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lundi 30 novembre 2009

バナナ×バナナ

 002 今日は疲れて夕ごはんの後片付けもほって、ぐったりしていた。ようよう起き上がって後片付けを済ましてしまうと、ああ、これからやっと自由な時間なんだ~と、急に元気になったので、明日の朝ごはん用にバナナのスコーンを焼いた。

 つぶしたバナナを入れるので、ちょっと生地の水分が多くなったかなあ。扱いにくい。

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 セルクルですっぱりと抜いていないからか、まあるい形に焼き上がった。

 余った生地を焼いたミニミニのを、コーヒーと共に禁断の真夜中の試食。さっくり。ほかほかの生地からほんのりバナナが香っておいしいな。

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 いっしょにバナナのジャムも作った。黒い粒々はヴァニラ。

 スコーンに付けて、バナナ×バナナの休日の朝食。明日の朝が楽しみ。

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dimanche 29 novembre 2009

『仰臥漫録』

 職場の予約取り置き棚に並んでいるのをなんとなくちら読みして以来気になっていた、正岡子規の『仰臥漫録』を読み終わる。

 何がそんなに気になったかと言うと、ここに書き留められた子規の、常軌を逸したと言ってもよいくらいの日常の食べっぷりがあまりにも凄かったので。たとえばこんな具合。

 ***朝 粥四椀、はぜのつくだ煮、梅干砂糖漬け

    昼 粥四椀、鰹のさしみ一人前、南瓜一皿、佃煮

   夕 奈良茶飯四椀、なまり節煮て少し生にても 茄子一皿

     この頃食ひ過ぎて食後いつも吐きかへす

      二時過牛乳一合ココア交て

         煎茶菓子パンなど十個ばかり

      昼飯後梨二つ

      夕飯後梨一つ

      (中略)

   今日夕方大食のためにや例の左下腹痛くてたまらず、暫にして屁出で筋ゆるむ***

 !????? そりゃあそうでしょう・・・・・。と思った。

 このような調子で続く日記には何やら怖いものがあった。奇妙にひき付けられていると、驚くべきことが書いてあるのが目にとまった。

 これを書き始めた明治34年(1901年)、子規は35歳、すでに結核の病状が進んで、肺は左右ともに大半空洞となっていて生きているのが奇跡のようなものであったと・・・。

 だからこんなにも鬼気迫るものを感じたのか、と合点がいった。子規にとって、食べることは生きること。健康な者がそう言う場合の意味とはまったく別の次元で、食は生そのものだったのだ。むさぼるように食べる姿は生きることを望む姿勢だったのだろう。しかしその一方で、命を削って食べているような印象も受ける。

 翌明治35年9月に子規は亡くなる。変わらず食べることを希求するも、だんだんと食べられなくなっていく様子が見てとれる。そしていよいよ苦しみも募り・・・。

 この日記は凄い。魂をゆさぶるものがある。

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samedi 28 novembre 2009

ラタフィア

 久しぶりの土曜のお休み。午前中に散髪に行ってすっきりしたが、髪を短くしてからはいつもパーマをあてる(関西風)ので2時間くらいはかかる。ロットを巻かれてからの待ち時間に『ドイツ料理万歳!』川口マーン恵美/著 平凡社 2009年 を読む。異国の食文化の本は研究書でもなければ、気楽に読めておもしろいので雑誌代わりにちょうどよい。帰ってからは弟と車でスーパーに行って、ここぞとばかりに米などの重いものを買う。あとは昼寝など。001_2

 夕方、ワイングロッサリーのショップに、今年も楽しみにしていたモンドールをいただきに上がる。もう少し置いて、とろっとさせてから食べるつもり。

 今年もシャンパーニュのセールの季節。それを利用して弟の誕生日のプレゼントを調達。シャンパーニュとロゼ・シャンパーニュのセットなんてちょっと甘やかし過ぎかもしれない(笑)。

 ふと思い出して、ラタフィアがあるかどうか尋ねてみた。ラタフィアとは、シャンパーニュ地方で、葡萄の果汁にマールを加えて作られるリキュールだそうで、わたしは名前すらも知らなかったのだけれど、ちょっと前に読んでいたイタリアの児童文学に「ラタフィア味」のキャンディというのが出て来て、ぜひ飲んでみたくなったのだ。お話に出てくる食べ物って、どうしてこう魅力的なのだろうか。

 そのお話の中で、主人公の、イタリアの名門バレエ学校に通うゾーエという女の子が仲良しの衣装係のデメトラさんのオフィスで、彼女から色とりどりの珍しいキャンディをもらう。その中にあったのが、真っ赤で、ちょっと苦味のある「ラタフィア味」のキャンディ。そういったものが小道具に登場するのがいかにもヨーロッパの児童文学っていう気がする。

 話は逸れるけれど、ヨーロッパの、イマドキの、特に女の子を主人公にしたお話というのはなかなかおもしろい。子どもであってもはっきりものは言うし、そこそこ意地悪だったり気の利いた(?)いやみを言ったりもして、文化の違いと言うか、ああ、こうやってフランス人なりイタリア人は養成(?)されるのだなあ・・と思ったりする。

 さすが専門店、ラタフィアはあった。大きいつづらと小さいつづら・・・ではないけれど大きい瓶と小さい瓶。マダムOもマダムKも、ソムリエOまで口をそろえておいしいとおっしゃる。十中八九おいしいのだろうが、初めてなので、小さいつづらのルネ・ジョフロワの方を買った。002

 夕食後に、デジェスティフとして1杯。きれいなガーネット色。アルコールはかなり強そう。でもとても飲みやすいので危険かも(笑)。ほんのり甘くて、ぶどうのようないちごのような、他のベリーのような・・・。これだけでデザート代わりになりそう。

 ソーダで割ってもよさそうな気もするし、これでグラニテを作ってもおいしそうだ。お菓子にも使えそうな気がする。おいしかったのでつい2杯飲んでしまった・・・。大きいつづらも買っちゃうかも・・・。

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vendredi 27 novembre 2009

広島のお好み焼き

Catof6it  遅番の帰りに、いつものバスを途中下車してちょっと寄り道。三好というお好み焼き屋さんに行ってみた。先日のFさんご来館の折、「今まで食べた広島風のお好み焼きの中で一番うまかった」という説明も後からメールで来るほど唐突に、カウンターにお店のちらしを置いていかれたので(笑)、気になっていたのだ。

 お店は繁盛していてにぎやか。お客さんはたまたま全員男性。鉄板前に座る。ご主人が、初めて?と聞くのでそうだと答えると、じゃあ、これがいいよ、と数あるメニューのうちから「肉玉そば入り」というのを選んでくれた。一番オーソドクス(基本?)のメニューらしい。それにイカ天をサービスで入れてくれると言う。ソースはもちろんおたふくソース。そばも広島から仕入れているそうだ。

 ご主人は、うちのは広島のお好み焼きではなくて、広島お好み焼きなのだとおっしゃる。特に会合をやっているわけでもないのだが、店には広島県出身の人が集まってきているようだった。常連さんが多くて、とてもフレンドリー。お客さんからもご主人からも、広島出身?と尋ねられた。広島県人の集う店。それだけ正しき広島味なのだろう。わたしも本物は食べたことがなかったので、これが初体験かな。キャベツにもやし、おそばにイカ天・・・。これは大阪風とはまた違って、おいしいお好み焼きだ。ソースがまた合うのだ。お供は生ビール。食後のサービスでアイスコーヒーかアイスクリームが付きますとのことだったので、アイスコーヒーをいただいた。

 帰りにFさんに報告メールをしてみると、なんとなく・・・の予感は当たり、大宮駅でばったり会ってしばらく立ち話。そのタイミングがおもしろくてずいぶん笑った。ご近所ならではで、なんだかとても楽しかった(笑)。 

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mercredi 25 novembre 2009

Cake aux Fruits/Ratatouille

 寝だめ(?)したからか、今日は朝からわりと元気。朝風呂に入ってすっきりしてから、気合を入れて家中の掃除。やるときゃやりますわたしだって(笑)。Cak8p9gi_2

 お昼は熱々の鳥なんばんそば。太いお葱が1人前1本入っているのでほとんど葱そば状態。お葱のおいしい季節までもうちょっとだ。おそばを柔らかくゆですぎてしまったのが残念。麺のゆで加減は難しい・・・。

 さらに掃除の続き。よく晴れたので夏用の薄い蒲団も洗濯。紅葉を見に行くの、今日の方がよかったな・・・。紅葉はやっぱり晴れの日が鮮やかできれい。

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 おやつはケック・オ・フリュイ。昨日作って一日寝かせておいたもの。

 少しだけ冷蔵庫に残っていたキルシュ漬けのドライフルーツとラム酒漬けのレーズン、ミモザを焼くときに使う細かくしたオレンジピールを入れた。焼き上がりには熱いうちに「露地栽培の桃」のリキュールをたっぷり打った。風味と、生地の食感と、ちょっと自画自賛モードになるくらい満足のいく仕上がり。思いつきで作ったとは思えない(笑)。001

 バターケーキの類は材料もシンプルだし簡単だけれども、ちょっとしたこつがある。

 オーブンにも焼き癖があるように、人にも作るときの癖がある。何でもやり過ぎてしまうか、やらなさ過ぎるか。

 バターケーキを作るときは、やらなさ過ぎる人はちょっと気をつけないといけない。まずバターと砂糖を混ぜるときは、これでもかってくらいに白っぽくなるまで空気を含ませること。卵を入れるときもしっかり混ぜてよくつなぐこと。

 そして肝心なのは小麦粉を入れたら、つやが出るまでよく練ること。たいていの人はこれが恐くてなかなかできない。003  

 型入れはザントクーヘンを焼くときみたいに真ん中を深く窪ませてみた。そうすると極端に真ん中が高くならない。型にはしっかりブレ・ファリネしたけれど、ここはめんどうがらず紙をしいた方がよいみたい。

 桃のリキュールの甘い香りはキルシュとよく合った。この組み合わせでまた何か作りたいな。006_2 004_2   

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 夕食にはラタトゥイユを作る。こういうときに活躍してくれるのが、ル・クルーゼ。野菜のジャムみたいなものだから・・・。

 エルブ・ド・プロヴァンスを入れれば異国の良い香り。最後に味を調えて少し冷まして味をなじませて・・・。005  

 おいしい。。。しみじみと野菜の旨み。南仏版精進料理かなあ(笑)。

 明日は冷やして食べよう。

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mardi 24 novembre 2009

東の山のふところに

 昨夜は20時ごろからこたつで眠り続け、2時ごろようやく寝るしたくをしてベッドに移り、さら眠って8時まで起きず。いろいろな疲れがたまっていたのか、12時間は寝ているはずなのにまだ眠くてぼ~っとしていた。なぜかいつも朝ごはんを食べたら手が冷たくなって寒くなるのでまたまた動けず、始動にとんでもなく時間がかかってしまった。

 お休みなので家事をちゃちゃと済ませて紅葉を見に行こうと思っていたのだが、また思いつきで楽しいことをしてしまったため結局12時になる。嵯峨の二尊院の紅葉の馬場も見たかったし、久しぶりに粟生の光明寺もいいなあ、と思っていたのだが、遠出をするのがしんどくなって、結局は近場の東福寺へ行く。004

 お昼ごはんは、宮川町のグリル富久屋にて洋食弁当。昭和のかほりのする街の食堂という感じなのだが、壁には宮川町の芸伎さんのうちわがたくさん。おかずは小さなハンバーグと海老フライ、ヒレカツ、白身魚のフリッターが入っていた。火曜日のみ食後にアイスクリームかコーヒーをサービスすると言うので、コーヒーをいただく。

 途中、松壽軒に寄ったりしながら、東福寺まで歩こうかと思ったけれどやっぱりやめてバスに乗る。005 006

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 東福寺。う~ん。今年は正直もう一つかな・・・。青いまま枯れ始めている木もあるし・・。古を知る年齢の人に言わせれば、気候が変わった(確かに冬に雪が降らなくなったり、ゲリラ豪雨が多発したり)から紅葉のええ年なんてあらへん!らしいが、わたしはさすがにそのような年ではないにせよ、まあ、今年はビミョーってことで・・・。予想はしていたことだが、人の多さに疲れてしまったので、静けさを求めて泉湧寺に楊貴妃観音を拝観しに行くことにした。

 assamさん御上洛の際に御寺参詣を御所望。わたしも大層久しぶりだったので下見を兼ねる。

 と、はたと気が付いた。そう言えば泉湧寺の塔頭って、まだ見たことない・・・。しかも今熊野観音寺は十五番札所!御朱印帳持ってきてな~い(泣)!!

 最初の塔頭は即成院。阿弥陀如来と二十五菩薩が祀られる。二十五菩薩お練りという行事が有名だが、もちろん見たことはない。那須与一のお墓もある。阿弥陀如来のお寺って、たとえ初めてお参りするところでも、ホームという感じがするなあ・・・。

 次は戒光寺へ。ここには「丈六さん」と呼ばれる大変大きな木造の釈迦如来がおられる。釈迦如来ののどから前面をしたたり落ちるような黒いしみがある。

 お寺の人の説明では、後水尾天皇が暗殺されそうになったときにこのお釈迦様が身代わりになって天皇を守ったらしい。天皇の身代わりになってのどから血を流す丈六の釈迦如来・・・。なかなかホラーな光景だ。ヨーロッパ各地に伝わる血や涙を流すマリア像と同じ系譜か。

 有名な(?)仏様たちなのに、泉湧寺の塔頭は拝観無料。ううむ。菩提心?

 さらに今熊野観音寺。ここは西国三十三所の第十五番札所なのだが、御朱印帳を持っていなかったため巡礼は次回にしようと思いきや・・・。見ればなんと、月末まで、秘仏である十一面観世音菩薩の特別御開帳をしていた。弘法大師作と言われるこの像を間近で拝観できるチャンスはほとんどないだろう。これは御朱印はもらえなくても行かねば。巡礼の一団が帰った後の内陣はとても静か。御開帳終了間近の今日、導いてお参りさせてくださった観音様と聖天様にじっくりと御礼を申し上げる。

 こちらの観音様は、「頭の観音さん」と呼ばれており、頭痛によく効く(?)観音様で、枕カバーのお守りが授与されていた。012

ようやく本来の目的地へ。今日は寄り道が大変おもしろかったので、もういいかな、という気もしたが、やはり楊貴妃観音はきれいなので拝観しようと思って行く。南宗伝来の楊柳観音像、やはり美しい。美人祈願によいらしいが、今となってはアンチエイジング祈願とかかな(笑)。

 せっかくなので本堂もお参りして、御殿とお庭も見学。お庭の紅葉もなかなかきれいだった。013

 お寺へ行くとなかなか帰れない・・・(笑)。すっかり足を棒にして帰宅。おやつは松壽軒のお菓子。予約以外ではほとんど店頭にないのにのぞくと1個だけあったので購入。

 「冬のたより」という、蕪をかたどった上用饅頭。葉の部分は練り切り。野菜をかたどったお菓子って珍しいし、とってもかわいい。

 今日は粒餡ですとのこと。上用饅頭は好物で、子どもの頃、運動会で配られる紅白の上用饅頭を楽しみにしていた(笑)。でも実は餡は絶対こし餡が好き・・・。とは言え、この粒餡はとってもおいしい!小豆の味と、何より香りが生きている。

 お茶を飲んでほっこり。

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samedi 21 novembre 2009

モール細工

001  今日はコーヒーを切らしてしまっていて朝のコーヒーが飲めず、ちょっとぼんやりしながら出勤。

 午前中は、ようそんなこと言うわ・・・といった感じの利用者が次々とやってきて疲れる。

 午後からはおたのしみ会。今月も先月と同じく、わたしとMさんが担当する。

 わたしは、若くして亡くなられた、かがくいひろしさんの『ふしぎなでまえを』一冊読み、同じく『がまんのケーキ』を紹介する。かがくいさんの絵本は個性的なタッチと、一癖ある登場人物たちが謎でおもしろい。二冊とも食べ物の出てくるお話。

 Mさんはふくざわゆみこさんの『もりいちばんのおともだち』。小さいものが好きなくまさんと、大きいものが好きなやまねくんのお話。この本のラストも、実にあらまほしき共食の形。

 食べ物つながりで木の実と果実の本の紹介の後は、いつものようにちょっとした工作。

 今回は、二色のモールを使ってペロペロキャンディーを作った。同時に、モール細工の本を紹介。小さい子が多い行事なのだけれども、みんなとても器用に作っていた。

 お話に聞き入って、じっと絵本を見詰める子どもの目。あの目はたまりませんね。絶対裏切れない。愛ですよ・・・。

 今回も紹介した本は子どもたちのお気に召したようで、どんどん借りられて行った。確かな手ごたえ。

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vendredi 20 novembre 2009

ボジョレ・ヌーヴォー/平安京

002_3   1日遅れのボジョレ・ヌーヴォー。今年はペットボトルのが出たり、700円のが出たりと、お祭騒ぎをしていた頃とはまったく違う感じの話題も多かったけど、わたしは今年もドメーヌ・ド・ラ・フュリーのキュヴェ・ワイングロッサリー

 3本買って、1本はもちろんすぐに飲む。1本はあえてちょっと置いてから。1本は弟とトモちゃんにあげる。優しい姉(笑)。仕事を終えて受け取りに行き、社長さんとマダムOと少しおしゃべりして、楽しくお買い物。今年はなかなかよい出来らしい。

 冷やさず室温で、ブルゴーニュグラスで飲むと良いとうかがったのでそのように。今日ばかりは父にもグラス1杯ほど。お供はボイルした生ソーセージと、海老のサラダなど。

 とてもきれいな赤紫色。ちょっと青みも入っているかなあ。いちごジャムっぽい香り。軽すぎないのがこのドメーヌの好きなところ。ガメイってほんとにこのときくらいしか飲まないのだけれど、思い出したように、おいしかったのね?って思う。

 今日の午後は、教養研修で、『平安貴族の生活を再現する』というテーマの、京都造形芸術大学の五島邦治先生の講演を聞きに行った。知っているようでいて実は知らない平安京のお話を興味深く聞く。

 京都は歴史が長いので、さまざまな歴史が重層的に積み重なっているため、現在、京都らしい、と認識されているものごとでも実のところ新しい時代のものであったりすることも多い。「京町家」などがその典型的な例だ。

 当初の平安京は、今の京都市内をもうちょっと西南方向にスライドさせたような位置にあった。東京極大路(今の寺町通)が東の果てで、鴨川・桂川は京外だった。

 平安京に、お寺や神社はなかった。

 桓武天皇が都を移したいきさつを思い出せば当たり前だということがわかるのだが、奈良で仏教勢力の強さに大変に苦労した桓武天皇は、新しい都でも奈良の二の舞になるのはいやだったので、宮寺である東寺と西寺以外の造営は認めなかった。

 六角堂、因幡堂はあったがそれは寺ではなく、あくまでも「堂」であり、個人の持仏堂と同じような位置づけのものだった。藤原道長は自宅のすぐそばに法成寺を建てたが、近くとは言え、あくまでもそれは京外。権力をふるった大貴族でさえ、京内には寺を建てるのははばかられたのだ。

 また、官も民も神社にはそれほど注意を向けなかった。今も残る有名神社はすべて京外。京内には、宮内や大邸宅に祀られている個人の神社しかなかった。

 北に住む人は、郊外の神社で祭をし、南に住む人は御旅所を作り御神輿で神を迎えて祭をしたらしい。この問題は、平安京の宗教を研究する上で重要な問題なのだそうだ。

 伏見稲荷がその良い例だそうで、その氏子地域は、平安京の南部にあたるうちの近所である。古の人は、郊外の神社へ行って祭をせずに、御旅所に神を迎えて祭をしたのだ。常々不思議だったが、この話を聞いていきさつの一端がわかった。

 その他は、寝殿造の建物や食生活の話など。

 現存する寝殿造の建物は一つもない。お寺は残りやすい。神社は建て替える(遷宮する)のが前提なので残らない。住宅はまったく残らない。

 また、平安時代の人々は、食べる、ということに冷淡で、記録がほとんど残されておらず、食物史の研究が大変難しいそうだ。先生がおもしろいことを言っていた。平安時代の食物の研究は、料理研究家にも難しいでしょう。彼らはつい、食べられるものを作ってしまいますからね。平安時代の食べ物は、まずいです。食べられたもんじゃありません・・・。たしかに復元料理(実は料理とも言えない)を見てもそれはわかるような気はする。

 現在の京都と似て非なる都市、それが平安京だ。

 

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jeudi 19 novembre 2009

秋の茶会

001  コンビニで見つけて、つい(笑)好奇心で買ってしまった、伊右衛門-秋の茶会-。1本498円也。きれいな袋に1本ずつ入れて売っている。高級ペットボトル茶と思いきや、ガラスの瓶に入っていた。

 紙袋は「白玉椿」、瓶は「紅葉」。きれいだなあと思ったら、千總の友禅見本裂をもとにしたデザインなのだとか。

 少量ずつお愉しみください、とある。もちろん常温で、なんだろうねぇ?濃い色合い。

 一口飲んで、ああ、なるほど。これはごくごく飲むお茶ではないみたい。テアニン!って感じ。もちろん、きちんといれた良いお茶にはかなわないだろうけれど、ボトル茶としてはなかなかすごい。

 子どもの頃、たま~にテアニンの旨みたっぷりのお茶に当たると、ちょっと変な感じがしたものだった。甘いような、とろみがあるような、とにかくいつも飲んでいるお茶とは違ったので不思議な感じだった。飲みつけないのでやはりちょっと苦手で、このお茶には何かが混ざっている、とか言っていた。ありていに言えば、「味の素」が(笑)・・・。

 で、いつものごとく母に訴えて、無駄に怒られるのだった・・・。でもね、グルタミン酸とテアニンって似てないか??さすがに「かつお味」(イノシン酸)とは言わなかったんjだから。

 『フルーツ・ハンター―果物をめぐる冒険とビジネス』 アダム・リース・ゴウルナー/著 立石 光子/訳 白水社 2009年 を読了。

 冒頭を読んだだけでも、見たこともないような熱帯の果実を味わいに、リオへ行くのも良いなあ・・・などと思ってしまった(笑)。地球にはそれこそ星の数ほどの食べられる果実があって、それをすべて味わうのはほぼ不可能なのだとか。

 古今東西、果物に魅入られる人は多いようで、著者もそういう人の一人になったのかもしれない。味わいの描写がぞくぞくするほど。

 「地のもの」、「地産地消」という言葉を思い出す。本当においしい果物は、どれも輸送には向かない。その季節に、その土地へ行かないと決して味わえないものなのだ。

 果物についての雑学集といった感じもなきにしもあらずで、少しとりとめがなく、次々と列挙されていくエピソードが散漫な感じもしたけれど、中ほどの章はそこそこ読みごたえがあった。

 アメリカでは、人工的に作られたぶどうの香料をしみこませた、「グレイプル」なる不気味なりんごが売られているらしい。

 果物ビジネス、というのはかなり複雑で危なくもあるようだ。

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mardi 17 novembre 2009

三人お食事会

 さんこさん、かもめさんと久しぶりの三人お食事会。ベー・レギューム・ア・ターブルにて。今日はさんこさんのご結婚を祝う会。わたしは忌中のため、ウェディング・パーティーの出席を遠慮していたので、ゆっくりおしゃべりができる今日を楽しみにしていた。先日、かもめさんときゃあきゃあ言いながら楽しんだ有次でのお買い物は彼女への結婚祝い。喜んでくれたらいいなあ・・・。005

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さんこさんは、とても感じがよくてかわいらしい女の子、といった感じだったのだが、結婚をされて落ち着いた美しさが増されたような気がする。

 ワインはアルザスのピノ・ブラン。ピエール・フリック 2005。珍しいことに、栓がコルクでもスクリューでもなく、王冠。微発泡で、するする飲めて、通しで飲むのによいワインだった。007

 自家製スモークサーモン

 べーさんのスモークサーモンはほんとにおいしい。ころんとした肉厚の身に香ばしいスモークの香り。アミューズだから仕方ないけど、みんな大好きなので、がっつり食べたいねぇ・・・などと言いつつ、ぱくっと行く(笑)。008

 ズワイガニとアボカドのサラダ仕立て

 トマトにアンディーブ、ブロッコリーにビーツ・・・。この野菜の多彩さがべーさんらしいお皿。この野菜の下にはクリーミーな蟹サラダ。012

 レンズ豆のスープ 軽くスモークしたフォアグラを添えて

 とろんとした濃厚なスープにとろけるフォアグラがよく合った。スープと一体化してとろけた後にふわんと残るスモークの香りが良い感じ。

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 天然平目のソテーと季節野菜のブレゼ

 野菜は蕪と金時にんじんと松茸、鷹ヶ峰ねぎ。松茸は表面がつるんとした感じで、ちょっと違うきのこみたいだったけれど、香りと食感はしっかり松茸。当たり前だけど(笑)。

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 牛舌のソテー 大根のキャラメリゼ トランペット茸のソース

 しっかりこくのあるお肉料理。でも大根のおかげで、重くなりすぎず、最後までおいしく食べられる。牛舌のもっちりとした食感もおいしい。

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 デザートの選択は皆違って、わたしはヌガーグラッセ、さんこさんは洋梨のクラフティ、かもめさんはタルトタタン。

 添えられているのはミルクのアイスクリーム。ドライフルーツは入っていなくて、ナッツがぎっしりのヌガーグラッセ。同じお菓子でも作り手によってさまざまなのはとてもおもしろいと思う。017

 最後はコーヒーヴァニラのマカロン

 最近、マカロン運がいいなあ・・・(笑)。さくっと軽いメレンゲみたいな食感。クリームもおいしい。

 ウエディングパーティーや、バリでの挙式の写真などを見せてもらいながら、ゆっくりとおしゃべり。楽しいひと時をゆっくりと楽しんだ。心からおめでとうって言いたい友だちがいるのってほんとにいいな。018

 帰宅して、さんこさんからいただいたバリ島みやげや引き出物などを記念撮影(笑)。

 スイートチリソース、ジャワティー、ネーム入りの図書カード、SOUSOUのてぬぐい、ニットの腹巻き、ぜんざい?、青じそ揚げ??(笑)。開けるのが楽しいお楽しみ袋(笑)。さんこさん的でおもしろかった。ありがとう(^^)。

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檸檬と柚子

001  寒い雨の朝。朝食を食べても体が暖まらず、亀の甲羅みたいにこたつをかぶって、しばらく動けず。タヒチに移住したいなあ。おお、常夏の島よ。

 ようやくこたつから這い出して、二種類のディアマンを製作。

 一つはレモン、もう一つは柚子。配合はまったく同じだけれども、作り方をちょっと変えてみた。レモンの方は、ケイクを作るときのように泡立て器で、バターに空気を含ませ、柚子の方はへらを使って通常どおりに作る。003

 レモンの方は空気を含んでふわっ、ほろっとした食感に、柚子の方はがりっとした食感に焼き上がる予想だったが、結果にそう際立った違いは出なかった。先入観があるからか、微妙な違いはあるような気はしたけれども。

 周囲に付けたグラニュー糖がきらきら光る様子が、ディアマン(=ダイヤモンド)という名の由来。わたしはこの、周りのじょりじょりした部分が大好き。

 わたしのオーブンはそんなに大容量のものではないので、ガスオーブン、電気オーブンを2台使って焼いた。一つわかったことは、ディアマンはガスオーブンの方が美しく焼けるということだ。

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jeudi 12 novembre 2009

お堂でみる阿修羅

 阿修羅像は仏像の中でも、思い入れのある人や語る人の多い、とても人気のある仏像だ。先頃の東京出張の折にも、お姿を一目見ようと連日多くの人々が訪れたと言う。

 ホームである奈良にあっても通常は興福寺の宝物館のガラスの陳列ケースの内側にちょっと憂鬱そうなお顔で静かに立っておられる。しかし、今月23日までは、仏像が本来あるべき場所、つまりお堂に安置されたお姿を拝観できるというのだから、これは行かずにはいられまい。あるべきところであるべきように見る。もちろん奈良時代の堂宇が残っているというわけではないのだけれど。

 仮金堂の中心には釈迦如来、右に薬上菩薩、左に薬王菩薩。その隣には二体ずつに分かれて四天王。そしてその前には、十大弟子と、阿修羅のお仲間の八部衆が交互に並ぶ。八部衆の中で阿修羅だけは、釈迦如来の前に。

 透明感、と言っていた人がいたけれど、赤いイメージの強い阿修羅だが、今日は白っぽく見える。小さくて、華奢なお姿だ。そういうところがより一層魅力的なのだろう。

 今日は、お堂の中というシチュエーション、つまり配置とか雰囲気とか、お堂ではどう見えるのか、ということを見に、言い換えればお堂という舞台装置の中での阿修羅像を楽しむために来たのだが、案外近くで拝観することができたので、じっくりと衣の紋様や装飾品を見てみた。どれを取っても繊細で美しい。

 以前に読んだ阿修羅本(笑)、『阿修羅のジュエリー』(よりみちパン!セ44) 鶴岡 真弓/著 理論社 2009年 の視点がおもしろかったから。

 ただもう、拝観の行列はすごいもので、チケットを買ってからお堂に入るまで、1時間以上は並んだかなあ・・・。さすが仏像界のアイドルなのである。  001  

 お昼は博物館の向いくらいにあった、ムッシュ・ペペというカフェ・レストラン(?)にて。スタッフは皆、女の人だった。

 「ごちそうスープランチ」を注文。

 前菜は、サラダ、生ハム2種、鴨の燻製・玉ねぎとマスタードのソース、茄子のマリネ、いわしのペーストのカナッペ002

 メインの具だくさんのスープは、ビーフシチュー。さらっとした家庭的なお味。

 パンをひたして食べるとおいしい。

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 デザートはブルーベリーのアイスクリーム

 最後はホットコーヒー

 並んでいると芯から体が冷えたので、温かいスープランチでほっこりした。

 まったく知らなかったのだが、国立博物館の正倉院展は今日が最終日で、しかも天皇陛下在位20周年記念ということで観覧が無料になっていた。ここもすごい人だったけれど、せっかくなのでざっとでも見てみようと思って行ってみた。

 正倉院の宝物をじっくり見たことはあまりなかったのだが、やはりとても美しいものがある。ペルシャ伝来の紋様には他の時代の品にはないような種類の美しさがあると思う。異国の香り。

 最後にはまた興福寺に戻って、北円堂へ。チケットは仮金堂と北円堂の二ヶ所が見られるようになっている。

 ちょっと肌寒かったけれど、奈良散策を楽しんだ。「ふたたびの奈良」(笑)?

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mercredi 11 novembre 2009

ラデュレの出店

001 今日から24日まで高島屋の1階にラデュレが出店。マカロンは箱売りのみであとはチョコレートが少しとジャム、グッズ類など。ラデュレって、ボディケアラインまで出しているとは知らなかったなあ・・・。

 何種類かある箱のデザインはどれも美しく、一目でわかる「ラデュレ的」(笑)。003

 箱によって詰め合わせてあるマカロンの種類が違うので、この味が食べたい!というこだわりのある人は相当悩んで結局は何箱か買ってしまうかもね(笑)?

 ラデュレのマカロンはねっちり感はほとんどなくてどれもほんとに取り扱い要注意のもろさ。食べるとさっくり、ほろりと崩れる。挟んであるクリームやガナッシュ、ジャムが厚いところがお気に入り。

 どれもおいしいのだけれど、わたしのお気に入りは、キャラメル、ヴァニラ、オレンジの花。最近マカロン運がついているかも(笑)?

 おいしそうなゲームにちょっとはまっています。ロールケーキ版テトリスみたいなものかな。やってみますか?

 http://info.cocolog-nifty.com/game/2009/11/post-322f.html

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mardi 10 novembre 2009

心中天網島

 小豆と共に、久しぶりに文楽を見に、国立文楽劇場へ行く。今日の外題(よくおばあちゃんがそう言っていた)は「心中天網島」。

 歌舞伎と違って、文楽を見るようになったのはすっかり大人になってからだけれども、これはとても良いもので、おもしろくてずっと昔から親しんでいたような気さえする。もちろん歌舞伎も良いのだが、歌舞伎はやはり役者を見てしまう(そういうものなのだけれども・笑)。文楽は人形浄瑠璃なので、舞台のサイズも小さく、舞台に集中しやすいし、その分、物語世界に容易に入り込めるような気がする。もちろん人形を見る楽しみもある。一つの人形を動かすのに人が3人。かしらを動かす人は顔を出して、しっかり舞台に存在しているというのに、物語が始まれば、一切その存在を感じなくなってしまうのは本当に不思議なことだ。

 義太夫も良い。情感ゆたかに語ってもらうと、文章を読むよりもずっと容易に言葉が理解できるし、世界に入って行ける。

 文楽や歌舞伎にはいろいろな作品があってそれぞれにおもしろいけれども、中でも近松門左衛門の作品は別格だと思う。

 登場人物の心の動きだけでほぼ物語が進行していくすごさ。人の心を描き出す精緻さ。フランスの心理小説のように分析的に描いているというわけではないけれども、その緻密さと情感に訴えかける力はすごい。同時にその人物造形には時を超えたリアリティがある。

 こんな物語に親しんでしまえば、現代の小説の多くが薄っぺらく感じてしまう。

 「去状書け書け おさんが持参の道具衣類、数改めて封付けん」

 娘・おさんの不憫さに治兵衛に怒り狂い、娘を離婚させようとする、おさんの父など、現代にもたくさんいそうだ。

 「小春を蹴る脛で狼狽へたそのおのれが根性をなぜ蹴らぬ」

 義理の兄が治兵衛を叱る言葉。妻や親類縁者の心配と苦労も知らず、商売が傾くまで小春に恋をする治兵衛。現代でもたくさんいそうなのは”だめんず”治兵衛”であるのは間違いなさそう(笑)。この手の男は今も昔も一定、もてるのかも・・・(笑)。しかしこの治兵衛とて、頭では道理はわかっているのだ。わかっているのだけれども、「どうしようもない」人の心のありようが苦しく描き出され、胸を打つ。

 「門の口からあす待たぬ、治兵衛小春が土になる種蒔散して帰りける」

 それぞれの思いや、よかれと思って取った行動が裏目裏目と出て、どんどんと最悪の結末へと事態が転がって行ってしまう怖さと悲しさ。ちょっとした行動が、タイミングが後押しする。カオス理論かバタフライ効果か・・・。

 「アヽ悲しや、この人を殺しては女同士の義理立たぬ」と、おさんが言えば、

 「おさん様より頼みにて殺してくれるな殺すまい、挨拶切ると取交せしその文を反古にし、大事の男を唆しての心中は、さすが一座流れの勤めの者、義理知らず偽り者と世の人千人万人より、おさん様一人の蔑しみ、恨み妬みもさぞと思いやり、未来の迷ひはこれ一つ」と、最後の最後に小春が言う。おさんのことのみが気がかりと。

 女二人に比べて治兵衛ってなあ・・・・・・。

 余談だが、侍に身をやつしているときの義理の兄・粉屋孫右衛門は、上方の言葉とアクセントで話していないことに気が付いた。細かい配慮、演出だなあ、と思った。001

 終演後はちょっと資料室をのぞいてから、難波のクレープリー・アルションにてお茶。小豆はクレープ・シュゼットを、わたしはお砂糖とバターのクレープを食べる。バターはエシレのを使っているらしい。

 わたしはピッツァではマルゲリータが一番好きなのと同じ理由で、クレープはこの食べ方が一番好きだ。

 二人とも、作品が門左衛門だったためいつもよりもさらに感動していたので、いろいろと語って楽しく過ごした。

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lundi 09 novembre 2009

たまご

Cao2ldlm  出勤前に、職場近くのスーパーみたいなデパートに寄ったら、さいき家さんが出店をしていて、Nさんがだし巻きを巻いていた。ここのだし巻はおいしいのだ。

 だし巻き・いなり弁当を買って、お昼ごはんに食べる。仕事のある日のお昼ごはんとしては破格の質と量の大贅沢である。

 分厚いだし巻が二切れ。おいなりさんは食べたとたんに山椒の香りが広がって、おや?と思う。見てみると寿司飯の中にちりめん山椒が入っていた。そうか、こういうのもありなんだな、と思う。Ca6qk1xp  

 夕方の休憩のおやつにはモロゾフのプリン。これって、優に10年は食べていないのではないだろうか・・・。このガラスのコップが懐かしい。どこの家庭でもコップとして使われていそうな・・・。そう、うちの家にも子どもの頃にはごろごろあって、使われておりましたとも。あと、リプトンのプリンの陶器の器も。

 そうか、こんな味だったか、と納得。しかしプリンは底の、カラメルに接して茶色くなった部分が一番おいしいなあ。

 それにしても今日、卵食べ過ぎやん!

 夜になって、奇妙なシステムの不具合が発覚。何がどうなっているのやら。さらに別件で、わたし一人では判断できかねる運用上の問題。夜にややこしいことがあるといやだなあ。変な汗かいた。

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dimanche 08 novembre 2009

PÂTISSERIE.S(パティスリー・エス)

 ベックルージュはタンドレスとして再開したものの、いかんせん遠い。日常的に買いに行けるところでおいしいお菓子屋さんがあればなあ、とずっと思っていたところ、かもめさんより、室町高辻にできたお店がイケているとの情報を聞いてすぐに食い付き(笑)、有次のお買い物の後でさっそく連れて行ってもらう。

 イートインの席は窓に沿ったカウンターがメイン。すっきりとした広いラボラトワール。生菓子の種類も多い上に焼き菓子やコンフィチュールまであるのはすてき。そしてなぜかビストロのように飾られたワインのボトル。聞けばご主人、ワインがお好きなのだとか。なんだか楽しそうな方。005

 ショーケースからお菓子を選んで、コーヒーを注文してから席へ。

 ムラング・シャンティー・キャラメル

 好みが分かれる(たぶん好きでない人の方が多い?)ためか置いている店が少ない、フランスではポピュラーなお菓子。名前のとおり、焼いたムラングとクレーム・シャンティーのみというシンプルさ故、時折食べたい気分になる。

 なめらかなクリームはちょうどいいくらいのほろ苦さ。特筆するのはムラングで、こちらもさっくり歯ざわりもよく、香ばしいキャラメル風味。と言うより、これは「カルメ焼き」??と、かもめさんとわたし、同時に同じことを思い、先ほど有次で見たカルメ焼き用の胴鍋(こんなお道具まであるのだ!)を思い出して笑う。

 ムラングは妥協しない甘さ。とてもおいしいと思う。

 ミニュイ

 「真夜中」という名前のお菓子。ビスキュイとカシスのムース、バナナのジュレ、柔らかいラムレーズン入りのクリームを層にしたお菓子。一口食べれば広がる香りにはっとする。バナナのジュレの芳香。006

 名前を失念(^^;)。栗とコニャックと胡桃のお菓子

 ブランデーの香り高い栗のムースがおいしい。

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 買って帰った焼き菓子オランジュ。生地もしっとりとおいしい。

 表面にアーモンドダイスが付けてあるのだけれど、これはわたしはいらないなあ・・・。ナッツがあまり好きではないのもあるけれど、しけったような感じになるのであまりおいしいとは思えないのねぇ・・・。

 お菓子の種類はたくさんあったので、これからいろんなのを食べてみよう。近くによいお店ができてよかった。

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samedi 07 novembre 2009

有次でお買い物

 よく晴れた暖かな土曜日。かもめさんといっしょにお買い物&ランチ。堺町錦の、グルニエ・ドールのお向かいにできたお店、トラットリア・ラ・パーチェ・コン・ヤスベに行ってみた。お肉系の料理が得意なお店らしい。

 本日解禁だというイタリアの新酒(ノヴェッロ)を一杯飲んでみる。わたしは赤でかもめさんは白。どちらもとてもあっさりと軽い。001

 前菜盛り合わせ

 グリーンサラダ かぶのパンナコッタ 揚げポレンタ アトランティックサーモンのつみれ(のようなもの) 一種類ずつ味つけが違う野菜のマリネ、鶏肝のペーストのブルスケッタ、白隠元のトマト煮

 どれも手の込んだ「お手間もの」という感じの盛り合わせ。002

 パスタは8種類から選べるようになっていた。わたしが選んだのは、ロマネスクカリフラワーと自家製サルシッチャのスパゲッティーニ アーリオオーリオ。辛味がけっこう効いていて少し汗が出るほど。かもめさんはスペインの生ハムと冬キャベツのリガトーニ。生ハム出汁(笑)?

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 メインは「名物」(と書いてあった)、いのししのハンバーグ 赤ワインとレーズンのソース。しっかりした赤身の肉に甘めのソースがなかなかよかった。いのししって食べるの久しぶりかも。

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 ドルチェは小さなものを想像していたので、ボリュームのある一皿にびっくり。

 りんごのコンポートと木苺のジェラート、ラング・ド・シャ、テュイル・ダンテル、ティラミス、りんごのパイ。ティラミスが一番よかった。

 最後はエスプレッソ。だけれどもドルチェと同時に出てきたので、飲む頃にはすっかり冷めていたのが残念だ。

 かもめさんと会うのもしばらくぶりなのでゆっくりとおしゃべり。いろんな活動をしておられるのでおしゃべりも楽しい。その後、懸案のお買い物をしに、すぐ近くの有次へ行く。土曜日の錦市場はかなりの人出。最近はこの市場、さらに観光地化した感じで、有次の店内も混んでいた。外国人観光客も多く、その一人が包丁を買っていたが、料理人というわけでもなさそうなのに、うまく使いこなせるのだろうかとちょっと思った。

 有次は楽しい。千鳥や花びらや金魚や雪輪などの大小さまざまな意匠の抜き型や物相を見ているとむやみに興奮していけない(笑)。特に一番小さなサイズのがかわいすぎて、無意味にいろんなものを型抜きしたくなる。ニッキ味のクッキー生地を伸ばして、紅葉やいちょうの小さな型で抜いて、「吹き寄せ」を作ったら楽しいだろうなあ・・・とか、製作意欲もわいたりする。

 かもめさんといろいろ吟味しながら品物を選ぶ。なかなか良いものが買えましたよ~(^^)。007

 自分用には、こんなお道具を一つだけ。おろし金ですりおろした柚子の皮なんかをきれいに落として残さず集めるためのお道具なんだけど、何ていう名前か知ってます?

 その名は「ひえい卸し」。六甲おろしではありません。きちんと名前のあるお道具だったことに感心した。お菓子を作るときにレモンやオレンジの皮のすりおろしを集めるのに使うつもり。

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jeudi 05 novembre 2009

マカロン☆マカロン

001  遅番を終えて家に帰ると、父が贈り物が届いていると言う。何だろうと思って冷蔵庫を開けると、そこには大きなサプライズ!

 パティスリー・カナエのマカロン!お世話になっているOさんからのうれしいお心遣いだった。かわいいカードに、メッセージ付きで!いつもよくしてもらっていて、感謝しているのはわたしの方なのに。

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002  ずらっと並んだカラフルなマカロンは、かわいらしい女の子のよう。これ全部、味が違うのよ(^^)。

 定番のヴァニラやショコラ、ローズのほかにちょっと変わったところでは、栗きんとん、きなこ、ゆずといった和のテイストのものも。

 晩ごはんの後にコーヒーを入れて、さっそくいくつかいただいた。マカロンは新鮮さが命。003_2

  これは「栗きんとん」。つるんとした表面がべっぴんさん。わたしは作ったことがないのだけれど、湿気の多い日本でマカロン・ド・パリを上手に焼くのは難しいらしい。ピエがうまく出ないのだとか。

 中のクリームには細かく刻んだ渋皮栗のコンポートが入っていた。「ゆず」の中味はきゅんとすっぱいゆず果汁入りのガナッシュ。「タルトタタン」にはシナモン風味のクリーム。定番、ヴァニラには、甘い香りのバタークリーム。こんな風に一つ一つがらりと味が違うから、選ぶのが楽しい。004

 マカロンってやっぱりピンク系がかわいいな♪

 人と人とのつながりはお金では買えない大切なもの。ただただ、有り難い・・・。

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mardi 03 novembre 2009

髑髏祭

002  なかなか飲めないとなるとますます飲みたくなるワイン病・・・(笑)。今日は一日の終わりに、一人でゆっくり飲もうと思っていた。寒いし、濃い目の赤ワインがいいな。手持ちの中から、サンジェルヴァジオのア・シリオにするか、チャールズ・スミスのスカルにするかずいぶん迷ったのちスカルを開けて一人、髑髏祭。

 それにしてもこのラベルって・・・。ええ。ジャケ買いしたワインですよ(笑)。このシリーズはたしか、三部作くらいになっていたはず。作り手のチャールズ・スミスという人は、いかにもこんなラベルが似合いそうなルックスでちょっと笑える。

 SKULL SYRAH ROYAL SLOPE COLUMBIA VALLEY 2005 CHARLES SMITHE WINES006   

 コロンビア・ヴァレイのロイヤル・スロープという畑(?)で作られたシラー100パーセントかな?

 濃い色あい。期待どおりに濃厚な風味。強すぎはしないけれど、スパイスよりも、甘味と果実味が勝っている。アメリカのシラーっていう感じで、こういうのもいいかも。寒い季節になってくると、シラーがおいしくなるような気がする。あなかしこあなかしこ。 003_2

 このあいだ、栄養指導を受けに行ったら、たんぱく質不足を指摘されたのでおつまみはたんぱく質を食べます(笑)。トアロードデリカテッセンのロースハムと、オーストリアの青かび チーズ、オスタークロン。トアロード~のシャルキュトリーは、高いけれどやっぱりおいしい。サンドウィッチ用に買ったのを流用。。チーズはそんなに特徴はないけれども、おいしい青かびチーズで、しっかり中までかびが入っているし、ワインによく合ったと思う。

 音楽を聴きながらゆっくりグラスを傾ける。リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。この曲は、シェエラザード姫がそばで千夜一夜の物語を語ってくれるような感じがするので好き。だから何度でも聴く。船や波、街のざわめきが目に浮かぶよう。今日のはゲルギエフ指揮のキーロフ歌劇場管弦楽団のもの。過剰なまでに色鮮やかなアラビアンナイト。このワインに合うかも(笑)。

 子どもの頃、千夜一夜物語が好きだった。子どもって、どこにあるのかそもそもあるのかないのかも知らないような外国の物語も案外大丈夫なものだ。

 昔、外国のお話なんかの読み聞かせをするとき、地図や写真なんかをいっしょに見せたりしていたことがあったけれど、あるときふと、自分が子どもの頃に千夜一夜物語を楽しんだときのことを思い出した。物語の舞台がどこであろうとそんなことは関係なく、時代も文化も国もまぜこぜになっていても、ただ、「ここではないどこか」を十分に楽しんでいた。それ以来、よけいな説明をするのはきっぱりやめた。

 お話を聞いて、子どもは自由に「ここではないどこか」に行って、いろんなものを見てくればよいし、いろんなことをしてくればよい。そしてきちんと「ここ」に帰ってくる。それで十分なのだ。

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lundi 02 novembre 2009

大学祭/SUGAR TOOTH

 午前中、すごい勢いでやらなければならないことをこなして、昼から職場近くの大学の大学祭へ行く。ちょっと楽しいことをしようと思ったらその前に鬼のように家でもどこでも仕事をこなさなければならない。鬼面(オニヅラ)が定着しそう。ちょっと働き方とか生き方を考え直した方がいいかもねぇ・・・。パートタイム・レイバーとか、パートタイム・ラヴァーとか。

 なぜに学祭かと言うと、うちにバイトに来てくれているこの大学の学生さんが、作品を出したり、軽音楽部のD君とS嬢がドーナツ屋をやったり、ライブをやるというので、覗きに行ったのだ。いろいろと準備の話などを聞いていると楽しそうだったので(笑)。二人のライブは残念ながら今日はなかったのでドーナツ屋さんへ。小さなドーナツ(チョコレートとシナモンシュガー)をいただく。試作を繰り返したと言っていただけあって、なかなかおいしくできていた。バンドのCDを売っていたので記念に1枚。ただ今試聴中(笑)。ホール(?)での作品展でH嬢の作品を見る。芸術系の大学なので作品展もやはりおもしろい。この中からきっと未来のアーティストが出てくるのだろう。

 今日はきれいに晴れたかと思うと一天にわかにかき曇り強風と雨の繰り返しという荒天。しかも寒い。何度目かの晴れのとき、根元から根元まで見えるような180度のくっきりとした虹のアーチ。あの根元には金貨の詰まった壷が埋まっているのね?などと思いつつ、しばし見惚れる。何かいいことありそうだ003

 その後、大阪へ。久しぶりに茶屋町の arinko さんのカフェ、SUGAR TOOTH にお邪魔して、甘食三昧。お菓子もジャムも、すっかり秋になっていた。

 定番のかぼちゃのプリン、スコーンに、ジャムは城陽のいちじく。トライフルはココアのスポンジと洋梨。いちじくと紅茶(ア-ルグレイ)のチーズタルト

 いつもの弾力のあるスポンジのトライフルもおいしいけれど、粉を使っていないという口どけと香りのよいココアスポンジは、クリームと口の中で上手に溶け合うので大変おいしかった。チョコレートのお菓子が出てくると、秋だなあと思う。004

 旅先で撮りためた写真を使って、カレンダーを作ったということで、一部購入。なかなかかわいらしい卓上カレンダーで、日付の数字のクッキーも、自宅の工房で焼いたものだとか。各月の写真の中に、イラストの arinko さんが隠れていて、「arinko さんをさがせ!」みたいなしかけになっているのがおもしろい。簡単に見つけられる月もあれば、とても難しい月もあります。

 さて。明日は火曜日だけれど祝日のため出勤。眠くなければいいなあ。そして何より寒くなければよいのだけれど・・・。

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