ル・ピック・アシエット
懐かしの女子の国の近くにできた評判のよいレストラン、ル・ピックアシエットにて、友人と二人でお昼ごはん。
4月から価格が変わるらしいランチコースを、駆け込み外食(笑)?
じゃがいも・にんじん・玉ねぎのポタージュ
やさしい味。
パンはざっくりしたバケットと、質のよいバター付き。
ワインはグラスの白で、南仏のシャルドネを。
つぶ貝のマリネ 聖護院かぶらのムース 牡蠣のグラタン リエット
どれもやさしめの味付け。牡蠣のグラタンは、エスカルゴバターがぐつぐつ。とてもおいしかったので、牡蠣が苦手なわたしも思わずもう一つ食べたくなるほど。残ったバターをパンにしみ込ませて食べれば、それもおいしい。
. メインは、わたしは牛のサガリのロースト、友人は鴨のコンフィを選択。
牛肉の焼き加減もほど良く、玉ねぎのソースもおいしかった。
ワインは揃ってピノ・ノワール。
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柔らかなクレームの上にオレンジと柑橘のグラニテが乗っている。
友人はガトーフロマージュを。こちらはキャラメルのアイスクリームが添えてある。こっくり濃厚で、キャラメルのアイスクリームとよく合った。
締めくくりはコーヒーでゆっくり。
激しかった雨も上がったよう。食後は女子の国辺りを散歩する。大学の寮はどうやら入寮シーズンらしい。荷物を持って両親に付き添われたかわいらしいお嬢さん方が次々と迎えられている。わたしは大学は知らないけれども。小学校の前を通って、正門に至る。一年に一回くらい来るか来ないかの場所なのだが、来る度に、「思えば遠くへ来たもんだ・・・」とこの国の住人だった遠い昔から、経てきた自分の人生を思う。若い頃はまた違った感慨を持ったものだったが・・・。
市電広場やカフェはすっかり完成しており、賑わっていた。市電に乗れるようになっていたので乗ってみた。小学校の油引きの教室の匂いがする。懐かしいなあ・・・・。子どもを連れて乗って来た若いお父さんは、きっと市電を知らないのだろうな。
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. 早咲きの「陽光」という桜はもう満開。枝垂れは七分くらい?ソメイヨシノもかなり咲いている。一気に開花が進んだもよう。
花桃、アメリカハナミズキ。梅はさすがに終わりかな。
今を春辺と咲くやこの花・・・。
散歩もよいものだ。
最後は、自宅にて春らしいロゼのシャンパーニュ。
シャルリエ。深い色あい、果実味豊か・・・。前から大好きなロゼだ。ガスが抜け気味になって温度が上がったのもおいしいのだ。
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この時季しか食べられない旬のペライユはとろっとろの食べ頃。こく抜群のハード、スイスのエティヴァ。そして、アフィネ・オ・ゲビュルツトラミネール。
何時間もおしゃべりに興じる幸せな日曜日。
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