かもめさんと二人、祇園 さゝ木にて夏の備えのパワフルな夕食。
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申し訳なし。わたくし少々遅刻(汗)。
のどを潤すは、山口県は萩のお酒、東洋美人。
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前菜からスタート。
茄子の煮浸し うに キャビア 鱒の子
みょうが、らっきょう、干しあんずのようなのも散らされ、少し酢味噌があしらわれている。
魚卵が苦手なわたしも、もっと食べたくなるおいしさ。ご主人によると、茄子はへたがおいしいとか。食べてみれば固くもなく、違和感もなく。
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目の前では、ご主人の神技のような鱧の骨切り。
しゃ・しゃ・しゃ・しゃ・という小気味よい夏の音。
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すっぽんと冬瓜のお椀
すっぽんは大分の天然もので、4キロもある大きなものだとか。冬瓜は沖縄産。白いのはずいき。
ふわっとしょうがの香り。臭みなどまったくなく、ひたすらに滋味。栄養ありそう・・・。
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先ほどの鱧は、目の前でおこった炭の上でさっと炙られる。皮目を下にして乗せると、ちりちりっとおもしろいように身が縮んで丸まって花のようになる。
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韓国産の鱧。
シンプルに塩とすだちで。わさびもいいけれど、わたしは鱧には付けないほうが好みかも。
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次のお酒は、福井県の黒龍。
このラベルの黒龍は初めて見る、と言ったら、「愛山」を使ったお酒で、あまり入って来ないものだと教えて下さった。
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鰹のたたき しょうが醤油で。
ちょっと季節がずれていはいるけれど、とてもよいものが入ったので、どうしても、とご主人。
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さあ、甘酢しょうがが出てきました!
となると、次はおすし。全三貫。
ご主人が端から端まで移動して順番に握っていかれる。.
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清冽しているのは、いさき。
おすしはすべてご主人の手からつまむので、すぐにお口へ・・・。ゆえに写真はなし(笑)。
甘えび→いさき→境港のまぐろのづけ の順番で。
いさきが特に美味!
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次は、お店の名前を冠した、祇園 さゝ木。
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鮎!!
こんがり・・・。
岐阜県の和良川の鮎はとて良いのだそう。食材の産地の話はとてもおもしろいと思う。話を聞けば、行ったこともないその土地の恵みに感謝の気持ちがわく。
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ちょっと信じ難いほど長時間焼かれた鮎。
この香ばしさ、わたのおいしさと言ったら・・・。
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このお店で白ワインを提案されるのは初めてだ。
国産ワインかと思ったら、実はアメリカのシャルドネ。
次のお料理に合うのだそうだ。
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さゝ木の夏の定番と言えば、ピッツァ釜で焼かれた極厚のい鮑に肝ソースだけれど・・・?
今日はピッツァ釜はなし。
なんとなんと、その定番のお料理が、鮑のステーキと万願寺を乗せた、肝ソースのパスタになっている!!
いつの間にリストランテになったのだろう(笑)。いろいろな麺で試してみたところ、一番しっくり来るのがパスタだったのだそうだ。濃厚な肝ソースがよく絡んでいる。鮑は特大がごろごろ。揚げてあって香ばしく、むっちりもっちり、柔らかい・・・。
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最後は、賀茂茄子の揚げ出し。
ほっこりする。
ごはんは何だろう?と話していると・・・。
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これもびっくり、鱧のまぶし。
しょうがも混ぜて。
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しっかり味の夏ごはん。土用の丑を意識されているのかな?鱧も長いし(笑)。
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しじみ汁と、大根と茄子のお漬物。
しっかりお代わりもして、おなかいっぱい・・・。
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しかし別腹稼動。
桃と自家製ヴァニラアイスクリーム 小豆と抹茶のソースがけ
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宮崎の「太陽のたまご」を使ったマンゴープリン。
さゝ木さんの料理は、スカパラのライブに似ているかも。
その心は?
「闘うように、楽しんでくれよ!!」
ごちそうさまでした^^。
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そのあとは、久しぶりの小嶋さんのお店、アフィナージュへ。デザートみたいなフルーツシャンパンカクテルを楽しむ。見た目もお味も芸術的。
小嶋さんは増子さんに似ている。すなわち「あにき」・・・。いやまあタイプは異なれど、あにきと呼びたくなるほどに人徳がにじみ出ておられるのである。
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