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mardi 30 mars 2010

上賀茂の月

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 何年か前にお昼にうかがってから、夜にも来たいねぇ・・・と言いつつも、あっと言う間に人気店になったこととその遠さ故、なかなか行けないでいた秋山に小豆と再訪。

 さすがにこの辺りまで来ると、市内中心部よりも気温が明らかに低い。でも庭の桜は既に満開。

 待合に通され、暖かい柚子酒を一杯いただく。

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 最初のお酒は、すっきり系で。山形の大山。冷たい間もおいしいが、温度が上がってくると丸みが出てそれもまた良し。

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 春キャベツ・ブロッコリー・うど・このこの暖かいあんかけ。ブロッコリーの軸のすり流し(?)

 暖かいとろみがほっこりさせてくれる、やさしいお料理。でもやさしいだけじゃない(笑)。ブロッコリーに乗ったこのこが、お酒を勧めてくる料理でもある・・・。

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 チューリップのお椀?!・・・そんなわけないでしょ!・・の突っ込みにより、橘の花の図案だということが判明。

 洛西のたけのこのしんじょ・桜鱒・わかめのお椀。さくさくのたけのこの歯ざわりと香りが新鮮な春の息吹を感じさせる。しんじょの塩加減がジャスト。   008_2    

 ちぬ・あなごの細造りルッコラ和え・鯖の細造りすぐき和え

 お醤油と藻塩を好みでつけて食べる。飾りはすぐきの花と椿の葉。椿はさすがに無理だけれども、すぐきの花は食用。食べるとやはりアブラナ科に共通のはっきりした風味がある。

 工夫を凝らしたお造り。穴子のルッコラ和えは塩とオリーブオイルでもかければ、そのままイタリアンになりそう。すだちと藻塩で食べるのがおいしかった。

 焼くや藻塩の身もこがれつつ、と定家に歌われた藻塩。かなりの伝統製法と見た・・・。この歌に歌われた「来ぬ人」って、恋人ではなくて(実はそうかもしれないけど)、後鳥羽上皇だっていう説もあるんだよね~。古い歌というのは何ゆえ妄想を掻き立てるのか・・・(笑)。009

 あなごの焼き霜

 ティエッドな温度がおいし~♪

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 次は旨み系のお酒。滋賀県は新旭の不老泉。飲み口は甘味が強いと感じる。二重三重の旨みがあるような肉厚なお酒。

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 黒米のおかゆ

 中には生麩やたけのこ、黒豆。お米の粒はまったくなくて、なめらかなスープのよう。

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 光が足りなくて写真がきれいに取れていないのが残念なのだけれど、爽やかな青竹に盛られた4種の酒肴。どれも春の草が使われている。ご主人自ら摘みに行かれるのだとか。秋山さんのお料理って、さあ、お酒を飲んでくださいね・・・といったお料理ばかり(笑)。

 琵琶湖の稚鮎とはこべら、みる貝(だったっけ?)となずな、羅臼のうにと白菜の花、つくしや干し柿の白和え

 あ、七草粥の味だ~♪。君がため、春の野に出でて若菜摘む・・・。もうひとつこの季節感が今までわからないでいたのだけれど、若菜を摘んでいるときに雪が降っても、まあおかしくもないかな、と、昨日今日の天候を見て思った。御陵辺りの桜はいつ頃に見頃になるかなあ・・・。018

 クロエビのからあげ

 写真を撮り忘れたけれど、この前くらいに、なんとか貝のなんとかしょうゆ焼き(・・・ってわけわからんな)という香ばしくておいしい酒肴が少し出された。なんとか醤油は魚醤の一種だそうだ。

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 鹿の焼物と西瓜の奈良漬け、鹿の味噌煮込み・あぶった生湯葉と金時にんじん

 どちらも味わい深い。味噌煮込みのほうはシチューのようなこくがある。肉はほろほろになるくらい柔らかくなっても、鹿独特の味わいがある。鹿というとつい赤ワインが飲みたくなるものだが、これはジャスト日本酒だ。021  

 鴨のおだしの葱にゅうめん

 太くて立派な鷹ヶ峰葱に、旨みが染み出る鴨のつくね。原了閣の黒七味をぴりっと効かせて。つくねおいしいです・・・。

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 最後に少しだけ出してもらったのは、伏見の招徳。女性の杜氏さんが作っているお酒なのだとか。これも濃厚旨み系。

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 ごはんと共に出される鍋物。

 子持ちの舌平目、豆腐、たけのこ、美山のごぼうにたっぷりの芹

 子持ちの舌平目なんて初めて食べた。子も上品なお味。たけのこもごぼうも、それぞれにおいしい。芹はきれいにそうじされた根も入って、香りが爽やか。

 土鍋で炊いたごはんはつやつやでとてもおいしい。お代わりはぱりぱりのおこげを塩で食べる。お漬物は大根、日野菜(?)のほかにつくしも。024

 でこぽんと朝摘みいちご

 両方とも甘くてジューシー。いちごもご主人が摘みに行かれるとか。甘い完熟いちごの見分け方を教えていただいた。赤いのが良いわけではないというのは意外。

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 待合に席を移してお抹茶とお菓子をいただく。

 金柑を練り込んだ酒かすの餡の焼き最中お抹茶はご主人が一杯ずつ点てて下さった。気さくなお人柄らしいご主人(笑)。

 帰りは場所がら皆さん、タクシーを呼んでもらって帰られるよう。わたしたちはあくまで徒歩。いつでも徒歩。食べた分は動かねば。おかげできれいな月が見られた。

 今日の月はブルームーン。今月二回目の満月だ。月が青いかどうかは別として、めったに起こらないことには違いない。見ると幸せになれるそうな・・・。

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lundi 29 mars 2010

舞うは雪花

 桜花舞う頃に雪花舞う。外は真冬の寒さ。誰も気付いていないだけで、本当は密かに氷河期に入っているのかも・・・。心弱りが加速する。春なのに、春なのに、ため息また一つ・・・。

 『「お客様」がやかましい』(ちくまプリマー新書) 森 真一/著 筑摩書房 2010年 を読む。卓見だ・・・。日頃から世にはびこる「過剰さ」を苦々しく思っていたのだが、それをこんなに明確に論じる社会学の先生がおられたとは・・・。内田樹先生も、以前から、教育の商品化の害悪について書いておられて、そちらも大きく頷きながら読んだのであるが、森先生は教育の問題も含めて、社会に広く蔓延する「お客様」社会の害悪を指摘されている。こういう人がいてよかった。わたしは常々、病院の窓口などで「○○様」と呼ばれるたびに、「もうええっちゅうねん・・・」と思うほど、こういった類の過剰さに辟易としているのだ。

 横なぐりの雪の中を帰宅。だし巻きが食べたくなって作ってみるも、いつものとおり、のつくへたくそで、だし巻きとも言えないくらいの巻いてなさ。お箸だけでちゃんと巻けないのである。こんなに不器用なのは誰に似たのだろう。笑けてきたので、つい写メを送ってしまった(笑)。

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dimanche 28 mars 2010

ワインフェスティバル

 開きかけた桜の花もびっくりするような寒い日曜日、ワイングロッサリーのイベント、京都ワインフェスティバルにOさん(仮名)、かもめさんと共に参加。約100種類ものワインが一同に会し、気軽にいろいろなワインの試飲が楽しめるということで楽しみにしていた。

 1時半頃に会場に着くと、既に盛況で、ワインラヴァーの熱気がすごい。圧倒されながらもリストを見ながらぼちぼち始動。Fさんご夫妻、お久しぶりのごうやんさん、後にはPICARLEさんにもお会いして、また、挨拶に回られる社長さんやまさきこさんや持ち場で奮闘中のスタッフの方ともおしゃべりしつつテイスティンググラスを傾ける。

 隣の会場にはチーズ販売があって、FシェフとマダムOが、大きなモンドールとパルミジャーノ・レッジャーノのサーヴに奮闘中。わたしたちも早速一皿いただいて、ちょっとブッフェ・パーティーのような感じになる。近くには生ハムやボッタルガの試食。骨付きをそいでもらう生ハムがおいしい。

 いくら少しの試飲の量とは言っても、そんなに多種類は飲めないので、どれをいただくかリストとにらめっこ。シャンパーニュ、白、赤、極甘とバランスよく飲んでいった。

 一部、有名・高級ワインの有料試飲もあり。たまたまお話をした方は、DRCの試飲に一時間並びましたと言っておられた。すごいなあ・・・。

 どのワインもおいしかった。もちろん味を知ってて、好きだからいただいものも多いから当たり前か(笑)。

 初めて飲んでみて、気に入ったりおもしろかったりしたのは、以下のとおり。

 トリンバックのピノグリ・レゼルブ”ペルソネル”。ピノグリうまいか~??とFさんに言われたりしたけど(笑)、もともとアルザス品種は好物ですので・・・。

 メゾン・ドゥ・モンティーユ オークセー・デュレス2006。ジャン・ミッシェル・ジュラン コート・ロティ レ・グラン・プラス1998、おいしいシラーだったなあ・・。

 ちょっとびっくり、ヴィンテージ1968の鳥居平今村の赤。40年熟成して若干養命酒感が・・・(笑)。珍しい赤のスパークリング、ドリームタイム・パス スパークリング レッド(シラーズ)。オーストラリアには赤の発泡酒はわりと飲まれるのだそう。意外に甘い。ガツンと来る濃さにびっくり、ケイ・ヴィントナーズ シラー モリソン レーン2007。この作り手(ハードロッカー風)さんだったら、わたしはスカルの方が好みかな。

 いろいろなワインを味わってみられる機会はプロでもなければ、そうあるものではないので、興味深く、楽しいイベントだった。ありがとうございました(^^)。 

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samedi 27 mars 2010

百菓之図

 いつものように忙しい土曜日。とにかく人が多い。

 勤務先の図書館のカウンターの上には、ユニット折り紙の多面体がいくつか飾られているのだが、今日はそれに目を留めた人が、自分も作ってみたいと言って来た。お教室はできないものの、ここぞとばかりに754の書架に案内して本を紹介すると、喜んで何冊か借りていってくれた。こういうときはとてもうれしい。

 どこの公共図書館でも、カウンター周りにけっこう飾りが多かったりするものだが、だてに飾ってあるのではないのだよ。売り上げ貢献(笑)。折り紙や手芸の本から、何かちょっとしたものを作って飾っておくのは効果的な本の紹介の仕方だ。出来上がったものを見ると、人はちょっと自分も作ってみたくなるらしい。わたしも趣味を兼ねて、昔はクッキーのクリスマスリースを作って飾って、クリスマスやお菓子の本の紹介をしていたこともあったのだが、食べ物系は今は難しいかも。製作の労はいとわないのだが・・・。

 お昼頃、マダムUがkちゃんと共にご来館。長崎みやげの珍しいお菓子をいろいろといただいた。002 Ca7zea53         

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平戸の蔦屋という御菓子司の、花かすていら。シナモン風味のふんわりしたカステラの中にはなめらかな漉し餡が入っている。ほのかなシナモンの香りも心地よく、おいしいお菓子だ。

 帯に書いてある「平戸百菓之図―復元菓子」の文字が目にとまり、興味をひかれて調べてみる。調べるのが好きだからこの仕事をしているのか、この仕事をしているから調べるのが好きになったのか、今となってはわからないが、ともかく調べ好きなのである・・・。

 「百菓之図」とは、平戸藩主の松浦家に伝わる100種類のお菓子のルセットを記した本なのだそうだ。1841年(天保12年)に当時の藩主松浦熙が着想し、1845年(弘化2年)に本が完成。後、一冊ずつが平戸藩の御用菓子司であった蔦屋と堺屋の二店に下賜されたという。

 時を経て現代、松浦家の41代当主によって「百菓之図」が公開され、当時のお菓子が復元されたということなのだそうだ。「百菓之図」、現物見たいねぇ・・・。虎屋の絵図帳みたいな感じなのかなあ・・・。003

 同じく蔦屋のカスドース。歴史のある南蛮菓子の一つで、前述の「百菓之図」にも載っているらしい。

 カスドース・・・。名前だけは知ってはいたが、見たのも食べたのも初めてだ。カステラに卵黄を付けて、熱いシロップの中に入れて火を通し、グラニュー糖をまぶす、という工程で作るようだ。見た目は強烈に甘そうだが、実際に食べると案外あっさりとしており、卵臭さも感じない。

 卵黄とシロップ。同じ南蛮菓子である鶏卵素麺と同じような趣の、当時は斬新な、今ではちょっと古風なお菓子なのである。

 その他にいただいた珍しいもの。   001_2

 ド・ロさまそうめん

 ド・ロさまって誰よ・・・?パッケージに描かれたひげの人~。

 裏に説明書き。ド・ロさまとは、明治12年に外海町出津の里に赴任した、パリー外国宣教会のマルコ・マリ・ド・ロ神父のこと。彼は当時の貧しい村人の生活を向上させ、自立する力を身につけさせようと、故国フランス産の小麦粉を原料に、落花生油を引き油として用いる独特のそうめんの製法を考案したらしい。

 しかしなぜにそうめん・・・??原型は西洋風のパスタだったのでは?という気もしないではないが、ともあれド・ロさまそうめんだ。落花生油の風味が特徴なのだそうだ。未食であるが、なんだか楽しみなのである。

 マダムU、珍しく、調べ欲を刺激するおみやげをいろいろありがとうございました(^^)。狙ってましたか(笑)。

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jeudi 25 mars 2010

桜のコーヒー、桜のロール

 目が覚めたら8時。ひ~、寝坊した~!!遅番なので遅刻はしないものの、出勤前に昼夜二食を準備しなければならないので時間がないことに変わりはない。慌てて起きて朝昼夜の三食の準備を同時進行。合間に残っていたクレープ生地を焼いてバターとお砂糖で食す。残り物や常備菜なども合わせてやっつけ仕事、あれ?いつもより余裕かも?やればできるやん。

 今日で三日も降り続く冷たい雨。こんなことは梅雨でもないのに珍しい。悪天候にもかかわらず、やっぱり図書館は忙しかった。

 忙しさがピークに達した午後3時頃、何もかもが自分の要求通りになると思っているモンスター利用者来館。相貸がらみのことだったので、担当者は激怒、わたしも開いた口がふさがらない。近年、ほんとにこういう勘違いな人が増えた。思うに、過剰に「お客」にへりくだる昨今の世の中の風潮がこういう人々を増長させるのだろう。学校現場でも勘違いな親の増加が著しいというが、世も末だな。Cao9de95

 今日のおやつは、たまたま寄ったデパートに出店していた菓子職人純生ロール(何度も書くが、どうもこのネーミングはどうかと思う・・・)の。季節限定のフレーバー。桜風味のクリームと小豆クリームのダブル技で、少し和菓子風。このお店の桜ものはおいしいと思う。桜のシューなんかも大好きなのだけれど、西院の本店に行けば売っているかなあ?

 さらに桜をもう一つ。しげとし珈琲の通販で、「バリ・ナチュラル・チェリーフレーバー」というコーヒーを買う。夕食後に一杯。人工的に香りが付けてあるわけではないので、なんとなくコーヒーの香りの中にそんな香りがするな、といった程度なのだけれども、確かにこれは香りが良くておいしい。ワインの香りの中にいろいろな香りを見出すのと同じような楽しみかな。

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mercredi 24 mars 2010

食事会

 夕方、府立図書館で『図書館界』の最新号をチェックしてから、職場の食事会に行く。ふだんお世話になっているレギュラーのアルバイトさんと、今月で退かれる方への感謝の会。わたしが今の職場に来てからは初めてのことらしい。四条河原町、コトクロスの上のというお店にて、「くずし会席」。

 サントリーが経営するお店なのだそうで、飲み放題。しかもグループに1本、ワインがおまけに付いてくるという・・・(笑)。桃酒に杏酒、ハイボール、おまけの赤ワインを一杯。空豆、蛤、春キャベツ羹、こごみのさつま揚げのお椀、土鍋で炊いた筍ご飯など、春らしいものをいろいろ食べた。

 うちのアルバイトさんは、皆長く続けてくださっているベテランで、ほんとによくできた方々ばかり。交代で入ってもらうので一同に会してお話をする機会はふだんはないのだけれど、こうしてわいわいとおしゃべりができてほんとによかった。

 4月、5月の異動をひかえて、また落ち着かない季節がやってきた。どんな一年が始まるのかなあ・・・。

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mardi 23 mars 2010

バターとお砂糖/Carbonade flamande

 なぜか火曜日ごとに雨・・・。休日の雨はほんとに嫌になる。本格的に降り出さないうちに、止んだ隙間を縫って自転車で買い物に行く。帰りにはちょっと降られたけれど、ぎりぎりセーフのうち。

 帰宅して、お昼に食べる予定のクレープの生地を作る。「作る」と言えないくらいすぐできる(笑)。生地を寝かせている間にお風呂に入って、最近話題のお風呂まんが、『テルマエ・ロマエ 1』 ヤマザキ マリ/著 エンターブレイン を読む。古代ローマの浴場技師がお風呂天国、現代の日本にしょっちゅうタイムスリップする話。笑える・・・。001

 さて、とか言わなくてもすぐ焼けるクレープ。いろいろとクリームやソースや果物を乗せたりするよりも、シンプルなバターとお砂糖で食べるのがわたしは一番好き。バターは必ず有塩で。お砂糖はグラニュー糖で。バターの香りと塩気と、溶けたバターが染み込んだお砂糖のじょりっとした食感と甘さがたまらない~(笑)。しっかり寝かせると、生地もなめらかにおいしくなる。

 お昼ごはんだから、最初にハムとチーズで食べようかなとも思ったのだけれど、やっぱり最初からバターとお砂糖。こんな食事は一人のときならではのお楽しみです(笑)。後はいちごとアイスコーヒー。  002

 夕食には、カルボナード・フラマンド。「フランドルの」という名前のとおり、ベルギーや北フランスの、牛肉のビール煮。エビスを使ってみたけど、ちょっと贅沢かな(笑)。余った分はもちろん飲む。やっぱりおいしいな(笑)。

 今回は赤身のすじ肉で作ってみた。硬いすじ肉も、ル・クルーゼで、2時間ことこと弱火で煮込めば、とっても柔らかくおいしくなる。やっぱり煮込み料理は良いですね。

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lundi 22 mars 2010

桜菓子/絵本談義

Cags09pf  今日も楽しくお仕事。休憩時間のおやつには、東京みやげにいただいた、ぶどうの木の「衣しゃ(きぬしゃ)」という名前の桜の薄焼きラング・ド・シャ。バターの香りとほのかな桜の香りが重なっておいしかった。

 わたしは桜餅の葉っぱも一緒に食べるほどの桜風味好き。ここ数年、洋菓子でも桜のスイーツが増えたので、毎年この時期になると狩りまではいかなくてもこつこつ自分で採集したり、人からいただいたりして、食べる機会が多くなる。正直言っておいしいのもそうでないのもあるけれど、試してみるのもまた楽し。

 写真は先日のボスの差し入れ、鶴屋吉信の花みやび。風味の良い小豆の上に羊羹で作った桜を散らして透明な琥珀羹を流した美しい棹物。美しいだけでなくて小豆の風味の良さもさすがだと思った。

 駿河屋の桜のブッセもおいしい桜菓子。クリームと生地の風味がよかったな。後はフランス屋の桜チョコレート、どこか忘れた会社の桜シュークリームなどを今年は食べた。おすすめの桜菓子があったら教えてくださいね!

 今日は絵本を2冊読み、Mさんと絵本談義。

 1冊は、どいかやのチリとチリリのシリーズの最新作、『チリとチリリゆきのひのおはなし』。どいかやの作品の中でもチリとチリリのシリーズが一番好きだし、この作品も楽しく読めた。ただいつものごとく一つだけひっかかる点が・・・。

 このシリーズ、必ず何ヶ所か、まんがのような「ふきだし」のある箇所があるのだ。どうもこれが毎回気になる。絵本にふきだしって、必要なのだろうか?ふきだしの中のせりふは、何度読んでも本文に入れられるものだと思うし、なくてもいいような気がしてならない。絵の中にそれがあるが故に、読み手の視点が定まらない、と言うか、気が散るような気がしてならないのだ。当然、ふきだしのために話の流れが乱れる(聞き手の視点も乱れる)ので読み聞かせには向かない。

 そういうことをMさんに言ってみると、「ふきだしの中のせりふは、本来なら、子どもが絵を見て想像するところだと思う」、とのこと。だからあえて書く必要はないのでは?とのことだった。これにも同感。ますますどんな意図があって、絵にふきだしを入れてあるのかがわからなくなるのだった・・・。

 もう1冊は、『くものすおやぶんとりものちょう』 秋山 あゆ子/作 福音館書店。これはこの季節にぴったりのお話で、わたしのツボにど真ん中のおもしろさ。黙読していても、どんな口調で読めば楽しいか、生き生きと想像してシミュレーションできた。これはもうちょっと練習して、この季節のわたしの持ちネタにしよう。あまりにおもしろいからか、読み聞かせ用のビッグブックも発売されたらしい。大型本を広げて、子どもたちとわたしと、くものすおやぶんといっしょに「かくればね」を探したら楽しいだろうなあ・・・。

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dimanche 21 mars 2010

黄砂に吹かれて

 夕べは雨風の音が気になってしばらく寝付けないくらいの春の嵐。朝起きる頃には風は治まって雨も止んではいたものの、外に出ると空が汚く霞んでいる。大量の黄砂が飛来しているようだ。息したくないなあ・・と思いながらもつい、黄砂に~吹かれて~などと口ずさんでしまったのはわたしだけではあるまい。

 気温も昨日とは一転して肌寒い。連休の中日だからか、はたまたお墓参りでか、図書館は休日にしては比較的ゆったりして平和。午後になってまた雨が降ってまた止んだ。駐車場の車が砂でどろどろになっているのが気の毒だった。雨が止んだ後はさらに気温が下がった。帰りは何かとタイミングが悪く、買い物の大荷物を持って、疲れて帰る。

 夕食後、年に一回送られてくる、女子の国の同窓会報を眺めていると、教職員の訃報欄に、中・高通じて好きだった社会の先生の名前を発見して驚く。昨年の3月に亡くなっていたようで、ちょうど一年。さすがに定年退職はされてはいたが、そうそうご高齢ではなかったはずで、厳しかった世界史の用語テストのこととか、バレー部の顧問だったので、お弁当を食べる先生と個別面談したこととかいろいろ思い出したら悲しくなってきた。またまた、友人たちにメールをすると、やはり会報を読んで、わたしと同じ気持ちでいるようだった。あの世ばかりがどんどん賑やかになっていくのだなあ・・・。 

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samedi 20 mars 2010

彼岸過迄

Cak0ygpu 春爛漫を通り越して、一気に初夏のような陽気の京都。三連休だということで、たくさんの人が来ているようだ。

 桜もこの暑さ(?)で一気に花開いたのではないだろうか。写真は近所の満開になった枝垂桜。いいなあ、木のある家って。

 明日はお彼岸のお中日。牡丹餅を持ってお墓参りに行ってきた。当家のお墓のある大谷本廟のあたりは予想どおり、お墓参りの人々と清水寺へ行く観光客が合わさってかなりの混雑となっていた。

 大谷本廟は誰の廟なのかというとそれはもちろん親鸞聖人。またこの辺りは鳥辺山、鳥辺野と呼ばれる古くからの葬送の地。そういうこともあって、現在でも広大な墓地が広がる。

 お堂でのお参りを済ませ、花とお茶を買い、バケツと杓を借りていつものように坂を上がる。途中で水を汲む。

 区画と番地は整備が進み、つけられるようになったものの、墓地の中は入り組んでいて、迷いそうになる。今日もお墓の配置がちょっと変わっていたため、下りる道を1本間違えて迷いそうになってしまった。自分ちの墓がわからない・・・(笑)。

 まあなんとかたどり着き、草むしり。春夏ほどではないにせよ、やはりある程度は草が生えていた。スコップで掘る。墓石はきれいなので軽く洗う。花入れも洗ってお花を挿す。おろうそくに火をつけようとしたが暴風と言ってもいいような風のせいでなかなかつけられない。

 お墓を前に、お墓っているのかねぇ・・・などと思う。これも100%残された人の為の施設(?)であろうと思うので、「わしの墓は作るな」とは言えない類のものだとは思うけど、わたしは別にいらないなあ。と言うよりも、埋葬もいらないくらいで、どこかに置いておいて他の動物の餌になったり、微生物に分解されて土壌になったりするのが一番いい。食物連鎖というものだ。けれども今そんなことをしようものなら死体遺棄だし、警察も保健所も誰も彼もが認めてくれないことは火を見るよりも明らかだ。

 生きても死んでも、思うようにはならないものですよ。

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jeudi 18 mars 2010

Gratin Dauphinois

 先日ワインバーで食べてとてもおいしかったFシェフのグラタン・ドーフィノワ。うれしいことに、女医A子さんがシェフ直伝のルセットを教えて下さったのでさっそく作ってみた。

 ドーフィネ地方のじゃがいもとチーズのグラタン。お菓子でドーフィネとかグルノーブルと名前が付くと、わたしの苦手な胡桃のお菓子に違いないので食べないでおこう、ということになるのだけれど、料理は違うのね?

 フランスの料理やお菓子には地方名のついたものがたくさんあって、名前を聞けば、材料とか調理法とかがわかるものが多い。考えれば日本も郷土色は豊かなはずなのにそういう名付け方があまりないような気がする。これはなぜなのだろう?例えば「三陸風」という名前が付いていても、魚がいっぱいなのかなあ、といった想像はできるものの、明確なイメージはできにくいし、人々に共通理解ができていない。

 「京風」などはさらに意味不明だ。わざわざ「京風」を冠した店も食べ物もあんまり良いものはないと常々思っているので、京都に来られる方々には、「京風」に近づくな、とあえて申し上げたいところである。

 閑話休題。グラタン・ドーフィノワ。   002_2

 いつもはもっと厚めだけれど、Fシェフのじゃがいもは薄く、薄く。包丁でスライス。

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 グラタンを焼くときには断然ガスオーブンの方が使い勝手が良い。

 こんがりと焼き上がって、オーブンから出した直後。わくわくする出す瞬間。地獄の釜みたいにぐつぐつしてるな~(笑)。

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 よい感じにできました。とってもおいしい♪

 やっぱり大好き、この料理。

 食感はちょっとでんぷんの粒々っぽいかなあ。そういうことも考えて男爵ではなくメークインを使ったのだけれど、もっともっと粘質のじゃがいもを使えばよいのか、単なる煮過ぎなのか(笑)。すくったら細かく崩れたじゃがいももあったし・・・。003

 ワインはジャン・フルニエのブルゴーニュ 2007。良い!よく合うような気がする。

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 せっかくワインを開けたし、チーズも食べようっと。

 なんだか柏餅みたい・・・。カベクー・フイユ。栗の葉に包まれたシェーブル。ほろっとした食感と香りがいいなあ。

 作りたいものを、気持ちと時間に余裕を持って作れる日はほんとに幸せ。楽しい夕食だった。

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mercredi 17 mars 2010

アイス

 最近見つけたちょっと珍しくておいしかったアイス。  Cagljbbi_2

 高知県の会社で作ってる、うみのバニラ。室戸沖の海洋深層水を使っているらしくて、けっこう塩が効いていておいしい。ベースはアイスミルクに分類される、軽~いアイス。

 海洋深層水と言えば、昔NHKスペシャルでやっていた「海」っていうシリーズがおもしろかったなあ。わたしは恐がりなので、海とか宇宙とか地底とかそういう得体の知れないところは嫌いなんだけど、恐いもの見たさでつい見てしまう。ちなみに得体の知れない深海魚の図鑑もつい見てしまう。 Camunbtc_2 

 新潟県の会社が作っている「贅沢もなか」のシリーズ。分類はアイスクリームだけれど、これも軽い。

 中に入ったオレンジピールの香りがすごくよくて美味。

 よく行く近所のスーパーには突然見たこともない商品が置いてあることがある。でもリピートしようとすると無くなってて二度とお目にかからないということも多いんだよ。

  近い内にまた買いに行かねば。

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mardi 16 mars 2010

女子の国/等伯

 001 来月10日から京博で始まる、没後400年記念の長谷川等伯展を去年から楽しみにしている。暖かく晴れた日になったので、そのアペリティフとして智積院に行く。

 七条通の東のどんつきに立派にそびえる智積院。真言宗智山派の本山である。

 バス停を降り、東に目をやると「女坂」。正式にはたぶん、「豊国廟参道」と言うのだと思うが、皆、女坂と呼ぶ。この坂の上にはわたしが中・高6年間通った女子の国があるのだ。それが坂の名前の由来である。

 『女子の国はいつも内戦』という本を書いた辛酸なめ子も東京の女子学院中・高の女子の国育ち。でないとちょっとこんなよく心得たタイトルは付けられないな(笑)。かく言うわたしも女子の国で巧みにサヴァイヴしてきたつわものなのである。

 そんなわけで懐かしくなったわたしは女坂を登ってみることにした。ちょくちょくスパグラ(スパゲティグラタン)を食べに行った「里」(なんとスパグラは未だ健在であった)とか、セブンティーンとかオリーブとかマイバースデイとかLaLaとか花ゆめとかASUKAとかまんが本を買いに毎日のように寄っていた本屋に寄り道しながら登る。

 当時、遅刻カードという、はんこが5個たまったら保護者が呼び出されるという特典がある大変いやなスタンプカードがあったので、遅刻魔の友人とともにしょっちゅうこの坂をダッシュで駆け上がったものだった。うちの最寄より一つ遠くのバス停から乗るこの友人と、朝のバスで会うということは、その日は坂道ダッシュをしなければならないということだったが、けっこうそれで体力はついたかもしれない。

 変わっているようで変わっていない場所。正門から入って馬町に抜けようと思ったが、警備員に呼び止められて中に入ることはできなかった。女子の国の守りは固い。とは言え、数年前までは誰でも中に入れたのだが、まあこのご時世では仕方がない。

 仕方がないので外からいろいろと見て回る。すると、通っていたときには知らなかった「東山聖天尊・香雪院」という小さなお寺を発見。ご自由に、と書いてあったのでお参りする。

 お寺の中からは当時、ハンドボール部が使っていた小さい方のグラウンドが見えた。香雪院なんて、美しい名前のお寺だなあと思ったら、尼寺のようだった。お寺まで女子の国・・・。

 懐かしのバレーコートや渡り廊下を外から眺めつつ歩いていると、ゲジとあだ名されていた中学校時代の理科の先生を発見。かなり驚く。まだ定年ではなかったのね。思わず友人たちにメールを送ってしまった。ほんとは写メにしたかったくらい(笑)。

 ずいぶん寄り道をしたが、智積院である。京博に先駆けて東博でも展覧会をしていたので、現在は「楓図」と「松に秋草図」は出張中。その代わりに、通常は非公開の「十六羅漢図屏風」が展示されている。

 等伯の息子、久蔵の「桜図」(これも国宝)は残っており、まさにこの季節にぴったりの絵かなあ、と。智積院と言えば長谷川等伯一門というのは皆知っていると思うので、展覧会が始まれば、京博からすぐのここも大変混雑するだろう。行かれる方は今のうちにどうぞ(笑)。

 大書院には、笑っちゃうくらい金ピカの、障壁画のレプリカが収まっているが、考えれば収蔵庫の本物も、当初はこれくらい金ピカだったのだ。あまりに金で、部屋の中が明るい。もしかすると、金ピカというのは好みの問題もあろうが、部屋を明るくする効果もあったのではないかとふと思った。

 いよいよ展覧会が楽しみである。

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dimanche 14 mars 2010

Notre Chef

 Le Dîner Spécial de Notre Chef と題された、ワイングロッサリーワインバー”私たちの”Fシェフの特別ディナーの会に出席。予約時間に店に入れば、おられるはFシェフお一人。今日は、シェフもソムリエもサービスもすべて一人でこなされる、F劇場の日であるようだった。楽しみ~。お隣の席は、お久しぶりのPICARLEさん。きれいな写真はピカログで見られます(笑)。

 今日のグラスワインはすべて料理と合わせられたFシェフチョイス。ということならば、お皿の進行に合わせて順番に。

 最初はシャンパーニュ。S.A.ヴーヴ・エネオノール。エネオノール未亡人?初めて飲むシャンパーニュ。ラベルがきれい。9%と、わずかにドサージュは多めとか。もちろんいやな甘さはない。すっきりしている中にもこくがあり、すべてがバランスが良くて上品なイメージ。004

 最初はホワイトアスパラガス。そろそろ春だなあ、という季節感のあるお皿。しゃきしゃきのアスパラガスに焦がしバターのソースが香ばしい。

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 春の帆立貝のムース 春キャベツ包み クレソンのソース

 貝柱と、ブイヨンで煮たひもの部分を丁寧に裏ごして、とてもきめ細かなふんわりしたムースに仕立ててある。このふんわりした口当たりも春らしいと思った。薄いグリーンのクレソンのソースと、ポワローのピュレ。ピュレがやさしい甘さとこくをプラス。

 ワインは先日ワイン会で飲んでとてもおいしかったウッドワード・キャニオン リースリング 2007。このリースリングはお魚系とよく合うみたい。007

 パンは2種類。ソースも最後まで食べられるよ(笑)。

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 真鯛のポワレ 春菊のソース

 ふきのとうのフリッターがちょっと春の天麩羅っぽい(笑)。春菊の香りとともに和を感じたりする。鯛がふっくらとジューシーでおいしかった。こういうのはもちろん素材もあるだろうけれど、ひとえに火の入れ加減なのだろうと思う。わたしはどんな魚であろうともぱさぱさ、かすかすに焼く名人だ・・・。

 ワインは、ジャノ・ボス ブルゴーニュ・ブラン 2007。「ブルゴーニュ・ブラン」というカテゴリーながら、とてもおいしいと思った。PICARLEさんに、どうやったらそんなにおいしくないワインが作れるのかと問いたくなるようなワインがたくさんあるのかと問う。師曰く、作り手が金儲けに走るから・・・。010    

 京地鶏もも肉のソテー シンプルな地鶏のジュのソース

 ジュと蜂蜜レモンのソースかな。レモンの香りもさわやかでおいしいソテー。鶏もジューシー。付け合せはグラタン・ドーフィノワ。好きな料理なので、付け合せとしてでなく、メイン料理として自分でもよく作るけれど、シェフのは当たり前ながらとってもおいしい。薄くスライスされたじゃがいもがにんにくの香りのクリームとしなっと馴染んでいるその具合と言ったら・・・。   011_2          

 唯一きれいに撮れたワインなので載せておこうっと(笑)。

 ルイ・ジャド ペルナン・ベルジュレス 1er 2007

 なんとなく「安心」のイメージのルイ・ジャド。これも期待を裏切らないおいしさ。

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 赤がもう一種類リストアップされていたので、チーズをいただく。ブリー・ド・モーと、クミンが付いたマンステール

 ワインはシャトー・タルボ 2007。チーズとゆっくり味わうのに良い濃さ。

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 最後はデザート。苺のムース たっぷりのイチゴのソースで

 苺がたっぷりのムースにソース。いちご尽くし。甘さは控えめで、底にはチョコレートのビスキュイが。ビスキュイおいしかったな、とまで言えるわたしは分解魔(笑)。

 シェフが存分に腕をふるうこの楽しい企画は定期的にされるといういことなので、また参加できたらいいな。

 わたしたちのシェフに感謝です。

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samedi 13 mars 2010

筆記体

 「英語の筆記体の一覧が見たい」とのレファレンス。早速資料を探す。「筆記体」「ペンマンシップ」など、それらしいキーワードで検索してみるも、出版そのものが少なく、たいていが「書き方練習帳」のような書き込み式になっているため、どこの館でも所蔵なし。

 それなら、と児童の830(英語)の辺りへ。ない。では、と中学校の教科書を見るがなし。はて。わたしが子どもの頃には教科書には必ずブロック体と筆記体の表があったものだが・・・。教科事典なども全滅。一般書の830もだめ。英和辞典の巻末の付録はどうだ?これもなし。百科事典にも裏切られ、どうしたものかと先輩に聞いてみる。

 「カリグラフィは?」と先輩。そうか、その手があったか!と727の棚へ。利用者の求めているものとちょっと違うような気もしないでもなかったが、見てもらう。じっくり見ておられたがどうやらそれで間に合ったようで、早速に借りて帰られた。

 727からのアプローチは思いいたらなかった・・・。まだまだだなと思う。

 それにしても簡単に見つかると思っていた筆記体がなぜこんなにも見つからなかったのか。なんとそれは、今、学校では筆記体を教えていないからなのだった!!

 ええ!? 今日一番の驚き。皆さん知っていましたか?アルバイトの大学3回生の女の子に聞いてみると、自分は習ったけれど、すぐ下の子ぐらいからは習わなくなったと言う。またその子も、さらっとやっただけなので、大文字は忘れた、と言う。

 思えばわたしが中学生だった頃は、筆記体をたっぷりと練習させられて、通常は筆記体で答案でも英作文でも何でも書いていたものだった。隔世の感がある。

 それにしても、筆記体を教えてもらえなくて読めなかったら、手書きの文が読めなくて困るということはないのだろうか。習っていても極めて読みにくいと思うのに・・・。

 ちなみに自分も筆記体を書いてみたら全部書けた。それにもちょっと驚いた(笑)。 

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mercredi 10 mars 2010

キャラメルチーズケーキ

 京都は冷たい風雨で済んだけれど、荒天であちこち大変なことになっているみたいで・・・。やはり京都・奈良は自然災害の少ないところのようだ。地の利というか、そういうことを桓武天皇は知ってたのだろう。さいころの目と同じくらいコントロールできない東の暴れ川は別としても。鎌倉では鶴岡八幡宮の階段の横の大きな銀杏の木が強風で倒れたとか。樹齢800年。神さん、何かに怒ったはるのかなあ・・・。恐い。

 今日もお休み。二連休はやっぱりほっとする。昨日はたまった家事をまったくやらなかったので午前中は掃除と、悪天候の中、食料品と日用品の買出し。いつも不思議なのだが、どうして掃除というものはやっているうちにだんだんと腹が立ってくるのだろう?わたしの心が黒いからか??

 密林からまんがやほしい本をオトナ買いしたので今日もどっさり本が届く。昼食はカレーうどん・葱たっぷり。昼からは本を読んだり昼寝をしたりしてのんびりする。むろんおやつの用意もおこたりなし。001

 今日は、キャラメルチーズケーキ。大好き~。

 基本のニューヨークチーズケーキに加える生クリームをキャラメルクリームに替えるだけ。

 それにしても我がオーブンレンジ「ヘルシーシェフ」のスチームオーブン機能は非常に具合が良い。スチームオーブンで焼けば、ニューヨークチーズケーキもめんどうな湯煎焼きは不要。ジェノワーズもロールケーキ用のビスキュイもおもしろいくらいしっとりと水分を保持したまま焼き上がる。ハイテクノロジーだねぇ・・・。002

 ニューヨークチーズケーキは火の入れ加減が大切。焼きすぎは良くない。出す時間を判断するのは極めてローテクノロジー。今日は完璧。ほろ苦いキャラメルの風味とほんのり香るラム酒が美味。コーヒーと共におやつの時間。

 たまに聞かれたりするので書いておくと、お菓子も料理も、本とか、手順の書いた紙を見ながら作ってはだめです。待ってくれない作業もある。必ず事前によく読んで手順を覚えてから作ること。構成の複雑なお菓子なら、あれを作って、これを作って、それから・・というふうに全体を頭に入れてから、個々のパーツの手順を一つずつ覚えて作業を始める。ただし、お菓子の場合、計量はルセット、配合表をしっかり見て間違いなく計量すること。どんぶり勘定は絶対だめ。

 しっかり中まで冷やさないといけないので待ち時間にお風呂。お風呂はたいていなぜか一所懸命に入るのでいつもは本は読まないのだが今日は読む。しかし湯気でページが波打ってしまうのはどうもいただけないが、まあ、休日の楽しみである。   003_2    

 夕食はかりかり衣の唐揚げ。

  お休みっていいなあ・・・としみじみする。

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dimanche 07 mars 2010

閻魔堂

 烏丸仏光寺の閻魔堂にて、図書館業界の友人と年度末会。幹事のM嬢が名前を気に入って(店のジャケ買いみたいなものか・笑)、会場となった閻魔堂は、古く、また奇妙に入り組んだ間取りの大きな町家だった。一般の住宅ではなかったようなので聞いてみたが、前身は何だったのか、店の人も知らなかった。

 飲み物は、岩手の水神。純米ながら日本酒度+10の辛口ながら米の旨みがしっかりあっておいしかった。加賀の常きげん、銀嶺立山で作った梅酒、デザートに柚子梅酒。皆、チャレンジャーが多いのか、セロリの味の効いた野菜ジュースのような梅酒とか、シークワーサービールとか、果汁そのまんまみたいでむちゃくちゃ酸っぱく、健康によさそうなシークワーサーカクテルとかを果敢に注文してみているのが笑える。

 食べ物は、トマトの冷製おでんとかだし巻きのおでんとか、湯葉のピザとかちょっと変わったものがあったが、トマトはどうもふつうの湯むきトマトと変わらない気がする謎な料理だった。突き出しが味噌汁だったのは寒さへの配慮だろうか。

 自家製の京都豚の厚切りベーコンとチャーシュー、ほんのり温かくて大豆の甘味のあるざる豆腐、白えびと春野菜のかきあげ、すじ肉の煮込み、ゴーヤーとクリームチーズのおかか和え、銀杏、手羽先のからあげ(スペシャリテらしい)、蓮根とセロリのぱりぱりetc.をつまみながら、おしゃべり。最後に小籠包と、辻利の抹茶アイスと蓬麩と生湯葉が入った京都パフェ。

 あの話の顛末、あんなネタこんな噂。ちはやふる神代も聞かずって感じのびっくり話など。この業界、かたい話からそうでない話まで話題にはこと欠かない(笑)。いつもながら、時間がすぐに経ってしまう会。思うに、同じ業界に、互いに信頼して、自信を持って「この人は友だち」と言える人がいないとだめだ。「知り合い」が何人いたって仕方がない。でないと息苦しくなって、続けられるものも続けられなくなってしまいそう。

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samedi 06 mars 2010

ウッドワード・キャニオン・ワイナリーのディナーの会

 ワイングロッサリー主催の生産者ディナーに久々の参加。三条柳馬場のDouze gout 12+ にて、アメリカはワシントン州のウッドワードキャニオンワイナリーのご当主、リック・スモールさんを迎えて。ご当主はこんな方

 ワイナリーのある場所は、アメリカの北西部。カスケード山脈という、火山もある高い山脈があるため雨が降らず、とても乾燥した土地で、灌漑なしではぶどうも、他の作物も育たないのだとか。そこは数千万年前の溶岩でできている玄武岩と風で運ばれてきた黄土、大洪水で運ばれた堆積土壌でできた土地なのだそうだ。石や土も見せてもらった。ウッドワード・キャニオン・ワイナリーは、そこで30年以上もワイン作りを続けているワイナリーであるということだった。

 リックさんは多品種を栽培しておられ、それぞれのぶどうの良さや個性を引き出すことと、料理と楽しめるワイン作りをモットーとしておられるとのことで、そのような考えのもとで作られたワインと、また実際に今日のワインを試飲して料理を組み立てられた、小霜シェフのお料理との相性は最高だった。010

 照明が暗くてピントが合いにくく、写真の写りはいつにも増してダメダメですが一応(笑)。

 味わったワインは白が2種、赤が3種の5種類。ずらりと並んだワイングラスがワインの会らしい。グラスの下には番号が書かれた紙も。さまざまな品種を栽培しておられる中では、「子どもの中でどの子が一番好きか」という質問の如し、とおっしゃられつつも、全体の生産量の70パーセントを占め、主にそれによって高い評価を得ているカベルネ・ソーヴィニヨンが最も重要な品種であると言えるでしょう、とのこと。

 最初のワインは、小さな畑のたった5列でしか栽培していないという希少なリースリング、ドライ・ホワイト・リースリング2007。地元であれば、ダンジネスクラブと抜群の相性を見せるのだとか。べたべたした甘さがなくてきりっとしているのだけれど、決して薄いわけではなく果実味はしっかり。エステル香は大変穏やかで、飲んだ後にふっとほのかに返ってくる。004

 フレッシュフォアグラとフルーツのパフェ にわとこのエッセンス

 お料理はどれも極めて技巧派。素材の取り合わせも盛り付けも繊細でとても美しい。

 グラスの底には砕いたパイ生地、ダイスに切ったフォアグラ、大阪のあまかみかんに、エルダーフラワー(にわとこ)の香りをつけて、オレンジのチュイールが添えられている。ほんのりした甘味とパイ生地のバターの香りが本当にパフェ。仕立てだけではなく本当にお菓子のような趣の料理だった。

 リースリングとはちょっと意外なほどの相性。次のシャルドネともまた違った感じの合い方をしたのがおもしろかった。こちらはお互いを強調し合う感じで。

 次は、シャルドネ2008。樽の香りの効いたリッチな味わい。二つの畑(内自社畑70%)のぶどうがそれぞれ違った系統の香りや味わいをもたらすのだとか。  006_2    

 海の恵みをオブジェに見立てて ミネラルのジュレとえんどう豆のスープと共に

 グラスの水玉模様?と思うのはなんと貼り付けられたグリーンアスパラ。もうちょっと写真がきれいだったらと思うけれど、くずすのがもったいないほどの美しさ。えんどう豆のスープ(クーリのような感じでもある)に蟹、帆立、さより、平目・・・。それぞれの魚介が風味豊かで、生の魚介なのに、まったりした味わい。リッチなシャルドネとよく合った。

 次は赤ワイン。エステート・バルベーラ2007。イタリアのワインはさらによく知らなくて、この品種の特徴もよくわからないのだが、これは色から想像するよりもずっとなめらかで、するするとのどを通る。酸と甘味のバランスがよく、とてもおいしい。

 15~20年前、リックさんが北イタリアへ行かれた際にそのエレガントさに感銘を受けて、イタリアの作り手のアドヴァイスを受けつつ作り始められたイタリア品種なのだとか。二つのバルベーラのクローンで、樹齢10年の木。一口にぶどうと括っても、育て方は千差万別だと想像するのに、すごいなあと思う。栽培家としても醸造家としても。  007

 各地厳選野菜のオンパレ ハーブとこがしバターのアクセント

 大根、にんじん、ロマネスコ、ホワイトアスパラガス、小さな黄にんじん、紫大根、ラーパ(ヨーロッパかぶ)と色鮮やかなパレットのような一皿。焦がしバターと、緑のハーブバターのソースに、ナッツのアクセント。運ばれてきた瞬間、野菜のよい香りが広がる。ティエッドな温度が香りを高めて、口当たり良く・・・。

 野菜に赤ワインはあまり合わないなあと日頃思っていたのだが、その考えが少し変わった。確かに自分が作るような、和風の野菜料理には合わないだろうけれど、ソースと温度が鍵なのかも。赤に負けない野菜の強さも大切なのだろう。

 次はカベルネ・ソーヴィニヨンを2種。カベルネ・ソーヴィニヨン・アーティストシリーズ2006と、カベルネ・ソーヴィニヨン・オールド・ヴァインズ2006。アーティストシリーズのラベルにはリックさんのお嬢さんが高校生のときに描かれた絵が使われているのだそう。オールドシリーズには人物の写真。2006年からは、地元(ワラワラヴァレイ)に貢献した、A.P.ウッドワードという人の写真を使っているそうだ。

 この二つのワインはほとんど同じ製法で作られているが、アーティストシリーズの方には少しシラーをブレンドしているそうだ。また年ごとに割合を調節し、自分のスタイルを作っているとのことだった。どちらも大変おいしかった。カベルネ・ソーヴィニヨンを飲むのは久しぶりだったのだが、こんなにも柔らかくぶどうを感じる品種だったかなあ・・・としばらく考えた。どちらもおいしかったのだが、強いて言えば、オールド・ヴァインズが好みかな。   011_2        

 タイムの香りをつけた本日鮮魚のポワレ 生姜と赤ワインの凝縮ソース

 お魚は鯛。その下にはインカの目覚め。お魚に赤ワインのソース、合わすのはカベルネ・ソーヴィニヨン、とこれも意外性があった。旨みがぎゅっとつまった甘酸っぱいソースがふっくらした身とよくなじんで美味。ソースとワインが口の中で出会うとまた新たな味わいが生まれて、とても良かった。013

 エゾシカをエレガントなバラの香り焼きに バラとショコラのソース

 ふわっと香るバラの香りが本当にエレガント。バラの花びらと共に、ローズウォーターをかけながら、二分ずつ、とか、短時間に分けて火を入れたお肉は、大変柔らかく、シルキー。低温調理されたような。そのシルキーさゆえになめらかなショコラのソースと違和感なく溶け合う。オールドヴァインズと計算されつくしたような相性。

 グリーンピースほどの大きさの芽キャベツの付け合せがおもしろい。

 いや~、こうして書いてると反芻できるのが楽しいなあ。一回で何度もおいしいお得なわたし(笑)。  014

 ひとくちフロマージュのアンサンブル~コルスから届いた大地の恵み~&アメリカ産アルティザンチーズ(オレゴンゾーラ・3年熟成チェダー)

 コルスの羊乳のフレッシュチーズ、ブロッチュには、紀州のみかん蜜とビー・ポーレン(花粉粒)のアクセント、あとは、伊予柑ピールだったっけ??これだけで甘いデセールのような・・・。

 オレゴンゾーラ。ローグ・クリマリー社の全工程手作りのチーズなのだそう。ゴルゴンゾーラ・ドルチェのよう。オレゴンで作られたゴルゴンゾーラだからオレゴンゾーラ・・・というちょっと冗談みたいなネーミング。なれども味は本家にひけを取らない感じ。合わせるのはケベックのワイルドブルーベリーとスミルナ種の白いちじく。

 チェダーチーズ 3年熟成

 ウィスコンシン州のブラッククリーク社のもの。くるみと、「孝太郎の酢」を添えて。  015

 "Nouvel opéra"(ヌーヴェル・オペラ)

 お店からいただいたメニューカードによると、「クラシックなオペラをモダンに・・・。温と冷の温度差による食感と、その一体感をお楽しみ頂きます。”新しい”オペラを体験してください。」とのこと。

 なめらかなチョコレートのアイスクリームが盛られた器に、熱いエスプレッソが注がれる。しばらく待つとコーヒーがコーヒーゼリーに!アッフォガートのゴージャス版のようにも見えるけれど、味の組み合わせがしっかりオペラで、おもしろい。こんなデセールはレストランならではだ。016

 ミニャルディーズ

 マカロンやバターケーキやショコラなど、色とりどりのお菓子がたくさんと、エスプレッソ。最後まで美しいお皿の数々。

 まったく行ったこともなく、気持ち的にも近い感じがしないアメリカだけれども、土地のこと、気候のこと、地の作物や魚のこと、そしてワインのことを楽しくうかがううちに、すっかりわたしの頭の中には脳内ワシントン州と脳内ワラワラ・ヴァレイができてしまったみたいだ。大昔に、旅の僧や商人の”世間話”を大層おもしろく聞いた村の人みたいなものかな。

 そんなふうにお話を聞きながら、また同席の方々ともあれやこれやとお話しながらワインとお料理を楽しめて本当によかった。

 皆さん、ありがとうございました(^^)。

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jeudi 04 mars 2010

鯖江

001_5 昨年の大晦日に、本家の寺、S寺(母方の祖父の里)の先代の住職(第24代)が亡くなり、その告別式に参列するために鯖江に行く。

 向日町付近で無理に踏み切りを渡った迷惑な人がいたらしく、サンダーバードは7分の遅れ。それでもサンダーバードは早い。鯖江に来るのは半年ぶりくらい。雪こそないものの、さすがに北陸はまだまだ寒い。

 先代の住職は享年90歳。北海道は松前のお寺の出身。能の研究者でもあった。高齢になられるまでは京都に来られるといつも我が家にも寄ってくださっていた。穏やかで、物静かな方だった。鯖江のS寺を現住職に任されてからは、岐阜のS寺の別院に長くおられた。

 S寺は真宗誠照寺派の寺である。岐阜の、旧根尾村と旧徳山村には誠照派の門徒が多く、S寺の檀家も多い。ダムの底に沈むことになった徳山村の人々の離村に際して尽力をされ、村の人が多く移住した先の町に、別院を建てられた。002   

 挨拶を済ませ、赤々と燃える暖炉のそばで開式を待つ。喪主である現住職(わたしのまたいとこ)夫妻、別院を任せられている次期住職(第26代予定)、役僧さん、檀家の方々、皆大変に忙しそうだ。当然のことながら、周りはお坊さんだらけ(笑)。

 時間になって本堂へ入る。驚いたことに、本堂は人があふれんばかりである。聞けば、岐阜の檀家の人々が120人、バス3台を仕立ててやってきたと言う。よほど檀家の信頼が厚かったのだろう。

 親族席は御本尊の左側。本堂の様子や読経の様子がほとんど見えない。わたしの曾祖母の里のN寺の住職が導師を勤め、本山誠照寺の、なんとか睨下(?)のお焼香にて式が始まった。こっそり数えたら、お坊さんが8人くらい導師といっしょに並んでいた。また、親族席にも親戚だけど知らないお坊さんが多数。

 開け放たれた本堂の寒いこと・・・。それでもお焼香の煙で白く煙っている。司会は檀家総代。いろいろな人の挨拶や弔辞。正信偈が読まれる。同時に親族からお焼香が始まる。一人一人、名前が呼ばれるという・・・。ヤバさ頂点・・・。満場の人の前で粗相のないようにしなければ、と冷や汗をかく。

 式はつつがなく45分ほどで終了。空き時間がけっこうあったので、久しぶりに会う親類と話したり、カメラを片手に探検したり。本堂の辺りは子どもの頃とあまり変わっていなくて懐かしい。その後は近くの料理屋さんで会食。

 さすがに鯖江は魚が抜群においしい。越前蟹、甘海老やいかなどのお造り、鱈のホイル焼き、茶碗蒸し、穴子の天麩羅、若竹煮など、どの料理にもふんだんに新鮮な魚が使われていてとてもおいしかった。デザートは胡麻のプリンの黒蜜がけ。

 他家の法事に行くと、必ずこちらの知らない方(姻族系って言うの?よくわからないけど)の親類がいてその出会いもまたおもしろかったりする。今日は当然、松前の方々もたくさん。先代の住職も学究肌の人だったが、そのご兄弟たちも僧侶でありかつ、大学教授だったり、元オペラ歌手だったりしてインテリ&アート系であるようだった。ちなみに元オペラ歌手のお坊さんはお経が大変うまいらしい。ぜひ聞きたいものだ。

 夕方S寺を辞す。帰りに酒屋さんで鯖江の地酒「梵」を買う。お下がりやお供養などで既に大荷物の上にさらに荷物を増やす。

 乗る予定の雷鳥は、敦賀付近が強風で運転見合わせとなったため、福井で止まってしばらく来ず。列車は遅延するものと心得ていないので、不安になるも、21分の遅れで列車はやって来た。徐行運転なので遅い雷鳥がより遅い。結局45分の遅れで京都に到着。

 大きな法要に参列するなどと言うことは、実は大人の皮を被った子どもであるわたしにはハードなのであるが、これから先、福井との行き来は多くなりそうだ。とりあえず今日はほっとしている。

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mercredi 03 mars 2010

ばらずし

 朝起きたらやはり体が少し痛かったけれど、まあ元気。一年に一回の仕事だが、効率よい手順とやり方は体が覚えてますよという感じでリストの処理。とっととやってしまおうぜ。ふと、あらまほしき第二の人生について考えてみたりする。ともあれ今年度の蔵書点検もつつがなく終了したのでよかった。不明本が多くなければよいのだが・・・。002

 今日は雛祭。職場の人は「今日は孫が来て雛祭のパーティー」と言ってうれしそうに帰って行った。そりゃあもう、孫はかわいいでしょう。もうずっと日の目を見ていないわたしの雛人形は今年も天井裏で泣いているかも?出したげへんとお雛さんが泣かはる、とよく祖母が言っていたなあ・・・。祖母が亡くなって今日でちょうど半年だ。

 夕食には、ひさごちらし寿司を。ふだんのものと違って桜の麩や百合根、鯛にいくら、と赤みが華やかだ。これで蛤のお吸物としじみのしぐれ煮があれば完璧な雛の食卓だ。雛飾りの小さなお膳が懐かしいねぇ。001

 野菜は菜の花。色鮮やかに、注意してゆでる。花の黄色が鮮やかに春らしい。

 冬の間じゅう、毎日のようにアブラナ科の野菜を食べているが、アブラナそのものも食べるのだ(笑)。畑菜の方がおいしいにせよ、こちらはビジュアルが美しい。

 さて、「ちらし寿司」と書いたが、このお寿司のことをほんの一世代ほど前まで、京都もしくは関西では「ばら寿司」と呼んでいた。母はいい年をしてよく祖母に「ばら寿司作ってぇ~」とねだっていた。特にねだらなくても祖母は必ず雛祭には作ってくれたのだが。

 新聞記事を見るまでもなく、実感としてわかっていることなのだが、先月、2月1日付朝日新聞の朝刊によると、今、食に関する関西ことばが日常生活から急速に姿を消しているのだそうだ。

 ばらずし・五目ずし(ちらしずし)、煮抜き(ゆで卵)、なんば(トウモロコシ)、ごんぼ(ゴボウ)、関東炊き〔かんとだき〕(おでん)、かしわ(鶏肉)、お造り(お刺し身)、ミンチ(ひき肉)、かぶら(カブ)、など。

 唯一、ミンチだけはまだよく使用されているらしい。自分の感覚としては、お造り、かぶらもよく使う。かしわもたまに。かんとだき、煮抜き、なんば、ごんぼなどは、懐かしさを覚える。

 もう一つ、共通語の「おいしくない・まずい」に当たる言葉は「あじない」であるが、これは今でもわりと使われているような気がする。さらに京都では、「塩味が薄い」ことを「水くさい」と言う。逆に、塩味が濃いことを「辛い・塩辛い」と言い、「しょっぱい」という言い方はしなかった。

 わたしは寡聞にして知らないのだが、「おいしくない・まずい」を表す関西言葉に、「もみない」という言葉があるらしい。これはどこの言葉なのだろう。大阪?和歌山?滋賀?それとも京都の言葉で、わたしが聞いたことのないものなのだろうか。

 地の食べ物が大事なように、地の言葉も大事に思う。食に関する言葉は特にだ。世界規模でも小さな言語がどんどんなくなっていき、英語覇権だと言われている時代だから抗いようもないのかもしれないが、その土地に根ざした言葉が消えていくのは寂しいことだと思う。

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mardi 02 mars 2010

スキャン完了

 蔵書点検1日目。朝、出勤するなり、赤外線HHT を手に、スキャン開始。児童書の担当だったので高い書架がなく、腰の負担が少なかったのが幸い。

 HHT もだんだん性能がよくなっているのか、今年はとても読み取りがよくてエラーも出ず百発百中。打鍵で入力することが一度もなかったのは驚き。おかげで一日目のわりと早い時間にスキャン完了。職員一人当たり、1万冊程度のスキャン数になるか。明日からさっそくエラーリストや不明予定図書一覧の処理ができるのでよかった。

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lundi 01 mars 2010

さくらクリームフラペチーノ

 明日から5日まで蔵書点検。年度末なんだなあって思う。しかしまだ始まってもいないのになぜか腰が痛い。軽くピンチ!!例年の半分ほどしか動けないかも・・・?今週は火曜が出勤となり、また遠方にいかなければならない用事もあるので昨日から9日まで実質休みなしか~。乗り切れるのかな。

 京都駅に用があったのでJRで帰る。ちょっとスタバに寄ったら、「さくらクリームフラペチーノ」なるものを発見。白いクリームに薄ピンクの花びらみたいな桜チョコ。何とも見た目がかわいらしい飲み物で、桜味が大好きなのでさっそく試す。

 春は名のみの風の寒さや・・・。用事をすべて済ませて、冷たい雨の中、歩いて帰ると案の定腰痛悪化。ちょっとまずいな・・・・・・・。

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