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lundi 30 juillet 2007

足つけ

 仕事が終わって、三条通を東へ走り出したのは8時頃。東には大きな丸い月。土用の丑の日。暑さはピークの頃と思われるのに、空気は冷たくて、半袖では寒いくらいだ。

 帰りに、蚕ノ社に、足つけに行く。ふだんは怖いくらい静かな境内も、夜店が出てたくさんの人で賑わっている。たぶん下鴨神社の足つけなんかだと、そこそこ観光客もいるのだろうけれど、ここはほとんどジモティー・オンリー。吉祥院天満宮の天神祭と同じくらい。夜店が出るものだから、小中学生もたくさんいて、常連さんに声をかけられそうな雰囲気だ。わたしも5年の間に土着化が進行。Photo

 闇に浮かび上がる三柱鳥居。やっぱり奇妙な鳥居だなあ。5月に来たときは、元糺の池は干上がってまったく水がなかったのだけど・・・。今日はけっこう水があるようだ。本殿にお参りしてから池に来て、靴を脱いで足をつけると、水がとても冷たい。暑い日ならよかったのに・・・。今日の気温では少々冷えるかも。そのせいかあまり長時間つけている人はいないようだ。っていうか足湯じゃないから。

帰りに150円のアイスクリン(ヴァニラ味とメロン味)を食べてみる。正しきお祭り風味に満足する。と、目が釘付けになったのは、「かめすくい 1回500円」。金魚すくいと同じ、すぐ破れる紙の道具で、かめなどすくえるわけもなかろうに(笑)。でも小さなミドリガメがかわいくて、ほしくなる(すくえなくても1匹もらえるのだ)けど、かめを買う道具は何一つ持っていないのでかろうじてやめておく。

 足つけ初心者の得た教訓は、足つけにはゴムぞうりで行くことだ。

 もちろん夕食は鰻。午前中に鮒元でちゃんと調達しておいた。店先では朝から香ばしい匂いを周囲に拡散させて、鰻がどんどんどんどん焼き上がっていて、それが見る間に売れていく。鰻受難の日だ。

 ふんわりと柔らかくておいしいので、わたしはこのお店のがお気に入り。食べ方は、ひつまぶしで。他には、ししとうの中華風焼きびたし(みょうが入り)と、冬瓜の冷製あんかけ。冷やしておけるものも遅番の日に向いている料理。

 *鮒元川魚店

  京都市下京区松原通西洞院東入ル

  TEL 351-2772

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samedi 28 juillet 2007

盛夏のPF会

 Caosvf3x 夕方、シャワーを浴びて、浴衣を辻褄を合わせて(まさに)着て、PF会に出掛ける。お店は夏野菜のおいしそうな、ベ・レギューム・ア・ターブルだ。きれいな写真とワインについては、いつものようにPICARLEさんと、かもめさんのところでどうぞ。

 最初は、スペイン語が誰も読めなくて銘柄がわからなかったけれど、カヴァをグラスで一杯。「ま、いつものPF会です」(わたし)とか、「仕方ないPF会ですよね」(かもめさん)などと過去の失言をねたにちくちくと師匠をいじめてみるのも食事の前のアミューズか(笑)。でもわたくしはこの会を愛しておりますことよ?

 本物のアミューズは、ブルーチーズとじゃがいものキッシュ。四角く切ったものがお上品にスプーンに乗せられて。Photo_2

 わたしの選んだ前菜は、鹿児島牛の赤ワインマリネ 黒いちじくとルッコラのサラダ添え。師匠はアジのマリネ、かもめさんは真ダコのカルパッチョ。どのお皿も野菜がこんもりと盛られているので、一見どれも同じに見える。枝豆、トマト、グリーントマトなどなどたっぷりの夏野菜。しゃきしゃきしたとうもろこしの甘いこと!お肉は柔らかく、よくマリネされて味が染みておいしい。お肉の洋風ヅケといった趣。お味見させていただいたアジも真ダコもそれぞれに風味や香りが違っておいしい。暑いので、どうしても冷たい前菜を選ぶことになりますね。

 ワインは今日は持ち込みなしなので、お店のをいただく。チョイスはもちろん師匠におまかせ。白は、アルマン・ウルスト リースリング 2005。ラベルを見てちょっとびっくり。これ、2003を飲んでる・・。というのは、はがしたラベル(以前はまめにやっていた)が机の引き出しに入ってるのをたまたま昨日見たから。でもいつ、どこで飲んだのかは覚えていない。

 リースリングについて「オイリー」と呼ばれる表現がよくわかるような、リースリング。たぶんわたしでもブラインドで飲んで品種がわかると思う。先日飲んだシャルル・コーリーのものとはまったく違うような印象。

 ここのスープはほんとにいい。今日のスープは、とうもろこしの冷製スープ エスプレッソの香り。とうもろこしが甘~い!真ん中にキャヴィアの粒みたいに浮かぶのは、エスプレッソのジュレ。甘いスープとほろ苦いエスプレッソがよく合って、ちょっとクリームコーヒーのような風味になっている。Photo_3

 メインは、岩塩でマリネした茶美豚ロースと賀茂ナスのグリエ 甘い実山椒とキャビアドオーベルジーヌのソース。長い名前の料理・・・。ソースは、これたぶん「貧乏人のキャビア」と呼ばれるもので、要するに茄子のペースト。これもやっぱり、グリルした茄子のおいしさが際立つ。夏の食べ物って何でもおいしいなあ・・・。師匠は子羊を、かもめさんは丹波牛を。

 赤は、シャトー・フーガ マルドロール 2003。ボルドーだけど・・・。あまり重々しくなく、軽くなめらかで飲みやすい。暑くなったらあんまり手が伸びないボルドーだけれど、これなら暑いさなかでもおいしく飲める。Photo_4

 デザートは、黒イチジクのクレームブリュレ 紅茶のアイスクリーム。あっさりしたやわやわのアイスクリーム。ぱりんとカラメルを割れば、中はとろ~り濃厚なクリーム・・・。この滑らかさが命。師匠は、桃のコンポートとグラニテ。なかなかよいチョイス。軽いので負担なく召し上がれたのでは?

 食後はエスプレッソヴァニラのマカロン(ラム酒のクリーム)。これが絶品!お肌すべすべの見目麗しい形。マカロンの濃いヴァニラの香りに、バターの香りがすばらしいクリーム。これほどおいしいバタークリームにはあんまり出会わないな。我が国ではバタークリームは不当に迫害されている。

 バゲット バター。下鴨のコルヌ・ド・ガゼルのものを使っているそう。

 PF会なので、続きは新町六角にて。行ってみるとびっくり。カウンターには師匠のお友だちの美人が三人。一旦2階に通されて後で合流。好青年さんとクールビューティーもご来店。賑やかな週末。

 ワインは、ドメーヌ・ジャクソン リュリー ピュセル 2005テタンジェパトリス・リオン クロ プリウール 2004カレラ ライアン 2004ドメーヌ・ラモネ シャサーニュ・モンラッシェ プルミエクリュ クロ サンジャック。カレラ甘い・・・。

 明日もお休みだし、気持ちよく飲んだ。師匠、ワインをごちそうさまでした。楽しいひとときをありがとうございました(^^)。

 *B Legumes a table (ベー レギューム ア ターブル)

  京都市中京区四条油小路上ル3軒目559―7

  TEL 213―5563

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vendredi 27 juillet 2007

ラタトゥイユは南仏の幻

 青い空、ぎらぎらの太陽。今日もいい日になった。アルジェの夏がどんな夏かは知らないが、わたしは京都の夏をこよなく愛する。だから、こんな日にわたしが何をしたとて、それは太陽のせいなのだ。

  Photo_2 遅番なので、いつものように朝から料理。先日来食べたかったラタトゥイユを作る。手間はかからないけれど、こんな、煮込みに1時間もかかるような料理はお休みの日か、遅番の日でないとちょっと無理だな。

 煮込みながら、メールなどをチェックしていると、フランスに移り住んだ池澤夏樹のメルマガ「異国の客」が、配信されていた。タイトルは「ラングドックの語学学校、サルコジ、ソミエール その1」だって。南仏いいなあ・・・。行ったことないなあ・・・。行きたいなあ・・・。

 煮上がったラタトゥイユは、荒熱を取って冷蔵庫に入れて、夜ごはんにスタンバイさせる。

 玉ねぎ、ズッキーニ、赤ピーマン(パプリカと呼ばれているもの)、黄ピーマン(同じく)、トマト。ハーブは何を入れたかな?たしか、タイム、マジョラム、エストラゴン、ディルウィードだったか。ローズマリーを入れようと思ったのだけど、なかったので棚にあるものをテキトーに入れておいた。たくさんできたので、職場のH嬢とT女史に、ワインのお供におすそ分け。Photo_3

 帰りに進々堂で、レトロバゲットを買って帰宅。ルネ・ジョフロワ ブリュット ゼロといっしょに冷たいラタトゥイユを食べる。味付けは塩のみ、野菜の甘みと水分だけで、ここまでうまく味が出るとは・・・。これは我ながら上出来。ひとえに夏の野菜の力か。

 ゼロは、昨日開けたので今日が二日目。昨日はちょっとドライすぎないかなと思ったけれど、今日は果実味とこくが出て、昨日よりもずっといい感じになっていた。

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jeudi 26 juillet 2007

コルノロッソ

 Photo 二日連続夢見が悪い。一昨日は、両目がただれてケロイド状になってつぶれる夢。怖すぎ。昨日は咳が止まらない夢。苦しすぎ。身体関係の夢ってなんだか気持ちが悪い。何かあるのかなあ、と思っても、推し量る材料もなし。

 新しいパソコンになってから初めて使う、Windows Media Playerの使い勝手がもう一つわからない。ダウンロードもできないし、CDに書き込みすらもできないって、わたしはいったい何時代の人?棚からひっぱり出しては来たものの、もう一つしっくり来ない演奏のJe te veuxやPoudre d'orを聞きつつ、機械に翻弄される。

 先日たまたま通りかかって入ってみた新店を記録しておこう。仕事のある日のお昼の外食はしないし、最近はお休みの日も家で食べることが多いから、外でお昼を食べるのが何か新鮮に感じる。

 パスタが食べたくて、ソニドーロに行ったら閉まっていたのでそのまま姉小路を東へ行くと、コルノロッソというトラットリアを見つけた。いつの間にできたのだろう?ちょっと迷ったけれど、入ってみることにした。

 1600円のランチにする。安くはないなあ・・・。

 前菜  ほうぼうのカルパッチョ ムール貝のオーブン焼き 生ハム カポナータ

 パスタ 和牛のミートソースのスパゲティ

 パスタとピッツァ数種類の中から選べるようになっていた。

 自家製パン  オリーブオイル

 前菜もパスタもけっこうおいしかったので、気が向いて、プラス300円のドルチェを頼んでみた。

 カタラーナ

 う~ん。何で凍ってるんだろう?クレマ・カタラーナは凍ってない方がよくありませんか・・。

 アイスコーヒー

 ここはイタリア料理の店だけれど、ギネスが飲めるようだった。ギネス好きとしてはポイント高し。あと、自家製サングリアもあるようで、気がひかれた。また行ってみようかな。

 *コルノ ロッソ

  京都市中京区姉小路通両替町西入ル柿本町408-2

  TEL 221-5570 月休(祝日の場合は翌火休)

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mardi 24 juillet 2007

まつりとうまいもん

Photo

 「うまいもん」と言えば、祇園のさ々木。残念ながら急遽行けなくなったマダム某のピンチヒッターをかもめさんにお願いし、某O殿と3人で、無事盛夏のさ々木にて、うまいもんを堪能する。

 最初のお酒は、「びっくりぎょうてん」。銘柄を覚えていなかったが、前にいただいておいしかった、白く濁った微発泡の、青いびんの・・・、と言うと、こんな名前のお酒だった。変わった名前だ。

 写真は最初のお料理。蓮の葉に氷が涼しげ。法金剛院の蓮はもう咲いただろうか。でも蓮の葉を見ると、お盆の盛り物を考えるのは習い性(^^;。

 剣先いか・車海老・ほたて貝柱と枝豆のゼリーがけ 

  枝豆の黄緑と穂紫蘇の色、きらきらしたおだしのゼリーの輝きが目に涼しい。舌にひんやり、鼻腔には穂紫蘇の香り。

 ぐじ・白ずいき・冬瓜のお椀  くり貫いたすだち(?)の皮

 季節はずれではあるけれど、とてもよいぐじがあったので・・・という、ぐじはいい塩梅にまろやかに塩が馴染んでいる。くせのある香りの冬瓜がおいしい。やっぱり夏は瓜でしょ(^^)。

 お椀は黒地に細い細い金の線で描かれた花火の模様。ほの暗い明かりの下で見れば、ぼ~っと浮き上がる金の光が、さぞかし美しいだろうと思う。何でもこのお椀、3客で、クラウン1台買えるくらいの値段なのだとか。

 お造り  鳥貝(しょうが醤油)、韓国産の鱧(ちり酢)、蛸(すだち塩)、大とろの握り

 美しい所作で、大将がやっておられた鱧の骨切り。包丁目がすごく細かくて、ふっくら、ふんわりとした白い鱧は、ごつごつしたところがまったくない。すごい技術だなあと思う。今シーズン食べた鱧の中で、一番おいしいと思った。ちなみに今は韓国産が一番のブランドなのだとか。こりこりした蛸も、自分ではけで醤油を塗る、とろける大トロももちろん美味。

 づけまぐろの握り

 これもまた楽しみ。味がほんとにうまい具合に染みるものだ。

 次のお酒は、富山の「立山」。香り涼やかな青竹の器にて。何度か飲んでいるけれど、おいしいお酒だと思う。

 積丹のうに

 割ったまんまを少しの海水と共に。新鮮なこのうには、本当においしい。日本酒とよく合うこと!

 長崎の鮑 肝ソース わさび

 焼き物は大きな鮑。歯ごたえ、香り、肝のこく。わさびには泣かされたけど(笑)。肝ソースはうにと同様、ちびちびとなめながらお酒を飲むのがよいでしょう・・・。

 次のお酒は、山形の俵雪(たわらゆき)。これはちょっと変わったお酒で、かすかなチョコレートやヴァニラの香りがして、しっかりとしたこくがある。3杯目くらいに飲むのにはぴったりだと思う。

 賀茂茄子の冷たい白味噌汁 みじん切りの三つ葉

 きんと冷えた、あくまでもさらっとしたスープ。こういうの、作ってみたい!でも決してできないんだろうなあ・・・。

 ふかひれのステーキ 小芋 ズッキーニ 青菜

 すっぽんのスープで3日間炊いた肉厚のふかひれをフライパンで焼いて、すっぽんのスープのあんをかけたもの。コラーゲン×コラーゲンだ!ふかひれは、肉厚のものがよいのだそう。繊維が太く、しゃきしゃきの小気味よい食感。また、表面の焦げ目の香ばしいこと・・・。思わず至福の笑みを浮かべたその瞬間、大将がニヤリ、と・・・。

 豊後水道で獲れた海の鰻のひつまぶし 5ミリ角の甘酢生姜  水茄子のお漬物

 今日のごはんは白ごはん?と思ったら、ふっくらとした大きなうなぎの蒲焼が登場。それを大将が刻んでひつまぶしに・・・。もともとひつまぶしは大好きな鰻の食べ方・・・。なんておいしいんだろう。もちろんお代わり、断るはずもなし。

 山梨の白桃 マンゴー マンゴーのシャーベット

 今、マンゴーってとっても高いらしい。マンゴーのシャーベットを一口食べて、おおお~!と思わずうなる。強烈にマンゴーそのもの??隣でかもめさんが、「『素材より素材らしく』。杉野英実。」とか言っているのが笑える。いやまさに、素材より素材らしく、だ。

 おいしいものを食べるのにはパワーがいる。でも五感をフルに働かせて味わえば、食べ物の神様からさらに大きなパワーがもらえるのだ。

 食事を終えて、ありがとうを言ってお店を辞したのは9時半頃。今日は還幸祭。八坂神社に御神輿を見に行こう。

 石段下に着くと、ちょうど中御座が帰って来たところ。石段下で迎えてから、境内へと入る。Photo_2

 舞殿前の中御座。この周りを何度も何度も御神輿は回り、差し上げられ、振られ・・・。すごい迫力と熱気で、担ぐ方々から湯気が出ている。最後の最後まで、よく体力が続くものだと、それも驚きである。わたしと同じく、祇園祭の御神輿を初めて見たというO殿は、まさに「ライブのよう」であると言っていた。

 境内を出ると、石段下には東御座が帰って来ていた。しばらくこの、クシイナダヒメの御神輿を拝む。境内に入るのを見届けてから、四条通を西へ進むと、西御座に会った。

 朝のニュースで、東京は浅草の三社祭の行事の一つを、来年から取りやめるというニュースを報じていた。神社が禁止しているにも関わらず、御神輿の乗る人が後を断たないからだそうで、そのような行為は、「心霊を汚す行為」であると、字幕が出ていたが、これは「神霊」の間違いではないだろうか。

 閑話休題。

 祭を見るのにもパワーがいる。でも五感を駆使して、見詰め、感じ、手を打ち、走れば、神霊からさらに大きなパワーがもらえるのだ。力をもって力を制す?いや違う。力をもって力を得るのだ。

そんな祭りが追体験できる好日さんのブログ→http://rakutyuurakugai.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_7626.html

 *祇園 さ々木

  京都市東山区八坂通大和大路東入ル

  TEL 551-5000 日・祝休

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lundi 23 juillet 2007

実篤の器

 心身共に、少々の不調。職場の寒さのせいと、諸々の考え事のせい。下手の考え休むに似たり。でもそうも割り切れず、もしやプチうつ?

 今日は遅番だったので、いつものように朝、夕食の用意をする。かぼちゃのポタージュを作ろうと、硬いかぼちゃの皮をむいていたところ勢い余って歯がすべり、左手ぎりぎりのところで寸止め。あわや流血大惨事になるところだった。続いてミキサーを洗っていたら手がすべって床が水浸しになった。やれやれ・・・。こんなときは集中力も落ちるようだ。

 9時半に噛み合わせの点検とおそうじに、近所の歯医者へ行く。診察室にショパンが流れているのはいいが、別れのワルツやワルツ34-2といったダウナー系ばっかりだ。陰鬱なメロディーを聞いていると鬱な気分が増大。ただでさえいやな歯医者では、ぜひとも明るいワルツをお願いします。

 そんなこんなで、出勤する頃には仕事も始まっていないのに既にふらふらだ。しかしともあれ忌まわしい夏休み第一週目の6連勤は終わった。慣れない体に連日の2000冊越えはきつかったなあ。明日はお休み。お楽しみもあるし、気も晴れるだろう。

 引越し以来、初めて弟から電話。昨日わたしが仕事に行ってる間に夫婦で家に来たらしい。冷蔵庫のシロップケーキを持って帰ったと父から聞いていたが、そのケーキがいったい何味だったのか?というだけの電話で、なんだかよくわからない。20秒で電話切る。クールなきょうだい。

 「あの二人はほんまに仲がいい」と父が言う。仲よき事は美しき哉・・・。Photo_176 そう言えば・・・。

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 いづれの御時にか、こんな器(たしか色紙もあったような気も)が大変に流行したらしい。裏には「実篤謹製」の印がある。この食器の出所はどこに?今も生産されているのか?

 この器、5個セットで一つも欠けることなく、今も現役。これで冷奴なんてフツーに食べてる我が家は、いったい何時代の家なのか?

 いやいや、これくらいで驚いてはいけない。うちでは祖母が嫁にくるときに持ってきた75年前の鉢がまったく欠けもせず今も現役なのだ。これはかぼちゃのたいたんを入れると大層かわいいので愛用している。

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dimanche 22 juillet 2007

シロップケーキ

 夏休みが始まったとは思えぬ、ぱっとしない空。でも職場の忙しさだけは夏休みである。ゆうべ、夕食後にお菓子を焼いた。疲れているとよけいに作りたくなるのはなんでだ?Photo_174

 このあいだ買ったシリコン型で、変わり映えのしないものばっかり作っているけれど、今回はグレープフルーツのシロップケーキとその姉妹、オレンジのシロップケーキ。果汁のシロップをたっぷり含ませてよく冷やしたケーキを朝ごはんに食べれば、目覚めさわやかかも?・・と思うとどうしても作りたくなって。

 ルセットは、有名な、たかこ@caramel milk teaさんのもの。泡立てた全卵に溶かしバターを入れて作る、アーモンド粉入りの軽いバターケーキ。

 ハンドミキサーを出すのがめんどうだったので、自力で泡立てることにする。体力ないけど全卵4個くらい、まだまだ何とかなるだろう。湯煎にかけつつひたすら泡立て。湯煎のことをフランス語でbain-marie(バンマリー)と言う。「マリーのお風呂」だ。なぜにマリー?変なの。

 マリーのお風呂、めんどう!と、省略してはいけないのである。砂糖を溶かし、卵を泡立ちやすくして、なおかつ卵の生臭みを抜くという効能があるのだ。人間もシャワーばかりでなくちゃんと湯船につからないといけないのである。

 焼き上がったら熱いうちにシロップを含ませて、冷蔵庫へ。

 ゆうべ1個味見して、もうちょっとシロップが多いほうがいいなと思って、コアントローと果汁をさらにたっぷり含ませておいたので、食べるとじゅわ~んと、ひんやりしたシロップが広がる。まずまずの出来。欲を言えば、もう少し香り、かな。

 今日もがんばりましょう。

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jeudi 19 juillet 2007

週始めの宴

 「モンラッシェが飲みた~い!」のお言葉に誘われ、遅番の後にTさんと二人でワインバーへ・・・。ちょこっと飲む?いえいえ、しっかり食べますよ~。

 まずはシャルル・コーリー アルザス ゲヴュルツトラミネール 1993。これでシャルル・コーリーの白、全種類飲んだかも・・・。際立つライチの香り。でも甘すぎずにおいしい。ゲヴュルツトラミネールは香りがよいので、最初の一杯にとてもよいかも。

 今日のキッシュは、仔牛とトマト、グリーンアスパラのキッシュ。グリーンアスパラのしゃきっとした香りと、仔牛の丸い香りがよい。次は、シャサーニュモンラッシェに合わせて出していただいた、今日入ったというムール貝の白ワイン煮。たっぷりのスープには貝の旨みがぎゅっと出ていて美味。パンにたっぷり浸して食べる。貝の身ももちろんふんわりとして旨みたっぷり。ベルギー思い出す。

 Tさんと歌舞伎の話などをしつつ、ラモネ シャサーニュ・モンラッシェ 2004。最初はさわやか系(?)でも時間が経つに従ってバターっぽい香りが出てくるのがやっぱりモンラッシェかな。

 わたしが歌舞伎をよく見ていたのは15歳から30ちょっと過ぎまでの間なので、今ではずいぶんと役者の世代交代が進んで、若い役者とか、あまりわからない。でも目の肥えたTさんの話を聞くと、見に行きたい気がむくむくと・・・。なんせわたしのお気に入りの役者は、先代の仁左衛門だったので、いったいわたしは何時代の人!?という感じなのだ(笑)。

 今日のお店はとても忙しそう。コックコートで一段とシェフらしいFさん、がんばる。

 次もワインに合わせて、鱧のソースアメリケーヌ。淡白な鱧に甲殻類(オマール)のこくのある贅沢なソースがおいしい。Photo_171

 羊のロースト 赤ワインソース 茄子、トマト、甘長。これに合わせてTさんはジンファンデルを飲んでる。ちょっとお味見。う~ん、ちょっと濃くて甘いかな。程よいピンクの仔羊。脂もとろける。

 夏休みが始まる。今週末、いきなり第一のピークが予想される。わたしたちの一週間は始まったばかり。明日からまたがんばろう・・・。

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補足

 昨年の稲荷祭でわたしは、行く先々で、熱心にメモを取る学生さんらしき若い女性に出会った。御神輿に付いて移動しているようだ。論文やレポートのためのフィールドワークなのだろう。たぶん、祇園祭の御神輿についても同様のことをなさっている方もおられるのではないか。

 先日、拙ブログ、「神幸祭」の記事で、好日さんのブログは十分にレファレンスツールとして活用できる(言い換えれば、サイトの信憑性が高い)と書いた。自分のための覚書として、また、祇園祭の御神輿について調べようとされている誰かのために、若干の職業的使命感(老婆心?)を持って、もうひとつリンクを貼っておこうと思う。

 今年の記事と合わせて読むと、さらに詳しい、生きた情報が得られる、

 2006年7月(祇園祭の一ヶ月間)の好日さんのブログの記事。

   http://rakutyuurakugai.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/index.html

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mardi 17 juillet 2007

神幸祭

 思えば昨年の7月24日、仕事の帰りに四条大宮で、東御座と記された御神輿にたまたま出会ったのが始まりだった。そのことをブログに書いたところ、好日さんのご教示を得て、それがご縁で生まれて初めて今日、祇園祭の神幸祭を見ることができたのだった。

 PICARLEさんと同じく、好日さんはわたしが勝手に(笑)弟子入りしている美術の師匠。ちょっとそのことに興味のある人なら誰でも知っているようなことをおこがましくも語っているようなわたしのブログとは違って、好日さんのブログはすごい。美術や寺社関係だけではなく、中御座の御神輿に携わっておられるということで、特に祇園祭関連の記事はとても詳しくて、十分にレファレンスツールになるくらいに充実している。Photo_166

 そんな好日さんより、貴重な品をお分けいただいた。

 中御座のお札、ちまき、神稲。神稲は、病気のときに煎じて飲むと下熱に大変効果があるそう。お札はすぐに神棚へ。

 

Photo_167 Photo_168みこし弁当」。もともと御神輿の担ぎ手さんたちのためのお弁当らしいが、厄除けになるということで、一般の氏子さんの希望が多いため、2000個ほど作られ、配られるとのこと。詳しくはこちらで。また、この記事で、ほとんど部外者が見ることのできない、古い町会所の中が見られるのは貴重。

氏子でもないのにご好意に甘えていただいたこのお弁当は非常にレア。シンプルなお弁当ながらおいしくて、ふだんご飯はお茶碗に半分くらいしか食べないわたしが、ぺろっとひと包み平らげた。父からは「お前、いつもの3倍は食べてるぞ」の声(笑)。しっかり厄除けができるというもの・・・。

 早めの夕食をみこし弁当でがっつりと済ませ、6時からの「三社揃い踏み」に出掛けた。祇園の石段下は黒山の人だかり。ローソンの前辺りで見るも、前には行けず。しばらく待っていると、南の方から御神輿が続けて石段下に入ってくる。

 スサノヲノミコトの中御座、クシイナダヒメの東御座、ヤハシラミコガミの西御座。御神輿は伏見稲荷の五基の御神輿よりは小さいが、金を基調にしてそれぞれ意匠を凝らした美しいものだ。重さ2トンはあると聞くが、これを全行程、人が担ぐのだからすごいと思う。

 ホイットホイットの掛け声も勇ましく、御神輿を振り、高々と天に差し上げる。その熱気と気迫がびんびんと遠くから見るわたしにも伝わってくる。三基の担ぎ手さんには、もしかするとライバル心みたいなのもあるのかもしれない。それぞれが力を誇示するように、力強い。三基ともしっかりと拝ませていただいた。

 その後、出発した御神輿を追って少し移動。走るのが大嫌いなくせに驚くべきことに走って中御座に追い付いて、縄手を上がったところの休憩地点まで行く。Photo_169

 休憩中の中御座を間近でじっくりと拝見する。細部まで非常に凝った装飾がなされている。いつ頃作られたものなのだろう。

 これから各御神輿は、それぞれの氏子地域を回る長いロードに出るのだ。

 さてわたしは7時からの用事(もう既に遅刻やん^^;)を済ませるために一旦、祭を離れる。

 用事が終わったのは10時前。帰りのバスに乗るも、せっかくなのでと祇園で途中下車。四条寺町の御旅所へ9時過ぎ頃から順に御神輿が入るのだ。途中、西御座が木屋町を南下して行くのに出会い、御旅所に着くと、ちょうど東御座が前で勇壮なパフォーマンスを繰り広げていた。ホイットホイットの掛け声、しゃんしゃん鳴るかね、人々の手拍子や拍手。御神輿は何度も何度も回り、差し上げられ、降ろされ、また担がれ・・・。

 めくるめく様子に陶然とする。このお祭りを見たのは、本当に生まれて初めてのこと。祇園祭のもう一つの顔を見たような気がする。今日の今日まで知らなかったよ・・・。

 中御座はもう、御旅所に納まっている。見られなくて残念だったけれど、負けず劣らずすばらしいパフォーマンスだっただろう。

 祭りの興奮も冷め遣らぬまま、11時ごろに帰宅。最後の西御座が御旅所に納まるのはいったい何時頃になるのだろうか。今まではそう近しい神さまではなかったスサノヲノミコトが、ぐっと近しくなったように感じる。

 よい一日だった。まさに好日。好日さん、本当にありがとうございました。

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山鉾巡行

 巡行の日にうまく公休が当たったので、3年ぶりくらいに巡行を見に行く。平日とはいえ、四条通はけっこうな人出。辻回しをする四条河原町の交差点は黒山の人だかりだ。

 もう一つはっきりしない天候のため、貴重な懸装品が濡れないようにビニールシートをかぶせている山や鉾もある。しかし、どの山鉾も、贅を尽くし、意匠を凝らして美しい。巡行は晴れ舞台。いつもあまり見に行かない(特に理由もないのだが)山も巡行では一同に見られるから、ああ、ここの見送りや、あそこのタペストリーも美しいのだなあ、と新鮮に感じたりする。

 四条河原町(河原町御池などでも)の辻は、小さな山は担いで回る。けれども大きな鉾はさすがに担げないから、「辻回し」をする。

 鉾についている車輪は、自動車のタイヤのようには可動しないから、車輪の下に薄く割った竹を何本も敷く、その上に水を打ってすべりをよくしてから、その上で方向転換をする。上にも屋根にも人は乗ったまま、引き手が紐を引いて斜め方向から引き、だいたい3回くらいで90度に方向転換し、辻を回って行く。

 鉾は、四条河原町の少し手前で止まって、お囃子を演奏しながら、辻回しの準備が整うのを待つ。高まる緊張感・・・。やがて竹が並べられ、水がまかれ、準備が整うと、「えんやらやー」の掛け声も高らかに、鉾は辻に入っていく。この掛け声の晴れやかなこと。思わず笑顔になる。

 鉾が竹の上に乗って、タイミングを計る。緊張。掛け声と共に鉾が斜めに動く。観客のどよめきと拍手。お囃子の調子も早くなる。

 たくさんの人に引かれて大通りを行く山鉾のなんと晴れやかことか。「えんやらやー」の掛け声は、夏の日の空のようだ。わたしも笑顔に、少し涙さえ浮かぶ。やっぱり巡行も、せめて何年かに一度は見ないとだめだ。これには何らかの浄化のうまいシステムがあるような気さえするな。Photo_164

 巡行する船鉾。さきのまつりの最後を飾る23番目。船首のゲキが勇ましい。思わず、「帰って来い・・」と思う、出船の船鉾だ。昨日も書いたことだけれど、最後の最後を飾る、凱旋の船のないことを残念に思う。物語が閉じない。

 以前、新町通の町内に帰って来た船鉾を間近で見たことがあった。そのときに「帰ってきたんだ~」といった、安堵感のようなものを感じたのをよく覚えている。船の帰還というものにはきっと何か特別な思いが湧くものなのだろう。Photo_165

 お昼ごはんに、井傳鱧寿司。鱧祭りだから(笑)。柔らかくて香ばしく、何かと塩梅のよいお味。

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lundi 16 juillet 2007

二つの船鉾

 職場に、両親に連れられたかわいい浴衣姿の女の子がやってきた。これから祇園祭に連れて行ってもらうのだろうか。小さな帯と肩上げがかわいらしい。子どもの頃、祖母が縫ってくれたじんべさんや浴衣を着せてもらって、宵山に連れて行ってもらったことを思い出す。その頃から今まで、宵山や宵々山に行かなかった年の方が少ないな。一緒に行く人はその時々で変わっても、いつでも楽しかった。非日常のわくわくした気分と、夏の始まりの高揚感・・・。

 退勤時間には雨も止んだので、今日は仕事帰りの散歩がてら宵山に出掛ける。昨日と同じく、明るい間、人の少ない間に。まずは四条堀川の亀屋良長で、白玉かき氷(抹茶ミルク)でスタート。底に柔らかい白玉が5個も入っていて、それがおいしいのだ。さすが和菓子屋さんだけのことはある。米粉のよい香り。

 今日は四条以南を行く。新町通を南下。この通りには船鉾と岩戸山がある。

 でもちょっと注意してみると、船鉾より先に、「大船鉾」が見つけられるはずだ。しかし残念ながらこの鉾は今は休み山になっており、装飾品などが飾られているのと、お囃子が復活しているのみで、鉾は建っていない。

 その昔、船鉾は二基あった。

 一つは現存する船鉾。神功皇后の新羅遠征の説話を題材に作られた鉾だ。こちらの船は「出船」で、行きの船。17日の、先祭(さきのまつり)の巡行の最後を飾った。今もこの鉾が、「くじ取らず」で、23番目に固定されているのもこのためである。ちなみに、この遠征のとき、神功皇后は妊娠中で、帰ってきてから無事出産したとのことで、ご利益は、もう一つの神功皇后をご神体とする占出山と共に、「安産」ということらしい。

 もう一つが大船鉾だ。こちらは帰りの船で、「凱旋船鉾」と呼ばれ、24日の後祭(あとのまつり)の巡行の最後を飾っていた。しかし、元治元年(1864)七月十九日の戦火で、ご神体や装飾品は助かったものの、船型の木組みなどを焼失してしまった。以来、休み山となっている。

 資金や人の面で、完全復興は難しいのかもしれない。でも願わくば復興してほしいと思う。帰って来る凱旋の船が欠けているのはどことなく不吉な気がする。出て行った船は、必ず帰って来なければならないのだ。帰って来なくていいのは、渡海船とかだけやん?二基揃って初めて完結する物語の結末が欠けているような不安な感じもする。

 もう少し下がって、木乃婦の前には、岩戸山。お囃子が聞こえるが、確かにこのお囃子は耳慣れないかも。どれがどこの、とはとても聞き分けられないけれど。

 高辻を東へ、保昌山へ向かう。この山は縁結びのご利益で有名で、お守りもかわいいのが出ている。乙女はこちらへ(笑)。

 不思議なことにこの山は、山鉾分布の最南端・最東端にぽつんと離れてある。これが長年不思議だったのであるが、近年、応仁の乱以前の山鉾の一覧を見て、思い当たった。おそらくは中心部の山鉾密集地と、保昌山のある場所の間の、今は空白となっている地帯にも、もともとはいくつもの山鉾があったのだろう。

 ここでゴール。油小路には今年も行けなかった。この辺りまで行けば、鉾町ながらも、喧騒は遠のき、ぐっと静かになってくる。

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dimanche 15 juillet 2007

法事と祇園祭

 大叔父の一周忌の法要に出席する。昨年の今日の明け方、大叔父は亡くなった。父もわたしも病院に詰め、最期を看取った。もう一周忌なのだ。早いものである。明け方の夢の中、弟(らしき人物)が、「おっちゃん、来たはるで」とわたしに告げた。その人物はその後すぐに、「さあ、わしも帰ろう」と言ったので、たぶん弟に似たほかの人物(おそらくは故人)なのだろう。「おっちゃん来たはるんやったら早く行かな」と思って起き出した。

 11時より法要。大叔父の犬の散歩友だちであったという、浄土宗のお寺の住職は、いつも法要の際に皆にテキストを配る。そしてお経を読み進めるたびに、学校の授業のように、「○ページの開経偈」とかなんとか言うのだ。

 今日の経は、仏説阿弥陀経。指示されたページを開いてスタンバイ。「如~是~我~聞・・」と始まったはよいが、その後は、♩=200くらいの高速仏説阿弥陀経。木魚がビートを熱く刻むぜ!という状態だったので、テキストの文字を必死で追うも、すぐに文字を見失う。 Photo_156

 会食は、筍亭にて。

 正面に、宴会や会食が大好きだった大叔父の陰膳が据えられている。亡き人を偲ぶ気持ちが伝わってきていいものだ。大叔父のところにも頃合を見計らって挨拶に行く。

 久々に会う6歳年上のいとことおしゃべり。

Photo_157

 前菜  あまご、海老、筍の奈良漬け(?)、鱧寿司、枝豆しんじょう、山桃、星型のゼリー

 筍の赤味噌煮と白味噌煮

 お造り 鯛、鱧、鮪  鱧がふんわり柔らかくて美味

 竹なべ湯豆腐 ねぎ おぼろこんぶ

 炊き合わせ 大徳寺麩、冬瓜、海老など

 鮎の塩焼き たで酢  筍のきんぴら  はじかみ生姜

 ぐじと蓮芋のあんかけ おろししょうが

 白身魚のパン粉揚げ 筍(?) ししとう 茄子  塩で

 平目(?)のこぶじめ 野菜巻き

 鱧とじゅんさいのお吸い物

 白飯 香の物(筍山椒煮・柴漬け・塩昆布)

 メロン すいか

 ルイボス茶

 食前に玄米煎餅と煎茶、なぜか食後に誰かが頼んだコーヒー、など。

 夕方帰宅。宵々山に浴衣で行けなかったからと言って、しくしく泣いていても仕方がないので、明るい内に見たい山を見に行くことにする。山鉾を見るなら、人が少なく、明るい昼間に。今年は「人が少ない」は難しそうだが。Photo_158

 見たい山、とは今年は蟷螂山。先月、明治以来流出して行方不明になっていた、隅金具(山の御所車の四隅に取り付ける金具)が見つかったのだ。故、今年が山復活後、初公開。

 「蟷螂山西洋紋章図角金具」と札には書かれている。金具といっしょに展示されている木箱のふたの裏には、「文政十二年己丑六月新調 蟷螂山町」との記述。Photo_159

 蟷螂山はなかなか楽しい山。巡行のときに動くかまきりはもちろん、かまきりが番号を書いた玉を持ってきてくれる、こんなからくりおみくじも・・・。

 そろそろ祇園囃子も聞こえ出した。よく聞けば鉾によって曲が違うが、わたしにはどれがどこの曲なのかはわからない。

 いつものように、長刀鉾でちまきを受け、鯉山に行くもなんと早くも大行列ができていたのであきらめる。「鯉山の お守りさんは これより出ます・・・」といった子どもの歌も、山によって少しづつ違うよう。鯉山の知り合いにメールしてみるも返信なし。

 後は南観音山・・と思って六角通りを西へ。つい魔が差してというわけではなく、なんとなくバーへ行って冷たい白ワインが飲みたくなり、だめ元でちょっと寄ってみる。席はまだ空いていて、案内された席の隣にはなんとA子さんとお友だちのMさんが。お元気そうで何より。

 シャルル・コーリーのリースリングを一杯だけ。アミューズは白いんげんと豚ミンチの煮込み。通りの混雑がひどくならない内に、と名残り惜しくも早々に失礼する。

 南観音山。あ~、ここも大行列だ。通りも既に大混雑が始まっている。今年はだめだなあ。土・日・祝なんて最悪だ。いつも行くところすら行けやしない・・・。

 *筍亭 

  京都市西京区樫原鴨谷50番地

  TEL  391-7191

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samedi 14 juillet 2007

いざ酔ひ日記

 強い雨が降っている。祇園祭のこの時期に、台風が来るなんて珍しいことだ。帰りの電車で、浴衣の女の子を何人も見たけれど、出かける方々は大変だろう。台風に備えて、山鉾はちょうちんや大切な飾りを外しているらしい。明日の宵々山には天候は回復するだろうか。

 朝、出勤前に歯医者に行く。幸い虫歯になっているというわけでもなく、取れたかぶせを付け直してもらうだけで済んだのでよかった。歯のトラブルはやっかいなものだ。予約なしの飛び込みだったので、長く待たされ、職場に行くのが遅くなってしまって申し訳なかった。今日は朝からひどい雨で、そんなに忙しくもないだろうと思っていたら、そうでもなく、大人も子供も多く、晴れの日とそう変わらない賑わい。

 今日はバイトのMちゃんが出勤していて、受けだの攻めだの、なんのこっちゃな話で盛り上がる。

 「後○羽院が攻め、藤原○家が受け」  「あ、新しい~!」  「石川○木は受けで、金○一京助が攻めやんな~?」  「マ、マニアック~。戦国武将とかはもう出尽くしてるから、文豪とかまで行っちゃうんですよね~」  「この組み合わせで中一のとき思い切り楽しませてもらったけど、その頃はまだ受けだの攻めだのの用語はなかったような気がするけどなあ・・・」  「黎明期だったんですね?」 「ちが~う!なんで黎明期やねん。」

 さあ、どうなの?往年の名作、『私説○国誌』も復刊を遂げたし、古典回帰かしらね。

 夕方、Tさんと一緒にワイングロッサリーでお買い物。夜は二日目のピノ・ブランを飲む。Photo_155

 ピノ・ブランに合わせて選んでもらったチーズ、アルスア・ウジョア。スペインはガリシア地方のチーズだそう。表面はもっちり、中の白い部分はとてもなめらかでクリーミー。味わいもやさしくて、ピノ・ブランのフルーティーな感じにぴったりだった。迷ったら、やはりプロに相談だ。

 昨日はグラス3杯、今日はグラス2杯で酔ってふらふらに・・・。今日など、師匠のなさるように瞑想だ。調子が悪いらしい。わたしの場合、酔うか酔わないかは事前の体調にはまったく関係がなく、飲み始めてみないとわからないというギャンブラーな体質で、困ったものだ。

 明日は嵐の中、法事に出席。

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vendredi 13 juillet 2007

ガラスのコルク

 帰宅後、あわてて料理をしながら片付け物をしていると、勢い余って引っ掛けた右手の中指の爪が、生爪をはぐ勢いでかなり深いところからべりっと折れた。

 わ~~!!やはりわたしには小学生のような長さの爪が似合っているのだ。夕食にパンを食べていると、そのグルテンの引きによって、左奥歯のかぶせが取れた。歯科医が言うには「外れている内はまだ平和」なのだそうだが、またくっつけてもらいに歯医者に行かなくてはならなくなった。なんてことだ、なんて日だ・・・。

 はっ!!今日は13日の金曜日・・。おかしいなあ。神はいないはずなのに。

Photo_154 Photo_151  シャルル・コーリー ピノ・ブラン 2004

 「ガラスのコルク」に引かれて買ったアルザスのワイン。これもジャケ買いの一種(笑)?

 P師は、「別になくてもいいぶどう品種」にピノ・ブランを挙げておられたかも。でもわたしはこのピノ・ブランやピノ・オーセロワが好き。だからなくなっては困る(笑)。アルザスのぶどうはおいしいのだ。

 白い花や柑橘類が香る、そのまま飲んでもおいしいワイン。今日はTさんが本で読んだという方法、抜栓してから最初のほんの少しを捨て(嘘。もったいないので飲んだ)、冷蔵庫で30分置く、という方法をやってみたけど、おいしさの差は比較対象がないのでよくわからず。Photo_153

 鶏肉のマスタードクリームソース。乳脂肪35%のライトクリームで作ったので仕上がりは若干軽め。塩茹でしたブロッコリーにソースをつけて食べてもなかなかおいしく食べられる。他にはリヨネーズポテトなど。

 明日は歯医者に寄ってから出勤。憂鬱だなあ・・・。

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jeudi 12 juillet 2007

いにしへのこひのうた

 Photo_149 フロアに出ると、中学生くらいの女の子から百人一首の本の場所を尋ねられたので、こんな季節に珍しい(今でもやはりかるたはお正月のようで)なと思って、案内しつつ、好きな歌は?と訊いてみた。すると彼女は「つくばねの・・」と言ったのでますますへぇ、と思った。好きな理由は「なんとなく」ということだったけど。

 わたしが通っていた中学校では、毎年冬休み明けに全校行事として百人一首大会があり、また、好きでもあったからたくさん歌を覚えた。百人一首の中にはたくさん恋の歌があるけれど、その当時のわたしにとっては、恋の歌のほとんどはまだ理解の範疇外だったので、同じくらいの年の彼女が「つくばねの・・」を選んだことが意外な気がしたのだった。今でこそわたしも、「つくばねの・・」はとても好きな歌なのだけれど。

 「つくばねの・・」と同じく、川をモチーフにした恋の歌がもう一つある。同じように川をモチーフにしながら、恋の「時」が違う。二つ並べて見ると、恋の時系列?

 みかのはら わきてながるる いづみがは いつみ きとてか こひしかるらむ

 「瓶の原 湧きて(分きて)流るる泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」。

 舞台は京都の南。瓶の原は、京都と奈良の境の相楽郡加茂町、泉川は木津川。「わきて」には、泉が「湧く」と、川が瓶の原を「分けて」流れる、の二つの意味。「泉」と「いつ見」。「見る」というのはただ単にあの人の顔を見たことがあるとか、ただ会ったことがある、というわけではもちろんなく。 

 泉が湧いて川となり、いずれは瓶の原を分けて流れる大きな川となるように高まる気持ち。いつ逢ったからと言って、こんなにもあなたが恋しいのだろう?まだ逢ってもいないのに・・・。

 修辞は多い。でも、恋の始まりの、徐々に高まっていく気持ちを受け入れつつも、どこかでそういう自分の心の動きをいぶかしんで、不思議なもののように思っている、そんな初々しい気分がよく伝わってきて、切ない気持ちになってしまう歌。恋の始まりには必ず思い出す歌。

 そんな気持ちが高じていくとどうなるか。つくばねの歌になる。

 つくばの よりおつる なのがわ こひぞつもりて ふちとなりぬる

 「筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」

 「み」と「ね」の押韻が耳に心地よい。舞台は筑波山で、この山は男体山と女体山から成っている。男女川はこの山から流れ出る、桜川。

 筑波山の峰から流れ落ちる男女川のように、水が最初はわずかでも、やがては積もって深い淵となるように、わたしのあなたへの恋心も知らず知らずの内に積もり積もって、深い淵のようになってしまった・・・。

 この歌には、自分の心の深淵を覗き込むような恐ろしさをいつも感じる。深くよどんだ水に誘われ、水底に沈むか、あるいはついにその水が臨界を超えて溢れ出し、すべてをのみこんでしまうのか・・・。いずれにしても、すべてのベクトルが破滅の方へ向かっているような、どこかおどろおどろしい感じ。淵、という場所の持つちょっとした不気味さがそういった想像を喚起させるのだろうか。

 この歌の作者は、陽成院。第57代の天皇で、10歳で即位。しかし精神を病み、17歳で譲位させられる。今日、これを書くに当たって調べて初めてわかったことだが、作者がある種の狂気に悩まされていたということも少しは関係があるのかもしれない。

 この歌にも、知らず知らずの内にこんなにも思いを募らせてしまった自分への驚きと、何でこんなことになってしまったんだろう?、というとまどい、そしてこれまたある種の感慨がある。そんな自分の心に気づいてしまったときから、格段に恋が辛くなるのだ。淵となった思いの行き場はどこに?

 愛し愛され、比翼の鳥、連理の枝。半ば隠居のようなこの身にもこれから先、そんな僥倖があることもあるのだろうかとふと思った。

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mardi 10 juillet 2007

息子と娘

  Cazi8asw_1 ホテル日航プリンセス京都のメイン・ダイニング、メゾン・ドゥースにて、WG主催のワイン会に参加する。今回は、ムーラン・ナ・ヴァンの作り手、シャトー・デ・ジャック。ゲストは、シャトー・デ・ジャックの醸造長、ギョーム・ド・カステルノーさん。貴族?かどうかはわからないけれど、配られたプロフィールを見ると、フランス軍の将校をしておられて、退役後にワインの仕事に就かれたというちょっとおもしろい経歴の方のよう。

 ものを作っておられる方らしく、ご自分のワインについて、情熱を持って、丁寧にいろいろなお話をしてくださった。ワインの作り手さんって、ワインを音楽とか人生とか、いろいろなものにたとえられることが多いような気がする。philosophie de la vie フィロゾフィ ドゥ ラ ヴィ、人生哲学、なんていう言葉も出て、何かこう、自然のありよう、移ろいように従って何かを育てるということは、何かしら哲学的な思索を生むものなのだろうかと考える。

 ワインは5種類。

 ボジョレ・ヴィラージュ ブラン ”グラン・クロ・ドゥ・ロワズ” シャトー・デ・ジャック 2002

 シャルドネ100%。貝の料理とカルパッチョと合ったと思うけれど、かもめさんは違う意見。

 モルゴン ”シャトー・ドゥ・ベルヴュ” 2003

  「眺めのいい城」という美しい名前を持つワイン。男性的で力強いモルゴンという土壌でできるこのワインは「息子」なのだそう。ワインは、人の一生にも似て、瓶詰めされた時が生まれた瞬間だとすると、無垢な子ども時代を経て、人間が思春期のちょっと難しい時期を迎えるように、一旦閉じてしまう時期があるそう。

 このワインはちょうど思春期の最後に当たる頃(adolescence アドレサンス、という言葉には特別の甘い響きがあるようだ)で、飲み頃までにはあと数ヶ月、とのこと。

 ガメイのジャムのような香りとは、という話をしていて、かもめさんが「ジャムと言うよりも、梅をつけるときに上がってくる梅酢のような・・・」と言ったのがおもしろかった。確かにプラムとかプリュンヌ(梅)とか、核果の趣はあるような。

 ムーラン・ナ・ヴァン シャトー・デ・ジャック 2003

 このワインは娘。先ほどの息子と同い年だけれども、人間でも女の子の方が成長が早いように、今ちょうど、飲み頃を迎えているとか。今まで実は。ガメイのジャムっぽい香りというのがよくわからなかったのだけれど、グラスに注がれてしばらく置いたこれを飲んで初めてわかったような気がする。ちょっと甘い、苺ジャムのような・・・。なんともチャーミングな娘さん!

 ムーラン・ナ・ヴァン ”ラ・ロッシュ” シャトー・デ・ジャック 2003

 粘土とマンガンのずっしりした土壌で作られるワイン。確かに先の二つに比べると、濃く、重い印象?

 2003年が並ぶが、やはりこの年は暑く、ぶどうの収穫量も少なく、どういった醸造をするか、深く悩まれたとのこと。出された答えは、「ぶどうの力を信じる」ということだったそう。補酸について質問があると、"jamais"、ジャメ!絶対してへん」ときっぱりとおっしゃった。そこに並々ならぬ誇りと自信を感じたのはわたしだけでしょうか。

 ルイ・ジャド ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ クリュ ”ポワスノ” 2001

  ピノ・ノワールらしく、トリュフ入りの柔らかいチーズとよく合っておいしかった。

 さてお料理。おいしそうな写真や説明はPICARLEさんのところと、かもめさんのところで、コム トゥジュール(笑)。

 夏の貝のペルシヤード エスカルゴバター風味

  帆立貝柱、あわび(?)、はまぐり(?) 薄く切ったバゲット。ペルシヤードとは、パセリのみじん切りのソースの料理なのだそう。

 愛媛・宇和島産スズキとグレープフルーツルビーのカルパッチョ 地野菜添え フレッシュハーブの香り

  枝豆、三度豆、黄色い三度豆(?)、オリーブのペーストなど。

 カナダ・セントローレンス湾産オマール海老と茸のシポラタ

  謎の単語がまた(笑)。これはイタリアのソーセージの名前で、形を似せて形作ってあるからこのような名前になっているもよう。

 静岡産鰻とピエ・ド・コションのポーピエット 牛蒡のコンフィ添え

  柔らかい鰻のロールの中にぷるぷるの豚足が。コラーゲン!

 シャラン参鴨とヴァンデ産フォアグラの白菜包み クレピネット仕立て ソース・ポワヴラード ワイルドライス

 トリュフ風味のカマンベール’ア・ラ・メゾン’

 柔らかいチーズにトリュフのみじん切りがたっぷり練り込まれている。ちゃんと白かびの皮もあったから、「どうやって作るのかなあ、牛乳から混ぜる?」と言うと、「そりゃあ、ないでしょう!!」と周りから・・・(^^;。そりゃそうですね(笑)。

 パン バター 名前はわからないけれど、引き(?)が強くてちぎるのに力がいる硬いパン

 白桃の赤ワインコンポート ヴァニラ風味のグラスを添えて

 下に氷を入れた器で供されるから、キンと冷えたまま。程よい甘さと冷たさが舌に心地よくて、お腹はいっぱいなのにするすると・・・。まさに別薔薇(←すごい変換だ)いや、別腹な感じ。

 ミニャルディーズ

  チョコレートのマカロン 小さなフィナンシェ 小さなマドレーヌ

 コーヒー

 今回も楽しく参加させていただきました。ありがとうございました(^^)。

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脳内イメージ

  流行中の脳内イメージ。

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 ばかにはできないな(笑)。

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lundi 09 juillet 2007

誘惑の都、東京(3)

Photo_142  大江戸線に乗って、防衛庁跡地、東京ミッドタウンへ。地下から入ったので、最初はわからなかったけれど、地上へ出てみるとなんだかすごい。高いし、広い。極めて東京的(笑)。そう言えば、リッツカールトン東京はここだったし、サントリー美術館も・・・。Photo_143

 地下1階から4階までが商業施設。食べ物屋さんがとても多くて、わりと似通った感じのコジャレ系。館内は広々としていて、写真のような、上から水が垂直に落ちてくるオブジェや、現代彫刻などが置いてあるので、子どもは大はしゃぎで、ちょろちょろするする(笑)。

 これは、と目をひいたのが、ベルベリー。1956年に誕生したベルギーのジャムとマーマレイドの店で、今回が日本初上陸なのだそう。カフェと、デザートのテイクアウトコーナーも併設。

 一つ買っておこうかなあ・・・。わたしのジャムの消費量はかなりのもの。パンにジャムをつけるんじゃなくて、パンは添え物で、ジャムを食べるような感じ。でも最近は、朝ごはんくらい甘いものはやめておこうかなあ、と思って控えているところなんだけどねぇ・・・。今日も既にジャムを何本か他のところで買っている。う~ん。でも1本だけ(笑)。パイナップルのジャムを購入。

 どこかでお茶しようと思っていたところ、ちょうどカフェのテーブルが空いたので、ここでお茶することにした。

 スペシャリテは、パパナッシュというシェーブルを練り込んだ生地の、ルーマニア生まれのドーナツらしい。最近、東京ではドーナツがはやっているのだろうか。Photo_145

 ロイヤルパパナッシュ ブラッドオレンジ

 パパナッシュはふんわり軽くて小ぶりのドーナツ。ミスドのフレンチクルーラーをもっともっと軽~くした感じで上品。

 その上にさわやかな酸味のサワークリームをたっぷりかけて、ブラッドオレンジのマーマレイドをのせてある。ヴァニラのジェラートフルーツを添えて。

 一口食べて、ん?んんん??このジャム、はんぱなおいしさじゃないよ!!サクちゃんのフランボワーズのジャムのと一口交換。こちらも木いちごの香りがふわ~っと口の中に広がって極めて美味。ついでにマンゴーのジェラートも交換。こちらもおいしい。買い増し即決。Photo_146 Photo_147

 自宅用、と言うとこんな」白い不織布の袋に入れてくれる。あいにくブラッドオレンジのは品切れだったので、スイートオレンジとフランボワーズを買い増した。

 この店のジャムは、100g当たり天然果実を55g使用していて、天然果実の割合が多いのが特徴なのだそうだ。

楽しい時間はたつのが早い。新幹線の時間も迫り、ちはるさんたちともお別れ。楽しかったよ。ありがとう(^^)。9月にはこちらで会えるといいんだけど・・・。

 夕ごはんはいらないと言っておきながら、新幹線に乗るやいなや、メゾンカイザーで買ったレモンパイとコーヒーで夕食。

 パイというよりも、さくさくのデニッシュといった感じの生地はバターの香りが豊か。表面には粉糖がたっぷりかかり、底はかりかりにキャラメリゼされていて、生地がおいしい。少なめに入ったレモンクリームは、カスタード系ではなくて、レモン風味のアーモンドクリーム。デザートにル・ルーマカロン二つ(ショコラ・パッションとC.B.S)。

 甘食バンザイ!

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dimanche 08 juillet 2007

誘惑の都、東京(2)

 いよいよ地下へ・・・。まず広い!それにやはりかなり売り場も変わっている感じ・・・。どこから攻めるか?まずは心を落ち着けるため、かけつけ一杯(何の?)、マリオジェラテリアでジェラートを食べる。ブルーソルトタヒチヴァニラ。タヒチのヴァニラは少しくせがあって、好み。

 まずは「デリ エ ブーランジュリー」(洋惣菜とパン)のコーナーへ。ここで驚いたのが、フィンガーフードの充実ぶり。タステッツ-ジョセップ・バラオナには、スペインのフィンガーフード、ピンチョスがずらりと並ぶ。隣のクライネ・ファイエルンはドイツ風(?)。セレブたちのカクテルパーティーで出されるような(知らんけど)美しいプティ・フールみたいなフィンガーフードがショーケースいっぱいに彩りよく並べられて、目が釘付けに・・・。小さくて細工の美しいものがずらりと並ぶのは圧巻。

 さすが東京、といった感じも受ける。京都では、また大阪でもちょっと成り立たなさそうな店だ。ああ、でもこんな店が近くにできてしまったら、毎日がパーティーか・・・(笑)?ああ、買って帰りたい・・・。でも季節柄それはきっと無理(泣)。激しく欲求不満になる。

 パンも充実。あ、メゾン・カイザーだ。パンなら買える♪といきなりパンのお買い物。レモンパイ、いちじくのパン、マンゴーのブリオッシュ、ブリオッシュ・シュクレ。かさ高っっ(笑)。

 「プラ・ド・エピスリー」(洋特選)の売り場も広い。昔ながらのエディアールはもちろん、フェルベールのジャムや、イタリアからの品々も充実。マリー=アンヌ・カンタンのコーナーもこちらに。京都の店よりもぐんとチーズの種類が多く、とろっとしたヴィジュアルに誘惑されつつ、ぐっとこらえるわたしは修行僧のよう。

 「グランド・カーヴ」。ワイン売り場だ。ここも広いスペースに国別・地方別にずらりと並んだワインが圧巻。金のぶどうのバッジを付けたソムリエが何人も待機している。一通り見てみたけど、シャンパーニュのコーナーなどは面白い。RMにも力を入れているようで、ペウ・シモネも発見。一番力を入れて売りたいのはマリー・ノエル・レドリュかな。

 「カフェ エ シュクレ」(洋菓子)も大変な充実ぶり。

 今週のマ・パティスリーのコーナー、自由ヶ丘のパリセヴェイユやん~~~!!ああ、買いたい、買って帰りたい~~。と極めて目の毒となりやすい売り場である。

 アンリ・ル・ルーのコーナーも常設になったもよう。キャラメルとチョコレートと焼き菓子が少し。キャラメルは、C.B.S、カシス、シトロン・ヴェール、ショコラ、アナナス・ベ・ローズ、フランボワーズ、オランジュ・ジャンジャンブル、ディアブル・ローズ、の7種類。10粒単位で好みのものを詰めてもらえる。

 あまり目立たぬながらも、マゼプラズランを発見。いかにも「舶来物」っていう感じで並んでた。ボワシエもあったら買おうかなと思ったけれど、残念ながらあの美しい青い箱は見つけられなかった。初めて見る、リヨンのセバスチャン・ブイエ。ここは、マカロンをチョコレートでコーテイングした、「マカリヨン」というお菓子がスペシャリテらしい。ピエール・エルメも入ってる。

 あと目をひいたのは、ロリオリ365という店のショーケース。表参道のアニヴァーサリーの本橋氏のブランド(?)のようだ。白いクリームのフリルに、カラフルな小花のクリームを絞ったデコレーションの小さな、二人分くらいのデコレーションケーキで、記念日に恋人と食べたいようなロマンチックなお菓子が並ぶ。アニバーサリーのデザインはやはりかわいいと思う。女の子っぽくて、とてもsugary。そんなケーキもあっていい。

 さて、せっかく来たのでジャン=ポール・エヴァンも見る。ショコラ・バーでケーキを食べよう。Photo_139

  ベルガモ  表面はとろ~っと艶やかなグラッサージュがけ。ベルガモット風味のミルクチョコレートのムースに、こくのあるオレンジのクリーム。底はチョコレートのジェノワーズと、プラリネ風味のフィヤンティーヌ入りのざくざくしたチョコレート。

 本当にここのチョコレートのケーキはおいしい。つんと、目立ちすぎずに、柔らかいのだけれど、しっかり主張するベルガモットの香り。要点を押さえた感じのほどよいオレンジの香り。とろけるチョコレートに、フィヤンティーヌの食感・・・。絶妙である。エヴァンのオリジナルブレンドの紅茶と共に。

 さて、もう少し見学。「甘の味」(和菓子)、「茶の道」(特選和菓子・銘茶)の売り場には、京都の店もいくつか入っている。お惣菜売り場も、迷ってしまうほどの充実ぶり。

 生ハムの売り場には、鉤でつるされたイベリコ豚の生ハムの足が何本も・・・。これも買えないなあ・・と思ったら、横にイートインのコーナーがある。Photo_140

 イベリコ豚の生ハム三種。右から、後ろ足、前足、肩(だったっけ)。同じ豚でも部位によって味わいが、まったく異なっている。かごに入っているのは、小さなビスケット

 ハモン・デ・ウェルパ・ペジョロモ・デ・ウェルパ・ペジョータータ、パレタ・デ・ウェルパ・ペジョータ、、の三種。どれがどれかは聞かないでね(笑)。

 待ち合わせの時間となり、ちはるさん、娘のサクちゃん、息子のタイちゃんと合流。去年の奈良からだから、約一年ぶりくらいだねぇ・・・。祝・再会!遅めのお昼を。またこうして会えたんだ。うれしいねぇぇ(^^)!

 『中村屋のボース』 中島岳志/著 白水社 2005年、という本を思い出しつつ、新宿中村屋にて、誕生80周年のインドカリーを食べる。白めの色のマイルドなソースに、骨付きのチキンの入ったカレーで、なかなかおいしい。店には来たことはないけれど、ここの月餅も、母の東京出張のおみやげの定番であったことなども思い出す。

 「都庁に行ったことがない」と言うと、ちはるさんが「なら行ってみるべし」と言うので、てくてくと歩いて都庁に向かう。は~、近くで見ると巨大な建物だ。思わず「税金の・・・」と言いたくなるようだ。北側の展望台へ、高速エレベーターで55秒。Photo_141

 都庁より、初台方面を望む。

 そう言えば、先週も高いところに上ったなあ・・。○○と煙は高いところにのぼりたがる・・・。ふふ。違いない。

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samedi 07 juillet 2007

誘惑の都、東京(1)

 今回の東京は日帰りにて。angelさんの魅惑的な日記のルポに誘われて、リニューアル伊勢丹地下と、いつものように初台に住む友、ちはるさんを訪ねる企画。

 なるべく早く、と乗ったのは7時9分発ののぞみ。早起きしたために、乗るなり睡魔に襲われ意識不明。静岡辺りで一瞬戻りかけたものの、次に気がついたときには「あと3分ほどで品川に到着します」。あれぇ??ほんまに魂抜けてたんとちゃうやろか・・・。本を読むつもりが何てことでしょう。

 迷った末、品川で降りる。せっかくなので(また)Dean&Delucaに寄っておこうと思ったので。先日名古屋で買った、塩バターキャラメルを買うのだ。しかしあいにくまだ開店前。カフェスペースは開いていたので、ブラッドオレンジとレモンのドーナッツコーヒーで朝ごはんを食べたり、帰りの切符を買いに行ったりして開店を待つ。

 仕事があるので仕方がない、と日帰りにしたものの、いざ来てみると欲がでるもの。味の素の図書館もやっぱりもう一度行きたいし、肉筆浮世絵も見たいな、と時間もないくせに思う。生き急ぐ人みたいだ。

 品川からだと山手線でぐるっと回らなければならないので、新宿に行くのにはちょっと時間がかかる。着いてすぐにサザンテラス口から出て、クリスピークリームを見に行く。予想はしていたことだがすごい行列だ。警備員まで出て、待ち時間は1時間40分。買えない、とは思って来たが、実際に買えないとすごく残念だ(笑)。ブームが落ち着いた頃にまた来てみよう。いや、その内大阪あたりに店ができるかも。

 新宿はあんまり好き、とは思えない街だけれど、伊勢丹は大好きだ。京都の伊勢丹は半ば「おみやげ屋さん」と化している節があるが、ここはそんなことはない。地下食料品売り場もリニューアル。さあ、どんなになっているのかな?とその前に、1階でMIZUKIのショーケースを見る。人間、決まった行動というのがあるものだ。決まって何も買わないし。

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vendredi 06 juillet 2007

ナスレッディン・ホジャのおはなし(1)

 昨日、ブログのすみっこにちょこっと付いている、「検索ワードランキング」を見て、あれっと思った。検索フレーズ「ナジャ トルコ 物語 子供」。ああこれは6月29日放送の探偵ナイトスクープの依頼だとすぐわかったものの、わたしはこれについて書いてはいない。

 もう一度見てみると、「ナジャ」。アンドレ・ブルトンの『ナジャ』に引っかかってきたのだとすぐにわかったが、同時にこの検索主に申し訳ないような思いがした。正しくは「ホジャ」、これならわたしのブログは検索に引っかかってこなかったはず。

 この4つの言葉の組み合わせから、少ない手がかりを総動員して、どうしてもこの物語が読みたい、探したい、という気迫のようなものが伝わってきたから。あるいは、利用者から依頼を受けた同業者なのかもしれないとも思った。

 話が前後したが、その依頼とは、以下のようなものだった。

 依頼者は娘を一人持つ、41歳の女性。

 「30年前、子供の頃に大好きで何度も読み返した物語がどうしても見つからない。とても好きなお話だったので、娘にもぜひ読んでやりたい。白い表紙に、星新一の本の挿絵のようなタッチで、ターバンを巻いた人の絵が書いてあった。そのお話の中に出てきた料理がとてもおいしそうで、ぜひ食べてみたいと思った・・・。手がかりはそれだけ。たぶん通っていた小学校の図書室で借りて読んだと思う」

 図書館ではよくあるレファレンス。わたしはこれをどう探偵が解決するのか、わくわくして見ていた。最後に、探偵(石田靖だ)と依頼者は、吹田の大阪府立国際児童文学館で、スタッフに相談。スタッフは少ない手がかりの中から、何冊かの本に当たりを付け、書庫から出してくる。何冊目かに、探す本がついにあった。

 そのスタッフに探偵が「すごいですねぇ」みたいな意味のことを言うと、スタッフはさらっと、「いえ、ここの職員なら誰でも・・・」と言った。く~~、かっこいい!児童サービスをやるなら、ここまでになりたいもの・・・。と、話がそれてしまった(^^;。

 探し続けていた本と30年ぶりに再会した依頼者は本を手に取り、読み、思わず涙ぐんでいた。このときのうれしさは本当によくわかる。わたしも、小学校1年生くらいの国語の教科書に載っていた『チックとタック』に再会したときの喜びと言ったらなかった。

 ちなみにこの名作は、千葉省三作。どういう理由からか、一般の本としては出版されず、幻の作品とも言われていたのだった。出版されたのは『光村ライブラリー』の第一巻に収録される形で、ようやく2002年になってからのこと。これでは、再会できようはずもなかったのだ。

 「うまいや、ぎゅうにくのつけやきだよ。」  「これは、てんぷらだ。ぜいたくなおじさんだなあ。」  「おっと、おとうふのおつゆだ。」

 「ははあ、おすしだな。さっき、おじさんが、おいしそうにたべていたっけ。」とチックがいいました。  「どれどれ。」  くいしんぼうらしいタックが、くちいっぱいほおばっているこえがきこえました。と、「うわッ、からい、からい。」・・・・・・・・。

 この続きは、同年代の方、覚えていますか(笑)?わさびを食べたチックとタックは・・・。

 おっとまた話がそれ過ぎていけない。これにもやはり食べ物がたくさん出てきますね。

 続く。

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ナスレッディン・ホジャのおはなし(2)

子どもは、おいしいものが出てくるお話が大好きだ。実際、食べ物の出てくるお話は、数え切れないくらいたくさんあるし、多くの場合その食べ物は、主人公とたちと、身近な縁者やお友だち(人間とは限らず、動物のお友だちとも)といっしょにおいしく食べられる。

神事の後の直会(なおらい)は、神と人とがいっしょに食事をするということだ。フランス語で、友だちや仲間を表すcopain(コパン)という言葉は、co・pain、「同じパンを分け合った間柄」という意味だし、日本にも「同じ釜の飯を食う」という表現がある。食事を共にする、ということはありふれた、単純なことながらも、大切なことなのだ。

その大切さを無意識にでもわかっているから、人は物語の中に食を共にするシーンを書く。また子どもも、ほとんど本能、くらいのレベルでその大切さや心地よさを知っているから、食べ物の出てくるお話を好んだり、そのシーンを強く記憶に残したりするのだろう

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なぜか番組中では、その本についての情報がほとんど明かされなかったが、その本はこれだ。わたしもどうしてもこの物語が読みたくなったので探して読んでみた。

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『天からふってきたお金―トルコのホジャのたのしいお話』 アリス・ケルジー/文 岡村 和子/訳 和田 誠/絵 岩波書店 1964年

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「岩波おはなしの本」の中の一冊。ナスレッディン・ホジャというのは、トルコの一休さんや、吉四六さんや、彦一のような、とんちのうまい人で、トルコの人なら誰でも知っている、お話の主人公らしい。ちなみに挿絵は和田誠。なるほど、星新一の本の挿絵のような絵だった、という依頼者の記憶は正しい。

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この本に収録されている、『スープのスープ』というお話が、依頼者が探し続けていた物語だった。幼いころの依頼者が、とてもおいしそうで、食べてみたいと感じた料理とは・・・?

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~~~そうしているあいだにも、ふたりのまわりには、ウサギをやくおいしそうなにおいが、いっぱいにただよっていました。

やっとドアがひらきました。ベールをかぶったファティマが、ウサギのやき肉とシチュー、それにうすくきったパンの大皿を、おぼんにのせてはいってきました。~~~

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~~~フセインとホジャは、さっそくパンむしって、スプーンの上にのせました。それから、その上に、ほかほかと湯気のたっているウサギのやき肉とシチューをしゃくいあげて、たべはじめました。

「あなたのおくさんは、料理がじつにうまい!」フセインはおもわず舌づつみを打っていいました。ニンニクも、おおからずすくなからず、ピーナツの分量も、もうしぶんなく、ごはんのたきかたも、かたすぎずやわらかすぎず、天下一品です。

「なんといううまいウサギじゃ!」ごちそうを口いっぱいにほおばりながら、ホジャもつぶやきました。

ふたりは、ゆるめにしておいた帯が、パンパンにきつくなるまでたべつづけました。それから、おさらについているおつゆも、パンできれいにふいて、たべました。

「まだ骨がのこっている!」ホジャはねむそうなこえでいいました。「そうだ、これでスープをつくってもらおう。ファティマのスープは、またすばらしいからな!」~~~

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~~~しばらくすると、ファティマは、スープのいっぱいにはいっているどんぶりを三つ、おぼんにのせて、へやにはいってきました。スープには、ごはんや野菜や、ウサギのこまかい肉が、こってりはいっていました。~~~

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うわ~、おいしそうう!!これは食べたくなるだろうねぇ・・・。わたしは今すごく食べたい(笑)。このおいしそうな描写が、30年前の依頼者に、強烈な印象を残したんですねぇ・・・。納得。さて、この依頼者は、心斎橋のトルコ料理店で、これと同じ、ウサギのやき肉とシチュー、スープを作ってもらい、30年来の夢を叶えた。なんともうらやますぃ~!!

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「ちびくろさんぼ」のホットケーキ、「ぐりとぐら」の大きなカステラ、「ロッタちゃんのひっこし」の、冷たくなったパンケーキとオレンジジュース、「若草物語」のマフィン・・・。

おはなしに出てきたおいしいもの、あなたはいくつ覚えていますか?

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mercredi 04 juillet 2007

あんさんのラーメン!!

 先日見に行って、とってもおもしろかった映画、『舞妓Haaaan!!』。その中で、阿部サダヲ演じる、ラーメン会社の舞妓好き社員が開発したのがこれ。Photo_137

 「あんさんのラーメン」(笑)。

 具はきっぱり、ねぎだけ。別売りの具の中から好みのものを買ってトッピングするという趣向。映画中ではこれが大ヒットとなり、その功績が認められ、阿部サダヲはついに伊藤四郎扮する社長に、祇園のお茶屋に連れていってもらえるのであった。京都支社の社員といっしょに日夜開発に励んでいる描写もなかなかおもしろいの~。

 おお!このラーメン食べたい。ないかなあ?とブログに書いたところ、「売ってますよ」との情報を得て、さっそく探しに行ってまいりましたよ。多いんだろうな、こんなヒト(笑)。

 日清と映画のコラボ商品。白味噌仕立てのみそ味と醤油とんこつ味の二種類あって、ここはやはり白味噌の方をチョイス。

 具は、日清のチャーシュー&極太メンマ日清の充足野菜をトッピング。他には、日清の味付玉子&うずら卵、というのもあったけれどこれはパス。

 お昼休みに、わくわく♪。お湯をわかして作ってみた。へえ、よくできてる。けっこうおいしいよ。充足野菜はフリーズドライ。お湯を注ぐと、小松菜・にんじん・たけのこ・きくらげ・キャベツがしゃきしゃきに戻って、なるほど、充足の量。

 満足!

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ryuenにて初会合(?)

 書き上げる寸前の記事がすべて消えてしまうという不幸に見舞われ、更新遅れ。7月2日・月曜日・くもり。ryuenにて、Tさん、ダブルN嬢、わたしの4人で初会合。仲の良い三人にお誘いいただく形にて。

 ワインは何を飲みましょう?ここのワインリストは、アルバムにラベルが貼ってあるもので、美しいものが多いので、思わずジャケ買いを誘う(笑)。ヴィジュアル重視なのかな、と思ったら、ワインの味もよかったのでよかった。Ryuen_8 1本目はアルザスの白。

  オドレイ・エ・クリスティアン・ビネール オーセロワ インテルベルグ 2002

 ラベルは「ローマの温泉」。なぜ温泉なのかはわからないけれど、きれいなラベル。

 色は金色。甘い香りがふわっと広がる。そんなに甘い、というほどではないのに、豊かなこくがあって、とてもおいしい。特に一杯目に最適かも。さわやかな初夏の昼下がりに屋外で飲むのにぴったりなイメージ。

 うさぎのレバーのパテ ブリオッシュ添え  見た目はチョコレートムースのよう。ふんわりしたやさしい食感で、レバーの香りも強すぎない。ほのかに甘いブリオッシュとよく合う。

 水茄子のからすみがけ  「本日の野菜料理」として注文。オーダーを受けてからシェフが即興で作る、ということだったのだけれど、残念ながらこれはもうひとつ・・・。水茄子の角切りにオリーブオイルをかけて、その上にからすみの粉がふってあるのだけれど、からみの生臭さが目立って、どう考えてもこれはオリーブオイルだけの方がおいしかったかな。唯一、ちょっとどうかと思ったお皿。

 うなぎとフォアグラのテリーヌ 意外な組み合わせだったけれども、きれいにマッチ。オーセロワの甘みがフォアグラとよく合った。

Ryuen_10   オドレイ・エ・クリスティアン・ビネール ピノ・ノワール 2005

 2本目もなぜかアルザスの赤。テイスティング時に、「繊細なワインなので、冷やしながら飲まれることをおすすめしますがいかがされますか?」と尋ねられる。しばし相談後、確かにワインの感じがそんな感じだったので、冷やすことに決定。

 色は薄く、透明感があり、ガラス細工のよう。驚いたことに、香りは薔薇。ピノ・ノワールらしい動物的な香りはなく、極めて繊細で植物的。へえ、こんなピノ・ノワール、初めて飲んだ・・・。

 仔羊のソーセージ ハツ ロニョンのグリル(?) スパイシーなソーセージと内臓肉がワイルド(?)

 トマトを練りこんだタリオリーニ(?) あさり、ズッキーニ、トビコ

 ガルガネッリ 豚肉と賀茂茄子のラグー  手打ちのショートパスタ。名前の由来などを聞いてみると、由来は知らないけれど・・と言いつつ、パスタを伸ばす道具を持ってきてくださった。一瞬、楽器?と思うような道具。どちらのパスタもソースがとてもおいしい。

 ここでデザートを食べるか、ワインバーに行くか。電話すると席があったので、近くのワインバーへ。月曜日だからか谷間の時間だからか、珍しく混んでない。ただ、4人でカウンターはちょっとおしゃべりしづらかったね(笑)。

 ここでもなぜかずっとアルザスで。特集(笑)?

 シャルル・コーリー アルザス ピノ・ブラン 2004

 例のガラスのコルクのもの。1本買ってあるので、どんなのかなと思ってもらってみたらかなりおいしかった。やっぱりアルザスのワインは好き。

 シャルル・コーリー アルザス ピノ・ノワール 2003

 こちらのピノ・ノワールは先ほどのとはがらりと違って、ピノ・ノワールらしい香りと味わい。色も濃い。同じアルザスでもここまで印象が違うのにはびっくり。ワインってほんと奥が深い・・・。

 グラナパダーノをつまんで、鱧と鯛、アスパラとトマトのキッシュをいただく。ダブルN嬢も気に入ってもらえたようでよかった。

 楽しい初会合、ありがとうございました(^^)。

 *ryuen

  京都市中京区三条通室町西入ル衣棚町39

  TEL 211-8688 木休   

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mardi 03 juillet 2007

MARCについて/塩バターキャラメル

 どこから説き起こしてよいのやらわからない、こういった諸々のお話でございますが、「MARCとは何ぞや」というご質問を受けましたので、わかる範囲のことを少し書いてみようと思います。

 図書館についての諸々を知るには何を見るのが一番効率がよいかと言いますと、これは、『図書館ハンドブック 第6版』 日本図書館協会 2005年 ということになるでしょう。ムスリムにとってのクルアーン、法律家にとっての六法全書のごときもの、と言っては言いすぎかもしれませんが、某国立図書館の採用試験を受けるなら、これを読み込めと、その昔言われたものです。版を重ねて、第6版が最新。内容も大きく変わっていて、日進月歩とまではいかないものの、刻々と変化する図書館事情をよく網羅してあり、「今」の状況がよくわかります。今から書く文章中の引用は、すべてこの本からです。

 まず、図書館においての「目録」というものについて。

 今は少なくなったかもしれませんが、昔はどこの図書館に行っても、かなりの広いスペースに、木やスチールでできたケースがずらりと並び、何人もの人が引き出しを開けて中に入った小さなカードを見ている、という光景がありました。そういう光景を見られた方も多いと思いますが、あれが図書館における「目録」です。正確には、目録の一種、「カード目録」です。

 何のためにそんな広いスペースを割いて「目録」が置いてあるか。その昔、カッターという人が述べた、目録の目的は、

 「1・ある図書について、著者、タイトル、主題のいずれかを手がかりに、その図書を発見できるようにすること。

 2・その図書館が著者、主題、文献の種類、の観点から何を所蔵しているか示すこと。

 3・版(書誌的)、性質(文献またはトピック)の観点からの図書の選択を援助すること。」

 つまり、目録というのは、利用者が本を探すのを助けるために存在するもので(違ったご意見もございましょうが)、図書館に、絶えて目録なかりせば、わたしたち利用者は、膨大な本の海から一冊の本を見つけ出す手がかりもなく、途方に暮れてしまうわけです。

 ことほどさように、目録とは図書館にとってとても大切なものなのでございます。目録の形態や歴史などの話は省略いたしますが、日本ではだいたい、「日本目録規則 1987年版改訂3版」にしたがって書かれていると思います。ただこれは昨年出たばかりの版なので、実際はもっと古いものを使っているかもしれませんが。

 さて、昔は目録カードなどに手書きで書いていた目録(今でも「目録法」の授業では学生が手書き目録を書いているはず。練習用のカードもある)の世界にも、機械化、電子化の波がやってくるわけです。それが、MARCと呼ばれるものです。

 「MARCとはMAchine Readable Catalogingの略であり、「機械可読目録」と訳されている。字義通りでは、「コンピュータで処理可能な形式の目録」という意味であるが、より正確には以下を意味している。

 1・書誌データの記録形式を定めたMARCフォーマット

 2・書誌データベース頒布サービスとしてのMARC」

 自前で目録を書く(手書きでもデータ入力でも)というのが本来的ではあるものの、カード目録の時代から、実は目録のアウトソーシング化は進んでおり、MARCが主流の現在では、官製、民間合わせて数種類のMARCが存在し、多くの公共図書館では、そういった中から市販されているMARCを購入して使っているわけです。

 余談ですが、手書きの目録を書く機会が減ろうとも、音楽の心得がない者にMIDIは扱えないように、手書きの目録の知識を持たずして、コンピュータの目録が書けようはずもございません。そこんとこよろしく、と言いたい場面にも時折遭遇いたしますね。

 「20世紀後半になると、冊子目録やカード目録のデータを作成するための手段としてコンピュータが用いられ、やがてコンピュータで作成されたデータをそのまま利用する方法が追求され、磁気テープに目録データを記録するMARCが開発された。」

 この中で、物理媒体を介さず、ネットワークで接続されたコンピュータにより直接アクセスできるようにしたものをオンライン目録と呼びます。特に、利用者が直接的に目録用端末から資料を検索できるようにした閲覧用目録をOPAC(online public access catalog)、オーパックと呼びます。

 今の図書館で、大きな場所を取っていた目録カードケースの置いてあった場所に、端末が並んでいるのをご覧になったことがあると思いますが、あれがOPACです。皆さん、あの端末から、目録のデータベースにアクセスしているわけなのです。

 また、近年では、インターネットが普及するに連れ、蔵書目録をwebで公開するようにもなりました。図書館に行かなくても資料が検索できたり、予約もできるようになって、利用者にとっても職員にとっても大変便利になりました。このwebで公開された目録を、Web OPAC(ウェブオーパック)と呼んでいます。

 さて、M.Kさん、お調べいただいたこととほとんど重なっていると思いますし、技術的なことはずっとお詳しいことと存じますので、一応補足として概略をお話しさせていただきました。

*****Web検索してみたのですが、かなり認知されてる略語なんですね*****

 そうですね。図書館関係者であれば、必ず知っているし、知らないと業務に支障を来たすほどの言葉です。ただ、あまりにも日常語彙であるがゆえに、なんとなくこんなもん、との理解に留まり、いざ説明しようとするとちゃんとわかっていない・・・という事態になりがちな語ではありますね。

*****蔵書データベースのフィールドとしてダウンロードって感じですかね(多分 新しい本が 入って着た時の業務)*****

 その通りです。うちも自前で目録を作っているわけではなく、アウトソーシングで市販のMARCを買っています。一部の寄贈本や行政資料、古書、コミックなど市販MARCデータがないものはもちろん自前で入力していますが。

 自館で新たに購入した資料のMARCデータが週1回配信されますので、それをダウンロードしてきて、目録データベースに落とし込むわけです。細かく申しますと、MARCデータには、書誌データとローカルデータの両方があり、書誌データは先に全件MARCとして中央で別途一括登録してある(ちなみにこれを使って発注業務も行います)ので、その書誌データに、ローカルデータをくっつけるわけです。書誌に「所蔵」を付ける、というわけです。

 *****ダウンロードした後 MARC が訂正になったら どの様に整合性 合わすんですかね*****

 MARCの元データの誤りは、実は多いです(近年のものにはあまりありませんが過去のものには多く見受けられます)。目録データベースに登録したMARCデータは、自由に訂正ができますが、各館で訂正するのはローカルデータまで、と内規で決められております。なぜなら書誌データは全館で共有するものなので、各館がそれぞれさわり始めると収拾がつかなくなる恐れがあるからです。あまりに目立つ誤り(いまやほとんどないですが)は業者さんに報告したりもしますが、そちらの訂正状況まではちょっとわかりません。ただ、特に「版」の問題は書誌同定上、微妙ですので、少々の疑い(?)は持ちつつも、MARCをそのまま使っているというのが現状ですね。ほんとはもっと厳密でないと、とは思うのですが。

 以上、長々と失礼いたしました。

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 これを書きながら食べていた、バルニエ(BARNIER)というメーカーのゲランドの塩バターキャラメル、すんごくおいしい!!コーヒーによく合うので、何個でも食べられて非常に危険(笑)。名古屋のDEAN&DELUCAで買ったものだけど、もっと買っておけばよかったなあ・・・。このおいしさは、アンリ・ル・ルーに迫る。

 丸い木箱もかわいい。表面の絵は、ブルターニュ地方、ゲランドの塩田の絵。ブルターニュ地方のかぶりもの(何て言うんだっけ?)をかぶった女性が、いかにも~な郷土色。京都のものに舞妓の絵が描いてあるようなもの?

 こちらで見かけた方は「買い」です。そしてぜひご一報を(笑)!

 

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lundi 02 juillet 2007

デパートにて

 名古屋で、友人との待ち合わせまでに少し時間の余裕があったので、JR高島屋に行ってみた。近年はセールの日程も早まり、京都でも、たぶん名古屋でも30日からすでに始まっているようだ。そのせいで、朝からたいそうな人出である。

 服や靴やバッグのコーナーを見て回る。するとおもしろいことがわかった。大変狭い範囲ではあるが、見たところ京都と名古屋では商品の「売れ筋」みたいなものが違うのである。

 51t612bgw9l__aa240__1 例えばケイタマルヤマ。

『花の手仕事―flowerworks』 丸山敬太/著 文化出版局 2002年

 手仕事の美しさが味わえます。神は細部に宿る・・・。

 セールは昨日が初日。その繊細な手仕事が好きなブランド(あの繊細な花の刺繍といったら!わたしは細かな細工を愛すのだ)だけれども、今期はちょっと好みのテイストとは違っていたのでそう気をひかれるものもなかったのだが、一応はのぞいてみた。

 すると、セールにもかかわらず、商品は豊富に整然と並んでおり、客も二人ほどしかいない。昨日、京都の伊勢丹の店に行ったときは、店内は大混雑、かなりの速さで商品がなくなっていっていたのとは大違いだ。京都の店ではとうに売り切れていた青い刺繍のサマーニット、最後の一枚だった白い模様編みのプルオーバーも何枚も整然と並んでいる。名古屋ではケイタはそう人気ではないようだ。名古屋人のテイストに合わないのだろうか。

 例えばフルラ。さすがにこの店は混雑していたが、京都の高島屋では、これがセールまで残っていることはまずないだろうと思われる限定品のバッグが30パーセントオフくらいでまだ棚に・・・。とてもフルラらしいテイストのこのバッグが売れ残っていようとは思いもよらないことだった。

 巻き毛の名古屋嬢はすでにいません。

 アンナ・モリナーリのウインドウにとてもかわいいアンサンブルがあった。セールだしね~と値札を見てみる。ん~、2万3千・・?違う。23万5750円?!ふざけるな~!!

 物の適正な価格というものがわからなくなる。

 鹿島先生がおっしゃるように、データベースであり、またいろいろなことを映す鏡。だからデパートはおもしろい。

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dimanche 01 juillet 2007

12歳だった。

 中学校の入学式の次の朝、通学のバスが止まるバス停に、自分と同じ学校の制服を着た女の子が一人立っていた。何年生かな、と思いながら近づくと、その子は人懐っこい笑顔で「おはよう」と言った。それが”ひとん”だった。新しく始まる学校生活への不安と心細さでいっぱいだったあの朝。「おはよう」と返したその瞬間から友だち、そして今もずっと友だち。

 今も付き合いのある友人たちの中では、最も古い友人ということになるだろう。家もすぐ近所だったのに、結婚して遠くなってしまったのは残念なこと。久しぶりに彼女を訪ねて、今日は名古屋に行ってきた。

 待ち合わせは金の時計。いつまでも変わらぬ人懐っこい笑顔のひとん。まずはお昼ごはんを食べましょう。名古屋と言えば!!Photo_131

 味噌煮込みうどん!!名古屋にはいろいろとおいしいものがあるけれど、これとひつまぶしは特に好きなのだ。時折妙に食べたくなる。

 これは、セントラルタワーズの山本屋総本家親子味噌煮込みうどん。ねぎ、ごぼう、おあげ、かまぼこに、名古屋コーチンと玉子が入っている。「イチハン」と言えば、うどん玉が一つ半入るのは、きっと名古屋の常識(?)。

 満足した後は、三省堂(かなり広いのだ)を物色したり、東急ハンズで教材のお買い物に付き合ったり。3月にできたという、名古屋の六本木ヒルズ(?)ミッドランドスクエアを見物に行きましょう。

 ほ~。1階はまったく用がなさそうな高級ブランドの店、上の階はホールや映画館や、レストラン街。商業施設は5階まででそれより上はオフィス、42~46階の最上階は、展望室になっている。Photo_133

 地階にはDEAN&DELUCAや、製菓材料と食材の店、ピエール・マルコリーニのショップとカフェ、フォートナム&メイソンなど、京都にもできたらいいのにな~という食べ物好き垂涎の店が・・・。ほほほ。わたしは高級ブランド好き!ただし食べ物オンリー(笑)。

 DEAN&DELUCA のカフェスペースにてピニャコラーダ・ヨーグルト・スムージーに二人で一目ぼれ。すごいホイップクリーム!と思ったけれど、これはクリームではなくて軽~い泡。あまり甘くもなくてとてもあっさりしておいしかった。

 アトレ品川のお店と同じくらい大きいよ。いいなあ。そしておいしそうなものを買い漁る(笑)。クランベリー・ロール、オレンジのビスケット、ブルターニュの塩キャラメル、ジャンバラヤ、スペアリブのオレンジローストなどなど。

 そうそう。さんこさん、話題のギモーヴは、広尾のアルグレスという店のものと確認しました。Photo_135

 マルコリーニのアイス(チョコチップと白桃)を食べてから、46階のスカイプロムナードへ上がってみる。お~。さすが地上46階。京都では有り得へん眺めですなあ・・・。

 古い友だちのいいところは、久しぶりでも会えばすぐに、まるで昨日も会ってたというような感じでしゃべれること。あの頃の話もできるし、今の話もできる。でも昔のことで、すっかりさっぱり記憶のないことってあるものだ。ひとんの指摘でよくわかった。あの日の自分に教育的指導だ!

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