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vendredi 03 juin 2011

密林書店の謎

 『Amazonランキングの謎を解く―確率的な順位付けが教える売上の構造』 服部 哲弥/著 化学同人 2011年

 以前、ksharaさんに教えてもらって、著者の服部さんのサイトを見たとき、こんなおもしろいことを研究しておられる方がいるのだなあ・・・と思って、とても興味を持ったのだが、その内容が一冊の本になった!ということを知って、さっそく 密林書店に注文。わたしにしては珍しく、買った本を読むのを借りた本より後回しにすることもなく、すぐに読み始めた。勝手に、おもしろい先生なのかも・・・と想像していたのだが、文章を読んだ感じからますます「おもしろい疑惑」が高まった(笑)。

 たぶんわたしは、「単純化された数理モデルを現実の社会現象から得られたデータとつき合わせる」p.67 ということをやってみせてもらうことがとても楽しく、おもしろく、うれしいのだろうと思う。日々見聞きするいろいろなことの裏には何か法則みたいなものがありそう、と思っても、自分ではそれを解き明かすことができないから。

 残念ながら、わたしの数学リテラシーは、世の中の平均よりもかなり低いから、第5章などは正直辛かったのだけれど、飛ばさずに読んだ。わかればもっとおもしろいに決まっているが、それは望むべくもあらず。

 「返却された本を整理せずに返却棚に返却順に置きっぱなしにする図書館の司書」 p.39 という例えに、個人的に大受けしたが、密林書店のランキングがこのように決まっていたというのは、やはりとてもおもしろい。

 今、多くの図書館では、人気のある本=予約の多い本、というとらえ方をしていると思うけれど、この方法でランキングすると結果はまったく違ってくるだろうな。人気がある、と言うよりは、回転率が高い本?予約こそ入らないけれど、短期間で書架に戻ったと思ったらすぐにまた借りられていく本、まんがとか、一部の絵本とか。

 また、ずっと前にクリス・アンダーゾンの本を読んで、そういうものだと思っていたロングテールについての話が意外だったのでちょっとびっくりした。だれかに「Amazonって、ロングテールビジネスだと思う~?」と、誰かに聞いてみて、「実はね~」と続けるとか、コミュニケーションツールにもこの本はなりそう(笑)。

 

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