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samedi 31 juillet 2010

愛宕千日詣

002  雨のため、昨年は登るつもりで出かけながらも断念した愛宕山。ただでさえ滑りやすい険しい下り道、昨年の滑落事故はけっこう多かったらしい。千日詣は、今年で2年ぶり3回目(2007年)。しんどいのや苦しいことはなんとしてもやりたくない性格で、登り口付近ですでに帰りたくなるのもわかっているのだが、それでも「楽しい夏のイベント」として行ってしまう稀有な山。お札の有効期限も過ぎているしね(笑)。

 標高924メートルの山頂に鎮座まします愛宕大神は、言わずと知れた火伏せの神様。京都の台所には家庭の台所にもプロの厨房にもよく貼ってあるお札はこの神社で受けるもの。7月31日に登れば、千日のご利益があると言う。また、3歳までの子が登れば、その子は一生の間火難に遭わないと言う。もちろんそんな小さい子が全行程歩けるわけもないので、お父さんお母さんが背負子に乗せて登ることになる。ただでさえ険しい山道、そういう光景を見ていると、親心だなあ・・・と思う。そして今は特に虐待やネグレクトのことをちらっと考えてしまう。005

 円町でM嬢と待ち合わせて、登山口のある清滝へ向かう。嵐山からは千日詣の人で満員。

 Tシャツにジャージ、髪はしっかり結わえて首にはタオル。顔はもちろんすっぴんだ(笑)。過去の経験から教訓を得た。リュックを背負い、中には凍らせた水。水分補給は大切だ。着替えのTシャツは必須。でないと、かわかす前の洗濯物以上に着ているものが濡れるほど汗をかくので。かなり涼しい(寒い?)山頂でこそっと着替える。でないとほんと風邪をひく。

 今年はかなり遅くて、ご来光を拝む予定ではないけれど、登山開始は午後8時。過去2回とも1時間45分で登っているのだが、今年は体も重いし2時間くらいで、と思っていた。元気盛りの若者は40分ほどで登るらしいが、そんな芸当ができるわけもない。登り口からいきなりの坂だ。もうすでに「帰ろかな・・・」。

 しんどかったことしか覚えていないので、平坦な部分がなかったような気がしていたが実は何ヶ所かある。平坦な場所では猛スピード。「平らな道ばっかりやったらいいのになあ・・・」「それ山ちゃうし。」とかなんとか言いながら歩く。途中に、道中の安全を守ってくださるお地蔵さんや、道標がある。道標には5/40、とか分数で、どれくらい来たかということが示してあるのだが、何で分母が40なのかがわからない。

 山道を歩くということはちょっと哲学的かもしれない。もう、ただただしんどくて、でもこの一歩を踏み出してこの重い体を引き上げることだけを考える。ただそれだけ。頂上のことなど頭にない。ただただ、「今」に集中する。ここにいつも、禅的な、あるいは仏教的な思想のようなものを感じるのだ。もっとも登ったり下ったりしているときは、それどころではないけどね(笑)。

 010 愛宕山のお約束、登る人には「お登りやす~」、下る人には「お下りやす~」とすれ違いに声をかけ合いひたすら自分の道を行く。

 途中に、修験者の護摩。なんでこんなに修験者はかっこいいのか。

 休憩を多めにとりながら、ゆっくりめに登ったので、頂上まではやはり2時間少々かかった。途中からどんどん気温が下がって、強い風が吹いてきた。雨を運ぶ風でないといいが・・・、と言い合う。011

 無事お参りをして、御神酒をいただき、最後にお札を受ける。ご来光を拝むためここで夜明かしする人たちの場所も少しあり、境内は賑わっている。今年は土日にかかるからか、人は多いような気がする。

 思ったより楽に登れた。よかったなあ・・・と思っていたのだが・・・。

 甘かった。下りに大問題。下り始めて割と早い段階から膝に違和感。ヤバいなあ・・・と思っていたら、予感は的中。右膝が弱いことはわかっていたのだが、今回は両膝だ。すべるので怖いのと、膝の痛みで、どんどんスピードが落ちる。途中、何度も休憩を入れるが、最後の最後にはもう一歩も下りられないほどの限界に達した。転がって行こうかと思ったくらい。今、誰かにやさしくされたら、あるいは逆に、「泣くな!!」と叱責されたらわたくし、即恋に落ちますわってな感じ。

 体はまだかなり元気だし、気力もそれなりにまだある。ただ膝だけが痛くて、気ははやるのに、どんどん下っていけないのがむちゃくちゃにもどかしい。

 下りの道、男の子の泣き叫ぶ声が聞こえる。お父さんの叱責する声。「泣くな!!どうしても下ろすからな」!!男の子、泣き叫びながらも、「どう見たって泣くやろ!!」と口ごたえ。笑ってしまったが、その親子、二人して猛スピードで下っていく。走ってるんやもん・・・。アスリートの親子なんだろうか・・・。

 山で本当に辛いのは下りだということを実感した。下りに比べれば登りは楽。膝をいためない下り方ってあるのだろうか。というか、年のせい??いや、重い体のせいだなあ・・・。なんとかせねば・・・。慣れた人なら、かなりのお年寄りでも楽々登る愛宕山。それでも体力なし、筋力なしには相当に辛いのであった・・・。 

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vendredi 30 juillet 2010

Un Matin d'Orage

 ここ数日、とても眠くて、特に抵抗もせずに早くから寝ている。夜中に目が覚めてしばらくしてまた寝る。ゆうべは夜中にも雨が降ったよう。朝起きて、シャワーを浴びて、新しい香りの封を切る。アニック・グタルの、Un Matin d'Orage アン・マタン・ドラージュ。雷雨の朝。早朝の雨上がりの夏の庭。まだ少しひんやりした空気に薄日が射して、いっせいに匂い立つくちなしやジャスミン、草や木、土の香り・・・。そんなイメージで作られたこの香りは、この季節にぴったり。

 職場は一年で一番の繁忙期。スタッフの少ない職場なので、カウンターに出ているのは、職員一人とあとはアルバイトさんということになる時間帯もある。わたしはまだそれに慣れない(笑)。

 何が慣れないって、ちょっと書架に出て、死角になっているようなところで仕事をしていると、狭い館内だというのに、カウンターでは、めっちゃわたしを探していたりすることに。ボスにまで探されているとさらに驚く。今日もボス以下、めっちゃ探されていたので一体何事かと、大層驚いた。アルバイトさんは全員優秀(って贅沢ですよね)だけれども、できることとできないことがある。そんなときにわたしは探される。わたしを探さないで(笑)。一つ一つは何でもない日常業務でも一時に重なると、体一つでは足りないことがある。

 夕食は、半田素麺と、コーンと枝豆と玉ねぎのかき揚げ一つ、たっぷりの刻み葱にみょうがとかりっとゆでたスナップえんどう。薬味とは言え、サラダと同じくらいの量を食べてしまった。お供は、シルクのような泡の冷たいギネス。

 半田素麺はおいしい、と聞いていたところ、先日高島屋の地下に特設コーナーが出ているのをみつけて購入。初めて食べてみたが、長崎のドロさま素麺と同じくらいおいしい。

 食後は、ハーゲンダッツの「季節限定」(なぜ??)タヒチヴァニラキャラメルのアイスクリーム。ん~、まあおいしかったけど、キャラメルが勝って、せっかくのタヒチのヴァニラの香りがあまりよくわからなかった。これなら、別にマダガスカルのヴァニラだっていいんじゃあ・・??なんて思った(笑)。

 それにしても、皆さん。どうしたら夏に食欲が落ちるのですか。20℃くらいになるまで冷えた部屋にずっといればいいんでしょうか。風邪ひきますね。ちょっとは痩せたいのですが・・・。体重いよぉ・・。

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mercredi 28 juillet 2010

パンケーキ

 午前中、用事があったので早めに家を出て、ついでにちょっとした楽しい計画。013

 カフェ・ラインベックにて、パンケーキのブランチ。

 西陣の東の方の町家。詳しく観察はしていないけれど、このあたりの家だから、糸屋格子があったかもしれない。いつもそうやって、細部を見るのを忘れて、後で見ておけばよかった、とか思うんだよ・・・。

 松之助の姉妹店のここは、パンケーキも専門店で、少し時間はかかるけれど、待っていれば熱々ふかふかのが運ばれてくる。

 キャラメルバナナのパンケーキとホットコーヒー。メイプルシロップはパンケーキに欠かせないもの。だからたっぷり出てくる。かけるのではなくて、パンケーキをカットして、つけて食べてくださいとのこと。

 パンケーキと聞いてイメージするものよりもかなり厚くてふっくら。ホットケーキのイメージに近いかな?生地自体もおいしいと思う。

 クレープやパンケーキや、こういったものはシンプルに食べるのが一番好きなので、できればおいしいバターをじゅわっと溶かして、メイプルシロップをたっぷり染み込ませて食べるのが一番いい。でもトッピングのないメニューが、見た限りではなかったのね。それがちょっと残念だけれど、キャラメルバナナももちろんおいしかった。キャラメルソースがほろ苦くておいしいの。結局最後はシロップをパンケーキにかけて、きれいに食べました(笑)。

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mardi 27 juillet 2010

おめでとう!

 つい先日の土曜日、我らがワイングロッサリーワインバーのソムリエO氏に初のお子さんが誕生したので、さっそくお祝いを申し上げたく、かもめさんと二人でワインバーへ。005

 少し早く着いて、お先にフランソワ・スゴンデのブラン・ド・ノワール。暑い真夏でも、やっぱりわたしはブラン・ド・ノワールが好き。

 アミューズは、冷たいコーンスープと、鶏肉ときのこの香草煮込み。お店に入ったときに漂っていたクミンのよい香りはこの料理。メインにもなりそう。

 続いてやってきたお客さん、なんと先日偶然にわかった、同じ女子の国出身の同級生。間をおかずにまたお会いできてうれしい。かもめさんが到着。彼女がブラン・ド・ブランを飲む間、わたしはキングステート ピノ・グリ 2006を60ml。007

 鮎のコンフィ

 味も見目も麗しい、夏のスペシャリテ。あんまりコンフィで鮎を出してくれるお店ってないよね。ピノ・グリともおいしい取り合わせ。

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 ルイ・ジャド サヴィニィ・レ・ボーヌ クロ・デ・ゲット 2005 を一本開けまして、同級生も誘って、皆でお祝いの乾杯。ほんとにうれしいねぇ・・・。

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 田舎風お肉のテリーヌに、きのこのクリームソースのパスタ。シェフのディナーのときの特別なお料理ももちろんおいしいけれど、定番もやっぱり安心できるいつものおいしさ。010    

 仔羊の腿肉の赤ワイン煮込み

 しっかり赤身、の中の脂の部分も美味。お肉もほんとに柔らかい・・・。

 シャトー・ラ・ローズ・ド・フランス 2006という、美しい名前のボルドーの赤を60ml追加。しっかりしたボルドーにも合う仔羊。家ではめったに飲まないボルドーだからか、真夏でもおいしかった。012_2

 しっかり熟成したカマンベール、マンステール、ブルー・デ・コルス

 アメリカの甘いリースリングと合わす。甘いワインはやはりブルーチーズと好相性。

 かもめさんとのお久しぶりのワインバー、ゆっくりと楽しませていただいた。ありがとうございました(^^)。

 きっとおっかなびっくり(?)、外の世界に出てきた赤ちゃん。熱烈歓迎です。

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lundi 26 juillet 2010

土用の鰻

001  土用の丑の日。鰻を食べる日。十中八九、日常食べ過ぎの現代人は特に鰻で栄養補給しなければってことはないけれど、おいしいからいいですよ(笑)。

 遅番の日だったので、出勤前に松原商店街の鮒元さんに鰻を買いに行く。ここの鰻は、鰻そのものの味もよいし、ふっくら柔らか、かつ香ばしくて、焼き方も抜群なので、わたしはここの鰻が大好き。それにしても、去年までは遅番だからと言って、出勤前に買いに行く時間なんてなかったから、やっぱり職住近接はありがたいなあ。あえて難を言うと、通勤の読書の時間がなくなったことくらい。

 鰻を楽しみに帰宅。まずは鰻そのものを楽しみ、後はひつまぶしに。ごはんとたれと鰻をさっくり混ぜて、一体化したところがおいしいのよねぇ・・・。刻み葱や刻み海苔、わさびの薬味をプラスするのもまたおいしい。

 もしかすると、ひつまぶしが鰻の一番好きな食べ方かもしれない。あ、違うか。一番好きな食べ方は、白焼きにわさび醤油。そして関東風の焼き方の方が好き。

 今日、職場で鰻の話をしていたら、アルバイトの男の子が「はたこさんは季節感とか行事を大切にされる方ですか?」などときくので、「何で?」と問い返すと「お祭が好きだから」と言う。う~ん。「ずっとおばあちゃんといっしょに住んでて、決まったものを食べる日はたくさんあって、ずっとそうやってきたから、今でもやらへんと気持ち悪いねん・・・」と答えた。

 たぶん、季節感がどうとかいう風流なことでもなくて、やらへんと気持ち悪いし、とか、なんとなく、とかいうことでずっと続けている人がほとんどなのではないだろうか。

 鰻のほかに、土用に食べるものには、あんころ餅がある。これは丑の日ではなくて、土用の入りに食べるものなのだけど、こちらはしばらく食べてないなあ・・・。

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dimanche 25 juillet 2010

水蜜桃

 夕方家に帰るとすぐに、のどがからから、という様子の朝顔の朝太郎に水をやり、咲き終わって萎れた花を摘み、枯れた葉を切り、明日咲きそうなつぼみを見る。明日は白い朝顔が三輪ほど咲きそうだ。あんどん仕立ての朝顔というのもなかなかに古風な趣味。001_2

 本家のS寺の住職から、岡山の白桃をもらった!

 このあいだから、岡山の白桃、食べたいなあ・・・とずっと思っていたのでとてもうれしい。

 さっそく神棚とお仏壇にお供えして、自分にも氷水で一個冷やして、夕食のデザートにむきながら食べた。すでに皮がつーっとむけるくらいになっている。

 香りよく、柔らかく甘い果肉。したたり落ちるほどの果汁。これぞまさに水蜜桃・・・。固い桃はいやなのよ・・・。夏はすいかと桃に限る。

 桃好きの弟のところにも、おすそわけを持っていく。家の中は、窓を開けても31.7℃から室温が下がらないのだけれど、外はけっこう涼しい。窓を開けて寝られればよいのだが、防犯上好ましくないので起きている間にしっかり昼間の熱気を抜いておかないと、暑くて夜中に一度起きることになる。ま、すぐまた寝るからいいと言えばいいんだけど、なんとなく損をした気分になるものだ。

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samedi 24 juillet 2010

大迫力

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  祇園祭・還幸祭。午後、好日さんが中御座・みこし弁当をわざわざ届けに来て下さる。ありがたいことにご縁あって、毎年わけてくださるのである。

 ぎっしり詰まったごはんに、黄色い沢庵、梅干、胡麻の、超シンプルなお弁当は、本来、御神輿の役員さんや担ぎ手さんの、道中の食事。疫病よけや安産のまじないとして、氏子さんたちにも分けられる、貴重なもの。だれもかれもが食べられるわけではない。

 今年の御神輿は、初めて三条会商店街にある御供社の前で見るつもりをしていた。

 夕方、帰宅してみこし弁当をがっつりいただき、御供社へと向かう。Ca6o0qtk_2

 三条会のアーケードの中は、けっこうな人出。威勢のいい太鼓の音が鳴り響いている。御神輿が到着する合間に、生演奏(?)をしているのだ。

 一番初めにやってくるのは、三若神輿会の方々が担ぐ、中御座。御神輿に乗っておられるのはもちろんスサノオノミコト。そしてこの三条会は、好日さんのいらっしゃる三若神輿会の本拠地である。紋付袴のお姿を見つけてごあいさつ。

 危ないからもうちょっと下がって~、と警察官からも御神輿の方からも再三注意がうながされる。御神輿がくると、その理由がよくわかる。そう広い幅ではない道幅いっぱいにぎりぎりで通る御神輿。差し上げ、振り。激しく入れ替わる担ぎ手さんたち。Ca71ha27

 絶対に御神輿には触れてはならないけれども、まるで担いでいるような錯覚まで起こす臨場感、迫力。体から湯気を出しているような担ぎ手さんとの間でもまれるほどの位置。

 本当になんという迫力だろう 。還幸祭の御神輿を三条会で見るのは初めてだったが、これはいいなあ。何年もかけて、いろいろな場所の御神輿を見る計画。今年もよいところで見せてもらったなあ、と思う。もちろん、丁寧に拝む。御神輿は拝むものである。

 中御座は、この場所で長めの休憩に入る。御神輿もじっくり見られる。中御座が東へ出発するとしばらくの間をおいて、東御座、西御座と続いていく。御供社の前では必ず止まる。祭見物のベテランともいうべきおじいさん、おばあさんが、三若が一番元気やなあ、とか、錦は一番荒うて勢いがあるからもうちょっとそこのいとき・・・とか言っているのを聞くのもおもしろい。

 ほんとによかったなあ・・・。

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朝顔

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 今朝、いっぺんに四つも咲きました。

 薄い青のが好き。

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vendredi 23 juillet 2010

Cake aux Fruits Tropicaux

006  今日焼いたのは、トロピカルフルーツのケイク。

 すべてドライの、パパイヤ、マンゴー、パイナップルを刻んで、キルシュに漬け込んでおいたもの。トロピカルフルーツにはキルシュが合うような・・・。

 黄色~オレンジの透き通った明るい色合いが夏っぽい。

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 カードルと、パウンド型で一台ずつ。

 焼いてみたところ、パウンド型の方が膨らみも美しくうまく焼けたかもしれない。久しぶりにカードルで焼いたら、ちょっと焼き過ぎた感あり。焼き上がりにシロップを打たなかったので、ちょっと乾燥気味かなあ。

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 思ったとおりの、かわいらしい断面。このお菓子に名前をつけるなら、トゥッティ・フルッティとかつけたいな。

 長時間オーブンを使うとちょっと暑いので、今度は焼かないお菓子を作ってみよっかなあ・・・。

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ポテトサラダ・バター入り

001  夕方家に帰ると、朝顔の朝太郎が瀕死の状態になっていた。夏の植物と言えども、夏の直射は厳しいらしい。すぐに水をたっぷりとやる。明日の朝には咲きそうなつぼみが二つ三つあるので楽しみ。

 食材ストック使ってしまいますキャンペーンの一貫で、ポテトサラダを作る。今回はお料理上手なHさん流のポテトサラダ。

 Hさん流は、熱いうちにつぶしたじゃがいもに、バターを加えるのだそうで、これが非常においしそうな感じなのである。

 夕食は、昨日開けたイタリアの白と、再びカプレーゼを作って合わせる。003

 それから、かわきた屋さんの、フライッシュケーゼ。パテ・ド・カンパーニュのようなお肉の生地に、チーズやオリーブや、ローストした玉ねぎが入って、とてもおいしい。

 ポテトサラダの具は、玉ねぎと胡瓜だけ。その胡瓜も、皮をむいた加賀太胡瓜なので、白っぽく、彩りはないかな・・・。

 ほとんど青瓜のような淡白な胡瓜で、ハムなども入れていないからあっさりとはしているのだけれど、ふわっとバターの香りが口の中に広がって、それがこっくりした感じで、とてもよい。ポテトサラダと一口に言っても、作り手によっていろんな味があるものだ。たくさん作ったので、明日のお弁当にも持って行けるよ。

 夕食後、お菓子を焼くことにしたので、すぐに後片付けやら、型や道具の準備や計量など。暑いので最初にバターを計量してボールに入れておくと、すぐにほどよく柔らかくなってくれるのがよい。005

 ガスと電気、2台のオーブンを使って焼いていると、弟とトモちゃんが、「パンの争奪戦をしませんか~?」とぱん屋kokoro のパンを何種類かと、なぜかポン菓子を持って来てくれた。

 家に入るなり、「あっつ~!!なんやこの暑さは!」と言うのだが、それはそうだろう。今はオーブン2台が何十分もフル稼動だ。それでも室温は31.9℃。

 さっそく順番にほしいパンを選んでいく。わたしがもらったのは、マロンクリームをはさんだクロワッサン・ダマンド、はちみつバターをはさんだフランスパン、とうもろこしと甘醤油のパン。明日の朝食とお弁当(パン一つとポテトサラダの予定)が楽しみだ。

 せっかく来たので、ワインとか水牛のモッツァレッラとか、白桃とかを出す。お菓子の焼き上がりを待って、パウンド型に焼いたケイクを一本持って帰ってもらう。おいしければいいけど。

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jeudi 22 juillet 2010

カプレーゼ

 家族のための用事があって休みを一日取っていたのだが、幸か不幸か用事の予定がなくなったので、まったくフリーの夏休みとなった。やっぱりラッキー♪

 今日も暑い一日。午後、いつもより暑いように思ったので、温度計を外に出して調べてみた。高熱の人くらいかなあと思ったら低体温の人くらいだった。な~んだ。親からは、お前は暑さに鈍感だから、いつか熱中症になるから気をつけろ、とうるさく言われている。

 午前中は、生活を快適にするための家庭内労働をして、後はちょっと遠くに買い物に行ったりお出かけしたり。バスの乗り降りや建物の出入りの温度差がすごくて、体に悪そうでいやだ。実際こういった温度差は、心臓に負担をかけるらしい。本願寺の周りにはトレーニング中の若者。何が悲しいてこんな日に走らんとあかんねんと思う。しかし彼らもすごいが、黒衣のお坊さんの集団もすごい。みんなげんなりした顔だった。

 京都市美術館へ、ボストン美術館展に行く。残念ながら、自分好みの絵はこれと言ってなかった。この夏は、あと二つ展覧会に行く予定にしているので、そちらに期待。

 夕方、ワイングロッサリーに行く。予約していた、水牛のモッツァレッラが入荷したのだ。今日の夜は、冷たい白ワインとカプレーゼの予定♪001 003_2

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 モッツァレッラ・ディ・ブファーラ カンパーナ

 モッツァレラは水牛の乳で作るのが本来の姿、とは言え、今ではそうあるものではない。水牛は泥の土地で生活するので、牛乳よりも、その土地の味(テロワール)が出やすいのです、とスタッフが教えてくれた。

 厳重に包まれ、たっぷりの水に浮いている。004_2

 ぷりんとした弾力のある白いボール。

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 甘いトマトとフレッシュバジル、トスカーナ産の緑濃い、ぴりっとした風味の残るオリーブオイルでカプレーゼにした。

 心地よい食感、甘くやさしく、ミルキィな味と香り・・・。なんともまあ、おいしいこと・・・。鮮度が大切なモッツァレッラは、はかない贅沢品。

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 セットで頼んだワインはこんなの。微炭酸を感じる、フルーティーな白。とても飲みやすく、繊細なモッツァレッラの風味を損なわない。

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 あとは北山大宮のかわきた屋さんで買って来たブラートヴルスト。ゆでてから、こんがり焼く。さすがにおいしい。

 しばらくしてから、コーヒーとバッチオ・ディ・ダーマ。

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mardi 20 juillet 2010

ささきさん

 小豆と二人、祇園さゝ木にて夏の夕食。いつものように建仁寺を通ってお店に着くと、ちょっといつもと雰囲気が違う感じ??カウンターに座るやいなや、木田さんが来られた。大将、東京にて体調を崩され、本日の帰洛はならず、と。驚いた。日頃からハードワークの大将だから、お顔が見られないのは寂しいけれど、しっかりと養生していただかないと・・・。木田さんの采配のもと、てきぱきとお料理は出される。立派な副将。001

 今日も暑い一日だった。昼間ひなたで長く働きすぎたのでのどもかわいた。き~んと冷えた冷酒以外のチョイスはありえないでしょう、と冷酒。

 するとこんなお酒が。ひと夏の恋。きゃあ。秋田のお酒で、お米はひとめぼれを使っているとか。ちょっとフルーティーなワインみたいな感じもあるかわいらしい味のお酒。ああ胸きゅん。

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 ビーフン、鱧に、透明なトマトのジュレをかけたもの。散らした枝豆の緑が鮮やかで涼しげ。

 本当に夏らしいお料理で、これもまた非常に「さゝ木的」なお料理のような気がする。

.003 ここで食材のプレゼン。

 ど~ん!

 鮑。

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.004 ど~ん!

 巨大松茸。

 北朝鮮産。時節柄、金賢姫を思い出したりする。

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 アマダイの低温調理 泉州の水茄子のマリネ オクラ

 42℃で15分調理したアマダイは身が甘く、とろり。大徳寺納豆の粉が少しふりかけてある。水茄子もさくっとしておいしいなあ。茄子なのによい香りがする。

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 花火の絵の美しいお椀の中身は、もちろん。梅肉をほんの少し。鱧はお椀にして食べるのが一番好き。008

 次のお酒は、王録。これもね、非常においしいお酒。小豆も言っていたけれど、なかなか売っているところも少なくて、ほんと、ここでしか飲めない。

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 今日のお造りは・・・

 富山のシロエビ&五島の剣先いか だししょうゆで。とろ~んとした組み合わせ。「誰かがむいてくれた海老」という話に大笑い。

 近江牛の牛タン。レモン塩で。タンをお造りで出すのは初めてとか。厚い!白い!牛タン革命。かれい。とってもおいしい肝酢(?)しょうゆを包み込むようにして食べる。おいしい・・・。わーい、エンガワもある。大とろのにぎり010 011

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 まぐろのづけのにぎり。血合いに近い部分の身。

 解禁になったばかりのさんまの炙りのにぎり。ちょこんと肝のたれ。012

 冷製の白味噌汁

 ひんやり!おだしのよい香りと夏向きの塩加減、白味噌の甘味。たねはしゃきしゃきの蓮根饅頭に、広島のじゅんさい、アクセントに小松菜を散らす。

 今日の一皿を選ぶならこれ!013

 次は越後流。名前もかっこいい、村上のお酒。

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 鱸と松茸 万願寺のソース

 皮目をさっと揚げて、ぱりっと香ばしくさせてからピッツァ釜で焼いた鱸。ソースは透明感があって、翡翠のよう。祖母の形見の翡翠の指輪。夏に一度は身につけなくちゃね・・・。

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 冷やし素麺 たっぷりの茗荷、葱、温泉卵

 素麺は半兵衛麩さんの、特製のお麩の素麺。

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 お、胡瓜の古漬けにしょうがや!

 これはわたしの、失われた夏の味。子どもの頃に食べたあの味は、どんなにしたってもう食べられない。糠床に、二つと同じ味の出るものはないから。

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 梅じゃこごはん。水に漬けて塩抜きした梅はマイルド。おじゃこもおいしいな。めったに食べないものだけれど。019

 デザートは、濃厚なマンゴープリンと桃、レモンのジュレ、ブルーベリー

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 もう一つのデザートに、小豆は小躍り。

 大きくてきれいな佐藤錦。しかも深鉢で回ってきて、お好きなだけって。

 甘~い。カリフォルニアの佐藤錦なのだそう。

 大将に会えなかったのは残念でけれども、大変おいしくいただきました。また元気なトークを聞かせてください。どうぞお大事に・・・。Ca4v3gvr

 最後も本当に贅沢。

 クープ・ド・ワイングロッサリーにて、シャトー・ディケム 1991を一杯。はあ。。。。おいし。。次に飲める機会はありましょうや。

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 アミューズは、鴨のフォアグラといちじくのジャム、ゴルゴンゾーラ

 ソーテルヌにぴったりのチョイス。

 Sソムリエとサッカーの話、Kソムリエと辻静雄先生の話をたくさんする。海老沢泰久さんの『美味礼賛』はほんとにいいですよねぇ・・・。辻先生、数えるほどしかお目にかかったことはないけれど、大好きでしたよ・・・。

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dimanche 18 juillet 2010

夏の小さな旅(1) 昼網

 梅雨があけて、いきなり真夏がやってきた。Fさんご夫妻、O氏、かもめさんと、明石への小さな旅。海へのお出かけはやっぱりこんな日でなくっちゃ、と思う夏の日。冴えた青空には白い夏の雲がぽっかりと浮かんでいる。泳ぐわけではないけれど、なんでこんなに海がうれしいのか(笑)。

 お昼前に明石に着いて、魚棚(うおんたな)を見て歩く。蛸や鯛、穴子や鱧、川津海老などなど、既に昼網で上がった魚も並び始めている。蛸はまだちょっと小さいかなあ・・・。うまく料理もできないのに、つい買ってしまいたくなる(笑)。人気の明石焼きの店には行列。人出も多く、賑わっているようだ。002

 今日の旅の大きな目的は、菊水鮓。昼網を狙って、1時前に行く。食べたいのはもちろん、蛸と穴子だ。

 最初は生ビールで、のどを潤す。

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 突き出しは、刻んだお新香に、細かくほぐした焼き穴子と大葉を混ぜたもの。新香巻きにはこれが巻いてあるらしい。初めて食べる取り合わせだけれど、お酒のあてにもおいしいな。

 次は皆で冷酒を。西宮の白鷹

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 蛸のお造り。すだちと塩で食べる。

 う~ん、おいしい・・・。

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 お造りの盛り合わせは、焼き霜にした穴子、鯛、はまち

 焼き霜の穴子、香ばしくって身がふんわり。鱧の焼き霜に負けないくらいおいしい。鯛ももちろん、こりこりとしておいしいし、はまちのおいしさは特筆。すだちとお醤油で食べたのだけれど、何と言うか、脂がくどくない、臭くない。ふだんはまちを好んで食べることがないのだけれど、このはまちはちょっと別格だった。007

 蛸のにぎり

 こちらもすだちと塩で。お造りの蛸よりもこちらの方が火のとおりが浅くておいしかった。新鮮な蛸はやっぱりレアがおいしいと思う。

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 焼き穴子のにぎり

 香ばしく表面がかりっと焼き上がった穴子。酢飯も程よい量で、ほろっと崩れて、おいしかったなあ・・・。

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 蒸し穴子のにぎり

 ふんわり、ほろっと身と酢飯が口の中でほどけて、香りと味が広がる・・・。一瞬、陶然としてしまった(笑)。

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 昼網で上がった鰆があるということだったので、鰆のお造り

 生と炙り。はまちと同じく、鰆もなかなかおいしいものには出会わないと思うけれど、これはまたすばらしい。特に炙りがおいしかった。

 何気なく端から取った一切れ。皆から「そこは一番おいしいとこや!!」の声。よくわからなかったのでどこでそう判断するのか尋ねると、他のと比べて解説された。いやあ、皆さん、魚に厳しいなあ。そんな友だちのおかげで、最近では魚が好きになってきた。もう、苦手ではない。相変わらず料理するのはは苦手だけれど・・・。016

 淡路島のうに

 何と表現すればよいのかわからないけれど、濃厚、というのではなく、さらっと上品なうに。寒いところのとは種類が違うのかなあ。寒いところのものよりも、たくさん食べられそうな感じ?

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 Fさん、超おすすめの、このお店のスペシャリテ(?)、穴子の棒ずし

 香ばしい焼き穴子の下は、細かく刻んだ椎茸やのりを混ぜた酢飯。まだほのかに温かくて、これもほろっと崩れるくらいの密度に押してある。なんともまあ、すごくおいしいですわ・・・。

 上がったばかりのおいしい魚と冷酒をゆっくり楽しむ夏の昼下がり。こんな時間を楽しめるのは、本当に有り難いことだなあ、としみじみする。

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夏の小さな旅(2) クルーズ

 おなかも心も満たされて、外に出れば、さらに気温が上がっていたが、湿度が低いのか、京都ほど蒸しっと感はなく、日陰に入れば涼しい。でも日差しは強く、日焼け止めと日傘は必須。

 次は、「ジェノバライン」の明石海峡クルーズに出発。明石港から明石海峡大橋をくぐって、神戸空港から神戸港を経て明石に戻ってくる、1時間40分ほどの海上散歩だ。027

 きらめく夏の海はほんとにいい。彼方の水平線を見ていると、いつも自分の見聞の狭さを思う。海って不思議だ。

 海の色がある場所で、線を引いたみたいにくっきりと分かれていた。どうしてかとFさんに問うてみれば、「県境やからや」って。え~?!「見ててみ。子午線のところには海の上に白い線引いたるからな」。・・・・・・・・・・・・・・。ちょっと信じかけた・・・・・

 上のデッキに出れば、潮風が爽やかで涼しい。を通り越して、わたし基準では寒かった。026

 淡路島まですらっと伸びる、明石海峡大橋。淡路島には一回だけ行ったことがある。

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 橋の下をくぐり抜ける。

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 神戸空港の近くでは、しばらく船が止まって、飛行機の離陸を眺めた。飛行機ってあっと言う間に空に上がっていくものなのだなあ・・・。

 写真は沖縄へ向かって飛び立つANAの便。きっと満席だろうな。沖縄行きたいなあ・・・。

 いろいろな場所を海から見るのは新鮮。

 ポートアイランドを眺めつつ船は神戸港の中をゆっくりと回る。港には、海王丸が停泊中。初めて見たけれど、この船はきれいでかっこいい。帆船だもんねぇ・・。帆を張ったらさらに美しいだろうなあ・・・。名前は忘れたけれど、海上保安庁の船もあった。この船もなかなかいい。川崎重工業と三菱重工業の二つの造船所には、潜水艦も!すごいなあ。

 そう言えば、舞鶴に行ったときも自衛隊の船を見てなんだか心ひかれたな。もしかすると、船が好きなのかも??

 今日は「神戸プラージュ」なる、人工の砂浜がオープンしたのだとか。ビーチバレーやビーチサッカー(そんなのがあるのか・・)ができるらしい。人でいっぱいのハーバーランド、モザイクの辺りには、ランチクルーズ船、コンチェルトが泊まっていた。神戸港発のクルーズ船はたくさんあるらしい。

 ゆっくりと神戸港の中を回って、船はまた明石へ戻る。船内では抽選会があって、Mさこさんがなんと一等に当選。商品は明石の名産品セット。

 船と言えば、去年、竹生島に行ったときに乗ったきりで、海の上なんて、何年ぶりだろう。楽しく、興味深いクルージングだった。

 帰りはまた魚棚でそれぞれにおみやげを買って、京都へ戻る。夜は駅の近くの戸張屋という新しくできた店で、ビールと串カツ、おでんなどをつまむ。

 充実の一日で、夏の旅を満喫した気分。

 ありがとうございました(^^)。

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vendredi 16 juillet 2010

宵山と宵々山

 昨日と今日、二日続けて祭で賑わう界隈へ出かけた。

 宵々山の昨日は、先輩と友人とのごはん会。東洞院仏光寺の田舎亭という店にて。ちょうど終業時刻くらいに降り始めた土砂降りの雨と街の人混みに阻まれ、約束の時刻に遅れてしまった。宵々山のごはん会は長く恒例だったのだが、近年はちょっと途切れて3年ぶりくらいかな。

 飲み物のメニューを見たら、蒼空があったので注文する。すると、夏限定ヴァージョンのものが出てきた。ラベルもがらりと違って、深い藍。並々と受け皿にこぼれる一合。おいしいなあ。次は、陸奥八仙という青森のお酒を飲んでみた。都合二合。

 豆腐と湯葉のサラダ、鶏なんこつの唐揚げ、エビマヨ、九条ねぎのオムレツ、するめの天麩羅、枝豆など、数品のあてを食べながら、つもる話。人も立場も違えば、見える風景も違うのだなあ、と当たり前のことを再認識した。人と話すのって本当に大事だ。

 宵山の今日は、また雨が降るのではないかと心配しつつも、一人でふらりと散歩に出かけた。これを見たい!と言うわけではないのであくせくする必要もなく、あ~、祭だなあ、と思いながら、気のむくままに酒を飲みながら歩く。このところ、ほんとに酒量が増えているわ・・・。どうしましょう。

 子どもの頃から今まで、いろんな人と来た宵山だ。最近は祭の様子もちょっと様変わりしてきたようだけれども、混雑具合も含めてわたしは宵山の鉾町が好きなのだろう。   001_2 002_2

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 今日のピックアップ(笑)は、布袋山。所在地は、蛸薬師通室町西入ル。しかし、あるはずの山はない。と言うのもこの山は、幕末の天明の大火で焼けて後、復興を果たしていない休み山だからだ。休み山には鷹山、何度もこのブログで書いた凱旋の船、大船鉾もある。

 現在は、きれいなマンションの一角に、写真のようにご神体が飾られているのみ。この山も、安産に霊験があるそうだ。今、わたしの回りには二人、その安産を願いたい人がいるので、たまたま足を止めた会所が安産の山だったのはすなわちここで祈れ、ということなのだろうと思った。

 もし、祇園祭を見に来るのが、三回目くらいまででないなら、休み山の会所を訪ねてみるとか、山伏の護摩を見に行くとか、ちょっとだけディープな見方で楽しむのもいいかもしれない。

 帰りは鉾町の南西の端、油天神山、太子山を通って、徒歩で帰宅。この辺りは中心部より少し離れているので、わりと静かで、落ち着いた宵山の雰囲気を味わえるのでわたしは好きだ。

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mercredi 14 juillet 2010

祇園祭

 祇園祭は、今日は「宵々々山」。毎年同じだろうと言われるとそうかもしれないが、年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず、という詩にも似て、見る人だけでなく、見られるものも人も、少しずつ違っていて、同じであることはない。

 わたしは毎年、見るものを決めて出かける。日が暮れてからの鉾町を、祇園囃子の音を聞きながらそぞろ歩くのももちろん楽しいことだが、山や鉾や、会所に飾られた宝物や、各家の屏風などをじっくり、ゆっくり見ようと思うなら、昼間に出かけるにしくはない。

 わたしも雨の降り続く中、鉾町へ出かけた。003_2

 見る、と決めていたのは、錦小路通室町西入ルにある、霰天神山。今年、2年間の事業が成り、前掛のタペストリー、「イーリアス」のトロイア戦争の部分を、復元新調した。

 写真の左側のものが、もともとの、16世紀のブリュッセルで織られたタペストリーだ。寸分たがわぬであろう美しさで蘇えったのが右のもの。このような技術を持つのは、川島織物のほかにはないとか・・・。

 あとはいつものようにお気に入りの山や鉾を見る。南観音山と鯉山は、必ず。  005_4      

 菊水鉾の「したたり」など、祇園祭のお菓子はいくつかあって、この占出山の「吉兆鮎」もその一つ。そういうお菓子を買ってみるのもまた楽しい。

 御神体となっている神功皇后の伝説から、この山は「鮎釣り山」とも呼ばれるので、それにちなんだお菓子。大極殿製。ポピュラーな、夏のお菓子、「鮎」である。ちなみに御神体の神功皇后は身重の体。安産に霊験があらたかな山であると言う。

 次の大きな目的は、今年も長江家と杉本家を見学すること。京都の町家というのは、実はそんなに古いものはなく、今でも現役バリバリであることも多いのだが、近年ではこういった大店の立派な住宅は、保存会などを作って維持されるようになってきた。そういう場合、たいていその家のご家族は、別の建物に住んでおられたりする。長江家の場合は、今も呉服商を続けておられるので、呉服の展示会などの貸し会場などにふだんは使っておられるとのことだ。船鉾のすぐそばにある奥行きの深いこのすてきなおうちは、祇園祭のとき以外は非公開。

 言わずと知れた、奈良屋さん・杉本家は大変に立派なおうち。あの広さのおうちはそうないだろう。本願寺の直門徒として、浄土真宗の熱心な門徒さんなので、大きな仏間と、美しく石を敷いた仏間庭がある。またここは、伯牙山と深い関係のあるおうちなので、ほとんどの年(去年は違った)、伯牙山の町会所にもなさっている。

 14日の杉本家の公開は午後4時から。毎年この日を迎えるまでの準備は本当に大変だろうと思う。初日ということもあってか、杉本家のお嬢さん二人と奥様が自ら案内に立ち、訪問客の質問などに答えておられた。京都セレブだなあ・・・と思う。

 この二つのおうちについては、去年も詳しく書いているので、よかったらご覧ください

 夕刻、街を後にする頃には歩行者天国の準備も、露店や出店の準備も整い始め、だんだんと祭の雰囲気が高まってきていた。雨が降らないといいねぇ・・・。

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mardi 13 juillet 2010

Uの会

 雨の夕方、桂の隠れ家、I さんのお店にて、Uの会。今回はN嬢の日程が合わず残念ながらご欠席。ほかは皆、まずまず元気でよかった。

 席に着いた瞬間からあいさつもそこそこに始まる話(笑)。ビールや冷酒で乾杯。このお店の料理は、3800円(だったかな?)のおまかせ一本。今日はどんなお料理が出るのか楽しみに待つ。てきぱきとサービスに当たられる I さん。どんなジャンルの仕事をされても、ばっちり決まる人だ。003 黒エプロン姿もりりしい。

 前菜。手前から時計回りに、オクラとマッシュルームのミニピザ、茄子と鱧の子の煮凝り、ゴーヤのラー油和え、かぼちゃの羊羹仕立て、上にはクコの実、もずくの卵焼き

 どれもそれぞれに味の系統も食感も違っていて楽しい。お酒が進む。

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 冬瓜のスープ

 冬瓜はきれいにつぶしてあった。あっさり、さらっとした夏の味。

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 鰹のたたき サラダ仕立て

 野菜とよく混ぜて食べる。鰹とよく馴染んだソース(たれ?)がおいしい。

 Uの会のメンバーは、どういうわけか皆お酒が好きで、強いので、好みのものを各自でどんどん頼んで手杓でやることになっている。自然発生的な秩序として(笑)。二杯目、三杯目は、わたしは冷酒。006

 うにの豆乳蒸し

 あっさりしたたねの上には大きなうに。

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 鱧の梅紫蘇揚げ

 この季節、いろいろに料理された鱧が食べられるのが楽しい。さっくり香ばしく揚がったてんぷら、と言うかフリッターに近いかな。

 明太子の冷たい素麺

 気が付いたら写真撮ってなかったわ・・・。さらっとしたクリーム系(?)のソース(つゆ?)のきりっと冷たい素麺は、素麺と言うよりも、冷製のベルミッチェリみたい。008

 ハンバーグのトマト煮こみ

 ほっこりする味。洋食なのだけれど、なんとなく和の感じがあって、あっさり上品。

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 最後は麦とろごはんと大根のお漬物

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 デザートは白いコーヒーゼリー

 牛乳に、焙煎したコーヒー豆を浸して香りを移すのだそうだ。しっかりコーヒー風味。

 飲み物はそば茶

 みんなそれぞれ話したいことも聞きたいことも山のようにあるので、おしゃべりが途切れることはない。他のお客さんたちが帰られて I さんのお仕事が一段落したところで、I さんもテーブルに来てもらって、食後酒(わたしは梅酒のロック)を飲みながらおしゃべり。I さんも実はUの会の会員資格(笑)ありの方。久しぶりにお会いできて、皆喜んでいた。

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dimanche 11 juillet 2010

7月のシェフ

 参加するのも3回目となった、ワイングロッサリーワインバーのFシェフの会。いつ行ってもよいお店だけれども、この会では「料理人」としてのご自身を前面に出して考えられた、いつもと少し違う料理をいただけるのが楽しい。今回は夏の料理。001

 お久しぶりにご一緒するのはPICARLEさん。

 わたしは鳥居平今村 キュヴェ秀香 2007をまず一杯目に。これは前から飲んでみたかった。甲州という品種は、好みが分かれるようだけれども、わたしは好き。きりっとした印象。アントレによく合うと思うとのことだったので、ゆっくりと飲む。

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 アミューズは、和牛のカルパッチョ パパイヤとシェーヴル フレ

 アミューズ以上のボリュームのある一皿。柔らかくておいしいお肉の中には、パパイヤと旬の山羊の生チーズ。フルーツの香りとチーズのさわやかな酸味が涼しげな感じ。おいしいねぇ・・・。

 Fシェフは、フルーツ使いが上手なんじゃないかなあ。お魚のカルパッチョのソースもとてもおいしいし・・・。こんなすてきなお料理なのに、出された瞬間、肉だわら、だの、肉巻きおにぎりだのつい言ってしまうのがわたしっていう人間だ・・・。そういうときは誰か厳しく叱ってください・・・。003

 賀茂茄子とフォアグラと鱧のミルフィーユ仕立て

 お椀仕立てのアントレ。下から賀茂茄子、フォアグラ、焼き目をつけた鱧を順に重ねて、フォン・ド・ヴォライユを張ってある。

 ほんのり甘味のあるスープにフォアグラの旨みも溶けている。香ばしい鱧と茄子が、どことなく和風な感じ。そういうところが、秀香に合うのかな。甲州はわたしは和食に合わせるのが好き。004

 赤は一本開けました。

 ドメーヌ・ド・アルロー ニュイ・サン・ジョルジュ プティ・タルロー 2007

 これ飲んだことない・・・。人に選んでもらうワインっていいな(笑)。PICARLEさん、ありがとうございます(^^)。少しあせたような色合い。でも甘味も香りも十分にあって、おいしい。赤はやっぱりブルゴーニュのピノ・ノワールが好きだなあ、と思った。

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 鱸のクリームパイ包み

 付け合せは、薔薇の花みたいにきれいに巻いたクルジェットとトマト。

 熱々、さくさくのパイの中には、ほぐした鱸の身、玉ねぎ、刻んだオリーブが入ったクリームソースが詰まっている。きのこが入っているのかと思ったほどの旨み。本日のわたしの一皿かも・・・。おいしかったな・・。こういういかにも「フランス料理」という顔をした料理は好き。

 鱸のパイ包み焼きと言えば、ポール・ボキューズのスペシャリテだったよねぇ。そのまんま身が包んであって、ソース・ショロンで食べるの・・・、あれもおいしかったですよねぇ・・とPICARLEさんと話す。東京に、その昔ボキューズの店があって、(この料理が?というかボキューズさんが?)一世を風靡したらしい。PICARLEさんは東京で食べ、わたしはリヨンで食べた。昔の話ですな・・・・・・。006

 仔羊鞍下肉のロースト 香草風味

 付け合せは、サラダ仕立てのクスクス。羊はミント風味。羊とミントの組み合わせは、古典ですか?

 焼き加減もちょうどよくておいしいです。

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 デセールは、ツール・ド・フランスにちなんでパリブレスト

 ツールと言えば、これも昔の選手しか知らない。古くはミゲル・インデュライン、ある意味、右に出る者のいないだろう、ランス・アームストロング。そして誰よりも、マルコ・パンターニなのだ・・・。今でも自転車で坂を登るとき、マルコ・パンターニを思い浮かべたりするんだよ・・・。何をおおげさな(笑)。

 シェフが、シューにクリームを絞り入れたりして仕上げをするのを身を乗り出してまで、ガン見しつつ、パータ・シューの配合から、しぼり袋の問題まで、いろいろと考察をめぐらす。長く、作りたいものリストに載せつつそのまんまになっているお菓子だけれど、作ってみようかなあ・・・。009

 最後は、デザートワインを用意してくださった。

 たしかアメリカの、リースリング

 いつものように、おいしく楽しい夜だったわけだけれど、この日は大変な驚きがあった。前回もお会いした、美人のお客さん。ひょんなことから、わたしと一緒の女子の国出身であることがわかって、どんどん話を進めると、なんと思いっきり同級生だった。お互いにびっくりだ。

 狭い京都では、こういうことは少なくないとは言え、これはかなりの驚き。話しているとどんどん思い出が蘇えり、彼女が魚座生まれであったことまでも突然に思い出し、ほんとにびっくり。なんだかとっても楽しかった。きっとまたここで会えるでしょう。また飲みましょうね!

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samedi 10 juillet 2010

神輿洗

 鉾立ても始まって、祇園祭の日程もどんどん進んでいる。もう7月も上旬が終わったのだ。002_3

 夕刻、四条大橋へ、神輿洗神事を見に行く。

 10日の神輿洗を見るのは初めてだ。17日の御旅所への行幸を前に、御神輿を鴨川の水で清める神事。

 お迎えの行列が八坂神社へ向かう。

 御神輿の到着に先んじて、大きな松明が道を清める。006_5 

 午後8時頃に御神輿が四条大橋の上に到着。

 飾りも何もほどこされていない御神輿はとてもシンプル。それでも重いものなのに、何度も差し上げ、回すのはとても力のいることだろう。17日の神幸祭の、試運転(?)とか、腕ならしにもなるのかもしれない。

 どうだったかなあ、といろいろ思い出したり考えたりしたが、中御座(スサノヲノミコト)の御神輿を、東御座を担ぐ四若の方々が、東御座で使う道具(?)でかつぐ、というのが正しかったはず。

 さあ、祭!だんだんわくわくしてきましたよ(笑)。

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デュシェス

009 デュシェスというお菓子は、なかなか上手には焼けないものだということが2回目にしてわかった。

 たぶん、生地の配合とかはあまり関係がなくて、二枚のクッキーの間にガナッシュなりプラリネのクリームなりがはさまって一組になっていたら、デュシェスなのだろう、とは思うのだが、わたしはあえて今回も、卵白をムラングにして合わせる生地で作ってみた。

 ムラングとその他の材料との合わせかげんが、よくわからないのねぇ・・・。当然、泡はつぶれるのだけれど、どこまでつぶしてしまってもよいのか、とか。008_3

 つやつやのガナッシュ。きれいね。

 今回はこれをはさむ。

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 ちょっと色黒の公爵夫人になりましたね。

 生地は、ラング・ド・シャの方が好みのような気もするけど・・・。また違う配合で作ってみよう。

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vendredi 09 juillet 2010

放課後

 雨の中、夕方の会議に向かう。ここしばらくはけっこう暑かったのに今日はどうしてこんなに寒いのかわけがわからない。とりあえず、半袖は失敗。

 会議の「放課後」は、みーさんとトラットリア&バール イル・ギオットーネへ。001_2

 まずはビールとサングリアでかんぱ~い。

 ブラッド・オレンジの果汁がたっぷりのサングリア

 何を食べようかなあ・・・。

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 ロシア風ポテトサラダ

 大ぶりのじゃがいもがごろんごろん。オリーブにパプリカ、半熟ゆで卵。この新店はこういった小皿の料理がいろいろあるみたい。

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 トリッパと白いんげんの煮込み

 これは、パッパラルドの時代から、必ず注文してしまう、定番のメニュー。今の3店舗すべてにあるんじゃないかなあ。。白いんげんがよく合ってとてもおいしいのよね。

 ワインはピノ・グリージョを1本開ける。やっぱりこの系統の品種が好き。004

 蛸のロースト

 添えてあるのは、ジロール茸、と言ったかな、のフリット。白いんげん、かなあ、豆のピュレ。

 メニューを見たときからこれは食べる!と最初に選んだ料理。レアに火を通した蛸はぷりぷりと瑞々しく甘味がある。

 これも、昔、パッパラルドに行ったとき(たしかマダムUと行ったときだ。覚えてますか?・笑)に食べて、衝撃的においしかった明石の蛸のローストを思い出させた。005

 フェットチーネ サーモンとズッキーニのクリームソース レモン風味

 もっちもちの手打ちフェットチーネに、好相性のサーモンと生クリームのソース。さわやかなレモンの香り。おいしくないわけないですね。

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 お野菜いっぱいの田舎風リゾット

 大きなパルミジャーノの器で。リゾットって絶対に自分では上手にできないので、食べるのうれしい・・・。

 サービスは、以前ブションにいらっしゃった方がてきぱきとこなされている。何も言わなくて、ちらっと見ただけで、新しい取り皿を持ってきてくださったのには、さすが、と驚く。帰りがけのカウンター内には笹島さんが「ありがとうございました」と。しっかり各店舗を見ておられるのだなあ・・・。どんなにお店が大きくなっても、この方、へんな言い方だけれども、ぜんぜんえらそうじゃない。お人柄だなあ・・・と思う。

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jeudi 08 juillet 2010

御菓子

 休日。よく晴れてくれてありがたい。ふとんも干せるしシーツも洗える。11時半くらいからはずっと外で作業。玄関と家の前と自転車の掃除。それから裏庭の手入れ。雑草を抜き、落ち葉を拾う。小さな吸血鬼がたくさん襲ってきたけれど、やっぱりぜんぜん刺されない。刺されてもかゆくならないだけかもしれないけれど。わたしの血が毒だから、とか、どろどろすぎて蚊がよう吸わんと人は言う。落ち葉の下のなめくじをつかんで、うげっっ。

 鬼門に植えてある南天が大きく茂りすぎて、重みで倒れてきている。どうしよう、これ。植木屋さん呼んだ方がいいのかな、と思いつつ、ちょこっと切ってみたら、どんどん太い枝まで切ることになって、ずいぶんとコンパクトになった。枯れたらどうしよう・・・。葉蘭やシロチクも枯れた葉を切る。ガラス戸の外側もしっかり洗って、すっきり。よく働いたので腰に来た。

 今日のおやつは、冷茶と和菓子。七夕のお菓子が食べたいなあ、と思っていたのだけれど、さすがにもうなくなって、すっかり夏の意匠のお菓子になっていた。004  

 岩しずく

 笹屋伊織製。若い苔の生えた岩の上の水しぶきのイメージかな。ふんわり柔らかいきんとん。中は粒餡。

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 西王母

 鶴屋吉信製。桃を模したかわいらしいお菓子。求肥の中は手芒餡。

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 河原撫子

 笹屋伊織製。こなし。中は手芒餡。こなしはちょっと重く感じるかな・・・。でもおいしい。。

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 庭風

 鶴屋吉信製。夏の縁側にかかるすだれのイメージかな。これもこなし?中には丸めたこし餡が見えた。

 和菓子も、違うお店のを食べ比べてみると、違いがよくわかる。あまりそういう機会もないけれど、わたしは笹屋のお菓子が好みかな。

 和菓子は意匠の美しさもさることながら、名付けに魅かれる。美しい日本の言葉の見本帳みたいだ。

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mardi 06 juillet 2010

縄手ワイン食堂

 小豆と二人、ちょっと気になっていた、縄手ワイン食堂に行ってみた。レストランMAEKAWAには行ったこともないのだけれど、フランス風のモツ料理にひかれた。Caqazwnu

 ワインはボトルもグラスも安かった。ド・シャンスニー、ロゼのクレマン・ド・ロワール。ビニールバッグのワインクーラーがおもしろかったので尋ねてみると、取引のある、東京のワイン屋さんの特注品(?)とか。このお店でも、ボトル3本飲むとプレゼントしてくださるとのことだったが、二人じゃ無理ね(笑)。ボトルを見るなり、「いかにもはたこさん、好きそ~。ピンクやしねぇ・・・」といらぬ口を聞きながら、どんどん飲み進める小豆。要するに、おいしかったのだ。

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 お料理もほど良い量で、かなりリーズナブル。赤ワインで煮込んだ豚バラ(リエット)田舎風パテ万願寺ときのこのマリネなどを最初に。

 どれもしっかりしたフレンチテイスト。

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 ガツシン(豚胃の入口)のソテー カレー風味

 こりこりした歯ざわりが軽快。関西人だからか、豚のモツってあんまり食べることがない。ガツシンも、初めて食べたかも。

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 リド・ヴォーのエスカルゴ仕立て

 ブルゴーニュ風のエスカルゴをそのままリ・ド・ヴォーに置き換えた料理。余ったバターをパンに染み込ませて食べるとおいしいのも同じ。

 ワイン食堂と称するだけあって、どれもワインに合うように作ってあるなあ・・・。Caexys71

 クレマンがなくなったので、グラスの赤を一杯。南アフリカの、果実味たっぷりの赤。選んだ理由は、単にワールドカップつながりで(笑)。

 小豆はオランダ戦をパブリックビューで観戦したそうだ。小豆は、4年に一度のにわかサッカーファンとは違うので。南アワインを飲みながら、しばし楢崎談議など。見たかったなあ、今回、楢崎の勇姿を・・・。代表の中で一番かっこいいと思ってるんやけどなあ・・・。

 料理はお店の人に合うものを選んでもらって、豚バラの煮込みのソテー、というかグラチネ?下にはとろとろに煮たキャベツ。   Ca1ey2ir_2  

 最後は、ホルモンフレンチ焼きそば

 どのへんがフレンチなのかはわからなかったけれど、なかなかおいしい焼きそば。赤の甘味と好相性。

 気軽に行けるおもしろいお店だった。

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 果物売場に、そろそろ桃が並ぶようになってきた。まだまだ走りで、出盛りはもう少し待たなければならなくて、値段も高いけれど、ふんわりしたうぶ毛に包まれた様子がかわいらしかったので、和歌山の、あらかわの桃を買ってみた。

 春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に いで立つをとめ。果実だけではなく、実桃の花は、それ自身もにっこり笑う女の子のように愛らしい。

 初物なので、神さんと仏さんにお供え。わたしは冷蔵庫で冷やしておいたものを朝食に。果物から始める朝食は、長い間の習慣だが、特に夏の朝には良いものだ。寝ている間に失われた水分が補われる感じ。ナイフでつーっと皮をむく。わたしは断然、柔らかい桃が好き。水蜜という名前のとおりに、果汁が詰まっている。

 まだやっぱり旬は先で、香りと甘さはまだまだ。福島の叔父から桃が送られてくるのは8月を待たねば・・・。福島は果物王国なので、桃の生産量も全国二位。一位はやっぱり山梨県。旅行に行ったときにおもしろい話を聞いた。隣り合う、勝沼と一宮、前者は名立たるぶどうの産地、後者は有名な桃の産地。隣り合って、地味や気候(テロワールと言ってもよいかもしれない)も似ているだろうと思うのだが、勝沼で、桃を育てようとしてもうまくいかないのだそうだ。また逆に、一宮でぶどうを育てようとしてもやっぱりうまくいかないらしい。この話は、昔聞いた、嵯峨の地以外で嵯峨菊を育てようとしても、あの特徴的な嵯峨菊にならない、という話と同じくらい興味深かった。Cauqc3fd_2  

 桃仁。これを見ると、アーモンドの仲間なんだなあ、と思う。杏仁と同じく、薬になるそうだ。このまま食べられるのかな、これ・・・。ちょっと恐いから食べないけど(笑)。

 食べ物というのは、それが好きだった故人をよく思い出させるものだ。桃と言えば、大昔に亡くなった、母方の祖父だ。果物と言えば桃。魚は一塩のぐじの焼いたんと、鱧の照り焼き。酒は招徳。お菓子はふたば(出町でなくうちの近所の)の豆餅と多齢堂のカステラ。これらのものを食べるとき、子どもの頃と同じように、わたしは祖父と食卓を囲んでいるのかもしれない。

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samedi 03 juillet 2010

スタイル

 今日の雨は、鬼降りと言ってよい。こんな日は来る人も少ないのかなと思ったが、さにあらず。朝からお車でどんどんご来館、なのである。月始めということもあって、ここ3日ばかり片付けなければならない仕事が多くて忙しくしている。今日の朝には、課題図書のコーナーの設置も終え、工作と自由研究の本のコーナーと共に、夏を迎える準備はばっちり、となった。季節を感じるなあ・・・。読書感想文って、わたしは得意だったけど嫌な子はほんとに嫌だったみたい。単に、書けそうな本でのみ書く、というだけのことだと思っていたのだが。

 今日はスタッフも少なかったので、朝から夕方までいろんな仕事を順にこなす。夕方、かねてから懸案にしていた、本に貼る小さなラベルをワードで試作することにした。「だいたいこんな感じの」といった程度の試作のつもりで作って、印刷しようとしたら、プリンタが不調。ちょっとボスを呼んで見てもらうと、PCの画面に出ていた試作ラベルをしげしげと見られたので、印刷してから見てもらおうと思っていたのだが、先に意見を聞いてみた。

 するとボス、「こっちを使えばいい」と別のラベル作成ソフトを教えてくれた。使い方を教えてもらおうと、いろいろ説明をしてもらっているうちに、ボスはアーティスト魂に火がついたのか文字のレイアウトやデザインまでやり始めた。して、ざっくりとした試作品を作るつもりが、ほぼ完成品に近い美しいものができた。

 わたしにこういうものを作らすと、たいていは味もそっけもないものを作るので、今回のラベルもイマイチ過ぎ、と思われたのかもしれない(笑)。ボスの作るものには、絵にも工作にも、こういった小さなラベルにも、ウェブページのデザインにも、空間のレイアウトにも、わたしには良し悪しや美醜はよくわからないけれど、たぶんプログラミングのコードにも、一貫したスタイルがある。どれもすっきりしていて機能的で、かつ美しい。緻密で、よく計算されている。いつもながら、すごいなあ、と思う。

 仕事が終わって、あれこれ用事を済ませてから、鬼降りの中を帰宅。夜は家の掃除など、夜家事。がんばりますよ。今週6連勤なので。

 Longtemps, je me suis couché de bonne heure. 「長い間、わたしは早くからベッドに入る習慣だった」・・・というほどの意味の、この『失われた時を求めて』の冒頭の一文は、とても有名なのだそうだ。日本人にとっての、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」のようなものだろうか。音読すればよくわかるが、短く、リズムがよく、覚えやすい。

 何か、日本語にしてしまうとリズムが違うからか、なんとなく、う~ん?な感じがするので、よい訳がないかなあ、といろいろネットで見ていたら、「長い間、わしははよ寝たもんやった」というようなのがあって、ちょっと笑ってしまった。ほとんど、おっちゃんの昔語りになってるし・・・(笑)。翻訳って、どんな感じにもなるものだ。 

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jeudi 01 juillet 2010

食堂

 遅番のあと、職場の人にごはんに誘われた。職場のすぐ近所の昔からある、「大衆食堂」といった感じのお店だ。お昼はほとんど男性ばかりで、いつも混んでいるので今まで行ったことはなかったのだが、おもしろそうなのでついて行ってみた。へぇ、夜もやってるんだ・・・。

 うどん、そばから定食、一品料理と、たくさんメニューがあるようだ。壁に紙がたくさん貼ってあり、日替わりメニューはホワイトボード。どういう経緯か、わたなべいっけいが来店したことがあるらしく、写真とサインが飾ってあった。近くでロケがあったのかな。

 皆と同じA定食を頼む。肉団子の甘酢あん、ビーフカツ、冷奴に、ごはん、味噌汁、漬物。ごはんはやはり大きなお茶碗に大盛りだったが、おかずは大量すぎることもなくほどよい量。

 特に味に期待していたわけではなかったのだが、どのおかずもきちんと「自家調理」がされていておいしかった。なるほど~。お昼にいつでも満員なわけがわかった。同じお金を払って食べるなら、ファミレスやチェーン店の食堂にいくよりずっといいもんねぇ。おじさまたちはよく知っている・・・。

 というわけで、リピーターになる気まんまん(笑)。

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