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mercredi 29 mai 2013

焼き菓子と桜桃

 遅めの帰宅。帰りに買った出来合いの弁当を、だらけきった服装で食べていたら、弟夫婦が来たのであせった。いつもきれいにしているなど、まあ無理なこっちゃ。

 アメリカンチェリー二種類をたくさんもらってほくほく。おなじみの色の濃いのと、最近では、福島で言うところの「桜桃」によく似た、レーニアという品種のもの。わたしはこちらが好きなのだ。もちろん、すぐにお仏壇にお供え。これは子どもの頃からの変わらぬ習慣である。

 今週は6連勤の週なので、体力を温存しつついかないといけないのだが、作業のし過ぎで、初日から疲れているのである。

.002 デザートは桜桃。甘くておいしい!!

 さらに先日かもめさんにもらったパリセヴェイユの焼き菓子をコーヒーと共に。夕食はショボくても、デザート充だ。ごはんがあってもお菓子を食べればいいのよ。

 さて、焼き菓子は。。。

 グリヨットとピスターシュのケイクは、緑も鮮やかで、香りが立っている。レモンの果汁をたっぷりと打ってある黄色いケイクは柔らかく、かつ弾力があって、ローマジパンが入っているのかな、という感じ。ガレットブルトンヌはざっくりと素朴な風合い。

 うん。お菓子があるなら、ごはんは食べなくてもよくってよ。

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dimanche 26 mai 2013

鱧尽くし

 年に一度の職場のお食事会。ふだんはお仕事顔だけれど、みんなでごはん食べるのってやっぱり打ち解けられる気がする。今年は近所の店で、鱧尽くし。

 最初はビールで乾杯。

.005 お造り(鯛・まぐろ・鱧の落とし)

 落としには梅肉。

 まだ少し早いのかな?と思っていたけれど、そろそろ鱧のシーズンの始まりだそう。

 このお店のはすべて天然の鱧。今日は韓国産と淡路島産。すぐ近くの沼島の鱧は有名。

.006 鱧のお椀 あしらいは、オクラ・うど・じゅんさい

 薄く葛を打って、お椀に仕立てるのがわたしの鱧の一番好きな食べ方。

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  冷やしものは、鱧と車海老の素麺羹・鱧の煮こごり・流し南瓜

 からあげにした鱧の煮こごりがおいしい。

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.008 鱧の浮き袋

 これはちょっと珍しいもの。

 鱧は海底にいるので、腸は匂いがあって食べられないが、その腸と鋭い歯以外はすべて食べられるのだそう。

 浮き袋もきれいに洗って掃除してゆでて食べる。ちり酢で食べれば、ふぐ皮のような?いやそれよりも、食感はフロマージュ・ド・テットに似ている。

 この辺りで冷酒に移る。糸魚川の奴奈姫・純米吟醸

.009 鱧の肝の炊いたん

 甘辛く炊いてあって、鶏肝のような感じでもある。

 白ごはんが欲しい!!と言っている人がいておもしろかった。確かによく合いそう(笑)。

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.010  鱧と茄子のあんかけ 空豆

 柔らかい味の蒸し物。巻いて、鳴門の渦を表したのだそう。

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.011  鯛のあら炊き

 かなり甘めのこっくりした味付け。いっしょに炊いたごぼうがおいしい。

 あら炊きって、たいてい生臭いからほとんど食べたことがないし、今も食べないけれど、これは丁寧に下処理がしてあるようで、まったく臭みがなく、とてもおいしく食べられた。

.012 鯛のおだんご(?)と鱧のおかき揚げ

 鱧、さっくりほっくり。

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.013  ごはんものは、鱧寿司。添えてあるのは、ばい貝の炊いたん・ずいきの酢の物・自家製のきゅうりのキューちゃん漬け

 鱧の照り焼きや落としはほんとに懐かしい。祖父が好きだったので、近所の魚屋さんで料理してもらったのが食卓に乗っていた。夏の思い出だ。

 考えれば、5歳くらいのときに祖父は亡くなっているのだけれど、その割に、祖父との食の思い出は多いな。

.014
 甘味は、杏仁豆腐

 練乳羹みたいな感じの。

 ごちそうさまでした!今シーズン初の鱧は盛りだくさん。今年は何回食べるかな?

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samedi 25 mai 2013

豆ごはん

 T子様邸にて、Fさんご夫妻と初夏の(「しょかの」って打ったらふつうに「書架の」って変換される図書館脳のPC。w)ごはん会。

.001 最初はヴァルニエ・ファニエールのロゼで乾杯!すっきり、キレがいい、とてもおいしいロゼ。これは驚き。

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.005_2 ヴィーナー・ゲミュスター・サッツ 2011

 オーストリアはウィーン近郊で栽培されるぶどうの、混植混醸の白ワインなのだとか。

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.008  そして、南仏はマルセイユ近くの漁村、カシーのロゼ。きれいなサーモンピンク。

 

 クロ・サント・マグドレーヌ 2011

. このワインが、なんとびっくり・・・

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.009 うにと海苔に無理なく合う!!

 三陸のうにに有明の海苔。どちらも海の香りがいっぱい。

 ちょっとワインと合うのかな?と思うところが・・・。

 さすがにブイヤベースの土地、南仏のロゼ。海の香りによく合う。新たな発見だ。

 今日のメニューは、豆ごはん・桜鱒の包み焼き・鰹のたたき、と初夏の味を満喫するメニューだ。

 どれもすばらしくおいしかったのだけれども、特筆すべきは豆ごはん。

.004 豆は、塩を効かせてゆでる。このとき決して沸騰はさせず、70度くらいを保って火を入れる。

 少し固めにゆでたところで火を止めて、そのまま冷ましておく。

 するとしわにもならず、透明感のある翡翠のような仕上がりに。

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.007 
 薄皮をむくと、こんなに緑が鮮やか。

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.002  ごはんは逆に、塩は少なく。お酒少々を入れて、よく洗って水にさらしておいた豆のさやと一緒に炊く。

 かなり衝撃的なこの手法は、科学の料理人Fさんが、イタリア人シェフがこのようなやり方で豆のリゾットを作るのを見て、豆ごはんに応用したもの。

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. 010

 
 ごはんが炊き上がったらさやはもちろん取り除き、水を切った豆を少しずつ加えて、豆をつぶさないように、ふんわりとやさしく混ぜる。

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.013  正直、わたしは豆ごはんが嫌いだった。料理に入っているえんどう豆(グリーンピース)はシュウマイの上に乗っているのも取り去って残すほど(笑)。

 しかし、この豆ごはんのおいしさはいったい・・・。豆の塩気、ふんわりした甘み、上品に感じる豆の香りと旨み・・・。

 なんだか豆ごはんに開眼したような気がした。

 これは先述の、オーストリアの混醸の白とがおいしかった。

.012 クッキングペーパーの上に、桜鱒を乗せて、塩をしてしばらく置く。

 上にはスライスしたたまねぎ・しめじ・なめこ(のようなきのこ)・スライスしたレモン・発酵バターを乗せて、そのまま包んで、フライパンで焼く。フライパンにもふた。

 しばらくすると、とてもいい匂いがしてくる。包みを開ければ、ほわあっとおいしい湯気が広がって、ほっかほかの桜鱒を堪能できる。

 ここで再び、ヴァルニエ・ファニエールのロゼ。今日の料理には本当にロゼがよく似合う。

.015 鰹のたたきの準備中。

 中落ちにちょっとお醤油をたらして。うん。おいしいねぇ。

 今日の魚はすべて気仙沼の魚研さんで買ったものだそう。Fさん、大きな発泡スチロールの箱を抱えて、T様宅まで来られた。ありがたや・・・。

 鰹はガス火で炙り、つけ汁と共にジプロックに入れて冷凍庫に入れて急冷。016

 上には、玉ねぎ・ねぎ・にんにく・穂じそ。

 オリーブオイルをかければ、イタリア風のヴァリアシオン。

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.017 サンセール コント・ラフォン ルージュ 2008

 白が有名な感じのサンセール。でもこの赤も、とってもおいしい。豊かな香りは、ブルゴーニュにも負けていないと思った。

 鰹とワインは初めてかも?ピノ・ノワールとよい感じ。

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 最後に、出雲のお酒、「天穏」を一口。

 

 気仙沼のおいしい魚と、地の野菜、プロの目で選び抜かれたおいしいワイン、確かな料理の腕前。最強やな!!

 ありがとうございました!魚充でワイン充で、何よりも友達充でわたしはとても幸せです。

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mercredi 22 mai 2013

Live & Beer

 なんばHatch にて、東京スカパラダイスオーケストラ 2013東名阪・限定ツアー「新たなる欲望」に参戦。

 早めに大阪に行って、友人とグランフロント大阪を見物。共通の知り合いに、やけに「近大まぐろ」推しの方がいたので、見に行ってみるも、そこはまぐろ料理屋さんで、生簀に近大まぐろが泳いでいるわけではなかった←どんな巨大な生簀やねん?!

 歩き疲れてのどが乾き、既にビールを欲していたのだが、ちょうどあったエノテカに入り、ルイ・ロデレールルフレーヴのムルソーを50mlずつ投入し、会場へ向かう。

 会場では缶チューハイを一本さらに投下。さて、今日はどうやらソールドアウトしていないらしく、なんとなく余裕があった感じ。加藤さんサイドの後方、少し高くなった場所で見る。ちょうど柵のところだったので楽に、とてもよく見える。後ろから見る風景は、いつもと違っておもしろかったし、スペースにも余裕があったのでのびのび踊れてよかった。やっぱり大汗かいたけど。

 沖&茂木タイムにはなぜかヴァン・ヘイレンのジャンプのイントロが・・・。何で? 「沖さんが弾きたかっただけちゃうか?」と友人。確かにこのイントロって、キーボードやってたら弾いてみたくなるよね。

 今度のアルバムに入ってる「アランフェス」。スカパラの音で、アランフェス協奏曲ってほんまによく合うなあと思った。アルバムきっと買うと思う。

 ライブの後は恒例のビール会。グランフロント大阪の、世界のビール博物館へ!

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 ライブで汗をかいた後の白ビールは最高!!

 ヒューガルテンをよく飲むけれど、せっかくなので今日は違うものを。リオン・ア・プリュムのカリオカ。あれ、香りが??と思ったら、この白ビールは、コリアンダーもオレンジピールも、香り付けに使っていないのだとか。

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フィッス&チップス生春巻きカリー・ヴルストや、多国籍なものを食べながら、二杯目は、

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.002 わたしは、ドイツの高アルコール黒ビール、シュパーテン オプティメーター。友人はチェコの黒ビール、メルリン チェルニーを。

 こくがあってとってもおいしい!温度を上がるのを楽しみつつ、ゆっくり飲むのに適している。友人が飲んでたチェコのビールの方が色は濃いのに、少しすっきりしていた。

 ビールは、白いの、黒いのが好き。でその次は濃い茶色と、赤くて酸っぱいの。もちろん、フルーツビールも好き。

 楽しかったなあ・・・。こういう後の楽しみも含めて、ライブに行くのは大好きだ。

 また来月と8月に!

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dimanche 19 mai 2013

アスパラガス

 朝はゆっくり寝て起きた。朝食も昼食も、お下がりのお菓子を食べるお菓子食。いろいろな地方のお菓子がたくさんあるよ♪

 こちらでお茶菓子として用意したのは、阿闍梨餅と茶の菓だったが、前者は今や鉄板の人気、茶の菓も近年、強力なおみやげアイテムになったようで、用意しておけばかなり喜ばれる。

 そんなにばたばたはしないが、昨日の法要の後片付けなど、諸々の用事をする。使った道具や仏具を片付けたり、法要に来られなかった方からもお心遣いをいただいたので、御礼の手紙を書いて、粗供養と共に発送したり。これもまた、大変に有り難いことである。

 座布団は雨なので片付けられない・・・。

 そして帳面付け。法事の掛かりの計算と、次回のために、法要の記録と留意点などを細かく書いておく。この作業はとても大切。すぐ忘れるもんな・・・。

 昨年、未来帳?と言うか、年忌法要の年表を作ったのでそれも確認。来年は、父の三回忌と、祖母の七回忌を一年繰り上げて併修する。

.001 夕食には、いただきものの南会津産のアスパラガスを堪能。昨日Fシェフに聞いてみたところ、南会津のアスパラガスは有名なのだとか。

 皮をむいただけで広がる緑の香り。塩茹でにしてシンプルに、そして焦がしバターでも食べてみたが、どちらもおいしかった。

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samedi 18 mai 2013

法要

 父の一周忌と母の二十三回忌の法要を営む。あれから一年、というのもあっと言う間だったが、母が亡くなってから二十三回忌を迎えるまでになったのかと、そちらを驚きを持って迎えた。

 最も遠方は、南会津からのご参列。総勢25名での法要となった。遠方の方も多く、皆多忙、またご高齢でもあるにも関わらず、来てくださったのは本当に有り難いことだった。お勤めも、いつもながら大変丁重で、お焼香も二回させていただいた。

 さすがに25人ともなれば、家は縁側まで人が座るほど満員だったけれど、亡き人のおかげで、こうして皆で集まって、聴聞の機会を得て、終始和やかに、良い法要を営むことができたと思う。心から有り難いことだった。

.002 法要の後は、瓢樹にて会食。

 あらかじめ法事であることを伝えていたので、床の間の掛け軸は、「南無阿弥陀仏」。真宗だとは言ってなかったように思うけれど・・・?とは思ったが、こういった心遣いはうれしい。

 にぎやかに、楽しく食事をするのが好きだった父母も、この会食を一緒に楽しみ、喜んでくれたと思う。

 準備等、確かに大変なことはある。しかし、法要を勤めさせていただけることは、本当に有り難いことだ。ご参列いただいた方々に、厚く御礼申し上げます。

.Caz006b6 家に戻って、お下がりと粗供養をお渡しし、お客様を送り出す。ほっと一息。

 夜は、親戚以上にあらこれを手伝ってくれた親友と自分(笑)の慰労のため、ワイングロッサリーワインバーへ。瓢樹にまた来た感がちょっと笑えるな。和むわ~。

 偶然Nさんご夫妻に会えたのがうれしく、わたしの好きな、旨み系のシュナン・ブラン、サヴニエール・ロッシュ・オー・モワンヌ 1999 と交換でいただいた、フェルトンロードが大変においしかった。ありがとうございました(^-^)。

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mardi 14 mai 2013

白ワイン

 よく晴れて、夏のような暑さの一日。ようやくこたつもお役御免で、ふとんはクリーニングへ。朝、奥の間の障子を張り替えに出したのが夕方帰ってきた。さぞかしよく乾いたに違いない。福島の叔父から、荷物になるからと、たくさんのお供えものが届く。少しずつながら、法事の準備は着々と。土曜日は雨らしいのが気がかりだ。

 夕方、一人でワイングロッサリー・ワインバーへ。今日はT&Tコンビだった。

.Cavtad2l 最初はペルトワモリゼ。あまり飲んだことはなかったが、とても爽やかでおいしい。よく冷えたブラン・ド・ブランも、夏にはよいものだなあ。

 夏はキンキン党(笑)じゃない人までキンキン党になる。つまりよ~く冷やした泡や白が好きになる。

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 アミューズは、定番のリエット

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 ドメーヌ・セシェ ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュル・リ 2010

 シュル・リの効果で出る苦味が味に厚さを与えて、薄くない、手ごたえのあるミュスカデ。

 いよいよ今日は冷たい白ばかり。

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.Ca74a53x ムール貝の白ワイン蒸し

 ベルギー料理登場?!

 白ワインのほかに、クリームも加えられて、とても上品な感じ。貝から出る旨みと海の塩分がちょうどよい塩梅。

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.Ca76zn31 初夏の味、ホワイトアスパラガス。しゃきしゃき。こがしバターのソースが香ばしい。

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 ほろほろ鳥のクリーム煮

 白い料理を想像していたら、茶色い料理だった(笑)。クリームに赤ワインやフォンも入って、しっかりしたソース。ソースおいしいなあ・・・と思っていると絶妙なタイミングでパンが出て来てうれしかった。

 ほろほろ鳥の生きているところ(?)を見たことがない。シェフが検索サービスをやってくれて写真を見せてもらった。ぷっくりして、可食部が多そうで、いかにも食材という感じ・・・。

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.Camcnb2j_3  合わせたのは、アンリ・ボワイヨ ムルソー 2011

 モダンスタイルとは言いながら、わりとしっかり樽が効いている。ソースによく合った。

 ワインバーはわたしにとって、ちょっと図書館的な位置づけでもある。舌の楽しみだけではなく、知の楽しみもたくさんあるところ。

 細々とした用事もたくさんになれば時間も取られ、相変わらず休みのたびにばたばたしているが、ふっと力を抜いて宵を楽しめる場所があるのは有り難いことだなあ。

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lundi 13 mai 2013

打って出る図書館

 午後、ゲーテ・インスティトゥートへ、ケルン市立図書館長ハンネローレ・フォークトさんの講演、「常に一歩先を!―市民の集いとデジタルコミュニケーションの中心としての図書館」を聞きに行く。

 講演はすべてドイツ語で行われ、逐次通訳があった。耳慣れないドイツ語は、たまに聞くとちょっと怒られているような恐い感じ(笑)。しかしだんだんと耳も慣れ、通訳も聞きやすく、どんどん話に引き込まれていった。

 「関係作りのマーケティング」を大切にした、いくつもの斬新なサーヴィスは枚挙にいとまがない。ケルン市は人口100万人(ただし、構成年齢は若い。また、移民も多く、約10万人のトルコ人がいる)。中央図書館と11の分館・1台の移動図書館。そして公園に一つの「ミニ図書館」を持つ。

 ミニ図書館というのは、1500冊ほど(蔵書は随時入れ替わり、寄贈されたもの)の、観光客でもきちんと返却さえすれば利用できる、ほぼ制限のない図書館。利用者カードもいらない。選考・訓練されたボランティア職員によって運営されている。ドイツの旧来の法律では、図書館は日曜日は閉館しなければならない(!?)のだが、この図書館は日曜日も開館している。

 「敷居の低い図書館」として、「人が図書館に向かうのではなく、図書館が人に向かっていくということを実践するための図書館

 評判がいいので、2館目をショッピング街に作る計画だとか。

 図書館の予算の95%は市からのものであるが、5%はスポンサーからのもの。この5%の予算は、PR性の高い事業に当てられる。

 スポンサー獲得には、まず館長が動き、最初のコンタクトを取る。そのことが企業にとって強いインパクトになる。その後に実務者が話を進める。だんだんとよい評判が立ち、企業側からのオファーも出るようになった。

 スポンサーからは、お金ではがなく、現物支給が多い。図書館の持つ公共性が、企業にとっても魅力となり、それが企業への「反対給付」となっている。イノベーションの場としての図書館を企業が応援している。

 例えば、寝具会社がスポンサーとなった、「ベッドでの朗読会」や、地下鉄構内に作られたヴァランダー ミステリー自動貸出機(2013年6月稼動予定)。これはミステリーばかりを集めた、貸出・返却・検索ができる無人ステーションだ。設置場所の利用料も、貸出機本体もスポンサー出資。

 また、外壁には図書館のラッピング広告がなされ、図書館の広告塔の役割も果たしている。

 「打って出ている」。何回かこの言葉が使われた。(「自分から先に打って出る」)

 次々と語られる興味深い話を聞いて、わたしは、アントネッラ・アンニョリ『知の広場』を思い出した。この本によると、イタリアの図書館は、長く長く、敷居が高く、人を寄せ付けない場所であったらしい。この辺りの歴史的背景の話は出なかったが、寡聞にして知らず、ドイツの状況も同じようなものだったのだろうか。

 そういう時代が長くあったからこそ、話題を集めるケルン市立図書館や、『知の広場』で紹介されているイタリアやイギリスの図書館あるいはデンマークの図書館など、反動として新しいサービスが怒涛のように生まれたのかもしれない。ヨーロッパの潮流のようなものを感じた。

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samedi 11 mai 2013

地ビール/亀楽

 雨の日の公休。散髪に行き、後はひたすら家事仕事。来週の法事に向けてあれやこれやと細々とした作業にいそしむ。

 湿った日ではあったが、奥の部屋の畳を拭き、床の間の掃除、それから掛け軸を替えた。と言っても、考えて選んだわけでもなく、ずっとかかっていたものを別の巻いてあるものに替えただけ・・・。思うことのないわけではないが、貧乏人がそういうことに頓着してもろくなことにならないような気がするので、気にしないようにする。

 雨にもかかわらず順調に作業がはかどったので、夕方には、三条会商店街へ。今日は、地ビール祭をやっているのだ。今年で何回目かは知らないが、休みが合うこともなかったため、今年が初参加。

 まずは、富山・城端酒造の、「トロピカルピンク」。ピンクグレープフルーツを使った、さわやかなフルーツビールだ。次に、鳥取・大山Gビールの「インペリアルスタウト2011」。スタウトはおいしいなあ・・・。ビールの中で一番好きかも。最後はどこか失念したけれども、桃のビール。フードはサラサのピッツァとか、ハムカツとか、惹かれたものが折り悪しく品切れていて残念。若者と、外人さんが多かったなあ・・・。

.003 その後は、友人に、西院の「亀楽」という居酒屋に連れていってもらう。

 お酒は、かっぱ(山形)→八海山会津中将(若松)。最後の会津中将はもちろんジャケ買いならぬ、名前買い(笑)。父の一周忌も近いことだし、ここは会津の酒で。

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  稚鮎の天ぷら

 「しまあじ」と言ったはずが、聞き間違いにより「砂ずり」(のバター炒め)が出されるというハプニングあり。見ればおいしそうだったので、これもいただくことにする。その後に、しまあじのお造り。

 賀茂茄子の田楽、だし巻き、たこぶつ、生麩のチーズ焼きなどをおいしくいただき、最後は野菜雑炊。あっさりしたいちごミルクゼリーのデザートをサービスしていただいた。

 ここも常連さんの多いお店。ご主人は親しくお客さんとお話。上のお座敷にはファミリーあり、カウンターにはおひとりさまあり。だんだんと若者の街化する西院で、長年愛されているお店なのだなあと思った。

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samedi 04 mai 2013

炎の中華会

 毎回楽しみなFさん邸でのごはん会。みんなで集まって、お酒を飲んでおしゃべりしながらわいわいと台所で料理を作る。と言っても、メンバーの中では一番できひん子なので、いつもわたしの役目はほとんどギャラリー。でも今回はちょっとやったよ(笑)。

 テーマは炎の中華。メインは二種類の餃子と、Fさんがどうしても作ってみたかったという酢豚。初めての挑戦だそう。

.001 皆で集まってまずは買い出し。

 上品で華やかなラベルのシャンパーニュ、アンドレ・クルエでのどをうるおしてから、料理にとりかかる。

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.002  餃子の皮を練った!

 よく練って、しばらく寝かせると生地がなめらか、つるつる、ぷりぷりになる。粉をさわるのは楽しいなあ・・・。

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.003  この餃子のあんは、炒り卵と海老とにら。味付けは塩のみ。こんな餃子、見たことも食べたこともない。

 Fさんが中国の人から教えてもらったものだとか。

 小さい麺棒がなかったので、手で皮をのばして、みんなで包む包む。餃子はこの工程が楽しい。

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.009  これは水餃子に。炒り卵と海老とにらの水餃子

 つるん、ぷるん、の皮。

 そのまま食べても塩味あっさり。中国の人みたいに黒酢をつけても、酢醤油やラー油をつけてもおいしい。

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.011  もう一種類が、大阪王将の餃子

 店舗が少ないから、大阪王将の餃子って食べたことがなかったけど、王将は王将でも京都のとはまた違うんだな。わたしは京都のよりこっちの方が好きかも。

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.004 ドメーヌ・セシェ ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュル・リ 2010

 ミュスカデ、久しぶり。ここのミュスカデは薄くなくておいしいよ。

 さらに、もはや新酒ではない、去年のボジョレ・ヌーヴォーなど。

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.008  麻婆豆腐

 Fさんがファイヤー!!とか言いながら、鍋を振っていた(笑)。もちろん、麻婆のもとなんかじゃありません。

 辛くて、麻~な感じで、仕上げに振った砕いた中国山椒の香りがとてもいい。

 もっと食べたい!と皆がリクエストするほどのおいしさ。

.005 Fさん初チャレンジとなる酢豚は、スペアリブ(ともも肉)を、黒酢と氷砂糖で煮込むというもの。

 まずはスペアリブを多めの油で揚げ焼きにする。油で脂のあくを抜くため。

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.006 香ばしい焼き目が付いたら鍋に入れて黒酢と氷砂糖。少し千鳥酢もおぎなって、ひたすら煮込む。

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.010 つやつや。

 赤ワイン煮込みみたいな外見。

 まろやかな酸味と旨み。酢が鼻につんと来ない。酢の効果で、骨から身がつるんと離れるくらいの柔らかさ。

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.012 卵とトマトの炒めもの

 この料理には名前があるのかな?スピードがいりそうな料理。

  そして、季節の筍ごはん

 今回のは粉かつおが入って、おだしの香りが濃いヴァージョン。食べ切れなかったのをお弁当にもらって、わあい♪

 21時頃にお客さんがもう二人増えて、

.013 ラッツェンベルガーのリースリングや、ユベール・ポレのブリュット・ゼロなど。

 初めてご一緒する方もいて、とっても楽しかった。おいしいもの好きって、それだけですぐに打ち解けられる。

 それにしても、Fさん、なんでも作れるのがすごい。この人は、明らかに「料理は科学」の人。いつも、「どうしてこの工程があるのか」を考えている。

 楽しい会を、ありがとうございました(^^)!

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