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mardi 31 mars 2009

父のお祝い

 明日は何の日、エイプリルフールとかポワソンダブリルとか。また、学年で一番年下の人の誕生日。その学年で一番年下の人というのが我が父だ。いつものことながら、お祝いは何もいらん、と言いながら、数日前から露骨にアピール(笑)。明日は休めそうでもなかったので、今日の夜にお祝いをした。

 夕方、マチェドニアを作って冷蔵庫に入れた頃、木乃婦゛さんの配達。外食も父はなかなか大変なので、仕出しのお弁当をお願いした。010_2

 父は木乃婦゛好き。当然、上機嫌。わたしも好き。折り詰めのお弁当もかなりお値打ちだと思う。

 どれもよいお味だけれど、中に特においしいものがある。この中では、何かの貝が入った、筍の木の芽和えとか、スモークサーモンとか、飯蛸、穴子(?)の寄せもの、八幡巻とか。ただ、わたしはお弁当に天麩羅はあんまりいらない方なので、これはふつうかな(笑)。

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 お刺身、お椀も別に付いております。ごはんは少しゆかりを彩りにふりかけた白御飯。でも結局、父もわたしも御飯には一口も手をつけられず。011

 お酒は、久保田 翠壽。久保田はけっこう飲んでると思うけれど、翠壽は初めて。すっきりした生酒。012 

 冷やしておいたマチェドニアのヴァニラアイスクリームのせ。

 ほどよくシロップが染み込んで食べ頃。アイスクリームと混ざるとまたおいしいのだ。わりと多めにコアントローを入れているので、またお酒(笑)。酔うので朝ごはんには食べられないかも。

 父も手術やなんやで去年はほんとに大変な年だったけれども、無事誕生日が迎えられそうでよかった。明日の朝は、神棚とお仏壇に、お赤飯をお供えする。どうして誕生日がめでたいのかと言うと、それはひとえに「無事」であるからなのだ。父のように、大きな健康上の山を越えた後では特にその思いが強いだろうと思う。

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花間一壺酒

 休日。薬のせいで眠いので、9時半頃にだらだら起床。この間の休みに家の掃除などはがんばってやったので、今日は一人でのんびりすることにする。
 
 朝昼兼用の食事の後、ちょっとテンション上げよっかな、と「ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン」を聞きながらお風呂に入る。晴れの日のお風呂場は気持ちがいいな。洗濯をしながらお風呂に入って、湯上りには今年初のアイスコーヒー。

 いや~、懐かしいわ、ユニコーン。

 ♪届かない 身動きもできない ひとかけらの夢 崩れてく

 ♪一人きり 早すぎるピリオド 叫んでも 叫んでも 空回り I miss you. Do you miss me?

 001 002_2 あんまりよく晴れているので、午後遅くになってからだけれども少し散歩。

 

思ったよりもかなり暖かくて、薄手のセーターでも汗ばむくらい。東本願寺の一角に、のんびり桜を愛でられる場所があって、今、境内は工事で少々無粋なことになっているけれど、そこに行って座ってくつろぐ。花間一壺酒 独酌無相親。もうちょっといいお酒を持ってくるべきだったが。「桜パルフェ」とかいう名のつまんない酒(笑)。

 誰でも自分だけの桜の名所をいくつかは持っていると思うけれど、ここもそんな場所の一つかな。このところの寒さで、花はまだちらほら咲き。でもわたしは咲きかけの濃いピンクのつぼみを見るのも好きだ。005

 今は、いろんな柑橘のシーズンで、ほんとにたくさんの種類の柑橘類が店先に並んでいる。日本は柑橘王国。

 屋久島のたんかん、清見、宮崎の日向夏に、和歌山のはるみ。どれもジューシーで、ほんとにおいしい。

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 いろいろ買って帰って、ほかにいちごとりんごも入れて、マチェドニアを作る。お酒はコアントローで。実を一つずつ取り出すのがめんどうなので、めったに作らないけれど、マチェドニアっておいしいものだ。ヴァニラアイスクリームをのせて、夕食のデザートにしよう。 

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lundi 30 mars 2009

さらさ花遊小路

001  この間小豆に連れてきてもらって、おもしろそうな店だと思った、さらさ花遊小路。友人と晩ごはんを食べるのに来てみた。

 コーヒー、ジュースからお料理、スイーツまでメニューが豊富。ちょっとこってり系、ヴォリューム系が多いかな。

 サングリアミントビール。自家製サングリアがあるとつい飲んでしまう。クランベリージュースも入っているそうで、おいしかったし、量もたっぷり。弱いお酒でも、けっこう酔うかも?

 初めてなので、料理を2.3品選んだところで心配になって、店のお兄さんに聞いてみた。すると、「お二人なら、ぼくはまず3品で様子見てもらってます」と。了解。003_8

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.ど~ん!!  一気に運ばれてきた料理にしばし呆然。あはははは~、何でこんな多いの~~(笑)。

 奥から、「いろんなお肉のヴェトナム風サラダ」、「上海やきそば」、海鮮がたくさん入ってる。「鶏のからあげ」、ソースが2種類からえらべて、これは南蛮風タルタルソース

 どれも通常の2~3倍量? 柔道部男子の1人前? 思わず、「様子みてよかったわ・・・」と言ってしまう。でもどの料理もちゃんとおいしいのだ。

 しかしいかんせん量が多く、完食できず。ダメもとで持ち帰りできるか尋ねてみると、快くOKが出て、容器に詰めてくれた。いい店だなあ・・・。ちなみに一人のお客様も多いので、その場合、できるものはすべてハーフにいたします、とのこと。いいこと聞いたな。

 お料理は残してもお菓子は食べる。だってここはお菓子のメニューもおいしそう。ついうっかり一つずつ頼もうと思ったら、店のお姉さんから「多いですよ」と教育的指導。態度を改め、一つだけにする。

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.ど~ん!!  デザートよ、お前もか! 大すくい4玉のヴァニラアイスクリーム。これもソースが2種類から選べて、これは、ラム酒が香る温かいバナナのソース。おいしいのよ、これも。

 お会計で二人顔を見合わせて、えっ?? 合計4370円也・・・。安っ。絶対また来ると思う・・・。

 注・お店のお兄さんもお姉さんも、お客さんも若い人ばっかりです。

 *さらさ花遊小路

  中京区新京極四条上ル中之町565-13

  TEL 212-2310 毎月最終水曜日休

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dimanche 29 mars 2009

じゃり

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 先輩にいただいた、テオブロマの「じゃり」。ほんと砂利みたいだよねぇ・・・。時折見かけるこんなチョコレートだけど、元祖はどこだろう?初めてこんなチョコレートを見たときにはほんとに驚いた。どうやって作るんだろうね。

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005  いっしょに荒井良二展のおみやげの絵葉書もいただいた。商品の袋まで、荒井良二作。いかにも荒井良二な色合いが楽しい。

 凹んでるとたまたまメールをくださったりする。先輩ありがたし。

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samedi 28 mars 2009

家電の買い物

 休日。かなりがっかりすることがあって、しばらく何をやる気も起きない毎日。けれど、いい加減にやらないと仕方がないので、いやいやながら一日中掃除、洗濯、買い物などをして大変疲れる。月に何回かの休日のうちの何日かは、「休日」ではなく、働く場所は違うけれど、「仕事日」であると割り切らなければいたし方なし。

 1月に故障して以来、だましだまし使っていた電子レンジがいよいよだめになったので、午後遅く、弟を呼び、古い電子レンジを車に積み込んで、新しい電子レンジを買いに行く。

 この電子レンジ、いつぞやのエアコンと同じように、誰もボタンを押してもいないのに、勝手にスイッチが入って温めを始める、というほとんど心霊現象のようなことが起きるようになっていたのだが、買いに行くのがめんどうで、今まで使うときだけコンセントを入れるという方法で使い続けてきた。ちなみに心霊エアコンは、ブレーカーを落とし、使わない、ということにしている。

 だいたいうちの者は皆、壊れて使えなくなるまで新しいものを買わない。冷蔵庫は温蔵庫になるまで。テレビやパソコンは突然死するまで。掃除機は何も吸い込まなくなるまで。一事が万事そんなだから、買い換えるときにはその電化製品は、何時代の製品ですか?というくらいに型が古くなっている。

 そしてまた、うちの者は皆、あまり吟味・検討することがなく、実にテキトーに買う。特に弟にこの傾向が顕著なので、彼は新居ですら実はテキトーに買ったのではないかと疑っている。

 昼寝中で、めんどうがる弟を無理に呼びつけ、テキトー二人組でお買い物。店に着き、家電の売り場に上る。と、目についたのが、時節柄、一人暮らしを始める人々をターゲットにした特設コーナー。ちょうど電子レンジがディスプレイされていたので、即決しようとすると、弟が、「もうちょっとましなん買い~な!!」とダメ出し。

 なぜそんなことを言う?1秒前には「安いのでええやろ」と言っていたその口でか??そのままそれらしいコーナーに引き立てられていく。

 と、そこに今はやりのヘルシオが展示してあるのが目に入ったので、どうせならヘルシオ買おっかな、と、これまた思いついたが、あまりにも大きすぎるのでやめておく。くるっと売り場を見ると、高いのが超特価になっているものがある。さすがジョー○ンである。超特価品以外は既に眼中になし。その中からテキトーに1台選ぶ。003

 そうして所要時間15分で買ったのが、日立のヘルシーシェフという機種。なんでヘルシーかと言うと、ヘルシオと同じく蒸気調理で脂肪や塩分を落としながら加熱できるらしい。なんとオーブン機能もあると言う。

 家に持って帰って設置してトリセツを読んだりしていると、使わぬうちから、うちには無用の長物であるような気がしてきた。オーブンレンジなど使ったこともないし。たかだか冷やごはんや冷蔵庫の残り物を温めるだけなのだ。やはり6900円のレンジでよかったのではないだろうか・・・。

 買い物ってやっぱり好きじゃない。。。

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mercredi 25 mars 2009

筍ごはん/停電

001 初物の筍。昨日、寺町のとり市で見たような、さゝ木で食べたような、立派なものではないけれど、一応京都産の朝掘りのもの。買って帰ってすぐにぬかと鷹の爪でゆでる。急がなくっちゃ、朝掘りの意味がなくなる!

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 穂先の柔らかい部分はゆでてそのまま、わさび醤油で食べた。残りは筍ごはんに。筍の香りを楽しみたいので、他の具はおあげだけ。

 筍は大きめに切ってごろごろと。小さくてかわいらしい筍だったけれど、十分に柔らかくて、香りもよかった。おいしいね♪

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 おまけ。先日チーズケーキに使うためにいちごを煮たときにできたきれいないちごのシロップを、白ワインで割ってみた。これまたきれいな女子好みのお酒になった。なんでも余さず利用いたしまっす(笑)。

 夕方、祖母のところからの帰りに伊勢丹に寄ろうと思ったら、入り口付近に人だかり。すいている入り口から入ろうとすると、店員さんが出て来て、停電のためにレジもすべて止まっておりまして、一時閉店しております、とのこと。再開の見込みはと尋ねると、すでに1時間ほど経過しており、まったく目処は立たないよし。

 どうしてもという買い物はなかったので、上へ上ろうとするとエスカレーターも動いていない。どうやら駅ビル全体の停電のもよう。歩いてエスカレーターを上って地上に出ると、京都市内一円から、消防車が何台もやってきているもよう。取材陣は走るし、ヘリコプターは飛ぶしで、辺りは騒然。火事かと思い消防の人に聞いてみると、火事ではないとのことだったのでちょっと安心。停電の原因がわからないのだろう。

 家に帰ると、ニュース速報のテロップが流れていた。駅から徒歩10分ほどの自宅に戻ってからもわりと長い間、飛び回るヘリコプターの音が響いていた。

 一時は駅の券売機もストップし、エレベーターに閉じ込められた人もいたらしい。電気がなければ、一瞬にして立ち行かなくなる現代生活。なんだか恐いな。 

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mardi 24 mars 2009

花冷え、こごみ、桜鱒

 咲き初めの桜も寒そうで、花冷えと言うのも少し早いような日。春のおいしいものをいただきに、祇園 さゝ木へ。

 建仁寺の境内を抜けて、定刻よりも早く着いた。暖かい部屋に通されて、桜湯でほっこり。今日はほぼ正面のプレミアムシート(笑)。さあ、開幕。

 お酒は必ず冷酒から。今日のお酒は、山形の白露垂珠(はくろすいしゅ)。いつもおまかせで大将セレクトがのが出てくるけど、どれもおいしいお酒ばかり。007

 今日の始まりは酢の物ではなかった。

 ホワイトアスパラガス・桜鱒・うすい豆のペースト・蛍烏賊

 アスパラガスは香川産。土っぽい香りに春を感じる。とても立派なもので、皮を2回むいてもこの太さ。ゆでるときにはまず何本かを切り刻んでだしにして、それでゆでるのだとか。どうりで味が抜けてしまわない。

 桜鱒は、40℃で40分火を入れて、表面をバーナーで炙ってある。身がとてもしっとりしていて、とろけるよう。桜鱒は、実は季節的にはまだ早く、本当においしくなるのは、桜の花が散ってからなのだとか。うすい豆もしっかり味と香りが濃い。

 蛍烏賊は桜のチップで短時間燻製にされており香りがよく、お酒によく合う。008

 飯蛸・菜の花・炒り卵

 この飯蛸はほぼ生。やわらかく、しっかりと味が染みこんでいる。ほんの数秒だけ加熱して4日間寝かすのだとか。頭の部分は足よりも加熱時間が長いそう。特に頭の部分が美味。

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 しだれ桜の模様のお椀。

 あぶらめ・蕨・筍・わかめ・木の芽

 お椀ってしみじみとおいしいと思う・・・。立派な筍は塚原のもの。昼間、寺町のとり市の前を通ったら筍が山のように詰まれていた。春だなあ。010_3

 鹿児島の車海老・赤貝・平目のエンガワ・伊根町の鮪のとろのにぎり

 こりこりしゃきしゃきぷりぷり、甘~い。とろ~っっ・・・・。

 とにかくおいしいのだ(笑)。こんなにおいしいものを食べて、口が奢ってしまったら、かいしょもないのに大変だなあ・・・、といつも「戒め」の気持ちになるんだよねぇ・・・。

 次のお酒は、群馬の、尾瀬の雪どけ。濃い旨み。011 012

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 千葉の勝浦(だったかな?)の金目鯛のにぎり

 和歌山の針烏賊のにぎりに、すだちと炭を練りこんだ塩をかけて。炭はイカ墨ではなくて木炭なんだって。針烏賊は春にしか食べられない烏賊で、食感を味わうものなのだとか。どちらもうっとりするくらいにおいしいわ・・・。013

 車海老の頭を焼いたもの

 香ばしくってパリパリ。味噌がとろっ。上等な海老せんの味。表現が庶民すぎ(笑)。

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 琵琶湖のもろこの塩焼き

 湖国はおいしいものが多いね。琵琶湖の漣を見るたびに豊かな国って思う。

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 これはワイン? 違います。わたしも他のお客さんがワイングラスでこれを飲んでおられるのを見て、ワインにしては水色が濃いし、何だろうと不思議だった。聞いてみると、これはなんとお茶。

 ロイヤルブルーティーの Fall in Love というお茶。中国茶の、青茶(せいちゃ)という半発酵茶。富士山で作られて、ふもとに下ろされ熟成される、といったお話だった。

 ワイングラスでいただく。ほんとに香りのよいお茶で、温度が上るとワインのように香りや味わいも変化する。茶の道楽は財を失うと、中国では言うけれど、さもありなん。016

 ピッツァ釜の料理は今日は牛肉。

 近江牛の塩釜焼き

 塩で包む前に桜の葉で包んでいるのでよい香り。ほんの少しの辛子醤油を添えて。

 肥育された牛ではなく、放牧された牛。脂がさらりとしていて、美味。焼きかげんも、温度も申し分なし。後から少しずつ配られた、香ばしいはしっこのお肉もおいしかった。017_2

 最後のお料理は、春野菜の甘酢あん

 つんと来ない、やさしい甘酢に、香ばしく揚げたぐじ・こごみ・スナップえんどう・ふき・うど)

 春の野山のイメージ。こごみおいしい・・・。小さい頃から山菜好きなのだ。018_2

 ごはんは今日も二種類。

 一つ目は、鯛にゅうめん

 「お鯛さん」っていう言い方はいつ聞いてもよいものだ。おいしい鯛のおだしに、細い素麺、椎茸、錦糸卵、金時人参、三つ葉、柚子の皮。019 020 

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 まながつおの味噌漬けと九条葱のごはん。お漬物は、大根・春キャベツ。きゅうりの柴漬け。

 九条葱の季節も終わり。時は巡るのね。お代わりにいただいたおこげもおいしい。021_2

 今日は縦のラインの盛り付けが多い?

 プリン・ヴァニラアイスクリーム・いちごとマンゴーのヨーグルトソースがけ。プリンは大将好みの昔ながらのしっかりしたもの。わたしも大好き。

 いつもながらの力強くておいしいものを、こちらも力いっぱい楽しんだ。

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  寒いけれど、ちょっと見に行ってみた新橋の桜。木によって咲き具合はまったく違うけれど、中には見頃かと思う木も。

 でもこの寒さで、開花も少し足踏みかな。

 少し散策してから、さらさ花遊小路でコーヒーを飲みつつ、しばらくおしゃべりしてから帰る。小豆、いつもありがと(^^)。

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第十九番 霊麀山 行願寺(革堂)

  花を見て いまは望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん005

 寺町竹屋町の街中に立つ、西国三十三所唯一の尼寺、行願寺。京都の人には、行願寺と言うよりも革堂(こうどう)という呼び名の方がよく知られているかもしれない。「幽霊絵馬」の伝説でも有名だろう。

 もともとは一条油小路にあったのだが、現在地に移ったのは秀吉の時代。かつては大いに栄えたそうだが、近年まで堂宇は荒れ果てていたらしい。復興を果たしたのは、昭和44年に入寺された、中島湛海尼のおかげであるという。これには少し驚いた。

 ここは、「革聖(かわひじり)」と呼ばれた行円上人が1004年に建てたお寺。行円上人は、出家する前はもともと猟師だったのだが、あるとき、鹿を射止めたところ、そのおなかの中には子鹿がいて、まだ生きていた。それを見た行円上人は、深く殺生の罪を思い、出家。殺した鹿の供養のためいつも殺した鹿の皮で作った衣を着ていたという。山号の「霊麀山(れいゆうざん)」の「麀(ゆう)」は、牝鹿の意。

 御本尊は、千手観世音菩薩。秘仏で例年は、1月17・18日のみの御開帳。今は特別に3月末まで御開帳されている。行円上人が上賀茂神社の神木で、自ら彫った像だという。それゆえ山内には、上賀茂大明神が祀られている。他に、鎮宅大明神の祠もあり、寿老人の祠もあり、天台宗の神仏はちょっと独特なので、あまりよくわからない。

 寺地はとても狭い。本堂も狭い。御開帳はされているが、開かれたカーテン状の布があるのであまりよく見えなくて、垣間見るような感じ。

 今回からは勇気を出して(?)、般若心経を読むことにした。なんとか読み終えた直後、どやどやと、西国札所巡礼ツアーの老男女(「若」はいない)に周囲をぎっちり取り囲まれ、身動きが取れなくなった。その集団のガイド役(?)のお坊さんの先導により、さらに般若心経、観音経・・・。読経の只中に独り・・・。006

 御朱印はゲット。

 ツアーの人々は、嵐の如く来て、嵐の如く去って行った。お坊さんが指導してくれるのはよいと思ったが、そんな怒涛のような巡礼のやり方は、まったくわたしの趣味には合わない。

 今後、京都の街中の札所にお参りするときは、巡礼ツアーや観光客の来ない朝にすべきだろう。 

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lundi 23 mars 2009

第二十三番 応頂山 勝尾寺

  重くとも 罪には法(のり)の勝尾寺(かちおでら) ほとけを頼む 身こそやすけれ001

 千里中央からバスに乗ること45分。箕面の山の、応頂山(おうちょうざん)勝尾寺(かつおうじ)へ。ただでさえ寒い日、ここは大阪市内よりも5℃ほど気温が低いとか。

 派手! しかしこの山門は平成に入ってから、建立当時の色に復元されたそうで、お寺と言うと、渋い色合い(?)を想像するけれど、実は退色してただけ、ということはよくあるもの。

 もちろん、このお寺も古刹であり、創建は727年。その名の「勝」から、勝運信仰の寺として、源頼朝や足利氏の寄進を受けて、中世には広大な寺領を持っていたと言う。

 しかし、古刹の雰囲気を想像して行くと、まずエントランスに驚くだろう。○○会館、とか言う名前でもついていそうな、現代のビル。温泉旅館のロビーにあるようなおみやげもの(?)の売店に食堂・喫茶。フロントのような入山受付・・・。まさかここが入り口だとはわからなくて、しばらくうろうろしてしまった(笑)。008 002

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 勝ち運祈願のため、山内のいたるところに、奉納されたダルマが。スポーツ選手の奉納もあるとか。点在する小さいダルマは、実はおみくじで、中におみくじが入っている。聞いてみたところ、ダルマは奉納しても持って帰ってもどちらでもよいとのこと。わたしも一体・・・(笑)。おみくじは吉。裏面には英文。インターナショナル・・・。

 自由に鐘がつけるようになっていたので、空気を清浄(しょうじょう)にするため、お参り前に一つ撞いた。静寂の中に響き渡る鐘の音は美しい。009_2   

 御本尊は、十一面千手観世音菩薩で、やはり秘仏。本堂の前には結縁(けちえん)のための紐が下がっている。残念なことに、本年の御開帳は、3月1日~3日までと、非常に短い間に終わっており、来年の御開帳はないため、拝観はかなわない。

 学生さんと思しき娘さんとそのお母さんらしき人が、二人で般若心経を唱えていた。御朱印帳ではなく、掛け軸を仕上げようとされていた。やはりきちんと納経、せめてお経を唱えるくらいはしないと、さすがに掛け軸や笈摺(おいずる)はいただけないなあ、という思いがあるので、わたしは遠慮している。わたしなりの制限だけど。

 観音経はまったく無理でも、心経ならば、門前の小僧方式でも読めるだろうか。わたしもチャレンジしてみようか・・・。仲良く読経する二人を見てそう思った。006

 ちょっと自分的にはずる(?)してすみません、という気持ちはするものの、御朱印はゲット。

 書いてくださったのは、まつ毛ばっちりの、20代であろう若い娘さん。「南無大慈大悲観世音菩薩」と唱えながら丁寧に書いてくださった。御朱印を書く人は、老若男女関係なく皆達筆だ。彼女が出家かどうかは知らないし、現代において出家とは、ライフスタイルなのか、職業なのかはよくわからないが、こんな「仕事」は良いなと思った。004

  薬師堂は、源頼朝が建てたという、山内最古の建物。山内には妙に新しく、現代的に整備された場所と、このようにいかにも古刹だと思わせるような場所が、入り交ざっている。

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012  二階堂には、法然上人が4年間滞在したそうだ。本堂に入ろうとしたが鍵がかかっていたのであきらめて外から拝もうと思ったら、お坊さんが来て、わざわざ鍵を開けてくださった。

 お坊さんのお話によると、法然上人がいらっしゃった頃の御本尊は、阿弥陀如来だったかと思うが、今の御本尊は、仏像ではなく、「法然上人と中国(だったかな)の偉いお坊さん(名前は失念)が対談をしたときの、影が映った杉戸」なのだそう。

 そんな御本尊は初めて聞いたので非常に興味深い。やはり秘仏で、毎年4月18日に御開帳されるので、ぜひお越しを、と言われた。そんなこんなで、お寺に行くと、ついつい滞在時間が長くなる(笑)。

 他には、日本三荒神のうちの一つ、厄祓荒神でも有名らしい。荒神さんについてはほとんど知らないのだけれども。

 もう少ししたら桜が美しいそうで、また紅葉の名所であるそうだから、今日はあまり人がいなくてとても静かだけれども、シーズンにはどっと人が増えるのだろう。

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CAFE SUGAR TOOTH

013_3  いつか必ずやってくれると思ってました~!!arinkoさんが、ついにお菓子やジャムの Web Shop と、月曜限定のカフェを始められました。いつもおいしそうだな~、と、じ~っとブログの画面で見ていたarinkoさんのお菓子が食べられるのです。早くご開店のお祝いも申し上げたくて、さっそく行ってまいりました。自分のことみたいにうれしいわ。 arinkoさんとは同じ京都に住まいながら、なぜかお会いするのは東京や大阪(笑)。初めてお目にかかったのは東京での甘味の会でした。

 カフェはまだオープン第二回目。お店は植木屋さん(?)のビルの2階の小さなスペース。オーナーさんのこだわりの雑貨などがこじんまりと置いてあります。017 018

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 焼き菓子とジャムのスペース、ビスコッティや、きなこのクッキー、ショートブレッド。きよみのジャム、はるみのジャム、伊予柑のマーマレード、紅ほっぺのジャム、紅ほっぺときよみのジャムなど種類もたくさん。商品の写真もご自身で撮っておられます。arinkoさんの雰囲気によく合っているスペースです。015 016

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 みんな味わってみたい!という欲張りかつ甘党の人のためにセットメニューがありました。ハーフサイズのケーキとスコーン、ジャムと飲み物のセット。ホットコーヒーはオリジナルのマグで。

 今日のお菓子は、かぼちゃのプリンマーブルチーズケーキいちごのトライフルスコーンに添えられたジャムは、紅ほっぺときよみのジャム。トライフルの上には、ハートに絞ったピンクのメレンゲ。どのお菓子もほんとにおいしかった中で、わたしのお気に入りとなったのは、かぼちゃのプリン。これはarinkoさん自慢のもので、何度もブログに登場していて、もう、目にはおなじみのもの(笑)。今回味わうことができて光栄です。

 最初は趣味であったとしても、プロとしてお菓子を作るまでになった方というのは、やはり、何と言うんだろう、「鍛錬」(?)が違うと思う。

 お一人で、厨房から接客、レジまでこなされて、お忙しそうだけれど、お店の繁盛はとってもよいこと。ますますのご発展をお祈りいたします。

 今日はゆったりとしたおいしいひとときをありがとうございました(^^)。

 *CAFE SUGAR TOOTH

 大阪市北区芝田町一丁目15番8号 共栄植木2階「ほなな」

 TEL 080-6138-1132 毎週月曜のみ 11時~18時

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dimanche 22 mars 2009

Very Berry Strawberry

 昨日の夕方、近所のスーパーで、どうしてくれようか?というくらい(笑)に、かわいらしい小粒のいちごが1パック298円で出ているのを見つけた。そうだ、ニューヨークチーズケーキにいちごを入れて、ストロベリー・ニューヨークチーズケーキを作ってみよう!

 どんなふうに作ろうかな?こういうことを考えるのってけっこう楽しい。001

 いちごは軽く煮て、そのまま生地の中に散らしてみよう。

 鮮やかなルビー色に煮上がったいちごはとってもきれい。冷ましてから、キルシュヴァッサーで香り付け。甘いいちごシロップは副産物。

 このシロップを生地に混ぜ込んで、ほんのりピンクにしてみようかとも思ったけれど、白い生地といちごの赤のコントラストがくっきりしたほうがかわいいかなと思って、白い生地のままで。その代わり、表面に少しシロップを落として、マーブル模様にしてみた。

 今回は底生地なしで。21cmの角型使用。前回よりもクリームチーズが50gほど多く、型の厚みの関係と、若干焼成時間を短くしたので前回よりも柔らかめの仕上がり。もう少しかっちり焼いた方が好みだったかも。001_2

 昨日の夜に焼いて一晩冷蔵庫へ。断面はきれいかなあ、とちょっとどきどきしながら切ってみる。

 白い生地にいちごの赤がきれい。こっくりしたチーズケーキと甘酸っぱいいちごがなかなかの好相性。春のお菓子だなあ。。

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vendredi 20 mars 2009

お中日

006_3  風が強く、少し気温が下がったお彼岸のお中日。おはぎ(ぼた餅と言うべきか)を持って、西大谷にお墓参りに出掛けた。父は足に自信がないと言うし、弟たちも今日は行かないと言うので、一人でお参り。父ももうそろそろ引退だし、家の仏事はもとより、親類の仏事(法要の出席とかね)の担当係長のようにわたしがなりつつある。特に苦でもないのでよいのだが。

 世間は三連休ということもあり、西大谷周辺は、観光客とお墓参りの地元民が合わさって、かなりの人出となっている。車も多く、ふだんは渋滞しないような道でも渋滞している。これから京都は、人・人・人のシーズンだ。001_4

 本廟の入り口の満開のこぶしの花が美しい。木蓮の花の香りも好きなのだが、木蓮の仲間はたいてい背が高いのでなかなか香りをかぐことができない。

 まず本堂と明著堂にお参りをしてから、近くの花屋さんでお供えのお茶やお花を買い、バケツと杓を借りて、お墓までの道をてくてく登る。

 長く来ていなかったので、冬だというのにけっこう雑草が生えていた。まずは草抜きから。雑草は根が強いので大変だ。いつも小さなスコップを持って来ようと思うのだがすぐ忘れる。学習しないやつ(笑)。仕方がないので手で掘ったら、指先が洗っても落ちないくらい黒くなってしまった。004_2

 掃除を終えて、お花を供える。春らしいチューリップが出ていたのでこれにした。品種はたしかアンジェリケかな?

 おはぎとお茶を供え、お光とお線香をあげて、ようやくお参り。途中、近くのお墓の人が来たけれど、一瞬で帰ってしまったので驚いた。お墓にお参りに来たなら、せめて線香が燃え尽きるまでの間は墓前にいたいもの。

 お墓も、お墓参りも好きだけれど、自分自身のお墓に興味はない。同様に、法事に出るのはまったく厭わないけれど、自分自身の葬儀や法要に興味はない。わたしが死んだときの希望は、風葬、鳥葬、水葬(散骨はいらない)、土葬、野ざらしだ。

 「これあるが故にこれあり、これ生ずるが故にこれ生ず。これなきが故にこれなく、これ滅するが故にこれ滅す。」(サンユッタ・ニカーヤ)

 関係性によって生まれたわたしは、関係性によって死ぬ。もともとのあるべきところへ。あるべきように。生命の循環とか食物連鎖と言ってもいいかもしれないけれども、そんな循環の中に帰っていけたらよいと思う。因と縁と果の循環。

 とは言え、現代でそんなことを言っても、残された人が迷惑するだけ(笑)。ああしてくれこうしてくれと遺言なんかしないよ。自分の葬儀もプロデュースなんかしないよ(笑)。

 非常にプラクティカルに、葬儀や法要は、残された人の悲しみを癒すためのシステムだとわたしは思っているから、「すべてあなたたちのよいようにやってください」、だ。また、そういった意味で、葬儀や法要はとても大切なことだとも思っている。墓も含めて、それらは、生者と死者をつなげてくれる装置だ。

 すべては、残された人がよりよく生きていくために。

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jeudi 19 mars 2009

伏兵

 飲みたかったワインがグラスで出ているので~♪とTさんからメールをいただき、久しぶりに二人でワインバーへ。モンラッシェ好きのTさんが飲みたかったワインはこれ。003

 フィリップ・コラン シャサーニュ・モンラッシェ 1er レ・ショーメ 2004

 最初の一杯は、アンリ・ビリオで。

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 マスタードで和えたほたるいか しらすと大豆のペースト

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 サーモンのカルパッチョ

 シャサーニュ・モンラッシェをいよいよ。樽の香りはやはりくっきり。でもしっかりと酸があるので、あまりまったりとした感じではない。確かにおいしい・・・。

 Tさんはさすがにこれが飲みたかった、と言うだけあって、今日はひたすらこれ一筋(笑)。004

 今日のキッシュは鯛とプチトマト。イタリアの工場製の白かびチーズ(名前は失念)を使ったとのこと。いつもよりふんわりした感じがしたような。

 赤ワインを一杯。A.Fグロ ブルゴーニュ、オート・コート・ドニュイ 2001

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 次のお料理は、ひみつのビーフシチュー。久しぶりにいただいたけれど、やっぱりおいしいなあ。鰻屋さんのたれみたいにワインを継ぎ足し継ぎ足しするのが秘密?

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 うさぎの煮込み

 この前は白ワインといっしょだったけれども、赤でもよく合ったと思う。

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 ゆっくりゆっくりワインとお料理とおしゃべりを楽しんで、最後はチーズとデザートワイン、シャトー・グラン・ペイロ 2004

 チーズはとろとろのモンドール、ブルー・デ・コルス、クロミエ

 何度もこちらのワインバーには来ているけれど、今日まで知らなかったことがある。それは、メニューに、「ハーブティー」なるものがあるということだ。いつもひたすらワインを飲んでいるので、気付きもしなかった(笑)のだが、それがオーダーされるのを初めて目撃。

 お話を聞くと、そのお茶は、マリアージュ・フレールのモンターニュ・ドールだった。ソムリエOが自ら茶葉を一つ一つ確かめてチョイスしたフレーヴァー・ティー。わたしもけっこう好きなお茶である。思わぬ伏兵(笑)。「ひそかにちょこちょこ出るんですよ」という言葉に半信半疑だったが、後でさらにオーダーされるのを見た。人気の伏兵だ・・・。

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mercredi 18 mars 2009

湖国の旅(2) 近江八幡

 もう少し足を伸ばして、近江八幡へ。近年ではバウムクーヘンで一躍有名に(笑)?何度か来たことはあるのだけれど、一人で電車で来るのは初めてだ。029 ここにも一ヶ所、長命寺という札所があるのだけれど、御開帳は今年の10月なので、今はまだ行かない。

 今日みたいに暖かく、よく晴れた初夏のような一日は、古い街並みをのんびり散策するにはもってこいだろう。

 ヴォーリズの建築や、商人屋敷などをのんびりと見て回る。と、その前にまずは腹ごしらえだ(笑)。019

 近江と言えば~? 牛~~!!

 そう、近江牛(笑)。まあ、高い肉ばかりでもないので、京都に住んでいると日常的に口にしているわけだけれども。

 商人屋敷が立ち並ぶ界隈にある、西川という店に入った。精肉店と肉料理屋さんが併設されているお店。018

 先日、向笠千恵子さんの、『すきやき通』を読んで以来、近江牛のすきやきが食べたかった。本来的な「鍋」としてのすきやきは二人以上の注文に限られていたが、その代わり一人用として、すきやき御膳というのがあったので頼んでみた。肉のランクなどはまったく違うだろうけれど、そこはご愛嬌(笑)。

 生卵はパス。小鉢には、牛肉のしぐれ煮と近江八幡名産の丁子麩の酢味噌和え。お肉は100g。野菜類は、玉ねぎ、ねぎ、白菜、椎茸、えのきだけ、エリンギ、菊菜、焼き豆腐、糸こんにゃく、そしてやはり当地名産の、赤こんにゃく。珍しいことに、割り下で煮る、関東風のやり方。割り下を使ったすきやきを実は初めて食べる。慣れないもので、なんだかすきやきを食べたという気がしなくて、すきやきに似たものを食べたという感じがした(笑)。021

 ヴォーリズの建築などを見て歩く。市内のあちこちに点在しているのだが、今も一般の方が住んでおられる住宅もあったのにはちょっと驚いた。

 写真は、旧八幡郵便局。大正10年築の建物らしいが、空き家で放置されていた期間が長かったようで、中を見学したところ、傷みは相当に激しい。NPOによる保存、修復活動は緒についたばかりと見受けられる。ヴォーリズ関係では、近江兄弟社の「メンターム資料館」というのも見つけたので覗いてみた。 030

 商人屋敷は今も現役の家がほとんどで、旧西川家と、旧伴家の住宅のみが公開されている。

 伴家住宅は、もともとはもちろん住宅だったのだが、女学校になったり図書館になったりと、変遷を経てきているらしい。昭和22年に、近江兄弟社の有料図書館となり、その後、昭和50年には近江八幡図書館、さらに昭和58年には近江八幡市立図書館となった。平成9年までは市立図書館として機能し、その役割を終えた後に修復、復元され、現在の形になった(戻った)ということらしかった。わたしにとっては興味深い話。 032

 伴家住宅の展示で、「こんなん食べました」的におもしろかったのが、朝鮮通信使正使饗応再現料理の展示。写真は「一の膳」。

 天和二年(1862)八月八日の昼に、八幡山の金台寺(こんたいじ)で供された昼食の再現だそうで、四つのお膳からなる。

 近江八幡、三度目にしてようやくわかってきた街の地理。やっぱり街は、地図を片手に、自分の足で歩かないとだめだなあ。観光客とおぼしき人は皆、クラブハリエの紙袋を手にしていたのが、京都における「おたべ」とか「よーじや」を思い出させておもしろかった。

 長命寺の行き方もわかった。次は10月に来る予定。次回は水郷めぐりもやってみようかな。

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湖国の旅(1) 第十三番 石光山 石山寺

 後の世を 願うこころは かろくとも 仏の誓い 重き石山

 世事にかまけてしばらく休んでいた西国三十三所の札所巡り、実に11ヶ月ぶり。 西国三十三所の巡礼は、奈良時代に、長谷寺の開祖、得道上人によって始められ、その後、花山法皇によって中興されたとされる。2008年はその花山法皇の一千年遠忌に当たり、各札所では2010年の秋までに順次、秘仏である御本尊(ほとんどだ)の特別開帳があるので、上手にスケジュールを組んで、来年の秋までには結願(けちがん)したいものだ。と言っても、もう既に御開帳が終わってしまっているところもあるんだけど。004

 日差しが明るくなってくると、なぜか水のあるところに行きたくなる。日の光を受けて水面がきらきらと輝くのを見るのが好きなのだと思う。そうだ、湖国へ・・・。

 ゆったりと流れる瀬田川。琵琶湖から出る川はこの瀬田川だけなんだっけ?春らしい眺めだ。

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 御開帳スケジュールとにらめっこして、訪ねることにしたのは、十三番札所、石光山(せっこうざん)石山寺(いしやまでら)だ。

 紫式部ゆかりのお寺としても有名で、「千年紀」の関係で訪れる人も増えているかもしれない。山内の小さな展示館でも、「源氏物語と石山寺」という企画展示をやっていた。与謝野晶子の手書き原稿などの展示もあった。本堂の一角の「源氏の間」に置いてある紫式部のマネキンはなんだか不気味だが(笑)。008

 山内は広く、散策にはかなり時間が必要。桜のつぼみはまだかたいけれども、三ヶ所ほどある梅林の梅は、今を春辺と咲くやこの花。

 苑内には自分以外には誰もおらず、花を愛でるのはわたしのみ。静寂の中で梅の香りに包まれて、陽光の下、大変贅沢な時間を過ごした。正に僥倖。014

 御本尊は、如意輪観音半跏像(重文)。もちろん秘仏で、なんと33年に一度しか御開帳されないとか。ということは、この機会を逃したら、生きている間には見られないということもありうる。

 基本、33年に一度しか開扉されないので、平安時代の仏像ながら、保存状態が非常に良いとのこと。500円の拝観料を払えば、お内陣まで深く入り、間近でお姿を拝見することができる。

 高さは301.2cm。「丈六」と呼ばれるサイズ(?)だ。大きくてどっしりとした姿がちょっと意外だった。観音像というと、ほっそりとした造形がまず頭に浮かぶので・・・。ごつごつとした岩の上に座っておられる。これも珪灰石?しゃがみこんで、この岩の間までも覗き込むことができる。

 前回、2004年に特別な法要があったときに開扉され、御本尊の調査が行われたところ、なんと胎内から、7世紀に作られた4体の仏像が発見されたそうで、そちらも拝観することができた。

 山内には、本堂や多宝塔といった国宝や、お寺の名前(石山)の由来となった珪灰石(けいかいせき)群(天然記念物)など、あまりよくわからないながらもなんだかすごそうなものがたくさんあった。さすが古刹である。013

 御朱印ゲット!!

 どこの御朱印も達筆だ。本当はね、お参りするだけではなくて、きちんと納経できたらいいのだけれど・・・といつも思う。とは言え、曲がりなりにもお参りできたことに感謝。

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mardi 17 mars 2009

ケザコ

 かもめさんの”スイーツ師匠”に初めてお目にかかり、3人でケザコにてお食事会。師匠ムッシュNはお菓子にとても詳しく、お話のとてもおもしろい方。ケザコもお二人の懇意にしておられるお店とのことで、お料理はもちろんおいしく、シェフを交えたお話も楽しくて、笑いっぱなしのひと時だった。

 ご挨拶をしてシャンパーニュで乾杯。銘柄はゴネ004

 手長海老とマリネした丸大根の温かいサラダ 柚子の皮と蜂蜜、五種のスパイス

 手長海老は大好きだし、とても好みの味。酸っぱさがツンと来ないし、柚子の香りと蜂蜜の甘味と手長海老のしっとりした密な食感と甘味が一体となって口の中で広がる。スパイスの香りがよいアクセントになって、新鮮な感じがした。005

 フォアグラと奈良漬大根 南国フルーツ(マンゴー、パイナップル、パッションフルーツ、ライムなど)のソース

 ケザコの定番(?)。いただくのは二度目ながら、どうやってこの料理を思いつかれたのかと思うと不思議な気がする一皿。

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 春キャベツのスープ つくね芋と白魚をあわせて揚げたもの 赤紫蘇(だったかな?)と梅肉のソース

 揚げ物をスープの中に入れて召し上がれ、と言われるも、まず単独で一口。それぞれ単独でも十分おいしい。スープもやさしい味。色合いも風味も、早春の、そうやねぇ、今日のような陽気の一日のようなイメージ。

 合わせて食べるとスープにこくが加わって味が変わって、その変化がおもしろかった。007_2  

 飯蛸の赤ワイン煮 ベーコンといっしょにソテーした空豆 トリュフ 水菜 生麩のグラタン

 これも春らしいお皿。蛸の赤ワイン煮って、初めて食べると思う。大きめの飯蛸はとても柔らかく煮込まれている。これには赤ワインかなあ、と思いつつも、白ワインで。オック地方のヴァン・ド・ターブル、品種はシャルドネ。008

 ブイヨンの中にかりっと焼いたガシラ、白いんげん、しいたけ、薄切りのチョリソ ラディッシュ(だったかな?)

 白いんげんの香りとブイヨンもよく合うし、焼いたガシラが香ばしくてとてもおいしかった。

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 低温真空調理された仔牛肉 胡桃オイルの風味 表面には胡桃とパン粉 仔牛のジュのソース ブラッドオレンジのソース 菜の花 ポム・ニッコー

 香ばしい香りが鼻をくすぐる。散らした菜の花がかわいらしい。あっさりした仔牛肉に、こくのあるオレンジのソースがおもしろい組み合わせだった。

 添えてある、ポム・ニッコーは、ほとんどバターで揚げ焼きしたじゃがいもで、今は無きパリのホテル・ニッコーで出されていたものなのだとか。おいしい付け合せだった。かもめさんはいたく感動。

 赤ワインは、クローズ・エルミタージュを一杯。作り手は失念。

 チーズは写真を撮り忘れ。カマンベール、ブルー・ド・ロカイユ、マンステール、コンテ、ブリニー・サン・ピエールの五種。どれも食べ頃でおいしかった~。

 パンはブレドールのものだそう。バゲットと、レーズン、オレンジピール、胡桃のぎっしり入ったパンが出たが、このパンがチーズといっしょに食べるのに特によかった。010

 柚子味噌のアイスクリーム シロップ煮のいちご

 ライム風味のココナッツのムース(組み立ては底から、ガレット・ブルトンヌ、ピスタチオのクリーム、いちごのシロップ煮、ココナッツのムース、ライムの皮)。

 アイスクリームはかなり塩気の効いた、まさに柚子味噌風味。アイディアが暴走しているわけでなく、きちんとおいしいことが凄いなと思う。意外なおいしさだ。

 ライムの香りと酸味がさわやかなムースはゼラチンを感じないほどのやわらかさ。底のガレットも軽くさくさくしていて食感も楽しい。ピスタチオのクリームの部分が緩衝地帯?011

 バナナのフィナンシェ グリヨットの小さなガトーショコラ(?) ココナッツとチョコレートの小さなケーキ

 どのプティフールも、何と言うか、きちっとした味がする。贅沢をぎゅっと小さいものに凝縮させた感じ?なんかすごい・・・。

 最後はコーヒーで。

 楽しいひと時を過ごさせていただきました。ありがとうございました(^^)。

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ニューヨークチーズケーキ

003_2  祖母のところに持って行こうと、昨日の夜にお菓子を作成。お誕生日のお祝いなのだけれど、ホールのデコレーションケーキを持って行ってもしようがないし、かと言っていつもの焼き菓子ではちょっとつまらない。目先が変わって、食べやすくて、ふだんあまり作らないもので、今作りたくて、しかもわたしに作れそうなもの・・・。思案の末、ニューヨークチーズケーキに決定。

 底の生地には、パート・シュクレが冷凍保存してあったのでそれを使った。おっとこれは作ったときに手がすべって、ヴァニラオイルが規定の3倍は入ってしまった生地・・・。でもまあよいわ。実際、心持ちヴァニラが主張するものの問題はなし。21cmのカードルを使用。型の選択は再考を要する。

 屋久島のタンカンとレモンが1個づつあったので、皮をすりおろしてチーズケーキの生地(種と呼ぶべきかあるいはアパレイユと呼ぶべきか悩む)に混ぜて、柑橘風味とする。タンカンは実もおいしい上に皮の香りもよく、実にお菓子向き。

 焼き上げて一晩冷蔵庫で寝かし、今日の11時くらいにカット。コーヒーと共に試食。

 うむ~、おいしい!!自分をほめてあげようキャンペーン中。期待どおりの「ニューヨークチーズケーキ」の濃厚な味わい。柑橘がさわやかに香る。しっとりしたパート・シュクレもよくなじんでなかなかよい。

 子どもの頃に好きだったことと言えば、三度のメシに読書にお風呂、自転車、そしてお菓子作り。・・・って今といっしょやん。。。子どものままでなんで年取ったかなあ??・・・ということはともかく、小学校1年生のときに、またいとこといっしょにアイスボックスクッキーを作ってからお菓子作りにはまった。

 中学生になるころまでは、今でも弟に語り草にされるほど激マズなものをしばしば生産していたが、さすがに今ではそこまでまずいものは作れなくなった。それが逆にちょっとつまらなかったりする(笑)。作ろうと思って作れるもんじゃないからねぇ・・・。そういうものができれば、「まず~~!!」と食べながら誰かと爆笑したいものだ。そこそこまずいものではだめなんだ!

 というわけで、これからおばば様のところに行ってきます~。

 

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dimanche 15 mars 2009

会議は踊る

 仕事が終わって、午後7時から会議。帰宅は10時をとっくに回ってかなりぐったり。ようやくコーヒーを飲みつつ、PCの前に座ったところ。毎日いろんなことで疲れているような気がするなあ・・・。会議の場所に向かう途中で、ハーゲンダッツでバナナチョコレートクッキーを食べたのが今日のささやかな幸せ。新作フレーバーを試すのって大好き。

 今日は祖母の98回目の誕生日。明治44年生まれの祖母は、明治から平成まで四つの時代を生きている。昨日も今日もばたばたとしており、祖母に会いに行けなかったのが残念だ。明日死んでしまったらどうしよう、と思う。長生きするのは心身共にしんどいことだと思う。にもかかわらず、もっと祖母には生きていてほしいと思う。でもそれは自分のエゴだということもよくわかっている。

 母が亡くなった年齢にわたしが達するまでにおおよそ10年余。母と同じ年で死ぬとすると、これからの人生は、「残りの人生」と言っていい。もし、祖母の年まで生きるとすると優にあと半世紀以上も生きなければならない。この差はものすごく大きい。自分がいつ死ぬかわかっていたら、もっと生きやすいと思う。

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samedi 14 mars 2009

仲本工事

 いえ、タイトルに意味はないです。工事、と聞くと思い出すもので・・・。

 午前中に、光ファイバ(?)の引き込み工事。前に営業に回ってきた人がいかにも簡単に工事ができるようなことを言うのでこちらも簡単に考えていたら・・・。

 10時半頃に業者さんが到着。調べたところ配管がちょっとややこしかったり管が細かったり、さまざまな難点が見つかり、ひょっとしたら2階の壁に穴をあけないといけないかも・・・と言う。もうそうなったら、光にするのはやめておこうと思っていたのだが、なんとかなる見込みとなったので、時間がかかる難工事(?)になるようだったが、続けてもらうことにした。

 結局電話線は、外から1階の2部屋を経由して2階のPCのある部屋に到達しているようだった。しかも第2中継地点の茶の間にある電話線の口(なんだか名前は知らないが)はぎっしり中身の詰まった大きな食器棚の裏側。恐ろしいことにこれをどかさないといけないことになった。ひぃ・・!

 半分中味を出して、力技で動かした。ついでにいらない食器を処分して掃除。その際、細心の注意を払っていたにもかかわらず、リーデルのシャンパングラスを1個割ってしまった。やっぱりわたしは粗忽者だ。無念・・・。

 3人の人がかかりきりの難工事。やっと開通したらテストの段階でまたもやトラブル。結局すべて終わるのに、通常約2時間の予定の工事が4時間15分もかかってしまった。

 夕方、今度はPCの設定をしてくれる人が来た。そういうサービスも無料なので、自分でやる気はもとよりない(笑)。これでも10年以上前に初めてPCを買ったときには、線をつなぐところから自分でやったものだが、今ではすっかり気力もなし。年を取るということはこういうことなのだろう。なんとか設定はやってもらったものの、ここでもセットアップのためのCDのトラブルに見舞われた。

 このあいだからほんとにPC関係に祟られているようだ。御祓いか何かした方がいいのかな?PC神社とかないのかな。あ、電電宮(でんでんぐう)でもオッケーかも?

 本日、(仲本)工事に振り回され、祖母のところに行けなかった。明日は祖母の98歳の誕生日なので、ケーキを持って行きたかったのに、これがまた無念。仕方がないのでお祝いは延期して火曜日に行くことにした。001

 夜にはめずらしく、赤ワインを飲んだ。

 ニコラ・ポテル サヴィニー・レ・ボーヌ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2006

 枯れかけた色合い、落ち着いた風味でおいしかった。

 疲れたのか、そのまま小一時間ほど眠ってしまった。

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vendredi 13 mars 2009

村上開新堂

Ca1kmqnm  いただきものの、東京の村上開新堂のクッキー・・・ではなくて、正確には四代目の娘さんの山本道子さんのお店、ずばり「山本道子の店」のもの。と言うのは、村上開新堂のお菓子は、紹介がないと買えないので。

 寺町二条の村上開新堂は、紹介がなくても予約をして我慢強く待てば買える。それにしても東京と京都、どんなつながりがあるのだろう?好事福廬(こうずぶくろ)、東京の店では「みかんゼリー」と呼んでいるようだけれど、これも明らかに同じものでは・・・?実は仲が悪いのだ、といった話もちらっと聞いたけれど、謎。

 まだ子どもに近い年齢だった頃、誰が書いたものだったかも題名も忘れてしまった食エッセイでこの店を知り、どうしてもここのお菓子が食べたくなった。レストランのデザートにも供されるという、カラフルなゼリーも。つまり憧れたのだ。いつもそうしていたように、一応母に訴えて(笑)みたものの(たいていはにべもなく却下される)、京都なら何とかなったかもしれないが、彼女の広い顔をもってしても東京にはつてもなく、決して口に入ることはなかった。

 緑のは抹茶、黒のはチョコレート。マーブルクッキーとは言いながら、渦巻きとゼブラ柄。味のバランスを考えて、マーブル模様より均質に種が混ざるようにしてあるんだって。薄くって、ぱきっとしたオーソドクスなクッキーだった。

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mercredi 11 mars 2009

「公共」の意味

002_3 小豆のニューヨークみやげ、 Fat Witch Bakery のブラウニー。Baby と表示してあるところを見ると、ミニサイズかな?アメリカのお菓子事情にはあまり詳しくはないのでよくわからないのだが、有名なお店のようだ。

 おやつにコーヒーと共に食す。胡桃入りじゃないのがうれしいな(笑)。表面はかさっとした感じ、生地はしっとり、良い香り。これは絶対おいしい、と食べる前から確信。一口食べて満足。すんごくおいしい!!濃厚。アメリカのお菓子らしくとても甘くてとろけるよう・・・。小豆?今度は1ダースくらい買って来てね(笑)。003_2

 ニューヨークは蜂蜜がおいしいと人から聞いたので、と、市場で養蜂家(?)の老夫婦の店で買ったという、くまさんのボトルに入った蜂蜜。

 そして女子アイテムを一つ。SABON というお店のバスボール。とってもいい香り・・・。優雅におふろに入りたいものです。

 小豆、いろいろありがとうね(^^)。

 ニューヨークみやげをもらって、おみやげ話を聞く。いろいろなところに行ったようだが、特によかったのが、自然史博物館だったと言う。何があったの?と聞くと、「恐竜」。他には?「骨」。わたしには理解できないかもしれないが、きっと楽しいところなのだろう。

 小豆もわたしと同じ職業であるので当然(?)、ニューヨーク公共図書館を訪ねたと言う。とにかく、規模が大きく、造りも重厚で、図書館と言うよりも美術館のような感じだったそうだ。ニューヨークはどこでもセキュリティーチェックが厳しいが、たとえ図書館と言えども、入り口にはガードマンが立ち、入館・退館のたびに、持ち物のチェックが行われるのだそうである。

 The New York Public Library、ニューヨーク公共図書館。知っておかなければならないのは、Public(公共)の意味だ。これは単に、「公立」の意味ではない。有志がお金を出して建てた会員制の図書館ではなくて、真にpublic、誰でも利用できるような「私たちの」図書館が欲しいという人々の思いから、アメリカの公共図書館は生まれた。だからpublic という言葉には、アメリカ人の矜持と思い入れがあるのだ・・・と、昔、先生は教えてくれた。

 『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―』(岩波新書) 菅谷 明子/著 岩波書店 2003年

 ニューヨーク公共図書館について非常に詳しくレポートされている。今、日本でも盛んに行われるようになってきたビジネス支援の口火となったと言ってもよい名著。日本の図書館が危機に瀕している今、もう一度きちんと読み返したいと思う。

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mardi 10 mars 2009

PARADISE BLUE

 心斎橋、BIGCATにて、東京スカパラダイスオーケストラ、Paradise Blue Tour に参戦。BIGCATはわりと大きいけれど、ステージが近いので好き。「闘うように、楽しんでくれよ~!!」との谷中さんの言葉どおり、闘うように楽しんだ。

 フォアローゼスのソーダ割りなど飲みつつ待機。いつもと趣向を変えて、今回は谷中さんサイド(右)後方にポジショニング。開演と同時に一気に盛り上がるのは同じだが、今回の盛り上がりはかなりすごかったように思う。すごい熱気で、機材も酸欠を起こしたのかアンプトラブルが二度ほど(?)。でも生音もよし。ライブは何が起こるかわからない。

 最初は後方で余裕で楽しむつもりだったのだが、開始30分頃から左前方、ステージ中央を目指し、猛攻を開始。いったん態勢を整え、ライブ王とはぐれないよう手を引っ張りつつさらに攻め上がり、開始55分後には中央7列目くらいに到達。侵掠すること火の如し。

 ここまで来ると周囲は大きな男が多くなる。それが皆踊り狂っているので、小さいわたしたちは、こづかれはたかれどつかれ・・・。あ~、靴紐ほどけた。危険!さらに前進を試みるも、前に柔道部の兄弟のような方々が立ちはだかる。彼らも前後左右に揺れて踊ってはいるものの、動かざること山の如し。この状態で波が来れば、彼らのすぐ後ろにいるのは危険すぎる。退くか?

 否。さらに次の波が来たとき彼らをかわしさらに斜めに前進。ラスト直前、最終的には加藤さんサイド(左)、加藤さんまで約3メートルの位置に迫る。最後の最後、背後から三度続けざまにタックルをくらわされた(たぶん男の客)のには息が詰まったが・・・。

 う・・・。かっこいい・・・。スカパラのライブは何度も行っているが、こんなに近くまで行ったのは初めてだ。谷中さんは顔立ちも濃いし、存在感も濃いので圧倒される感じがある。

 その日のメンバーのパフォーマンスと観客のノリと会場と・・・、ほんとにライブは何が起こるかわからない。一期一会だ。ライブでこんなに大汗をかいたのは久しぶりで、炎天下のコートでフルセットバレーの試合をしたような??ちょっと油断していてTシャツを持っていかなかったのは大失敗だ。気をつけなければ。始まってみるまで、ほんとにライブはわからないので。

 スカパラも、もう20周年か・・・。わたしはヴォーカルが下手なバンドよりも楽器が下手なバンドがものすごく嫌なのだけれど、スカパラは近年ますます安定感が出てきたと言うか、安心感が出てきたと言うか。

 ライブ終了後はのどを潤し、おなかを満たしに。ちなみに DAIGAKU は火曜が休みということを調べていたので(いったいわたしたちはいつになったら DAIGAKU に行けるのだろう)、新規開拓、南小学校近くの、ピノ・ノワールというワインバーに行ってみた。ビルの2階の小さなバーで、スタッフは全員、似たような感じの親切な女の子ばかりだった。

 シャンパーニュ(ボーモン・デ・クレイエール)で乾杯。001  

 豚肉のリエットとピクルス

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 スナップえんどうとじゃがいもとチーズのサラダ

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 フルムダンベール クータンス クリームチーズと蜂蜜

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 ピッツァ・マルゲリータ

 などを食べながら、赤ワイン(ジャン・ミッシェル・モラン ブルゴーニュ・ルージュ 2005 フィクサンのビオの造り手らしい)などを1.5杯ほど。

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lundi 09 mars 2009

アルノー・ラエール

Carvgeah  パリみやげにありがたく頂戴いたしました、アルノー・ラエールのチョコレートたち。パリセヴェイユのシェフの師匠ですから、パリへ行ったらば、必ず訪問したいものであります。

 ミルクチョコレートにかりかりした塩キャラメル(と言うより、砕いた飴)が混ぜ込んであるタブレット。フランス人が大層好む、クロッカンな食感。チョコレートは日本人好みのミルク味だと思う。ただけっこう塩味が効いているのでディープ・インパクト!一瞬、塩粒が入っているのかと・・・(笑)。

.Cam79yln_3

 ロッシェ・モンマルトルはたぶんこの店のスペシャリテだと思う。「モンマルトルの岩」ね。

 ブラックチョコレートとミルクチョコレート二種類の、一見ごくふつうのアーモンドのロッシェなれど、さにあらず。一ひねり、二ひねり加えられたロッシェなのだ。

 大きさはまちまち。口に入れて、かりっと噛むと、あるときはオレンジが香り、あるときはしょうがが香り、またあるときは塩粒が舌を刺激する。よくよく観察しないと見た目ではわからないから、噛んでみるまでのお楽しみ、と言ったところ。ふだんロッシェを得意としないわたしだけれども、意外性とおいしさにすっかり夢中になった。

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dimanche 08 mars 2009

キャラメルみたいな。

ワイングロッサリーのセールに出かけ、ワインやシャンパーニュを何本かとチーズを買った。いつものようにマダムOに、いいのありますか?と尋ねつつチーズを品定め。この前ちょっと買おうか迷っていた「キャラメル」を買った。

 001_4 002_2 ノルウェーの山羊のチーズで、正しくは、スキクィーンと言う。でもまさに見た目キャラメルでしょう?山羊乳やクリームを煮詰めて作るので、キャラメル色になるそう。味も本物のキャラメルみたいで、ほんのり甘くて、ちょっと酸味のある塩キャラメルといった感じ。薄く切って食べると溶けていくかげんがおいしくて気に入った。世界にはいろんなチーズがあるもんですね。

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 セールで買った1本をさっそく開けてみた。

 ドメーヌ レ・オート・ノエル エオ ル・ブラン 2006

 ラベルがポップでなかなかかわいい。なんとなく5月に飲みたいワインのようなイメージ(笑)。ロワール産で、ぶどうも、グロロー・グリという聞いたことのない地のぶどう(?)と、ミュスカデでできている。

 ん~、軽い。深みがないと言えばそれまでかもしれないけれど、1650円だったかな、そのくらいでふだん飲みならもう十分においしい。キャラメルのチーズとも合わないこともなかったのはちょっと不思議。001_3   

 ようやくSDカードも取り出せて、デジカメも使えるようになった。先日トラブルのため当日の日記にアップできなかった、りんごのタルト(破壊前)を載せておこう。

 おお、形あるものに壊れざるものなく、すべてはアラーの思し召しのままに。インシャラー。

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samedi 07 mars 2009

I've been working like a dog

 蔵書点検明けはいつものことながら土曜日で、予想はしていたもののほんとに返却ホストの一人でもほしいくらいに忙しかったよ。休館中とは逆に、今日は黙っている暇がなかったねぇ・・・。皆さん、図書館を愛してくれてありがと。予約本の当番だったので、カウンターを見ながら利用者に電話とFAX。取り置き棚に本を組み込んだり。あまりに多すぎて結局収まり切らず。今日の作業で左手の中指と人指し指の爪を折る。何これ?格闘技か(笑)?で、うっかりその鋭い切っ先で腕をかいてしまって傷。あらら~、危険!

 根は真っ白、葉っぱは青々としたおいしそうな小蕪が二つで105円で売っていたので、夕食は小蕪のスープ煮。適当な大きさに切った小蕪をコンソメで柔らかくなるまで煮るだけ。そのときにセロリの葉を入れて香り付け。塩・こしょうで味を調えて、最後にほんの少しのバター。蕪を取り出して、同じスープで切った蕪の葉をさっと煮る。簡単。でも蕪がとろけるくらい柔らかくなって、とてもおいしい。セロリと少しのバターで、台所が洋食屋さんとかビストロみたいな匂いでいっぱいになる。

 畑菜・菜の花・水菜に蕪・大根。白菜・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・・・。冬の間はほんとに毎日アブラナ科ばっかり食べているような気がする。ここまで食べるとは、好物なのかも・・・。そのうち「野球狂の詩」の人みたいに口からアブラナの芽が出そう。Calc0vjc

 明日はお休みなのでゆっくりしましょう・・・ということで、夜中おやつにコーヒーとボナのチョコレート。「カカオのロマネ・コンティ」、チュアオ

 さすがにおいしいボナのタブレット。今まで少し手に入りにくかったけど、今年伊勢丹で数年ぶりに出ているなあと思っていたら、どうやら広尾にショップができたらしい。タブレットなのにケースに入れられて、高級な感じになってたのが、非常に日本的演出のような気はしたが(笑)。

 WBCなどをちら、と見る。予想外のすごい試合になっていた。韓国チーム、国に帰れないんじゃないかなあ・・・。南無~。

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vendredi 06 mars 2009

PC退院

 ようやくPCが退院して参りました。SDカードをDVDの挿入口に入れてしまうなんて、これって車の運転で言うなら、高齢者に多いという、ブレーキとアクセルを踏み間違えて・・・ってやつ??情けなや~。

 振ったら出てくるかもという期待もむなしく、プロのお見立てどおりに、分解となりましたが、覚悟をしていたような大事にはならずに済んでほっとしております。PC入院中は、ほとんどネットからも離れていました。私的にPCを使うようになったのはたかだか10年ほど前からに過ぎないと言うのに、今やネットがない生活がとても不便に感じます。でも考えてみれば不思議なもので、20年ほど前には世界中のほとんどの人は皆、こんな生活だったんですよね。ネットなんて軍事用くらいしかなかったんだから・・・。

 仕事は、2年ぶりの蔵書点検をやってました。蔵書点検とはつまり、資料が原簿どおりにちゃんとあるかを調べる仕事です。赤外線HHTを使って、書架で資料を1冊づつスキャン。それが完了するまでは、それぞれが持ち場でひたすら黙ったまま進める作業。人と接しない仕事の方がわたしはほんとは好きなのだと実感するのがこんなとき。それが終われば、エラーリストの処理と「不明予定資料」のリストを片手に書架を捜索。この作業に入ると、ようやく人としゃべります。

 2年ぶりでもあるし、けっこう無くなってるだろうねぇ・・・。まあ、有り体に申し上げれば、「盗られている」、ということですね・・・。

 「あ~、『小説モーゼ』やられてる~」   「え、そんなものまで?汝、盗むなかれやっちゅうねん・・・」

 「げっ!!『中国古典文学大系』がまた減っている!こんなんじゃもう「大系」じゃないよ」  

 「『中国古典文学小系』に名前変えとく?」

 「○○ ○○の小説、ごそっといかれたよ?」   「○○ ○○ってさ~、みんな「大作家」やと勘違いしてるよね~」   「そうそう。本人さんも自分が大御所だと思ってる・・・」

 「けど、書いてる作品の内容ってやおいと変わらんし・・・。男・男か男・女の違いだけ(笑)」   「つまり●ロ小説家に過ぎない・・・」   

 N女史がわたしに前回の「蔵点計画表」を見せます。「これ見て」と指差す場所には、返却ホストの文字が。もちろん返却ポストのミスタイプなのだけれど、彼女はこの字面が気に入って、このもういらない書類が捨てられないのだと言います。

 「いたらいいよね~、返却ホスト!!」   「黒服着て長い髪して、ギラギラしながら書架に本を返却してくれるの~(笑)?」   「そうそう。利用者にもわたしたちにも、さっと資料を渡してくれたり、何か書こうとするとさっとペンを差し出してくれたりするの」   「ひざまづいて??」   「それから書架でレファレンスを受けると、カウンターまで「○○さん、ご指名です」とか呼びに来たりもする・・・」   「そ、それは・・・。利用者サービス向上のためにもぜひ返却ホストの採用を上申すべき!」

 プライベートでは、近所の弟たちの新居を訪問したり。その帰りに梅小路公園で梅を見たり。いや~、イマドキの新築マンションってこんなのなんだなあ、という感じ。規模、敷地も広いし、エントランスからして高級ホテルみたいなの。部屋も広くてとても明るい。いやはや驚きました・・・。梅はちょうど見頃でありまして、大好きな白梅の香りに癒されました。白梅の香りの香水があれば・・・と思います。 Cadalhn4

 assamさんより、うさぎやどらやきなどをいただきまして、おやつも充実。ありがとうございます(^^)。これはまさに幼い頃母にねだった「ドラえもんのどらやき」です。つまりはこちらで言うところの「みかさ」。生地と言い、餡と言い、オーソドクスかつ美味。あんこ好きの友は外遊中のためにおすそ分けできず。

 そんなこんなでPCのない間も、ぼちぼちやっておりました。ご心配おかけいたしまして申し訳ございません・・・。またぼちぼち書きますので、よろしくお願いいたします。

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