の神様ごめんなさい。わたしの目をつぶさないで下さい。裸のくるみに「二度と買うな」と言われているようだった。

 終業後、来週の父の日に贈る日本酒を買いに、嵯峨まで丸太町通を西へ走り、トミナガという酒屋に行く。「都丸」という伏見の地酒を買いに行くのだ。この酒は先日読んだ『京都みやげを買う前に』で紹介されていた、「祝米」という京都の酒米で作られている酒だ。この店の店主も参加して、その米から作っているというのだ。この店のほかあと2店舗でしか売っていないらしい。飲んだことはないけれど、めずらしいもののようなので贈りものによさそうだ。

 店に行くと、中に大きな酒の貯蔵タンクがあって、そこから酒の量り売りをしてくれるコーナーがあった。父の日の贈り物用の手書きラベルもつけてくれるという。試飲してみると、少し甘いような気がしたけれどおいしかったのでこれも買う。生酒なので要冷蔵とのこと。

 京都の地酒を集めたコーナーもあるし、日本酒のタンクのほかにも焼酎の甕もある。店員さんも親切だし、なかなか楽しい酒屋である。また行こう。

 *ル・プチメック

 京都市上京区今出川通大宮西入ル北側

 金・土・日・祝のみ営業

 *トミナガ

 京都市右京区嵯峨新宮町

 

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