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dimanche 04 janvier 2015

2014年 フランスの旅 アルザスワイン街道(2)

 当初の予定にはなかった街、ベルクハイムへ・・・。

 他に行きたいところはないかとガイドさんが尋ねて下さったので、ダメ元で、マルセル・ダイス!と言ってみたのだ。言ってみるものですねぇ・・・・・。アルザスで一番好きな作り手だ。

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  さすがのマルセル・ダイスは、広くて美しい試飲室が完備。土壌に重きを置く、ダイスさんだから、各畑の石の見本も置いてあり、プロジェクタも完備。試飲にはいくつかのコースがあるようで、イケメン男性解説員が資料を使いつつ、懇切丁寧に解説してくれる。

 わたしが選んだのは、テロワール・コース(といった感じのコース)。

.Photo_17 試飲は、軽いものから、重いものへと、システマティックに進められる。

 

 アルテンベルク

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.Photo_18  マンブール

 さらにシェネンブール

 と、ほんとにこれ飲んでもいいんですか?というようなワインが次々と供され、試飲は全部で9種類に及ぶ。

 マンブールを購入。

 一旦ドメーヌに別れを告げたものの、迷っていたワインがあったので、やっぱり買おう!と決心し、ドメーヌへ引き返す。すると、そこにはご当主のマルセル・ダイスさんが!!

 握手をしてご挨拶。とても気難しくて怖い方だと聞いていたのだが、にこやかな方だった。きっと仕事に対しての姿勢の厳しい方なのだろう。

 目的のワインを買い足して、思いがけない出会いに感謝しつつ、再びドメーヌを後にする。

.Photo_19 次は、ジャン・ゲイラー。ガイドさんが、買いたいものがあるとのこと。

 協同組合のようなところらしい。ここでは、この季節にしか飲めない、ヴァン・ヌーヴォー(発酵途中のジュースのようなワイン)を試飲。甘くて微発泡。土地の人たちが、瓶を持参で買いにくるみたい。ガイドさんも瓶持参。

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  そして次は、アメルシュヴィルへ。

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 ジャン・バティスト・アダムを訪ねる。ここもかなり大きなドメーヌだ。

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  ここでは、試飲だけではなく、樽や、昔の道具を見せてもらった。

.Photo_22 樽の口の飾り。

 樽職人が、意匠を凝らして付けるらしい。

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  グランクリュ、ケファルコップフの畑。

 いったいアルザスにはいくつのドメーヌがあるのだろう?

 アルザスにはまた来るかも?そう、二度あることは三度ある。

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samedi 03 janvier 2015

2014年 フランスの旅 アルザスワイン街道(1)

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  アルザスワイン街道の旅は、まずリボーヴィレから。付いて下さったガイドさんは、アルザスに住んで8年になるという若い女性で、とても親しみ安かった。予想どおり、ストラスブール大学のご出身。

 町並みはほんとに日本のそれとは考え方からして違うまったく異質なもので、その異質さにかえって癒される。街全体が映画のセットのようだ。家々の窓辺に飾られるゼラニウムは、ほとんど「義務」のようなもので、自治体が費用を持ち、世話もしにきてくれるのだそうだ。

 肉屋の塔小麦倉庫などを見学。街を囲む三つの山城の話に興味をひかれる。遠くから見るだけだったが、堅固そうな城だった。

 偶然、行きたかったお菓子屋さんの一つ、ギルクの支店を見つけて、マカロンとしょうがのショコラを購入。

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.訪ねたドメーヌは、ルイ・シップ。飲んだことのない作り手だ。マダムにいろいろ好みを伝えながら、リースロング、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールなどのアルザスの代表的な品種を試飲。

.Photo_6 次なる街はユナヴィル。その昔この街を貧困から救ったユナさんにちなみ、ユナさんの街だからユナヴィル。

 アルザスの自治体は、人口30人とか50人とか規模が小さく、街から街の距離もとても短い。どういう社会構造なのかよくわからない。

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.Photo_7 ユナヴィルには教会があって、時計台の時計の針がぶどうの房になっていた。

 この、サン・ジャック・ル・マジュー教会は、ちょっと珍しい、カトリックとプロテスタント共用の教会。時代を追うごとに立て増されていった、八角形の城壁を持つ。

 教会全体が要塞化しており、戦のときには村人を中に入れて、戦火から守ったという・・・。

 先ほどの山城もそうだが、まるで日本の戦国時代の話を聞いているようで、胸熱。。。

.Photo_8 教会の裏手には、ぶどうがたわわに実る。

 そう、今がまさに収穫の季節。そこここで、ぶどうを満載した車と行きかい、ちょっとした屋根のある広場のようなところでは、収穫人たちのための昼食の準備がされていた。

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.Photo_9  次の街は、リクヴィルラ・グルヌイユというレストランで、ベッコフに舌鼓を打ち、しばし街を散策。

 これは、ヒューゲルの看板。とてもアルザス的。

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.Photo_10  ア・レトワール。1686年に建てられたバロック様式の建物。看板はアルザス出身の画家、アンシによるもの。

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  街のトレトゥールやパティスリーもおいしそうで・・・。

 何やら甘い匂いに振り返ると、店頭で焼き菓子を焼いて売っている店を発見。ころんとした丸いお菓子が次々とオーブンから出て来る。

 ガイドさんに聞けば、アルザスのマカロンだと言う。試食しておいしかったので購入。マカロンは地方色豊かなお菓子で、アルザスのマカロンはパリのものとまったく異なる。ココナッツ主体のソフトですこしねちっとしたお菓子。素朴でおいしい。

 アルザスお菓子街道の旅のようでもあるが、次も・・・。

 ニーデルモルシュヴィルだ。そう、あの有名なクリスティンヌ・フェルベールの店があるところだ。ここのジャムが好きで・・・!

 お店は本当に小さくて、村のよろず屋さんのようなもの。日用品から新聞まで売っている。フェルベールさんのお家の庭で採れたレンヌ・クロードのジャムと、アルザスのミラベルのジャムを購入。徹底的に土地の味を狙っていく。

 さらに・・・。

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