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mercredi 13 octobre 2010

東寺名宝展

 この火・水の連休は、歯医者さんへ定期検診に行くくらいしかアポイントメントもなく、さし当たってどうしてもしなければならないこともなかったので、久しぶりにのんびりと過ごす。

 眠くなったらすぐ寝る(笑)ためか、今朝は7時に目が覚めた。すっきり爽やかな目覚めではあったのだが、休日の朝と思えばちょっともったいないような気もした。

 003 今日はゆっくりと散歩がてら、東寺へ、「東寺宝物館開館45周年記念 東寺名宝展」を見に行ってきた。

 東寺には、国宝も重文も多く、宝物館に収められているものが多いが、残念なことに、公開は春と秋の年二回しか行われていない。

 今回のテーマは、「国宝十二天屏風と密教工芸」である。

 同時に、講堂、金堂、観智院も見られるチケットを持っていたのですべて見る。何回見るねん??ええ、何度でもみますよ(笑)。

.001  境内にはたいてい、家に一番近い北門から入る。門の横に水掛不動のお堂があるので拝んでから。

 観智院などの塔頭の前を通って進むのだが、途中に大きな鯉のいる池があって、そこには何匹かの亀もいる。いつ見ても、もう100年もそこから動いていないようなたたずまいでじっとしている。この亀はわたしの子ども時代からいて、父など、見るたびに「ドロガメ」と言っていたが、まさか子どもの頃に見たのと同じ個体ではあるまいね?でも亀は万年・・・?002

 東寺には、建造物の国宝も多い。この何てことのない(失礼)大師堂も、実際どんどん上に上がって皆お参りをしているし、東寺に来たならば、たとえ21日であってもたこ焼きを食べるよりもまず、お参りに行かなければならないところなのであるが、このお堂は、1390年からずっとこの場所に、この形で建っている国宝なのである。

 祖母といっしょに、このお寺には数え切れないくらい来たものだが、とにかく来たならば、広い境内の端から端まで回って拝むべきところがたくさんあるので、時間がかかる。南の端の修行大師と、高野山を拝むポイントははずせない。ここに来ると、もともと真言宗だった祖母は決まって、「ありがたや高野の山の岩陰に 大師は今もおわしますなる」、と言うのだった。

 そんなこんなでわたしも未だにここに来れば祖母が回っていたポイントをすべて回らなければ気持ちが悪いので、なかなか宝物館にたどりつけない(笑)。

 さて。いつ見てもかっこいい、講堂に勢ぞろいの仏様を拝んで、金堂の薬師如来を拝み、ようやく宝物館へ。

 入ったところに、鬢頭盧さんが柵も何もなしで置いてあり、一応、手をふれないで下さい、と書いてあったものの、きっと信心深いおじいさんやおばあさんが、盛大に撫でさすっているものと見受けられた。だって、磨り減っているんだもん。そうなるのは鬢頭盧さんの運命である、というか、レゾン・デートルのような気もする。

 十二天屏風は、二階に。1191年に描かれた六曲一双の屏風は、今も十分にあざやかで美しい。月天の真横を向く姿と、捧げ持つ半月にうさぎが乗っているのが、東寺に特徴的な表現なのだとか。

 もちろん、兜跋毘沙門天も拝む。毘沙門天像はたくさんあるけれど、この兜跋毘沙門天は珍しい像ですよ。これも国宝で、唐代のもの。

 ちょっと疲れたが、帰り道なので、観智院にも寄る。ここは、宮本武蔵が描いた、竹林の図と鷲の図があるのが有名だが、そんなに保存状態が良いとは言えないと思う。

 それよりも見てほしいのは、唐代に、まず山科の安祥寺に伝わったという、御本尊、五体の虚空蔵菩薩の像である。迦楼羅や孔雀や馬に乗った虚空蔵菩薩は、皆ほっそりして非常にイケメンなのだ。

 その昔、十三参りのときに嵐山の虚空蔵さんに智恵を授けてもらって、まあなんとか日々を生きているが、そろそろ今度は上手に死んで行くための智恵を授けてもらうべき年齢になったかもしれない。

 東寺に来ると、際限なく文章を書いてしまうのだが、これはきっと、西本願寺や伏見のお稲荷さんと同様に、何度も何度も来て同じような時をすごした、弘法さんだからなのだろう。最近はやたらとあちこちで、グッズを売るようになったなあ・・・とか、ちょっとやだな、と感じる部分もなきにしもあらずなのだが(笑)。 

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