« mars 2009 | Accueil | mai 2009 »

jeudi 30 avril 2009

第十七番 補陀洛山 六波羅蜜寺

006  重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂へ 参る身なれば

 市内の札所巡り。会期があまりにも短かったために、六角堂の御本尊の136年ぶりの御開帳を逃してしまい、無念の涙を飲むわたし・・・。目の黒い内は決して拝めまい・・・。

 六波羅蜜寺はその二の舞を踏んではならない。会期は4月26日から5月6日までだ。ただしこちらの御本尊、十一面観世音菩薩は、12年に一度巡ってくる辰年ごとに御開帳がある。市の聖、空也上人が市中をひいて歩かれた像だとされている。

 大和大路松原の角辺りに立つ道標。市内にはこういった古い道標がけっこうあって、注意して見てみるとおもしろい。

.007

 いかめしい山門や塀がないこのお寺は、とてもオープンな雰囲気。本堂は国の重要文化財。南北朝時代(1363年)に建てられたもの。昭和44年に解体修理されているのでそんなに古くは見えないのだけれど。

 宝物館を見るには600円かかったが、秘仏の御本尊の拝観は無料。今でも市の聖の精神が生きていると見える。

 小さな声で(笑)般若心経を唱えて、静かにお参り。日々いろんなことが降りかかってきても、こうしてお参りに来られた今がある、ということこそが感謝すべき御利益だと思う。008

 一足遅ければ、また三十三所巡礼ツアーの渦中に巻き込まれるところだったが、無事逃れ、御朱印ゲット!

 わたしは観音様の周りに一つづつ御朱印をもらって仕上げる掛け軸がほんとは一番いいなと思っているのだけれど、今日は隣で書いてもらっていた人の御朱印帳が、巻物だったのがかっこよくて、ガン見してしまった・・・。

 さて、六波羅蜜寺と言えば、空也上人。空也上人と言えば、口から「南無阿弥陀仏」の六字の名号を表す六体の小さな仏様を吐き出す像。せっかくなので、宝物館に会いに行こう。そして、六波羅蜜寺と言えば、平清盛公。こちらの像も宝物館に。

 歴史や美術の教科書に載っている有名な像なので、修学旅行生にも人気のようだったが、ここまで来るとはかなり踏み込んだ寺社見学だなあ。

 さて、十一面観音様のおられるところには、聖天さんもおられることが多いが、こちらも別棟にお祀りしてあるようだった。ただしそこは「関係者以外立ち入り禁止」となっていたのでお参りできなかった。厳重管理だ。絶対の秘仏なのだろう。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

mercredi 29 avril 2009

第十六番 音羽山 清水寺

  松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん001_2004_2 005 

 三十三所中、もっとも観光客でにぎわっているのはたぶん、このお寺。京都見物一回目の人はほとんどの人が行くだろうし、写真もガイドブックなどでおなじみのはずなので、載せずもがなかも(笑)。江戸時代には本当に清水の舞台から飛び降りた人が何人かいたらしいよ。でも死んだ人はいないんだって。

 ここはちょっと珍しい、北法相宗のお寺。御本尊は、十一面千手千顔観世音菩薩。十一の顔と千本の手と千の目を持つ観音様。秘仏で、基本は三十三年に一度の御開帳なのだけれど、特別御開帳をしょっちゅうやっているような気が・・・。

 御本尊とは、10年くらい前に清水寺で、そして昨年、奈良の国立博物館でお会いした。門外不出の御本尊が初めて外に出られたとき。このときに、この仏様が秘仏である理由がよくわかったような気がしたのだ。とても美しいと思った。千の手には、衆生の苦しみを救うためにさまざまな道具を持っていらっしゃる。その一つ一つまでもが精緻で美しかった。

 内陣に深く入って拝観できる。ちょっと珍しく、裏側から入る。真裏にも観音像が安置されている。表に回って、静かにお参り。前回から、つたないながらも、門前の小僧方式で読み方を覚えた般若心経の唱えることにしている。まだ肝が座っていないので、小さい声(笑)。003

 説明をするガイドさんがたくさんいたが、その内の一人が、「三十三所の巡礼を始められたハナヤマ天皇、後にハナヤマ法皇が・・・」と説明しているのを聞いて、「?」と思う。

 ハナヤマ法皇??いえそれはきっと花山法皇(カザン法皇)だと思いますよ・・・。

 御朱印ゲット。書いてくださった方によれば、字は見よう見まねで覚えたとか・・・。どこの御朱印も達筆だと思うのだが・・・。002

 境内に入ったのは、実に20年ぶりくらい??ご存じ、地主神社!地主、というだけあって、もともとこの辺りの産土神(うぶすながみ)らしい。従って、相当な古社であるのだが、第一印象はまったくそうは見えないほど派手派手(笑)。も~う、大々的に縁結び恋愛成就をうたっているからねぇ・・・。わたしが中学生だった頃から派手だったけれど、今はさらにさらにパワーアップ!あまりのキッチュさが笑えるので、大人の方もぜひ(笑)。

 修学旅行の中学生くらいの男子と女子が、きゃあきゃあ言いながら、恋占いの石に挑戦していた。楽しそうだった。

 大国主命が主祭神であることを、思い出したのか、今日初めて知ったのかどちらか思い出せない。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

mardi 28 avril 2009

筍御飯

008_2  昨日の予告どおり(笑)、ゆみにもらった筍で、筍御飯を炊きました。

 ほかにうちではおあげを入れます。今日のは久在屋のおあげなのでさらにおいしいです。よいおあげは味も香りもほんとに違います。御飯は毎日、お仏飯にもなるので、かつおだしは使えません。こんぶといっしょに炊きます。

 今日の献立は、主に姫皮を使った若竹汁に、ちょっとできそこないのだし巻きと、青瓜と大葉の酢の物。少しだけ残っていた八海山をぐい飲みに一杯。009

 木の芽を添えて、いただきま~す。

 おこげが大好き(笑)。

| | Commentaires (8) | TrackBack (0)

今日の出来事ダイジェスト

 午前中は家事をいろいろ。銀行などでの用事を片付けたり、ちょっとお買い物をするために四条烏丸辺りまで自転車で行く。以前はすぐ近くに銀行があったのに、支店がなくなってしまってちょっとしたことでも本店まで行かなければならなくなり、とても不便だ。002

 用事をすべて済ませて帰りに室町高辻辺りのレオーネにてお昼ごはん。羊のラグーの手打ちタリオリーニ。ひよこ豆も、ころころといっしょに煮込まれている。この店の肉料理はしっかりしていて特においしいと思う。

 3種類から選べるパスタに、パンとサラダがついて950円はとてもお得だ。この味を考えれば。。思うに、どこの店とは言わないが、しょーもないパスタ一皿に1300円とか取られることもままあることだ。

 自転車はほんとにどこでも行けて便利だ。タキモトまで走って、お祭りのための御神酒を2本と、御旅所へ持っていく小さな「松の翠」のボトルを買う。004 005

 伏見稲荷のゴージャスな御神輿5基は、4月19日から5月3日まで御旅所におとどまり。その間に、一度は必ずお参りに行くことにしている。

 昔は29日に「お千度」という町内の行事があってそれをとても楽しみにしていた。今でも少ないながら、露店は出ている。たこせんべいとはっかパイプが大好きだったけれど、さすがに今はなさそう。

 夜になると、御旅に連れてってとねだったものだった。ここには思い出がある。

 小さな御神酒をお供えして、お社と御神輿を丁寧にお参りする。うちの地域の御神輿は、不動堂の、田中社。田中大神(たなかのおおがみ)の御神輿だ。今年もお祭りがやってきて、無事にお参りすることができました、と。日頃のご加護に感謝する。わたしはとにかく稲荷ラヴァー(笑)。5月3日は還幸祭だ。007_3

 近所の空き家の庭に、桐の木があり、花がわんさと咲いているのを発見したので撮ってみた。この辺りで桐を見るのは珍しいような気がしたので。

 父の田舎の山にはたくさん自生しており、この時期、会津の山間を車で走ると、そこここの薄紫の花がきれいなのだ。桐の箪笥と下駄は、彼の地の名産。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

lundi 27 avril 2009

よくばり甘味

010_2 月曜日に梅田に行けたなら、足を運びたくなる arinkoさんの月曜だけのカフェ、CAFE SUGAR TOOTH 。ウィーンっ子は「砂糖の舌」を持つ、なんて言われるけれど、彼女が持つのは、「砂糖の歯」(笑)。だからメニューにもこんなによくばりな甘味満載のプレートがある。

 今日のお菓子は、つるんと美しく焼けた抹茶のマカロン。中には抹茶のガナッシュ。抹茶とお芋のケーキ。紅あずまという種類のさつまいもの蜜煮が、しっとりしたケーキの中に入っているのだけれど、これがよく合う!添えてあるのは、クレーム・シャンティイと紅あずまの蜜煮

 スコーン一つ。ジャムは甘夏のマーマレードを選んだ。ジャムとクリームとをいっしょにスコーンにつけるのも一興かと(笑)。arinkoさんのマーマレードはおいしい。苦味を取りすぎてしまうと、ペクチンが少なくなるので、そのかげんが難しいそう。

 これはもうスペシャリテと言っていいかも?かぼちゃのプリン。これ作ってみたいです・・・。え?企業秘密(笑)?いちごのトライフル。とろりとしたクリームと弾力あるスポンジの食感がおもしろい。

 今日は既に焼き菓子は売り切れで残念だったけれど、ケーキはしっかり堪能いたしました。季節とともにお菓子も変わっていくだろうし、これからも楽しみです。

 *CAFE SUGAR TOOTH

 大阪市北区芝田町一丁目15番8号 共栄植木2階「ほなな」

 TEL 080-6138-1132 毎週月曜のみ 11時~18時

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

dimanche 26 avril 2009

起き抜けに熟読

 今朝の朝日新聞(大阪本社版)の一面に、大阪市立中央図書館の蔵書の切り取り被害についての記事が載っていた。1面のかなり大きな記事だったので、図書館関係者には朝、新聞を手に取るやいなや、熟読した人も多いのではないだろうか。わたしもそうだ。

 蔵書の盗難や切り抜きなどの増加は、どこの図書館でも頭を痛める問題で、大阪市立中央ほどの規模のところでは、被害の実態も目を覆うばかりであろうことは容易に想像できる。

 ただ一つ、記事の中に、よくわからない部分があった。

***返却時に最大4人のスタッフで点検するのはほぼ不可能だ。夜間ポストに返却されると、なおさらわからない。読書の秘密を守るため貸し出し記録は返却時に消去するので、犯人の追跡もできない。***

 という部分だ。「返却時の点検を一切やっていない」と取れる内容だ。わたしの勤める図書館では、返却時には必ず中味のチェックをやっている。切り取り、汚損、破損のチェックと、私物や貸出レシートなど不要なものが挟まれていないかどうかのチェックもかねている。

 少ないスタッフに、返却本の数が多すぎてほぼ不可能、とのことだが、返却時のチェックは、「忙しい」ということを理由に、省略してしまってもいいことだろうか?確かに一冊一冊ページをぱらぱらと繰ってチェックするのは、たいへん手間のかかる作業だとは思うが・・・。

 あの規模の館で、最大4人のスタッフ(どういう数え方をしているのかはわからないが、各階の返却窓口に座っているスタッフ、ということだろうか)しかいないというのも、手薄すぎるような気がする。

 図書館の蔵書はほとんどすべてが税金で購入されたものであるから、職員にはその共有の財産を守り、有効に活用されるようにする義務がある。これは重要なことだ。記事に書かれているとおり、切り取りや汚損・破損の被害という理由だけで、年間2000冊もの資料が廃棄されているのならば、なおさら、忙しいからできない、と言ってしまってはいけない。

 「夜間ポストに返却されると、なおさらわからない」  

 夜間ポストというのは返却ポストのことだ。サーバに負担をかけないように、利用者情報の出ない、ポスト返却モードで処理しているのだと思うが、それでも「わからない」ことはない。返却のスキャンをする前に点検して、異常のある返却資料については、きちんと利用者情報の出る、窓口返却モードで処理をすれば、ひどい切り抜きや汚損・破損がある資料を借りていた利用者は必ずわかる。もっとも、利用者に連絡してもしらを切り通されればどうすることもできないが・・・。

 「読書の秘密を守るため貸し出し記録は返却時に消去するので、」  

 これは当然のことだが、その後の、

 「犯人の追跡もできない。」 これは返却ポストの場合と同じ理由で、違うと思う。返却のスキャンをする前にチェックすればよい。

 わたしもたまに大阪市の中央図書館を利用するのだが、あそこは貸出の窓口と返却の窓口が、分かれていて、たしか返却の窓口にも1列に利用者が並んで順番を待ち、一人ずつ対面で返却資料の処理をしていたはず・・・。そういう方法をとりながら、資料のチェックができないというのはどういうことなのだろうか?返却時のチェックがおろそかにならないように、利用者を並ばせているのではないのだろうか?

 この記事を読んで、同じような疑問を持った図書館関係者も多いと思う。あるいは記事の書き方(?)の問題なのだろうか・・・。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

samedi 25 avril 2009

 大雨の日の通勤はいやだにゃ~。雨靴はいても足は濡れるし傘をさしててもなぜか背中に雨の粒。001

 もう筍は食べ納めたと思っていたら、ゆうべ、筍をたくさん持って、ゆみがご来館。赤土がまだいっぱい付いた筍をたくさんもらった。大きいのが沓掛の、小さいのが長岡の。

 家に帰ってすぐ筍ゆで。筍は掘ってからゆでるまで、早ければ早いほどいい。皮をむくと清冽な香りが立ち上る。

.Cabw3jd9_2

 今日の晩ごはんは、焼き筍と、土佐煮。さすがにじか焼きはできないので、ゆでたものを焼いたのだけれど、それでも十分においしい。この間みたいに、塩とオリーブオイルで食べてもおいしかった。

 お供は八海山の純米吟醸で。越後のお酒はおいしいにゃ~。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

vendredi 24 avril 2009

アニック・グタール

002_2 季節も春から初夏へと移る頃。気分もよかったので、アニック グタールで久しぶりに、新しい香りを買ってみた。

 何本か好きな香りの候補を選んで、Gardénia Passion (ガルデニアパッション)と最後まで迷いに迷ったのだけれど、初夏の気分にぴったりだと思ったLe Chèvrefeuille (ルシェブルフイユ)に決めた。さわさわと風が吹くような、軽くて明るい香り。

 アニックの香りはすべて、天然香料で作られているので、重ねづけをして、自分だけの香りを楽しめる。Le Chèvrefeuille はそのベースとしても重宝するとか。

 甘いくちなしの花そのものの香りの Gardénia Pssion は、もっと季節が進んで雨に濡れる白い花が咲くようになってからでもいいかな、と思っていたら、サンプルのボトルをくれたのでとてもうれしかった。

 新しい香りを身に付ける朝は、なんだか新鮮。さあ、だらけていないで、もう少しちゃんとしましょうか。

 京都の某有名占い師に、「あなたはね、男なのよ~!!」と断言されて、「やっぱりな!!」とか思っていてはいけませんね。。。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

jeudi 23 avril 2009

もんじゃ焼き

001  もんじゃをつつきながら、秘密の集会が開かれることになり、東洞院錦の、もんじゃダイニング(そんなんあるんや・・・)わたたんというお店に行く。

 もんじゃを食べたこともない人もいるし、まして誰も焼いたこともないくせに、果敢にも自分たちで焼いてみることにした。一応焼き方は書かれてはいるのだが、チャレンジャーだ。

 こういう形で出てくる。これをよく混ぜて、網で具だけすくって鉄板で焼く。002

 焼けたら土手を作り、生地というか汁?を流し込む。この汁がふつふつ言ってきて半透明になったら全体を混ぜて広げる。

 端っこの焦げたところから小さなこてで食べる。・・・といった塩梅だ。なかなかに楽しい作業。味はともかくとして、あんまり見目麗しい食べ物ではないことは確か(笑)。

 焼き上がるのを待ちながら、柚子豆腐入りの「懐石サラダ」を前菜に食べる。ビールを飲みながら、すなずり、スジ焼き、バターコーン、豚キムチ、出し巻きなどの焼き物をつまむ。さらに、海老のお好み焼きと、焼きそば。

 わたしはビールから梅酒のロックに変えて、ゆっくり飲む。サバト集会は大盛り上がりで続くのであった・・・。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

mercredi 22 avril 2009

老朽化

 7時45分に目が覚めたけれど、二度寝してしまい、かん・びん・ペットボトルが出せなかった。午前中は昨日やり残した場所のそうじの続き。1階のトイレを掃除していたら、手洗い場のS字管が老朽化してひびが入っているのを発見。手を洗うと水が漏れる。あらら~。工務店に連絡せねば。

 自転車の前輪の空気を入れてもすぐ抜けてしまうので、近くの自転車屋さんに引いていく。これもやはり老朽化で前輪を交換することになった。よく乗ってきたから、タイヤの消耗・傷みも激しい。

 早めのお昼を食べて、そろそろ行かなければ限界!と思っていた散髪に行く。髪の毛もやはり老朽化で、丸坊主にすることになった。

 わけないだろ。

 郵便局で用事を片付け、帰宅して、おやつは昨日作っったカスタードプリンとアイスコーヒー。プリンのような湯煎焼きをするお菓子には、新しいオーブンレンジのスチームオーブン機能がすばらしい威力を発揮する。いい買い物をしたなあ・・・。適当に買ったんだけど。

 ちょっとPCでユニコーンを聞きながら遊んでいるとちり紙交換の車の音がしたので、猛ダッシュで下へ降り、玄関をあけて呼び止める。やっとたまった新聞と段ボールが出せた。

 軽快に走るようになった自転車に乗って、♪あいらぶゆ、べいべ~、と口ずさみながらスーパーマツモトへお買い物に行った。平和な一日。

 明日の夕方は人事異動の内示。状況によっては今頃気ぃ狂ってるかも。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

mardi 21 avril 2009

イルギオットーネ クチネリーア

 雨の休日。小豆といっしょに、イルギオットーネ クチネリーアで晩ごはん。

 何を食べようか、あれやこれやとメニューを見ながら考えるのが楽しい。そしてまずはスプマンテで乾杯。小豆は非常によくできた人なので、彼女とは、どんなに仕事がしやすかったことか。お互いに長い間仕事をしているといろいろあったし、これからもいろいろあり続けるだろうけれど、今ここでおいしいものへの期待にわくわくしながら杯を上げられる幸せに乾杯だ。001

 柔らかく煮込んだトリッパと白アズキのトマト煮 熱々グラタン仕立て

 柔らかいトリッパに、パルミジャーノを振りかけてバーナーであぶってある。なるほど、だから「グラタン仕立て」なのか。ここのトリッパは、パッパラルドの頃からの定番メニューで、小豆もわたしも行けば必ず注文するくらいの好きな料理だ。やっぱりいつ食べてもおいしいなあ・・・。002

 選んだ料理に合う赤ワインを1本ソムリエに選んでもらって、マシャレッリ モンテプルチアーノ ダブルッツォ 2005。 かなり軽めに感じる。

.

.

003  海の幸、山の幸のバヴェッティーネ「マーレ・モンテ」

 オイルソースかトマトソースかを選べたので、トマトにした。魚介類ときのこのパスタ。あさり、たこ、帆立などがふんだんに使われていて、魚介の旨みがすごい。特に帆立貝柱はしゃきっとで甘味があってとてもおいしかった。

.004_2

 オマール海老と空豆のリゾット

 リゾットって、作るのがほんとに難しいと思う。こんな感じには絶対に仕上がらないよね~、と言いつつ味わう。海老のぷりぷり、空豆の香り、まったくだれていないのにしっかり味の絡んだお米がとてもおいしい。お米のアル・デンテ。

.005_2

 とろとろに煮込んだ3種類のお肉を巻いた鶏肉のロートロ

 二人でシェアしてもメインはけっこうなヴォリューム。牛ほほ肉、豚バラと腕肉の詰め物がぎっしり。下にたっぷり敷かれた色とりどりの豆がしゃきしきしておいしい。

.006

 確信犯的にワインがグラスに半分ずつ残ったので(笑)チーズを食べる。

 ミモレットと枝つきレーズン、タレッジオと干しいちじく、ゴルゴンゾーラと蜂蜜

.007

 とってもクリーミーな、ティラミスと濃厚なキャラメルのジェラート

 「とってもクリ~ミー」って・・・。いえいえほんとに手書きメニューにはそう書いてありました!しかも「~」。

 「とっってもくり~み~・・」と読み上げて笑う。今は小豆といっしょに働いている読み聞かせ&ストーリーテリングの名人、Y先輩もこんなとき必ずすごくうまい語りの口調でわたしとおんなじことをするらしい・・・。

 キャラメルのジェラートが甘苦くて大層美味。008

 ラストは濃いエスプレッソで締める。

 小菓子は、ガナッシュが挟まれたマカロンと抹茶のディアマン。マカロン固いよ・・・。

.

 ゆっくりしたお皿のペースだったのだけれどもやっぱりしゃべり足りないので、さらさ花遊小路に行く。ここも新たに小豆と行く定番になりつつあるかも。009

 「ピンク、イエロー、イエローピンクにキャンディー。ロリータな春パフェです」とかなんとか書いてあった、「春のパフェ」一つとコーヒーを頼んで、二人で食べる。「ロリータな」ってな・・・。

 以前食べたふつうのアイスクリームの量がすごかったのでこれも巨大パフェかと思ったら、意外にもふつう以上に小さかった。

 ヴァニラアイス、シナモン、凍らせた桃、コンポートにした桃、ダークチェリー、コーンフレーク、という構成。いつも思うことなのだが、パフェにコーンフレークはいらないなあ・・・。ケーキの切れ端とかの方が絶対いいよ。「あ~、ほんまコーンフレーク邪魔!!」ほ~ら小豆もご立腹(笑)。

 こうしてまあなんだかんだで平和な夜は更けるのであった・・・。

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

lundi 20 avril 2009

桜に藤に

 003 遅番。弟の家の前の八重桜の並木がきれいだと聞いたので、肉じゃがなどを作ってから、花見がてら並木の近所のパン屋さんへ自転車でパンを買いに行く。

 ほんとに「ぼたぼたと」咲いている。昨日、かもめさんから千本ゑんま堂の普賢象の写真を見せてもらったけれど、そちらも今が盛りで、八重ももう明日の雨で散るだろうから、今日が見納めかな。  

002_3  ここにも御衣黄が何本かあった。最近この桜を植えるのははやりなのかも。004

 ここは昔からあったアメリカハナミズキに加えて、新たにいろいろな木々を植えたようだ。

 こんなきれいな薄紫色の花もあった。何ていう名前の花だろう?わたしは図鑑での同定がとても下手なので、調べてもわからなかった。002_4

 昨日の朝は、歓喜桜はもう終わってるだろうな、と思いつつも、雨宝院(西陣聖天)へ行った。

 ここは日本最初の聖天さんで、空海が嵯峨天皇(字の上手な天皇ね)の病平癒のために立てた大聖歓喜寺というお寺だった。しかし後に応仁の乱で寺は焼け、その塔頭の一つである雨宝院のみが残って、今に至るという・・・。残ってからも長いな・・・。

 説明を読んでいると、こういう説明書きの駒札から、「京都の人が先の戦争では・・・と言うと、それは応仁の乱である」という京都伝説が生まれたのでは?と思えてくる。003_2

 果たして歓喜桜は葉桜となっていた。観音桜ももう終わり。御衣黄だけが今を盛りと咲いていた。

 去年はなかったのに、境内のあちこちに「三脚禁止」「仏像撮影禁止」「モデルを連れてきて写真を撮るときは一言声をかけてほしい」といった掲示が出ていて、それが大層醜い。

 それにしてもモデルって・・・?狭い境内、きっと今まで傍若無人の状況にあったのだろう。嘆かわしいことだ。

 ここは古儀真言宗のお寺で、実に様々な神仏が祀られている。そのお堂の一つ一つに、いかにも真言宗らしく、御真言(マントラ)を書いたプレートが貼り付けてある。すべて拝むのはちょっと大変。

 お稲荷さん(ダキニ天)の祠があって、その前には鳥居を新しくするための寄進を求める張り紙があった。見ればほんとに鳥居が壊れて、根元を残すのみとなっている。もともとお稲荷さんラヴのわたしなので心がざわざわした。

 折りしもその日は伏見稲荷の神幸祭で、本社から御旅所へ御神輿に乗った神様が来られる日なのだ。これも思し召しと思い、日頃のお稲荷さんのご加護に感謝して、極めて些少ながら、鳥居のための寄進をさせていただいた。住職に聞けば、大正6年に建てた鳥居が老朽化したのだそうだ。今年中には新たに建てられる見通しだということだった。ほんとによかった。

 さて、あまりに多くの神仏と弘法大師がここにはおられるのだが、御本尊は大聖歓喜天である。当然秘仏。なぜかここに来ると必ず、人に、「聖天さんをよく拝みなさい」みたいな趣旨のことを言われるのだ。あるときは近所のおばちゃんといった感じの人に。昨日は住職に。「聖天さんはよく願いをかなえてくれはりますから」って。

 聖天さんをお祀りするには浴油という独特のやり方をしなくてはならなかったり、それはそれは大変なことだと聞くが、ここはこんなに小さな小さなお寺なのに、観音さんはおられるは、不動明王の護摩もやっておられるは、ダキニ天も祀られているは、弘法大師もど~んと座っておられるは、で、住職、過重労働か?とか思ってしまう。いやいや、よけいなお世話だけど(笑)。

 ちょっと歩いて今出川通に向かう。本隆寺の立派な山門の前を通るが、日蓮宗のお寺にはあまりご縁なく、今日も中へは入らない。007_3

 首途八幡宮(かどではちまんぐう)の隣の公園の藤がとてもきれいに咲いていた。よい香りだ。

 わたしが中高と通った学校の校章は藤の花で、そこには「藤の花のように、自らはこうべを垂れていても、人からは見上げられる人になりなさい」という教えがあった。

 いつも不機嫌な思春期の女子のこと、その当時は「けっ」とか思っていたのだが、こういう教えは大人になってからその意味に気付き、年々重みを増してくる。

 教育というものは往々にして、そういうものだ。

| | Commentaires (5) | TrackBack (0)

dimanche 19 avril 2009

焼き焼き会

011  よく晴れた日曜日、Fさん邸にて、お昼のごはん会(or 焼き会)にお呼ばれして、Fさんご夫妻、かもめさん、そして初めてお会いしたMさんの5人で、盛大に焼き焼き、飲み飲み、食べ食べ(笑)。

 なんせ、室内なのに、炭火は3ヶ所(笑)。炭の違いのお話などを聞きながら、火力の違いで分けて、いろんなものを焼く。備長炭は長時間かけてかなり高温にしないと火がおこらないらしい。写真は、ぷっくりとしたほたるいかと、ねぎぼうず。013_3        

 苗木屋さん、ヴィニョーブル・ギョームのヴァン・ムスー。しっかりした濃い味わいでおいしい。時間がたってもおいしく飲めそう。ちょっとセロスに似ているだろう?と言われたけど、すみません、セロス飲んだことありません・・(笑)。続いて、同じ苗木屋さんの、ブルゴーニュ・ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ。

 菜の花、椎茸、にら、丸ごと玉ねぎ・・・とどんどん焼いていく。野菜の味つけは、何もしない、か、塩・胡椒、あるいは「へんこ」のラー油などのいたってシンプルなもの。だからこそ、野菜の香りや甘味がダイレクトに感じられておいしい。特に新玉ねぎは繊細。

 圧巻は、筍丸ごと焼き!ほかほかと焼き上がった筍の穂先をちょっと切り落として皮をむき、はふはふと食べると、旬の香りが鼻にほわっと抜ける。むいた姫皮も、根元としゃきっとした部分もおいしい。

 この辺りは、筍のおそらくは日本一の名産地なので、朝市にはよい筍が産直で並ぶ。Fさんはその中でもお気に入りの農家さんを持っておられて、決まった人から買うのだそう。それぞれに特徴があるのだとか。今日のは、「プルミエ・クリュ」らしい(笑)。

 春の味覚としては、こごみを焼いて、パルミジャーノとオイルをかけたもの、さやごと焼いた空豆も非常においしいものだった。012_2

 みんないろいろと持ってきたので、お酒も豊富。

 青いきれいなクラシックボトルの日本酒は、石川県の「常きげん」の純米大吟醸。これが予想以上にすばらしくおいしかった。

 Mさんがイカをリクエスト。何でも作るFさん、なんとイカの一夜干しまで作っておられた(笑)。1杯100円のいかや・・・って言わはるけど、食材の値段にかかわらず、最大においしく仕上げるというのは「禅」っぽい。

 ちょっとおしょうゆをたらしたいかと日本酒は相性よし。

.016 

 メインディッシュは鴨。中がピンクで皮はぱりっと、おいしく焼けている。マスタードとカシスマスタードを添えて。

 カシスマスタードというのは初めて食べたけど、ちょっと酸味があって、たとえるなら、梅肉っぽい。マスタードもカシスもディジョンの名産品。ワインは、かもめさんご提供のシモン・ビーズの、名前は失念してしまったけれど、とてもおいしい赤。鴨と合う!014

 土鍋御飯を用意する、と聞いてはいたけど、さすがに鯛飯がど~ん!と出てくるとびっくりする。やはり季節の桜鯛。まるで某祇園の人気料理屋さん的「どや?!」な演出(笑)。みさこさんが丁寧に丁寧に身をほぐしてくださったのを、底のおこげといっしょに混ぜて食べる。味かげんもちょうどよくて、いや~おいしいです。もう家庭料理の域を越えてるなあと思う。

.017_2

 さらに追加された焼き物(笑)は、ミスター・ギョーザのぎょうざ。ワインは合う合わないは度外視(?)のバルベーラ・ダルバ。

 デザートは、昨日作った、たんかんとレモンのチーズケーキを食べてもらった。Mさんが、「みかん!みかん!みかんっす!」と言ったのがおもしろかった。

 Fさん邸のごはん会は、お酒を飲みつつ、わいわいおしゃべりしながら、準備や片付けもしながら進んでいく。食材の話を聞いたり、端っこを試食してみたり。ただ座って「お客さん」しているよりもずっと楽しいのだ。

 夕方、F邸を辞す。Fさん、みさこさん、いつもありがとうございます。おいしくて、楽しいひと時でした(^^)。かもめさん、Mさんもありがとうございました。また遊びましょうね。

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

samedi 18 avril 2009

たんかんとレモンのチーズケーキ

001_2  夕食後、テレビで浅田真央を見てから、明日のためにたんかんとレモンのチーズケーキを作る。少々夜遅かったけれど、心配なのでちょっとだけ試食。

 先日のマサラ・チーズケーキよりも美しい出来。柑橘の香りが爽やかで、濃厚かつなめらか。なんとかおいしくできたようだったので安心した。

 最近、チーズケーキがマイブームかも(笑)。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

jeudi 16 avril 2009

マサラ・チーズケーキ

 遅番。いつものように、夕食のための変わり映えのしないおかずを3品ほど作りながら、冷蔵庫に残っていたクリームチーズと生クリームを腐らないうちに使ってしまうべく、チーズケーキを焼いた。今回は、シナモン、ナツメグ、カルダモンを入れて、マサラ・チーズケーキにしてみた。オーブンレンジの「スチームオーブン」機能を使って焼いてみる。

 慣れたことなので、あれをしているあいだにこれをして・・・という具合に、どんどん作業をしているが、車の運転と同様、こんなふうに同時に違う動作をするというのは高度な脳の働きなので、機械にはなかなかできないことなのだと聞いたことがある。料理は認知症などの防止によいのかもしれない。

 そう言えばわたしの祖母も、88歳頃まで、元気に台所に立って日々の料理をしていたからか、98歳となった今でも頭はまだかなり元気だ。

 さて、出勤の時間になり、行って来ますと家を出ようとしたそのとき、「お前、これは~?」と父の声。指さす方を見てみると、そこにはわたしの通勤かばん!

 お昼ごはんの包みだけを持って、かんじんのかばんを持つのを忘れていたのだ。これはまるで、ランドセルを忘れて給食袋だけを、持って行く小学生のようだ。

料理は取り立てて認知症防止に役に立たないかもしれないと、先ほどの考えを改めた。

今日は仕事でいろいろとおもしろいことがあってかなり笑った。1台のプリンタの調子が悪くなったと思ったら、何のつながりもないレシートを打ち出すプリンタまでが動かなくなり、「解せぬなあ・・・」「うちのプリンタに何の祟りが?」などと言い合いながら、N女史と共にプリンタをいじってみる。レシートの方は治ったけれど、もう1台の方はだめだった。それで1つわたしの仕事ができなくなったけれどまあいいや。

さて、終業時間となった。デザートが用意してあるというのはとても楽しみだ。朝作ったチーズケーキはうまくできているかな、と気持ちがはやる(笑)。002_2

果たして出来はまずまず。盛大に膨らんで沈み込んだ様子が見てとれる。それもそのはず、細部こそ違ってもスフレチーズケーキと同じようなものだから。残っていたクリームチーズが少しだったのであっさりめの軽い仕上がり。スパイスがきりっと効いている。チャイのような風味だ。今度は紅茶も入れて、本当のチャイ風味にしてもいいかも。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

mercredi 15 avril 2009

Bloomin' flowers dance with me♪

  御室に住む友人と、妙心寺北門で待ち合わせ。JR花園駅辺りも、もうわたしの中では「懐かしい」といった感覚になりつつある。passent les jour et passent les semaine, すごい勢いで、いろんなことが過去になっていくんだな。

 南門から北門へと山内を抜ける。山内は半ば公道だから、それが一番便利で近道。浴室、法堂、たくさんの塔頭。妙心寺を通り抜けるのは大好きだ。お寺の中では歩きながらいろんなことを考えられる。001 002_2

.

.

.

北門で友人と落ち合って、ワンダアカフェにて、とっても辛いポークカレーのお昼ごはん。デザートは季節限定、桜のアイス。そう言えば、今年桜のアイスクリームを一度も食べていない。ゆで小豆と抹茶の生クリームが添えられた和風仕立て。018

 京都の桜のラストを飾る、御室の桜を見に。

 そびえたつ山門は、いつ見ても立派。いろいろな季節に何度も来ているわりには、一度も「御殿」などを拝観したことがないんだよねぇ・・・。このお寺も、背後の山を含めると寺地は広い。山には「御室八十八ヶ所」というのがあって、2時間くらいで四国八十八ヶ所になぞらえた巡礼ができるようになっているけれど、これもわたしは未経験。010 013

.

.

.

.

 ぽってりとした大ぶりの花が、とてもかわいらしい御室桜。背が低いので花束みたいにふんだんに花をつけた枝がちょうど目線の高さに来る。

 このあたりは地盤が固く、根を十分に張ることができないから背が低くなるのだと聞いたことがある。012_2

 花はほとんどが盛りを過ぎて、落下盛ん。花吹雪が美しい。でも1本だけ、ほとんどがまだつぼみの木があった。今にも開かんとしている濃いピンクのつぼみはとても愛らしい。

 桜林の辺りにはたくさんの人がいるけれど、端の方に行けば人影もまばら。広いお寺の散策はこういうところがおもしろいところでもある。

.014_3

端っこの方で見つけた、水掛け不動さん。「近畿三十六不動尊霊場」の一つらしい。とっても柄が長くて重い柄杓で水をかけるようになっていたのがおもしろかった。それにしてもいろいろな巡礼コースがあるものだ。

.

.

003 .

.

.

.

.御室にも御衣黄(ぎょいこう)が何本かある。この桜も、好きな桜でね、グリーンの花びらが珍しい。016    

.

.

.

.

 花梨(かりん)の花も咲いていた。子どもの頃、通っていた日曜学校で、花梨というのを初めて知った。実を家に持って帰って食べようと思ったのだけれど、花梨は生では食べられない。おばあちゃんが花梨酒にしてたっけな。

 花を見たのは初めてかも。やっぱりバラ科の花らしい形をしているけれど、こんなに濃いピンクだとは知らなかった。ボケの花に似ているな。

 仁和寺の中にはいろんな花がある。紫のミツバツツジも、白いフリルみたいな石楠花もきれい。花咲く春の日だ。

| | Commentaires (8) | TrackBack (0)

mardi 14 avril 2009

暗殺者

 雨の休日。昨日、夜中に起きてしまったせいか8時ごろ目が醒めてもまだ強烈に眠くて起き上がれない。半時間ほどぐずぐずしてやっと起き出してからもエンジンがかかるのに時間がかかり、コーヒーを片手に長らくぼんやりしている。

 ようよう動けるようになってから家事をいろいろ。一段落して、近くの歯医者さんへ定期健診とクリーニングに行った。順番が来て診察室の椅子に座ったとたん、かなりの音量で、ショパンのエチュード「革命」が流れ出した。なんだか不穏な空気。「この歯は抜かなければなりません」とか、「かなり削ります」とか、いやなことを宣告されそうな不安をあおる。歯医者でこの曲はやめてほしい。同じ理由で、トッカータとフーガニ短調とか、「運命」とかも向かないと思う。歯医者では、頭がぼ~っとするサティか、軽くうきうきするウィンナ・ワルツかなんかにしておいてください(笑)。

 雨なので自転車に乗れないのが大層不便。仕方なく徒歩で銀行、郵便局、区役所へとグランドツアー。振込みや税金や支給手続きなどの雑用をこなす。外に出たついでに、区役所近くの伊晃庵というイタリアン居酒屋でランチを食べる。晃庵系列の店。

 アッサジーニ(前菜)1品+パスタ+パンで890円。前菜はじゃがいものオムレツのサラダ添え、パスタはサルシッチャとレンズ豆の煮込みソースのパスタ。手打ちの平打ち麺だ。けっこうおいしかった。

 さて、前菜は「アンティパスト」だと思っていたので、「アッサジーニ」という言葉を初めて聞いた。耳慣れない言葉を聞くと、語源とか、兄弟・親戚の言葉は何かということをつい考えるのだが、「アッサジーニ」でわたしが連想した言葉、わかります?

 それは「アササン」(暗殺者)。アラブ語源の言葉で、イスラームの暗殺者集団のことをいう。一度繋がると、なぜ暗殺者が前菜・・・?とどう考えてもおかしな連想から離れられない(笑)。

 家に帰って調べると、アッサジーニ(assagini)とは、スペインで言うタパスと同じような小皿料理のことだということがわかった。しかし依然、語源は不明。

 夕食には、「日立ヘルシーシェフ」の、「加熱水蒸気調理」機能を初めて使って、鶏のハーブ焼きを作ってみた。エルブ・ド・プロヴァンスとにんにくを使う。付け合せは新じゃがのローストで、ローズマリー風味。他はにんじんのグラッセとゆでたスナップえんどう。皮はぱりっと香ばしく、中はジューシーにおいしく焼きあがった。ふうん・・・。やっぱりうまくできるものだなあ。さすが最先端のテクノロジーだ。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

lundi 13 avril 2009

ウィンナ・ワイン

 土日が忙しかったので今日は暇?と思いきや、今日も朝からけっこう忙しい。わたしたちの週末は月曜日。今週もよくがんばりました。明日はお休みなのに、大雨らしい。今日まで毎日とてもよいお天気だったのに、なぜ・・・?御室桜は既に満開だそうで、明日の雨で散ってしまうかも。残すところは、八重桜。千本閻魔堂の普賢象、雨宝院の歓喜桜に、御衣黄など、八重桜にも名桜多し。001

 夕食のときに白ワインを一杯。ちょっとめずらしいかもしれない、オーストリアの白ワインだ。ピヒラー グリューナー・フェルトリーナー ケラー ベルク スマラクト 2003。実にドイツ語的な長い名前・・・・。たしか、グリューナー・フェルトリーナーというのがぶどうの品種名だと聞いたと思う。

 かなり濃い、黄金色。よく冷やして飲んでも、食事と合わせるには少し甘いかな。これでザバイヨーネとか作ったらおいしいかもしれない。

 グラス1杯で酔ってしまった。あらあら・・。眠気のピークをなんとか持ちこたえて後片付け。デザートに昨日の夜に作った清見オレンジのケーキ少しと、生地の断ち落としと余ったシロップ、果汁、果肉で作っておいたトライフルを食べる。トライフルってやっぱりおいしいな。お菓子にもたっぷりコアントローを使っているので、また酔う。あらあら・・。

 気がつくと4月も半ば近く。5月には人事異動があるので、もうあと1ヶ月ほどは落ち着かない日々。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

dimanche 12 avril 2009

初めてケーキを焼く。

 先日買った、日立のヘルシーシェフ。蒸気調理で余分な脂肪や塩分を落としながら調理できるという、わたしには過分とも思える高度な機能がついたオーブンレンジだ。買ったはいいものの、思ったとおり、今日まで単なる「温め」のためにしか使っていなかった。

 それではもったいないので、スチームオーブンの機能に着目して、これで初めてケーキを焼いてみた。作ったのは、清見オレンジのケーキ。いつも使っているガスオーブンでは、ビスキュイなりジェノワーズなりを薄く焼くときにはどうしても乾燥しがちだったのだが、スチームオーブンならば、かなりしっとりと焼き上がるのではないかと思ったのだ。

 結果は目論見どおり(笑)。いつもと何ら変わらぬジェノワーズの生地なのに、驚くほどしっとり、ふんわりと焼き上がった。あまり焼き色が付き過ぎないので、きれいな卵色に仕上がる。きめも整って生地の状態も上々。よくしなって、巻いても決して割れない。これはすごい機能だ。

 003_2 清見オレンジの果汁とコアントローを合わせたシロップをたっぷり打つ。シロップはよく染み込むが生地は崩れない。中のクリームはやはり果汁とコアントローを入れて爽やかさを出した、とても柔らかいクレーム・ディプロマット(クレーム・パティシエールとクレーム・シャンティイを合わせたもの)。清見オレンジの果肉ととても柔らかいクリームを、巻く、と言うより包む感じ。すぐ食べる分にはよいけれど、保形できないので、もうちょっとクリームを固めにするか、ゼラチンを入れないと、持ち歩きは難しいかな。

 冷蔵庫で落ち着かせて、先ほどカットをして、これを書きながら真夜中のコーヒータイム。なんせ作り始めたのは21時を回っていたので(笑)。この生地の口どけ・・・。柔らかなクリームと溶け合って、とてもおいしい。

 ・・・と、自画自賛モード全開(笑)。いや~、つたない技術を補ってくれるのはやはり良い道具と、最先端のテクノロジーであることよ。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

samedi 11 avril 2009

レファレンス

 お花見も一段落したのか、よいお天気の土曜日だが図書館が盛況。人が多いと貸出・返却も立て込んで、カウンター内も周辺もわっさわっさする。来る人が多いので、当然いろいろな仕事がやってきて、レファレンスも重なる。

 専門図書館の司書は事情が違うと思うが、一般的に司書は、世の中のあらゆることに通じていなければならないとか、専門的な知識を持っていなければならないわけではない。レファレンスは高度になればなるほど、利用者(質問者)とのコラボになってくるので、利用者が知りたいことは何かを的確に聞き出すインタビューの力と、適切な資料を出せるという意味での専門性があればよい。インタビューの過程で、わからないことや知らないことはどんどん利用者に質問して教えてもらえばよいし、逆にそれができない司書はよろしくない。

 ただ、今日のように立て込んだ日の、次から次へとレファレンスが来るようなときには、ほんの少しの浅い知識であってもあればあるほど、特にクイックレファレンスには役に立ち、回答を出すまでの時間が大いに短縮できる。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

vendredi 10 avril 2009

桃プリン

 遅番。ここ数日はすばらしい春の日が続いている。いつもどおりに夕食のおかずを作ったあとまだ時間があったので、出勤前にもう一仕事。このあいだからやろうと思っていた物干し台の掃除をする。冬の間は、ガスストーブの火と熱を有効利用しようと、洗濯ものを部屋干しにしていた。これがまた短時間で実によく乾いてとても便利でよかったのだが、すっかり春になったので、外に干す季節だ。朝から暖かいので外で水を使う掃除も、もう苦にならない。物干し竿を拭き、水場や床(?)も水を流しつつ磨く。すっきりだ。

 いつもどおり出勤。こうお天気がよいと途中でエスケープしたくなっていけない。今日の仕事にはどう考えても、アメ~イジング!なこともマ~ヴェラス!なことも見つけられなかった。「Zen」の道は険しい道ぢゃ・・・。Cabek79t_2

 おやつは桃プリン。子どもの頃にあった、ダリアだったかウテナだったかという会社から出ていた、お子様フルーツおふろセットだったかお化粧セットだったかの中に入っていたクリームの容器を思い出して懐かしさを覚えてしまった。

 通勤途上に千鳥屋があって、そこでジャケ買い。プリンと言うよりも、クリーム桃ゼリーといった感じ。おいしかったけれど、一個530円は、ちょっと容器代?って気がする。後、この桃は、わたしのデスクの上で、クリップ入れになりましたとさ。めでたしめでたし。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

jeudi 09 avril 2009

たこさん、いかさん

いつもどおりに忙しい連休明けの木曜日。今日はやたらと館内のコピー機で、私物のコピーをしようとする人が多いなと思ったら、すぐ近くの区役所に、定額給付金の申請をしようとしている人たちだった。なぜか年配の方ばかり。001

今日もいい天気。職場の近くの枝垂れ桜に山桜も満開。あわただしく午前中が過ぎ、お昼ごはんは、ご近所・Fさんとお外でランチ。簡単にコンビニおにぎりとお茶を持って行ったら、Fさん手製の、桜海老ごはんや、ねぎ入りの玉子焼き、おいしい地元産の焼き筍、蕨、002 タコさんウインナー&串刺しほたるイカさん(笑)をごちそうになった。炊きたてからちょっと冷めたくらいの、ほんのり温かい桜海老ごはん、おいしい。

思いがけなくリッチなお昼ごはん。45分の昼休みはあっという間だけれど、よい息抜きができてうれしかった。ありがとうございました。午後からもがんばりまっす!003

おみやげにいただいた、岡山の牧場の、ちょっと珍しい山羊のミルクのプリン。くせはほとんどないけれど、濃くっておいしいプリン。シェーブル・プリンとでも呼びますか。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

mercredi 08 avril 2009

花まつり

008_2今日、4月8日は花まつり。お釈迦様の誕生日だ。小さな誕生仏の像に甘茶をかける。長く仏教系の幼稚園や学校に通っていたわたしには馴染み深く、懐かしい行事だ。

 完成させたフレジエを冷蔵庫でかっちり固めている間、小さなお釈迦様に、甘茶をかけに西本願寺へ。

 親鸞上人の遠忌を控えて、本願寺は西も東も大々的な工事中。中には入れるけれど、御影堂は、念仏奉仕団が大勢で大掃除中・・・。

010_3  阿弥陀堂では法要が行われていた。雅楽の生演奏(?)の入った厳かなもの。お蝋燭も、お祝い事のための赤い蝋燭。

 いろいろな宗派のお寺にお参りするけれど、真宗のお寺のしつらいがやっぱり一番馴染み深い。「ホーム」という感じがする。

.018

 ちょっと足を延ばして、渉成園へ。ここは四季折々に美しいけれど、やはり桜の季節の「傍花閣」は、その名にふさわしい眺めだ。

 受付で、都道府県のどこから来たのか、ということと、浄土真宗大谷派の門徒かどうかを一人一人に尋ねていたが、大谷派の門徒なら、何か特典があったのだろうか。うちは誠照寺派なので、大谷派の門徒ではない。残念・・・(なのか??)

  花を眺めて、茶室の裏の裏まで庭を歩き回り、小さな蛇を発見したのでしばらく観察してから、帰りは東本願寺でまた誕生仏に甘茶をかけて帰る。

 家に帰って、フレジエでお茶の時間。たくさんできたので、トモちゃんも呼ぶ。食べてから、ジェノワーズの切り落としや少し余ったクリームでいちごのトライフルを作る。 032 

 夕食はトモちゃんが餃子を作ってくれることに。うれしいな(^^)。材料を買いに、二人でお買い物。

 トモちゃんの餃子はねぎやしょうががたっぷり入る。野菜類を細かく細かくみじん切りにするので、あんの口当たりがとてもなめらかでジューシーでおいしいのだ。二人で60個の餃子を包み、弟の帰りを待って、餃子パーティー。

 今日、外で働いたのは弟だけ。お疲れさま~。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

フレジエバカ一代

 フレジエは大好きなお菓子。甘酸っぱい苺とこくのあるクレーム・ムースリンヌの組み合わせは、生クリームと苺のケーキよりもぐっと自分好みだと思う。でもなぜかあんまりお店では売っていないのが残念。ならば自分で作りましょう、とフレジエ製作!003

 大まかな手順は、ジェノワーズを焼く→クレーム・パティシエールを作る→クレーム・オ・ブールを作る→二つのクリームを合わせてクレーム・ムースリンヌを作る→組み立てる。

 型は21cmのカードルで。ジェノワーズを焼いて切るところまでは、昨日の夕食後にやっておいた。シロップもついでに作っておく。001

 クレーム・パティシエール(カスタード・クリーム)を炊いて冷ましている間に、クレーム・オ・ブール(バタークリーム)を作る。

 クレーム・オ・ブール・ア・ラ・ムラング・イタリエンヌ(イタリアン・メレンゲで作るバタークリーム)なので、まずはイタリアン・メレンゲ作り。卵白を泡立てながら、120℃になるまで煮詰めたシロップを加えていくので、メランジュール(もしくは助っ人一人)と温度計はやっぱりあった方がいい。002

 柔らかくしたバターと合わせれば、ふんわりしたとってもおいしいバタークリームが出来上がる。今日は贅沢してカルピスバターを使ったのでさらにおいしいはず。

 わたしたちの世代には特に、バタークリームは、まずいと思っている人が多い。何度でも言うけれど、ちゃんと、ショートニングなどではなくほんまもののバターで作ったバタークリームは、とってもおいしいのだ!

 これだけで満足してしまいそうになるところだけれど、今回は同量のカスタードクリームと合わせてクレーム・ムースリンヌにする。004_2風味付けのお酒はキルシュ。

 いちごは愛媛の「紅ほっぺ」。ジェノワーズにキルシュのシロップをたっぷり打って、少しクリームをのばして、カードルの側面に半割のいちごを貼り付ける。隙間にクリームを絞り込んで・・・。.

005_2   いちごを、これでもか!ってくらいぎっしり並べる。またクリームを入れて、上にアンビベしたジェノワーズで蓋をする。

 一番上は、ピンクに染めたマジパンを貼って「Fraisier」とクリームなどで書くのが伝統的なデコレーション。でもマジパンってそう好きでもないからやらない(笑)。

 表面にお菓子の名前を「書く」っていうデコレーションのお菓子はけっこうあるようだ。オペラ(Opéra)とかシュクセ(Succès)とか。でもこれって、栗羊羹の上に、立派な字で、栗羊羹、とか書くようなものだなあ、とか考えたら何か笑える。006

 紆余曲折を経てようやく完成させはしましたが・・・。相変わらずカットがド下手(^^;。カスタードクリームの炊きが甘かったので、クリームの仕上がりが少々分離気味か。背に腹は代えられずとは言え、カスタードクリームでこういったミスをするのは痛恨だし、がっくりする。ありえへんわ・・・。

 ん~、でもやっぱりクレーム・ムースリンヌ、うんまい(笑)!

.030

 ジェノワーズの切り落としと、余ったクレーム・ムースリンヌ少しとクレーム・パティシエールを合わせて、とろっとしたクリームにして、今度はコアントローのシロップを染み込ませて、いちごのトライフルに仕立てた。トライフルって、「つまらないもの」という意味だそうだけど、なかなかどうして、おいしいものです。

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

mardi 07 avril 2009

山科疎水を毘沙門堂へ

008 011_3

.

.

.

.

.

.

 春爛漫の絶好のお花見日和。開花は早かったけれど、予想外の冷え込みがあったため満開の時期が遅くなって、見頃は今日あたり。ラッキーなことに、公休日だなんて(^^)!

 お昼ごはんを持って、友人と山科へ。山科の疎水沿いの道は知る人ぞ知る、桜の散策路なのだ。ぐっと低く、水に向かう枝は、満開の花の重さでたわんだよう。水面を流れる白い花びらも美しい。のんびりとした風景に、思わず、♪春のうららの隅田川~・・・高歌放吟?

 地下鉄の御陵(みささぎ)駅(この「みささぎ」というのはすぐ近くにある、天智天皇陵のことです。どんな昔の天皇やねん・・・。ほんまにお墓ここなんかなあって、来るたびに思う)から住宅街を北へ抜けて行くと、ちょうど疎水が蹴上の方へトンネルに入っていく入り口辺りに着く。今日はここを起点にして、毘沙門堂・山科聖天まで歩くつもり。

 疎水の道にはテーブルやベンチも多いし、もちろんシートも地面に敷けるのでお弁当も広げやすい。遠目に花のきれいな場所を見つけてそこでお弁当を食べようと近づいてみると、桜ではなく、満開のアメリカハナミズキだった。やっぱり桜の下がいい、と却下して歩き始めると、「桜でもアメリカハナミズキでもええやん!!」と既に疲れたらしい友人がごねだす。体力のないヤツめ(笑)。もっと鍛えなければ、と説教をしながらさらに歩き、絶好のポイントを見つけてお弁当。

 桜の下で、クラブハウスサンドとサラダと太陽と、程よく冷えたギネスビール。最高だ~!乾いた喉に心地よい。デザートには「絹ごしチョコレートプリン」とチョコレート。

 洛東高校辺りの桜は特にきれい。

 022 さらに歩いて毘沙門堂へ。もともとは御所の北にあった古刹だが、度重なる戦火で焼かれ、江戸時代にここ山科の安朱の地に移ってきたという。天台宗五箇室門跡の一つで格式のあるお寺だ。話をしていたお坊さんが、「歴史もあって、格式もあって、お金のない毘沙門堂です」とかなんとか言ったので笑ってしまった。

 御本尊はもちろん毘沙門天で、11年前の御開帳が、実に333年ぶりだったという秘仏。ごく小さい坐像で、伝教大師最澄の自作だと言われる。020_2

 樹齢150年くらいの、「毘沙門枝垂れ」。見事な枝ぶり。幹の形もすばらしい。そう、このお寺も古来、桜の名所として知られたところ。美しい・・・。桜だけを外から見るならただだけど、建物の内部や庭園も見られる。内部はけっこう広く、「逆遠近法」で描かれた襖絵など、なかなかおもしろいものがある。024 023

.

.

.

裏参道から、山科聖天 雙林院へ。毘沙門堂の塔頭で、大聖歓喜天と不動明王を主に祀る。聖天さんだからなのか、神仏が習合しているからなのかはわからないけれど、お寺だけれども鳥居がある。

 近年人が増えて、以前ほど静か、というわけにはいかないけれど、市内中心部と比べれば、それでも人はぐっと少なめ。疎水から毘沙門堂へと向かう桜の散歩はおすすめだ。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

lundi 06 avril 2009

牛すじと大根

 遅番。なので朝はゆっくり寝られる・・・というわけにもいかず、いつものように出勤前に夕食の用意をするのでかえって忙しかったりする(笑)。謎の湿疹がひどくなって、明け方ちょうど眠りが深くなった時間帯に痒みのゲリラ攻撃に襲われるものだから、せっかくの深い眠りが浅くなって、おかげで毎日眠くってしかたがない。かい~の~!!。左腕の様子を見ているとかわいそうになってくるほどなので、観念してお医者さんに行ってもうちょっと強めの薬をもらわないといけないかな、とも思うけど、これがなくなるまでは、と手持ちの薬で対処している。

 Caa5lyi2 わたしの職場のある地域は、川沿いの桜並木が美しいところ。週末からの陽気で、花はほぼ満開。暖かさと明るい日ざしにも誘われて、お花見気分で、外でお弁当を食べた。とても気持がよくて、よい気分転換になったけれど、やっぱりお昼休み45分ではちょっと慌しいね(笑)。

 夕食は、牛すじと大根の炊いたん。すじ肉がとろけるほど柔らかくなって、厚く切った大根も飴色に味が染み込んで柔らか。辛子や七味、刻み葱をちらして食べてもおいしい。大根のおいしい冬によく作る、お気に入りのおかずだ。こういうのは、手間はかからないけれど、時間がかかるので、夕方帰宅してからばたばたと作れない。休みのときか、遅番のときにしか作れないおかず。自分の好きなものを作っておくと、家に帰るのがちょっと楽しみになる。

 久しぶりに、しばらく遠ざかっていた、森絵都の作品を読む。昨今は、出版社の意向というものがあるらしく、児童文学・ヤングアダルトの作家が一般向けの小説をよく書いているけれど、やっぱり誰を取っても、児童文学を書いてたときの方がいいんだよねぇ・・・。森絵都もそう。『つきのふね』が特に好きだった。

 読んだのは『ラン』。版元は理論社で、限りなくヤングアダルトに近いかもしれないけど、一般書のカテゴリー。内容的にもどちらかと言うと、ヤングアダルトに分類してもよいのかも。たぶん、「だからこそ」、この作家のよさがよく出ていると思う。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

dimanche 05 avril 2009

大原野

010  ニュータウンの住宅街を出たとたん、田園風景が広がるのに驚かされるのが大原野。去年もちょうど同じ頃にここに来た。勝持寺の西行桜はもう満開だろうかと思いながら、今年は大叔父の納骨の法要に出席するため。

 場所は、正法寺という、真言宗のお寺。新しそうなお寺だし、いくつもに区切られた座敷は、法要などを待つ人の控え室になっているようで、なんだか料理屋や旅館のような感じすらしたが、そんな第一印象とは裏腹に、このお寺もかなりの古刹で、創建は天平勝宝の頃、唐招提寺を創建した鑑真和上の高弟、智威大徳 が隠世したのが始まりだという。途中、応仁の乱の戦火で焼けたりもしているらしいが、江戸時代には徳川家の保護を受け、かなりの寺勢であったという。

 御本尊は、鎌倉時代に造られた、三面千手観音菩薩。この像は、顔の両脇に二つの化仏(けぶつ:小さな別の顔)を持つ、全国的にも珍しい千手観音像で、国の重文に指定されている。他にも縁起の古いもの多数。新しそうで、裏山の墓地もなんとなく商売っぽく(失礼!)ぴかぴかした見かけに油断ならず。

 005 納骨する前の法要は、桜の季節で、人の出入りが多いので、という理由で、本堂ではなく、「春日不動」と呼ばれる、不動明王のお堂にて。お堂というところは、足元からしんしんと冷えてくる。長い法要。不真面目かもしれないが、お坊さんの所作を見たり、お経を聞いたりするのも含めて、いろいろな事物を観察するのがまたおもしろい。少なくとも外見は、いいオトナであるので、おとなしくしているが、心根は「なんで?なんで?」とうるさい5歳児とあまり変わらないので、必ず興味をひく物や事が見つかるのだ(笑)。

 この辺りは市内中心部より幾分気温が低く、朝のうちはコートがいるくらいの寒さだったが、納骨のためにお墓に行く頃にはすっかり暖かく、春爛漫といった感じ。墓地が拡張される前から、散歩の折にこの場所に来て、ここの眺めはすばらしい、大叔父は言っていたそうだから、気に入った土地に眠れて、きっと満足しているだろうと思う。

 墓前での回向も大変丁寧なものだった。無事納骨を終え、大原野神社のすぐそばの、「ぶへい」という料理屋さんで、お弁当を囲んで会食。わたしの隣には、大叔父の位牌と遺影。その前にビールが供えられた。大叔父と言うと、大層高齢の親類かと思うが、この大叔父は父方の祖母の、親子ほど年の離れた末弟なので、例えば、カツオとタラちゃんみたいに、父とはほとんど年が離れていない。なので二人は兄弟のように育ち、京都に来てからもよく行き来していた。賑やかなことが好きで、皆でお酒を飲むことが大好きだった大叔父の家での、また我が家での宴会を思い出しつつ、皆で食事をする。

 直会(なおらい)という言葉は、神と共にする食事のことのみを指すだろうか。でもわたしにとってはこれも一つの直会。死者とわたしは、いつも親しい。  

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

jeudi 02 avril 2009

特別展覧会 妙心寺 

001_2  京都国立博物館で開催されている、展覧会、「妙心寺」を見る。開山無相大師650年遠諱記念の企画のようで、1月に東京で先駆けて開催されていたものだ。

 友人が妙心寺の近くに住んでいるので、このお寺には、近年になってから頻繁に行くようになった、と言うか、通り道として通るようになった。丸太町より少し北にある門から、一条通に面した北門へ山内を通り抜ける。敷地が広いので、お寺が便宜をはかってくれているのか、山内は半ば公道。門は24時間開いているらしい。建仁寺もよく通り抜けるけれど、こちらも24時間開いているのだろうか。いずれにしても、お寺が閉ざされた空間ではなく、散歩に、通り道に、遊び場に、限りなく日常生活の場になっているというところが京都らしいと思う。

 いくつもの塔頭を持つ大伽藍であるということを考えても、「妙心寺」というテーマで展覧会が一つできてしまうほどのものを持っている、というのは考えてみれば、すごいことだ。

 わたしも通り抜けるだけでなく、いろいろなものを見たと思っていたが、とんでもない。あることさえ知らなかったものがほんとにたくさんあった。ちなみにわたしは、禅寺の龍の中では妙心寺の探幽の龍が一番好きなのだが、もちろん持ってこられるわけもないので、この展覧会では見られない。698年に作られた、日本最古の鐘、黄鐘調鐘は展示してあった。そして意外かもしれないが、仏像が一体もない。これはちょっと不思議だった。

 妙心寺を支えた歴代の高僧の頂相(ちんそう:肖像画)もおもしろいが、やはり後半の白隠禅師の絵や、狩野山楽、海北友松、長谷川等伯らの絵が見所かも。メトロポリタンから来た、狩野山雪の「老梅図襖」も。

 わたしが個人的によかったのは、2基出ていた、「瑠璃天蓋」だった。小さなガラスをビーズのようにつなぎ合わせて作った美しい天蓋で、禅宗の荘厳にはよく見られるものなのだそうだが、わたしは初めて見た。禅宗にしては少し派手な感じのするものだった。

 わたしにもう少し知識があれば、もっともっと楽しめた展覧会であると思う。21日に展示替えがあり、退蔵院が持っている国宝、如拙の「瓢鯰図」と、狩野山楽の、かっこいい「竜虎図屏風」も出るらしい。見たいかも。002

 見終わった後は少し散歩。豊国神社方広寺に行く。実は今まで来たことがない。

 この唐門は伏見城の遺構で、国宝。西本願寺の唐門、大徳寺の唐門とともに、国宝三唐門の一つ。

 二条城から、南禅寺の金地院を経て、この地に移築されたそうだ。いつも思うのだが、大昔の「移築」ってどうやってやるんだろう?分解して組み立て直すのかなあ・・・?ことあるごとに人に聞いてみるのだが、ことごとく、知らんって言われる。どなたか教えてください。006_2

 この大変大きな梵鐘は、徳川家康に言いがかりをつけられたという、有名な、国家安康 君臣豊楽 の文字が刻まれた鐘。東大寺、知恩院の鐘とともに、日本三大名勝鐘とされている。

 なかなか今は地味な(?)、神社とお寺ながら実はすごいものを持っていたりする。

 これで、東大寺の大仏さんよりも大きかったという大仏さんが残っていればなあ。見てみたたかったなあ。ちなみにここから西へ伸びる「正面通」とはまさに「方広寺大仏の正面」の意なのだ。007

 散策の後は、トラットリア・セッテでメレンゲなど。まだ冬のメニューなのかな?柚子のメレンゲ。中は、一六タルトを思い出させる、柚子風味のあんこクリーム。

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

mercredi 01 avril 2009

はるみときよみ

001  はるみときよみ。お笑いコンビの名前ではありません。両方とも柑橘類の名前。日本は柑橘王国なので、特に今はいろんな柑橘類が並んでいて、見ているだけでも楽しい。

 これは、arinkoさんのお店、SUGAR TOOTH の、清見オレンジのジャムと、はるみのジャム。双子みたいだけれど、やっぱりそれぞれに個性が違うの。はるみの方が、甘味が強くて濃厚。清見の方がさわやかな感じ。

 マーマレードとはまた趣の違う、柑橘のジャム。なかなかのお手間もの。トーストにつけてもおいしかったけれど、どちらかと言うと、ベーグルとか、スコーンとか、トーストしない食パンとかにたっぷりつけて、ジャムそのものを味わいたい。002

 同じく、ショートブレッドときなこクッキー。ショートブレッドのざくざくした食感が好き。なんだか癒されるのだ。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

« mars 2009 | Accueil | mai 2009 »