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mercredi 28 décembre 2011

小旅行の東京 (4)

    その他いろいろ。

.061  オーボンヴュータンのお菓子を食べた。

 オペラ

 とろっとしたグラサージュ。コーヒーとバターの香りがすばらしくて、きりっとひきしまったお菓子。シロップの染み込みかげんも絶妙。

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.062  バール・ドール

 ざっくりしたアーモンドの生地に、発酵バターの香り高いキャラメル風味のバタークリーム。オレンジの香りも。キャラメリゼされた表面が香ばしい。

 さすが、さすが、のオーボンヴュータン。尾山台まで行かなくても日本橋の高島屋で買えるようになったのでうれしいな。

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.016  買って帰った焼き菓子三つ。

 マドレーヌガレット・ブルトンヌヴィジタンディーヌ

 ヴィジタンディーヌが一番好き。焦がしバターの香りがよくて香ばしい。ねっとりとした食感で非常に美味。

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.015  帰りはグランスタであれやこれや。

 D&Dが入っているのもうれしい。トーキョー・ブラックなるご当地ビールを見つけて買う。

 ピエール・マルコリーニで友人が買い物している間にアイスクリーム(ホワイトチョコレートとチョコレート)を買う。友人と二人で食べる。ホワイトチョコレートのがとってもおいしい。

 旅の最初から、友人に、はたこさんが買い食いをがまんできるかどうか・・・と言われていたのだが、がまんできるわけがない。東京にしかないものはたくさんあるのだ。

.002 003

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  ピエール・マルコリーニのグランスタ限定、マルコリーニ・ビスキュイ。ジンジャー風味もしっとりしたビスキュイにガナッシュが挟んである。大きくて、みかさみたい(笑)。

 グランスタはかなり楽しい。

 行列のできていた仙台の牛タン屋で、ひもをひっぱると温かくなる牛タン丼を買って新幹線の車内で夕食。おいしいお弁当だった。デザートに友人から、マルコリーニのシャンパン・トリュフをもらう。

 楽しい時間はすぐに過ぎ、21時前に京都着。

 よい旅ができて本当によかった。ありがとう(^^)。

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小旅行の東京 (3)

 東京二日目。ホテルの朝食ブッフェは、和・洋・中・菜食の定食いずれかとブッフェの混合形式だったが、特筆することはなし。それでもゆっくりと朝食を食べ、午前中は散歩がてら近所のデパートに行くなどして過ごす。正午にチェックアウト。

 出発まで荷物を預かってもらって、歩いて日比谷へ。これもよいお散歩。003

 11月4日にできたばかりの、千代田区立日比谷図書文化館に行く。この図書館は、以前は都立だったのだが、千代田区に移管されてリニューアルオープンした。特徴的な三角形の建物の形は変わらないが、中は旧日比谷と同じ建物とは思えないほどの変わりよう。

 図書フロアは2階と3階にあり、オレンジ=ビジネス・キャリアデザイン、パープル=新聞雑誌・まちづくり、グリーン=科学技術・ライフスタイル、ブルー=アート・文学・カルチャー、と、資料を4つのゾーンに色分けして排架している。児童書はない。

 資料は旧日比谷から移管されたものがほとんどで、今はまだ蔵書は少なく、空の書架も目立つ。展示用の書架も多く設置されているようだったが、書架の空きを上手に使って、各コーナーで展示スペースとしている様子。書架が詰まってきたら、展示は少なくなるのだろうか。本って、ある意味見せ方だから、これは上手だなと思った。

 蔵書は古書がすごい。旧駿河台図書館と一橋図書館から移管された明治・大正期の本も手に取って自由に見られる。なくなったり汚損・破損されれば二度と手に入らないものなのに、なんて気前のよい・・・。4階の特別研究室には「内田嘉吉文庫」という貴重なコレクションも。

 展示では、「一橋本・駿河台本の紹介」のコーナーに張ってあった、昭和4年頃に作成された「東京市立圖書館復興分布圖」が印象的。関東大震災の後に移転した図書館などが図示されている。凡例から、この時代に夜間開館もしていた図書館もあることがわかってちょっと驚く。大正期には東京市立図書館網は充実しており、大震災で甚大な被害をこうむったものの、迅速に復興がなされたようで、尽力された先人たちのことを思うと、胸が熱くなった。

 次は、千代田区立千代田図書館へ向かう。同じ区内の移動なのに、地下鉄の乗り換えなしでは行けないとは・・・。歩くには遠そうだし・・。中心に江戸城・・・・。

 この図書館は2008年に、NPO法人IRI 知的資源イニシアティブが行っている、Library of the Year に選ばれた有名な図書館。セカンド・オフィスと銘打ったビジネス支援に特化している。また、コンシェルジュを置き、「千代田ゲートウェイ」の名のもと、千代田区の総合的な案内所の機能を持たせている。近隣の神保町の古書店とのつながりも密であり、展示コーナーでは、古書目録の展示が行われていた。

 日比谷と千代田、両方ともそうなのだが、特に千代田は、スーツを着た男性の利用者が非常に多い。多くの公共図書館ではあまり見ない、つまり図書館にあまり来ない層の人たちだ。どこの館でもこの層の取り込みに努力しているが、この二館は見事にそれに成功している。

 時には分かれてじっくりと、時には二人で声を掛け合いながら見て回る。同業者の友人との訪問なので、喧々諤々とまでは行かないが、あれやこれやと後々まで議論。同業者ならではの、楽しい物見遊山である。

 もう、語り尽くされたことだろうから、今更わたしが何も言わなくていいと思うのだが、なるほどここは、賛否両論、評価が分かれる館だろうな、と思う。例えば、地域性とか、どのような層に来てほしいのか、という狙いもあるにせよ、児童書やサービスがまったくなかったり、極めて小規模だったりするのは、児童サービスに主に携わっている人にとっては、噴飯もののような気もするし、公共図書館が、サービス対象を選んでいいのかという疑問も出るだろう。

 役所もそうだし、今までの図書館には、均等に、均質に、まんべんないサービスを、という考え方が根強い。もちろん、平等な行政サービスを、という考え方は間違ってはいないけれども、どの層にもまんべんなく、どのジャンルもまんべんなく、どのエリアの人にも均質に、を追及し過ぎた結果、何の特徴もない薄っぺらな図書館ができた!という事例は枚挙に暇がない。

 個人的にも、何かに特化した人・物・事が好きだ。

 また、どのような層に利用されているのかを調べてそこをターゲットにしたサービスをするよりも、来ない層を取り出して、そこをターゲットにする方が、より未来に開けていると思う。

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mardi 27 décembre 2011

小旅行の東京 (2)

035  今回のホテルは、シャングリ・ラ ホテル。ほぼ東京駅直結というあまりに便利な立地。

 なんでお風呂がガラス張りなのかはさっぱりわからないが、洗面台も大きくて空間も広々。アメニティはロクシタン。

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.039 部屋は35階。真下には東京駅。発着する電車がよく見える。少し向こうには江戸城。そう。東京の中心は空虚、というか、千代田区の中心は空虚。なので、同じ千代田区内の移動だから近い、と思ってもそうは問屋が降ろさない。江戸城恐るべし。

 街を歩くとよくわかるのだが、東京は坂が多い。山がちな土地(関東平野?)というわけではないのにどうしてなのだろうといつ不思議に思う。たぶんこんなことは東京で育った人なら、小学校の理科や社会で習ってわけを知っているのだろうが、地の人の当たり前は旅人の当たり前ではない。

 道が碁盤の目になっていないのでよくわからないし、通りの名前もないことが多い。そんなこんなで少々不安になりながらも夕食にでかける。043

 六本木の、ル・ブルギニオン。こじんまりとした、かわいらしい内装の店だ。

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.044  テーブルにはオリーブ(写真は食べかけですが・笑)。グラスのシャンパーニュ(ボランジェ)を飲みながら、メインのジビエを何にするか検討。

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.045  グジェール

 中にはチーズとほぐしたリエット。塩気が食欲を刺激し、またお酒を進ませる。

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.046  早、パンとバターもサーブされて・・・。

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.047  冷たい前菜は、

 にんじんのムースとコンソメ・ジュレ うに添え

 コンソメの良い香り。にんじんのムースはほんのり甘くて、混ぜかげんによって味の変化も楽しめる。このようなお料理はわりとあるような気がするけれど、もともとはこのお店のスペシャリテなのかな。

 ワインリストからワインを選ぶ。熟成感のあるピノ・ノワールがいいかなあ・・・。相談の上、

.048_2  ミッシェル・ゴヌー ボーヌ 1999

 透明感のある薄い色あい。ぱっと華やかなタイプではなく、どちらかというと繊細。時間を置くにつれ良さが引き立つ。

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.052 温かい前菜は、

 鰻とフォアグラのテリーヌのパネ 

 上にはサラダがこんもりと盛られ、下にはサフランライス。パネにはほんのりカレーの香りを添えてある。香ばしい香り。

 鰻とフォアグラの組み合わせはたぶん初めて食べる。脂と脂のマリアージュなのだろうか、まったりとマイルドな口当たり。

.053  ここで、メインに選んだ山鳩のローストを丸のままの状態で見せにきてくれた。これを二人で分けるのだ。

 丸々と太っておいしそう~♪指でつんつんと突っつきたいくらいにぷっくり。

 次はあっさりした魚料理なので、いったん赤ワインを休憩してグラスの白をお願いする。3種類のうちから、名前は忘れたけれど、シュナン・ブラン90% シャルドネ10%のセパージュのものをいただく。

.054  ほうぼうのポワレ フォン・ド・ヴォライユのナージュ仕立て 小松菜 フランスのきのこ(名前は失念) オリーブオイル

 鶏のスープの香りがほわ~っと広がる。かりっと焼かれた皮目が香ばしいほうぼうは、身もジューシーでほんのり甘い。スープに浸して食べるのがおもしろい。焼餅のお雑煮みたいなおいしさと言いましょうか(笑)。

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.055  メインは、楽しみにしていたジビエ。

 スコットランド産 山鳩のロースト ソース・サルミ

 さっき見せてもらった山鳩を切り分けた後の骨を押しつぶしてエキスやら髄やらを出して作る濃厚なソースが、サルミ。

 香りがほんとにいい・・・。穏やかではあるものの、旨みと、チョコレートが入っているようなこくのあるソース。笹身はきれいなルビー色。もも肉は手づかみで。小さな頭の中には脳みそも入って、それがいかにも酒飲み好みの味なので二人で笑う。やわらかいキャベツをソースとからめて食べるのもおいしい。 ワインとももちろんよく合う。堪能♪

.056  ワインが少し余ったので(意図的?)、チーズをいただく。

 チーズ・プラトーってわくわくする。

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.057  選んだのはこの3種類。

 とろっとろに熟成したエポワス

 山羊乳と牛乳の混乳のブルーチーズ、ブルー・ディ・カプラ

 もう一つはシェーブルだったんだけど名前は失念。

 どれも食べ頃でおいしかった。

.058  栗のモンブランとお米のバヴァロワ

 栗のクリームの中にバヴァロワとムラングが。

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.059   コーヒーと共にお茶菓子

 ヴァニラのプリン ベリーのソース マドレーヌ キャラメル

 どれもかわいらしい、お手間もの。こんなお茶菓子は、小さな贅沢。

 ゆったりとしたペースで、落ち着いた気分でおいしいものがいただけた。余談だが、東京はいらちが少ないのがええわ・・・。

 一人旅ではついおっくうになって、レストランに予約をして行くということがあまりないので、今回は友達と二人、一人旅ではしないことを楽しめた。

 ずいぶんとゆっくりさせていただいて、帰るときにあいさつに出てこられたシェフはまだお若く、笑顔が人なつこい方。

 楽しい旅の食事ができた。またこのお店に来てみたいな。

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小旅行の東京 (1)

 なんやかんやで京都を離れなれない日々が続いて、1年4カ月ぶりの一泊旅行。いろいろあった1年の慰労もかねて、友人と東京物見遊山の旅。

 雪が心配だったのだが、最終的に10分ほどの遅れで品川に到着。早めのお昼ごはんを、ディーン&デルーカで。D&Dは東京のあちこちにできたけれど、品川の店が一番大きくて楽しい。特にデリのショーケースが圧巻で、どれも魅力的に輝いている。ほんとにいいお値段なのだけれど、デパ地下のデリよりもずっと味がいい。

.028  その後、高輪台の、味の素 食の文化センター 食の文化ライブラリーへ。ここは、図書約35000冊(内、古書:江戸~昭和の料理書を中心に約2000冊)、食に関する錦絵約120点、映像資料約300本)を有する、食の専門図書館だ。企業図書館なのだが、一般にも広く開放され、貸出もレファレンスサービスも受けられるとは、なんという気前のよさだろうか。

 ここは大好きな図書館なので、京橋にあったときと合わせると三度目の訪問となる。(前回の記録)友人にもぜひこの図書館を紹介したい。

.030_2  2階の食文化展示室の企画展は「相撲と食」 。小さな小さな展示室なのだけれども、内容はユニークで濃い。

 相撲と食、と言うと思い浮かべるのはちゃんこだが、それだけではない。神事という視点から見ると、土俵を作るときの鎮めもの、祭事の直会など、相撲と食には密接なつながりがある。

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.033

 となりの部屋は当時のしつらいも道具もリアルな台所の展示がおもしろい。

 図書室は1階。

 独自分類でわかりやすくきちんと分類された書架はすばらしく、見る書架見る書架わたしにとっては魅力的で、かたっぱしから読みたくなってしまう。ちょっと公共図書館では購入できなさそうな、高額な専門書などは垂涎の的。個人的に買おうかな、と思ったものをメモメモ(笑)。

 もちろん洋書もあるので、買おうかずっと迷っていて、ここで現物見てから決めようと思っていた、Le Grand Larousse gastronomique をじっくりと見てみたりする。辞典・事典は現物を見てからでないとなんとなく買えないから・・。で、結局買うことにする。ああ、ここは散財を誘発する図書館だ。

 例えば公共図書館で、あるジャンルの資料をもう少し充実させたいとか、何かの企画展をやりたい、とかいうときに専門図書館の書架を見るのはとても役に立つ。また、NDCに慣れた人には、独自分類は刺激的で、大げさだが、宇宙を広げる(のか細分化するのかはわからないが)ようなおもしろさがある。友人も大いに楽しんでくれたようで、いろんなことを話し合いながら、館を後にする。

 ちょうどよい時間になったので、ホテルにチェック・インして、部屋でコーヒーなど飲みながらしばしゆっくり。旅は見るもの聞くものがいちいちおもしろくて、二人とも「いらんこと言い」なのでうるさいうるさい(笑)。

 後、丸の内オアゾの松丸本舗へ。ここは丸善書店の一角を、松岡正剛さんがプロデュースしている、という理解でいいのかな。

 ここの書架、ほんとにおもしろい~。家の本棚みたいな横置きのディスプレイも楽しいし、本の並びは無機質ではなく、一冊一冊が、わたしを読んで!と語りかけてくるよう。ここもかなり散財の危険があるが、旅先で本を買っていいのは古書店でだけ、と決めているので何も買わない(笑)。

 人って、ほんとに本をおもしろく紹介してもらいたがっている。そういう希望に、わたしもうまくこたえられればいいのだけどなあ・・・。

 ちょっとおもしろかったのは、「きいろちゃんとみどりくん」だか、そんな感じで銘打った、黄色い装丁の本と緑の装丁の本を集めたコーナー。ぱっと目をひくので引き付けられる。また、「三冊セット売り」もおもしろかった。一つのテーマに沿って選ばれた本が紐で縛られて、買う人は必ずセット買いするようになっている。こういうの、やってみたいなあ・・・。

 ここでも長時間過ごし、やいのやいのと言いながら店を後にする。同じ業界の友人との旅のおもしろさはこんなところにある。見ればなんやかやと話し出さずにはいられない・・・というね(笑)。ほんまにふだんの仕事の日よりも長いこと書架と本みてるわ(笑)。 

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dimanche 25 décembre 2011

シュトーレン

 シュトーレンとパネトーネ。どちらとも選び難くおいしい、クリスマスのお菓子。今日はシュトーレン編。005_2

 神戸は鈴蘭台、ぱん屋kokoro のシュトーレン。風味のよい生地に、ドライフルーツがぎっしりで、わたしの好みにぴったりだ。ローマジパンまで入っているのがすごいなあ、と思う。断面もきれい。

 シュトーレンにはコーヒーよりも紅茶が合うような気がする。

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.001_2  でも今年からワインフロッサリーで、シュトーレンとドイツの赤ワインとのセットが発売されたので、まったく考え付かなかったワインとの組み合わせを試すことができた。

 フリードリッヒ・ベッカー ”ギョーム” ロートヴァインキュヴェ Q.b.A  トロッケン2007

 カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの、とてもなめらかな赤。どっしりとしているのだけれど、果実の自然なほんのりとした甘みでするする飲める。この甘みが、バターの香りとドライフルーツと呼応してよい相性となっているのだろう。

.006  こちらはワインとセットになっていた、埼玉県は熊谷の、ブーランジュリー・マツオカのもの。マカデミアナッツ、アーモンド、くるみがごろごろ。生地よりナッツの方が多いような感じ。きっとこれはナッツ好きな人なら感動するのではないだろうか。チーズと合わせてもよいような気もする。

 

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samedi 24 décembre 2011

おたのしみ会

 月に一度の児童向けの行事の日。今月はちょうどクリスマス・イヴに当たるので、ちょっと凝ったことをしてみようかと、クリスマス・スペシャル(?)で盛りだくさんな内容。荒天の予報だったので、子どもが来てくれるのかどうか心配したが、時間になると寒い中続々とお客さんが来てくれて、総勢36人超の盛況に。

 同僚による、サンタクロースのお絵かきが導入。005そして絵描き歌の本も紹介。

 続いて、ミニパネルシアター、サンタクロースのお話。お話はオリジナル。絵人形も、同僚がこつこつ塗り貯めたもので、配色もとてもきれい。また、彼女のアイデアとやる気と根気はすばらしい。子どもたちも、次々繰り出されるカラフルな絵人形に目を奪われていた様子。

 次からは、わたしにバトンタッチ。パネルシアターのお話の詳細を見る、といった形で、

 『サンタクロースはおもちゃはかせ』 マーラ・フレイジー/作 うぶかた よりこ/訳 文渓堂 2006年 という絵本を読む。これはサンタクロースが一年かけてどんなふうにプレゼントを選ぶかを描いた、とっても楽しい本だ。

 練習のときにページがめくりづらくて困っていたら、今日、わたしの指にちょうど良い小さなリング状の指サックをサブボスが買ってきてくれた(クリスマスプレゼント?)ので、場面の展開が実にスムーズ。001

 次は簡単な工作。ペットボトルのキャップと折り紙を使って、ボンボン・オ・ショコラ、ベルギー風に言うならプラリンヌを作る。一人二個当て。

 出典は、『きったりはったり おりがみでおみせやさん』 いまい みさ/著 毎日新聞社 2006年

 いまいみささんの紙工作はほんとにかわいくて楽しくて、作ってみたくなるものばかり。しかも、身近にある材料で、簡単に作れる。他にも『きったりはったりおりがみでおままごと』など、二冊ほど、いまいみささんの本を紹介する。

 一冊につき一つずつ載っているページを開けて、ブックトーク風に工作を紹介していると、ハンバーグランチを紹介するやいなや、少しお姉ちゃんの女の子が、「お母さん!ハンバーグランチ作ろ!!」と大きな声で言ったので皆で笑ってさらに和やかに。彼女は、紙工作がとても気に入ったらしい。

 工作は、事前に配る材料を小分けして袋に入れたり、どこまでをその場で作業してもらうのかを決めたり、事前の準備が肝要。簡単そうに思える手作業も、小さな子には難しい場合も多いから、適宜、「お手伝いがいる人いますか?」と声をかけたり、子どもたちの間を回って、進捗状況を見ながら、一人一人に声をかける。

 「上手に包めたかな?」「おいしそうにできたねぇ!!」「これは苺のチョコレート??」などなど。こちらもとても楽しい時間だ。

 皆、おいしそうなチョコレートを作って、茶色いグラシンケースに入れるとさらにそれらしくなるのでご満悦。紹介した本も、すべて先を争うようにして貸し出されて行った。

 お楽しみ会の出席スタンプを押しているのだが、そのときにも一人一人に声かけ。「また一緒に絵本読もな~」「初めて来てくれたんやね。また一緒に遊ぼな!」

 呪いの言葉より祝いの言葉を。大人どうしの難しい関係の中では、時として誰かに呪いの言葉を吐くことがあるかもしれない。けれども、子どもに対しては、いついかなる場合にも呪いの言葉を投げつけてはいけない。子どもはいとも簡単に呪いにかかってしまうから。

 こういった行事には、いわゆる「販促」の側面がある。でもそれは第三義か第四義くらいのものである。

 遠い将来、子どもの頃、図書館であんなの作ったなあ、この絵本一緒に読んだなあ。楽しかったなあ・・・、と思い出してもらえれば最高。それはかけがえのない、贈与の記憶だ。

 わたしはできる!という自信、わたしはここにいていいのだという安心、そして何よりも、わたしは愛されているのだ、という確信、そういった諸々のメッセージを、図書館の小さな行事からも伝えていきたいと思う。

 職員もとっても楽しんだ30分強。午後の休憩時間には、ボスより、お疲れさまの、クリスマスケーキならぬクリスマスまんじゅうの差し入れ。ほっこりして、いっそうおいしかったような気がした。

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jeudi 22 décembre 2011

冬至

 冬至。寒くてすぐ暗くなって朝はいつまでも暗くて、本当に嫌なこの時期…。「冬期うつ」という病気が本当にあるくらいだから、日照時間はやっぱり強く影響するのかも。寒くなければまだしもなんだけどなあ。こんなことを書いている間にもどんどん冷え込んでいるようで、暖房の効きが悪い。とてもとても冬の節電はできそうにありません…。夏にたっぷり節電したので許して下さい…。

 001_2 冬至に食べるものと言えばかぼちゃ。夕方買い物に行ったお店で、子どもがお母さんといっしょに楽しそうにかぼちゃを選んでいたのが微笑ましかった。彼らは何を作ってもらうのかな。
かぼちゃにいろいろ食べ方はあるだろうけど、わたしはたいたんが一番好き。今日も上手にたけました。

 図書館も子ども向けの行事の準備やなんやかやで忙しい。まあ楽しんでやってるんだけどね(笑)。

 今、タンタンの映画をやっているので、勝手な連動企画として、書庫にあったタンタンの本を面出しして絵本架の上に並べてみた。そしてその昔フランスで買った手持ちのフランス語版を飾って、軽くバンド・デシネの説明も付けてみた。あと自分の部屋を探して、ブリュッセルのまんが博物館に行った時の写真でいいのがあったら飾ってみてもいいかな。もう少しタンタン関連の洋書もあったはずだし。
 このあいだからよく動くタンタンの本。映画をきっかけに、今の子も本を楽しんでくれたらいいなあ。
 ちなみに、英語圏では、みんなチンチンと呼んでいるそうですよ。まあたしかにTINTINって書くけどいや~んばかん♪それからタンタンといつも一緒の白い犬。英語名はスノーウィーですが、本名はミルーって言います。

Cazw6ppp

 おやつはいただき物の福砂屋カステラオランダケーキ。福砂屋はずっと別立て法で作ってるんだって。底に沈んだざらめのしゃりっとした感じがたまりません。

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mercredi 21 décembre 2011

しまい弘法

 この二日間で用事がずいぶんはかどり、重畳至極。何かとおことうさんな師走なれども、21日が休みなら、やっぱり行ってしまうのが弘法さん。今日はよく晴れて寒さもひどくない穏やかな一日。散歩日和だ。

 弘法さんは毎月あるけれども、12月は「しまい弘法」と言って、1月の「初弘法」と並んで最も混雑する。Cakoeo3r

 21日には、秘仏の不動明王の護摩も焚かれる。この不動明王は、平安時代の末期に光背が修理されてから現在までただの一度も御開帳されていないらしい。

 竹生島かどこかのお坊さんに聞いた話では、秘仏というものは、定まった御開帳の時以外は、そのお寺の最高位のお坊さんも、お寺のスタッフも決して見ることかなわず、もちろんメンテナンスのためにも扉が開けられることはないのだとか。

 平安時代末期からって・・・。実は厨子の中の仏さんはなくなってたりして・・・、なんてことを思ってしまう(笑)。

 護摩を焚くのを見ているのはけっこう好き。東寺にはこんなかっこいいものや、きれいなものがたくさんある。密教の荘厳や儀式や、美術に触れたければ、東寺に行けばいい。ここは宝の山のようだ。Casfo97u

 修行大師像。言い伝えによると、今も弘法大師は、行脚を続けておられるのだそうだ。大師像の前では必ず「南無大師遍照金剛」と唱えることも、祖母との長い付き合いによって身体化された習慣だ。

 ”ありがたや 高野の山の岩かげに 大師はいまだ おわしますなる”という歌を祖母はまた教えてくれた。徳島出身の祖母は元々真言宗の人で、大師信仰を持っていた。

 その祖母といっしょに、子どもの頃は毎月のように、弘法さんに来たものだった。

 決まった屋台でたこ焼きを食べるのをとても楽しみにしていたが、お寺に着くなりはやるわたしを、祖母は「お参りが先!!」と厳しくしつけたものだった。

 そんな子どもの頃とは出店も様変わりしており、今では手作りの陶器やアクセサリーや、アフガニスタンの絨毯の店まであって、だんだん手作り市もしくは、ワールドバザールと化してきているようである。

 そうそう。21日が日曜日だったりすると、父と来ることもあった。その時は、蛇が大嫌いな祖母とは決して見なかった、蛇の見世物などを見物したものだ。

 祖母と来るしまい弘法では必ず、お正月用の葉牡丹の鉢植えを買ったものだった。ついでにわたしも盆栽を買ってもらったりしたなあ・・・。ほかに祖母は丸干し(試食付き)やらこぼれ梅、七味や、お婆さん用の下着とかを買っていた。たまに骨董屋で、古いもの(ほぼがらくた)を買ってもらうこともあった。

 弘法さんは、京都の中で最も亡き祖母を思い出す場所かもしれない。死してなお、孫の愛とリスペクトを一手に受ける祖母なのであった。

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dimanche 18 décembre 2011

鴨鍋でお誕生会

 弟たちがやって来て、自宅にて弟のお誕生会。004

 メニューは鴨鍋!今年もまた、西浅井から取り寄せた真鴨。きれいにスライスされた身に、骨入りのたたき肉とレバーと心臓が付いている。この鴨は野生とはいかないが、本当においしい青首で、しっかりした肉の味と滋味あふれる香りのよい脂があって、これを食べると、ちょっともう、合鴨はいらないなあ・・という気なる。

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  芹 葱 白葱 もやし

 鴨と葱は合いものだけれども、鴨と芹もとてもよく合う。一つ残念だったのは、水耕栽培の芹だったので、おいしい根っこが食べられなかったこと。

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 壬生菜 白菜

 鍋には必ず壬生菜。少々育ちすぎかとも思ったけれどそうでもなく、柔らかくてよい壬生菜だった。

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  葛切り 豆腐 椎茸

 下準備に時間はかかるけど、やっぱりマロニーよりは葛切りがおいしい。

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.005_3  夕方早くに弟たちが来て、最初に何を飲むかという話。

 「あれもあるんやけど。こないだOさんがくれた手作りの・・・。思い出せへん」「ほら、シャングリラとジャンバラヤに似たやつ」弟「わかるかそんなん」「赤ワインでできてるねん」トモちゃん「ああ、あれやろわかるわかる。えっと~」「シャングリラ、ジャンバラヤ、あ!!サングリアかっ」「それや!」 とやり取りの末、サングリアを少し飲んで、シャンパーニュに移行。

 エリック・ロデズ ドザージュ・ゼロ。ドザージュ・ゼロだからこそ、際立つ果実味とこく。やっぱりロデズは良いシャンパーニュだ。

 弟たちは先日伊勢丹でやっていた、シャンパーニュの催しに行って、RM(レコルタン・マニピュラン)という言葉を覚えたらしく、シャンパーニュに興味しんしんなのだそうだ。今更・・・。今までうちに来て何の注意も払わず飲んでいたのだろうか(笑)。007

 前菜は、弟が持って来てくれた、パルマの生ハム

 コストコで買ったらむちゃむちゃ安かったらしい。わたしも早く、できたばかりのコストコに連れていったもらおうっと。

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 前菜2は、鴨の脂でさっと焼いた胸肉と白葱。塩だけで食べる。後で心臓も焼いたらこれまたおいしかった。よい香りが広がった。

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  最初にたたき肉を入れて、鴨の味を出す。鴨のだしで、野菜もみんなおいしくなる。好みで七味や山椒など。 

 鴨肉はさっと火を通しただけでも、よく火を通してもそれぞれにおいしい。芹と合う~。

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.009

 鴨にはピノノワールが一番おいしいような。

 ドメーヌ・ドニ・モルテ ブルゴーニュ ルージュ キュヴェ・ド・ノーブル・スーシュ 2009

 これがびっくりするほどのおいしさで・・・。ブルゴーニュ・ルージュなのに、もっともっと良い畑や区画のワインのような味がする。実は、中身はジュヴレ・シャンベルタンだったりして・・・(笑)。これで三千円台は驚きだ。鴨の肝とも身ともよく合うなあ・・・。融合する香りがたまりません。

.012  最後はもちろん、鴨雑炊。お鍋の中を網ですくってちょっときれいにして、おだしを足してごはんを入れる。ほどよくふくらんできたら溶き卵。刻み葱を散らして出来上がり。

 鴨のだしをよく吸ったお米のおいしいこと。最後までぺろりと平らげた。

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.011_3   酒ないコールが厳しいので、赤の後にも負けない白を出してくる。秘蔵のドメーヌ・オー・モワンヌ サヴニエール-ロッシュ・オー・モワンヌ 1992

 熟成された、すばらしいシュナンブラン。鮮やかと言ってもよいくらいの黄金色に甘い香り。でも飲めば甘くはなく、きりっとひきしまった中に凝縮された旨み。これはもう、何回もリピートしている、好物と言ってもよい。

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 さらにハーフサイズのヴァルニエファニエール ブリュットゼロ。蜜りんごの風味。ロデズとはまた違ったタイプなので、弟は興味しんしんな感じ(笑)。

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.015  やっぱりおっさんになっても、ろそく消すでしょう(笑)。

 大サービスで歌も歌ってあげた。ケーキは、パティスリーSの「キャレ・フレーズ」。クリームが幾分軽い、フレジエ。

 コーヒーを飲みながらのんびりおしゃべり。

 何かと厳しい年で、お正月もいつものようにはいかないけれども、こうしてまたきょうだい集まって楽しく過ごせたのは本当によかった。どんなときでも笑えることがあるというのは、すなわちこれ、神仏のご加護。

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jeudi 15 décembre 2011

グラチネ

001  熱々の・・・と言っても、ものすご~く猫舌なので、冷めるまで食べられないんだけど(笑)、ともあれ熱々のオニオングラタンスープが食べたくなって、コントワールへ行く。

 玉ねぎをじっくりじっくり炒めて作ったスープにパンを浮かべてチーズを乗せて、グラチネ。これだけの工程なのに、玉ねぎの旨みがじわ~んと体に染みこむ滋味。

 ホットワインと共に、嗚呼、五臓六腑に染みわたる~。

 メニューはすっかり冬メニュー。店内にはクリスマスツリーも飾られて、暖かい雰囲気。ますます繁盛しているみたいで、何より。002

 タンシチュー

 皮付きのまま4時間以上もゆでたタンは、柔らかくて、よい香りと味だけが残っている。おいしいソースとからまって、美味。ご主人、手間ひまをおしまない丁寧な料理をしておられる様子。

 チリの赤ワインと共に。

.003  タルト・フランベ

 ワインによく合うアルザスの郷土料理。ありそうでないので、見つけるとつい食べたくなってしまう。

 あったまった~。

 

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mardi 13 décembre 2011

「還暦ノ宴」

 磔磔にて、「水島さん還暦ノ宴」と題する、怒髪天ワンマンライブに参戦。水島さんというのは、磔磔の社長さん。住宅街の真ん中にある蔵を改装したライブハウス、磔磔は思えばわたしの子どもの頃からあって、何かとうるさい京都の街中でお商売をやっていくのはただでさえご近所付き合いが大変であることを考えれば、「音」の問題がつきものなだけに、ライブハウスを長年続けてこられているのは本当にすごいことだなあ、と思う。

 「響都ノ宴」も2年連続でチケットが取れないでいるから、磔磔での怒髪天は本当に久しぶり。自分のくじ運に感謝(笑)。ご一緒するのは、怒髪天初体験のかもめさん。なので今日はかなり控えめに(笑)右手後方の台のところで見る。よ~く見えるので、ここもいいな。

 還暦のお祝いらしく、途中で水島さんがステージに。お祝いのプレゼントをもらわはった後は、水島さんがドラムを叩き、憂歌団の曲をメンバーといっしょに。いい感じだった。カンペを見ながらのマライア・キャリーにも笑った(笑)。

 いつものように♪ウンガラガッタ ウンガラガッタ ウンガラガッタッタ~と大騒ぎ。♪朝焼けの空~で絶叫、♪男ならやるしかねぇ それ いち に さん し!!

 ♪爪の跡が残るくらい 強く強く握りしめた その拳の中に燃える火を 消さずにいてくれ 俺たちの仲間 見つける手がかり   

 またしてもしんみり。増子さんはほんとにいつもほんわり温かい。ライブの始まりでいつも「よく来たあ」って言うのを聞くとうれしくなるし、最後にはほんとに来てよかったなあ、と思う。怒髪天のライブはほんまに一番元気出る。

 実はちょっと心配してたけど、かもめさんも気に入らはったみたいでよかったよかった。ライブでたっぷり運動した後は、これまた久々、リズムにて遅ごはん。バンバンジーサラダや牛すじと玉ねぎのチヂミ、えび天のコリアンマヨネーズ(?)、きのことほうれん草のバターいため、点心などを食べながらおしゃべり。かもめさんは怒涛のライブ週間らしいけど、わたしはもうライブの予定がなくなったよ・・・。まあ、決まった人のしか行かないから、なんだけど。

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dimanche 11 décembre 2011

冬のパーティー

001  ブライトンホテルにて、仕事関係の「冬のパーティー」に参加。

 さすがはあのヴィザヴィを擁したブライトン、宴会の料理と言えども質のよいこと!写真の、美しい前菜、サーモンマリネと茄子のコンフィ”カネロニ”仕立て 以下、フォアグラのブリュレ、真鯛の”カルパッチォ”山葵と旬野菜のジュレ レモンのアロマ、帆立貝柱と雲丹のパートフィロ包み軽い シャンパンソース、南瓜のポタージュスープ”カプチーノ”仕立て、的鯛のポアレ じゃがいものムースリーヌ添 ブイヤベース風ソース、ポークの煮込み オニオングラタン仕立て、柚子のグラニテ、牛フィレ肉のグリル 温野菜添 赤ワインソース、小さなロールケーキ、コーヒー、テーブルロールとソフトなフランスパン、バター・・・といったおいしい料理を、あるものは個々にサーブされ、あるものはわいわいと同席の方々と取り分けながら楽しむ。フリードリンクのワインは赤も白もかなりおいしくて満足。

 親しい友人や先輩とテーブルを囲み、楽しく過ごす。

 パーティーは毎年行われているが、出席するのは何年かぶり。元上司も何人か声をかけていただいて、一時テーブルが同窓会みたいになる。お世話になった方ばっかり。いっしょに仕事をしていた頃は、わたし自身が今よりも若くて未熟でスキル不足で、十分な働きができなくて、未だに申し訳なかったなと思う方もいる。

 来し方を振り返って思うのは、いかにわたしが上司や先輩に大事にされ、育てようとしてもらい、今もなお気にかけてもらっているかということだ。これは本当に有り難いことではないだろうか。そういうことは、いくつになっても決して忘れたくないと思った。

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samedi 10 décembre 2011

月食

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      全部隠れるほんのちょっと前がきれい。

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パネトーネ

001_2  寒~い一日だった><。温めても温めても体が温まらなくて(温か暖かしかもわからなくて)ほんとに冬は辛い季節だ。

 とは言えそんな季節にも食べる楽しみはある。そう、パネトーネとシュトーレン!毎年決まって食べている、 おなじみの赤い箱は、ヴェネト州の老舗スカルパート社のパネトーネ・クラシコ。ナッツはいらないけどフリュイ・コンフィに目がないので、それがたっぷり入ったパネトーネが好き。

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  ずっしりと重い750g。でもこれは日持ちしなさそうでいて実は長く保存がきくので、ゆっくりと楽しむことができる。

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.003 風味のよい甘い生地に、たっぷりの干しぶどう、オレンジの皮にセドラの皮・・・(イタリア語と英語とフランス語とスペイン語しか書いていない原材料表による)

 今までざくっとレモンの一種と理解して、さらっと流していたのだが、たまたま英語の部分を見ていて cédrat (仏)にひっかかった。

 cedro(伊)、Zedernschalen(独)、cidrat(西)となっており、異質なドイツ語にさえ、同じものを指していると思える痕跡のようなものがあるのだが、英語だけは citron となっている。

 仏語で citron はレモンだ。英国では citron は lemon ではなく cédrat なのだろうか。辞書をひいてみるとさらにややこしい。ロワイヤル仏和中辞典第2版によると、cédrat=シトロン(cédratier)の実、citron =レモン citronnier=レモンの木 となっている。白水社ラルース仏和辞典には cédrat の見出し語なし。古い辞書、クラウン仏和辞典第2版を見てみると、cédrat=レモンの一種(レモンより大型)とある。

 むむう。セドラティエの実がシトロンで、シトロニエの実がシトロンではなくてレモン?????英仏間ではセドラとシトロンがこんがらがっているようだ。

 白水社洋菓子用語辞典によると

 cédrat =(英・citron)レモンの一種:レモンより大きく梨形,皮は厚く,凸凹状,汁気が乏しい.中国原産。ジャム,皮は砂糖漬けにする

 citron =(英・lemon)レモン:インド,マレーシア原産.ビタモンC,クエン酸,カルシウムを豊富に含有.表皮,果汁,果肉は菓子,料理,糖菓,飲料に広く用いられる.

 同じ単語で指すものが違うって、なんてややこしいんだ(怒)。

 今日の教訓。言葉を調べるには、ずぼらをせずに最初から適切な辞書を本棚に取りに行け。隣の部屋に行くのが寒くても。

.004_4  これは、会津みしらず柿。基本、種のない、大きくて立派なおいしい柿だ。西会津の叔母からもらった。

 柿も桃も柔らかいのが好きなので熟成を待っていたのだが、そろそろ食べ頃。

 パネトーネとコーヒー、みしらず柿とで、まるで朝ごはんのような至福の夕食。

 さて。今日は皆既月食らしい。見たいけど・・・・。外に出るのいやだな。寒い・・・。

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vendredi 09 décembre 2011

焼肉忘年会

001  今年最後の定例会議の後は、文屋にて焼肉忘年会。仕事の話やあれやこれや。皆それぞれの場所でそれぞれに持ち場を守り、時には闘ったりもしている。やる気とスキルを持った人たち。またちょっと石川啄木と親しくなってしまったが、わたしも、今日よりもちょっとだけましな自分を目指して行かないとなあ。。。

 まずは生ビールや焼酎など、それぞれのお酒で乾杯!一年間お疲れさま。いろんなことがあったけれど、あっと言う間の一年だったねぇ・・・。

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 ユッケやカルパッチョなど、 生を少しつまんで、箸休めにナムルなど。この店は、肉だけでなくナムルやキムチもとてもおいしい。

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 タン塩、アカセン、ホソ、上ハラミ、ほほ肉などのホルモンから、ハネシタ、、切り落とし大盛り(いろんな部位の切り落としが盛られたお得な盛り合わせ)などをじゅうじゅう焼く。今となっては家でほとんど食べることがなくなった肉よ・・・。マッコリを飲みながら食べる。

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 最後は石焼きピビンバとキムチチヂミ。あー、おいしかった(^^)!

 よいお年をー、と言うのはまだ早い気もしたけれど、もう12月の上旬も終わったんだな。みんなありがと。来年もよろしくね!

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mardi 06 décembre 2011

朋あり、遠方より来る

 横浜より、assamさんご上洛。またうれしからずや。今回もパワフルに、神戸・大阪・京都を旅されたご様子。日常を離れて旅に出て、まったく違う気のあるところで過ごすのはいろいろな面できっと良いと思う。

 001 祇園 なん波にて夕食をご一緒する。

 祇園ホテルの向かい辺りの細い路地(ろーじ)。この路地は・・・、美食小路なんですかね(笑)??

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  冷酒でスタート。まずは伏見の蒼空、そそて福井の黒龍

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  器がかわいい鳥の形。

 ずわい蟹とたいらぎ貝。散らした菊花の香りとさっぱりとしたお酢の酸味が心地よい。

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.006_2  くわいの豆腐とうにのお椀

 ふたをあけると、ぱっと目に飛び込んでくる鮮やかな色彩。赤、黄、緑にオレンジ、目が覚めるようだ。

 おだしの香りが華やか。とろんとしたくわいのお豆腐が美味。

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  お造り いか ぶり ひらめ まぐろ

 ぶりは見事な霜降りで、とろける脂。その脂に、たっぷり添えられた辛味大根がよく合う。

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  ここで八寸。凝った酒肴が盛りたくさん。

 あん肝のトマトソース、車海老、きすの昆布じめ、焼いたもろこ、松笠の器の中にはなまこの白和え。それぞにおいしい中でも、もろこが最高!なめらかな衣にゆずの香りのなまこもとてもおいしかった。

.010 まながつおの味噌漬け 青大根のお漬物

 二人分が器に盛られて。中までじんわりと味の染みたまながつおは焦げ目も香ばしく。大根はかりっと歯ざわりよく、さっぱりと口をリフレッシュさせてくれる。また、葉の緑の鮮やかなこと・・・。

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.011 新蕎麦 蛤

 お蕎麦が出たのはちょっと意外だった。つゆも香り豊かで辛すぎず、上品。お蕎麦は透明感があってとてもきれい。おいしいお蕎麦。

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  甘鯛のかぶら蒸し

 かぶら蒸し大好き。食べるといつも、ほっこりした気分になる。

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  穴子の蒸しずし 赤だし 香の物

 少し甘めのすし飯がおいしい。温かくてもつんつんしない。

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 デザートは、いちごのムース アーモドのムース 白ワインのジュレ いちご ブルーベリー

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  最後には、自家製のお菓子!

 美しい色合いのきんとん。水に浮かぶ錦繍のもみじのイメージかなあ。

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  最後はおいしいお薄で締めくくり。

 ここお料理は色彩豊かで目にもおいしかった。あざやかなビタミンカラーで元気が出る。

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.019  その後は、小嶋さんのお店、アフィナージュにてもう少しおしゃべり。assamさんはいちごのカクテル、わたしは青森のりんごのカクテルをお願いしたら。。。

 なんとびっくりりんごがそんまま器に!!なみなみと注がれてお皿に受けられた分は、スプーンを使って飲む、と言うより、食べる。そう、まるでデザートスープのよう・・・。これがものすご~くおいしくて、すっかり気に入る。

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  アミューズはシュトーレンと、黒蜜と黒こしょうをかけたマスカルポーネ。和風のチーズケーキみたいなお味。

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  シャンパーニュを一杯。マグナムが開いたようで、アンリ・ジロー オマージュ フランソワ・エマール。やっぱりおいしい、アイ村のシャンパーニュ。ガティノワしかり。

 明日は千本釈迦堂の大根炊きに行くというassamさん。ちなみにわたしは行ったことがありません(笑)。きっと彼女はわたしよりも京都に詳しい。京都検定受験をおすすめします。またのご上洛を今から楽しみにしております。

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samedi 03 décembre 2011

如是我聞

001  祖父の実家の前住職の三回忌法要に参列するため、サンダーバードに乗り、鯖江に行く。今日はなぜか北陸トンネルがいつにも増して長く感じたので、一体どれくらいの長さがあるのだろうと調べてみたところ、あ~、ここ、1972年に大きな火災事故があったんや・・・、といういらんことまで今知ってしまった(^^;。あのトンネルが嫌や嫌やと思ったわけがなんとなくわかったような気がする・・・。ちなみに全長は13870m。長っっ。

 おなじみのS寺。本山誠照寺の第四世法主・良覚上人の隠居所として1342年に建てられた。近くのN寺も同じように法主の隠居所として建てられたという経緯を持ち、N寺とは長い長い親族関係にある。近年でも、前住職は祖父のいとこであったか。そのため、S寺の法要の導師は、必ずN寺の住職が勤めるのだという。006 005

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.  檀家さんたちと親族で本堂はいっぱい。法話も合わせて一時間半ほどの法要。

 何度も言うけれども、お経の冒頭にある、「如是我聞(にょぜがもん)」という言葉は本当に良い言葉だと思う。

 「わたしはこのように先生から聞きました(だからそれを正確に伝えます)」という言葉からお経は始まる。そこには師への大きな尊敬の心がある。師の教えをしっかり聞き、自らの血肉として、それをまた弟子に伝え、こうして法灯が絶えることなく次世代に受け継がれてきたのだ。

 仏説阿弥陀経を聞いていると、繰り返し繰り返し「しゃーりーほー、しゃーりーほー」という音が聞こえる。

 これは「舎利弗(しゃりほつ」という弟子の名前だ。何回も何回も呼びかけられつつ、教えを説かれるという、非常にライブ感あふれるお経に阿弥陀経はなっているのである。「舎利弗」の部分を自分の名前に置き換えればますますライブ感が増しそうで、うまい構成だなあ。。。などと思ったりもする。

 法話は、前住職のいとこにあたる、武生のS寺の住職。大谷派のお坊さんなのだが、親しいいとこだったというご縁で法話をしてくださることになったそうだ。装束は黒と白。これは「前住職が棺桶に入ったときの着物」ということで、つまり、お坊さんは皆、最期にその装束を着て逝くのだそうだ。

 前住職は「根性のキツい男だった」と。能に造詣が深く、わたしの中ではいつも物静かで、穏やかな人、という印象が強かった前住職の知らなかった一面を知った。荒ぶったところは少しもないが、相当な気骨あるお坊さんだったということがよくわかった。

 なぜ南無釈迦如来と唱えず、南無阿弥陀仏と唱えるのか?とS寺住職が前住職に問われた、という話や、三毒の話など、よい話がたくさん聞けてよかった。わたしはこのように聞きました・・・、と正確に伝えられればよいのだけれど、ちょっと無理そう。

 法要の後は、皆で食事(別記事で簡単に記録します)。最後には檀家総代の方が、能の研究をしていた前住職を偲んで、謡の一節を披露された。今でもこういうたしなみを持っておられる方がいらっしゃるのだなあ、ととても好ましく思った。

 今日聞いた話をトレースするために、前住職が出版された「S寺文書」を出してきて見ているところ。知っているつもりで実は知らないことが多いという、自分の残念な暮らしっぷりが、またもや非常に残念なのである。

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海の幸

 法要の後は、當田屋にて会食。土地柄、蟹を含む、海の幸満載のお料理。007_2 011_2

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  生湯葉豆腐、サーモンときゅうりのマリネ、かき、蛤のトマトソースの殻焼き、帆立貝柱とお魚の焼いたの、なまこ

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  背子蟹

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  お造り(いか、キハダ、鯛、甘海老)

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  茶碗蒸し

 上にはどっかりとうにが乗り、中には海老やお魚など、海の幸がざっくざく。

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  甘鯛とししとうのてんぷら

 ちょうどよい塩かげんの甘鯛がおいしい。

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  鱈のホイル包み焼き

 鱈の上にはえのきとしいたけ。セロリとバターの風味が効いた洋風(?)な料理。鱈の旨みが閉じ込められていておいしかった。

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  甘鯛と湯葉のあんかけ しめじ

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越前米 白身魚のお吸物 香の物

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  山形のりんごのゼリーといちご

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  やっぱり越前は魚介の国!そのボリュームに、さすがのわたしも完食はならず。

 ごちそうさまでした(^^)!

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jeudi 01 décembre 2011

シヴェ

 早いもので今年ももう師走の声を聞こうとは・・・。数年来、禍つ事には事欠かず、そんな中で自分なりの四門出遊を経験した感もあり。シッダールタ王子の得た答えは、真理だな。そんな悟りに至ることもできない、俗物たるわたしは、なんとか寿命まで生ききる力をそがれないように、楽しみを有り難く受け取り、ぼちぼち歩いていくほかはありません。またそうした中にも日々小さな悟りがあり、その小さな悟りによって心のありようが変わったりするものです。

 閑話休題。

 レジョンにて、初めて一人で夕ごはん。「お一人、めずらしいですね~」とマダムに言われたが、そうだったっけ、と思うくらい、基本わたしはお一人が好きな人。001

 さすがにボトルはあけられないので、選んだ料理に合うグラスワインをマダムに選んでもらった。

 アルザスの白。メイエル・フォンテと読むのだろうか。あ、フォネか。リースリング主体にゲヴュルツトラミネール、ミュスカ、ピノ・ブランが少し。華やかなアルザスブレンド。このそこはかとないアルザスっぽさは、少しのゲヴュルツトラミネールによるものだろうか。いずれにしても好きな味。

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  前菜は、モンサンミッシェル産のムール・マリニエール。かりっと香ばしく揚がったフリットもたくさんついて、気分はベルギー。貝を一つ道具に使って、無心に食べる。合間にフリット。食べ終わった後はプチ貝塚。底のスープがまたおいしいのでスプーンですくって食べる。005

 次はボルドーの赤。メルロー100パーセント。ボルドーのワインを飲むことがなぜかほとんどなくなった昨今、メルローが、カベルネが・・・とほとんどコメントはできますまい。でもおいしいワインだったよ。

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. 004 メインは、蝦夷鹿のシヴェ。晩秋にはやっぱりジビエでしょう・・・。シェフによると、煮込みはそんなに人気のメニューではないのだとか。うむう・・・。やっぱり煮込みでしょう(笑)!

 シヴェと名がつくからには、血でつないだつやっつやのチョコレート色のソース。しっかりした赤身の肉。最近ちょっとふらっとすることがあるので、こんな鉄分たっぷりの料理は体にもよさそう。ソースはヌイユにからめて最後までおいしくきれいにいただきます。今はやりの軽い料理とは違うけれど、こんな料理にゴロワーズのエスプリを感じますよ(大げさ)。

 ジビエなんていう言葉を知らなかった子どもの頃から、青首や猪は大好き(あ、でも伏見稲荷の雀の焼き鳥は超イヤだったな)だったから、前世はきっと海の民ではなく、山の民だろうな。006

 さすがにパンは少し残した・・・。

 違う料理を4皿、二人でシェアするよりも、2皿を一人で食べる方がおなかがいっぱいになるのはなぜかと、シェフ&マダムと考えるなど。わたしが思うにそれは、食べたいものを堪能した!という満足感の問題なのだろう。

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 ベルエレーヌ

 美しきエレーヌ、という名のついた優美なデザート。おいしいのよねぇ、煮た洋梨・・・。

 今日も、おいしかったあ(^^)。ありがとう!

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