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dimanche 29 juin 2014

シーフードカレー

 梅雨の晴れ間の日曜日、T様邸にてごはん会。Fさんご夫妻とかもめさん、そしてわたし。お休みの日だったので、わたしも早めに行って、いつもよりかはお手伝い。003

 先に乾杯をしてから料理が始まる。

 アルベール・ボクスレ クレマン・ダルザス。最初に泡はおいしいなあ・・・。アルザスのクレマンはさわやかで、今の時季にちょうどいい。

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  今日のメニューは、鰹のたたきカレーサラダ北海道の山田牧場のチーズ

 カレーと言っても彼の作るカレーは、そんじょそこらのカレーじゃない。

 まず、玉ねぎのスライスとクミンをよ~く炒め、そこに加えるのは水ではない!

 ①鯛のあらで取っただし ②海老の頭を砕きながら焼いて白ワインを入れて取った、ほとんどソース・アメリケーヌのようなだし(これはわたしがやらしてもらった) ③鳥清の鶏のだし

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  トッピングには、マサラを付けて焼いた海老に、大きな帆立。貝柱は焼いてトッピングに。ひも等は細かく刻んでカレーに in 。あとはオクラや伏見とうがらし、黒とうがらしの焼いたものをトッピングに。

.004 ごはんは、玉ねぎごはん。

 初めて食べたけれど、ほのかな甘味がカレーにおいしい。

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.007 002 ガティノワミッシェル・アルノーと、今日は何の祭か(笑)。

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.009  おいしいシーフードカレーできあがり!

 スパイシー!帆立の甘さが引き立つ。

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 鰹は直火であぶられ・・・。

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.011  食卓へ。

 美味!

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.001 013 ボー・ペイサージュ モンターニュ・トランス 2010

 若いのに、まず色合いにびっくり。色々と談議ができるワインだな、と思う。

 マルセル・ダイス アルザス・ルージュ

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.012 今日のメインは、実はこれ。

 Fさんたちの北海道みやげ。山田牧場のチーズ3種。リコッタ、山羊のフレッシュチーズ、それを熟成たもの。

 いろいろな種類の蜂蜜といっしょに味わう。リコッタもフレッシュな山羊チーズも、お菓子みたいでおいしかった。

 いつもおいしいお料理を作っていただいてありがとうございます!忙しい思いをさせてしまってごめんなさい。次回はゆっくりしてね~^^

 旅のおみやげ話もおみやげも、本当にありがとうございました!

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dimanche 22 juin 2014

ニュージーランド・高須賀・ディナー

 今月はニュージーランド月間??というわけでもないが、ワイングロッサリー・ワインバーにて、今夜もニュージーランドをテーマにした会。高須賀シェフのニュージーランドのワイナリー訪問の報告会(?)も兼ねたスペシャル・ディナー。ご一緒するのはこれまたニュージーランド訪問3回という、Tさん。おや、新しい顔が・・・。新しい助っ人、ありさちゃん。紹介されて、どうぞよろしく!

 なんと右のお隣はお久しぶりにお目にかかるNさんご夫妻、左のお隣は、いつも楽しいMさん&Tさんのお二人。和やかにお話もはずんで、いつのよりさらに楽しい夕べとなった。「場」の力、というものがよく感じられて、本当に有り難い、と思った。

 ワインはソムリエKちゃんセレクトのものを、素直に合わせてみる。

.001 最初はクラウディ・ベイ ペロリュス

 強炭酸で、開けるとき怖い(笑)ものの、とてもおいしいスパークリングだったのに、なぜか何年も輸入中止になっていた。復活しているのを知って1本さっそく買ったばかり。

 久しぶりに飲んでもやっぱりおいしいね。よく冷えていればこの季節にぴったりだし、温度が上がってもだれずに膨らみが出る。

.002 アミューズは定番のタップナード

 お隣でNさんが、このタップナードを瓶詰めにして売ってくれないかと、シェフをく口説いておられたのがおもしろかった。

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.003 天使の海老のベニエ

 さっくりふんわりのベニエ。とてもなめらかなアボカドとレモンのクリームが添えられて、マサラでほんのり香り付け。泡とよく合うよい前菜だ。最後に残した一切れ、海老と思えばパプリカだった・・・・・・・。

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.004 サーモンのミ・キュイと鮎のコンフィのアンサンブル 庭園風

 サーモンと、スペシャリテの鮎のコンフィが並んで贅沢!ディル風味のドレッシング。サラダにはお花も添えられて「庭園」。

 ニュージーランドで訪ねたワイナリーの一つに、美しい庭があって、それをイメージされたのだとか。

 サーモンはタスマニアのものだそう。マリネの加減も火どおりもよくてとろけるよう。

 かつおのたたきもミ・キュイ、ベニエ(フリッター)は天ぷら、とか言って遊んでいた。

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.005  フォリウム ソーヴィニヨン・ブラン 2012

 実はソーヴィニヨン・ブランはちょっと苦手・・・。なのでテイスティングサイズで少しだけ。お手本みたいに青っぽいのだけれども・・・。

 確かにこれ、ディルやピンクペッパーの香りと合うのよねぇ・・・。やっぱりよくマリアージュが考えてあるわ・・・

 ニュージーランドは基本イギリス風の食べものが多いけれども、島国なので魚も新鮮でおいしいそうだ。

.007 金目鯛のポワレ ノイドルフオイルと貝のエキスのハーブソース

 ノイドルフオイルというのは、ノイドルフというワイナリーで作っている、グレープシードオイルのこと。

 貝はエキスだけかと思いきや、ムールもあさりもごろごろ!あっさりしたトマトやケイパーのソース。ほんとに貝の旨みと塩気が出て最高。おいしいソースはパンに吸い込ませて最後までいただく。

 ニュージーランドには、名前は聞いたけど忘れてしまったが、巨大なムール貝みたいな貝があるそうだ。やっぱりムール貝と同じ食べ方をするらしい。

.006 ワインはやはり、ノイドルフ シャルドネ 2011

 久しぶりに飲む。樽がしっかり効いているのでモンラッシェグラスで。クリーム系だけではなく、貝の旨みにも合うのだなあ・・・。

 ワインの「足が長い」ということはこういうことですか?と、グラスを見せて、ソムリエKちゃんに教えを請う。「これはどちらかと言うと、涙に近い」とのこと。より粘性が高く、アルコール度数も高いのだとか。こうして、門前の小僧は知識を蓄えていく(笑)。

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.008  メインに合わせるワインは、

 ペガサス・ベイ ピノ・ノワール 2011

 これも、「涙」になっている。

 一口飲んで驚いた!!パンチあるわ~。ガツンと来た。ちょっと厳しいなあ、と思ったけれども、お料理と合わせると印象は変わるとのことで、おとなしく料理待ち。

.009 ニュージーランド産仔羊ロースト ブルーチーズのグラタン添え

 おおお~、ニュージーと言えば羊!お肉の味もよし、表面のかりっとしてちょっと甘い部分がとってもとってもおいしい。

 グラタンはとろ~っとしたじゃがいものクリーム煮みたい。

 確かにこのお皿すべてが、パンチ・ガツンなピノ・ノワールに合う。ピノ、負けない。

 ああ、余韻にひたりつつ、デザートへ。

 「炎のクレームブリュレ

 炎って何・・・?と思っていたら、

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 おおっ

 ファイヤー!!

 コアントローの青い炎。

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.013_2  そしてソムリエKちゃんの新境地、メートル・ドテルの技を披露!

 くるくるむいたオレンジの皮に、コアントローを炎ごとかけるかける!クレープ・シュゼットのようだ。

 極めて華麗な技ながら極めて危険。よい子はまねしちゃいけません。

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.014 そしてこの熱いコアントローをブリュレの上にかけてバニラアイスクリームをオン。かなりオトナのクレーム・ブリュレだ。

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.016  いろいろと、とっても楽しかったので、デザートワイン代わりに、ヴァインバックのピノ・グリを飲んでいると・・・、

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  Mさんから、シンガポールの「カヤジャム」なるもののおしょうばんにあずかった。トーストなどに塗るペーストで、ココナッツと卵でできているらしい。聞いたことも、もちろん食べたこともない、まったく未知の食べものだ。

 こっくりまろやかな、あんのような食感のペーストだ。甘味もくどくなく、ココナッツの香りも強すぎない。

 「これに合うワイン!」と難題を出されたKちゃんのあわてっぷりがおもしろかったが、これは確かに難しそう。デザートワインなら行けそう?

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.  すっかりくつろいで、おしゃべりに興じていると、Mさん&Tさんよりシャンパーニュをいただいた。アグラパール。これもおいしいシャンパーニュだ。最後にみんなで乾杯!今日はすっかりごちそうになってしまって申し訳なし・・・。その上お菓子までいただいたのだった。本当にありがとうございました。とてもうれしかったです。

.021 そしてシェフの実験(?)

 カヤジャムとアイスとコアントロー

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 おいしいワイン、お料理、パフォーマンス、おしゃべり、レクチャー、楽しい夜でした。Tさん、Mさん&Tさん、Nさんご夫妻、高須賀シェフ、Kちゃん、ありさちゃん、ありがとうございました!

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lundi 16 juin 2014

ランベリー京都

 少し遅れた友人の誕生日祝いに、ちょっとおもしろそうなお店に行ってきた。

 友人には何の店かも、どこにある店かも一切秘密のサプライズ。待ち合わせをして八坂神社の中へ。境内はまだ薄明るいものの、参詣の人はまばら。お参りをしてから南の楼門へ。左手には中村楼の門。入ろうとすると、友人「え~!中村楼ですか?!」と驚きの声。

 ところがところが・・・。第一のサプライズ成功(笑)。門のところには出迎えの方がいて、名前を告げると、奥の方へ奥の方へ連れて行ってくれる。

.028 奥まった奥まった一角に、白を基調としたすっきりしたモダンな空間が・・・。

 ランベリー京都

 フランス料理のレストランだ。東京のお店の京都店として、この4月にオープンしたばかり。

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.004  お祝いなので、シャンパーニュをボトルで。

 エリック・ロデズがあったのはうれしいこと!

 お誕生日おめでとうございます。乾杯!

 手前の庭みたいなのは、アミューズで、春巻きの皮にロメインレタスと生ハムやったかな、パンチェッタやったかなを巻いたものと、豚肉のリエットを巻いたもの

 砂に模してあるのは、いか墨とパン粉を焼いたものだそう。

.003 もう一つのアミューズは、ベーコンのババロワ

 とは言っても、冷製のスープみたいなの。ベーコンの影も形もないのに、味はしっかりベーコン・・・。

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  天竜川より、稚鮎のフリット トリュフのスープ

 盛り付けにかなり驚く(笑)。草むらに鮎・・・(笑)。こちらではあまり聞かないけれど、天竜川の鮎は有名なのだそうだ。鮎の内臓の水分を飛ばすために、米油で8分間揚げてある。手で持って、クリーミーなトリュフのスープにつけて食べる。かりっと香ばしく、ふわっと香るお米の香りがよい。内臓も旨みがぎゅっと凝縮されていてとてもおいしい。内臓の苦味がエリック・ロデズによく合うと思います、とのメートル・ドテルの言葉どおり、とても相性がよい。トリュフのスープもまたよく合った。スプーンをもらって全部いただいた。

.007 もちもちした丸いパンとライ麦パン

 バターは無塩の発酵バターと燻製の香りがする有塩バター。これがおいしい!厚盛りにして食べたいくらい(笑)。

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.008  スイカのガスパチョ 鱧と真ダコのキュイット

 きゅうりの薄切りも乗っていて、瓜の香りがふわあっと漂う。夏の香り。瓜好きなのでこの香りがたまらない。あっさりした、上品なガスパチョ。

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ロワール産ホワイトアスパラガスと白桃のデュオ 大西ハーブ園のミント

 見たことのないくらいの太いアスパラガス!!

 白桃のスライスに白トリュフ。白桃とラズベリー・ビネガーのジュレ。爽やかで涼しげなお皿。アスパラガスと桃とトリュフを同時に食べるととてもよかった。

.011_2 最初は飾りかなと思ったんですよ・・・。

 ところが、これが「大西ハーブ農園のミント」(花はラベンダー)で、お好みでちぎってお召し上がりください、と・・・。

 実はミントはそんなに好きではないけれど、うん、白桃とミントは合いますよ。

 なかなか驚愕の料理だわ・・・。東京的?と言うか、こういう系統のお料理のようだ。おもしろいですねぇ・・・。

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.012  五島列島産イサキのポワレ 豚足と牛タンのガレット 山椒の香り 青伏見トウガラシのピュレ

 添えてあるのは賀茂茄子。いさきの皮がぱりっと香ばしくておいしい。豚足はねっとりと濃厚でこれまたどっしりしたシャンパーニュに合う。「伏見トウガラシで、食べるラー油みたいなソースを作りました」とおっしゃっていたけれど、確かにそんな感じ(笑)。

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.014 次は鴨!

 ロデズはまだあったけれど、せっかくなので鴨に合うグラスの赤をメートル・ドテルに選んでもらいました。

 アラン・ビュルゴ ジュヴレ・シャンベルタン 2007

 この作り手は飲んだことがあると思うけれども、忘れましたね・・・。ああ、でもおいしいなあ・・。鴨にピノの香りが。。

.013  伝統シャラン鴨の炭火焼き もも肉のファルス 五色の胡椒で彩って

 このすばらしい焼き色・・・。しっかりした鉄の味。表面のスパイスがくっついた部分がぴりっとしてまた甘くてとてもおいしい。ソースもそんなにいらないくらい。

 にしてもこの料理、

CANARD CHALLAN GRILÉ, son cuisse farci en laitue,cinq poivres  と書いてあったのだが、farci en laitue がわからない。レタスに詰めてグリエしたの??聞けばよかったのだけれども、気がつかなかった・・・。

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.015 ワインも残って(残して?)おりますところへ、おすすめ上手なメートル・ドテルがチーズワゴンを押して来たよ。

 二人ともよう断りません・・・(笑)。

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.016 ブルー・ドーベルニュ、マンステール、ミモレット、セル・シュール・セール(やったっけ?とにかく山羊)

 どれも食べ頃で最後の一口までワインがおいしい。

  さて次はデザートです。

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.017_2  柑橘類のソルベ カンパリのジュレと共に

 凍らせたグレープフルーツのさのうが散らしてあって、爽やかなフローズンのカンパリ・オレンジの食べているみたい。香りもとてもよい。

 ここでまたサプライズ。

 正規のデザートのその前に、友人のところへ、ろうそくが立てられたちいさなケーキが運ばれる。プレートにはお誕生日おめでとうの文字が・・・。個人名がばっちり書かれているため写真はお見せできませんが、とてもかわいらしいものでした。ケーキもおいしかった。

.022 ”フォレ・ノワール”チェリーのロースト グリオットのソルベ

 チョコレートのクランブルに、ヴァニラの泡。フォレ・ノワールを分解したようなデザート。エル・ブジとまではいかないにせよ、「分解と再構築」かな。

 そして最後は、コーヒーと小菓子

 コーヒーも香り高くおいしいもの。小菓子もきっとおもしろそうな予感。

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  これはコーヒー用のお砂糖

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 ランベリーのスペシャリテである、クグロフ

 和三盆を使っているのだそう。おいしかったので、買おうかな・・・。

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.025_2  かぼちゃのアイスクリーム、チョコレートのわらび餅、柚子のクリーム

 かぼちゃのアイスクリームはホワイトチョコレートがけ。黄色くてほくっとしていて、かぼちゃの粉っぽい食感があるのがおもしろい。

 柚子のクリームがほんのり胡椒風味なのは、下に敷いてあるのをいっしょに食べてしまったからではなくて、胡椒入りのお砂糖の板がクリームに刺してあったから。

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 フィナンシェ

 また庭(笑)。タルト用の重しは保温のため。かなり熱い。焼き立ての、外かりっ、中ふんわりしっとりが保たれている。焦がしバターの風味がおいしいなあ・・・。

 最後まで楽しいお皿が続いて、よいお祝いができてよかったなあ・・・。建物の中を探検したい欲を抑えつつ、お店を辞する。

 まだまだしゃべり足りなく、タクシーで新町六角のワイングロサリー・ワインバーへ。

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 Fシェフ推しの、レバノンの赤ワインがあったので、「おいしいの~??」などと失礼なことを言いつつ、二人でテイスティングサイズを一つ頼んで飲んでみる。予想よりもはりかにおいしいものでありました(笑)。レバノンのワインは、初めて飲んだかも。

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samedi 14 juin 2014

シウマイ!

 久しぶりの我が家でのごはん会。我が家での、とエラそうに言っても、いつもほぼ会場を提供するに等しい(笑)。今日のメンバーは、Fさん夫妻にかもめさん、Iさん、初参加のTさん、とにぎやか。

 メインはMさこさんのシウマイ!食べたかったのよ~。

.001 準備は万端。煌めく(嘘)グラス。奥のピンクのは、はたこ家名物(?)ワイン冷やし用のバケツ。300均で売っていた、なんだろこれ、もともとはランドリー用なのか??

 ともあれたくさん冷やすのには超便利・・・と悦に入っていたのだが、冷やし用の樽を持っている人がいると聞いて、上には上がいるものだと・・・。

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  美しいお花をいただいて、まるでパーティーのよう!

 かもめさんとシウマイを作ってくれるMさこさんは定時に。Fさんは少し遅くなるということで、3人で先にシウマイのあん作り。女3人で、きゃっきゃうふふ、言いながら台所に立つという幸せなシチュエーションにうっとりする瞬間があった(笑)。何この幸福感・・・。「女の平和」、アリストファネス。

 さて、準備があらかた整ってもFさん来ない・・・。そのうちTさんも来られたので、アペリティフを始めましょう。

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 最初はシャンパーニュ、ジャン・ラルマン。蜂蜜のこく。どっしりとしていて好きなシャンパーニュ。エチケットもきれい。

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.007_2 前菜は、自作のベーコンと玉ねぎのキッシュ

 比類なき料理人がそろうごはん会で、自作の料理を出すのはあまりにおこがましいので、実は初めて。鍋の下準備とをしたことと、お菓子は出したことあるけどね。

 おいしくできているか心配だったけれども、好評で一安心。

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.Photo_3 二本目はジャン・フランソワ・メリオーのクレマン・ド・ロワール。シュナン・ブランとソーヴィニヨン・ブランのブレンド。エチケットがかわいくてジャケ買いしたところ、とてもおいしかったので買い増した。

 中華料理に合う、ということだったので出したのだけれど・・・。

 順番が逆!こっちが先でしょ!と全員から「出す順番違う!」の総攻撃を受け、改めてこの会の厳しさを知ったわたし・・・。

 くれぐれも飲むべき順番をたがえてはなりませぬ。

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.009  ほっこりしたところで、Fさん、大荷物と共に登場!

 なんせ、こんなせいろに中華なべや食材まで持ってきてくれたので。

 Iさんも次いでご到着。

 一休みしてもらっている間に、Mさこさんとかもめさん、どんどんシウマイを包んでいきます。

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.010  上に乗っているのは、くこの実。

 豚ひき肉に、細かく刻んだ玉ねぎをたくさん、ねぎを少々。味つけは塩・こしょう、紹興酒、日本酒。よ~く混ぜて30分くらい寝かせておく。

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.011  蒸し時間は10分ほど。

 黒酢、酢、辛子、しょうゆ、針しょうがなど好みのものを付けて食べる。

 なんとも上品でやさしい味わい。あれだけたくさんの玉ねぎが入っているのに、気にならないどころか、やさしい甘味になっていて、いくつでも食べられそう・・・。なんともMさこさんの人柄を感じさせる味わい。料理って人に似るんだねぇ・・・。ほんとおいしいわ・・・。

.012 さあ、ここからはFさんにバトンタッチ!

 蒸した枝豆

 ゆでるより蒸した方がおいしくて、さらにおいしいのがさやごと焼いたのかな。

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 トマトと卵の炒め物

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.003  ワインもたくさん集まった。

 アルベール・ボクスレ エデルツヴェッカー

 試飲会のときに飲んだシルヴァネールじゃなかったのね。どうりで全然違う味だわ(笑)。

 シルヴァネール、ピノ・ブラン、リースリング、ミュスカの混醸。マルセル・ダイスのアルザスみたいな華やかさよりも、どっしりとした重みを感じる。

.002_3 ヴァインバック ゲヴュルツトラミネール キュヴェ・テオ 2012

 この上ないほどのゲヴュルツトラミネールだ。何も合わせず、それだけで味わってもよし。ブルーチーズと合わせてもよし。

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.014 麻婆豆腐

 「麻~」な感じにしてくださいとリクエスト。はふはふと食べる。白ごはんも共に。麻婆豆腐の豆腐は細かく砕くのが本当なのだ、というお話もスパイスに。

 おいしいなあ・・・。

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  シャルドネ好きのTさんのために、ドメーヌ・ルーロのブルゴーニュ・ブラン 2011。Iさんにも好評。ロワールやアルザスの後で飲むシャルドネは新鮮。なんだかきりっとしたミネラルが際立つような気がする。

 ルーロ、入手困難か?生産量が少ないんだっけか?

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.015  お二方よりチーズをたくさんいただいたので、こんな豪華なプラトーができた!

 スペインのが多いみたい。カブラレスという細かい青かびいっぱいのチーズが特においしかった。

 パンもいろいろといただいたのでお供に。

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.Photo_8  赤も1本。

 ジャイエ・ジル ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2009

 ジャイエ・ジルはすごくいいイメージ。これもおいしいピノ・ノワールだった。まだまだ寝かせておけそうだったけれど。

. 6人で6本、きれいに空きました。

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 いただいたナチュール・シロモトレモンケーキに、コーヒー。

 おいしくて楽しいゆうべ。

  シウマイはわたしもぜひ作ってみようと思います。

 皆さん、ありがとうございました(^^)

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ベーコンと玉ねぎのキッシュ

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  まずはパート・ブリゼを作ります。

 サブラージュの作業は楽しいなあ。

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  生地ができたら一晩寝かせ・・・。

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 生地をのばして敷き込んで、

 ピケピケピケピケピケピケピケ!

また30分は寝かせなければ焼き縮みする。

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.  具材はこれ。002_2

 飴色に炒めた玉ねぎ、ベーコンに、チーズはグリュイエールと贅沢にもコンテの18ヶ月熟成。

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 アパレイユを流し入れて焼きます。

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  できた!!

 いただきますまでもう少し。

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   まろうど、花もて来たる。

 きれいだなあ・・・。

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samedi 07 juin 2014

アルザス試飲会

 一年に一度、わたしにとって最もヤバい(笑)、アルザス試飲会に行ってきた。どういうわけだか、アルザスで主に作られるぶどう品種が大好きで、その中で選りすぐりの生産者のワインばかりを飲むものだから、ますます好きになる。ゲヴュルツトラミネール、リースリング、ミュスカ、地味かもしれないが絶対にはずせないピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・オーセロワ・・・。シルヴァネールも捨て難い。

 ワイングロッサリー名物(?)仮想ツアー形式の試飲会は楽しくて、アルザス行きの妄想が固まる、と言うか、膨らむと言うか・・・(笑)。

 シャルル・ド・ゴールからでもパリからでもTGVに乗れば2時間ほどでアルザスに着く。ストラスブールからコルマールまで電車で40分。そこからまずベルグハイム村のマルセル・ダイスへ。ニーデルモルシュヴィル村の目的は二つ。アルベール・ボクスレ、そしてコンフィチュールの妖精、クリスティンヌ・フェルベールの店だ。アルザスへは、もう20年ほど前にストラスブールに一度だけ行ったきりなのに、すっかり一人で旅できるような気になってくる(笑)。

 さて、今日の試飲は、以下のごとし。

 アルベール・ボクスレ シルヴァネール 2012

  軽やか、爽やか。夏の夕方にぴったりだと思う。

 

 ドメーヌ・ツィント=ウンブレヒト アルザス ピノ・ブラン 2012

 ビオディナミの生産者。ここの畑の土はふわふわ、ぽろぽろで、微生物が生きて活発に活動しているよい畑。驚くほどドライなピノ・ブラン。しかしリッチで重厚。

 トリンバック セレクション・ド・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2009

 2009年が初ヴィンテージ。オイル香は強くない。強靭なミネラル。時間を経ると柑橘のような香りが加わる。

 ここでパンに試食。セーグルコンプレ。ライ麦と全粒粉を生地の三分の二以上配合したどっしりとしたパン。

 マルセル・ダイス ミュスカ 2011

 こちらもビオディナミの生産者。当主はとても気難しい人だそう。アルザスではめずらしく、混植混醸(ゲミュスターサッツ)もする。

 ここの、その名も「アルザス」という、アルザス品種をブレンドした白が大好きで、何度もリピートしているのだが、ミュスカもとてもおいしい。新発見だ。

 ヴァインバック ゲヴュルツトラミネール ジュヴェ・テオ 2012

 これなんかは、おいしいとわかっていて飲むわけです(笑)。修道士が作った、歴史あるドメーヌの、定評あるキュヴェ。香りがたまらない。

 ここでチーズを。クミンをかけたマンステール

 ヴァイン・バック ピノ・ノワール レゼルヴ 2005

 唯一の赤。アルザスでは、赤ワイン品種は、ピノ・ノワールしか栽培されていない。

 実は、アルザスのピノ・ノワールは、わたしはそんなに好きとは言えなくて、あんまり手に取ることはないかな、という感じ。マルセル・ダイスのピノ・ノワールをまさきこさんが勧めておられたので気にはなるところ。

 一杯800円の有料試飲は、マルセル・ダイス シェネンブルグ グラン・クリュ 2009

 リースリング、ミュスカ、ピノ・グリ、シルヴァネール、シャスラの混醸。アルザスワインの頂点だと評されるワインだそう。中甘口。甘美ですよねぇ・・・。うっとり。でもそれだけに、1万2千4百円・・・。800円で一杯飲めただけでよしとしよう。

 アルザス行きたいわ・・・・・・・。

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vendredi 06 juin 2014

ニュージーランド・ナイト

001 今日は久しぶりに、Tさんといっしょにワイングロッサリーのワイン会に参加。イカリヤ食堂にて。

 「ニュージーランドナイト」と称して、、コヤマ・ワイパラワインズと、ペガサス・ベイの二つのワイパラの作り手のワインが出る。ゲストは、大人気の日本人醸造家、小山竜宇(こやまたかひろ)さん!

 ワインのエチケットはお名前にちなんで、竜が描かれたかっこいいもの。

.011 ご本人もかっこよくて、おもしろい。2年前の試飲会で初めてお目にかかってお話のおもしろさとワインのおいしさに魅かれてリピーターになった。

 今はピノノワールとリースリングを作っておられる小山さん。今後は、シャルドネの栽培と、泡を作ってみたいと思っていると新たな展開を語られた。小山さんの泡、シャルドネももちろん、リースリングの泡をぜひ飲んでみたいなあ・・・。

 わたしに用意されていた席はなんと、小山さんのお隣!ものすごいサプライズだ。緊張しながらも、興味深いお話をたくさん聞かせていただいた。半ばで席チェンジでお隣はまさきこさんに。

.19434_1_expand_2 最初はリースリング。わたしは毎年違う仕上がりになる小山さんのリースリングを楽しみにしている。

 タソック・テラス・ヴィンヤード リースリング 2013

 2013年は秋に雨が多く、貴腐が付いたとのことで、少し甘めな仕上がり。でも重たいわけでもなく、とてもきれい。口当たりのよさに、どんどん進んでしまう危ないワイン(笑)。

 近年のニュージーランドは日本と同じく、こんな年は初めてだというような、イレギュラーな気候が多くなったとか。畑の管理も大変だろう。

.002_2 オマール海老と生ハム、バジルのルーレ トマトのムースとメロンのクーリ添え

 オマールとメロンの甘味と香りが、甘めのリースリングととてもよく合う。オイル香が強くなく、果実の香りが豊かだから、やはり果物と相性がいいみたい。

  次のワインは、ペガサス・ベイ シャルドネ 2010

 ここのワインは初めて飲む。リースリングの後に飲むと、とてもドライに感じるが飲み進めるると違った印象に。ミネラルと酸がしっかりとあって、とても上品。

.008_2 サーモンのコンフィ ソースブールノワゼットと蛤のブルギニヨン

 中の身はしっとりと柔らかな半生。シャルドネともリースリングともよい。

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.009_2 コックオーヴァン 博多地鶏とデュクセルの赤ワイン煮込み

 ソースがとがっていなくてまろやか。

 ワインは再び小山さん。

 ウィリアムス ヴィンヤード ピノ・ノワール 2012

 若いのに、熟成感もある。香りがよくて、柔らかい、素直においしいピノ・ノワールだと思う。色も透明感があってとてもきれい。小山さんは最初、ピノ・ノワールを作りたくてこの仕事を始められたそう。

 いろいろな条件があっても、それを価格に反映させられない、つまり値を上げられないのがニューワールドの悲しさです、と小山さんはおっしゃるが、もはやニュージーランドのワインは、ひとからげの「ニューワールド」からは頭一つ裕に抜けているのではないだろうか。

 ニュージーランドで栽培できないぶどうはあまりなく、たいていの品種が育てられるが、イタリアや、スペインのテンプラニーリョなどの南の国の品種は向かないのだそう。意外にもシラーは大丈夫なのだとか。

 彼の地で最も飲まれているお酒はビール、うさぎが多くて害獣となっているのだが、食べる習慣がないので減らないのといったお話も。

.012_2 鴨のロースト 赤い果実のいソースとビーツのピュレ

 ワインは、再びペガサス・ベイ。

 ベイ マエストロ メルロー マルベック 2009

 赤い果実がメルローとよく響き合うのだね。

 ニュージーランドのメルローなどのボルドー系(?)は初めて飲むけれど、たぶん、ボルドーと言われてもわからないだろうと思った。

 ペガサス・ベイ、ファミリー(4人息子さんがいるらしい)経営で、オーナーは、もともとは神経学の学者さんなのだとか。「変わり者」、と小山さんが・・・(笑)。

.013 ガトーバスク 塩ミルクのジェラート添え

 最後はコーヒーを。

 今はニュージーランドの農閑期。小山さんは高知、徳島、東京、仙台と回られるそうで、大忙し。次回の来日のときにも、お会いできたらいいなあ・・・。

 楽しくて、おいしい夜でした。

 ありがとうございました(^^)!

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dimanche 01 juin 2014

アスパラガス・ナイト

 今まさに旬の、北海道のホワイトアスパラガスを食べに来ませんか?とのうれしいお誘いをいただき、友人のお宅へ。

.Ca6205c7 北海道から直送の立派なアスパラガス。透明感があって、とても新鮮なのがわかる。とても贅沢だ。

 どうやって食べてもおいしそうだけど、さてさて・・・・。

.002_2 かけつけ一杯(笑)。今日は夏みたいな一日だった。よく冷えたシャンパーニュは、アグラパール。初めて飲んだけれど、これ、すごくおいしい!

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 前菜はカプレーゼ。すでに夏の気をはらむ。

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.003 アスパラガス第一弾は、直火で焼いて塩・胡椒。オリーブオイル、パルミジャーノ・レッジャーノ。とろんと半熟の目玉焼き乗せ。卵黄がソースになる。すごいなあ。直焼きなのかあ・・・。

 丁寧に丁寧に皮をむいたアスパラガス。しゃきっとしながらも、柔らかく瑞々しく、しっかりと口中で感じる甘味!

 たぶん、缶詰が苦手だったっていうところから、ホワイトアスパラガスに苦手意識を持っている人も多いと思うけれど、これはまったく別物と思っていい。かく言うわたしは缶詰のアスパラも嫌いではないけれども(笑)。

.005 これはぜひ飲んでほしい、と出していただいたのが、ヴァインバックのミュスカ。アルザスの「確か」な生産者のワイン。でもミュスカは飲んだことがない。きりっとした中にはっきりと感じるミュスカの特徴的な香り。初夏から夏にぴったりだ。

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  第二弾はパルマの生ハム乗せ。アスパラガスの太さにはばらつきがあって、こんなに太いものからちょっと細めのものまで。でも味はどちらもすばらしい。

.008 第三弾は、パスタで。

 ホワイトアスパラガスと生ハムに、ディチェコのスパゲティ。隠し味に少しの豆乳と、細く糸のようにピーラーでむかれたスパラガスの皮。これがいい仕事してる(笑)。

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さらに ビステッカ

 あさりのワイン蒸しやスペアリブの酢豚などもいただきつつ、2011年のドミニク・ラフォンなど。

 そして・・・

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.012 錫器でいただいた、風の森 ALPHA。ぐっとくるお酒・・・。

 料理もお酒も、初夏の爽やかな風を感じさせるものばかり。

 わたしがお宅に着いたときには、ご主人がアスパラガスの皮むきに奮闘中。おいしいものの陰には大きな労力あり。まことに水面下の白鳥の動きの如し。

 おいしいものをいつもありがとうございます!とっても楽しい会でした^^!すばらしきアスパラガス・ナイト。

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