« ケザコ | Accueil | 湖国の旅(2) 近江八幡 »

mercredi 18 mars 2009

湖国の旅(1) 第十三番 石光山 石山寺

 後の世を 願うこころは かろくとも 仏の誓い 重き石山

 世事にかまけてしばらく休んでいた西国三十三所の札所巡り、実に11ヶ月ぶり。 西国三十三所の巡礼は、奈良時代に、長谷寺の開祖、得道上人によって始められ、その後、花山法皇によって中興されたとされる。2008年はその花山法皇の一千年遠忌に当たり、各札所では2010年の秋までに順次、秘仏である御本尊(ほとんどだ)の特別開帳があるので、上手にスケジュールを組んで、来年の秋までには結願(けちがん)したいものだ。と言っても、もう既に御開帳が終わってしまっているところもあるんだけど。004

 日差しが明るくなってくると、なぜか水のあるところに行きたくなる。日の光を受けて水面がきらきらと輝くのを見るのが好きなのだと思う。そうだ、湖国へ・・・。

 ゆったりと流れる瀬田川。琵琶湖から出る川はこの瀬田川だけなんだっけ?春らしい眺めだ。

.002_2

 御開帳スケジュールとにらめっこして、訪ねることにしたのは、十三番札所、石光山(せっこうざん)石山寺(いしやまでら)だ。

 紫式部ゆかりのお寺としても有名で、「千年紀」の関係で訪れる人も増えているかもしれない。山内の小さな展示館でも、「源氏物語と石山寺」という企画展示をやっていた。与謝野晶子の手書き原稿などの展示もあった。本堂の一角の「源氏の間」に置いてある紫式部のマネキンはなんだか不気味だが(笑)。008

 山内は広く、散策にはかなり時間が必要。桜のつぼみはまだかたいけれども、三ヶ所ほどある梅林の梅は、今を春辺と咲くやこの花。

 苑内には自分以外には誰もおらず、花を愛でるのはわたしのみ。静寂の中で梅の香りに包まれて、陽光の下、大変贅沢な時間を過ごした。正に僥倖。014

 御本尊は、如意輪観音半跏像(重文)。もちろん秘仏で、なんと33年に一度しか御開帳されないとか。ということは、この機会を逃したら、生きている間には見られないということもありうる。

 基本、33年に一度しか開扉されないので、平安時代の仏像ながら、保存状態が非常に良いとのこと。500円の拝観料を払えば、お内陣まで深く入り、間近でお姿を拝見することができる。

 高さは301.2cm。「丈六」と呼ばれるサイズ(?)だ。大きくてどっしりとした姿がちょっと意外だった。観音像というと、ほっそりとした造形がまず頭に浮かぶので・・・。ごつごつとした岩の上に座っておられる。これも珪灰石?しゃがみこんで、この岩の間までも覗き込むことができる。

 前回、2004年に特別な法要があったときに開扉され、御本尊の調査が行われたところ、なんと胎内から、7世紀に作られた4体の仏像が発見されたそうで、そちらも拝観することができた。

 山内には、本堂や多宝塔といった国宝や、お寺の名前(石山)の由来となった珪灰石(けいかいせき)群(天然記念物)など、あまりよくわからないながらもなんだかすごそうなものがたくさんあった。さすが古刹である。013

 御朱印ゲット!!

 どこの御朱印も達筆だ。本当はね、お参りするだけではなくて、きちんと納経できたらいいのだけれど・・・といつも思う。とは言え、曲がりなりにもお参りできたことに感謝。

|

« ケザコ | Accueil | 湖国の旅(2) 近江八幡 »

Commentaires

梅の花、女神コノハナサクヤヒメの化身のように綺麗ですね、あ!コノハナサクヤヒメは桜でしたっけ?でもはたこさんの文章、歌を詠んでいるみたいで美しいですね。京都の里の桜は開花いつですか?東京は3月21日今週末が開花らしいです。彼岸に桜?ちょっと早いかな?って気もします。

御朱印の書、美しいですね。
私もいつもそう思います。
宮司さん達って書も練習するのでしょうか?

一流懐石のお店は修行時に華道、書道、室礼など全て学ぶそうですね。私の知り合いの料理長、見事な字を書きますよ。私も見習いたいです。

Rédigé par: angel | le jeudi 19 mars 2009 à 07:05

angelさん,

コノハナサクヤヒメは、桜であるとも、「木の花」全般であるとも。京都の桜は、25日と聞いていたのですが、ちらほらと咲いているのを見た、という証言(笑)もあり、ここ二日ほどの暖かさで、開花がぐっと早まるかもしれません。

御朱印にはやはり力があるそうで、ちょっといやな場所に行くときに持って行ったりするとよいそうです。

料理人の方々は書に、お茶などをたしなまれる方が多いみたいですね。

Rédigé par: はたこ | le jeudi 19 mars 2009 à 23:15

Poster un commentaire



(Ne sera pas visible avec le commentaire.)




TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109079/44391505

Voici les sites qui parlent de 湖国の旅(1) 第十三番 石光山 石山寺:

« ケザコ | Accueil | 湖国の旅(2) 近江八幡 »