色即是空。空即是色。
珍しいお菓子を食べた。長崎みやげにいただいた、榎の一口香(えのきのいっこっこう)。何が変わっているって、一見おまんじゅうのように見えるこのお菓子、なんと中はまったくの空洞。うっすらと内壁(?)には茶色い飴がかかっている感じでけっこう硬い。リーフレットによると、「蜂蜜、もちあめ、白砂糖、黒砂糖、ゴマのほかに幾種類もの麦粉を使って焼いた中華菓子です」とある。
長崎と言えばカステラしか思い浮かばないけれど、こんなお菓子もあるのだなあ。
リーフレットによればまた、「昔、一口香をもらった上方の人がこういったそうです。『中味がなかった』。この一言は縁起を知らない人。『中にこそ香りと味がある』ことを承知していなかったのでしょう。」とある。
確かにこれ、飴やゴマや粉の香りが香ばしくて、不思議においしいの。
外の皮があるから中の空洞があるのであって、外の皮がなくなれば中の空洞もない。
もともと何も「ない」から空なのであって「ない」ものがあるというのはどういうこと?もともと「ない」ものがさらに「なくなる」ってどういうこと?
空洞がなくなれば、一口香は一口香たるゆえんをなくしてしまうから、一口香は存在できない。色即是空、空即是色?
あほな子が考えてもろくなことにならなさそうな気がするので思索はやめ。おいしいものは味わうに限る。


Commentaires
私もこれ食べたことあります。地方菓子も奥が深いですよねー。
空に関して、論じてるの哲学的で面白いですね。タイトル見て何の日記?って思いましたよ。
私も一言。空は空であって、でも空ではないんですよねー。奥が深いなぁー。他にも空も味のうち、個性の食べ物ってあるかな?空は香りを閉じ込めてますよね♪
Rédigé par: angel | le samedi 04 octobre 2008 à 04:14
angelさん,
不思議なお菓子ですよねぇ。各土地におもしろいお菓子がありますね。とても豊かです。
あるってこととないってことは表裏一体なんですね。
空も味のうち、というので思い浮かんだのが、御池煎餅です。あのすかすかな感じがおいしいのです。
Rédigé par: はたこ | le samedi 04 octobre 2008 à 10:58