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mercredi 30 juin 2010

夏越の祓

001_2 今日は夏越の祓。仕事帰りに、職場の近所の小さいながらも由緒ある神社の茅の輪をくぐった。

 子どもの頃は、6月30日と言えば神事という認識はなく、単に水無月を食べる日だった。

 今は京都以外の人でも知っている人は多いと思うが、水無月とは、ういろうの上に甘く煮た小豆を散らして、三角形に切ったお菓子で、昔から京都では、6月30日には「特に」(と言うのは、けっこう京都人はこのお菓子が好きなのでよく食べるから)食べることになっている。

 三角形で氷室の氷を表している。貴族は氷室から切り出した本物の氷を食べたけれど、それはとても貴重なもの。言わば、氷のイミテーションというところだろう。

 上に散らされた小豆は、魔除けなのだそうだ。鬼や魔は、なぜか「目」が苦手なのだそうだ。籠目とか、九字切りもそうだったか。maillot blanc à pois rouges も、十分魔除けになるかもね(笑)。

 早いもので、今年も半分終わったというわけだ。年を取ると、加速度的に時間が過ぎるのが早くなるなあ・・・。

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lundi 28 juin 2010

茅の輪

Cat1u4av  西大路八条辺りを通ると、ちょっと気になる風景がある。木がうっそうと茂る一角。夕闇時にはより一層神秘的な雰囲気を醸す。歩道に積まれたちょっと高い所から、堂々とそびえる大きな木。若一神社(にゃくいちじんじゃ)の大楠である。 樹齢800年を超す大樹で、西八条殿に平清盛公が太政大臣に任ぜられたのに感謝してお手植えされたものであると言う。若一神社の御神木だ。根元には楠木社が祀られている。

 おそらくは、昔は神社と楠の間の歩道も、境内であったのだろう。昭和9年に、市電を通す工事の際に、楠の撤去をしようとしたが、清盛の祟りがあるという伝説のとおりに工事関係者が次々と事故や不幸に襲われたため、工事を断念して現在のように樹を残して道路を変則的に通した、ということらしい。

 この神社は、平清盛公の西八条殿の跡地。もちろん今の神社の境内は狭く、広大であった西八条殿のほんの一部である。Ca3wkh19_2

 6月30日は、夏越の大祓。若一神社の鳥居にも既に茅の輪がしつらえてあったので、一足早く茅の輪くぐりを。

 茅の輪を見ると、くぐっておこうかスイッチが入る人が多いのか、通りすがりに茅の輪をくぐってお参りしていくビジネスマンの姿も・・・。脇にはくぐり方の図解も掲示してあって、親切(笑)。茅の輪くぐりの神事は、30日の午後4時からで、どなたでも参加できます、と告知がしてあった。行きたいけれど、残念ながら仕事。30日は、水無月を食べて、大祓完了としよう。

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 境内には本社と末社がいくつかと、銘水。観光化・商業化されているようなされていないようなビミョーな雰囲気(笑)。でもなんとなく、この境内と、楠の周りは、日が落ちて暗くなってから行ってみたくなるような感じだ。琵琶の音とかどこからともなく聞こえてきたりして・・・。根元に琵琶法師が座っていたりして・・・。

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dimanche 27 juin 2010

タントタント

 旧所属の歓送迎会。堺町三条のタントタントにて。新しく隣にワインバーも作られたようだ。たぶん人よりは異動回数が少なめのわたしは、ゲストとして歓送迎会に招かれるのも少なめだけれど、特に送られる立場で参加する会はなんとなく特別な感じがするものだ。どこの職場でも当たり前に行われる儀礼と言えばそうかもしれないが、やってもらえるのが当たり前ではない。その実、とても有り難いことなのである。

 細長いお店の奥の、ワインセラーとして使われている蔵につながる個室にて。

 まずはスプマンテから。アミューズは、トスカーナ地方の郷土料理で、ラビオリの皮みたいなのを油で揚げて、パンチェッタをのせたもの。

 一皿目の前菜は、鮎のフリット・きゅうりのソース、ローストビーフ、水牛のモッツァレラのカプレーゼ。モッツァレラの風味は極上。二皿目の前菜は、鮑のコンフィとホワイトアスパラガス、ブロッコリーやカリフラワーなど。ワインは白。

 パスタは、鴨のラグーの手打ちタリアテッレ。香りがとてもよい。お皿を見たとたん、白を残しつつ、赤に鞍替えする人多数。わたしもその一人。トスカーナのサンジョヴェーゼ。

 魚料理は、鯛の身をロールと海老の焼いたもの。赤ピーマンのソース。ここで残った白を。肉料理は和牛の赤ワイン煮込み、じゃがいものピュレ添え。パンはシンプルな丸パンとフォカッチャ。

 デザートは、りんごのケーキ・レモンのジェラート、グレープフルーツ(白とルビー)。最後にコーヒー。

 それぞれに長い短いはあるものの、縁あっていっしょに仕事をした方々との再会の食事は、終始なごやかで、楽しいものだった。有志の方々からのプレゼント(キャスのハンカチ!)までもいただいて、そのご足労と手間がまたうれしかった。

 本当にありがとうございました(^^)。

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vendredi 25 juin 2010

植物の気配

 ゆうべ11時過ぎに寝て、デンマーク戦を見るために、3時半頃に起きた。ほんとに起きて見た甲斐があったよ、と思うほどのよい試合。意外な、とも言える結果は3-1。久しぶりのエキサイティングな試合に、早朝だということをつい忘れて大声。うれしかったので、試合が終わってから弟に電話をかけたら、当然起きて試合を見ていたものの、何かあったかと思ってびっくりするやろ~、と怒られた。それから1時間半ほどまた寝てから出勤。職場が近いのは、まったくもってよいことだ。Cadmicvj

 この季節が一年で一番、植物の気配を濃く感じる季節だと思う。ふんだんに天から注がれる水を吸って、葉の色は濃く、瑞々しい。

 通勤路のそこここでは、真っ白なくちなしの花が甘い芳香を放っている。わたしはこの花の濃密な香りと独特の質感のある花びらがとても好きだ。子どもの頃にタイムスリップしてしまいそうな香り。

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 料理用に、と職場の人からたくさんいただいた月桂樹の枝。庭に植えてあるのだそうだ。切りたての枝は芳香を放つ。乾燥させて保存するつもりだが、この時期、かびをはやさずにうまくできるだろうか。

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 昨日、『和菓子のアン』という小説を読んでいて、お約束のように和菓子が食べたくなった。しかも、こなしか、練りきりの、上生菓子というジャンルのものを。仕事の帰りにデパ地下の御菓子司を覗いてみるも、食べたいと思った御菓子は売り切れ。こなしか練りきりはあきらめて、仙太郎で檸檬蒸しを買う。

 春には桜蒸しというのがあって、なかなかおいしいのだが、夏は檸檬になるようだ。レモン風味のスポンジのような蒸し生地に、刻んだレモンの皮入りの白あんが包まれている。香りがさわやか。

 香りというのはよいものだ。

 五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする。かなりどきっとするシチュエーション。

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mercredi 23 juin 2010

にゃんとも猫だらけ/リュクス

001_2  美術館「えき」KYOTOへ、「にゃんとも猫だらけ展―歌川国芳を中心に」を見に行く。この展覧会はタイトルどおり、歌川国芳の作品を中心に、猫が描かれた浮世絵ばかりを120点ほども集めた、にゃんとも猫だらけな展覧会なのだ。

 浮世絵と猫は、思えばほんとに近しい関係で、化け猫の絵や、だまし絵や玩具絵だけではなく、そう言えばそこここに猫がいたな、と思い出せる。そんな絵の風景の中の猫は皆、赤いちりめんの首輪なんぞを付けられて、まりでじゃらされたり、気持ちよさそうに抱かれたり、ほおずりされてうるさそうだったり、飼い主にとてもかわいがられていそうだ。また、人間に混じって、人気役者の死を悼んで泣いていたり、温泉に入っていたり。江戸時代の人って、総じて猫が好きなのだなあ、と思う。

 有名な「其まゝ地口猫飼好五十三疋」のほかにも、おもしろい作品がたくさん。「猫の當字」シリーズからは、「うなぎ」と「かつを」の二作品が出ていて、猫とうなぎがつらなって字になっているのがなんともおもしろかった。

 月岡芳年の、わたしの好きなシリーズ、「風俗三十二相」からは「あつたかさう」と「うるささう」の二作品が出ていた。「うるささう」は、飼い主の女の子にほおずりされてちょっと迷惑顔の猫目線(笑)。

 テーマごとに浮世絵を見るのは楽しいし、猫はやっぱりかわいいな。

 おやつは、ちょっと贅沢。パティスリーSのケーキ。  002_2   

 カレ・ドランジュ

 オレンジのクリームがさわやかな夏向きのお菓子。生地にもたっぷりアンビベされていて、お酒が効いてておいしい。表面には砂糖がけアーモンドとブルーベリー。ん~。ブルーベリーはおいしかったけどあんまり関連がわからないかな。アーモンドは生地との関連かしらと思うけれど、食感がちょっと邪魔に感じた。すみません、ナッツ嫌いなもので・・・(笑)。003

 リュクス

 「贅沢」という名のお菓子。ヴァニラとチェリーのムース。旬ですね。アメリカンチェリー。上と下の淡い色のムースはふんわり軽くてあっさり。チェリーの果肉の粒が見える。真ん中は少し固めで酸味もしっかり。はさんだ生地もおいしくて、名前どおり、リュクス。004_2

 お菓子を食べて、ごはんが食べられなくなるって・・・。相変わらず大人の体に子どもの脳だな、と思いつつ、夕食はおすしを少しつまむ。

 ウッドワードキャニオンのコロンビア・ヴァレイ ドライホワイトリースリング2007。アルザスのリースリングはもちろんすばらしいけれど、アメリカのこの作り手のリースリングも良いと思う。おすしとも軽やかに合う。

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mardi 22 juin 2010

タイ式

 夏至は昨日だったかな、今日だったかな。九州の方ではひどい雨が降っているようだけれども、こちらは午前中に一雨来たもののあとは時折晴れ間も出る曇り空。

 あまりに肩こりがひどくなってしまったので、久しぶりにタイ古式マッサージを受けに行く。一般的なマッサージはクイックなら15分、だいたい3、40分という設定のところが多いけれど、タイでは、最低ラインが90分なのだとか。日本に合わせて短いコースもあるけれど、せっかく行くのだからという気持ちもあって、わたしはいつも必ず90分間じっくりカラダをほぐしてもらう。

 タイ式は、あんまとリンパマッサージとストレッチを兼ね備えたような感じで、最後の方には施術者も全身を大きく使ってする、アクロバティックな動きもあり、施術が終わったあとには、かなり関節の可動域が大きくなっているような気がする。慣れてくれば、自分の呼吸を上手に合わせることができるので、す~っとどこまででも筋肉が伸びる感じ。抵抗しないで施術者にゆだねるのがポイントかなあ。おかげでずいぶんと楽になった。

 マッサージに行く前に、ケララで昼ごはん。冬瓜と豆のカレー鶏肉とピーマンのカレータンドリーチキンが乗ったターリ。写真撮ればよかったね。ビジュアルもおいしそうだったから。インドのカレーにはやっぱりナンがいいな。ターリに集中していると声をかけられ、顔を上げると、偶然にお会いすることもあるんですね、とびっくり。

 その他は、一通りの家事を片付けたほかは、まんがを読んだり、本を読んだり。一人でのんびりできる火曜日の日中は善き哉。

 『文士厨房に入る』 ジュリアン・バーンズ/著 堤 けいこ/訳 みすず書房 2010年 を読む。最近読んだ食エッセイの中で一番おもしろかったかも。随所にぷっと笑ってしまうところあり。料理のレシピに突っ込みを入れてしまうのは万国共通なのかもね(笑)。著者はかなりおもしろい人?

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dimanche 20 juin 2010

父の日の焼肉

 梅雨も本番に入り、今日も恐ろしく湿度の高い、はっきりしない天気。洗濯はしたものの、急な激しい雨に見舞われ、結局は部屋干しなってしまってがっくし。昼頃には、竜巻注意報が発令されていたようで、父親は大騒ぎ。大過なく一日は済んだが、確かに京都南部に竜巻注意報とは、珍しいような気がする。

 体調は不調。頭痛と立ちくらみと眠気。原因はどうやらこうじた肩こりのようだ。いよいよマッサージに行かなければならない。父も、このところ食欲がない。同じように肩こりもあるようだが、暑さと湿気のせいでもあるかもしれない。何分、高齢であるから、昨年のような救急車を呼ぶ騒ぎになっては大変なので、用心を重ねている。

 今日は父の日。夕方、弟たちが来る。父は、夏のトレーニング用のシャツと短パン(笑)をもらったようだった。

 今日のメニューは焼肉。肉はキムラへ買出しに。集まれば、ふだんできないことをやるわけで、ちょっとでも目先が変わって、食欲が出るかなあと思ったけれども、やはり父の食欲はもう一つのようだった。

 良いロースがなんと!半額になっていたので一枚ずつ購入。あとはばら肉とカルビを少し。皆ホルモン好きなので、テッチャン、赤センマイ、ホソなどを。特にホソはおいしいなあ。001_2

 ワインはまずは、クレマン・ド・ロワール。レシャンソンのヴーヴレイ。シュナンブランは、泡になっても、熟成しても甘くなってもおいしい品種。皆に好評。

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 ツィント・ウンブレヒトのリースリング 2007

 すっきりと、また、リースリングらしい香りもほどよく、これもまた夏においしいワイン。トモちゃんは、焼肉に合う!と言っていた。

 父の日だからというわけではないが、ふと、明日自分の寿命が終わるとして、わたしの人生はどんな人生だったと言えるのか、総括めいたことを少し考えた。すべてが自分の希望どおりになったわけではなく、母、祖母、そして今は父と、若い頃から家族の世話をすることの多かった人生だったが、そんな家族を含めて、周りの人々には十分すぎるほどに恵まれ、多大な神仏のご加護をいただいた人生であったと思う。すべてが有り難し。 

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vendredi 18 juin 2010

マドモワゼル

 降り続く雨の中、国立国会図書館関西館に行く。ゆにかねっとが整備・強化されて、相互貸借の仕事が本当に便利に、スムーズになった。あらためてありがたいことだと思う。次の展開にも大いに期待。図書館協力の担当者以外でも、ゆにかについては、ただ使えるというだけでなく、一歩踏み込んで知り、理解しておきたいものだ。

 他には、かねてからの計画を実行したり、有意義な一日。

 某所にて、フランス人に「マドモワゼル」と呼ばれる。こんな年になってマドモワゼルとは、とかなり驚きつつも、え~?わたしってまだまだいけてるぅ?・・・と喜びかけたが、ちょっと考えたら、よっぽど自分が未熟者っぽかったのだろうな、と思いいたってがっくしorz。しかし今どき、マドモワゼルっていうのも珍しいなあ。一目でわかる子どもでない限り、とりあえずはマダムって呼んどくでしょ(笑)。

 

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jeudi 17 juin 2010

パスティス

 夏至近く、仕事が終わってもまだまだ明るくて、暑くて、梅雨の晴れ間で・・・。そんな夕方は屋外でお酒を飲みたくなって困る(笑)。そんなシチュエーションには、きりっと冷やした白ワインや白ビール。あるいは、パスティスやウーゾなどの白濁系のお酒がいい。Cap17uhq_2

 51、ペルノー、リカールなど、いろいろとあるけれど、総称としてはパスティスなのだろうか。どれもアルコール度数の高い、アニスの香りが特徴的なお酒。そのまま飲む人は(たぶん)いなくて、通常は水で割って飲む。黄色い透明な液体に水を注ぐと白濁して、柔らかいミルキィイエローになる。ちょっと実験みたいなところも好き。

 苦手な人も多いみたいなのだけれど、わたしはこの味が昔から好きで・・・。今日は今夏、初ペルノー。

 失われた裏庭を思う。今あの裏庭があったらなあ・・・。二本の金木犀に、薔薇の木が一本、葉蘭の茂みに、適当に置かれた石。砂場。シロチクと観音竹、アロエの大きな鉢。どんどん蔓を伸ばすへちまや朝顔。プランターの葱や紫蘇。勝手に埋めた種から芽を出した枇杷、さつまいも・じゃがいも・玉ねぎ。つつじの盆栽、南天の木、金魚を飼ってた大きな瓶。恐ろしくアナーキーなあの裏庭に座って、風に吹かれながらお酒を飲みたいものだ。

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mardi 15 juin 2010

一升瓶

 いよいよ本格的な梅雨のよう。ずっとはいていた雨靴が古くなって、ついに雨が染み込んでくるようになったので新しいのを買わざるをえなくなった。本当に、こういう買い物はめんどうくさいなあ・・・。と、所要時間20分でさっさと買い物をすませる。

 お昼は因幡堂の近くのイタリア料理店、ラットンゾーロ・ドーロにて。因幡堂近く、というか、ここはかつては寺地であったのだろう。門のように並ぶ石柱の間の道を烏丸通から東へ入る。因幡堂の歴史は大変に古く、11世紀の初頭に遡る。室町時代には、六角堂と並んで、下京の町衆の町堂としても機能していた。

 ラットンゾーロ・ドーロは、先斗町のラ・カヴァリーナの2号店で、イタリア産はもちろん、勝沼のワインをたくさん置いておられるらしい。001

 1400円のパスタランチを頼んでみると・・・?

 お皿からあふれんばかりの前菜が出て来た。もう、これは、メイン料理の勢いである。

 フリッタータ、焼いた鶏肉、ポテトサラダ、魚のマリネ(南蛮漬けみたいなの)、プチトマト、きゅうりのピクルス、ブロッコリー、キャベツ、甘いにんじん、オクラ、パプリカ、玉ねぎ、茄子、ズッキーニ、ひよこ豆、いんげんの胡麻和えみたいなの・・・。野菜はみな違う味つけで、それぞれにおいしい。

 グラスワインは、イタリアか勝沼かが選べた。勝沼をお願いしたら、ど~んと、一升瓶を2本持って来られた。それが非常に、勝沼的であったので笑ってしまった。一つは甲州とデラウェア、もう一つは甲州のみ。甲州のみのをチョイス。蒼龍葡萄酒の一升瓶だった。前菜と共にゆっくりいただく。002

 パスタは、きのことベーコンのトトマトソースのスパゲッティーニ。大ぶりのベーコンがごろごろと、もはや肉料理の勢いだ。

 これにおいしいフォカッチャや胡麻のパンなどの自家製のパン5個ほど付く。

 ラ・カヴァリーナと同様にほんとにパワフルな感じなのだが、親切にも食べ切れなかったパンは包んで持ち帰れるようにしてくれるのがありがたい。

 ヴォリュームに圧倒されつつも、おいしいのでどんどん食べてしまって危険(笑)。ついワインもすすみそうになる・・・。

 デザートは、ティラミス、濃い牛乳のジェラート、マチェドニア、胡桃のケーキの盛り合わせ。最後はきゅっとエスプレッソ

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lundi 14 juin 2010

ヴィエノワ

001  Sablés Viennois (サブレ・ヴィエノワ)を、ピエール・エルメのルセットで作る。

 先日久しぶりに見たエルメの本に載っていたのを、急に作りたくなって。ヴィエノワ・・・。どうして「ウィーン風」っていうのかなあ。

 パンの中でも、クロワッサンやブリオッシュなどを総称して、「ヴィエノワズリ」と言う。「ウィーン風のもの」といった意味か。シノワズリ、ジャポネズリ、とかと言葉ののつくりとしては同じかな。バターをふんだんに使ったものをウィーン風と称するのだろうか。よく知らない。003

 エルメのルセットは、卵白だけを使って作る。そのため、色白でさっくりと軽く、あっさりした感じの仕上がりと風味。おいしいねぇ。コーヒーによく合う。

 今日得た教訓は、ヴァニラビーンズはケチるな。と言うよりも今日は在庫が少なかったのだけれど、もっともっとヴァニラの粒々が見えるくらいに入れた方がおいしいと思う。

 それから、適切な大きさの道具を使うべし・・・。なんてことは当たり前のことなのだけれども、ついこれでいいかと、生クリームのパックのおまけで付いてくる使い捨ての絞り出し袋を使ってしまったのねぇ・・・(笑)。最初から、小さいなあとは思ったんだけど。当然、適切ではない大きさのものを使うと、使いにくいし、もともと下手な絞り出しがさらに下手になる、というわけだ。

 ふだん作らないから、絞り出しクッキーって楽しいかも?しかし絞り出しは要練習。

 なんてことをして遊んでいたら、そろそろキックオフの時間じゃないの。サッカー見ながらまた食べないようにしないと・・・(十中八九食べる)。

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samedi 12 juin 2010

栗ぎっしり

001  福知山の、足立音衛門から、「栗いっぱいのパウンドケーキ」を取り寄せてみた。

 小さいのにずっしりと重いので、試しに計ってみたら500グラムもあったのでびっくり。

 1台につき、栗を200グラムも使っているそう。

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 おお~。栗がほんとにぎっしり。ブランデーに漬け込んだ、和栗の渋皮付き栗納豆。

 和栗だからなのか、洋菓子なのにどことなく和菓子のような味がする。お砂糖が和三盆や上白糖、ということもあるのかな。生地は少し固めの、しっかりした造り。

 コーヒーともおいしかったけれど、ほうじ茶もよいかもしれない。

 栗がおいしい・・・。和風のマロングラッセといったところ。一切れで満足の、ぎゅっと密度の濃いお菓子だ。

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mercredi 09 juin 2010

シトロン・ブレ

 夕方、SUGAR TOOTH のオーナー、arinkoさんと、シトロン・ブレへ。シトロンの三店舗目は、串揚げとワインのお店。幅広い展開だなあ。串揚げだけかなと思っていたら、そうでもなく、シトロン・サレのフランス惣菜も、シトロン・シュクレのお菓子やデザートも食べられて、なかなか良いみたい。

 arinko さんとご一緒するのもこれで三回目で、一周年記念なんである(笑)。お菓子のことばかりではなく、「人」というものをよくわかっていらっしゃる方なので、お話がとてもおもしろい。

 暑い一日の終わり、まだ外は明るくて、最初はちょっと珍しい白のサングリアでのどをうるおす。003 005

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 ラタトゥイユエスカルゴとレンズ豆の煮込み

 ラタトゥイユは温かいののと冷たいのを選べるのだけれど、この料理は冷たいのの方が好き。

 エスカルゴとレンズ豆は食べたことのない組み合わせだったけど、よく合うみたい。エスカルゴも柔らかくて、味が染みた豆のちょっとざらっとしたででんぷんっぽい食感もよくて、とてもおいしかった。001

 串揚げにつけるための塩いろいろ。

 中国の塩、オリーブの塩、カレー風味の、フルール・ド・セル、ハイビスカス風味の五種類。

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 沖縄産のかぼちゃ、ソーセージと香草のクレープ巻き、牛肉のサルティンボッカ風

 赤ワインと醤油で煮たうずら卵、コーンクリームコロッケ、マンガリッツァ豚

 串揚げはちょっと変わったものがたくさんあって、選ぶのが楽しい。  007_2   

 ミュスカデ・セーヴル・エ・ネーヌ シュール・リ を一杯。

 すっきりしていて夏向き。

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 自家製鴨の燻製のサラダ

 これはシトロン・サレにもあったかも(しゃれではない)。キウィのヴィネグレットが甘酸っぱくておいしい。

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 しょうがとディルのさつま揚げ、きのこのクロックムッシュ風、エスカルゴ・ブルゴーニュ風

熱々のさつま揚げはふんわりしていてとてもおいしいもの。エスカルゴには香草バター。

 揚げ物って自分ですると、揚げているうちに食べてもないのにおなかがいっぱいになったりする(笑)。誰かに揚げてもらって食べるのっておいしいなあ・・・。  010_2

スペインはカタルーニャ地方のゲビュルツトラミネールを一杯。

 ・・・・・・?ゲビュルツなのにゲビュルツの香りと味がしないのはどうして???ボトルから席で注いでもらったので、他の人のグラスと取替え子ってことはないんだけど・・・?ほんとに不思議だ。011 013

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 ポム・フリット(マヨネーズ&ケチャップ)と、野菜のロースト アンチョビバターソース。バターとアンチョビの良い香り・・・。 012_3 

 ブルゴーニュ・ルージュを一杯。

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 最後に甘味は欠かせない。特にarinko さんとなら。

 わたしチョイスの、オレンジのアイスクリーム サングリアのソース。ううむ~。これおいしい~。サングリアにはオレンジの果汁も入るので、やっぱりよく合うみたい。ちょっと溶けて混ざったところがおいしいのはクリームソーダに似てたりして。

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 arinko さんチョイスの、フロマージュ・フィグ。いちじくのチーズケーキなのだけれど、これもまたおいしい!上に乗せたクランブルがさっくさく。今度はクランブルのケーキはどうですか?とさりげなくというかダイレクトにリクエストしてみる(笑)。

 最後はコーヒー

 お菓子の話でおもしろかったのは、今、三軒茶屋が熱いよ、という話と、フィユタージュ・ランヴェルセの話。たぶん食べたことはあるのだろうと思うけれど、自分で作ったことはないフィユタージュ・ランヴェルセ。ランヴェルセ(さかさま)という名前のとおり、デトランプをバターで包んで折るのだ。知らなかったけれど、これを始めたのは、ピエール・エルメなのだそうだ。技術力、というかこれはイノヴェーションなのだろうか。001_2

 おみやげにいただいたのは、とってもかわいらしいロゴが入った、SUGAR TOOTH のエコバック。ありがとうございます。お買い物のお供に使わせていただきますね。ロゴのarinkoさんは本当に本物の(?)arinko さんと似ていますよ。

 楽しいひとときをありがとうございました(^^)。

 

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mardi 08 juin 2010

あをによし

002  ならのみやこは さくはなの におうがごとく いまさかりなり。今、奈良には観光客がいっぱい。せんとくんもいっぱい。ううむ。何度見ても、ビミョーなキャラだ・・・。

 今日のお休みは、あおによし ならのみやこへおでかけ。30分に一本ある直通の近鉄特急に乗れば35分ほどと、奈良は近い。平城遷都1300年祭をやっていて、メイン会場の平城宮跡も電車からよく見える。

 着いてまずは、小西さくら通りにあるBEKKAN PIATTO(ベッカン ピアット)という小さなパスタのお店でお昼ごはん。スパゲティボロネーゼと小さな前菜(たこのポテトサラダ)。パスタのソースもサラダの味つけも甘すぎることなく、どちらも良い味かげん。

 今まで来たことはなかったが、小西さくら通りっておもしろいかも。ちょっと歩いてみることにする。お?せんとくんのオフィシャルショップが・・・。Cavqrlip

 バーマンズアイスクリームという、小さなアイスクリーム屋さんを発見。なんだかおいしそうで気になったので、デザートを食べることにした。バーマン(バーテンダー)とショコラティエがコラボでチョコレートとアイスクリームを作っているお店なのだそうだ。なのでチョコレートにはお酒がたっぷり、アイスクリームはノンアルコールながら、カクテル風な味のものを揃えてあるとか。くだいたチョコレートがたっぷり入ったのと、チャイナブルーという薄青くてきれいな色のをダブルで。チャイナブルーはグレープフルーツとライチのさわやかな風味に、ミルクの優しい風味が加わる。チョコレートは洋酒の効いたオトナ味。ほかのも食べたくなるくらいおいしかったので、また行こう。

 さて、奈良には食べ歩きに来たわけではなく、目的はこれだ。001  

 奈良国立博物館でやっている、「平城遷都一三○○年記念 大遣唐使展」。会期迫って、6月20日まで。今、遣唐使が熱い!・・・かどうかは知らないが、お正月にNHKで、「吉備真備」のドラマをやっていて、それがなかなかおもしろかったのね。

 新館と本館の両方を使って、展示品はかなりのヴォリューム。初公開の仏像や、これを逃したらなかなか見ることはできないのではないかと思われる国宝がたくさんある。新館から本館へと繋がる、地下回廊で上映されている展示映像も興味深くて、しっかり見てしまう。

 展示品の最初は、「和銅開珎」。エースコインと違いますよ?ほんまものです。お!教科書で見た!と、狙っているかのようなインパクト。この貨幣、現存するものは少ないのだそうだ。

 よかった展示品はたくさんあったのだが、とりわけおもしろかったのはやはり「吉備大臣入唐絵巻」(きびだいじんにっとうえまき)だろう。これは、平安時代に書かれたもので、昭和7年にボストン美術館に渡って、幻の国宝とさえ言われているもの。日本に帰ってきたのは、実に27年ぶりだと言う。

 吉備大臣というのは吉備真備(きびのまきび)のこと。大変優秀な人で、在唐18年。遣唐使の任務をよく果たし、日本の制度や文化の発展に大きな貢献をしたという。

 この絵巻、英語では、Mnister Kibi's Adventure と言うようだ。「吉備大臣の冒険」?!でもまさにそっちの呼び方の方がぴったりくるような、おもしろさ。

 どんだけ脚色してあるねん(笑)。地下回廊で、デジタル映像でお話を語って聞かせてくれるのでぜひ聞いてみてください。

 吉備大臣は非常に優秀だという前評判から、唐に着くなりいきなり唐の役人にとらえられて、高楼に幽閉(!?)。その夜、幽閉の身の彼のもとを鬼が訪ねる。その鬼の正体は、なんと阿倍仲麻呂(え~!?)。同じように幽閉されて餓死して鬼となったと言う。唐の人々が吉備大臣にいろいろと無理難題を出してくるので、力になりたいと言う。

 そのとおり、難しい文章を解釈させて恥をかかそうとしたり、碁の名人と菖蒲させて負けたら殺すとか言われるのだが、すっかりスパイ兼パシリとなった鬼の助けを借りつつ、空を飛んで、出題される問題を夜の間に宮殿へ盗みに行ったり、碁の勝負では相手の名人の碁石を一つ飲み込んだり、え~、そんな手を使っていいんですか吉備大臣??と聞きたくなるような荒業で難局を乗り切っていくのだった・・・。

 まあ、このお話は、吉備真備が非常に優秀であったということと、中国と国交がなかった院政期に描かれたものだということで、好き勝手におもしろく描けた、ということでしょうな。

 吉備真備は、18年を唐で過ごして帰国。その後も華々しく活躍したけれど、そうではない人もたくさんいた。ミニスター キビズ アドヴェンチャーでは鬼となっている阿倍仲麻呂もそんな一人だろう。あまのはら ふりさけみれば かすがなる・・・ってね。切ないね。

 井真成(いしんせい)。こんな人がいたことをわたしはまったく知らなかった。つい6年前まで、そういう人がいたことは日本人も、他の国の人も誰も知らなかった。6年前に彼の墓誌が中国で見つかったのである。

 彼は留学生(るがくしょう)。その頭脳も、人柄も、立ち居振る舞いも、すべてにおいて優れ、唐の人々の人望も篤かった。ところが、帰国を目前に控えたある年の正月、寮で急死。享年36歳。季節柄、インフルエンザにでもかかったのだろうか・・・。

 その死は、皇帝にも悼まれ、礼に従って丁重に葬られる。その墓誌の最後には、「彼の体は異国の地に埋もれたが、その魂が故郷に帰ることを願うばかりである」と書かれていた。

 霊仙(りょうぜん)。興福寺の僧。最澄や空海と共に入唐する。その優秀さゆえに、「三蔵」とさえ呼ばれた高僧。唐の皇帝の信任厚く、なかなか帰国できないでいるうちに政情が不安定になり、やがて厳しい仏教弾圧に遭う。長安を逃れ、密教の聖地、五台山へ逃れるも、その地で何者かによって薬殺(!)。もし無事に帰国できていれば、最澄・空海と並ぶ、第三の僧。日本の仏教地図は今と違っていたかもしれない。

 なんだかねぇ・・・。帰れなかった人に強い思いを持ってしまうな・・・。

 延暦寺蔵の、国宝 伝教大師将来目録。これは見たかったのに、展示期間を過ぎていて見られなくて残念だった。以前、「天台の至宝展」で見ているのだが、密かにわたしの萌え史料なのである。

 航海の安全を願うなら、住吉の神様か、宗像三女神に祈願せねば、と現代人のわたしですら思いつく。当然遣唐使船の人々もそうしていた。北方ルート、南方ルートそれぞれの通過地点の島などで、祭祀のための道具が出土していた。唐三彩の美しいふた付きの壺には何が入れられていたのかが気になって、解説ボランティアの方に尋ねてみたが、そこまでは明らかではないようだった。気になる。

 皆、帰って来られればよかったよね・・・。

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lundi 07 juin 2010

夏の準備

 平和な月曜日。曇り空で蒸し暑く、そろそろ梅雨なのかな。今年の課題図書の取り扱いについての通達などが来る。今年もそろそろ夏休みの課題図書の準備を始める季節になった。早いなあ。夏はもうすぐだ。会議や研修で、外に出ることも多くて、6月はけっこう忙しいかもね?とカレンダーを見て思いつつ、さくさくと仕事を片付ける。我が職場のすばらしいところは、ボスやサブボスとの意思の疎通がとてもスムーズなところ。瞬速。おかげで仕事が非常にはかどる。

 午前中の早い時間に、さっちゃんご来館。お久しぶり~。今日はちょっと顔を見に来ただけ、と、忙しい中来てくれたのである。おみやげに、ミディ・アプレミディのクッキーをいただいた。またゆっくり会いましょう。

 夕方、買い物をしてから帰宅。自転車なので、暑いとけっこうのどがかわく。001

 そんなこともあろうかと、朝から冷やしておいた、マルセル・ダイスのアルザス 2007。名前のとおり、ピノ・ブラン、リースリング、ゲビュルツトラミネール、ピノ・グリなどのアルザス品種が、きら星のごとくブレンドされたワイン。暑い日の夕方、まだ日があるうちに飲むのにいい感じのワインである。かわいたのどに心地よくて、ついグラスを重ねてしまう。

 先日の試飲会で、ロワールは夏のワインです、とおっしゃっていたけれど、わたしはアルザスのワインの方が夏のイメージが強い。

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 チーズはガレ・ド・ロワール。クリームを添加した牛乳製のウォッシュなのだけれど、水で洗ってあるので、想像するようなウォッシュの強い香りはなく、どこまでもやさしくクリーミィ。

 しばらく室温においた方がさらにクリーム感が出ておいしい。周りのとろ~っとしたところが最高。

 結局グラス3杯も飲んでしまった酔っ払いの体に鞭打ち、後片付けや明日の家事の段取りなど。わたしって働き者ですか?003

 その後は、アイスコーヒーと共に、ミディのクッキー。紅茶のディアマンマーブルクッキー。どちらも軽くてさっくさく。クッキーというのはシンプルなのに、と言うか、ゆえにと言うか、同じ材料でもおいしいものはほんとにおいしいし、そうでないものは閉口するくらいあれなものだ。

 さくさく、さくさく、ああ、これは危険・・・。

 密林から届いた本を吟味したり、児童書を一冊読んだりしていると、知らないうちに遅い時間になっていた。

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samedi 05 juin 2010

ロワールワインツアー

 ロワールワイン巡りの旅@ワイングロッサリーに参加。

 パリからナントまでTGVで快適な旅。ナントは海に開けた町なので交易が盛んで、商業で栄えた町であり、歴史にもよく登場する町。ガイドさんのお話にも出た「ナントの勅令」。この辺りの歴史を思えば、いつも「血みどろ」という言葉を思い出すんだなあ。。宗教恐るべし。

 最初のワインは、ドメーヌ・セシェ ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・クロ・デ・ブルギニヨン 2007。しっかりしたミュスカデ。ミュスカデは古名をムロン・ド・ブルゴーニュと言った。その昔、ロワール地方がひどい天候不順でぶどうが枯れたときに、移植され、この土地でよく育てられるようになったのだとか。

 有名なお城をいくつか見ながら、バスで東へと移動。目的地サンセールは、フランスの真ん中辺りに位置するのだそう。京都で言うなら六角堂のへそ石に当たるか(違う?)。

 エティエンヌ・ドールニー サンセール・クロ・ド・ショードネイ 2007

 あまり自分で選んでは飲むことの少ないソーヴィニヨン・ブラン。これはかなりミネラル。

 アンリ・ブルジョワ サンセール ブルジョワーズ・ルージュ 2006

 サンセールの赤はピノノワール。でも寒いところの赤らしく色は薄め。強力ではなさそうだけれども、感じのいい香りのピノノワール。

 あと、サンセールには日本にはあまり入ってきていないのだけれども、ロゼがあるそうで、これもピノノワールでできているそう。

 ロワールの名物は、川魚。日本にいるのかいないのかわからないけれど、弱い釣り糸では釣り上げられないくらい大きな魚がいるらしい。ロワールご出身のゲスト、日仏学館の副館長さんの談。魚によく合う、ブールブランソース。クラシックでおいしいソースだと思う。あとは、キャラメリゼされたりんごがおいしい、タルトタタン。

 間に、チーズを二種類。シェーブルの、セル・シュール・セール。いつも詰まって言えない。それから、牛乳製のやさしいミルキィな、水で洗ったウォッシュ、ガレ・ド・ロワール。どちらも好き。

 ベルナール・ボードリー・シノン・ラ・クロワ・ボワセ 2006

 シノンは有名。でも実はあんまり飲んだことがない。けっこう偏ってるのかな、わたし・・。これはカベルネ・フラン。ちょっとピーマンの香りがする品種だというお話。う~ん、ピーマンか・・・。今度飲むときも頑張って香りを探そう。

 ソーヴィオン コトー・デュ・レイヨン 2007

 シュナン・ブランの甘口。シュナン・ブランというのは、非常に長熟な品種であり、このぶどうからできるワインの味わいは多種多様。わたしは熟成したシュナン・ブランが大好きだけれども、甘口もなんともおいしいこと。

 ここからは有料試飲。

 ドメーヌ・ディディエ・ダグノー ブラン・フュメ・ド・プイィ 2007

 すごい髪型のダグノーさんは、2008年に飛行機事故で亡くなった。いろんな意味でこの地方「名物」の作り手さんであっただけに残念だ。抜栓して一昼夜。まだまだ。強力に酸っぱい!!おいしいんだけど、もちろん。

 ドメーヌ・ユエ・レシャンソン ヴーヴレイ・ル・クロ・デュ・ブール 2007

 おいしいですね~、と一本購入。長いこと置いておこうと思ってもすぐ飲んでしまうんだろうなあ・・・。

 あっという間に旅から帰還。お話を聞きながらワインを味わうのってほんとに楽しい。実際にもこんな旅ができたらいいなあ・・・。

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jeudi 03 juin 2010

ワゴン攻め

 親友・小豆のお誕生日会を、ヴィ・ザ・ヴィにて。思えば小豆とのお付き合いも長く、言い尽くせないほどの気持ちがあるのだが、一言で言うなら、とにかく「有り難い」のである。今年もおいしい料理とワインで一緒にお祝いができて本当によかった。記念写真を撮ってくれたりといううれしいサービスもあって、特別な気分が盛り上がる。

 ヴィ・ザ・ヴィは隠し扉(笑)の向こうの小さな空間で、なんとなく落ち着けるような気がする。お祝いなので、最初はやはりシャンパーニュ(たしか、ビルカール・サルモンだったかな?)で乾杯。お誕生日おめでとう!

 前菜の前に、アミューズがいくつか出されるとか。001

 フィナンシェに乗せた帆立貝柱のタルタル

 青豆のムース

 ムースが乗っているのは、じゃがいもでできた器。食用可(笑)。タルタルの台のフィナンシェは、塩味なのかと思ったら、本当にお菓子のフィナンシェだった。ちょっと不思議な感じ・・・。002

 フォアグラのコロッケ 砕いたナッツ ヴァニュルスのソース いちじくのコンフィチュール デトロイト

 「デトロイト」というのは、メタルシティではなく、コンフィチュールの上にちょこんと乗った葉野菜の名前。ついいらんことを言いたくなる名前は困る。

 小さくてもフォアグラのぎゅっと詰まったフォアグラの風味。ヴァニュルスの少し甘いソースとよく合う。003

 卵の殻の中身は・・・?

 とろっと半熟の濃い卵黄、あさつきと胡椒、ヴィネガー風味の少し酸っぱいクリーム、仕上げはティースプーン一杯ほどのメイプルシロップ

 卵黄がおいしいことはもちろん、甘味、酸味、スパイスが混じり合って、これまた不思議な味わい。

 ここまでがアミューズと言うけれど、実際はもう「前菜」ですよねぇ。  005_2    

 アトランティックサーモンと真鯛 ディルの香り キャヴィア/雲丹/胡瓜

 まあ、なんときれいな・・・。サーモンと鯛の薄切りを交互にテリーヌ型に重ね入れて、半分の幅に切って縦に繋げて長くした、という根気のいりそうな料理。上の胡瓜の淡いグリーンも爽やかで、透明感があって夏を感じさせる。キャヴィアも美味。  006_3

 ワインは、ニコラ・ジョリィ サヴニエール クレ・ド・セラン 2004

 熟成シュナンブランは、好物と言っても過言ではありますまい・・・(笑)。中国茶と見まごうばかりの濃い色あい。最初からかなりよい香りを放つのだが、ソムリエさんによると、まだ閉じ気味とか。たしかにゆっくり飲んでいくうちに、どんどんどんどん「濃さ」が増していく感じ。香りと旨み。最後の方は酒石酸がきらきら。007

 ドンブ産グルヌイユ アイユ風味パネ ハーブの軽いジュ

 ドンブ地方は沼地が多い。故に(なのか?)蛙の産地。さくっとした衣に包まれたのと、ほうれん草に包まれたの。白いのがにんにく風味のソース。手でつまんで食べる。おいしいなあ・・・。

 小さいから当たり前だけど、蛙の骨って細いなあ・・・。つまんで見てたら、なんとなく鳥の骨格図鑑を思い出した。  008

 五島列島の一本釣り 平鱸 胡麻風味 もやし/柑橘/ターメリック

 オリエンタルな一皿。低温調理された鱸はとてもジューシー。胡麻の香ばしさ、柑橘の酸味、ターメリックの泡の香りとカレー色(笑)。添えられた柑橘のマルムラードがおいしい。もやしにはズッキーニの皮が混ぜてあった。  009_2  

 北海道・北見町産 乳飲み仔羊100分低温グリヤード カルダモンが香る凝乳 軽いジュ

 付け合せは鴨のフォアグラ アスパラガス、間引き人参

 凝乳はたしか山羊乳だったかな。添えてあるのはぶどうのチャツネ?白い花は食用で、大根とかんらん(キャベツ)を掛け合わせた、「京らふらん」???だったか、そんな雰囲気の名前だった。わざわざ調べて教えてくれはったのに、すみません。忘れました・・・。調べるのはわたしらの仕事やのに・・・(笑)。

 むちゃくちゃおいしいですこれ・・・。お肉の柔らかさ、羊の香り・・。フォアグラとクレ・ド・セランもよく合うし・・・。強いので羊にだって負けていない。

 パンエシレのバター

 メインまで終了。しかしここからが長いのである。デザートのコース。010 011

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. 第一のワゴ~ン、熟成した農家産 フロマージュ。いや~、圧巻!チーズ好きなら、これだけでもこの店に来る値打ちはあると思われる。ハード、白かび、青かび、フレッシュ(ブロッチュがあった)、ウォッシュ、シェーブルにブルピ、と何でもござれ。熟成具合がすごい・・・。基本二人とも、山羊まっしぐらで、たいてい白かびは無視される運命・・・。012

 悩みに悩んで選んだのは、

 左、9時に位置から時計回りに、クロタン・ド・シャビニョル、山羊の何か(名前を失念)、サントモール・ド・トゥーレーヌで、ここまで山羊3種。ウォッシュ行きまして、ショーム。羊も食べます。とろっとろになったフルール・ド・マキ表面が灰まぶしになった柔らかい青かび(名前を失念)。添えたのはドライフルーツ入りのパン。クレ・ド・セランは白ワインなのにやっぱりこれにも負けません。 013_5   

 エグゾティックフルーツ ミネストローヌ バジルの香り

 上に乗っているのはココナッツのアイスクリーム。チーズの後の口に、バジル風味のシロップと果物がさわやかでおいしくてねぇ・・・。

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 ピュアカライブ ショコラ グリオット・チェリーのフォンダン

 赤いのはチェリーのソース。ムースの中にもグリオットがぽこぽこ隠れていて楽しい。甘味を抑え、カカオの苦味を生かしたオトナ味。

 ふつうだったらここでデザートも終わると思う。しかし!!

 第二のワゴ~ン、「シャリオに乗せた季節のデセール・フルーツの数々・・・」。016 017

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 これはけっこう覚えているかも。抹茶のスフレチーズケーキ、ルバーブのタルト、パイナップルのタルト、ベリーのムース、ナッツのケーキ(マルジョレーヌみたいなの)、チェダーチーズの焼き菓子。ガトー・ショコラ・クラシック、オレンジのジュレ、クレームカラメル、ソースが二種類。練乳のクリーム入りの苺のムース。白い器の中は見えなかったけれど、フルーツが。他には、銀の入れ物に、ヴァニラのアイスクリーム、キャラメルのアイスクリーム、ココナッツのアイスクリーム。

 全種類制覇した人はいます?と聞いてみたら、いらっしゃる、とのこと。ぬぁに~、と思ったがかなりおなかはいっぱいだしそれは無理。別腹にも限界というものがあるのだ。   018_2

 ヴァニラのアイスクリーム、キャラメルのアイスクリーム、ルバーブのタルト、練乳クリーム入りの苺のムース

 ううむ。アイスクリームが不思議なほどするすると別腹に納まって行くわ・・・(笑)。

 しかしこれで終わりではなかった。

 第三のワゴ~ン、お茶菓子。  019_2

 これもほぼ完璧に覚えています。

 アーモンドのチュイル、パレ・オ・レザン 赤い実のマカロン、シンプルなガナッシュのショコラ、クリームを詰めたシュー、オレンジのパート・ド・フリュイ、柚子のギモーヴ、塩キャラメル。

 どれもほんとにおいしそう・・・。   020_2  

 え?! 振り出しに戻る・・・??

 これは一人一個、デフォルトで配られた。

 卵の中にはとろ~りとしたチョコレートのクリーム。その上には柔らかい生クリーム。

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 もう、選ぶのも食べるのも渾身(笑)。

 厳選のチョイス。柚子のギモーヴ(香りがよくて大変美味)、オレンジのパート・ド・フリュイ(これもいい!)ショコラマカロン、串にさしたかわいいのが、塩キャラメル。とても柔らかいキャラメルの中に、粒々の塩。

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 コーヒーを飲みつつ、約4時間の食事を振り返ったりする。

 長く、おいしい旅路でございました(笑)。

 特別な日だもんねっ♪

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mercredi 02 juin 2010

iPad

001  ずっとこんなのがほしいと思っていた。

 特に冬。わたしのPCはノートではないので、ちょっとメールをチェックして返事を書いたり、ブログの読み書きをするだけでも、いちいち寒い寒いパソコン部屋に行かなければならないのがいやで仕方がなかった。

 暖かい部屋で、こたつに入ったまんまいろんなことができたらいいのになあ・・・とずっと思っていた。またPCは立ち上げに時間がかかるので朝の出勤前に、さくっと上記のようなことができれば・・・とか。じゃあノートにすれば?と言われてもやっぱりデスクトップの方が作業がしやすいからPCはデスクトップが好きなのだ。

 まあ、そういうずぼらで寒がりのわたしに神様がプレゼントしてくれたような製品がこれなのだ(笑)。

 でもほんとに不思議だよね、これ。どんな仕組みになっているんだろう。画面はつるっつるでほんとにきれい。タッチも、一昔前の、もぎゅっと押さなければならない感じのものではなくて、羽のような軽いタッチでも即座に反応。

 キーボードも、大量に何かを書くとか、スピードを求める人は別売りのキーボードを買った方が良いと思うけれど、画面上に出るキーボードは、思ったよりも使いやすい。

 起動も、テレビ並みのスピード。スイッチ入れてロック解除して、画面上のボタンの一触れで即座にメールチェックができたり、必要なサイトが見られたり。ああ、便利。ついつい、ごはんを食べながらやってしまったりするので、お行儀が悪くなっていけないなあ、と思う。

 本は・・・。う~ん、どうかなあ。一応電子書籍を読むためのアプリは無料だしダウンロードしたけれど・・・。けっこう無料の本もあるのだけれど、英語の本ばっかりです。わたしはあんまりいらないなあ・・・。

 試しに1冊だけダウンロードしてみると、ページのめくり心地は独特で、なんとなくくせになりそう(笑)。これから先、日本語の書籍がたくさん出てきたらどうかな。今すぐに見たい、読みたいんだ~っていう場合はダウンロードするかも。長時間は読んでないので、目の疲れ具合は紙の本に比べてどうかはまだわからない。

 iTune store には、たくさんのアプリが売られているみたい。無料のもちょこちょこある。画面が鍵盤楽器になるアプリはちょっとおもしろかった。

 説明書は入っていません。でも、どうするんだろうなあ・・・と思いつつさわっているとある程度のことができるようになるのは携帯電話といっしょです。

 職場とか、ふだん出かけるときに持ち歩こうとはわたしは思わないけれど、旅行に行くときは持って行ったら便利だと思う。

 そうそう、一つ残念なのは、写真は別売りのSDカードリーダー(?)だったか、そんな名前の部品(?)を買わないと、取り込めない。その部品は人気があって品切れ中で、入荷予定もわからないのだそうだ。

 昨日、手にしていろいろといじっていると、父親が来て、「そんなん買うたん?中国製の安いやつ?」と聞く。ほんまもんやっちゅうねん(笑)。

 父親が、これが何か知っているということがまずもって驚きだったのだが、考えれば、こういうものはお年寄りが持つのにとてもよいものではないだろうか。

 たとえばですよ。一人暮らしのお年寄りが、これを持ってツイッターで一日何回かつぶやく、と。すると離れた場所にいる息子や娘は、老親の無事がわかって安心・・・とか。

 父親もGoogle map などを見ておもしろがったりしていたのだが、自分で持っていろいろ使ってみようとは思わないようだ。こういう道具って、高齢化社会に有益だと思うのに、もったいないなあ。人にもよるけれど、お年寄りは新しい「機械」が嫌いね。携帯電話も「携帯」しないような父親だ。

 iPad 買った人は何に使っているのかな。何に使おうと思って買ったのかな。楽しい使い方、教えてください。

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