
「うまいもん」と言えば、祇園のさ々木。残念ながら急遽行けなくなったマダム某のピンチヒッターをかもめさんにお願いし、某O殿と3人で、無事盛夏のさ々木にて、うまいもんを堪能する。
最初のお酒は、「びっくりぎょうてん」。銘柄を覚えていなかったが、前にいただいておいしかった、白く濁った微発泡の、青いびんの・・・、と言うと、こんな名前のお酒だった。変わった名前だ。
写真は最初のお料理。蓮の葉に氷が涼しげ。法金剛院の蓮はもう咲いただろうか。でも蓮の葉を見ると、お盆の盛り物を考えるのは習い性(^^;。
剣先いか・車海老・ほたて貝柱と枝豆のゼリーがけ
枝豆の黄緑と穂紫蘇の色、きらきらしたおだしのゼリーの輝きが目に涼しい。舌にひんやり、鼻腔には穂紫蘇の香り。
ぐじ・白ずいき・冬瓜のお椀 くり貫いたすだち(?)の皮
季節はずれではあるけれど、とてもよいぐじがあったので・・・という、ぐじはいい塩梅にまろやかに塩が馴染んでいる。くせのある香りの冬瓜がおいしい。やっぱり夏は瓜でしょ(^^)。
お椀は黒地に細い細い金の線で描かれた花火の模様。ほの暗い明かりの下で見れば、ぼ~っと浮き上がる金の光が、さぞかし美しいだろうと思う。何でもこのお椀、3客で、クラウン1台買えるくらいの値段なのだとか。
お造り 鳥貝(しょうが醤油)、韓国産の鱧(ちり酢)、蛸(すだち塩)、大とろの握り
美しい所作で、大将がやっておられた鱧の骨切り。包丁目がすごく細かくて、ふっくら、ふんわりとした白い鱧は、ごつごつしたところがまったくない。すごい技術だなあと思う。今シーズン食べた鱧の中で、一番おいしいと思った。ちなみに今は韓国産が一番のブランドなのだとか。こりこりした蛸も、自分ではけで醤油を塗る、とろける大トロももちろん美味。
づけまぐろの握り
これもまた楽しみ。味がほんとにうまい具合に染みるものだ。
次のお酒は、富山の「立山」。香り涼やかな青竹の器にて。何度か飲んでいるけれど、おいしいお酒だと思う。
積丹のうに
割ったまんまを少しの海水と共に。新鮮なこのうには、本当においしい。日本酒とよく合うこと!
長崎の鮑 肝ソース わさび
焼き物は大きな鮑。歯ごたえ、香り、肝のこく。わさびには泣かされたけど(笑)。肝ソースはうにと同様、ちびちびとなめながらお酒を飲むのがよいでしょう・・・。
次のお酒は、山形の俵雪(たわらゆき)。これはちょっと変わったお酒で、かすかなチョコレートやヴァニラの香りがして、しっかりとしたこくがある。3杯目くらいに飲むのにはぴったりだと思う。
賀茂茄子の冷たい白味噌汁 みじん切りの三つ葉
きんと冷えた、あくまでもさらっとしたスープ。こういうの、作ってみたい!でも決してできないんだろうなあ・・・。
ふかひれのステーキ 小芋 ズッキーニ 青菜
すっぽんのスープで3日間炊いた肉厚のふかひれをフライパンで焼いて、すっぽんのスープのあんをかけたもの。コラーゲン×コラーゲンだ!ふかひれは、肉厚のものがよいのだそう。繊維が太く、しゃきしゃきの小気味よい食感。また、表面の焦げ目の香ばしいこと・・・。思わず至福の笑みを浮かべたその瞬間、大将がニヤリ、と・・・。
豊後水道で獲れた海の鰻のひつまぶし 5ミリ角の甘酢生姜 水茄子のお漬物
今日のごはんは白ごはん?と思ったら、ふっくらとした大きなうなぎの蒲焼が登場。それを大将が刻んでひつまぶしに・・・。もともとひつまぶしは大好きな鰻の食べ方・・・。なんておいしいんだろう。もちろんお代わり、断るはずもなし。
山梨の白桃 マンゴー マンゴーのシャーベット
今、マンゴーってとっても高いらしい。マンゴーのシャーベットを一口食べて、おおお~!と思わずうなる。強烈にマンゴーそのもの??隣でかもめさんが、「『素材より素材らしく』。杉野英実。」とか言っているのが笑える。いやまさに、素材より素材らしく、だ。
おいしいものを食べるのにはパワーがいる。でも五感をフルに働かせて味わえば、食べ物の神様からさらに大きなパワーがもらえるのだ。
食事を終えて、ありがとうを言ってお店を辞したのは9時半頃。今日は還幸祭。八坂神社に御神輿を見に行こう。
石段下に着くと、ちょうど中御座が帰って来たところ。石段下で迎えてから、境内へと入る。
舞殿前の中御座。この周りを何度も何度も御神輿は回り、差し上げられ、振られ・・・。すごい迫力と熱気で、担ぐ方々から湯気が出ている。最後の最後まで、よく体力が続くものだと、それも驚きである。わたしと同じく、祇園祭の御神輿を初めて見たというO殿は、まさに「ライブのよう」であると言っていた。
境内を出ると、石段下には東御座が帰って来ていた。しばらくこの、クシイナダヒメの御神輿を拝む。境内に入るのを見届けてから、四条通を西へ進むと、西御座に会った。
朝のニュースで、東京は浅草の三社祭の行事の一つを、来年から取りやめるというニュースを報じていた。神社が禁止しているにも関わらず、御神輿の乗る人が後を断たないからだそうで、そのような行為は、「心霊を汚す行為」であると、字幕が出ていたが、これは「神霊」の間違いではないだろうか。
閑話休題。
祭を見るのにもパワーがいる。でも五感を駆使して、見詰め、感じ、手を打ち、走れば、神霊からさらに大きなパワーがもらえるのだ。力をもって力を制す?いや違う。力をもって力を得るのだ。
そんな祭りが追体験できる好日さんのブログ→http://rakutyuurakugai.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_7626.html
*祇園 さ々木
京都市東山区八坂通大和大路東入ル
TEL 551-5000 日・祝休
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