早蕨
石ばしる 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春になりにけるかも
春まだ早いこんな季節にぴったりな、志貴皇子のこの歌。まだまだ張り詰めた冬の空気が残る頃、清冽な水の流れの際に見た早蕨の若い緑・・・。これは早朝かな。思いがけなく目で感じた春の息吹。わたしの春のイメージは、桃や桜のピンクなのだけれど、今の季節はまだ、透明感のある若いグリーンだ。
弟夫婦が遊びに来て、雛祭り会(笑)・・・って、お人形さんも出していないのにねぇ・・。ともあれ、ひいなの祭りなのでちらし寿司を作ってみた。京都では「ちらし寿司」ではなくて、「ばら寿司」って言うと思う。
雛祭りに祖母が必ず作ってくれたのは、ばら寿司、蛤のお吸物、しじみの身の炊いたん。あんなにいつも作ってもらっていたのに、実は自分では作ったことのない、ばら寿司。トモちゃんも来るし、おっかなびっくり作ってみた。
御飯の中に入れたのは、炒り胡麻、大葉の千切り、しょうがのみじん切り、甘く煮た干し椎茸のみじん切り、おろした柚子の皮。果汁は合わせ酢にも入れた。
上に乗せたのは、薄切りの鯛、菜の花、こごみ、長芋。色付け加減に失敗して、ピンクがかなりの毒々しさ。もうちょっと上品にお願いします(笑)。うちは基本、大皿料理なので、飯台をど~んと真ん中に置いて、ご自由にどうぞ、というスタイル。
セロリとうどと胸肉の冷製。
思いつきで作ってる(笑)。
あとは、海老のてんぷらを少しと、蛤のお吸物(うどと柚子)。蛤は、中国産は大きいのがあるけれど、国産のは小さい。でもやっぱり中国産は避けてしまうなあ。
ユベール・ポレ ブリュット・ゼロ 1999
シャトー酒折 甲州 2004
甲州らしい苦味をよく感じる。山菜や菜の花のほろ苦さとよく合うかも。
おばあちゃんのばら寿司、懐かしいな。自分で料理を作らざるを得なくなってからもう長いけれど、やっぱりおばあちゃんの味にはかなわない。もしできるなら、最後の晩餐には、ほんと、なんてことのないものばかりだけれど、いつものおばあちゃんの料理を食べて死にたい。
食後は、朝焼いたオレンジのケイクを食べつつ、紅茶を飲んでおしゃべり。結婚式の引き出物の有次の卵焼き器は使っているのか?と弟に質されるが、使っていない。昨日、クープで『花の慶次』(原哲夫のまんがの方ね)の話を聞いたので読みたくなって、弟に蔵書の貸出を申し込む。新居に持って行ってしまったらしい。ところがその後新居にも見当たらないことが判明。不明図書だ!
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Commentaires
うわぁ、綺麗。美味しそう。見目麗しいばら寿司です。うども良いですね!始めの詞も本当に春ですなぁ。明日、雛祭りってすっかり忘れてました。何か季節物、作るか、買おう!桃の節句は女の子のお祭りですもんね。
Rédigé par: angel | le lundi 03 mars 2008 à 00:09
angelさん,
ありがとうございます(^^)。
祖母のばら寿司はまったく違う、実に古典的なものだったのですが、これはこれでよかったかな、と思っています。
angelさんも今日は雛祭りのお料理を何か召し上がりましたか?
Rédigé par: はたこ | le lundi 03 mars 2008 à 21:50