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mardi 29 juillet 2014

電子辞書/うなぎ

 生まれて初めて電子辞書を買う。小さな体に何冊もの辞書が入っており、中には、クラシックの曲を検索できて、フレーズまで聞けるというおもしろいものも。わたしが学生だった頃は電子辞書などなかったので毎日毎日、重い辞書を日によっては3冊もかばんに入れて学校に通ったものだった。

 当たり前のことかもしれないが、大きい辞書だからと言っても収録されていない言葉がある。比較的新しい言葉は特にそう。そんなに頻繁に改訂されるわけではないからね。今日たまたまわかったのが、 courriel という単語で、これはロベール仏和大辞典には載っていなくて、ロワイヤル仏和中辞典(好きな辞書♡)には載っている。すぐにその場で違う辞書をひいてみられるのは便利だなあ、と思った。ちなみにこの courriel という言葉、フランス人でも使う人と使わない人がいるそうな。

 一つまた便利なツールを手に入れたのだから、なんとかもうちょっとだけでもフランス語がわかるようになりたいものだ。でないと、フランスで遭難しそうだ。珍しく向上心が(笑)。

 さて今日は土用の丑。先日はボスの計らいで職場で土用の入りのあんころ餅をいただいた。土用フルコース(笑)。

.002 今年も鮒元のうなぎを自宅で。

 お供は、ソガ・ペール・エ・フィスの美山錦 2013

 うなぎに山椒よりも、わさびが好き。

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jeudi 24 juillet 2014

フェスティバル

 49年ぶりの後祭の巡行の日。しんがりをつとめるのは150年ぶりに帰って来た大船鉾。

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 後祭は先祭と逆回りのコース。烏丸御池が出発点だ。

 わたしは新町や室町から、大通りへ出て行くときの小さな辻回しが大好き。今回も、新町御池で、船が大きく舵を切り、進行を始めるのを見守る。進撃の大船鉾。

 巡行は、自分自身が、これは、というポイントに移動して見るのがコツ。後祭は、新町から御池通を東に歩き、河原町御池で子ども神輿や花笠巡行を見つつ、御池通を西へ。

 新町を下がって、町内へ帰ってくる山を迎える。まず八幡山が帰り、

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  続いて北観音山、南観音山。拍手で迎える。無事帰ってくると、ほんとにほっとしてうれしくなる。巡行はたぶん、大通りをしずしずと進んでいるのを見るよりは、出発と帰着を見る方が、わたしは楽しいと思う。何度見てもあきない。

 急ぎ待ち合わせ場所に行き、Kさんと会う。コーヒーをいただきつつ、しばしお話。Kさんは立場も高くなられて、いつにも増してお忙しくされているようだ。

 これから先、10年くらいのスパンで、休み山の鷹山の復活があるかもしれない、など、山や鉾、そしてお神輿の興味深いお話を伺う。

.016 今年もみこし弁当を、有り難く頂戴する。

 帰宅してお昼は、もりもり、みこし弁当。ごはんと沢庵と梅干と黒胡麻。超シンプルなのに、とてもおいしいのだ。年々、お配りするところが増えて、今では3000個を調整しておられるとか。もちろん非売品。

 御札、ちまき、御神稲もいただく。昨年の分は、近い内に八坂さんへ納めに行かなければ。

 Kさん、いつも本当にありがとうございます。

 すぐに弟の家にも届けに行く。姪っ子は9ヶ月と一週目。つかまり立ちができるようになっていた。こんなにかわいい子はいない(←オバばか)。

 さて、夜は。。。

 この流れで行くと、確実に還幸祭のお神輿なのだが、

 実は違って、フェスティバルホールにて、スカパラのライブ。

 25th Anniversary Hall Tour 2014 『SKA ME CRAZY』

フェスティバルは極めて音がいいので、スカパラは特に値打ちがある。

 歌ったり踊ったり、こちらも祭り。まさかスカパラで、年末でもないのに「歓喜の歌」を大合唱しようとは(笑)。MC多めではあったけれど、ぴったり三時間の長いステージ。

 あちこちで祭り。

 そう言えば大阪も今夜は天神祭の宵宮。大阪育ちの子らは、天神祭に、わたしらの祇園祭みたいに、子どもの頃からのいろんな思い出をたくさん持ったはるんやろうな。

 ライブ前に世界のビール博物館でまずビール。ライブ終わりにHUBでまたビール。

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mercredi 23 juillet 2014

宵山散歩

 いったん家に戻って休憩。昼寝の後に日が落ちてからの宵山散歩。

 思ったとおり、大船鉾は凄まじいことになっており、警備の警察官の声が響き渡る。鉾までの到達時間は1時間が見込まれます、とか、恐ろしいことを言っている。

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  新町通を北上し、南観音山と北観音山で、お囃子を聞く。夜見ても美しい山だ。友人からメールが来て、NHKの宵山中継で、栗山千明が室町通に来ていると。わたしが立ち去ったあとに北観音山にも来たみたいで、ニアミスだなあ・・・とちょっと残念に思う。栗山千明はけっこう好きだし。

 お囃子、いいね。旅の人が聞くお囃子と、京都の町中で育った人が聞くお囃子の音はきっと違うと思う。町中の人が聞くお囃子には、酸いも甘いも、子どもの頃や思春期の思い出がたくさん入っているような気がする。

.032 涼を求めて、ワイングロッサリー・ワインバーへ。

 旅の方らしいお客さんもいて、楽しそうでいい。

 乾いた喉をガティノワで贅沢に潤す。

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  アミューズは、たこのマリネと水牛モッツァレラ、フルーツトマト

 夏らしい。

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.034  そろそろおしまいの、鮎のコンフィ

 季節はゆっくりと進んでいる。

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.035 フリードリッヒ・ベッカーさんの、ヴァイサー・ブルグンダー 2012

 ドイツワインはほとんど知らなくて、覚えているのはこのベッカーさんと、あとはフーヴァーさんくらい。どちらも確実においしい。

 ヴァーサー・ブルグンダーは、フランス名ピノ・ブラン。大好きな品種だが、これは予想を上回るおいしさだった。さすがベッカーさん。

.036 ほろほろ鳥の瞬間スモーク 粒マスタードのソース

 柔らかくて、しっかりこくのあるおいしいお肉。スモークの香りも軽やかで、おいしい一皿だった。

 祇園祭や、京都検定のお話などを楽しくさせていただく。

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.039  昼間に、ショップに寄ったときに見つけて気になっていた長野のワインがグラスで出ているのに気が付いた。

 ミエ イケノ ピノ・ノワール 2012

 八ヶ岳で、ぶどう栽培から手がけておられる女性醸造家らしい。よい機会なので、テイスティングサイズで一杯。

 香りもよく、上質な印象。アメリカのピノのような感じもあって、日本のワインとは少し違った感じがした。たしか、ショップでは5000円くらいだったか。同じくらいの価格帯のフランスのピノと比べるとどうなのかはわからないけれど、わたしはおいしいワインだと思った。

 目も耳も舌も心も、あらゆるところでお祭を堪能。

 室町通をぷらぷらと散歩の続きをしつつ、いい気分で帰路につく。

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凱旋の船

013 150年ぶりに帰って来た船。

 出て行った船は、勝っても負けても、必ず帰って来なければならない。

 ようやく・・・、の思い。

 禁門の変で焼けた鉾。この復興は、東北へのエールにもなるのではないだろうか。

 この船に乗って帰って来られた神功皇后は、船出のときにはなんと妊娠中!!戦の中で無事出産。闘う妊婦なのだ。これによって、神功皇后にちなむ三基の山や鉾では、安産のお守りが授与されている。

 立派な金の御幣は、2メートルもあり、この船の大きさを後世に伝えてくれていた。

.007 この鉾、実はまだ完成形ではなく、これから先まだ数年をかけて調えられていくという。

 鉾の内部の天井の装飾もまだできておらず、木組みが見えていた。これから毎年、できていくのを見るのが楽しみだ。

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.016  後祭の鉾と山は、全部で十基。スタンプラリーもあるようで、どこもにぎわっている。

 鯉山では必ずこれを見る。

 ベルギーの毛織物がこんな遠くに来ていたとは、ベルギー人もびっくりだ。富は大切なのである。

 また、これだけの美しさを保って保存されてきた、ということもすごいことだ。人から人へ、時代から時代へ。橋渡しとなったたくさんの人々の偉大さを思う。

.019_2 役行者山では、聖護院の修験者を迎える準備が調っている。山伏問答のあと、祈祷で護摩が焚かれるのだ。

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.023 というわけで、山伏なう。

 かっこいいわ・・・山伏。

 

 八幡山にて。

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.Ca05fymf  浄妙山にて。

 山の前に立てられた、「下馬」の札の裏に「常明山」の異なる字の表記。

 会所の方に尋ねてみると、はっきりとは分からないが、明治の一時期にこの表記をしていて、道具(くじを入れる箱など)に薄くこの字が残っている上に、「浄妙山」と書かれたものがあるということだった。なぜこの表記を使っていたのかはわからない、とか。

 この山にちなむ僧兵の名前は「浄妙」と書く。

 こんなふうに、会所を回っていると、あっと言う間に時間が経ってしまう。

.027_2 美しい北観音山。

 南観音山と並んで、どちらも美しい山だ。南観音山と違って、北観音山は一般の人の拝観はできない。

 さあ、日が落ちてからはまた、今度はお囃子を聞きに出かけよう。

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mardi 22 juillet 2014

点心

 今日は朝から、京都で三つ、新大阪で一つ、大阪で一つ、とするべきことを五つもこなして、えらかったぞ~、わたし。人生、暇だったことが未だかつてあっただろうか。やりたいことも、やらなければならないこともいつだっててんこ盛りで、入院していた1ヵ月半だって、暇で退屈なんていうことはなかったなあ・・・。

 お昼は午前の用事を終えた北山で。西の方から移転された、乃しにて、点心弁当を。

.001 小ぶりのお弁当箱には、出し巻き、鴨ロース、かまぼこ、ひろうす、お造り、鰆の西京焼き、茄子の田楽など、王道のお弁当のおかずがぎっしり。どれもよいお味!

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.002 003貝柱入りのにゅうめんひじきごはんも付いて、かなりのボリューム。

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.004 水菓子は、しょうがのプリンと、巨峰のコンポートとレモンのジュレ、ゴーヤのチップス

 移転されてから初めてうかがったけれど、お料理は変わらずおいしかった。

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dimanche 20 juillet 2014

本宮祭

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 宵宮祭と本宮祭。

 伏見稲荷ののお社が、いつもと違った表情を見せる夜。

 境内が赤い提灯で埋め尽くされ、赤い光に、楼門の朱がよく映える。

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 奥宮に向かう、千本鳥居にも赤い提灯。美しく、妖しく、そして怖いような・・・。

 狐のお面を付けた人がたくさんいる。すれ違った人の中には、もしかすると、人ならぬものがいたかも・・・。そんな気にさせる夜の伏見稲荷。

 一年に、二回だけ。




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samedi 19 juillet 2014

穴子さん

 お久しぶりに桂の喜久寿司。そうそう、昨年もこの時期ほぼ同じメンバーで集まったなあ。Fさんご夫妻、Oさんとそのグルメ友達の美人さん。皆さん、三連休ということで、心なしかいつもよりお顔が華やいでいるような・・・(笑)。

.003 とりどりの肴をいただきつつ、八海山梅酒など。

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.004  京都で、たぶん大阪でも、夏の魚と言えば、鱧!昔から京都ではポピュラーな魚なので、鱧の照り焼きは、冬のぐじ同様、祖父を思い出させる。正確に言えば、祖父のために祖母が調えた食卓を。

 ほんとのことを言えば、祇園祭の頃よりも、9月の鱧がおいしい。定番のお椀、「鱧と松茸」は、その時季のおいしいものを合わせている。

 鱧の食べ方で一番好きなのは、牡丹鱧に、この焼き霜造り。絶妙な温度がええねん・・・。炙ると脂がじわ~と皮目に浮いてくる。

.005 しまあじ

 「刺身」か「お造り」か。「桶盛り」「舟盛り」の是非論争、と言うか、ほぼ dis (笑)が始まる。わたしは「桶盛り」は見たことないような気がするし、舟盛りも海の民宿か、宴会場でしか見たことはない。でも海辺の宿の舟盛りはなんだかエンタテインメントな感じで好きだな。

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.006_2  賀茂茄子の二色田楽

 賀茂茄子の旬はもうそろそろ終わりだとか・・・。

 が~ん。知らなんだ!八月いっぱい大丈夫かと思ってた。じゃあ、岡山の白桃と同じくらいに、夏の初めにいいのは姿を消してしまうんやね。急げ~!

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.007  いかのしそ揚げ

 Oさんが、蒼空の夏限定のお酒をご持参されていて、お相伴にあずかる。

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   穴子を炙ってもらって、海苔とともに

 お寿司もいいけど、これもまたすばらしくおいしい食べ方。

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.009 平目

 大好きですよ。いつも。

 平目と鰈、そっくりなのに肉質も味もぜんぜん違うよね。そっくりなのにな・・・。瓜二つやん。

 そうそう。鯖が獲れなくなってきていて、価格が高騰しつつあるとか。そのうち高級魚になったりするのだろうか。若狭の浜焼きも高騰かも。

.010 鳥貝

 炙って塩で。むむむ・・・。おいしい!

 独特な香り。内緒だけど、わたしはこれを「セメダイン香」って思う(笑)。リースリングのオイル香と言ってもいいかもしれないし、熟したメロンにも似ているかもしれない。絶対、香りの成分の化学式は似ていると思う。

.011 今回、穴子の確保が難しかったそうで、ご主人がんばってくれはったそうで、ありがたし!

 「一人一本は確保してますしね」と!

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  喜久さんの穴子は、絶品。

 ふんわり柔らか、ほどよい甘辛さのたれ。食べればしばし忘我の境地に入り、無言・・・。

 Tさんに穴子テロを敢行したら、「先週行きました」と返事来た。

.013 最後に干瓢巻きを。

 ごちそうさまでした!

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vendredi 18 juillet 2014

ギャレット・ポップコーン

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  弟がくれたポップコーン。店の名前はギャレット

 伊勢丹で限定販売していたのを、整理券もらうのに並んで手に入れたのだそう。

 これ、もしかして表参道で行列していたお店のかなあ・・・?

 キャラメル味とチェダーチーズ味のミックス。それぞれにおいしいのだけれど、いっしょに食べると甘辛くて、やめられない止まらない!かなり危険なポップコーンだ。

 貴重なものをありがとうね~!



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jeudi 17 juillet 2014

御神輿の日

 神幸祭。

 中御座と共に歩く。

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 人生にはいろいろなことがあって、辛いときも悲しいときもあるけれども、それでもまた、時が巡って、こうして渡御される神様に会える。

 ただただ、有り難いことだと思う。

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mardi 15 juillet 2014

会所を回る

 今日は休日。祇園祭の他のことはしません!(笑)。

 孟宗山、菊水鉾など今年懸装品を新調されたところを中心に、たくさんの会所を回る。

.012 山伏山では、茅の輪くぐり。

 こちらの町は、宮城県岩沼市と交流があるようで、震災復興支援をされている。物販のテントがあって、岩沼市役所の方が物販をしていた。売上は、復興プロジェクトに充てられる。岩沼市は、仙台の南にある、ということさえわたしは今日知ったのだが、ともあれ、小さな小さな復興支援として、レトルトカレーなどを買う。

 ちなみに茅の輪は、岩沼市の竹駒神社の御神田の稲藁で作られているそうだ。

.015 菊水鉾は、去年新調されたものと対になる胴懸を新調されたそう。

 お茶席(今日は遠州流)に上がって、「したたり」をいただきつつ、懸装品を見る。

   いろいろ回って少々疲れたので、いったん家に帰って水分補給。

 そして杉本家。ここの室礼はすばらしい。俵屋宗達の秋草図が出ていて、やっぱりいいなあ、と思う。たまたま、歌子さんの説明が聞けて、とてもラッキーだった。

 「わたしたちがここで暮らしてきたような感じで」屏風などを楽しんでいただきたい、との思いから、ガラスケースなどにも入れず飾っている、とおっしゃっていた。

.020 船鉾は、いつも大人気。

 今年は、大船鉾が復活をして、ようやく出て行った船が凱旋して帰ってくる形になるから、よかったなあ、と思う。

 祇園祭の山や鉾には、神功皇后にちなむものが三基ある。

 船鉾・大船鉾と、占出山。なぜか神功皇后が大人気(笑)。

.007 占出山の三十六歌仙の水引。近年新調された方は、国宝の三条小鍛冶の太刀といっしょにもう少し奥に収められているけれど、以前のものも味があってよいと思う。

 この山は別名「鮎釣山」とも言うので、鮎のモチーフもあり。

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  さて、戻って船鉾。

 天井の花の絵も美しくお気に入りの鉾。舵の螺鈿細工も豪華で美しく、船首の鷁も偉容を誇る。

 鶏鉾、月鉾の懸装品も、文句なく美しい。

 飽きることのない祇園祭は、まだ半月続く。

 人が増えてきたのでそろそろ帰る。

.021 Ca8fd41nお風呂に入ってさっぱりしたら、涼しげな酒器で冷酒を。ソガ・ペール・エ・フィスの4号酵母

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.Cai3dooa お供は鱧寿司

 ほんのり山椒が香る、お上品なお味ですこと。







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vendredi 11 juillet 2014

ブルーノさん

 今朝、初めて蝉を聞く。梅雨明けも近い。

.005 仕事を終えて、夜は友人たち総勢4人で、麩屋町蛸薬師のソーセージ専門店、ブルーノにて集まる。

 夏らしく、クローネンブルクの白ビールや、モヒートなどを飲みつつ、さまざまな自家製ハムやソーセージを味わう。

 シェフは恰幅のよい青年で、ドイツで2年間修行されたと言う。友人、「あの人の名前がブルーノさんなんやろ?」、と決め付け。「ブルーノさ~ん!」と席に呼んでしゃべる(笑)。でも確かにこの方、ブルーノさんという名前っぽいのだ。

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 「アミューズ」として、ど~んと鰹のたたきが出て来てびっくり!

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.003  グリーンサラダ

 野菜もちゃんと食べるよい子です。

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.004 豚肩のハムとマッシュポテト

 ハムもすべて自家製。

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.006  カリー・ヴルスト

 揚げたじゃがいもに輪切りのソーセージ。カレー風味のケチャップのようなソースがかかっている。

 これにはビールが一番良さそう。何となく夏っぽい料理。

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.007 モルタデッラ

 ピスタチオなども入っていて、いろいろな食感が楽しめる。

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.008_2  自家製パン

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.009 白ソーセージ

 ふんわりやわらか、優しい味。甘いマスタードを付けて食べる。

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.010  メルゲーズとブルーノソーセージ

 メルゲーズはピリッと辛い羊のソーセージ。ブルーノソーセージは、このお店のオリジナル。きっとブルーノさん自慢の品だな(笑)。

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.012_2  最後に、あちこちのテーブルでオーダーされているこれが気になって気になって・・・。

 ガラスのふたの中に充満する煙・・・。尋ねてみると、「シャルキュトリー盛り合わせ」だとのこと。

 せっかくなのでオーダー。さらなる香り付けのために煙を入れているのだそうで、運ばれてきてからしばらく待つ。

 そして・・・。

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  ぼわわわわわ~ん!

 「若返るんちゃうか?!」と友人。だったらいいね。

 チップのいい香り~。

.014 盛り合わせの内容は、

 豚肩のハム、豚タン、ベーコン、鶏のももハム、鶏の胸肉のハム

 豚類もさることながら、鶏のハムもおいしい。

 友人たちが、今度はわたしの家で、燻製の会をせよと言う。

 だんだん求めるもののレベルが高くなってるなあ・・・・。でもおもしろそうだ。2日がかりくらいにはなるかも、だけど。

 最後はかわいらしい豚の顔のアイスボックスクッキーが出て来てなごむ。

 ブルーノさん、またね~♪

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mardi 08 juillet 2014

夏のさゝ木

 かもめさんと二人、祇園 さゝ木にて夏の備えのパワフルな夕食。

.001 申し訳なし。わたくし少々遅刻(汗)。

 のどを潤すは、山口県は萩のお酒、東洋美人

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.003  前菜からスタート。

 茄子の煮浸し うに キャビア 鱒の子

 みょうが、らっきょう、干しあんずのようなのも散らされ、少し酢味噌があしらわれている。

 魚卵が苦手なわたしも、もっと食べたくなるおいしさ。ご主人によると、茄子はへたがおいしいとか。食べてみれば固くもなく、違和感もなく。

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 目の前では、ご主人の神技のような鱧の骨切り。

  しゃ・しゃ・しゃ・しゃ・という小気味よい夏の音。

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.007_2  すっぽんと冬瓜のお椀

 すっぽんは大分の天然もので、4キロもある大きなものだとか。冬瓜は沖縄産。白いのはずいき。

 ふわっとしょうがの香り。臭みなどまったくなく、ひたすらに滋味。栄養ありそう・・・。

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.010 先ほどの鱧は、目の前でおこった炭の上でさっと炙られる。皮目を下にして乗せると、ちりちりっとおもしろいように身が縮んで丸まって花のようになる。

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.011  韓国産の鱧

 シンプルに塩とすだちで。わさびもいいけれど、わたしは鱧には付けないほうが好みかも。

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.012 次のお酒は、福井県の黒龍

 このラベルの黒龍は初めて見る、と言ったら、「愛山」を使ったお酒で、あまり入って来ないものだと教えて下さった。

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.013  鰹のたたき しょうが醤油で。

 ちょっと季節がずれていはいるけれど、とてもよいものが入ったので、どうしても、とご主人。

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.015  さあ、甘酢しょうがが出てきました!

 となると、次はおすし。全三貫。

 ご主人が端から端まで移動して順番に握っていかれる。.

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 清冽しているのは、いさき。

 おすしはすべてご主人の手からつまむので、すぐにお口へ・・・。ゆえに写真はなし(笑)。

 甘えび→いさき→境港のまぐろのづけ の順番で。

 いさきが特に美味!

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 次は、お店の名前を冠した、祇園 さゝ木

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.018 !!

 こんがり・・・。

 岐阜県の和良川の鮎はとて良いのだそう。食材の産地の話はとてもおもしろいと思う。話を聞けば、行ったこともないその土地の恵みに感謝の気持ちがわく。

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.020 ちょっと信じ難いほど長時間焼かれた鮎。

 この香ばしさ、わたのおいしさと言ったら・・・。

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.021  このお店で白ワインを提案されるのは初めてだ。

 国産ワインかと思ったら、実はアメリカのシャルドネ

 次のお料理に合うのだそうだ。

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.022  さゝ木の夏の定番と言えば、ピッツァ釜で焼かれた極厚のい鮑に肝ソースだけれど・・・?

 今日はピッツァ釜はなし。

 なんとなんと、その定番のお料理が、鮑のステーキと万願寺を乗せた、肝ソースのパスタになっている!!

 いつの間にリストランテになったのだろう(笑)。いろいろな麺で試してみたところ、一番しっくり来るのがパスタだったのだそうだ。濃厚な肝ソースがよく絡んでいる。鮑は特大がごろごろ。揚げてあって香ばしく、むっちりもっちり、柔らかい・・・。

.023 最後は、賀茂茄子の揚げ出し

 ほっこりする。

  ごはんは何だろう?と話していると・・・。

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.025  これもびっくり、鱧のまぶし

 しょうがも混ぜて。

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.026  しっかり味の夏ごはん。土用の丑を意識されているのかな?鱧も長いし(笑)。

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  しじみ汁と、大根と茄子のお漬物

しっかりお代わりもして、おなかいっぱい・・・。

.028 しかし別腹稼動。

 桃と自家製ヴァニラアイスクリーム 小豆と抹茶のソースがけ

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 宮崎の「太陽のたまご」を使ったマンゴープリン

 さゝ木さんの料理は、スカパラのライブに似ているかも。

 その心は?

 「闘うように、楽しんでくれよ!!」

 ごちそうさまでした^^。

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  そのあとは、久しぶりの小嶋さんのお店、アフィナージュへ。デザートみたいなフルーツシャンパンカクテルを楽しむ。見た目もお味も芸術的。

 小嶋さんは増子さんに似ている。すなわち「あにき」・・・。いやまあタイプは異なれど、あにきと呼びたくなるほどに人徳がにじみ出ておられるのである。

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lundi 07 juillet 2014

乞巧奠

005  年に一度だけ出会えるお菓子、亀末廣乞巧奠。完全予約で作られる、七夕限定のお菓子たち。

  乞巧奠(きこうでん)というのは、七夕祭のこと。なるほど、漢字を見れば、巧みを乞う、となっている。

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.006  お菓子のしおりによれば、

 「乞巧奠(七夕祭、棚機祭) ・・・(前略)陰暦七月七日の夜、供え物をして一年に一度相会する牽牛星、織女星を祀り、女子が手芸に巧みになることを乞い祈る祭事として乞巧奠という。」

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  楽しみに箱を開けて見れば、風雅な「星のたむけ」が七種。

 天の川(道明寺) 願いの糸(葛) 索餅(求肥) 梶の葉(こなし) ありの実(薯蕷) 鞠(落雁) 瓜つふり(外良)

.011 姿かたちもお味も、どれもとても上品。

 「梶の葉」の、こなしに包まれた餡は、餡と言うよりも小豆そのもの。控えめな甘さの中に、小豆の香りが広がるのだ。

 京都に、「その日だけ」のお菓子は多々あれど、こちらをいただいてみるのは今年が初めて。

 よいお菓子に出会えたと思う。

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jeudi 03 juillet 2014

メゾン・フォシエ

001 おみやげにいただいた、ランスのメゾン・フォシエのお菓子。

 シャンパーニュにひたして食べる、きれいな色の、ビスキュイ・ローズ・ド・ランスではなくて、サブレ・シャンプノワ

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 シャンパーニュのコルクの形をしているだけではなく、aux amandes et au champagne(アーモンドとシャンパーニュ入り)と書いてあるとおり、シャンパーニュも入っていて、確かに食べるとほのかにシャンパーニュの香り。

 


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mercredi 02 juillet 2014

バターベル/オー・ディスコ

001 さんこさんより、ポーランド製のバターベルをいただいた。

 バターベルとは何ぞや?この見慣れない、また耳慣れない道具は、バターを常温で保存するための容器だそうで、わたしもついこのあいだ知ったばかり。パンに塗るバターは柔らかい方が塗りやすいし、何よりもおいしい。トーストに冷蔵庫から出したばかりの固いバターを乗せて、バターナイフでのばそうとすると、さくっとトーストの表面が割れてイラっとすることもなくなるではないか。

 わたしが目にしたのは、ブルターニュのもの。ほしいなあ・・・とつぶやいていたのをさんこさんが覚えていてくださったというわけだ。うれしや~^^

.002 使い方は、ふたとつながった、穴の開いた容器部分に、室温の柔らかいバターをみっしりと隙間なく詰める。

 本体の方には水を4分の1くらい入れて、バターを詰めたふたの容器をかぶせる。

 水は3日に一回程度は換えること。気温27度くらいまでは大丈夫なのだとか。

 涼しいヨーロッパの道具ゆえ、暑い日本の夏に使うのはいささか無理がありそうだ。さっそく使いたいところだけれど、秋になったら使ってみよう。楽しみだなあ。

 さんこさん、ありがとう!

 Ca9n8yeg

 午前中はちょっと神経を使うことをしたので疲れて少々昼寝の後、カンティーヌ・オー・ディスコにて遅めの昼ごはん。

 豚首のリエットバゲットで、シードルを一杯。さらに仔羊のカレーのガレット。最近カレーづいている(笑)。暑いからかな。

 お隣の席では上品な老婦人が優雅に白ワイン。お昼から、ちょっと飲めてつまめるお店っていいものだ。オンズの姉妹店なので料理もおいしい。

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