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samedi 31 octobre 2009

満中陰

 早いもので、本日11時より自宅にて、祖母の満中陰の法要。急遽一人増えて、来客は9人になった。とは言え少人数なので楽。お経は、仏説無量寿経上巻、讃仏偈と重誓偈のある部分プラス仏説阿弥陀経。長い・・・(笑)。

 法要終了後は全員で木乃婦にて食事。003 法事であることを伝えておくと、箸袋に黄白の水引がかかっていた。

 とろ寿司 栗の渋皮煮 銀杏 鴨のミートローフのようなの サーモンの巻物 甘酢しょうが フルーツサラダみたいな松の実入りの白和え

 とろ寿司、おいし~。ちょっとおしょうゆをつけて一口で。かなり大きいのに、さっと溶ける。  004_2   

 お造り(鯛・紋甲いか・車海老)けんは大根とみょうが おしょうゆとみぞれぽん酢

 最初にとろが出たので、お造りはあっさりしたものばかり。どれも新鮮でおいしい。他のお店と比べてかなりのボリュームだったのは気のせい?005 006

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大輪の菊の美しいお椀の中身は、鱧と松茸。ふんわりやわらかな鱧としゃきしゃきと歯ざわりの良い松茸。どちらも大ぶり。007 008

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こんがり焼けた杉板に挟まれているのは、鰆の西京漬けとしめじ薄く切った蓮根とすだちが添えてある。味の染み具合もよくて、端っこのちょっと焦げた部分が香ばしくて好き。   009_3

 てんぷら(湯葉巻き車海老・舞茸・きす・万願寺とうがらし)天つゆ、大根おろし、塩、レモン

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 ふかひれと胡麻豆腐の小鍋。薬味は青い部分と白い部分に分けて細く細く切ったねぎ。

 しょうがの香りのスープに、とろける胡麻豆腐。木乃婦゛のスペシャリテ。011

 かやくごはん 赤だし 香の物

 ごはんはごく薄味。

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 ラ・フランスとグレープフルーツのゼリー寄せ ソース・アングレーズ ヴァニラアイスクリーム ざくろ

 部屋は、大きな洛中洛外図のかけられたほりごたつの部屋。うちもそうだが、法事に集まる人々というのはどうしてもお年寄りが多くなり、そうなると足が悪い人も多くなるので、ほりごたつはありがたい。部屋もそうだが、料理も定番のものをきっちり出してくれるし、サービスもてきぱきとしているし、家からも近い。わが家の法事には何かとよいお店、ということでここ何回かはここばっかりかも・・・。

 また皆で家に戻り、最後のお客さんを送った後は、弟と二人で、祖母の遺影を祖父の遺影の隣にかけたり、中陰壇を片付けたり。裏返して白にして使っていたお仏壇の内敷きももとに戻して赤いヴェトナム刺繍の面にする。神棚を封じていた紙もはずす。

 これで弔いも一段落で、少しほっとする。あとは一周忌と納骨・分骨まで大きな法要はない。ゆっくりと時間をかけて祖母の遺品や思い出などを整理しよう・・・。 

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vendredi 30 octobre 2009

メープル

002  angel さん情報によると、この秋のお菓子の新製品には、メープル味のものが目立つそうだ。定番の味だけれど、流行するのかな。と言うよりも、しかけられるのかな(笑)。

 流行とは関係なく、メープルシロップはおいしい。ホットケーキやパンケーキにバターを塗って、生地が少しぐずぐずになるくらいにメープルシロップを染み込ませて食べるのは甘党の至福の朝食 。

 写真は、わが二人目の弟・ゆうちゃんの店、神戸は鈴蘭台のぱん屋 kokoroの「メープル」というパン。メープル風味のクリームとパン生地をくるくるとロールケーキみたいに巻いて、円筒形の型で焼いてある。型の筋どおりに切ったら切りやすい。おかげさまで地元の方々にごひいきいただいて、お店は毎日繁盛しているとか。その中でも、特に人気なのが、この「メープル」なのだそうだ。そのままでも軽くトーストしても香ばしくて甘いメープルシロップの香りが広がって、おいしい。

 夜、弟とトモちゃんが来て、メープルとチョコレートクリームのパンとクリームチーズのパンをもらう。003

 これはチョコレートクリームのパン。たっぷり詰まった柔らかいクリームが、お菓子レベルでおいしい。

 夕食の後だったけれど、メープルとチョコパン、コーヒーといっしょに、デザート代わりにいただきました♪ウマ~(笑)。

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 今日作ってもらった花束は、緑の菊が印象的。こんな色の菊もあるんですねぇ・・・。きれい。花屋さんで名前を聞けばよかったな。

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jeudi 29 octobre 2009

四葉きゅうり

001  午前中、病院に行ったら、インフルエンザのせいか大盛況で、患者さんがあふれかえっていた。繁盛は喜ばしいけれど喜ばしいとは言えない業界であることよと思う。

 遅いお昼ごはんに、全粒粉の小ぶりの食パンを薄くスライスして、ハムときゅうりのザンドウィッチを作って食べた。ほんとはハムはハムだけ、きゅうりはきゅうりだけのサンドウィッチの方が好きなのだけれども。手早く作るため今日はいっしょに。

 サンドウィッチというのは言わば、「そのまんま」の料理であるのでおいしいハムを使えばおいしいし、おいしいきゅうりを使えばやはりおいしいのである。

 今日使ったきゅうりは四葉(スーヨー)きゅうり。表面はごつごつとしており、白いいぼがたくさんついている。表面にはブルームも出て、昔のきゅうりみたい。味もなかなかおいしくて、わたしのような瓜好きは大層好きで、瓜嫌いにはたまらなく嫌われるきゅうり風味が強い。昔のきゅうりみたいでおいしいね。

 薄い斜め切りにして塩をしてしばらく置く。水分が出てきたら、ぎゅっとしぼる。からしバターをたっぷり(ここがこつ)塗ったパンにはさむ。今日はハムと合わせたのでマヨネーズを少しつけたけれど、これくらいおいしいきゅうりなら、もう少し塩を強めにして、マヨネーズなしの方がおいしかったと思う。ちなみにハムもぜいたくしてスペシャル(笑)ボンレスハムというのを計り売りで買ってみた。ともかくもおいしいサンドウィッチであった。

 夕方の早い時間に出勤。長い一日。仕事が終わって大宮まで帰り、ふと思いついてふらっと鉄板28号に寄ってしまった。近頃ワインも含め、お酒が家で飲めないので、そうなるとよけいに飲みたくなるのが人情と言うもの。つい誘惑に負けてしまった。そうだ、もし子どもに勉強をさせたければ、勉強など絶対してはならぬと禁止すればいい。その代わりに毎日馬車馬のように働かす。すると子どもは、勉強がしたくてたまらなくなって、さぞかし立派な大人に成長するかもしれない。

 閑話休題。ともかく鉄板28号のカウンターのすみっこにひっそりと腰をかけ、頼むはドイツのリースリング。まんがを読みつつ飲む。前菜4種盛りは、冷めたアリゴのような不思議な食感の里芋のポテトサラダ、たたききゅうりのサラダ、リエット、豆入りのラタトゥイユをソースにしたオムレツ。リエットがおいしい。続いてオーストラリアのシラーを一杯。グラスワインは500円から、この前菜の4種盛りも500円という破格のお値段だ。

 グラスワイン2杯で、まるで1本飲んだかのごとき酩酊具合である。謎。

 明日あさってはちょっとあれこれ忙しい。法事というのはなかなかに、お金も気も遣うものなんですよ~。

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mercredi 28 octobre 2009

ダニエル

Cat3fun8  夕べ夜中(明け方かも?)に咳き込んで眠りが浅かったからか、睡眠時間の割には眠った気がしない。なんだか損した気分だ。11時くらいにシャワーを浴びるとようやくメガシャキ。

 ありあわせの材料で焼き飯を作って昼食。その後は役所に行ったり食料品の買い物に行ったりといつもの雑用。伊勢丹に行ったついでに何となくダニエルでおやつを買った。ダニエルの「ダニエル」と言うお菓子。ちょっとバタークリームのお菓子のようだったので。店員さんに尋ねると知らなくて、本店に電話までして確認してくれたので恐縮だ。結果、「生クリームベースですが10%バターが入っています」という返事をもらったが、これは生クリームとバターを合わせたってことだろうか?とすると妙に不自然なのだが、それ以上追求するのはやめておいた。とんだおたくの客は迷惑だ。

 帰宅してコーヒーを入れて食す。あまり期待もせずに買ったのだが、これはなかなかおいしかった。わたしは層になったお菓子が好きでつい一層一層はがして食べてしまう。クリームはおいしかったが10%バターかどうかはわからなかった。

 その後は児童書を読んだりして少しのんびりする。児童書はいろいろと大切なことを教えてくれるので値千金。本というのは好みの問題もあるからあんまり言ってはいけないけれど、一般向けのくだらない本を読むよりも児童書を読む方がずっといい、ということは多くの司書が知っている。

 夕方、七七日のお勤めをする。早いもので、今日で満中陰だ。土曜日の法要が終われば中陰壇もなくなって、部屋もがらんとするだろう。きっとまた寂しくなると思う。

 「夫(それ)、人間の浮生(ふしょう)なる相を、つらつら観ずるに、おほよそはかなきものは、この世の始中終(しちゅうじゅう)、まぼろしのごとくなる一期(いちご)なり、されば、いまだ萬歳(まんざい)の人身(にんじん)をうけたりといふ事をきかず、一生すぎやすし、いまにいたりてたれか百年の形體(ぎょうたい)をたもつべきや、我やさき人やさき、けふともしらずあすともしらず、おくれさきだつ人は、もとのしづくすゑの露よりもしげしといへり」 

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mardi 27 octobre 2009

COCO AVANT CHANEL/長い会議

 よく晴れて暖かく、気持ちのよい朝。と思ったら一瞬の不思議な通り雨。一通りの家事を終えたら夕方までは完全オフ。気持ちも少しはゆったりする。

 お昼は四条西洞院の、HAMBURG LABO(ハンバーグラボ)なる店で、ロコモコを食す。牛肉もあるけれど、ちょっと珍しく豚肉100%のハンバーグがウリの店らしい。ごはんの上にチーズが乗った豚肉のハンバーグ、目玉焼き、少しマヨネーズのかかったレタスとトマト。それに味噌デミグラスソース(?)をかけて食べる。別に赤だし、サラダ、枝豆のサラダが付いていた。豚のハンバーグもなかなかおいしい。

 なかなか見に行けなかった映画、『ココ・アヴァン・シャネル』を見に行く。わたしはさきがけの物語が好きだ。シャネルもまた、ファッションの世界のさきがけと言ってもよいだろう。この映画はタイトルどおり、時代に切り込んで行く前の、ガブリエル”ココ”シャネルを描いた作品。人に歴史あり、と思う。なぜか親しみがわく顔をしているオドレイ・トトゥーもいいし、マリー・ジランも好きだし、キャスティングもよかったな。

 夕方からホテルオークラにて年に一度の大きな会議。今年度は役をやっていたので要出席。途中でお弁当が出た。栗おこわ、鱧と厚揚げのお椀、別添えのお刺身(いか、鯛、まぐろ)、生湯葉のあんかけ・蟹身乗せ、鴨ロースやだし巻き幽庵焼きなどの八寸、大根と豚肉と舞茸の炊き合わせなどが入った豪華版。後には洋梨(?)とゼリーのデザート、コーヒーが出てきた。さすがオークラなのか、大変おいしかった。

 会議が続くこと3時間。さすがに疲れた。H嬢が一緒だったので終了後思わずワインバーに行ってしまった(笑)。南仏の、マカブーというおもしろい名前のぶどうが主体の白ワイン、コルビエールとブラソン・ディサンだったかな、ボルドーの赤を一杯。今日のアミューズはフォアグラみたいな鶏肝のコンフィと小海老のマリネ。スティルトン、サントモール・ドゥ・トゥーレーヌなどのチーズを少しと。

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lundi 26 octobre 2009

アップルクランブル

 6連勤の週終わる。長かった~。しかし考えてみれば昔は週休1日が当たり前。そのまた昔は休みは一日・十五日だ。人はどんどんナマケモノ化して行くのか?

 帰宅してすぐご飯の用意。食べたらすぐ(健康に悪い?)後片付けを済ませると、やっと1日の仕事が終了した感じ。明日は休みだし、楽しいことをやろうっと。002_2

 紅玉りんごでアップルクランブルを作る。

 まずはクランブル(そぼろ)作り。バターをコルヌでしゃかしゃか切り混ぜるのって思わず熱中する(笑)。サブラージュもたのし。粉さわるの好き。

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 紅玉りんごはしっかりキャラメリゼ。ラム酒がなかったのでグランマルニエで香り付け。ちょっと迷ったけれど、シナモンも加える。

 紅玉はしっかり酸味があるのでお菓子にはぴったり。昔はありふれた品種だったのに、産量が激減したからか今ではちょっと割高な品種になってしまった。やわらかく火が通ったりんごは、このまま食べてもおいしい。003

 クランブルをかけてオーブンへ。焼き上がりまでに洗い物をしたり本を読んだり。

 焼き上がりはちょっとグラタンみたい。グラタン皿で焼いたからよけいにそう見えるのね。陶製のフラン型今度こそ買おう・・・。

 オーブンから出して冷ましている間にコーヒーを入れて・・・。わたしは超猫舌なので、何にせよ熱々のものは食べられないから好きじゃない。ということもあるのだけれど、こういうお菓子は熱々よりもざっと荒熱が取れたくらいの頃が一番おいしいと思う。004

 おいしい~♪

 キャラメリゼされたりんごはきゅっと甘酸っぱく 、ほろ苦い。クランブルはさくさく、しゃりしゃり、バターの香りが柔らかくて美味。

 お菓子というよりも料理に近くて簡単に短時間でできておいしいのだから、これを考えたイギリスの人ってすごいかも。

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jeudi 22 octobre 2009

フルーリー

 ワイングロッサリー・ワインバーのFシェフが、このたびめでたく試験に合格され、黄金に輝く葡萄のバッジを胸に付けられることになった。ますますお仕事の幅が広がるだろうし、わたしたち客にとっても心強いこと。うれしいニュースを聞いて、さっそくお祝いを申し述べに行って来た。いえ、最近家でお酒を飲むということが極悪非道の行いとなってきているようなので(笑)、自分が飲みたかったのね、きっと(笑)。

 遅めの時間に行ってみると、やはりイケメンバーだからなのかお店は繁盛。シモン・ビーズのサヴィニィ・レ・ボーヌを飲みつつ、定番のお料理を賞味。アミューズは、白いんげんのクリーム煮と、鶏肉が入ったリエット。田舎風お肉のテリーヌ。Fシェフのお肉のテリーヌはこくがあってみっしりとしてとてもおいしい。キノコクリームソースのパスタ。難しい名前の変わった形のショートパスタにソースが絡んでこれも好きなお料理。二杯目はボルドー。シャトー・ベルヴュー。

 近頃、ソムリエの資格とはまったく別に、検定ばやりだからなのか、「ドイツワイン検定」なるものがあるそうだ。もともとドイツワインがお好きなソムリエOとドイツワインのお話。斜度60度のクライミングをしながらでないと収穫できないのではないかというような畑の、モーゼルのリースリングをほんの少しだけいただく。

 さて、ヌーヴェル・ソムリエに乾杯しましょう。選んでくれたのは、フルーリー。これはノーベル賞授賞式(?)に出されるシャンパーニュ。お祝いにふさわしそう。

 合格おめでとうございます!シェフは、ますます精進を・・・とか、新しい横綱の談話みたいなことを言っていた(笑)。

 わたし「たち」と言ってしまってはいけないかもしれないが、多くの人は社会人になると勉強の仕方を忘れてしまうし、日々の忙しさに流されて、向上心すら失ってしまうことも多いものだと思う。

 仕事に直結した資格で、日々の仕事が勉強になると言っても、やはり試験である限りは知識を詰め込んでいくまとまった勉強の時間が必要だ。毎日8時間以上は働きつつ、何ヶ月もの間努力を続けるというのは本当に大変なことだと思う。教本を見てもわかるように、ソムリエの試験は決して易しいものではない。

 ますます意欲を燃やされているFシェフ。これからもおいしいお料理とワインで楽しませてくださいね(^^)。

 

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mercredi 21 octobre 2009

青不動

006 この堂々たる大楠の脇を通ってゆるやかな坂を上がり、威容を誇る知恩院の山門に至る道は、わたしの好きな道だ。歩いても、自転車でも車でも、タクシーならわざわざ道を指定して通る。ことに緑が青々と光り輝く夏が良い。

 青蓮院では今、1154年の創建以来初めてという、国宝「青不動明王二童子像」の御開帳をしている。2005年には天台宗開宗1200年を記念して、こちらも創建以来初めての御本尊、「熾盛光如来曼荼羅(しじょうこうにょらいまんだら)」の御開帳を行った。

 三井寺の黄不動、高野山の赤不動と並ぶ、日本三大不動である。大きな仏画で、名前のとおり体の色が青い。青不動は五色の不動明王の中で最上位に当たる。

 これは・・・。以前、複製画を見ただけでも凄そうだなと思ったのだが、実物はさらにパワーがある。眼光に射すくめられる。本当に力のある行者さんが行を行ったら、凄いことが起こりそう。不動明王は人気の(?)明王だけれど、信仰にはかなりの厳しさがいるような気がするので、なかなかわたしは近寄り難いのである。

 以前、摩多羅神についての本を読んだときに思ったが、天台宗はさまざまな世界を内包しているようでおもしろい。さらに台密ともなれば、まだまだ怪しげ(笑)な神とかがいそうで。002

 今度はいつ見られるかわからない青不動。紅葉の季節になって、京都が混乱に陥る(笑)前に、多少なりともゆっくり拝観できたのは非常によかった。

 庭の紅葉は青紅葉。紅葉ももちろん美しいけれど、わたしは涼やかな青紅葉が好きだ。特に青蓮院は、夏の庭って感じがする。

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mardi 20 octobre 2009

ラシーヌ

 午前中にマのつく検査を終え、今年も無事に異常なし。しかしこのマのつく検査、人によっては魔女裁判の拷問のようでもあり、その姿と言えばかなりこっけいでもあるかも・・・。毎年きちんと受けているのでとても心配、ということはないもののやはり結果を聞くまでは一抹の不安はあるので、終わってほっとする。

 御前丸太町から御前通を散歩がてら北上。御前(おんまえ)通という通りの名の由来は、北野天満宮。すなわち「天神さんの御前」からまっすぐに伸びる通りであるから。正面通と同じ命名の仕方。して、その「正面」とは何の正面であるかと言えば、今は失われた方広寺の大仏で、その正面からまっすぐ伸びる通りであるから正面通と名付けられた。イージーと言えばイージー(笑)。まんまやん。

 久しぶりに天神さんの前まで来て、お参りしたいと思ったが、まだ忌明け前だということを思い出し、鳥居をくぐるのは遠慮しておいた。タブーをあえて冒すことはない。

 上七軒の小さなフランス料理店、ラシーヌにて昼食。「ラシーヌ」と聞くとパブロフの犬的に思い出すのは数十年(笑)経ってもまだ、『フェードル』『アンドロマック』、コルネイユ、モリエール(笑)。フランス古典劇のビッグネーム。今の学生さんも読まなあかんかったりするのかなあ。ラシーヌは「根っこ」で「コルネイユは「烏」だよ、と習った記憶も。

 マのつく検査異常なしの、祝杯をあげよう。コトー・ド・ヴァントゥーのグルナッシュの赤を一杯。

 前菜はパテ・ド・カンパーニュ。グリーンサラダとパプリカと小玉ねぎのギリシア風マリネ、ディジョンのマスタードが添えられている。スープは、ポテトをベースにした5種の野菜のポタージュ

 メインは子羊の肩肉の煮込み マスタード風味自家製のパン2種類とバター。デザートはクリームチーズのソルベ ベリーのソースエスプレッソ

 2100円で前菜・主菜・デザート・飲み物を選べるランチというのはなかなかリーズナブルな気がする。

 食後は散歩がてら上七軒を歩く。この辺りを歩けば、決まってこの界隈に住んでいた、中学・高校といっしょだった友達を一人、思い出す。特に萬春の前を通ると必ず。と言うのは、彼女が萬春好きだったから。これもパブロフの犬的だなあ(笑)。グレース・セゾンでお菓子を買ったりしながら、短い散歩。

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づけまぐろ

010  一度作ってみたかったまぐろのづけを初めて作ってみた。

 スーパーで買った、和歌山産のキハダマグロの冊を切って、漬け汁は煮切った赤ワインとみりん少しと濃い口醤油。2分くらい漬けた。

 鮨飯を作って握る・・・というのは高度そうなので、あらかじめ握ってわさびを置いて、まぐろを乗せるという回転ずし方式で(笑)。

 まあおいしいかな?あんまりよくわからない。。

 さゝ木のづけのにぎり、食べたいなあ・・・。

 ♪あの 素晴ーらしいヅケをもういーちーどー

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lundi 19 octobre 2009

北から南から

Cam0tmk0_2  今日のおやつは石垣島みやげのちんすこう。石垣島にもあるんだなあ。。。ちんすこうって好きなお菓子。最近はいろいろな味が出ているけれど、やっぱり一番おいしいのは、昔ながらのシンプルなちんすこう。

 このちんすこう、色は薄いけれど塩が効いていておいしい。塩のお菓子はやりに便乗したものと思われるけど(笑)、フレイバーちんすこうとしては成功していると思われる。

 石垣島ではまだ泳げたらしい。願わくばここかタヒチで、毎冬避寒したいものだ。そうよ、冬が終わるまで。Capanz3k

  次は北海道より。

 六花亭のマルセイビスケット。バターサンドしか知らなかったけれど、ビスケットもあったのね。薄焼きのさっくりしたビスケットは、さすがの豊かなバター風味。

 明日はお休み。でも朝から恐怖のマのつく検査。ぎゃ~。そして水曜からは6連勤。ひ~。近頃は4連勤でもしんどいというのに~。

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samedi 17 octobre 2009

佐々木マキ

 今月の「おたのしみ会」はわたしとMさんが担当。たいていは毎回、2、3冊の絵本の読み聞かせとちょっとした工作をする。年齢の低い子たちがスムーズに工作を完成できるように準備するのはちょっと手間なのだが、なかなか楽しいものだ。たわいのないと言えばたわいのない工作なのだが、なんでこれがここまで楽しいのか?とはっと我に帰って思ってしまうくらい楽しいのだ(笑)。

 きょうの絵本は2冊とも佐々木マキ。ビッグネームだ。絵本を読まない人でも、村上春樹の本の表紙や挿絵をよく描いていたから知っている人も多いと思う。

 最初にわたしが、7月に出た新作、『おばけのばむけ』を読む。これが何回読んでもおもしろくて、とても気に入っている。今日も午前中、デスクで一人で読み聞かせの練習をやっていて、「ぶきみだんご」のところで思わず吹き出してしまった。

 次にMさんが、同じ主人公の女の子、きのこちゃんが出てくる『空とぶテーブル』を読む。ばむけも、この『空とぶテーブル』もどちらもラストがとてもよいと思う。どんなに遠くの、知らないところに行っても、最後には必ずしかるべきところに「帰ってくる」。だから子どももわたしも安心する。

 それから佐々木マキの絵本の紹介。この夏のこれも新作『やまからきたぺんぎん』とか、何回読んでもおもしろい『ぶたのたね』『またぶたのたね』を紹介。小さなぶたが木に鈴なりになっている絵は本当に笑える。あとは『なぞなぞライオン』とかね。『ねむいねむいねずみ』のシリーズはあえてはずした。

 次は、『空とぶテーブル』のラストで、おいしそうなごはんを食べるシーンが出てくるのにからめて、食べ物つながりの折り紙工作。  Cacde40c_2

 『おりがみでおままごと きったりはったり』 いまい みさ/著 毎日新聞社 2009年 より、ティッシュと折り紙で、ドーナッツを作ろうという趣向。たわいない紙工作と言えばそうなんだけどね、これがこちらもつい夢中になってしまうくらいのおもしろさ。完成品を詰め合わせたりするとまたとてもかわいらしい。

 子どもたちもとても楽しんで生地の色(プレーン、チョコレート、ストロベリー)を選び、アイシングの色(白、ストロベリー、ミント、チョコレート)を選び、サインペンでトッピングを描き、出来上がったドーナツをビニールの小袋に詰めて、口をモールできゅっとしばって、自分のドーナッツを完成させていた。

 同時に同じ著者のシリーズ、『おりがみでおみせやさん きったりはったり』、『おりがみおもちゃの本 きったりはったり』も、展示・紹介。佐々木マキの絵本と同様、あっという間に貸し出されて行った。本を紹介する、というのが図書館の行事でする工作のあるべき姿。

 「貸出促進」。「評価」が好きな人はまずこれを第一義に挙げるだろうけれど、わたしはそうではないと思う。これはあくまでも付随するものだ。行事の第一義は、子どもたちに、読書の多彩な楽しみ方を伝えることだ。

 それにしても、やってるわたしたちもこんなに楽しんで、子どもたちにも保護者からもありがとうと言われてにこにこされるんだから、本当にこの仕事はいい仕事だなあ(笑)。

 来月も担当になっているんだけれど、次は何をしようかなあ・・・。何を読もうかなあ・・・。

 決して、「絵本を読んであげよう」とは言わない。「いっしょに絵本読もう」って言う。これはわたしの姿勢の表明なのだ。

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vendredi 16 octobre 2009

さてしもあるべきことならねば

 早いもので、祖母の中陰も五七日を過ぎた。そしてまた今日は、母の18回目の祥月命日だ。過ぎ去った月日はいつもあっと言う間のことだったように感じる。つい先日、かつて母と共に仕事をし、後にはわたしもお世話になり、非常によくしていただいた上司が60歳にもならぬうちに亡くなった。ご本人の意向もあってか、知らされたのはご葬儀もすべてが終わった後だったので、お別れにも行けず、とても残念な気持ちでいる。そう言えば親友が亡くなったのも秋だった。どうやらわたしにとって秋は、別れの季節のようだ。

 ***すでに無常の風きたりぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちに閉ぢ、ひとつの息ながくたへぬれば、紅顔むなしく変じて桃李のよそほひを失ひぬるときは、六親眷属あつまりてなげきかなしめども、さらにその甲斐あるべからず。

 さてしもあるべきことならねばとて。野外におくりて夜半の煙となしはてぬれば、ただ白骨のみぞのこれり。あはれといふもなかなかおろかなり。***

 蓮如上人の「御文章」の中の「白骨の章」。お坊さんが読んでくれるのを聞けば、いつもしみじみとした感慨にとらわれる、どの部分を取っても名文であると思う。

 ちょっと変かもしれないが、わたしは、「さてしもあるべきことならねば」の部分が好きだ。「いつまでもそうもしていられないので・・・」つまりいつまでも嘆き悲しんで、泣いてばかりもいられないので、野辺の送りをして火葬をすれば・・・、というほどの意。

 「さてしもあるべきことならねば」。身近な、大切な人を送った経験がある人なら誰でもわかると思うが、これは残された者の実感、そして厳しい現実だ。またそこには人間の強さみたいなものも感じる。

 「さてしもあるべきことならねば」、と、わたし自身、母のときも、祖母のときも、経験のある人はおおよそ皆そうやって、無理にでも涙をぬぐって、後の事に当たってきたのだった。

 そんなことをつらつらと考え、もの思いに沈む夕方。さてしもあるべきことならねばとて、夕食の準備に取り掛かる。あじのカレー風味焼き、万願寺の中華風マリネ、白菜のスープ煮などを30分で作る。長の年月、やっつけ仕事がうまくなったものだよ(笑)。

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mercredi 14 octobre 2009

柚子と桃

001  変わり映えのしないお菓子を作っているとお思いでしょうが、いえ、事実そうなんですが、毎回マイナーチェンジはしております(笑)。

 カトルカールには変わりはございませんが、今回は柚子と桃のカトルカールでございます。前回使ったすだちでは、果汁を使うグラッサージュはよいとしても、いかんせん香りが弱かったので、青柚子でやってみたかったのですよ。

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 最近の製作はメランジュールに頼りっぱなし。全卵3個くらい手で立てられないわけではなく、また立てられないでは困るのですが、やっているとだんだん体育会製菓部みたいな気になってくるわけです。うっす。なので今日もメランジュールにおまかせ。

 今日も、180グラムずつの同分割なのですが、牛乳50ccをさらに加えてみました。中途半端に余った牛乳があったので(笑)。焼く前の生地と焼いた後の生地の状態を見ると、どうもこの50ccくらいが生地に加えられる水分の限界量かと。Cavukl20

 生地には果皮を、グラッサージュには果汁を加えるのですが、では焼き上がりに打つシロップには何を加えるか。

 ちょっと思いついて、以前、友人Hにもらったクレーム・ド・ペッシュを使ってみることにしました。爽やかな柚子の香と甘い桃の香りの組み合わせはなんだかおいしそうです。

 このお酒、あれ?と思うのは、単なる CRÈME DE PÊCHE (クレーム・ド・ペッシュ)ではなく、CRÈME DE PÊCHE DE VIGNE (クレーム・ド・ペッシュ・ド・ヴィーニュ) です。ヴィーニュは、「ぶどうの木」とか「ぶどう畑」。ぶどうの桃って何だろう?品種の名前かなあ・・・、と。

 調べてみると、ロワイヤル仏和中辞典の第2版、vigne の項にありました。 pêche de vigne 「(ぶどう収穫期に実る)露地栽培の桃」、なのだそう。このお酒の製造元はニュイ・サンジョルジュにあるようで、赤ワインの産地ということと関係あるのかなと思ったり。その昔、プチロワイヤルはあまり好きな辞書ではなかったのですが、今使っているロワイヤルの2版は、良いですね。

 さて焼き上がったカトルカールが熱いうちに、たっぷり露地栽培の桃のシロップを打ちます。荒熱を取った後で、柚子のグラッサージュを塗ります。お砂糖のしゃり感が大好きなので厚めに。酸味できりっと引き締まります。002

 早いもので、今日は祖母の五七日です。きれいにカットしてお供えに。

 そしてわたしのおやつに。水分が多いので生地はかなりしっとり。やっぱりこれくらいが限界な感じ。計算したわけではないけど。フランス語で、製菓の仕事場のことを laboratoire (ラボラトワール)と言います。「実験室」とまったく同じ語です。いかにもぴったりな言い方だと思いませんか?

 さわやかな柚子の香り、やさしい桃の風味、酸っぱいグラッサージュ。生地の風合い。おいしいわ、これ。すだちのカトルカールよりもずっと。ちょっとごうやんさんに、先生~~!!と言って持って行きたいような感じですね(笑)。

 おまけ。003

 晩ごはんに、秋刀魚を焼きました、じゅ~。

 おいしい、んだけど・・・。ビミョー?

 わたしが作ると、焼き魚でさえも手放しでうまいと言えない出来なのはなぜ??   

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mardi 13 octobre 2009

オーベックファン

 感覚的には、すご~く久しぶりの休日のように感じる本日、『だまし絵―アルチンボルドからマグリット、ダリ、エッシャーへ』を見に、兵庫県立美術館に出かける。県立美術館って何度か来たことあるはずなのに、知らないとこだ、おかしい・・、と思っていたら、王子公園から移転していたのだった。知らなかった・・・。

 JRの灘駅は初めて降りる駅。まずはお昼を食べようと、きれいな商業ビル(?)に入ってみた。雰囲気が高級そうだったので迷ったが、その中のフランス料理店、オーベックファンにて飛び込みのランチ。

 せっかくなので、グラス一杯の白ワインなど。おいしかったので、料理にも期待が持てる。シャトー・ラ・ローズ ベルヴュ。ソーヴィニヨン・ブランとミュスカデのブレンドなのだそうだ。

 「シェフからのごあいさつ」として出てきたのは、小さなアミューズ。北海道産秋刀魚と白松茸のフリット。少しカレー粉の混ざった塩の結晶や、カイエンヌペッパー(?)などのスパイスがほんのちょっとずつと、すだちが添えられている。和の季節感があって、感じのよいお皿だった。

 次は淡路産玉ねぎのポタージュ。カマンベールとミモレットを乗せた薄いバゲットのトーストにマデラ酒(?)のソースがかけられたものが2枚添えられている。これはクルトンのようにスープの中に入れるのがおすすめだが、そのままかじりながらでもよい、とのことだったので両方試す。

 特筆すべきはスープの味。白くて上品な色あい、一口口に含めば、玉ねぎの香りと甘味が広がって、とてもおいしい。チーズトーストを1枚入れて食べれば、香ばしさとチーズのこくが加わって、また違った風味になるのがおもしろかった。

 メインは、仔牛肉のピカタ。シャロレ産のなかなか希少なものなのだとか。オクラ、小かぶ、いんげん、じゃがいも、などの野菜が美しく散らされている。厚い肉ではないのに、中はきれいなピンク色に焼き上がっていてジューシー。白ワインとよく合った。

 大ぶりに切ったバゲットとバター

 デザートは、別のメニューがあった。フルーツのグラタンや、モワルー・ショコラなどオーソドクスなものが5品ほど。デザートだけのメニューを持って来られたときには心が躍った(笑)。妙にうれしいデザートだけのメニュー。

 いちじくの赤ワイン煮とクレーム・ブリュレを選んだ。薄いお皿で、きれいにぱりっとキャラメリゼされたクレーム・ブリュレの上には美しいルビー色のコンポートと、マスカルポーネのクリームと牛乳のアイスクリーム。薄いチョコレート片が刺さってたんだけど・・・。これはちょっといらなかったと思う。蛇足って感じがした。

 エスプレッソ

 何の下調べもなしに、おいしいお店に行き当たるとうれしいものだ。また行きたいけど、灘って・・・。ほとんどわたし、「旅の者」なんですが・・・。あとで調べたら、先斗町にも支店(?)がある。こちらはどうかな?

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『だまし絵―アルチンボルドからマグリット、ダリ、エッシャーへ』

 すっかり気をよくして美術館へ向かう。

 連休中は、人を見に行ったようなものだったと行った人が言うくらい大層な人出だったと聞いてちょっと恐れをなしていたが、行ってみれば、すいているということはなかったが、わりと落ち着いて見られる状況だったのでほっとした。

 最初の作品は、一番の目玉か?アルチンボルドの「ルドルフ2世」。子どもの頃にこの絵は八百屋さんが描いたもの(若冲か(笑))と思っていたわたし。画中の野菜や果物の種類を数えたりは誰でもきっとやってしまうだろうが、あらかじめ「ルドルフ2世構成植物」として図解が張ってあったのがなんとなく笑えた。

 「だまし絵」は大変におもしろいものであるので、この展覧会はすべてがおもしろかったのだが、「特に」というところを書いておこう。

 まずは、描表装のコレクションだ。わたしはかなり好きなんである。この展覧会は、名古屋、東京、兵庫と巡回して来ているのだが、後で図録を見れば、たくさんの描表装の作品が、兵庫展には出展されていないようだったのが非常に残念だ。

 特に気に入ったのは、鈴木守一の作品、二つ。「白衣楊柳観音図」。中廻しには、紺地に金泥で、細かく「観音経」が書かれる。青く澄んだ空と水を表す背景、右下には蓮。

 もう一つはプライスコレクションから、「秋草図」。この作品に出会ったのは二度目かな。美しい色あいの秋草。本来の画面と、描表装の部分が一体化して、華やかで美しい画面になっている。描表装の秋草が賑やかで存在感がある分、画面上部の何もない空間が際立って生きる。こういうのを見ると、日本の美というのは、「間」であり、空間なのだということがはっきりとわかる。

 また会ってしまいましたね・・・。河鍋暁斎の「幽霊図」。あなたね、怖すぎるんですよ・・・。虚を実と思わせる描表装の手法と幽霊という画材は実に相性が良いということだが、まさにそのとおりだろう。10145142668_s

 さて、もう1枚の幽霊画。米原の徳源院所蔵の、清水節堂の「幽霊図」

 兵庫展にしか出展されていないらしい。画面から出かけているどころか、出切っております・・・。描表装の風帯の部分、よく見ると風にたなびいており、不気味な風を感じさせる。

 これって・・・これって・・・。たしか曼殊院の・・・ですよね?滋賀の豪商が・・・といういわくのある初代(?)のものかどうかはわたしも定かではないのだけれど。

 以前、ゆかりの長浜であった清水節堂展にもこれは出品されていた。この作品は長く作者不詳とされていたのが、節堂作とわかったとかで、そのことと、「曼殊院の幽霊画はわけあってもとの所有者へ返された」という噂(?)話は関連があるのだろうか。ありそうだな。

 これを見に行った、と言ってもよいほどのルネ・マグリットの作品は6点が展示されていた。「アルンハイムの領地」と同じモチーフの「前兆」、これも何点かある画中画のモチーフの、「囚われの美女」、「落日」(「夕日」とも)など、好きなモチーフの作品が見られて本当によかった。特に、「落日」が見られたのは大変うれしい。「大家族」と共に、一番最初に好きになったマグリットの作品だからだ。

 「だまし絵」的な観点から見れば、「白紙委任状」がおもしろいかもしれない。が、わたしはマグリットを「だまし絵」と言ってしまってもよいのかと思ったりもする。少なくとも、トロンプ・ルイユとは一線を画すのではないかと。

 エッシャーもやはりおもしろかった。関係ないのだけれど、エッシャーの絵を見ると、いつも会津若松のさざえ堂を思い出すんだよねぇ・・・。これもほんとに変わった建物だから(笑)。

 セクション一つ一つがどれもおもしろく、見応えもあるのでこの秋おすすめの展覧会だ。 

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samedi 10 octobre 2009

ベノア

 先日、ライブで大阪に行ったので、阪急百貨店の秋の恒例催事、英国展を覗いてみた。この催事は毎年とても人気があるようで、最終日の夕方ともなればもう何も目ぼしいものは残っていないだろうと思ったら、やっぱりそうだったのでがっかり。

 今回のテーマは湖水地方なのだそうで、出張(?)ティールームは、ファーラーズが来ていたが、既にオーダーストップ。実演販売のバタースカッチも完売。残念だ。004  

 そんな中で目聡く見つけた、プレスタバノフィー・トリュフ。バナナとトフィーのバノフィー・パイの味のおいしいトリュフなのだが、今年の伊勢丹のサロン・デュ・ショコラには入っていなくて手に入れられなかったのだ。

 そんな思いを熱く店員さん(たぶん輸入会社の営業マンだと思われる)に語ると、ノベルティーグッズであるピンクのポーチ(ここはピンクシャンパントリュフが有名なので)を、わたしと小豆の二人分も下さった(笑)。さっそくライブの前の糖分補給に2個づつ食べた。

 特設会場にはいろいろな店のスコーンがあったようなのだが、当然完売。1階の洋菓子売場(改装中なので)に降りると、ベノアのスコーンを売っていた。スコーンの良い香りがしている。聞けばここは常設店なのだそうだが、催事効果もあってかずいぶんと混雑していた。香りとクロッテッドクリームに魅かれて買ってみた。001   

 プレーンとフルーツ。

 フルーツの方は阪急限定なのだそう。焼き色を見たらわかるように、しっとりとしてきめが細かい、なめらかな感じのスコーンだった。

 クロッテッドクリームと手持ちのフォートナム&メイスンのシャンパンマーマレードを添えて。003 002

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クロッテッドクリームも輸入もの。40gほどで400円くらい、と非常に高価。ええ肉並み(笑)。

 クロッテッドクリームの産地は、デボンとコーンウォール(他にもあるのかは知らないけど)。デボンのをデボンシャー・クリーム、コーンウォールのをコーニッシュ・クリームと言う。表面に浮いた、バターのような脂肪層。中沢の国産クロッテッドクリームにはこの層がない。ホモナイズしているのかな。ベノアで売っていたのはコーニッシュだった。

 スコーンにはたっぷりのクロッテッドクリームがなくては。ええ、好物ですとも。

 湖水地方は美しいところだと聞く。行ってみたいなあ、イギリス。海外旅行なんてもう一生行けないかもしれないけどさ~。

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vendredi 09 octobre 2009

タンドレスの焼き菓子

001  タルトレット・オ・ピニョン

 プロヴァンス風、松の実とオレンジマーマレードのタルトレット

 表面には松の実がぎっしり。たっぷり塗られたオレンジマーマレードがおいしい。タルトレットの中は、クレーム・フランジパンヌか、ファー・ブルトンの生地か、カヌレ・ド・ボルドーの内っかわみたいな、ちょっともちっとした食感の、ヴァニラの粒がたくさん入ったアパレイユ。002

 ケック・オ・ミエル

 プロヴァンス産の濃厚なハチミツをたっぷり使い、コニャックで香りづけしたパウンドケーキ

 これ、おいし~い!風味はしっかり濃厚、でも生地自体は重くない。小さな一切れでも大きな満足感。

 遅番終わって、家に帰り、一人でお菓子を食べている。コーヒーが飲みたくなる。いつもならさっさとお湯を沸かして入れるのだけれど、疲れているからか、なんだか腰が上がらない。おいしいコーヒーをわたしのために入れてくれる人がいたらいいのになあ・・・と思ったりする。

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jeudi 08 octobre 2009

パティスリー タンドレス

 心待ちにしたベックルージュ再開。店名も変わって、パティスリー タンドレスに。この店が休んでいる間、わたしはケーキ、特に生菓子をほとんど食べなかったのだが、そういう人はずいぶん多いようだ。そう。ここのお菓子は特別だから。ちょっとファム・ファタールのような魅力を持つお菓子なのだ。

 天候が心配されたが、開店30分ほど前に行くと既に5人ほどの人。しばらく待っていると、きっと開店前に来るだろうと思っていた友人夫妻がやって来た。同志(笑)。

 メニュー表はウェブであらかじめ発表されていたのだが、開店時にはプロフィトロールとルーロー・キャネルは出揃っていなかった。ルーローの方はもしかすると今日は出なかったのかもしれない。 001_2

 コントゥ・ドゥ・シャンパーニュ

 白桃の入ったロゼシャンパンのムースとヘーゼルナッツのマカロン オレンジの香り

 底から、ヘーゼルナッツがざくっと入ったマカロン、ロゼシャンパンのムース、白桃、とろんとした ピンクのジュレ。

 冷蔵庫から出したとたんすぐに形を保つのがあやうくなるほどの極めて繊細なお菓子。デザートとしてなら可能だと思うが、テイクアウトで出すのはすごいと思う。イデミのニュイ・ド・シンを思い起こさせるが、あれはテイクアウト不可だった。

 ふわっと香るシャンパーニュ、ムースのクリームの香り、桃のやさしい風味。非常に繊細で優雅。こういった系統のお菓子に、ナッツでアクセントをつけるのがシェフのお好みなのだろう。004

 リモンセロ

 アーモンドのブランマンジェとライムのムース、フランボワーズとイタリア産レモンリキュール

 底から、アーモンドと卵白主体のさくさくしたビスキュイ、アーモンドのブランマンジェ、フランボワーズ、ライムのムース、卵黄が多そうな黄色いビスキュイ、イタリアンメレンゲ。

 強い。切ったナイフについたのをちょっとなめただけでも、おお!と思うほどのアーモンドの香り。ライムのムースもかなり強い。フランボワーズも主張。強いもの同士をぶつけたところどれも負けずにさらに強くなったという印象のお菓子。  003_2

 抹茶とオレンジ

 抹茶とオレンジの軽いバタームース、クレープシュゼットをイメージしたオレンジキャラメルのジュレ

 底から、ビスキュイ、抹茶のバタームース、ビスキュイ、オレンジのバタームース、オレンジキャラメルのジュレ

 意表をつく組み合わせ。山口さんのお菓子って、ついつい層ごとに分解して食べてしまうので、人前では食べられないくらい(笑)。層ごとに単独で食べてもどれも抜群においしいのだが、合わせるとまた違う味わいが生まれるのでとてもおもしろいと思う。ハーモニーが生まれる、と言うのだろうか。

 抹茶のムースは、色も鮮やかな濃茶色。ざらっとした抹茶の粒子を感じるほどの濃厚さ。オレンジのムースは軽く、酸味がきりっとひきしまっている。そしてオレンジキャラメルのジュレも風味濃厚で、香り高い。一言で言えば、甘酸っぱ苦い。合わせて食べるとおもしろい。005

 ペルル・ドール

 ミラベル(フランス産イエロープラム)とミントのクリーム キャラメル状に焼いたビスキュイ

 さて、この写真には間違いがあります。どこでしょう(笑)?

 底にマカロン、表面をかりっとキャラメリゼした薄いビスキュイが周囲を囲む。クリームの中の細かく刻んだミントの葉の緑が美しい。中にはとろっとした色鮮やかなミラベルのコンポートが、ころんと入っている。お菓子の名前(金の真珠)のイメージどおり。006     

 ヴィオレット・デ・ボア

 すみれの香りのフロマージュブランのムース ブルーベリー入り

 表面にはキャラメリゼしたダイスアーモンド、上にはすみれ風味のクレーム・シャンティイ。ムースの中にはたっぷりのブルーベリーのコンポート、底には薄いパート・シュクレかサブレか。

 柔らかい酸味のフロマージュブランととろっと煮たブルーベリー。とても食べやすい組み合わせのところ、すみれをプラスしたところに個性を感じる(笑)。ここでもアクセントにナッツが使われているけれど、ちょっとこれは味が強すぎて全面に出て来過ぎのようにわたしには感じられたけれど・・・。002

 エキノクス

 マンダリンのクリームの酸味とビターチョコのコントラストがおいしいお菓子。

 チョコレートと柑橘の、王道と言ってもいいかもしれない今やオーソドクスな組み合わせ。特筆すべきはマンダリンのクリームだ。一口食べれば、その香りと酸味に陶然となる。いつまでもすくって食べていたいような気にさせる。うっとり。お菓子の名前は、「昼夜平分点」の意。名前もいいな。

 山口さんのお菓子は、「薫る」お菓子だ。はかなげな断片を口に含んだ瞬間、一陣の風が吹く。久しぶりにそんなお菓子を食べることができて、本当にうれしかった。

 焼き菓子2種は、明日以降にアップします。

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mardi 06 octobre 2009

and PARADISE goes on

 小豆と久しぶりの ライブ参戦は、スカパラ。"and PARADISE goes on ..Tour"、なんばHatchにて。スカパラもデビュー20周年とは・・。当時、あんまり聞いたことのない感じの、でもいい音楽やるバンドだなあ、と思っていて、ライブなどには行かなかったものの、けっこう好きだった。20年経って、楽器はますますうまく、円熟味が出てきたような・・・(笑)。その記念、でもないが、久々のシングル発売。

 なんばHatchも久しぶり。ロッカーなどもきちんと整備されていて使いやすい。Zeppよりも好きかも。開場より少し早く着き、列に並ぶべく外に出ようとすると、意外な人に出会った。「そっくり。でもまさか」と思ってガン見しかけたタイミングで、同時に「ああ~~~!!」(笑)。世間は狭いなあ。意外だったのでよけいに盛り上がる。

 さて、ドリンクをもらってから中へ。今回は一番前のブロック、正面からわずかに加藤さんサイド、前から12人目くらいに陣取る。ツアーTも着ないでそんなところへ・・というのは若干心苦しいが、暴れる気満々です。

 ドラムソロでスタート。始まるやいなやいきなりレッドゾーン。開始と共にわたしたちも歩を進め、踊りながら推定体重90キロ・男をかわし(下敷きになったら死ぬ)、推定身長170センチポニーテール・女の髪の毛鞭を顔面に受けつつかわし、最終到達位置は正面わずかに加藤さんサイド前から3人目。手を伸ばせば、ああ、加藤さんに触れそう~heart04近くで見ると、メンバーがそれぞれかっこいいことにまた気付いたり。谷中さん、近くで見たらビリビリするくらいのオーラ出てた。

 この辺りの位置は言わば極北。どうも皆、このまま踊り狂って死んでもいいやって思ってるようなフシが若干あるな(笑)。わたしも久々にライブで死ぬかと思った。後で見れば、○○が××になってたり、謎の青あざができてたり。年寄りの冷や水。

 燃え尽きたあ~!!やっぱりライブはライブハウスですな。でも12月はホールです。。

 さて、終わった後に軽く飲みつつ感想など語るのを常とするわたしと小豆。小豆は霊験あらたかな店休日女であることは確かなことであるが、今宵もそのパワーをいかんなく発揮。心斎橋の某店は社員研修のために臨時休業、では西院まで帰ってはどうかと思った某店は、本日は貸切営業。わたしは小豆の霊験あらたかさをよく知っているので、あらかじめネットなり電話なりで確認しておいたので無駄足を踏むという難だけは逃れた。このパワーを何とか平和利用できないものか。

 結局なんばHatch近くの、Keller Keller というベルギービールの店に通りすがりで入ってみる。のどはからから、ヒューガルテンの看板にあまりにそそられたからだ。001

 ライブの後に一番おいしい飲み物は、よく冷えた爽やかな白ビールではなかろうか・・・。ライブハウスのドリンクスタンドにもぜひ置いてほしいものだ、と小豆と意見が一致。あまりにもおいしかったので2杯づつ飲んだ。小豆とわたしはベルギーにはちょっとうるさいですよ(笑)。002_2

シーザーサラダ

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  シュリンプバケツ

 スパイシーな海老のから揚げと、フリットが詰められたミニバケツ。ベルギーと言えばフリットだ。揚げただけの芋なのになぜにこんなにうまいのか。

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 「ストーヴ料理」と銘打ってメニューに出ていたストーヴのお鍋の煮込み料理。豚バラ肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん。アルザス料理でいうところのベックオフみたいなもの。

 ストレス発散の楽しい夜(笑)。

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lundi 05 octobre 2009

たまたま

 遅番の朝、久しぶりに朝から料理をしたら出勤前に疲れ果てた。だめだなあ、体がなまっているわ。。。人生楽ありゃ苦もあるさ。涙のあとには虹もでる・・・って本当だろうか。

 夜、珍しく小豆ご来館。アンジェリック・チバのレーズンサンドとキャラメルのマカロンをいただく。帰宅してさっそく祖母のところへ。おばあちゃん、ちょっとお菓子の食べすぎでは?

 書物によると、いや、書物によらなくてもみんな知ってることだと思うが、人間は、悲観的な人も楽観的な人も、正反対とも思える意味で、偶然とか、たまたま、ということが受け入れ難いものらしい。

 自分の身に悪いことが起きたり、不運な目にあって、それが立て続けに起こったり、続いたりしようものなら、やれ祟りだ呪いだ、前世の報いだ、悪霊のしわざだと、何かと理由づけをしたがって(?)心配したりする。そうして悪徳占い師にだまされたり、ヤバい新興宗教の魔の手にからめとられたりするんだなあ。わたしも気をつけよっと。。。

 中には、失敗したらそれは「たまたま」、成功すれば「わたしの実力よ!」なんて思う人もいるらしい。性格による差、なのだろうけれど、どっちかと言うとこっちの方が幸せそうだ。

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dimanche 04 octobre 2009

振り柚子

 昨日の夕方は月が美しかった。月見れば千々にものこそ悲しけれ我が身一つの秋にはあらねど。

 今朝もよく晴れ、爽やかな秋の空。洗濯日和に運動会日和と思われるのに、インフルエンザ大流行で中止になったところも多いとか。職場近くの中学校でも、ついに学年閉鎖になったらしい。とは言うものの、わたしの周辺でインフルエンザになったという話をまるっきり聞かないので、ほんとにそんなにはやっているのかなあ、という感じ。

 朝からいろいろと、家でこれからの生活の環境整備に明け暮れる。001

 夕食は、ほんとに久しぶりに食べる紫野 和久傳の鯛ちらし。「仲秋の鯛ちらし」と銘打った、振り柚子の鯛ちらしだった。

 黒寿し 振り柚子

 小芋旨煮 人参旨煮 小茄子揚煮 舞茸油炒め 絹さや 鱧南蛮漬け 水玉胡瓜 紅白膾

 和久傳って、各店の関係がよくわからなかったりするのだけれど、たぶんどの店でも出している黒寿しは好き。鯛もいいけど、ぐじのがもっといいかな。もっちりとした酢飯のかげんがおいしい。鯛と酢飯の間には少しでも豊かに香る細かな細かな振り柚子。爽やかで、柑橘好きはちょっとうっとりする。 

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jeudi 01 octobre 2009

蒼白・美白?

 昼から健康診断のため、朝のコーヒー1杯を最後に絶食。健康診断会場で、あまりの空腹のためふらふらして気分が悪くなった。トイレに行って鏡を見ると、白い!!何がって顔が。紙のように白いとはこういうことかと、言い回しに納得できるような感じだった。ちょっと幽霊画風で、美白、といったきれいな感じではない。さらに血を抜かれて余計に白くなったかも。

 けっこう人が多くて終わるのに時間がかかり、ようやく3時ごろに昼食。タイカレー シャムにて、チキンのレッドカレー。東南アジア系の料理においてはもちろんパクチーも大事なのだが、こぶみかんの葉の香りもはずせない。食べた後、鏡を見たら血の気が戻っていたのでよかった。

 職場に戻ってさらに仕事。帰宅してあれやこれやの用の後、夕食は久しぶりに一人でワインバーへ。001_3            

 パライ ポイエル・エ・サンドリ 2007 を一杯。

 イタリアのワイン。ミュラー・トゥルガウ種という初めて飲むかもしれない品種。さわやか系。002

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今日のアミューズは、白隠元のトマト煮とタプナード003

 挽き肉とアスパラとトマトのキッシュ

 具がこぼれんばかりで、挽き肉も多いので、メインにもなりそうなボリューム。

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 リュリー ドゥ・モンティーユ 2006 を一杯。

 モンラッシェグラスで出されるだけあって、しっかりしたこくがあってとてもおいしい。005

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すずきのポアレ トマトソースとバルザミコ

 すずきっておいしい魚。でもやっぱり自分で料理したことはなし。初心者向けの魚料理を習いに行った方がいいかも、と考える今日この頃です。

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