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lundi 20 avril 2009

桜に藤に

 003 遅番。弟の家の前の八重桜の並木がきれいだと聞いたので、肉じゃがなどを作ってから、花見がてら並木の近所のパン屋さんへ自転車でパンを買いに行く。

 ほんとに「ぼたぼたと」咲いている。昨日、かもめさんから千本ゑんま堂の普賢象の写真を見せてもらったけれど、そちらも今が盛りで、八重ももう明日の雨で散るだろうから、今日が見納めかな。  

002_3  ここにも御衣黄が何本かあった。最近この桜を植えるのははやりなのかも。004

 ここは昔からあったアメリカハナミズキに加えて、新たにいろいろな木々を植えたようだ。

 こんなきれいな薄紫色の花もあった。何ていう名前の花だろう?わたしは図鑑での同定がとても下手なので、調べてもわからなかった。002_4

 昨日の朝は、歓喜桜はもう終わってるだろうな、と思いつつも、雨宝院(西陣聖天)へ行った。

 ここは日本最初の聖天さんで、空海が嵯峨天皇(字の上手な天皇ね)の病平癒のために立てた大聖歓喜寺というお寺だった。しかし後に応仁の乱で寺は焼け、その塔頭の一つである雨宝院のみが残って、今に至るという・・・。残ってからも長いな・・・。

 説明を読んでいると、こういう説明書きの駒札から、「京都の人が先の戦争では・・・と言うと、それは応仁の乱である」という京都伝説が生まれたのでは?と思えてくる。003_2

 果たして歓喜桜は葉桜となっていた。観音桜ももう終わり。御衣黄だけが今を盛りと咲いていた。

 去年はなかったのに、境内のあちこちに「三脚禁止」「仏像撮影禁止」「モデルを連れてきて写真を撮るときは一言声をかけてほしい」といった掲示が出ていて、それが大層醜い。

 それにしてもモデルって・・・?狭い境内、きっと今まで傍若無人の状況にあったのだろう。嘆かわしいことだ。

 ここは古儀真言宗のお寺で、実に様々な神仏が祀られている。そのお堂の一つ一つに、いかにも真言宗らしく、御真言(マントラ)を書いたプレートが貼り付けてある。すべて拝むのはちょっと大変。

 お稲荷さん(ダキニ天)の祠があって、その前には鳥居を新しくするための寄進を求める張り紙があった。見ればほんとに鳥居が壊れて、根元を残すのみとなっている。もともとお稲荷さんラヴのわたしなので心がざわざわした。

 折りしもその日は伏見稲荷の神幸祭で、本社から御旅所へ御神輿に乗った神様が来られる日なのだ。これも思し召しと思い、日頃のお稲荷さんのご加護に感謝して、極めて些少ながら、鳥居のための寄進をさせていただいた。住職に聞けば、大正6年に建てた鳥居が老朽化したのだそうだ。今年中には新たに建てられる見通しだということだった。ほんとによかった。

 さて、あまりに多くの神仏と弘法大師がここにはおられるのだが、御本尊は大聖歓喜天である。当然秘仏。なぜかここに来ると必ず、人に、「聖天さんをよく拝みなさい」みたいな趣旨のことを言われるのだ。あるときは近所のおばちゃんといった感じの人に。昨日は住職に。「聖天さんはよく願いをかなえてくれはりますから」って。

 聖天さんをお祀りするには浴油という独特のやり方をしなくてはならなかったり、それはそれは大変なことだと聞くが、ここはこんなに小さな小さなお寺なのに、観音さんはおられるは、不動明王の護摩もやっておられるは、ダキニ天も祀られているは、弘法大師もど~んと座っておられるは、で、住職、過重労働か?とか思ってしまう。いやいや、よけいなお世話だけど(笑)。

 ちょっと歩いて今出川通に向かう。本隆寺の立派な山門の前を通るが、日蓮宗のお寺にはあまりご縁なく、今日も中へは入らない。007_3

 首途八幡宮(かどではちまんぐう)の隣の公園の藤がとてもきれいに咲いていた。よい香りだ。

 わたしが中高と通った学校の校章は藤の花で、そこには「藤の花のように、自らはこうべを垂れていても、人からは見上げられる人になりなさい」という教えがあった。

 いつも不機嫌な思春期の女子のこと、その当時は「けっ」とか思っていたのだが、こういう教えは大人になってからその意味に気付き、年々重みを増してくる。

 教育というものは往々にして、そういうものだ。

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Commentaires

20日の午前中ですか?
同じコースを歩いてますね。
こちらも、千本釈迦堂、閻魔堂、雨宝院、首途八幡宮の隣の公園と巡ってました。
御衣黄に松月桜、今年もきれいでしたね!
それのあの藤、だいぶん大きくなってきました。
この時期のこのコース、いいですね。
それから、後はいつもの「赤メック」に寄ってました。

Rédigé par: 好日 | le mardi 21 avril 2009 à 07:30

すみません!19日の日曜日でした。

Rédigé par: 好日 | le mardi 21 avril 2009 à 07:31

好日さん,
そうです、わたしも19日の午前中です。西陣散歩は楽しいですね。
ニアミスですね(^^)。
同じ八重でも観音桜は散っていたけれど、松月桜はまだまだ美しかったですね。
それにしても、雨宝院の境内の掲示、どう思わはります~?ふう・・。

桜の季節が過ぎ、稲荷祭がやってきました。それがすむとすぐに祇園さんで、お忙しいシーズンがやってきますね。

Rédigé par: はたこ | le mardi 21 avril 2009 à 10:59

藤の花の話。本当にイイ話ですね。
私も社会に出てから学校の先生の教えとかありがたかったなと改めて思います。

Rédigé par: angel | le mardi 21 avril 2009 à 11:11

angelさん,
すぐには結果が出ないのが、こういった教育と言うもので・・・。こうして何十年もたって思い起こす生徒もいるということは、その教育は概ね成功かな、と・・・。

Rédigé par: はたこ | le mardi 21 avril 2009 à 14:43

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