« 巨匠ポルチーニ | Accueil | 初コース! »

dimanche 11 novembre 2007

『厨房で逢いましょう』

 登場人物がほとんど皆、病んでたり壊れてたりする話は時折あるが(メジャーなまんがで言えばNANAとか。)、この『厨房で逢いましょう』という映画も、どこか逸脱した人々ばっかりが出てくる映画だと思う。

 そういうことになるか?!という衝撃のオチがすごい。幸いわたしはそういう人に関わったことはないが、本人に悪意などはひとっかけらもなく、しかし周りの人を傷つけ、不幸にしていく人がいると聞く。そういう人がいるとすれば、まさのこの映画の女主人公のエデンだろう。一種のファム・ファタールなのか、まさに「悪魔のような女たち」の一人。でもそれがよき母であったりもするところがまた不条理と言うか何と言うか・・・。

 日々抑圧されていそうな、夫クサヴァーのキレやすさもかなりのひどさで壊れてるなあ・・・。ドイツ語の激昂がやたらと怖かったわ・・・。

 ○○パー○のシェフよりも太っていそうなシェフ、グレゴアは快演。「エロチック・キュイジーヌ」をうたっているだけあって、食材や料理の映し方のエロいこと・・・。つやつやぬるぬるぬめぬめしとしと、つるつるべとべとするするねとねと。下から光を当てるという手法は、前に『味に光を足す』という本で紹介されていた。東京のレ・クリスタリーヌという店が始めたようだ。

 エデン、クサヴァー、娘のレオニーがグレゴアの料理を味わうシーンがおもしろい。餓鬼道に落ちた人みたいにむさぼり食い、我を忘れて陶然とし、また、チョコレートの味が連れて行ってくれた天国から出たくないと泣き叫ぶ。まるで六道輪廻の図みたい(笑)。

 だんだんとグレゴアがかっこよく見えてくるのはすごいな。料理の魔力だ。

 ちょっと間があいたものの、『幸せのレシピ』とこの作品、二つの「厨房もの」を見たわけだけれども、断然こちらの方がおもしろい。

 京都シネマで16日まで。3日に始まったばかりなのにもしかして人気ない?『めがね』はまだまだやるようなのに。

|

TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109079/17045504

Voici les sites qui parlent de 『厨房で逢いましょう』:

Commentaires

>○○パー○のシェフよりも太っていそうな

はたこさん 笑ってしまいました
全然隠れてませんって(^0^)

うちの夫もコックですけれど まぁ太ってます。
食いしん坊のコックさんは 程ほどに食べる
ことが出来ないのでしょうね。

この映画 おもしろそうですね

Rédigé par: じゅぴ | le lundi 12 novembre 2007 à 18:22

じゅぴさん,
あれ~、おかしいなあ・・。めっちゃ暗号化してるのに・・(笑)。
ご主人様はコックさんなのですか。食べることもお仕事のうちですものね。

映画、16日までなんですけど時間が合えばどうぞ。

Rédigé par: はたこ | le mardi 13 novembre 2007 à 08:31

はたこさん、鑑賞されたのですね。本当にシュ-ルでしたよね。笑った、笑った。

>だんだんとグレゴアがかっこよく見えてくるのはすごいな。料理の魔力だ。
はい。これなんとなく私もそう思いました。

Rédigé par: angel | le mardi 13 novembre 2007 à 12:43

angelさん,
いや~、あのオチには不謹慎ながら笑ってしまいました。
各地で映画の公開に合わせて、特別メニューをやっていたようですね。残念ながら、京都のはそんなにそそられるものではありませんでした。

Rédigé par: はたこ | le mercredi 14 novembre 2007 à 13:35

L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.