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lundi 30 juin 2008

水無月

001  夏越の祓。茅の輪をくぐって、半年間の厄を祓うわけだが、今年は神社に行けなかったので、家の神棚を拝む。去年、お稲荷さんで受けてきた小さい茅の輪ももうはずしておかないと。護符やお守りの効果は、一年だ。

 それとは別に、今日は水無月を食べる日だ。

 仕事の帰りに家の近くのお餅屋さん(あるいは、”おまんやはん”)に寄ると、既に先客がおり、その人は水無月を4個買った。次にわたしも水無月を4個(白2個、抹茶2個)買った。次に来た人は水無月を6個買った(白3個、黒3個)。

 さすがは6月30日、飛ぶように売れる水無月である。皆さんも食べましたか。抹茶もいいけど、やっぱり白が一番、らしくていいな。ういろうと同じく、嫌いな人は嫌いだが、わたしは子どもの頃から好き。

 今、さんこさんとこ行ってきたら、しっかり食べてるね(笑)。そして、いちご味の水無月というものがあることを知った。超ビミョーなのだが。

 ところで、お餅屋さん(おまんやはん)、お菓子屋さん、の微妙なニュアンスの違いは、京都人以外にも周知のことなのだろうか。

 家に帰ると、父が「今日水無月食べる日やって知ってる?」と聞いてきた。知らいでか。既に半世紀は住んでいるというのに、もう一つこの街の習慣が身に付かない人だ。彼にはもちろん、上記の店の違いはわからない。

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dimanche 29 juin 2008

徒然

 大雨、との予報だったが、あまり降らなかったようで、職場はそこそこ盛況。相互貸借の依頼に応えたり、本の紹介の原稿を書いたり。書くのは好きだけど、人前で話すのはとても苦手だ。

 気がつけば、明日は夏越の大祓で、今年も半分終わり。明日も朝から仕事だし、茅の輪くぐりに行けないなあ。職場の近くに神社もないし・・・。せめて水無月は食べたいものだ。

 世の中はすごいスピードで過ぎていくし、わたしはぼ~っとしているし、手に入りそうなものまで手に入らないどころか、手に入れたと思っていたものまでが、砂のように指の間から流れ落ちていくように感じる日々。自分自身とつきあっていくのはかなりしんどい。

 さて、冷たい白ワインでも・・・。001  

 ちょっと変わったラベルのアメリカのワイン、マグニフィセント・ワインカンパニー フィッシュ・ハウス・ワイン 2006

 シャルドネ100パーセント。ちょっと感じる微炭酸。飲みやすくて、よく冷やして飲めば、このじめめした季節にいいかも。Cau4b36g

 先日買った、シュヴロタンというチーズは、牛と山羊の混入。強烈そうな色合いだけれど、実は穏やか。しばらく室温で置いておくと、白い中身がとろっと出てくる。

 ワインと合ったかどうかという点ではちょっと違ったかも。

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samedi 28 juin 2008

神戸に来たなら

001_2  展覧会のあとのお昼ごはんは、南京町の洋食屋、アシエットにて。伊藤グリルに行ったのだけど、予約でいっぱいでふられたので、系列店のここへ。海老フライと和牛煮込みハンバーグのランチを食べる。何もかも一から作ってます、といった感じの大変穏やかなお味。昔ながらの洋食もなかなかよいものだ。

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002 神戸に来たなら!!やっぱりモンプリュに足が向いた。もう場所も覚えた(たぶん)し、一人で行ける(おそらく)もんね。

 ショーケースに並ぶお菓子は種類も多くて、とても迷うのだけれど、ここは古典菓子がおいしいということがわかったので、今回も古典菓子のオペラを選んだ。染み出してくるくらいにコーヒーのシロップがアンビベされたビスキュイ、コーヒー風味のバタークリーム、ガナッシュが薄い層をなして、見た目にも大変よいバランス。やっぱり変なアレンジのしていない古典菓子はいいなあ。003

 これは、クレーム・モワルー。プラス200円でミニサイズが付けらるというので食べてみた。こくのあるソフトクリームといった感じ。ブルーベリーのソースがかかっている。これはまあ、おいしいんだけれど、わたくし的には、わざわざここに来て食べなくてもいいかないった感じ。ケーキを2個食べた方がいいかな(笑)。

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 前回、売り切れで涙を飲んだ、クレーム・ドランジュをテイクアウト。この気温での持ち帰りにはかなり危険を感じたけれど、ココットにも入っているし、いくら「カスタード」と書いてあってもよもや腐るということもあるまい。

 この大きさと、表面のキャラメリゼの具合から、たぶん、オレンジのシブーストなのだろうと当たりを付けた。メレンゲの泡でかさ高くなっているクレーム・シブーストでないと、この量は食べられないはずだから。

 推理は的中。ココットの底にはこれまたたっぷりアンビベされたビスキュイが敷かれ、クレーム・シブーストがたっぷり詰められている。ガルニチュールはオレンジ。Cabhv1rg_2

 また買ってしまった、ショッキングピンクの僧衣を着た、派手な尼さん、ルリジューズ。シュー生地と言い、キルシュの効いたクリームと言い、甘~いフォンダンと言い、やっぱりおいしいわ、これ。ほんの少しだけれど、襟飾りの白いバタークリームもとっても風味がよいのだ。帰宅した直後は、暑さで、少しだらけた尼さんになっていた。

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 お菓子がおいしいので、トゥレトゥールも期待が持てそう・・・と、キッシュ・ロレーヌを買ってみた。大きくカットされたベーコンがごろごろ。パート・ブリゼまでちゃんとおいしいのはさすが。

 やはり、古典はよい・・と、古典主義なわたしである。 

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vendredi 27 juin 2008

めくるめくロココの。

01b3  「ルーブル美術館展 フランス宮廷の美

 神戸市立博物館で、またルーブル美術館展があると聞いたときはなんとまた漠然とした・・と思ったのだが、今回のテーマは、18世紀の宮廷、ということで、これは食指の動かぬはずはない。

 かわいらしいポンパドゥール夫人、セーヴル磁器のポンパドゥール・ピンク、うねるカルトゥーシュ、貝殻模様に、少女まんがのごとく散らばる花(笑)に、ドレス、とんでもない髪型・・・。

 展覧会のフランス語での題は、Musée du Louvre,Fastes de la cour de France au XVIII e siècle で、この中のfasteという単語には、「豪奢」とか「豪華絢爛」という意味の他に、「見せびらかし」という意味もある・・・というところに日本語のタイトルの「宮廷の」だけでは表せないような、装飾に命をかけた、ロココの本質のようなものがちらりと垣間見えるような気がする。

 テーマは大きくわけて二つ。ルイ18世の時代のロカイユ様式(ロココ)と、その反動から起こった、ルイ16世の時代の新古典主義である。女性で言えば、ポンパドゥール夫人とマリー・アントワネット。今回、ブーシェの絵画や、貴族の肖像画なども来ているけれど、家具や調度、食器などの工芸品が中心。ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットの愛用品なども多数展示されている。

 もちろん家具も、時計も、かぎ煙草入れも、その繊細で精緻な細工には目を見張るものがあるが、今回わたしが特に目を引かれたのは、ポタオイユやテリーヌ入れなどの、食卓を飾る銀器だった。

 マリー・アントワネットの時代=ロココと誤解されがちだが、時代が少し違って、その頃は、新古典主義の装飾が主になっていた。日本人のわたしたちからすると、ロココも新古典主義も、十分、こってりしているので(笑)、同じようなものなのだが、二つの様式を連続して比較してみると、その違いが明らかに感じられるのがおもしろい。

 また、「モードの風刺画」と題された、貴婦人のかさ高い髪形を従者が支え棒で支えている、といったような一連のエッチングには、浮世絵のような諧謔があっておもしろかった。

 ロココ・・・。ええ、ええ、嫌いじゃありませんとも(笑)。

 もしあなたが、お姫様age嬢、そうでなくてもゴスロリであるなら、この展覧会は押さえておきましょう。会期迫る!

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mercredi 25 juin 2008

カンパイアーモ!

 リストランテ美郷にて、キアンティの生産者、サン・ファビアーノ・カルチナイアのワイン会。イタリアのワインはあまり飲んだこともなくて、ほとんど知らないのでいろいろお話が聞けるのが楽しみ。カルチナイアさん、輸入会社のお若い社長さん、『イタリアワイン最強ガイド』という本を書かれたワイン商ご夫妻(奥様はイタリアの方で、美しい日本語とこまやかな気遣いで通訳をなさっていた)がゲスト。それぞれにこのワインに対して熱い思いをお持ちで、それがびしびし伝わってくるのがよかった。やはり愛がないと・・・。

 最初のワインは、実はカルチナイアではなく(トスカーナではスパークリングは作っていないとか)、ヴェネト州のプロセッコ、ル・マンザーネ プロセッコ ディコネリアーノ エ ヴァルドッヴィアデーネ NV(長っっ。しかも読み方わからないのでこれでいいのかどうなんだか。)

 蜂蜜のような香りがしてほんのり甘い。食事の前の一杯にとてもいい感じ。001

 キャンティのツナ

 なんだか豚肉みたい、と言っていたけれど、実は豚肉。「貧乏人のキャヴィア」みたいに、ちょっと遊び心のある名前なのかな。下にゆでた大麦と古代小麦。

 次は白ワイン。チェルビオーロ ビアンコ 2005。生産本数が少なくて、多いときで7000本ほどしか作らないのだそう。シャルドネ85%、ソーヴィニヨン・ブラン15%、とぶどうはおなじみの品種だけれど、樽の香りもしっかりついているからか、ちょっと変わった感じがした。ソーヴィニヨン・ブランと樽というのがそんな印象を持たせるのかなあ。002

 前菜の盛り合わせ

 リボッリータ  馬肉のタルタル サマートリュフ添え  キャラメリゼしたアーティチョークのフラン

 この白ワインはスープに合います。今日はちょうどリボッリータがありますね・・とカルチナイアさん。リボッリータというのは写真左端の、ミネストローネのようなスープにパンを浸して食べるものだそう。本来気楽な料理だそうなので、日本で言うなら、汁かけごはんみたいな??確かに白ワインと好相性。

 次のワインは、キアンティ クラシコ 2005。うん、これは一口目で、素直においしいワイン。キアンティは安ワインというイメージがありますが(そうなんだ?)、これはちょっと違いますよ、との言葉どおり、安っぽい味はしない。この地方では魚とも気にせず合わせますとのこと。そこでお料理は、004

 カッチュッコ 美郷風

 お魚のスープ。隠れて見えないけれど、大きなクルトンの後ろにはえびと帆立のすり身を揚げた、さつま揚げみたいなの。濃い甲殻類の香り。白よりもむしろこの赤と合ったのは意外だった。

 次のワインは、キアンティ クラシコ レゼルヴェ チェッロレ 2004。チェッロレというのは畑の名前。複雑な香りを持つ、ゆっくり飲むワイン、とのこと。う~ん、同じキアンティとは言いながら、重厚になっている。サンジョヴェーゼ95%、メルロー5%。イタリアにはあまり知られていないぶどうの品種が、とてもたくさんあるのだとか。005

 タリアテッレ ホロホロ鳥モモ肉と若ゴボウのラグー

 パスタは手打ち。柔らかいごぼうの香りで、ラグーのお肉も脂が少なくてあっさり重くない。とは言え煮込みなので、重めの赤ワインとよく合う。

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 養老豚バラ肉とそのサルシッチャのロースト 白いんげん豆添え

 付け合せの白いんげんにもサルシッチャの風味が染み込んでいて美味。お肉もジューシー。

 最後のワインは、真打ってところ?カルチナイアさんが、ぶどうの配合や何やを、「自分で考えた」、とても大切にしているワインなのだそう。先のワインを、さらにさらに重厚にしたようなワインで、迫力があった。もっと重いお肉料理にもよく合いそうだ。

 パン2種類(プレーンとぶどう)008_2

 ドルチェの盛り合わせ 

 カントゥッチのブディーノ バニラジェラートを詰めたプチシュー 夏のモンテビアンコ

 プラス、季節の佐藤錦も。

 エスプレッソ

 カンパイアーモ!というのはイタリアの乾杯、という言葉と日本の乾杯、を掛け合わせたカルチナイアさんの造語だとか。この言葉が気に入っておられるようで、何回もカンパイアーモ!でした。

 会の後は、イタリアつながりということで、お久しぶりにお目にかかったP師(破門にならずに済みました)に、のどかさんと共に初めてロスコに連れて行ってもらう。若者の街にありながら、すっきりした内装の大人のワインバーだ。マクラン ディンダレッド2006という、ヴェネト州のデザートワインをいただいて、今日はイタリアワインのフルコース。

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mardi 24 juin 2008

探しものはなんですか?

001_2  今月末で有効期限が切れるタダ券を使い切ってしまいましょう、と小豆に声をかけられ、ブライトンホテルのラウンジ、クー・ド・ミディでお茶をする。

 ケーキセットを注文する。わたしはいちごのタルト、小豆はチーズケーキ。紅茶はアイスのグレープフルーツのお茶と白桃のお茶。ケーキーはおいしく、紅茶は、ホットに変えても可の、お代わり自由で、さすがに高いだけのことはあったのだが、肝心のケーキの選択肢が三つしかなかったのはちょっとびっくりだ。

 小豆は含みのある(笑)人なので、わたしのことなど、何もかもお見通しよ、といった感じ。いらんことまでしゃべってしまったのでまったく心が痛いことだ。

 さて、出かける前から、ちょっと思い出したことがあって、引き出しの奥などあさって、探し物をしていた。帰宅後、その続きで、押入れの奥を探っていると、すっかりもう「ない」ものと思っていた数冊のノートと、印刷物、写真を入れた袋を発見した。

 それは思うところあって、数年前に捨ててしまったとばかり思っていたものだ。若気のいたりだったと、近頃になって捨ててしまったことを後悔していたものだったので、本当に驚いた。

 よくよく当時のことを思い返してみると、ばっさり処分してしまおうと、その紙の束をまとめて袋に入れて、ごみに出す寸前まで行ったのだが、すんでのところで「これも自分の歴史である」との思いにかられ、捨てないでいたのだ。その代わりに封印するかのように、押入れの奥深くにしまい込んだのだった。

 おまけに驚いたこともまだある。わたしはケチなので、余ったノートがあると、その続きをつい違うことに使ってしまう癖があった。出てきたノートの何冊かもそんなノートで、その内の一冊などは、四分の一ほどを、びっしりと数学の練習問題を解くのに使っている。ご丁寧に消しゴムのかすまではさまって。確かにどのページを見ても自分の字で数字や記号や図が書いてあるのだが、意味がまったくわからない。それどころか、こんなことを習った記憶すらなく、それが数学の中のなんという科目だったのかもわからない。記憶喪失?軽く衝撃を受けてしまった。

 そしてそのノートは、一瞬、oil語群とかoc語群、などといった言葉が書き込まれた大学のときの基礎演習のノートとなり、(さすがにこれは改めて違うノートを作ったようだ)、さらには、黄身時雨や月餅の調製法が記され、それでもってようやく本来のノートの5冊目となるようだった。

 本来の探し物はまだ見つかっていないのだが、これが見つかったのならそれも必ずどこかにあるはず。逆に、あると思い込んでいて実は処分してしまっていた、ということがなければの話だが。

 しかし今日は思いもかけぬものが見つかったので、捜索は打ち切り。これからじっくりと発掘された遺物を吟味するのだ。

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lundi 23 juin 2008

りんごのケイク/ランジェ公爵夫人

Photo_2  ごうやんさんからいただいた、りんごのケイクが今日のおやつだ。香りのよいフレーバーティーも・・。完璧なおやつセットだ。

 表面に散らされた半透明のりんごのガルニチュールが、太陽の光を含んできれい。強すぎないシナモンがふわっと香る。ガルニチュールだけにシナモンが入っているのね。

 生地はしっとりと均一。いつも思うことだけれど、いびつな膨らみ方をしないのはすごいと思う。さすがの高い技術。大変おいしくいただきました。ごちそうさまです(^^)。

 閑話休題。先日見に行った映画、「ランジェ公爵夫人」について。京都では上映しないようなので、大阪は九条のシネヌーヴォまで行ってきた。この映画館はまだ行ったことがなかったのだけれども、庶民的な商店街近くにありながら、なんとも濃い~映画館だった。京都シネマとみなみ会館を合わせたような感じかな。

 わたしは西洋時代劇(特にフランス)、コスチュームプレイが好きなのでそのジャンルはわりと見に行っているかも。フランス語を聞くという楽しみもあるので、フランスが舞台のはずなのに、登場人物が英語をしゃべっているとがっかりしてしまうのだが、とてもありがち(笑)。

 この作品は19世紀の貴族社会が舞台なのだけれど、衣装や調度など、一分の隙もない感じに作られている。フランス貴族と言っても、18世紀の衣裳とはまったく異なっているので、そういうところも見ていておもしろい。

 執事が「神父様がお菓子を残したぞ~」と、メイドのところに嬉々として持ってきたお菓子がルリジューズ(「尼さん」の意)だったり、細かいしかけがおもしろかった。あと、ランジェ夫人が手にとった本が、当時の話題書だった、スタール夫人の『デルフィーヌ』だったりなど、このあたりは原作にはないところ。

 映画はバルザックの原作にとても忠実。時折、画面にバルザックのテクストがそのまま出るのだけれど、ほんの短い文章しか、消えるのが早すぎ読めない。字幕とも離れているし。

 でもこれ、あまりにも忠実すぎるので、物語の成り立ちを知らなかったら、わけのわからないところもわりとあるような気はした。突然出てくる、焼きごてを熱してた怪しい仮面の男たちはいったい何者なんだ?とか、ラストに出てくる頼りがいありそうな仲間の男たちは誰なんだ?とか(笑)。

 この『ランジェ公爵夫人』は、バルザックが書いた「十三人組物語」というシリーズの中の一編で、「十三人組」というのは、貴族の男の謎の秘密結社みたいなものらしい。必殺仕事人とか、さらい屋五葉とか、そんな感じ?表の社交界にいるときは互いに知らないふりをしているけれど、実は固い結束と友情がある・・・みたいな。メンバーには外科医もいるらしい。

 この物語は、その十三人組のメンバーのモンリヴォー侯爵とランジェ公爵夫人の恋の話。したがって、唐突に登場した怪しい男たちは皆、十三人組の仲間だというわけだ。

 「文豪」と称されるバルザックだが、かなりのエンターティナーだと思う。 

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dimanche 22 juin 2008

大阪チーズ食いだおれ!

001_2 チーズとワインのプロ、マダムOからお知らせのあった、チーズプロフェッショナル協会主催の、「大阪 チーズ食いだおれ!」に、ごうやんさんと共に参加。場所は上本町のシェラトン都ホテル大阪。京都の都ホテルはウェスティンだったと思うけど、大阪は違うんだ・・?

 会場はそんなに大きな部屋ではないこともあるのか、かなりの人・人・人。チーズの盛り付けのコンテストや、チーズの総重量を当てるクイズなどがあった。チーズもたくさん、おいしそうな料理も、とても美しくビュッフェ台に盛り付けられている。見ただけでわかる。これは、もっさいビュッフェではない(笑)! 004_2

 開始時間を過ぎると、ビュッフェ台回りは黒山の人だかり。落ち着いた頃には料理もなし(笑)。それでも、ラムチョップとか、ビーフシチューとか、何種類かは食べられた。その場でアリゴを作っているテーブルがあったので、出来上がりを待って熱々を食べた。

 飲み物はビール、ソフトドリンク、もちろんワイン。そしてスパークリングワインではなく本物のシャンパーニュ。やっぱり、ありがちなもっさいビュッフェとは違う。

 協賛各社のテーブルも出ており、その中には、フェルミエのコーナーも。チーズをもらいに行くと、本間るみ子社長自らサーブをされていて、チーズを切って、パンに乗せてくださった。隣がラベイユのコーナーだったので、本間社長に、これに蜂蜜をかけてみて、おいしいから、と教えてもらった。やっぱりフェルミエのチーズは群を抜いておいしいな。コンテや、サントモール・ドゥ・トゥーレーヌなどいろいろな種類をいただく。 002_2

デザートはやはりパーティーの趣旨に沿って、チーズを使ったものとのことだった。写真は、パート・ド・フリュイやマカロン、ギモーヴ、ショコラといったプティフールのカスケード。ゴージャスだ。

 どのデザート菓子も、上品な甘さで、風味のよいものばかり。お相手がごうやんさんなので、いつにも増して、お菓子を分解して食べつつ、「ああでもない、こうでもない」(笑)。

 会場ではもちろんO夫妻、それからSさんにお目にかかって、歓談。ムッシュOは、ふだんとまた違う感じでかっこよかったので、Sさんがブロマイドにするための写真を撮っておられたほど。 

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samedi 21 juin 2008

ベックルージュ食べ納め

 7月から、1年ほどの予定で休業いたします、とのお知らせを受け取ったのはひと月ほど前のこと。ああ、あのすばらしくおいしいお菓子たちともしばらくお別れなのね・・・。ならば食べ納めをして、しばしの別れにそなえましょう・・・と、デザートはベックルージュのお菓子を。

 いつものようにあらかじめ用意されたメニュー表はなく、今まで人気のあったお菓子を作るのだとか。21日のお菓子は全部で7種類だった。008

 ルージュ・ベゼ  いちごのババロアの中にハーブのゼリー

 「赤いキス」。お酒もしっかり効いている。いちごの華やかな香りを、中のハーブの葉も入ったゼリーがきりっと引き締めているので、いちごのお菓子にありがちな子ども子どもしたスイートなお菓子になっていない。006

 トランシュ・シャンプノワーズ  シャンパンのムースにフルーツとチョコレート

 濃く香りが残るシャンパンのムースにフランボワーズと洋梨。卵黄の色がきれいなビスキュイの風味もしっかりと感じられて、味の強いチョコレートと組み合わせてあるのに、負けていない。010_2

 サランボ アメがけした、カスタードクリームのシュークリーム キルシュ入り。

 楕円形に焼いたシュー生地にキルシュの入ったクリームを詰めて飴がけし、本来的にはピスタチオで飾ったお菓子を、サランボ(Salammbô)と言う。

 Salammbôというのは、1862年に発表された、フローベールのカルタゴを舞台にした小説で、オペラにもなって、当時大変な人気だったそうだ。このお菓子が作られたのも19世紀。

 カルタゴというのは現在のチュニジアにある。で、今でもピスタチオの特産地であるシチリアとは距離的にも近く、チュニジアにもピスタチオを使ったお菓子がある。このお菓子がピスタチオで飾られていたことを考えれば、このお菓子の名前の由来というか成り立ちの経緯というかは、日本で言うなら「助六」みたいなものか(笑)?芝居好きのフランスのお菓子屋の店主が、ちょっと当時はやってた芝居とひっかけてみました。どうだ俺のエスプリは・・・?みたいな。

 このお菓子はしっかり常温に戻す方がいい。とは言っても日本の夏は暑すぎる。しっかり焼かれて塩も少し入ったシュー、かりっとした飴、濃厚な風味のぽってりしたクリーム。19世紀から生き残っているのも当然と思うおいしさだ。009_2

 エヴァズィオン  パイナップル、ライム、バナナ、ココナッツ、しょうがをミックスしたムース。

 évasion、意味は「逃亡」。山口さん、ほんまにええ名前つけはったなあ・・・と思いました。イメージは、常夏の楽園への逃亡、なんでしょうねぇ・・・。ひと口食べれば、意味するところがすぐわかる。ふんわり香るバナナ、きりっとしたしょうがにさわやかなライムの香り。中にはパイナップルがごろごろ。わたしも夏の国に逃亡したい・・・。007   

 ローザス・フランボワーズ  アニスの香りにフランボワーズが入ったお菓子

 上の飾りはイタリアンメレンゲ。アニスの風味のちょっとざらっとした感じのムース。アニスとフランボワーズって思いつきもしないような組み合わせだけれど、おいしいのだなあ。005_2

 ビッシュ・シトロン 2種のレモンのムースとピスタチオのダックワーズ生地。

 表面に絞ってあるのは、ほとんどメレンゲかと思うような軽い軽いバタームース。ダックワーズの緑色が目にも鮮やかで、ピスタチオの強い風味。レモンの香りもきりっとしていて少し苦味を感じるよう。たいへん個性的なお菓子。011  

 マンゴーとチーズ

 最初6種類作る予定だったところ、急遽増やしたそう。ビスキュイの表面の、ちょっとさくっとしたところが好きでね・・。中のマンゴーの甘い香り。クリームもまろやかで、素直な感じのお菓子。

 ああ、これでしばらくは食べられないねぇ・・・。ベックルージュのお菓子は香りがとても重視されていると思う。異なった香りの素材を組み合わせてお菓子を組み立てておられるのは、調香師の仕事のようだ。ムースは限界まで柔らかく、とてもデリケート。いつ食べても、本当においしいお菓子だと思う。

 再会の日を今から待ちわびております・・・。

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松華堂

 弟夫婦が家に来て、一週間遅れの父の日の会。父は人生の一大事(と、彼は思っているが実のところ子どもたちはさほども思っていない)を来月に控えているので、元気付けをかねて。わたしとよく似て、いや、わたしが父によく似て、心配性で小心なのだ。

 弟たちから、ほしかった小さな肩かけかばんをもらって、父は大喜びだ。わたしは先週に、テレビウォッチング(テレビは彼の友達)用の枕をプレゼントしている。

 祖父母の代からこの家の者は、一族郎党、まあさすがに郎党は現代にいるべくもないが、友人はもちろん、公私両方の知人、ご近所さんまで集まって酒を飲み、ごはんを食べるのが大好きで、とかく来客の多い家。祖父母が現役の頃には、毎日のように御飯時にやってくる近所の友達までいたという・・・。母が他界した後の今となっては、すっかり寂れた家ではあるけれど。

 そういうわけで、父はやはり皆が家に集うのをことのほか喜ぶのだ。003

 京都はまだまだ仕出しの文化が廃れていないので、とても便利だと思う。うちでもだいたい決まったところが二軒ほどある。

 今日は、岡庄松華堂をお願いした。このお店も、もともと仕出し専門だったが、近年店を改装して、中でも料理を出すようにしたようだ。

 松華堂という名前は、石清水八幡宮の社僧であった、松花堂昭乗という人が、農家で種入れとして使っていた仕切りのある器を、絵の具箱や煙草入れに使い始めたことにちなんだものらしい。それをお弁当箱に使い、松花堂弁当を始めたのは、吉兆の湯木貞一さんなのだそうだ。

 蓋を開けて、四つのしきりに美しく詰められた料理を見るのはいつでもわくわくするものだ。てんぷらとお椀とかやくごはんが別に付いていた。岡庄のは、炊き合わせなど、ほんの少し甘めの味つけ。001 004

 ワインは、ギ シャルルマーニュエミリアン・ジレのヴィレクレッセ 2002

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vendredi 20 juin 2008

こぶみかんの香り

 降れば土砂降り。というのはどこか外国の諺だったと思うが、ここ数年の梅雨の傾向だろう。それにしてもよく降るなあ。御池通で、梔子の花が咲いているのを見る。あの花びらの柔らかな白と、物憂いような甘い香りがとても好きだ。

 ハカセさんと、映画『相棒』を見に行く。かなり大掛かりなロケやセットはやはりドラマではなく、映画、という感じだ。水谷豊というと、わたしたちには、♪ぼくの先生は~(フィーバー)、なのだけれど、今の若い人にとっては、「杉下右京」なんだろうなあ。刑事がペアになってるドラマって、「トミーとマツ」が元祖だろうか、とかくだらないことを考えつつ、十分映画を楽しんだ。おもしろいよ~。

 そもそもタイ料理を食べる企画なので、映画の後は、タイカフェkati(カティー)へ。001_2

 飲み物はその地のものを、がモットーなので、シンハービール。ハカセさんはいきなりアラック(タイの焼酎のようなお酒)から始めているので 驚く。二杯目は、スターリーというスターフルーツのリキュールのソーダ割りを飲んだけれど、これは女子どもの飲むもの(笑)。とはいえ酔ったので飲み切れず。002

 ヤム・ウンセン

 春雨のサラダ。冷たいのかと思っていたら温かい。いかにえびに玉ねぎ、トマト、干し海老などなど。味がしっかり春雨となじんでいておいしい。003_2

 トム・ヤム・クン

 タイ料理でたぶん一番有名なえびの辛いスープ。パクチーや、カー(タイのしょうが)、こぶみかんの葉、レモングラスがたくさん入っていた。こぶみかんの葉は硬いので食べられないけれど、その香りは独特で、とてもおいしいもの。ベトナム料理によく使われていて、知ったものだけれど、タイ料理でも使うのか~。パクチーもこぶみかんの葉も大好きで、この二つの香りがあるとベトナムの味だなあと思う。タイ料理はほとんど食べたことがないので・・。004_3

 牛肉のレッドカレー炒め

 牛肉がとっても柔らかい。カレーも辛くてこくがあってごはんが欲しくなった。

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 揚げ春巻き スイートチリソース

 ソースをつけないでも、香ばしい皮としっかり味つけされた中身の豚挽き肉が十分においしい。

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  センレック・パット・キーマオ

 スパイシーバジル焼きそば。おいしいんだけれど、何で味つけしてあるのかほとんどわからない、というのが東南アジアの料理(笑)。ヌックマムとかナンプラーとか必ず魚醤系は入っているのだろうけれど。007

 嬉々としてハカセさんが食べていたデザートを一口味見。

 杏仁豆腐のライチシロップがけ。ぷるんと濃厚でおいしかった。

 「カフェ」と言ってはいるけれど、ここは立派なタイ料理屋さんだ。料理の種類も豊富だし、おいしい。すっかり気に入ってしまった。タイと言えば、ムエタイとかマッサージとかしか思い浮かばない貧困な知識だけど(笑)。008_2

  さて、食後は久しぶりにアイリッシュパブ(ヒル・オブ・タラ)に行くと言うので、ついていく。ギネスの誘惑には勝てないのだ。生を出してくれる店は限られているし・・。クリーミィな泡の上のクローバーの模様がギネスの証。ちょっとデザインカプチーノみたい。1パイント飲む。いいんだよ。。Guinness For Health だから。

 アイルランドの音楽のライブをやっていた。ギターとヴァイオリン(fiddleと言うらしい)のアンサンブル。アイルランドとかイギリスとか、一度は行ってみたいものだ。

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dimanche 15 juin 2008

嘘だ。

      金塊のごとくバタあり冷蔵庫

 わたしの冷蔵庫のチルド室の様子を詠んだ一句。季語は「冷蔵庫」(夏)。

 ・・・と言っても、いかにもほんとらしい(でもバターは備蓄中・笑)のだけれど、それは嘘。この句はNHKのテキスト「きょうの料理」の今月号、「味わう五七五」という連載の第31回で取り上げられていた、吉屋信子の作品。

 いかにも、バター不足の「今」の句のようだけれど、吉屋信子なんだからもちろんそれは違う。冷蔵庫がまだ電気冷蔵庫でもガス冷蔵庫でもなく、氷冷蔵庫だった頃の句だ。

 句を解説するのは、俳人の櫂未知子さんという方。

***この句には、「戦中戦後まだ貴重なりしバターの頃」という但し書きが付いている。黄金色のバターは、食糧不足の時代には文字通り<金塊>同様に貴重なものだっただろう。***

 そして今また、<金塊>同様に貴重なものとなったバター。

 豊かな時代の食糧不足。

 豊かな時代?

 それは嘘。地球の食糧はとっくに足りない。ただ、持つ者は持ち、持たざる者は持っていないだけのこと。

 何たる偏在。何たる不均衡! 

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samedi 14 juin 2008

おしゃべり三きょうだい

 約3週間遅れのトモちゃんのお誕生会を、B légumes à table にて。

 ワインは白。アルマン・ウルスト リースリング コート・デュ・トリックハイム 2005。オイリーな香りの中にしっかりした酸があるおいしいリースリング。アルマン・ウルストってよく飲んでいるような気がする。飲んでいる度合いを考えると、きっとリースリングにせよゲビュルツトラミネールにせよ、おっと忘れちゃならないピノグリやピノブランも、アルザスのワインが、うちの者は皆好きなんだろうと思う。001

 

 アミューズは、なめらかなカリフラワーのムース。上には粗く砕いた塩がぱらり。

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 鱧とフォアグラの温かいサラダ 甘夏のドレッシング

 トマト、グリーントマト、にんじん、スナップえんどう、ブロッコリー、チコリなど、色とりどりの野菜の下に隠れているのは、粉をつけて焼いた鱧と、甘いオレンジピールのソースを乗せたフォアグラ。

 弟チョイスのすずきのポッシェも、サマートリュフがふんだんに乗って香りよく、おいしかった。005

 そらまめの冷たいスープ ヴァニラの香り

 真ん中の白いのは、なんとヴァニラアイスクリーム。そう、デザートに出てくるような。スープの塩味と甘味が混じり合って、不思議な感じ。

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 黒鯛とサマーポルチーニ茸のソテー そのジュのソース

 生のポルチーニを少しだけ乾燥させてから使っているとか。なので、ふっくらとした生の食感を保ちながらも、香りと旨みが濃くなってる。魚が付け合わせみたいに感じたりする(笑)。

 ワインは、グラスの赤。シャトー・モンペザ 2001。う~ん、濃い・・・。ちょっ持て余すのでは・・と一同不安に思うも、料理と合わせたら問題なかった。009_2

 迷いに迷って選んだメイン、牛タンの厚切りソテーとじゃがいものグラタン

 野菜のブイヨンで長時間ゆでたという牛タンがものすごく柔らかく、野菜の風味も吸って、しっとり~。弟とともに絶賛。

 トモちゃんが食べたのが、リ・ド・ヴォーとホワイトアスパラガスのソテー ブルーチーズのソース。迷いに迷っただけあって、こちらもとてもおいしい。ブルーチーズのソースのからんだ付け合せのじゃがいももいい味だった。

 バゲット バター 010

  オレンジのクレープ チョコレートのソルベ添え

 デザートが選択性じゃなくなったのは残念だなあ・・・。ちょっとボリュームも控えめになったしねぇ・・・。ん~。

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 ヴァニラのマカロン

 最後はエスプレッソで。

 久しぶりのべーさん。やっぱりおいしいね! 

 わたしと弟の食べるペースが見事に同じだと、トモちゃんが指摘する。さすが姉弟、これはDNAなのかミームなのか。今の若者にはやるもの、戦国時代と蟹工船。age嬢とゴスロリは果たして同一系統なのか?京都人について、及び、グレゴリ青山の新刊「もっさい中学生」について。などなど。

 寄っては話尽きないきょうだい三人なのであった。うるさいよ(笑)!

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vendredi 13 juin 2008

『空想キッチン!』

32011736  『空想キッチン!』(ナレッジエンタ読本5) ケンタロウ/著 柳田理科雄/著 メディアファクトリー 2008年

 ケンタロウと柳田理科雄が、アニメに出てくる食べ物を大真面目に論じ、分析し、ときには再現までしてしまう本。おもしろかった・・・(笑)。

 余談だけれど、「理科雄」って、今までペンネームだとばかり思っていたら、本名なんだって。知らなかった。ほんとに理科をやるために生まれてきた人なのね?わたしも理科子だったら、もうちょっと理科ができるようになってたかも(笑)。

 ページをめくると、いきなりのカラーが、「ハクション大魔王」のハンバーグ!はい。一定の年になってる人しかわかりませんね?

 あれはハンバーグではなくて、どう見たって、ミンチカツだよね?子どもの頃に母に作ってくれとねだってみたところ、画面を見るなり母も即座に「これはミンチカツ!」と言っていた。でもなんと、これは初期の設定では、「コロッケ」だったのだとか。で、後から絵はそのままで、セリフだけ「ハンバーグ」に替えたのだそうだ。そうだったのかあ。だから油で揚げていたのね?

 余談だけれど、この「ミンチカツ」関西ではちゃんとミンチカツって言うけれど、東京方面じゃなぜか「メンチカツ」って言うようだ。なぜ「メ」?とっても不思議だ。

 「はじめ人間ギャートルズ」のマンモスの肉。これも忘れられない食べ物です。マンモーとか言ってたな・・。これがまたありえへん肉だったのだけれど、妙にうまそうだったから。いかにケンタロウでもこれは再現は無理(笑)!

 わたしは子どもの頃から、食い意地が張っていたので、アニメやまんがを見ては、あれが食べたい、あれを作ってくれろと、祖母や母に言いまくっていたものだ。

 ドラえもんのどらやきもその一つだった。あまりにもドラえもんがおいしそうに食べるので、ある日母にどらやきを買ってくれとねだった。すると母は、今日は買えない。21日まで待てと言う。なぜだかわからなかったが素直に待った。

 21日になって、母が買って来てくれたのは、笹屋のどら焼きだった。これじゃない!と必至に訴え、コロコロコミックのドラえもんを見せると、即座に母は、「これはみかさや!」と言った・・・。みかさならしょちゅう食べてるしorz。

 京都の人はわかる話だと思うが、一応解説。

 笹屋のどら焼きというのは、笹屋伊織で、毎月、弘法さんの日(21日)前後の計3日間しか作られないお菓子で、このようなもの。ドラえもんのどら焼きは、関西では「みかさ(三笠)」と言う。もともとは奈良?名前の由来は、たしか、古歌にある「三笠の山に出でし月かも・・」の、三笠山から来ていたはず。

 小池さんのラーメン、ハイジのとろけるチーズを乗せたパン、いろいろ気になるまんがやアニメの食べ物だけど、あなたが食べてみたかったのは何ですか(笑)?

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mercredi 11 juin 2008

餃子つくったの。

001  連休のある週はちょっと余裕がある。買い物もして、祖母のところにも行ったけど、夕方昼寝までしたもんね。30分ほど寝て起きて、餃子をつくった。

 豚のミンチにゆでた白菜、にら、ねぎ、しょうが。椎茸は今日はなし。にんにく、胡麻油に塩、こしょう。お酒に薄口しょうゆで味つけ。

 茶の間に座って、ひだをつけつつ一つずつ包む。昔は、おばあちゃんと弟とわたしでおんなじように茶の間に座って包んでた。子どもの頃は上手にひだができなくて、おばあちゃんに教わりながら練習、練習。でも弟のほうが上手だったんだよねぇ・・・。

 ずらりバットに並んだ餃子。きちっと並んだものってなんだか好きだ。小さいものがいっぱい集まってるのとかも好き。変な感覚だけど(笑)。

 フライパンでかりっと焼けば、なかなかおいしい。ちょっと焦げたくらいのが好き。002_2

 おまけ。

 スーパーで見つけて買ってみた、明治の「塩あめチョコレート」。最近はやってるねぇ・・・、塩。チョコレートの中に入れられた砕いた塩あめがしゃりしゃりしておいしい。気に入りました!

 塩はけっこう効いてるので、糖分だけでなく塩分も注意 ?メタボな人はやめたほうが無難かも(笑)。

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mardi 10 juin 2008

えんどう豆

 小豆の今年の誕生日は、さゝ木でお祝い。何かとしばらく不義理をしておりまして申し訳ありませぬ。今夜は思い切りうまいものを楽しみましょう。

 お酒はまず、オリジナルの日本酒「祇園さゝ木」から。005

 雲丹と茄子 

 上にかけてあるのは、固まる前の胡麻豆腐、といった感じの葛と練り胡麻のあん。細かく刻んだ甘酢しょうががちらしてある。雲丹と葛がとろ~っと絡んで、濃厚な旨みが口の中に広がる。

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 五島の太刀魚と新じゃがの博多押し ホワイトアスパラガス フルーツトマト

 和風のテリーヌといった趣。アスパラはゆでたてで香りがよく、トマトは甘い。じゃがいもと太刀魚って意外な感じだけれども、しっくり合ってた。白ワインとも合いそう。007_2

 鱧 梅肉 隠元 実柚子

 螺鈿と蒔絵で光る蛍を描いた美しいお椀。蓋の裏側のその絵に、湯気の霞がかかって、さらにきれい。

 実柚子というのは小さな小さな柚子の赤ちゃんで、この時期ならではのもの。葛粉を打った鱧はふんわり。鱧はこんなふうに食べるのが一番好きだ。008

 産地をきちんと言ってくださるんだけど、地理に弱く、どうもうろ覚え・・・。今日は全体的に九州が多かったような?

 アマテガレイ 肝の裏ごしを加えたおろしポン酢で

 車海老(豊後水道?) 大とろのにぎり(勝浦)

 こりこりしたかれいがとてもおいしい。ポン酢に加えた肝がまったりと濃厚で、それだけなめてもお酒が進む(笑)。二杯目は越後流。小豆もわたしも、ここでは日本酒以外ありえない。009 

 三河湾の活鳥貝

 まな板の上でどん!とたたけば、身がくるんと丸くなる。塩とわさびで。こりこりで、すごく複雑で繊細な香り。

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 周参見の鰹のにぎり

 もう鰹も食べ納めなのだとか。そう言えば、わたし、今年最初で最後の鰹だ・・。すごい旨み。

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 かりかりに焼いた海老の頭

 友人に海老の食べられない男子がいる。なんでも昆虫に似ているからだそうだ。彼には絶対にこれは味わえないだろうな(笑)。

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 さゝ木流(?) へしこと干し蛍烏賊のピッツァ

 ピッツァ釜の活躍。餅米とうるち米を合わせて作った餅の上に重湯を塗り、生のレタス、へしこ、干し蛍烏賊

 まさに酒飲みのための・・・といった一品。香ばしく濃い烏賊の風味、ちょっと塩の効いたへしこの旨み。焦げた端っこの餅生地の香ばしいこと!

 へしこって初めて食べた。わたしはかなり好き嫌いがあるのだけれど、このお店ではなんでもおいしくクリアする。013

 鮑のやわらか煮 肝のソース 水茄子 一寸豆

 鮑は旬までもうちょっと、なのだそうで、肝の味が少し弱いので、オイスターソースで補っているのだとか。水茄子は生でしゃっきりみずみずしい。

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 広島のじゅんさい

 じゅんさいを見れば夏、それもなぜか「6月」だと思う。それと必ず深泥池を思い出すのだけれど、深泥池のじゅんさいって食べてもいいことになっているのだろうか。夏になるとぬるぬる食材が多くなるなあ・・。015_2

 天然のすっぽんの玉とじ

 天然のすっぽんは養殖のと比べて、脂がしつこくないんだって。しょうがの香りがふんわり。スープにはすっぽんの滋味がじわ~。玉とじにしたのって初めて食べるけれど、これがよく合う!

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 御飯は二種類。まずはまぐろの背落ちと中落ちの丼。香の物は、茄子・キャベツ・しば漬け。茄子がとってもおいしい。

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 滋賀県は中主(ちゅうず)のえんどう豆の豆御飯。「うまい豆です」と佐々木さん。

 実は、えんどう豆が子どもの頃から嫌で、春になると何度も食卓に上っていた豆ごはんも、どこで食べても今日の今日までおいしいと思って食べたことはない。

 この年になって、初めておいしいと思って食べた記念すべき豆御飯。なんとまあ(笑)!お代わりまでするなんて。ほんのり甘くって、嫌な匂いがなくって、豆の中のざらっとしたでんぷんの顆粒がものすごくおいしいの。ほんとに「うまい豆」。おはしでつまんで一粒づつ味わってしまったくらい。豆もいいけど、炊き方もいいからなんだろうなあ・・。

 「おいしいと思って食べるいくら」にめったに出会わないように、「おいしいと思って食べるえんどう豆」にもこの先めったに出会わないような気がするなあ・・。こんな豆御飯ならいつでも食べたい。018  

 ぼけた写真だけれど、デザート。

 山梨の桃・宮崎の完熟マンゴー・さくらんぼ 夕張メロンのジュレがけ

 小豆ちゃんとのお付き合いももう10年?匍匐前進でいっしょに生き延びてきた戦友って気がするなあ・・(笑)。過去も現在も未来もありがとう(^^)。

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四分の一が四つ

002_4  今日の夜は久しぶりに小豆に会って、誕生日のお祝いをするので、プレゼントにキャトルカールを焼いた。きれいなデコレーションケーキじゃないけれど、ちんまりと箱に納まってるとけっこうかわいいかも?

 一人でも食べきれるよう、12センチの型でなので、ほんとにちんまり(笑)。でもちゃんとホールだよ。

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 今日はメランジュールが大活躍。全卵の泡立ての時はほんとに役に立つ。なかなか手作業の泡立てでは四同割のバターに耐えられる泡ができないのね。おかげで疲れ知らず。

 表面は薄めのグラサージュがけ。かりっとしておいしいよ。グラサージュはレモン汁とイタリアみやげのリモンチュッロで作った。

 試食してみます・・・。これなら差し上げても大丈夫。誰かに差し上げようと思うときは緊張感倍増。食べておいしくなかったらプレゼントは中止だ(笑)!

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lundi 09 juin 2008

ビューティ・ジャンキー

9784862380692b_3  『ビューティ・ジャンキー―美と若さを求めて暴走する整形中毒者たち』 アレックス・クチンスキー/著 草鹿佐恵子/訳 バジリコ 2008年

 日曜日には自宅で朝日、月曜日には職場で、毎日・読売・日経・産経・京都と、各紙の書評を読む。もちろんすべての本に興味ひかれるわけではないが、毎週2、3冊はおもしろそうなものが見つかるので、それを読むことになる。この本もそんなふうにして手に取った本だ。

 日本でもかなり普及してきているので、「ボトックス」をご存じの方も多いと思う。これは、死に至る食中毒を引き起こすボツリヌス菌の毒素を顔面の筋肉に注射し、麻痺させて動かなくすることによって、しわを改善するものであるが、かの地、アメリカではこんなものはまさに誰でもやっている「治療」になっている。

 ニューヨーク・タイムズの女性記者が、アメリカの美容整形事情を詳細にレポートし、巧みな文章でその異常とも思える世界に読む者を引き込んでいく、そんなパワーのある本だ。

 しかしそんな彼女自身も、知らず知らずの内にその誘惑にとらわれ、幾つかの施術を受けるのだが、その体験を書いた第十一章「私のビューティ・ジャンキー歴―ドクター・ミシェルに魅せられて」は圧巻。そしてその経験がさらに深い洞察を生み、第十四章「ゲイシャとなった女たち」(この「ゲイシャ」の意味はもう一つ理解できないものの)に結実しているように思われる。

 人はなぜ、しわを伸ばし、顔を引き上げ、しみを消し、脂肪を吸引するのだろう?

 「私たちは皆若い頃に戻って、大人になって手にしたツールを用いて再び人生を送ることができればと願っているのである。」 p.367

 「皮膚はたるむ。骨は折れる。心臓は止まる。そして絶対に元には戻らない。」 p.367

 「絶え間なく精査し、絶え間なく評価し、絶え間なく調整し修復する過程―ノーラ・エフロン言うところの無限の「継ぎ当ての繰り返し」―を経ても、往々にして小さな戦いでは連勝しながら結局戦争には負けるように感じてしまう。」 p.367~p.368 5182g1zzael__sl500_aa240_

『ヘルタースケルター』 岡崎京子/著 祥伝社 2003年

アメリカの美容整形は、行き着くところまで行ったような印象を受ける。かつて岡崎京子が、『ヘルタースケルター』で描いて見せた、ありえないようなことが現実となっているのだ。

 全身の整形手術で、ほとんどサイボーグのようになった主人公、りりこは、トップスターの上り詰めるが、その体は定期的なメンテナンスが必要で、たとえそれを怠らなくても、時間と共に肉体は崩壊して行き、それと同時に精神もまた壊れて行く・・・。

 なんと恐ろしいまんがなのだろう・・・。当時は思った。なんと恐ろしい現実なのだろう・・・、と、今また思う。Sds12760

 『脂肪と言う名の服を着て』 完全版 安野モヨコ/著 祥伝社 2002年

 本の帯には「Diet or Die?」。若くあらねば、美しくあらねば、細くあらねば、というプレッシャーは恐ろしい強さで女を痛めつける。

 美容整形に走らなければ、過激なダイエットに走る。しかしこちらもはまればはまるほど精神を蝕んでいく。病んでいく女の後ろには、既に病んでいる男の影も見え、このまんがも静かに恐ろしい。

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dimanche 08 juin 2008

古典的な

 職場の歓送迎会で、高島屋の7階の萬養軒へ。招かれる立場で、というのは何年ぶりか。デパートの上のお店なのに、静かな個室があってちょっとびっくり。001

 じゅんさいとキャビアのロワイヤル009

 鱧と冬瓜 オマール海老のジュレがけ014_2

 フォアグラのポアレ ベリーのソース015

 パリソワーズ

 じゃがいものクリームスープとコンソメジュレが2層になった、冷たいスープ。ヴィシソワーズ(ヴィシー風)の上にコンソメジュレが乗れば、パリソワーズ(パリ風)と呼ばれる・・・らしきことは聞いたことはあるが、実際に食べたのは初めてかも?古典的だなあ、と思った。

 下のクリームスープの味も、上のコンソメジュレの味、香りともとてもおいしく、二つが混じり合ったかげんは絶妙でもあった。満場一致(?)で「今日の一皿」(笑)。

 奈良ホテルのダイニングで食事をしたときも思ったことだが、古典的なこういう料理が、きちっとおいしいというのが、昔ながらのレストランのよさだろうと思う。016

 舌平目のフライの中にベシャメルソースが入った、クリームコロッケみたいなの 上にはクルヴェット ソースはトマトソース

 柔らかい酸味のトマトソースにクリーミーなベシャメルソースという組み合わせもこれまたクラシックだ。019

 シャリアピンステーキ

 名前だけは知っていても実際食べるのは初めてのシャリアピンステーキ。昭和13年に帝国ホテルでロシアのオペラ歌手のために考案された料理である。玉ねぎでマリネした牛肉の上にはさらによく炒めた玉ねぎが乗っている。ソースはデミグラスソース。

 バゲット 丸パン バター

 飲み物はグラスのシャンパーニュ(パイパー・エドシック)とグラスの赤ワイン(ローヌ?)を1杯づつ。でもたった2杯を持て余し、しかも長時間酔う。ちょっと飲まない間に、なんて経済的な体質になったのだろう。

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 フランボワーズのソルベ マンゴープリン ココナッツミルク アロエのコンポート ピスタチオとくるみのケーキ

 ケーキのバタークリームがおいしいのも、やはり古典的?

 コーヒー

 楽しい会をありがとうございました(^^)。

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samedi 07 juin 2008

ディアマン・オ・フリュイ

Cimg1562_2  梅雨の晴れ間の公休日。もちろん洗濯、拭き掃除。でも自分の好きなことも一つはしよう!と、ディアマンを焼いた。

 慢性化の様相を呈してきたバター不足。でもわたしの冷蔵庫のチルド室は、さながらワインセラーならぬバターセラーのよう。と言うのも、最近ではどこに買い物に行っても必ず乳製品の棚をチェックして、バターが一箱でも残っていれば、必ず買うようにしているから。だって、お菓子は作りたいときに作りたいじゃないの。今日も夕方、洛南ジャスコで、法外な値段のでないふつうの値段のバター、ラスト2個をゲット。今日使った分の補充完了(笑)。Cimg1564 

 オレンジピールと、グランマルニエに漬けてあったドライフルーツ(レーズン、りんごなど)を細かく刻んだものを加えて、香り付けはコアントローで。

 ディアマンは、生地の名としては、パート・サブレ。でも、さくさくではなくて、口の中でほろほろ、はらはらと、ほどけるような食感に焼きたかった。

 なら、どんなふうに作ればいい?どんな道具を使えばいい?結果は、そう・・・ so-soってところで、すべて満足というところまでは行かなかった。時節柄、湿気との闘いという面もある。

 今回は無塩バターを使ったが、何度か焼いてみて、有塩バターを使う方がより好みの味に仕上がる、ということと、レモン風味のを作るときに、ここ2回ほど焼き上がりに香りが飛んでしまっている、という問題が起きている、ということがわかった。

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vendredi 06 juin 2008

フレンチ・ポップス

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 Sylvie Vartan - Irresistiblement 1968年

 なぜか晴れやかな気分になるので、つい口ずさんでしまう曲。今日みたいな梅梅雨の晴れ間の青空にぴったり。

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 France Gall - Poupée de cire poupée de son 1965年

 フランス・ギャル、すごくかわいい。このときいくつだったのかなあ?son, on, oi とたくさん韻を踏んだ歌詞は、セルジュ・ゲンズブールの作詞。ちょっと意地悪、というか皮肉が込められた歌詞だったらしい。

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 Francoise Hardy - Comment Te Dire Adieu 1968年

 フランソワーズ・アルディ。こちらはきれいだ・・。ex-,ex-,ex と何度も繰り返すはっきりとした韻がおもしろくて、これも気がつくと歌ってたりする曲。さすがにせりふは言わないけど(笑)。この時代のポップスらしい、キャッチーできれいなメロディーラインの曲だから、エレクトーンなんかで弾いてもいい感じ。

 この時代のフレンチ・ポップスって、けっこう好き。この人たち、たぶんこの時代の三大アイドル。

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jeudi 05 juin 2008

勘定

32055960  『数学で犯罪を解決する』 キース・デブリン ゲーリー・ローデン/著 山形浩生 守岡桜/訳 ダイヤモンド社 2008年

 先日この本を読んで、大変おもしろかったのだけれど、その第13章 「カジノでの犯罪 数学で胴元を負かすには」に取り上げられていたのが、カードカウンティング。カードカウンティングとは、カジノでプレイされるブラックジャックで、文字通り、カードを正確に勘定して(細工をしたりなどのイカサマとは違う)有利な局面になればここぞと大金を賭け、ディーラーとの勝負に勝って大儲けすること。ブラックジャックというと、昔々「にじゅういち」という名前のトランプゲームとしてやった覚えがあるくらいで、もうほとんど覚えていないけれど、そんなこともできるのか、と興味深く読んだ。

 この本の中で「近日公開予定の映画」(たぶんこの本が書かれた時点のアメリカで)として『21』という映画が紹介されていた。これが今、日本でも公開されている映画『ラスベガスをぶっつぶせ』で、わたしは知らなかったのだけれども、何となく映画の広告を見ていて、ああ、これは・・とはたと気付いて、見に行ってみた。

 もちろん、カードカウンティングの話で、MIT(マサチューセッツ工科大学)の優秀な学生たちが、ある教授によって秘密裏に集められ、チームを組んでラスベガスのカジノへ行き、見事な手練手管を使って大金を儲けるが・・・、という話。 51f0vbsr82l__sl500_aa240__2

映画ではフィクションも交えてお話を作ってあるのだろうけれど、元になったのは実話らしい。原作本は、『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』 ベン・メズリック/著 真崎義博/訳 アスペクト 2003年 で、本の方も人気が高いそうだ。わたしも近々読む予定。

 映画もなかなかおもしろかった。ただ、主人公の、MITの21歳の優秀だけど貧乏な学生ベンが、ハーバード医科大学で学ぶための学費30万ドルを手に入れるためにカードカウンティングをやり始める・・・という設定なんだけど・・、う~ん。アメリカの大学事情とかまったく知らないのだけれど、お医者さんになるんだったら、最初からハーバードに行ったらええやん、MIT卒業せんでもええやん、お金無いんやったら・・。などと思って、よく事情が飲み込めなかったりもするのだった(笑)。 

 そのベンが、映画中で、授業中の「内職」として一生懸命に勉強していたのがこの本、『Beat the Dealer』。表紙が写ったときはちょっと笑ってしまった。

 邦訳は、『ディーラーをやっつけろ!』 エドワード・O・ソープ/著 宮崎三瑛/訳 パンローリング 2006 で、アメリカで1962年に出版されたこの本が、ブラックジャックにおける戦略を示した魁で、70万部を超えるベストセラーになったと言う。 おもしろいのは、この一人の数学者が出した本を読んで、たくさんの人々が我も我もとブラックジャックのテーブルに押し寄せたということで、こういった人々は、

 「戦略の細かい部分をきちんと正しく実施できるほど覚えきれていなかったし、厳しい現実の手札に直面すると、数学的に導いた最高戦略をあっさりと放棄してしまうのだった。いい手や悪い手が続いただけで―たとえば基本的な戦略にしたがって何度か続けて負けてしまうと―そのプレーヤーはソープが慎重に計算した指示を無視するようになってしまう。」 ―『数学で犯罪を解決する』 p.286

 ・・・のだそうだ。さっそく自分もやってみようとするところがすごい。よっぽど腕に覚え、いや、頭に覚えのある人が多いと見え、その浅はかさがかなり笑える。

 ただ、今は、ルールが変わったり、新しい機械が導入されたり、上方からのカメラなどでの監視が厳しくなったりして、頭に覚えのある人もラスベガスで大儲けはできないもよう。

  残念ですか(笑)??

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mardi 03 juin 2008

珈太郎って誰やねん?

 公休日。午前中は強い雨。お医者さんとか、祖母のところとか、食料品の買い物とか、諸々の家事とか、休みなんだか休みでないんだか結局わからないのはいつものこと。時間は限られているのであるから、有効に使わなくてはいけない。足りないところに余ったところから持ってこないといけない。具体的にはもっと年休を取った方がいいということだろう。わたしがいなくても、職場はノープロブレムさ。 Photo_2

 桂駅東口のごく普通の喫茶店で見つけた妙なもの。「冷やしコーヒー 珈太郎」。妙なので買ってみた(笑)。どうやら珈太郎というのはこのラベルの岡っ引きのようなのであるが、なんで岡っ引きなのか?

 イロモノと思いきや、しっかりした苦味の、こくのある珈琲だ。アイスカフェオレにしてもおいしかった。ボトルの首に珈太郎の絵の描いた小判型の紙が付けてあって、「この小判10枚で1本進呈」なのだそうだ。あんまり行ったことのないところへ行くと、変わったものが見つかるものだ。Photo_3

 このあいだからとてもプリンが食べたくて。栄養不足なのかしらん?この前、衝動食べしたプリンは残念ながらいま一つで、ますますプリン食べたい!

 で、今日はシーキューブで、クレマ・カラメッラを買って食べてみた。大きな器で焼いたのをすくって紙ケースに入れてくれる。一切れ210円也。カラメルたっぷり、プリンは固さのしっかりしたクラシカルなもの。う~ん、これはおいしい。プリンはね~、一番底のカラメル色に染まった部分が一番好きさっ。

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lundi 02 juin 2008

ういろう

 また雨だ・・・と思っていたら、どうやら関西も入梅したらしい。いつもの年よりも一週間ほどは早いみたい。雨は嫌い。でも冷たい秋雨と違って、この雨の季節の向こう側の輝く太陽を思えばがまんできる。夏越の祓が済んで、7月の声を聞けば祇園祭。雷が最後の雨雲を払えば、夏の太陽が顔を出す。わたしが一番元気な季節だ。なんとかそれまで、心に黴がはえないように、根腐れ起こさないように、だましだましやっていきたいものだ。Caieo1if_2

 おやつにもらった「生ういろ」。

 子どもの頃から、「ういろう」は名古屋のお菓子だとばかり思っていたのだが、下関出身の友人が、「ういろう」は下関のお菓子だと主張する。聞いたことない、と言うと、さっそく帰省みやげに買って来てくれた。たしか「外郎」と書いて「ういろう」だった。名古屋以外にも「ういろう」があるのだ、と驚いたのは大学生のとき。その驚きは、「ひよ子」が博多だけではなく、そっくりそのままのものが東京にもあると知ったときの驚きに等しい。

 さらに大人になって、伊勢に旅行に行ったとき、伊勢にも「ういろう」があるのを見つけてびっくり。それが今日いただいた、伊勢の虎屋ういろの生ういろ。後に調べたところでは、もともと小田原の薬店、外郎家の来客用のお菓子として作られていたものが、薬と共に全国に広まったという。京都にも、五建ういろというのがある。

 どういうわけか昔、家によくあって、子どもの頃から妙に好きだったこのお菓子。材料は上新粉、つまり米。なので、誰かが切っておいてくれたこの一切れはさすがに多かったな(笑)。

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dimanche 01 juin 2008

シトロン・サレ

 今日から6月。職場の制服も、新しいデザインの夏服に衣替えだ。来週あたりにはもう梅雨入りだそうで、夏も近いんだなあ・・・。で、夏にはまた一つ年を取るのだ(笑)。

 今の職場のある地域には、まったく縁もゆかりもなく、いまだにここがどこなのかよくわからないような状態なのだが、地図を見ていて、職場のすぐ前の通をずっと東へ行くと、実はよく知っている通なのだということ発見して驚いた。通の名前が変わってしまっているのでまったくわからなかったのだが、さして勾配もないような、東へ伸びる一直線の道。この道を通れば、自転車でも楽勝のような気がしたので、梅雨に入る前に一度試してみよう。予想所要時間は40分と見た。

 夕方、職場にさっちゃんが車で迎えに来てくれて、ゆるやかなだらだら坂を下って街中へ戻り、シトロン・サレで夕ごはんを食べる。最近、やはり人気が出てきているようで早い時間からお客さんは多い。3階のソファ席に案内される。001

 リエット

 薄切りのバゲットにたっぷり盛って食べる。塩加減もちょうどよく、脂の滋味がよく味わえる。

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 サラド・ペトロシエンヌ

 根セロリとハム、チーズ、さやいんげんの細切りのサラダ。しゃきしゃきした食感もおいしいし、わたしは根セロリという素材が好きだ。セロリほど強力ではない、柔らかなセロリの香り。この香りが、フランスのお惣菜だなあ、という感じ。003

 タルト・オニョン

 飴色に炒めた玉ねぎとブルーチーズのタルト。玉ねぎの甘味とブルーチーズの香りがなかなか個性的。添えてあるキャロット・ラペの味つけもよかった。004

 豚バラ肉のカシス煮込み

 ちょっと珍しいかな、と思って注文。とろりととろけるようなバラ肉。ふんわり香るカシスのフルーティーな香りと柔らかな酸味・・・。とてもおいしかった。

 飲み物は、赤ワインをグラス1杯。だけど酔った。ああ、小酒飲みだなあ・・・。005_3  

 塩キャラメルのクレープ

 「塩味の」という名前でも、この店はシトロンなのだから、やっぱりお菓子は食べたい。せっかくデザートに食べるのだから、持って帰れないものにしよう、と、クレープを選んだ。生地はプレーンとそば粉を選べたので、そば粉のを。へりのぱりっとやけた部分が香ばしくておいしい。キャラメルソースは塩がけっこう効いている。溶けかかったヴァニラアイスクリームがソースみたい。006  

 ガラスのカップに入ったコーヒーで締め!

 もう20年くらいになるかなあ。古い友達。いい時も、悪い時も。共に白髪の生えるまで・・(笑)。

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