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jeudi 31 octobre 2013

ジビエとローヌワイン

 ベルクールにて、ワイングロッサリー主催のディナー会、「コート・デュ・ローヌ・ワインとジビエの夕べ」。生産者ディナーかな、と思っていたらそうではなくて、お店でやっているフェアと合わせて、ワインとお料理のマリアージュを楽しもうという趣向の会だった。

 料理は豪華ツートップ。前半の二皿は白波瀬シェフ、後半のジビエ二皿は松井シェフが担当される。

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  ワインは、白2種、赤4種の計6種。

 左から飲んだ順番。

 ジャンヌ・ガイヤール ルーサンヌ ヴァン・ド・ペイ・デ・コリンヌ・ロダニエンヌ 2011

 南仏の品種、ルーサンヌで作られた白。テーブルワインながら香りよく、重厚感もあってとてもおいしいと思った。

 レ・ヴァン・ドヴィエンヌ コンドリュー ラ・シャンベ 2007

 ライチのような花のような、とてもよい香り。料理の香りともよく合ってさらに華やかな香りになった。

 010エティエンヌ・ポール サン・ジョセフ 1980

 廃業されたのか亡くなられたのか、今はない生産者なのだそう。クラシックなエチケットがとても気に入った。

 リコルクしていないらしく、松井シェフがコルク抜きに奮闘(笑)。いつもこのシェフは一所懸命♪

 30年の時を経て、色はガーネットからアンバーへ。飲んでびっくり、かなりの酸。熟成したローヌはピノに近づくと言うけれど・・・。でもこの酸、リエットやペルドローと合わせると角がとれてまろやかな感じになる。マリアージュなのだな。

 ポール・ジャブレ コルナス ドメーヌ・ド・サン・ピエール 1998

 安定のシラー。

 ドメーヌ・ド・ラ・シャルボニエ シャトー・ヌフ・デュ・パップ ルージュ キュヴェ ムール・デ・ペルドリ 2003

 ペルドリはペルドローの親。ちょっとしゃれ?CNDPってあまりふだん飲むこともないのだけれど、やっぱりおいしいな。

 ドメーヌ・イヴ・キュイユロン コート・ロティ・テル・ソンブル 2004

 このパンチ力がなんとも・・・。鹿の風味と、強いもの同士のマリアージュで、どちらも負けずにさらに強く。

.Photo_2 サーモンとほたてのタルタル、香草風味のポテトとパセリのジュレ

 巻いてあるのはきゅうり。緑のコントラストが爽やか。上の粉は、えんどう豆とオリーブの粉だそう。パセリ風味はごくごく控えめ。全体に優しい香りでまとめられていて、ルーサンヌの香りとよく合っていたと思う。

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.004  オレンジの香るラングスティーヌと根菜のラビオリ仕立て、ブールブラン

 蕪のピュレ、青大根、バジルの新芽、ラングスティーヌの粉末を散らして。

 青大根の下には甘いラングスティーヌ。大好きな海老だ。間にすりおろしたオレンジの皮が挟んであって、鮮烈なオレンジの香りが衝撃的。五月待つ花橘の香をかげば・・・、という感じ。

.Photo_3 玉ねぎのパン

 松井シェフがおっしゃるには、ローヌのワインは、最初おいしく感じられなかったけれども、玉ねぎのパンにソースをつけて食べたときに初めておいしい、と感じたのですよ、と。

 おかわりしたいくらいおいしい玉ねぎパン♪

 ほかにパンはバケットとバター、そしてリエットも。

 どちらの料理も香りがよいので、香り華やかなヴィオニエにはとてもよいと思う。ただ、ローヌのワインはアルコール度数が高いので、用心用心。

 次からはいよいよジビエだ。

.Photo_4 ヤマウズラのセップ茸風味、シャルトルーズ

 中心にはフォワグラではないかもしれないけど、とろっとした肝的なもの。ほわ~っと立ち上るおいしそうな鳥の濃厚な香り。鳥のフォンを取り、取り出した骨をくだいてそれにさらにフォンを通してあるのだとか。

 シャルトルーズとは。古典的な料理法で歌舞伎の幕みたいににんじんといんげんが貼り付けてあるということだろうと思ったが、調べてみることにした。 

"Apprêt de grande cuisine, fait de légumes, notamment de chou braisé,et de viandes ou de gibier,moulés en dôme par couches faisant alterner les couleurs. 

 La chartreuse est cuite au bain-marie,démoulée et servie chaude. 

Le grand cuisinier Antonin Carême la tenait pour la reine des entrées. 

 Autrefois,la chartreuse se composait uniquement de légumes-son nom évoquerait le régime végétarien que suivaient les moines chartreux.  

Aujourd'hui,c'est le plus souvent apprêt perdrix au chou,également appelé perdrix en chartreuse."

       Le Grand LAROUSSE gastronomique  p.197 より

 「野菜、特にブレゼしたキャベツと肉またはジビエで作られる。色が交互になるように、ドーム型に形作られる。

 湯煎で調理され、温かいうちに型から出して供せられる。

 昔は野菜のみで作られ、その名前はシャルトル会の修道僧が従っている菜食の食餌を想起させる。

 今日では、うずらとキャベツ(ペルドリ・オ・シュー)で作られることが最も多い。ペルドリ・アン・シャルトリューズに同じ。」

 クラシックな料理はとてもおいしいと思う。

.Photo_5 鹿のジャレの煮込みとコートのロティ

 添えられたきのこはトランペット(?)。コートのロティとコート・ロティをかけてあるとかで(笑)。

 しっかり鉄の風味がする鹿。本当にシラーとよい相性で・・・。

 ジビエ、特に鳥に当てはまることだと思うけれども、インフルエンザの影響で輸入は減少。また、フランスでも消費が減ってきているとか。だんだん希少になっていくのかなあ・・・。

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 四種のコンテ 8・12・18・24ヶ月

 熟成度合いは右から若い順。わたしは12、18ヶ月あたりのガおいしく感じる。

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.Photo_7 モンブラン、マドレーヌのアイスクリーム添え

 ざらっとした食感のアイスクリーム。マドレーヌの粉が入っているみたい。こっくりと、おいしいお菓子だった。

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.Photo_8  最後はコーヒープティフール

 ギモーヴ、トリュフ、マカロン

 かもめさん、Mさん、初めてお会いする紳士Yさん、と同席の方とのお話も楽しく、大満足の秋の一夜でした。

 ありがとうございました!

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dimanche 27 octobre 2013

栗とぶどう

 ワイングロッサリーワインバーにて、福村シェフの秋のディナー会。メニューカードを見れば、深まる秋のテーマは栗とぶどうらしい。ワインはお料理ごとにテイスティングサイズでソムリエに選んでもらう。これがまた楽しみ。

.Photo まずはシャンパーニュ。ロワイエ。こくがあっておいしいと思えば、ピノ・ノワール主体。

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.Photo_3 アミューズはタプナード

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.Photo_4  イタリア産ウサギのソテー 温野菜添え 軽いソースで

 軽いソースとは、ウサギのジュとオリーブオイルを合わせたもので、あっさりと軽やか。お肉は胸肉ともも肉をロールしたものと、骨付きのあばらの部分。骨に付いたお肉が特においしかった。シャンパーニュとはもちろんよいし、もしかすると、ロゼもよかったかもしれない。

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.Photo_5 栗のポタージュ

 そのまんま栗!味もやさしく調えられていて、小布施で食べた栗菓子、「朱雀」を思い出した。

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.Photo_6  ワインは赤。ちょっと意外。

 ダヴィド・デュバン シャンボール-ミュジニィ 2010

 意外!と思ったけれど、この組み合わせはよかった。栗ときのこの森のような香りがよく合ったと思う。

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.Photo_7 秋のサーモンソテー ヴァンブラン・ソース

 いくらも乗って親子丼ならぬ親子ソテー(笑)。ソースがほんのり甘いのは、仕上げに甲州の果汁を少し使っているから。サーモンはいい感じにミキュイ。

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.Photo_8  合わせたのは、マルク・モレー シャサーニュ・モンラシェ 2011

 これも、シャルドネ飲んでる~♪と感じるおいしいワイン。

 先ほどのシャンボール・ミュジニィも試してみたらサーモンによく合った。この系の魚はけっこうピノに合う・・・。ということをわたしは以前、オレゴンの生産者に教えてもらった。

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.Photo_9 仔牛ホホ肉のソテー マスカット・ベリーAのソース

 ソテーと言っても、まずホホ肉を2時間煮ているので、お肉はほろほろとシチューのように柔らかい。香ばしい焼き目と、マスカット・ベリーAの果汁を使ったソースの甘酸っぱさがおいしい。

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.Photo_11 シャトー・タルボ

 なぜか今日のわたしには濃すぎたボルドー・・・。う~ん、なんでだろう。別に苦手になったわけでもないと思うけれど・・・。またこのワインは時を変えて味わってみたい。

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  ラ・フランスの焼きタルト

 缶詰でく生なので、ラ・フランスのよい香りがほかほかと立ち上がって来る。果汁を吸ったクレーム・ダマンドもおいしい。

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.015  もちろん、デザートワインも。

 通称「L」と呼ばれているソーテルヌ

 シャトーの情報は秘されており、まったく謎なのだそう。一説にはシャトー・ディケムが作っているとかいう説もあるとか。

 ディナーはゆっくりと進行。中盤で意外な出会いもあって、おしゃべりも楽しく、和やかに秋の夜長を過ごした。

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samedi 19 octobre 2013

みょうがごはんときのこ鍋

 Fさんご夫妻が拙宅にいらっしゃって、腕をふるってくださった。

 今日のメニューは、秋の味、きのこ鍋と、シーズン最終(?)のみょうがごはん

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.  まずはこの不思議なもの・・・。ぱきっと割って手でぎゅっと押してみると出るわ出るわ、魚卵状のぷちぷちしたもの・・・。苦手な形状^^;。でも香りは柑橘系でさわやかで、食べるとおいしい。

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 フィンガー・ライムというものらしい。こんなの初めて見た・・・。知らない食材はまだまだだ多いなあ。

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  乾杯はギィ・シャルルマーニュ。さきほどのシトラス・パールをグラスの底に入れて、シャンパーニュを注ぐと、泡の力で小さな粒々が上がったり下がったり。きれいでおもしろい。

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.008  きのこ鍋の材料。主役はどっさりのきのこ。その他にはグリルで焼き目を付けたおあげと、同じく皮をあぶった鶏もも肉、お豆腐を少しだけ。ほぼ純粋にきのこを味わう鍋なのである。

 混合節で取ったしっかりした濃い目のだしに濃い口しょうゆで、ちょっと芋煮のだしに似た味のだしを作る。そこにどんどんきのこを入れると、きのこの旨みがどっと出て来る。

 きのこは、しめじ、えのきだけ、エリンギ、なめこ、少し日に当ててから冷凍して味と香りを引き出した椎茸。

.Photo_4 上に乗っている白いのは、すりおろした里芋。これは煮えるとふんわりしておいしい。第二弾ではすりおろした長芋が入った。こちらは好みがあるかも。わたしはぬるぬるした食べ物が苦手なので里芋の方が好き。

 こんなにきのこをたくさん食べるなんて、まずないような気がする。とてもおいしいのでたくさん食べておなかがいっぱいになるけれど、きのこなので低カロリーでヘルシーだ。

.Photo_5 お酒は、みんなの富山の思い出、満寿泉の冷用のお酒、「」だ。おなべによく合う!

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  みょうがごはんに使うのは、地みょうが。シーズンはもうおしまいのところを探して調達してくださったもの。具はこのみょうがと、二枚にはがして細かく細かく切ったおあげのみ。お鍋のベースにしたのと同じおだしで炊く。うちは、かやくごはんもお仏飯にするので昆布は入れて炊くけれど、動物性のだしでは炊かなかったので、やっぱりこの炊き方は新鮮に思える。

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 混ぜごはんにするのではなく、いっしょに炊く。

 みょうがの鮮烈な香りは飛ぶけれども、その分、柔らかく上品な香りが残って、やさしい味になる。おごげも作ればこれまたおいしい。

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.013  おいしいごはんとおしゃべりを楽しんでいると、予定を終えたかもめさんが顔を出してくれた。

 するとFさん、スペインのにんにくと蛸で、アヒージョを作成。スペインのにんにくは香りがぜんぜん違う。アヒージョは、絶妙な塩味のつけ方もあって、バールで食べるような味に仕上がった。Fさんが作ると何でも劇的においしくなるのがすごい。

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  登場したのはリオハのワイン。ぶどうはテンプラニーリョ。濃い色、酸味があるけれど、アルコール度数も高いような、パンチの効いたワインだった。わたしはちょっとげほっとむせた(笑)。

 今日は初めて食べるお鍋とごはん。とてもおいしかったので、自分でもまた作ってみたいなあ・・・。

 Fさん・M子さん、いつもおいしいお料理をありがとうございます!またぜひぜひお越しくださいね!♪

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mercredi 09 octobre 2013

プロジェクト新栗(4)

 小布施を離れ、マダムUのご実家にお邪魔する。ありがたいことに、お昼ごはんをごちそうになるのである。お母様に迎えに来ていただいて、車で移動。お母様は、とても気さくで楽しい方で、小布施や長野地域の観光ガイドができるのではないかと思うほど。

 前記事で書いた小布施の話もそうだし、隣の須坂市については、「昭和50年代くらいまでは、製紙で栄えた町。多くの家が蚕を飼って繭を製糸会社に売っていた。町もにぎやかで、芸妓さんもいたりした」のだとか。こういったお話は貴重なのだが、記録しなければ残ってはいかない。

.Photo 集落の端から見渡す町がきれい。たくさんの山々が連なった間に町が広がっているのは長野的(?)。この辺りは、「善光寺平」と呼ばれているようだ。そう言えば、父方の祖父は会津盆地のことを「会津平」と言っていたな。

 マダムUのご実家は、由緒あるお寺だ。以前、一度だけお泊りさせていただいたことがある。裏は畑や果樹園になっていて、山に続き、どこまでが地所なのかわからないほど。

 ご家族にご挨拶の後、ご本尊様とお内仏様にご挨拶。縁あってお参りできるのはうれしいこと。

 ご家族の皆様と、お昼ごはんをいただく。お供は塩尻のシャルドネ。メインはおやきとこねつき!

 おやきは前におばあ様が作られたのをいただいたことがあり、これがとてもおいしくて、ずっと覚えているくらい。今回はお母様のおやきで、中のあんは、茄子と玉ねぎ。おやきは地域や家庭によっても作り方が少しずつ違うそうで、マダムUのおうちでは、焼くのではなく、「ふかす」。もっちりとした皮に、味噌味をからめた野菜がマッチしてとてもおいしい。地元で一番の人気の具は茄子だそう。

 さらに「こねつき」は、ごはんと小麦粉を混ぜた生地の中に味噌を包んで焼いたもの。初めていただくものだが、これもぱりっと香ばしくてとてもおいしい。

 それから、広義にはひたし豆の一種なのかわからないが、片栗粉を付けて揚げて甘く味つけした豆。さらには大根の葉の炊いたんや野沢菜のお漬物。そのどれも、味つけがよくて、長野の郷土の食の奥深さと、お母様の料理の腕前が感じられる。おいしくて、勧められるがままについついいただき過ぎ(笑)。

 料理上手な方の作る郷土の料理は、本当においしい。お金を出せば食べられるものではなく、ご縁あって招かれた人だけが味わえるとても贅沢な料理だ。たいへんに有り難い。

 ごちそうになった後は、お母様の畑に案内していただく。りんごをもいでもよいと言われて、欣喜雀躍。うきうきして付いて行く。

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  たわわに実る「秋映」と「しなのゴールド」。この二種類に、「しなのスイート」を加えて、「りんご三兄弟」と言う。

.Photo_4 こちらは「ふじ」。「ひろの香り」という名前。大ぶりの実だ。お母様のお気に入りの木である。この実を一つと、秋映を数個もがしてもらって、巨峰や梨とともにたくさんおみやげにしていただいた。楽しかったなあ・・・。果物狩り大好き。後で写真に写った自分を見たら、思い切りうれしそう~ににやけていたので笑った。

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.Photo_5  キウイの畑もあってこちらもたわわに実っていた。

 楽しい時を過ごさせていただいて、夕方近くの駅まで送っていただく。マダムUはそのままご実家に残られる。

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.Photo_6 送っていただいた駅付近から見える長野の山。お母様のお話では、こんなに山がくっきり見える日は珍しいとのこと。

 

 お世話になりまして、本当にありがとうございました。おかげさまで、楽しい旅行となりました。

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.Photo_7  番外。

 小布施で拾った、大きな「おぶせくりちゃん」。帰って食べようと思っていたら・・・。虫食いだった(><)。置いておいたらどんどん細かい粉が出て来る様子はちょっとしたホラーだったよ。

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.Photo_8 小布施岩崎の、チェルシーバンズ。くるみとレーズン、シナモン味。ほんのり甘くて、生地がおいしいパンだった。



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プロジェクト新栗(3)

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  早起き!それには大きな目的が・・・。

 さすがにとても涼しい朝。さくさくのクロワッサンにカフェ・オ・レ、蜂蜜、りんごジャム、ヨーグルト、フレッシュジュース、フルーツ(シャインマスカット、しなのスイート、バナナ)の朝ごはんの後、いざ、小布施堂本店へ!!

 8時半から、この季節にしか作られない栗菓子、「朱雀」の整理券が配布されるのである。8時15分に店に着くも、すでに長い行列ができている。土日はもっとすごい人数らしい。食べられる場所も時間も運、というか時間次第(?)。宿の方から、朱雀のお客さんにしか公開していない本宅で食べられればよいですね、と言われたので楽しみに順番を待つ。

 そして・・・。なんと割り振られたのは、本宅で、それはよかったのだけれども時間は9時30分!!朝ごはんを食べて間がないのでちょっと厳しい(笑)。それでも町を歩いておみやげを買ったりしてがんばって腹ごなしをする。ホテルに戻ってチェックアウト。

.Photo_19 小布施堂本宅

 すご~く立派なおうち・・・。わたしは古い和風の家が大好きなので、こんなうちには憧れる。あんなにたくさんのお客さんが入っても狭さを感じないなんてねぇ・・・。

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.Photo_20  朱雀 

 なんと、小布施の栗を1個当たり15個も使用しているとか。たっぷり絞られた栗には一切砂糖を使っていないので、味わいは栗そのもの。中心部分にほどよい甘さの栗餡が入っている。

 生クリームもお酒も、使っていない。これは純粋な和菓子だ。これを食べてみたくてこの時季を狙ってやってきた小布施である。栗のアイスクリームやモンブランが食べられなかったのはよしとしよう(笑)。

.Photo 駅からほど近い町立図書館、まちとしょテラソへ行く。この図書館は、2011年のライブラリー・オブ・ザ・イヤー、2012年の日本図書館協会建築賞をとるなど、高い評価を得ている。

 初代館長の花井さんは、館長を退かれた今でもひっぱりだこで、講演などで各地を飛び回っておられる。

 観光案内所の方は、町内で町民が協議を重ね、10年の歳月を経てリニューアルした図書館だと誇らしげにおっしゃった。公募で館長職につかれた花井さんは、もともと映像関係の仕事をされていたこともあり、小布施を記録する、ということに並々ならぬ情熱と理念を持っていおられるようだ。このような点が、九州の某市の図書館と違うところだろうと思う。

 図書館の取り組みの一つ、「おぶせまちじゅう図書館」の一つ、八十二銀行小布施支店を訪ねてみる。持ち寄りの、学級文庫のような雰囲気の棚が懐かしい感じがした。

.Photo 小布施最後の観光は、北斎の天井画、「八方睨み鳳凰図 」がある岩松院。いまなおあせぬ色彩の鮮やかさに驚かされる。

 小布施はブランディングに成功した町だと思う。図書館も、大きな町づくりの一貫として位置付けられている。後にご登場いただく、マダムUのお母様がおっしゃるには、「わたしの子どもの頃は(お母様へ近隣の市のご出身)小布施はあったことはあったけれど、小さな取り立てて何もない町だった。人気が出てきたのは30年ほど前からだけれども、その間ずっと小布施(の人気)がすたれたことはない」。

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mardi 08 octobre 2013

プロジェクト新栗(2)

Photo 小布施の宿は、ヴァン・ヴェールという小さなシャンブル・ドット。

  こじんまりとしていい感じ。.

 チェック・インを済ませてしばし休憩の後、おぶせ温泉へ出発。目指すは山のふもとの、穴観音の湯。方角としては岩松院の方。ぶどうやりんごの畑が両側にある道をてくてく歩く。ゆるい坂道になっているので、季節はずれの暑さのせいで着くまでに一汗かくことに(笑)。

.Photo_2 同じお湯なのに、屋内と露天ではお湯の色が違う。お湯が外気にゆっくりふれるかふれないかの違いらしい。温泉に入るのは本当に久しぶりのこと。眼前に広がる小布施の景色をながめながらのんびりとつかる。

 Оちゃんが、「穴観音」と言うからにはどこかに観音さんがいるはず、というので、店の人に聞いてお参りに行ってはみたものの、暗くて肝心の観音様はよく見えなかった。明かりがほしいところである。

 なんでもこの観音様は、福島正則がこの岩窟に安置したものらしく、この湯の創業者の夢枕に観音様が立たれて、「私の足元で温泉を掘りなさい」と告げられて掘ってみたところ温泉が湧き出たとのことである。小布施が、福島正則の、今で言う左遷の地であったことはまったく知らなかったけれども、なんとなくありがたい話である。

 さすがに歩いて帰ってまた汗をかくのもなんなので、タクシーで宿に帰る。

 宿での夕食はフランス料理。ここでは、小布施ワイナリーで買ったワインのみ、持ち込みができるのだ。抜栓料を尋ねると、驚いたことに無料だった!

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  ワイナリーで選んできたのはこの二本。白はドメイヌソガ シャルドネ 2012、赤はヴォルプチュー 2012。どちらももちろん、サン・シミ、つまりビオロジックだ。白は樽を効かせておらず、とてもピュアな味わい。赤は、「官能的」という名前。官能的かどうかは未熟なわたしにはわからなかったけれども、複雑な香りがあった。

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  オリーブリエット

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 全粒粉のパンごまのパン

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  三人いるから選ぶ料理もさまざま。

 信州サーモンとブラムリーりんごのムース  みゆきポークの田舎風パテ

 ブラムリーとは、イギリスの調理用のりんごの品種名。日本ではこの小布施で最初に栽培が始められたそうだ。緑色の酸っぱいりんごで、収穫は8月の末頃だそう。りんごの香りと酸っぱさがさわやかなムースだった。

.Photo_11 スペイン産うさぎのロースト

 あ、わたしが食べた、黒姫放牧豚のローストの写真を撮り忘れたらしい・・・。脂身があっさりしていておいしい豚だったな。食べながら、豚の放牧方法について想像を働かせて盛り上がる。牧豚犬(?)に追われたりするのだろうか・・・。

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.Photo_12 半ば計画的?にワインが余ったので、チーズを追加。ミモレット、フルムダンベール、カマンベール

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.Photo_16 デザートは三者三様に。蜂蜜とアーモンドのヌガー・グラッセガトー・ショコラパンナコッタ

 わたしはヌガー・グラッセを食べた。どれもおいしくてよかったのだが、できれば栗のデザートを食べたかったなあ・・・。この感じだと、きっととてもおいしいと思う。

 夜はさすがに涼しくなった。

 盛りだくさんな一日。明日のためにおやすみなさい~。

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プロジェクト新栗(1)

Photo 新幹線→ワイドビューしなの→長野電鉄、と乗り継いでやってきたのは長野県上高井郡小布施町。新栗のシーズンにどうしても訪ねたくて、一年越しの計画だ。

 栗ならなぜ丹波へ行かぬ、との声もありましょうが、小布施行きには栗ばかりではなく、曽我さんの小布施ワイナリー、2011年のライブラリー・オブ・ザ・イヤー、2012年の日本図書館協会建築賞をとった、まちとしょテラソなど、訪問したいところがたくさんあるのですな。

 この町を near ホームとするマダムUと、Оちゃんとの三人旅。マダムUのおかげで常に「迷い人」のわたしも一度も迷うことなく(笑)。

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.2 お昼ごはんは、「蔵部(くらぶ)」にて。ここは地元の枡一市村酒造の経営で、酒蔵の一部を改装して作った和食レストラン。中には大きな酒樽なども展示されている。市村家はこの地の名家(高井鴻山の末裔)でだそう。

 小布施は内陸にありながら、千曲川の川湊のおかげで、船によって西国の品々と文化がもたらされ、豊かであり、人々もよそからやってくる人や文物を大切にしたという。

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  郷土料理の「ひたし豆」(豆の名前は別にあるけれど、ひっくるめて「ひたし豆」と呼ばれるポピュラーなおかずであると、マダムUの解説)。大豆のような豆をゆでて、しょうゆベースのつけ汁にひたしてあるという、会津の「青豆」と同じ系統のもので、食べ始めたらやめられない止まらない系の豆料理。

 栗ご飯(おしょうゆベースなのがめずらしい感じ。栗がほくほくで甘~い!)と豚汁など。

 うれしいことにさすが酒屋さん、枡一市村酒造のお酒が杯一杯から売られている。それぞれ、にごり酒スクウェア・ワン、碧い軒(「い」は漣という意味の難しい漢字)を頼んでお味見。

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  「栗の小径」。栗の間伐材をしきつめた遊歩道で、見た目も歩いた感じも心地よい。町の中心部は観光客でにぎわっている。わたしたちは第一の目的地、小布施ワイナリーへと歩いて向かう。

.Photo_6 桜井甘精堂の前で、焼き栗を見つけて購入!熱々の栗を食べながら歩く。ほくほくとして甘味も強く、本当においしい栗だった。

 長野は長野じゃないみたいに暑かった・・・(笑)。ワイナリーは中心部から少し離れたところ。

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.Photo_7 道の途中で、「千曲川大洪水水位標」が立っているのを見つける。こんな高さまで水がついたとは恐ろしい・・・。先日の桂川を見ただけに、先人の、治水へのたゆみない尽力とその成功に静かに感動する。

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.Photo_8 小布施ワイナリー。蔵(?)の中がショップになっており、無料試飲もたくさん。さらには200~400円で、上のクラスのものも試飲できる。同じシャルドネでも、通常のキュヴェは樽香を効かせてある感じで、ビオのものはすっきりと、本当にシンプルに仕立ててある感じだった。赤は、どれもどっしりと重い造りであるように思った。

 無料試飲はすべて制覇(笑)。有料試飲は主にビオのものばかりを何種類か飲んでみる。三人なので多種類を試すことができる。ああでもない、こうでもない、と夕食時に飲むためのワインを吟味する。

 今日泊まる予定の宿のレストランでは、小布施ワイナリーで買ったワインに限り、持ち込みができるのだ。

 帰りはタクシーで。途中、小布施岩崎にてチェルシー・バンズ を受け取り、宿へと急ぐ。

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samedi 05 octobre 2013

ル・プティ・コントワール

 長くワイングロッサリー・ワインバーの顔として、たくさんのおいしいワインを紹介してくださった岡田さん、またショップで懇切・丁寧にワインやチーズをいっしょに選んでくださった奥様の加奈子さんが、ついに芦屋にお店をオープンされた。

.001 その名も、ル・プティ・コントワール(小さなカウンター)。ありがたいことに、ご案内をいただき、10月7日のオープンに先立ってのレセプションに、ちょっとどきどきしながらうかがった。場所はJR芦屋から程近い、交通至便なところで、隣はオステリア・オ・ジラソーレという評判のよいイタリア料理のお店。道に迷いやすいわたしでも大丈夫!

 ドアを開けると、た~っと走ってきてわたしに抱きつく小さい人が・・・。なんと岡田さんのお嬢さんのMちゃんだ。思いもかけぬ大歓迎を受け、思わずちょっと涙が・・・。いっぱいいっぱいお話してくれる彼女も、とてもうれしいのだろう。だいじなパパとママのお店ができたんだものね。

.023 すっきりとしたおしゃれな店内。黒いワイン棚に、チーズのショーケース、一番奥にはバーカウンター。

 岡田さんも加奈子さんも、生き生きとしていらっしゃる。すっと背筋の伸びた接客が懐かしい。.

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  天井には輝くシャンデリア。

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003   ワイン棚には、岡田さんセレクトのワイン。わたしも飲んだことのあるものもたくさんあって、いかに多くのことをご教示いただいたかということがわかる。

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  チーズのショーケースには、おいしそうなチーズがぎっしり!

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 チーズプロフェッショナルでもある加奈子さんが厳選されたものばかりだ。

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.015_2  初めてなのにくつろいでしまうカウンター(笑)で、コシュ・ビズワールのアリゴテと、フーバーさんのシュペートブルグンダーをいただいた。チーズやオーダーされから切り出す生ハムと共に。

 お隣のお店のシェフが、焼き立ての熱々パンを届けてくださったのをご相伴にあずかる。

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 熱々のラクレットもあるのです!

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  ワイン棚の上の段には凝った飾りがたくさん。幻のカルトワイン(残念ながら商品ではないもよう)や、畑の石や、ラッピング見本。

 また、お二人の、ワインやチーズに関する蔵書コーナーもあって、つい手に取ってしまう。

 チーズのケースの上にはかわいい牛や羊のお人形があったりして、スタイリッシュですっきりした中にも暖かさがある。

.011 あらかじめ予約をしておけば、生花を使ったラッピングもしてくださるそう。このための勉強も重ねられた加奈子さんはやはり相当な努力家。こんなプレゼントをもらえたらうれしいなあ・・・。ワインだけでもうれしいのになあ・・・。

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.012  プリザーブドフラワーをちょこっと使ったラッピングは、予約なしでも大丈夫みたい。

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  お祝いのお花がそこここに飾られた店内は、明るく華やか。

 オープンは7日なのだけれども、入ってこられるお客さんもちらほら。地域の方々に愛されて、根付いたお店になっていってほしいなあ・・・。

 岡田さん、加奈子さん、ご開店おめでとうございます。すてきなお店です!

 ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。また遊びにいきますね~♪

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