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mardi 29 mai 2007

『星の王子さま展』

Photo_52   大丸ミュージアムで28日までやっていた『サン=テグジュペリの星の王子さま展』に行った。日本で新たに発見・確認された、「実業屋」の原画をメインに、手紙や写真、デッサンなどを展示する。物語の謎を解いてゆく形で展示は進み、最後の展示は、内藤濯先生関係のコーナーとなる。

Photo_53 この物語を初めて読んだのは、13歳のとき。語られていることを理解するにはあまりに幼くて、文字の上っ面しか読むことができなかった。次に読んだのは20歳のとき。このときはひとつひとつの言葉が胸に染み渡った。この本にはこういうことが書いてあったのか!!と目からうろこの気分・・・。この物語は、子供のためのものではない。与えられるだけの子供には決してわからないのだ。わからないまま大人になる人もきっといる。

今さら・・・なことではあるが、この物語のキモ、精髄は、第21章だ。きつねが王子様に、大切なことを教えるくだり。『星の王子様』を再び手にとって以来、何度も何度も繰り返し、この第21章を読んだ。時には満たされた心で、ときには涙を流しながら。

apprivoiser(飼いならす)は大事な言葉。動物などを文字通り「飼いならす」という意味だけれど、これには深い意味がある。2005年の国内著作権の消失で、次々と出た新訳でも、訳者はそれぞれにこの訳に苦労をしている様子。「仲良しになる」というのもあり。「なじみになる」というのはわたしはけっこう好きだけれど、どことなく遊里のかほりが漂うかな(笑)。

apprivoiserの意味を王子様に問われたきつねは、それはcréer des liens「絆をつくる」ことだと教えてくれる。créer の第一義は「神が創る」、第二義は「初めて作り出す」。ふ~ん。faireじゃないんや。あらためてその意味を考える。絆には神が創るときと同じ、créer がふさわしい。読むたびに何かかんか思うところがあるな。

「おれの目から見ると、あんたは、まだ、いまじゃ、ほかの十万もの男の子と、べつに変わりない男の子なのさ。だから、おれは、あんたがいなくたっていいんだ。あんたもやっぱり、おれがいなくたっていいんだ。あんたの目から見ると、おれは、十万のきつねとおんなじなんだ。だけど、あんたが、おれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに、はなれちゃいられなくなるよ。あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ・・・」(内藤濯訳)

人は心でしか、よく見えない。大切なことは目には見えない。

 有名なくだり。でもその先にもうひとつ大切なことが書かれている。

~君のばらをそんなにも大切なものにしているもの、それは君が君のばらのために費やした時間なのだ~

ゆっくりと時間をかけて、絆をつくっていくことの重み・・・。費やした時間の大切さ・・・。

そして次のことはもっとも忘れてしまいやすいし、わかっちゃいるけど・・・、というようなことの最たるものかもしれない。

~しかし君は忘れてはならない。君は、君が飼いならしたものに対して永久に責任がある。君は君のばらに責任がある~

ここでもapprivoiserだけれど、内藤濯先生はほんとにいい訳をつけられていると思う。「だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃいけないんだよ、バラの花との約束をね・・・」

忘れる・・・。どうしようもなく。でもそれを忘れきって、忘れたことにさえ気付かずに、本当に何も見えない人になってしまわないように、わたしはこの第21章を、繰り返し繰り返し読むのかもしれない

                                      今もたまに読んでるねん。。亡き友みきちゃんへ                                       

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dimanche 27 mai 2007

歓送迎会(暫定)

正午頃、昨夜は結婚の記念に、俵屋に泊まってきた弟夫婦が揃って帰宅。一緒にサンドイッチを作って遊ぶ。きゅうりのサンドイッチが一番好き♪マヨネーズはいらん。
俵屋がほんとに素晴らしかったことや、昨日の式を執り行ってくれた、小さい方の巫女がめっちゃかわいかったことなんかを話しながらわいわいとゆっくりお昼ごはん。
お土産に俵屋石鹸や靴下などをいただく。ありがとう。とってもうれしい(^^)。

夜、先斗町は「こう一」にて、職場の歓送迎会。

ケータイからの親指更新もいいかげん限界のため(笑)、料理などについては環境が整うまでペンディングする。
☆魚がとてもおいしかった。いい店。
パソコンどうするよ……orz。

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samedi 26 mai 2007

結婚式

Photo_45 Photo_46 平安神宮にて、弟の結婚式。昨日の雨がうそのように空はよく晴れて暑い。7時に会場入りをしなくてはならない弟に合わせて5時半起床。既に神棚とお仏壇にはお光が上がっている。

 式は10時半より、儀式殿にて。いつ来ても平安神宮の神苑は美しい。始まるまでの間に神苑にて何枚もスナップ写真を撮る。控えの間に入り式次第の事前説明。特に父親、間違わずに玉串奉奠ができるのか心配である。なんせ人の話を聞いちゃいない。

 ひんやりした儀式殿に移り、式は滞りなく納まる。

 記念撮影の後、正午より披露宴。と言っても家族と親戚だけのこじんまりとした会だ。花嫁は白いドレスにお色直し。ブーケとブートニアや髪飾りは、彼女の子供の頃からの親友が作ってくれたものだと言う。好みや雰囲気を知り尽くしているのだろう。色合いが花嫁の雰囲気によく合って、彼女を美しく引き立てる。今日からわたしの妹になる花嫁は本当にいい子なのだろうと思う。夕べの土砂降りの中、今日の日のためのブーケを抱えて神戸からやってきた友の姿がそれを雄弁に物語っている。

 冒頭の父のスピーチ。途中で感極まったのか急に言葉に詰まり、泣いている。聞けば亡くなった母(父にとっては妻)が突然目の前に現れて、「おめでとう」と言ったのだと言う。

 披露宴は和やかに進行。料理は鮪や鯛、平目のお造り、湯葉の炊き合わせ、海老やきすの揚げ物、白味噌のお椀、鴨ロース、かぶら蒸し、魚のうに焼き、あわびといくらのとろろそば、赤飯など、盛りだくさん。

 花嫁の弟、イケメン・ブーランジェY君とも初めましてのごあいさつ。今日からは四きょうだいだ。揃って高砂の席でいきなり打ち解け・・(笑)。なんだかとても楽しかった。新郎は姉弟の弟、新婦は姉弟の姉。よいきょうだい型相性だと思う。

 姉のわたしが言うのもなんだが、弟はとてもいいやつだ。まじめで穏やかで、「どうしてもこれはこうでなくちゃいやなのだ」という物事へのこだわりが少なく、許容と受容のレンジがとても広い。これは他者といっしょに暮らす上での大きな美質であるとわたしは思う。仲良く、さらに絆を強くしていってほしい。Photo_47

 引き菓子は松屋長崎カステラとマドレーヌ。当日までは今日の一切が秘密だったのだ。やるね。Photo_48 

 引き出物は、有次の包み。まさか刃物ではないはずで、果たして包みの中身は、銅製の卵焼き鍋だった。ずっしりと重く、おいしいだし巻きが巻けそうな、プロ仕様の鍋である。使いこなすことができるだろうか。

Photo_50  白とグリーンの上品な装花ももらって・・・Photo_51

 夜はガングランジェゲビュルツトラミネールで祝杯。

 

 

 

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vendredi 25 mai 2007

ユーリズミックス

どこぞから引っ張り出してきたユーリズミックスを聞きながら、明日の服の準備などをしている。

近頃また、目覚ましテレビでThere must be an angelが流れているけど、あれは誰のアレンジなのだろう?
やっぱりアニー·レノックスの歌のほうが断然いいな。でも、自分としてはユーリズミックスと言えばThere must be an angelではなく、Sweet dreemsかWho's that girl?なんだけどなあ…。

こんな日々の泡やよしなし事を、これからは誰に話せば良いのだろう。

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女王のサロン

070525_161601  明日のために、女王のサロンにてネイル。タアコバというネイルサロンなのだが、わたしと小豆は勝手に「女王のサロン」と呼んでいる。

 手だけの手入れでも靴を脱いで肘掛け椅子にゆったりと腰をかけ、両サイドから二人のネイリストにかしづかれ、会話をしながらケアされるお客さんの様子はまさに女王(笑)。終わった後は、靴ははかせてもらってラウンジにてお茶とお菓子をいただきながら乾くのを待つ・・・。女王だ。むろんわたしは女王ではないので無駄に緊張し、少々小さくなっている(^^;。

 今日はシックなネイルアートと、一本だけ折れてしまった爪の長さを合わせるために生まれて初めてスカルプチュアをしてもらった。さて、どの指の爪がスカルプチュア(付け爪)でしょう?・・・こんな写真でわかりっこないって(笑)。

 明日はよき日(^^)。

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jeudi 24 mai 2007

ちまちま

ケータイでちまちまと短信。
夕方5時過ぎ、マダムUが来館。甲陽園みやげのツマガリの焼菓子をいただく。本店には行ったことがないけれど、ここのお菓子は好き。ネーミングがちょっと恥ずかしいけど(笑)。
せっかくなので、書庫1や雑誌創刊号が置いてある書庫2、雑誌保存庫などをたらたらとご案内。マダムUは「隣の芝生は青い」、なんて言うけど、お恥ずかしい限り。
後ほど喫茶去陶庵にてコーヒーを飲みつつしばしおしゃべり。
夕食後はばたばたと家の掃除の仕上げなど。土曜日は晴れるかな。

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若冲帰る

Photo_44  去年の秋からずっと楽しみにしていた、開基足利義満六百年忌記念 若冲展を見に、相国寺の承天閣美術館へ行く。120年ぶりに、宮内庁から動植綵絵が相国寺に帰ってきたのだ。

 今から120年前、廃仏毀釈によって困窮した相国寺は、京都府知事のあっせんで、この動植綵絵を皇室に献上したのだという。なにもかもをむちゃくちゃにした廃仏毀釈の余波だ。なんと恐ろしいことか。

 5月13日から6月3日までと会期も短く、近年の若冲人気と宣伝効果もあって、会場は恐ろしい人·人·人···。チケットを買うだけでも30分の行列。これが土日だったら、さらにすごいことになっているのだろう。

 動植綵絵は第二展示室にある。もともとこの動植綵絵30幅と、釈迦三尊像3幅は、相国寺で行われる法要の際に同時にかけられ、広く一般にも公開されていたという。

 あるべきところで、あるべきように絵を見る大切さを思う。展示室正面の色鮮やかな釈迦三尊像は、1幅が畳一畳という大きさ。じっと見ているとありがたくて涙が出てくるようなお姿だ。この色彩がまた、動植綵絵のめくるめくような色彩と呼応して、「仏の世界」感を高めている。

 両サイドに並ぶ動植綵絵は一番前でじっくり鑑賞。列が進まないので必然的に細部までじっくり見ることになる。33幅を揃って見ることはもうできないかもしれないとのこと。心行くまで見ておこう。

 いつもながら、若冲の絵は細部がすごい。小さな虫、病気の葉などもとてもリアルに描き出す。花の絵はいつもボタニカルアートを思い出させる。

 中でも特に気に入っているのは、蓮池遊魚図桃花小禽図池辺群虫図貝甲図

 群魚図(蛸)。よく見ると大蛸の足の先に小蛸がからみついているの(^^)。昔、powder(パウダー)というブランド、たしかデザイナーはミヤサコ何とかさんと言った)に、この絵にそっくりの(若冲のぱくり??)プリント柄のスカートがあって、わたしはそれがとても気に入っており、よくはいていたものだ。若冲の絵は、服や着物にしたいものがたくさんある。貝甲図のかわいさ、蓮池遊魚図の大輪のピンクの蓮の美しさもそう。どれも本当に見ていて飽きない絵···。

 鹿苑寺大書院障壁画 葡萄小禽図床貼付床の間は、まさかそのままここに持ってきているわけではないのだろうけれど、そのままの形(セット?)で展示されているのがよかった。葡萄の渋い意匠なので、ワイングロッサリーさんに茶室があれば、こんな感じ···と想像(笑)。

 見られなかった方はぜひ好日さんのところで、その一端をごらんください。

 若冲の作品そのものは本当にすばらしかったのだが、この展覧会はほんとにしんどい展覧会だった。特に第二室の誘導、人の入れ方はどうにかならなかったのだろうか。入り口で制限をかけて、中では動け動けと言うだけでは、人は流れない。動線はごちゃごちゃで、待っても待っても人は動かず···。もう少しうまく人の流れを作らないと···。今日が初日だったわけでもあるまいに···。作品がすばらしかっただけにとても残念だ。

 帰りに、パパジョンズにて、チキンの香草焼きのピタサンドと、カフェパパジョンズで遅い昼食。チーズケーキをオーダーしなかったのは我ながらえらいと思う。コーヒーを飲みながら、リスクヘッジについての文章を読んでいて、「互いに対立する有力な戦国武将AとBがいて、どちらにつこうか迷った場合、長男と自分はAに、次男にはBにつくよう命じる」というのはリスクヘッジだなと思う。AがBに敗れても、家の滅亡の危機は、あらかじめ次男によってヘッジされているから大丈夫。また、武将が正室·側室にできるだけたくさんの子を産ませるのもリスクヘッジか?嫡男が死んでも他の子によって家系断絶のリスクはあらかじめヘッジされている。戦国おたくの弟と大河ドラマの影響でわたしもおたく化が進行。ああでもそんな弟とももうすぐお別れだ。寂しいなあ···。

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mercredi 23 mai 2007

お知らせ

 今朝方、わがPC(ウィンドウズ98だ!)が突然死いたしました。これは今ネットカフェにて書いておりますが、明日からは記事のアップはもとより、コメントへの返信も非常に緩慢になると思われます。いつもコメントを下さっている方々、どうかお許しくださいませ。

 皆様のブログに遊びに行くのを日々の楽しみとしておりましたのに、それもままならず、とても残念です。

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mardi 22 mai 2007

ガティノワ・ディナー

 今日は、室町和久傳にて、ワイングロッサリー主催のメーカーズディナーに参加させてもらう。わたしの好きなシャンパーニュメゾン、ガティノワの御当主(またの姿をアイ村村長)ピエール・シュヴァル氏を迎えての会だから、とても楽しみだ。お料理も、室町に行かれてからは初めていただく緒方さんの料理だし、それはそれは楽しみ(^^)。きれいな画像はPICARLEさんと、不良妻さんのところにあるかも?

 最初にご紹介いただいたシュヴァル氏はかなり大柄のムッシュ。フランス語で、ちょっとしたごあいさつでもできれば、と思うけど・・・。無理orz

 ワインは4種類のうち、3種はずらっとシャンパーニュ。

 シャンパーニュ グランクリュ アイ トラディシオン ブリュット NV

 ピノノワール90%、シャルドネ10%のいつもの金~サーモンピンクの色合いの美しいシャンパーニュ。温度が少し高めで、濃い感じが際立つ。

 シャンパーニュ グランクリュ アイ ブリュット 2000

 2000年に収穫したぶどうのみで作る「ミレジメ」。最初、香りがちょっとつかみにくい感じ。飲み込んだ後に少し残る苦味。香り少々桃のニュアンス?どっしりしたというか芯がしっかりした強い感じ。

 シャンパーニュ グランクリュ アイ ロゼ ブリュット NV

 通常のクリュに、コトー・シャンプノワを少し混ぜて作るロゼ。果実味。いちごにフランボワーズ、春の庭。フレッシュな真っ白いシェーブルといっしょに飲みたいかな。

 コトー・シャンプノワ グランクリュ アイ ルージュ 2002

 コトー・シャンプノワを飲むのは初めて。ブルゴーニュとまったく同じように作っているとのこと。また、ノンフィルターであるとも。クリアな色調、かなり酸味が強い。

 お料理は・・・。

 あわびときゅうりの葛引き 細かいさいの目のしょうが

 隣りの席にお皿が運ばれたときから、おだしのよい香りが漂う。なのに冷たい料理だと思い込んでいたわたしと他、一名(笑)。あわびはとても柔らかい。瓜は好物なので、夏になると瓜ばかり食べているが、きゅうりの葛引きはなんとも懐かしい。

 鯛の薄造り 皮 すだち 海草(?) ポン酢 塩

 黒寿司の上に乗っているような??こりこりした新鮮な鯛は、塩で食べるのが一番おいしかったかな。

 あいなめのたでおろし

 おいしい(^^)。大根おろしはあまり好きな方ではないけれど、これは臭みもなくよく合った。

 鯛の白子と木の芽の吉野仕立て

 裏ごした白子は形がないのに、まったりとした風味は健在。ほどよいとろみのお汁には思いのほか木の芽がたっぷりで、ミレジメと合わせれば、木の芽の香りがよりクリアになってこだまのように返ってくる感じ。不思議な相性。

 鰻の八幡巻き

 ふっくらとした鰻はとても柔らかくて、脂もさっぱり。これは何と合わせるのかと思ったけれど、ロゼとおいしかった。

 じゅんさいとのりのゼリー

 実はそんなに得意でないぬるぬる系(笑)。こんなお料理が出始めると。夏だなあと思ふ・・・。社長さんはコトー・シャンプノワがいいでしょうと。しかしそのワインが出てきたときには既に料理はなし(>_<)。

 牛肉と山独活、花山椒のしゃぶしゃぶ

 うどの苦味、山椒のじ~んとした感じがお肉の濃厚さを中和。

 稚鮎と茄子の土佐酢仕立て みょうが

 もうそんな季節?鮎のほろ苦さがワインとうまく呼応する感じ。

 はもどんぶり 焼き海苔  赤出汁 香の物(大根)

 鱧の香ばしくておいしいこと!

 宮崎産マンゴー

 最初のシャンパーニュがまたほしくなる(笑)。

 西湖

 和久傳名物。でもこれは通常売られているものとは違って室町和久傳手作りのもの。より「生」な感じで、デザート仕様であるような・・・。

 お薄

 シュヴァル氏は、明日東京で、シャンパーニュ騎士団の叙勲式だとか。また明日、一人日本の方も叙勲されるそう。すごいなあと思う。

 シュヴァル氏のお話も、ご同席いただいた方々との会話もおもしろく、楽しいひと時を過ごし、まだ早いと思っていたらすでにかなりの時間に(^^;。さらに飲みに行こうかとも言いつつおとなしく帰宅。でもそのおかげでゆっくりこうして余韻を楽しめたのだからうれしいこと。なんたって明日はお休みだもんね~(笑)。

 今日もいろんなお話が聞けて楽しかった。知りたいと思っていることの半分も知らないうちに、きっとわたしは死ぬだろう。人生は短く、学問は長いのだ。学ぶことの意味を問うこなかれ。今、目の前にあることをただただ学べ。

 皆さん、ありがとうございましたm(__)m。

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lundi 21 mai 2007

はたこはたこ焼きを・・・

 28 ほんとようやく、といった感じで、本日の遅番にて6連勤終了!帰りにはたこはたこ焼きを買いました。どこでって、もちろんうわさの「鉄板28号」で(笑)。ほんとに毎日前を通ってて、今日も非常にそそられたけど・・・。でもここってずっと前は「竹」じゃなかったっけ?

 たこ焼き10個250円。安っっ。今はやりの大きなのじゃなくて、昔、弘法さんとかで食べたような昔ながらのたjこ焼き。

 たこ焼きは好きだった。小学校のとき、60個食べた記録があるよ。

 今週末にはビッグなイベント・・・。なんとなく落ち着かないやね。

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vendredi 18 mai 2007

『リサとガスパール&ペネロペ展』

Photo_41  児童サービスのスペシャリストの先輩や、それを志す後輩に比べれば、わたしの絵本への愛は深くないかもしれない。そんなわたしでも、出ればば必ず読み、原画展があれば何度でも行くのが、うさこちゃんとタンタン(はまんがだな)と、このリサとガスパールだ。美術館「えき」でやっている、『リサとガスパール&ペネロペ展』へ行ってきた。

 絵本で見慣れた絵でも、やはり原画はいいものだ。平坦ではなく、タッチが感じられる。それは画家の息遣いのようなもので、絵がますます生き生きとして見える。油絵の具でわりと厚くこってり塗ってある絵は、少しの立体感がおもしろい。Imgdispbook_1 Photo_42 

 新作『リサとガスパールにほんへいく』。メインはこの新作の原画かな?ついに二人は日本へ・・・。ウォシュレットに興味シンシンになったり、おはしに四苦八苦したり、なんともかわいい二人。

 京都展のために描き下ろされた、金閣寺にいる二人の絵もあって、なんだかうれしくなる。Photo_43

 うれしかったのは『リサとガスパールのデザートブック』の原画があったこと。暖かいタッチで描かれると、お菓子はとてもおいしそうに、作っている様子はとても楽しそうに、食卓はとても幸せそうに見える。

 友達の娘にこの本をプレゼントすると大喜び。本を見ながら次々とお菓子を作っているらしい。「今度はたこさんといっしょに作るの~」なんて言っているそうだから、この本はまた、贈り主も女の子のハートもわしづかみなのだ(笑)。

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jeudi 17 mai 2007

早い時間のワインバーにて

 今日はワイン好き、チーズ好きのTさんと共に、初めてワインバーへ行く。平日の早い時間のバーは時間もゆっくり流れているようだ。

 スタートはマルク・クライデンヴァイス アンドロー・リースリング 2005。せっかくだからアルザスで。フルーティーで飲みやすく、女子好みだなあ、と思う。Tさんは珍しく(?)テタンジェで。

 今日はお料理もしっかりいただくつもり。でもお目当ての一つだったホワイトアスパラは、毎金曜日入荷とかで、残念ながら品切れ・・・。またの機会の楽しみとする。

 鯛とずずき、竹の子、きのこのキッシュ。チーズはイギリスのチーズ、あしらいは木の芽で、香りがよく、ふと木の芽和えが食べたくなったりする。キッシュの失敗作の話などをおもしろく聞く。プロでも創作は難しいときもある(笑)?

 定番のきのこクリームのパスタは細かくしたきのこのちょっと土っぽい香りがほんとに赤と合う。

 仔牛の頬肉の煮込み エピスとサフラン風味のベシャメルソース。お肉はとても柔らかくて、やさしいカレーみたいな風味のソースとよく合っておいしい。

 ビーフシチューはとろけそうな牛肉に色鮮やかなワインのソース。付け合せは新ごぼう。今日のはボルドーが多いとか。

 ワインはシャトー・フーガ マルドロール 2003というメルロー。なめらかで飲みやすく、するするとのどを通る。

 チーズは、マンステール クミンブルー・デ・コルスミモレットクロミエフルール・ド・マキパヴェ○○(?というシェーブル)。

 フルール・ド・マキは熟成が進んでとろっとろでとてもおいいくて、二人とも大いに気に入る。チーズの熟成のお話などを興味深く聞く。

 わたしはシューベルト・ドルチェ 2006、Tさんはもう一杯赤ワインでしめ。ニュージーランドの、ドイツ原産のぶどうで作られたデザートワインは、ちょっとほこりっぽいような独特の香りが珍しく、甘露。

 楽しくワインを飲み、おいしいものを食べていろんなお話を聞いてすっかり長居に。でもとっても楽しかった~。Tさんありがとう(^^)。027364170000 また行きましょう。

 『チーズのソムリエになる―基礎から学ぶチーズサービスの仕事』 久保田 敬子/著 柴田書店 2006

 プロ向きの本だけれど、一般のチーズ好きでも楽しめる本。チーズの保存や切り方などは十分参考になる。

 Tさん、これこないだ入れたんですよ~。一回見てみてください。

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mercredi 16 mai 2007

『黄色い涙』

 三浦しをんが、著書『三四郎はそれから門を出た』の中で、自分の読む本のチョイスを赤の他人にゆだねる、というマイ企画をやっている、といった話を書いていた。たとえば、電車で近くにいる人が何を読んでいるのかを突き止め、その人が読んでいる本と同じ本を読む、というもの。たとえば『白い巨塔』の2巻を読んでいたなら、1巻を読んでなくとも2巻を読む、といった感じだ。これがなかなかおもしろいのだ、と。

 映画『黄色い涙』もわたしにとってはそんな感じだった。ハカセさんチョイスである。このハカセさんという人は、少々ヲなところのある人で(笑)、昔のまんがに、わたしとはまったく違った方向性で詳しいのだ。

 この映画の原作は、永島慎二というまんが家の30年くらい前の作品なのだそうで、これを20年ほど前に買って読んだが、なかなかよかったので・・・ということらしかった。わたしはこのまんが家は知らなかったし(和田慎二と一瞬混同(^^;)、ホームページなどを見てみると、主演は嵐・・・。ジャニーズ系苦手なので、わたしにはあり得ないチョイスの映画だったのだ。脚本も市川森一と、ちょっとベテランすぎるほどのベテラン。この人が1975年に『黄色い涙』をドラマ化したときの脚本家のようだ。

 しかし、見てみると、これがまたおもしろかったのだ。青春の輝かしさとほろ苦さ・・・と言ってしまえば非常にベタだけれど、それがうまく、くさくなりすぎずに表現されていた。舞台は1963年(昭和38年)。わたしはまだ生まれていないが、わたしの子供の頃はまだなんとなく街はあの映画のような雰囲気を随所に残していたものだ。

 舞台になった阿佐ヶ谷付近の様子もかなり忠実に再現されているという。セットもそうだが、小道具にも感心した。とにかくデティールまで細かく細かく作り込んであるのだ。たばこ屋の店先に並ぶ、ロッテガムのパッケージなど、感動ものだ。今は無きコーヒーガム・・・。

 田畑智子が着ている服が、どれもとてもかわいくて上品。登場人物の会話も、坂口安吾がどうとか・・・などいかにもその時代っぽい。音楽もリメイクはしてあるにせよ、その当時の音楽であるので、懐かしさのあまりいっしょになって口ずさんでしまっているおじさん(おじいさん?)も映画館にいておもしろかった。

 東北新幹線ができてからの大宮駅しかわたしは知らないが、当時の大宮駅と、おそらくはこれも当時の様子に忠実なのであろうセットの大宮駅の違いに驚かされる。田舎の駅そのものだ。今は巨大ターミナルになっている新宿駅も、本当に小さい。

 昔、と言っても、たかだか40数年で、ここまで街が変貌してしまうとは・・・。わたしは古い街の写真を見るのが好きなのだが、京都なら、まだそう変わらないところも多い。しかし東京の変貌ぶりはどうだろう。ちょっと怖くなった。

 自分チョイスじゃない映画も思いがけない出会いがあって、おもしろいものだ。見に行ってよかったね(^^)。

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mardi 15 mai 2007

秦氏とカモ氏~葵祭からの連想

 京都の歴史を考える上で、避けては通れないのが、秦氏とカモ氏。

 先日来ちょくちょくブログにも書いている、伏見稲荷、蚕の社、松尾神社は秦氏ゆかりの神社。そして今日の葵祭の賀茂社は文字通り、カモ氏ゆかりの神社。

 『秦氏とカモ氏―平安京以前の京都』 中村修也/著 臨川書店 1994年

 『秦氏の研究―日本の文化と信仰に深く関与した渡来集団の研究』 大和岩雄/著 大和書房 1993年

 非常に興味深い2冊の本であるが、いまだにチラ見程度(>_<)。

 後者は特に、職場のある太秦では人気があり、利用の多い資料である。太秦に古くから住む人は、自分と秦氏の関わりを知りたくなったり、また単純に土地とかかわりの深い一族のことを知りたくなるのだろう。

 秦氏とカモ氏はどちらが先??だれか読んでかみ砕いて教えて~(笑)。

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葵祭

 葵祭を見に、下鴨神社に行く。満員のバスの車窓からは、下鴨神社へ向かう本列が見える。糺の森でバスを降りて、そのまま境内へ入り、有料観覧席のすぐそばで行列を見る。参道周辺はぎっしりと人。ところどころでは場所争いもあるようで、おっちゃんやおばちゃんが怒っている。源氏物語の昔から、場所争いは葵祭名物なのか(笑)。六条御息所、あれはくやしかったろうね。

 本列、女人列を見た後は、グリル生研会館にてお昼ごはんを食べる。どれもおいしそうだったけれど、ここはオーソドックスにハンバーグとえびフライのランチを。ドゥミグラスソース、タルタルソースともにとてもおいしい。ハンバーグの種の味も食感も上々。ほんとに懐かしい、子供の頃に食べた洋食の味がした。内装もかなり昭和のかほり(?)。Photo_467

 再び境内に戻り、河合神社にお参り。そして、17頭の馬が疾走する、走馬の儀(そうめのぎ)を見る。駿馬を神様にお見せする神事だそうで、走る馬の速いこと速いこと・・・。馬上の人もかっこよかったりする(笑)。どこの国の人かはわからないが、外人さんの乗り手も。

 賀茂の神の祟りを鎮めるため、馬に葵の葉を飾り、鈴を付けて走らせたのが祭の最初というから、葵と馬は必須アイテム。

 17頭が無事走り終えたのを見てから、本殿、相生社とお参りする。下鴨神社は何十年も前に父母が結婚式を挙げたところ。あまり来ないけれど、ご縁はある神社なのだ。平成27年には、21年ごとだったかの、式年遷宮が行われるらしい。

 2時20分に上賀茂神社に向かって出発した行列を追ってみる。本列ははるか先だけど、どんどん歩いて行くうちに、女人列に追い付いた。Photo_468

 加茂街道を行く、斎王代の御腰輿(およよ)。現代の御腰輿はタイヤがゴム製。というかもともと御腰輿は車輪が付いているものなのだろうか。

 上賀茂神社にもたくさんの人。行列が着き、これから社頭の儀が行われるので、境内には入れそうにない。Photo_469

 葵家でやきもちを買って帰る。今日はわりとよく歩いたなあ。

 *グリル生研会館

  京都市左京区下鴨森本町15 生産開発科学研究所ビル1F

  TEL 721-2933 木休

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lundi 14 mai 2007

パティスリー・リョーコ

 ようやく念願のパティスリー・リョーコへ行く。荒本も数年前には何もなく、ただ何もないところに府立中央図書館の大きな建物があるばかり。研修や何かで行ってもお昼を食べるにもちょっと困る、といったところだった。ところが今は東大阪の市役所はあるはカルフールはあるは、その発展ぶりにちょっとびっくり。

 開店前に店に着く。あれよあれよと列が伸びて、しかも10時の開店が延びに延びて開店はなんと10時45分!!そのころには長蛇の列に・・・。イデミのようだ。Photo_439

 見るなり即決、フレジエ。ほんとのできたてほやほやなので、クリームも締まっておらず、とろっとなめらか。バタークリーム少な目の少し軽い配合なのかもしれない。いちごの酸味と甘いジャム、ビスキュイ、クリームが溶け合っておいしい。Photo_440

 これも即決、ショコラ・モンブラン。上にはお酒の効いた甘くない軽~いチョコレートの生クリーム。絞ってあるのは濃厚な栗のクリーム。中には栗あんみたいな風味の栗が一粒とねっとりしたちょっとキャラメルのような風味も感じるクリーム。生地はダックワーズのような感じで、周りに塗られたチョコレートはナッティーな風味。

Photo_441  次はちょっと悩んだ。いちごのお菓子とチョコレート系のお菓子の赤と茶色の中で、一際目をひいたリュミエール。「光」というネーミングにふさわしい明るい色合い。香りのよいマンゴーのジュレの下は軽いマンゴーのムース。そしてその下は、きゅっと酸味の効いたパッションフルーツのなめらかなクリーム。レモンパイのレモンクリームのパッションフルーツ版といったもので、このクリームのおいしいこと・・・。これは秀逸!食べた中ではこれが一番のお気に入り。

Photo_443   バタークリーム系、チョコレート系、フルーツ系と選んで、後はクレーム・パティシエールとフィユタージュを食べればいいかな?と思って選んだのはミルフィーユ。見るからにさくさくのヴィジュアルがたまらん。よ~く焼けたざくざくの香ばしいフィユタージュ。クリームもとろっと濃厚で、とても新鮮な感じで味は極めてシンプル。フィユタージュには何も塗っていないのにまだまったくしけっていない。模範解答のようなミルフィーユだ。

 エクレール・ショコラのシュー皮はしっかり焼き色。クリームは濃厚でしっかりした甘さがよい。上掛けはフォンダンだったらもっといいのになあと思う。タルト・ショコラもしっかり焼きが入ったタルト生地につやつやのガナッシュがたっぷり流し込まれ・・・。

 マカロンは、フレーズキャラメル・サレを。ちょっと小ぶりで優しい色合いの女らしいマカロンだ。食感も軽め。フレーズはとてもかわいいピンクのいちご風味のバタークリームが挟んである。キャラメル・サレにはねっとりとしたキャラメルクリームが挟んであり、これがもう激ウマ!!

 ケイクを4種。ショコラショコラ・オランジュバナナナッツキャラメル。どれもバターたっぷり、甘味もしっかりした重いもの。ローマジパンが入ってかなりしっとりしたものも。

 近くにあったらしょっちゅう行きたいお店ではある。やっぱりサントノレも食べるんだったと未練が残るし(笑)。

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dimanche 13 mai 2007

ヴィルマールのゼロ

 「九州うまかもん市」に行って来た秋田嬢より、おやつの差し入れあり。スイーツダイニング2月14日というちょっと変わった名前のお店のロールケーキ。一日80本限定だそう。小さなナイフで切るのが難しいほど生地はふわふわ。中身は砂糖入りの生クリームのみのいたってシンプルなロールケーキだった。ロールケーキの流行はここ数年続いているらしい。

 先日このブログで、蚕の社のことを話していたので、ふと思いついて仕事帰りに蚕の社に行ってみた。まだ十分明るいが、境内は人っ子一人いない。お参りを済ませて拝殿左の三柱鳥居を見ていると、風が強く吹いてきて元糺の森が、ざわわ~、ざわわ~と音を立てる。やっぱりここはなんとなく怖いな。黄昏時に来るのはやめよう。もっと怖いのは、いや、怖いと言ってはいけないのかもしれないが、本殿手前、左側の末社の鳥居正面の祠だ。お堂(?)みたいになっていて、中に入って拝むのだけど、これがまた・・・。数秒も経たぬうちにぞわぞわぞわ~っと・・・。狐が何か言ってきそうだったのでお参りしてそそくさと出る。一人で来るのはやめよう。神のいますところは、怖くはないけれど、畏れ多い。

 また今日は、松尾大社のお帰りの日なのだそうだ。夕方なのでもう御神輿は松尾に帰られた後だったが、明かりがついていたので、七条千本辺りの御旅所(?)を訪ねてみた。伏見稲荷と違って、御神輿が皆、一つの御旅所に集合するわけではないようだ。松尾さんについてはほとんど知識なし。

Photo_466  夜に飲んだのは、ゼロ・シリーズ第一弾、ヴィルマールのブリュット・ゼロ。ゼロ・シリーズを飲んでいつも感心するのは、ドサージュしていないのに、まったくとげとげしくないことだ。もちろんこれもそう。ヴィルマールらしい(って3回ほどしか飲んでないけど)複雑な香りとしっかりした重さ(?)。一瞬なぜかミントのような香りも感じた。とてもおいしい。

 シャンパーニュとの名コンビチーズ、シャウルスをお供に。周りはとろ~っとクリーミー、中身は白くてちょっとしっかり。塩気がほんの少し効いているけれど、それがミルクの香りと甘味を引き立てる。相性は抜群。

 桃と苺のホワイト・スティルトンはデザート代わり。これはまさにチーズケーキでお菓子みたいにいくらでも食べられてしまう危険なチーズだ。ヴィルマールと合わせれば贅沢な気分♪

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samedi 12 mai 2007

『九州うまかもん市』の定番は?

 伊勢丹でやっている『九州うまかもん市』にて、いつもの定番を買う。ま、北海道展は数も多いので前ほど覗かなくなったとは言え、デパートのフードイベントはたとえ短時間でも覗きに行くわたし(笑)。毎年行っていると、おのずと「定番」が決まってくる。「九州」ではこれ。Photo_464

 吉野鶏めし保存会吉野鶏めし。大分県の一村一品らしい。ふだんわたしたち京都の人が食べ慣れているかやくご飯よりもずっと味は濃い。具は鶏肉とごぼうで、鶏のだしがよくご飯に染みている。それが大きなおにぎりになって、ごろん、ごろんと。さすがに一度に三つは多いけれど、これがおいしくて、お弁当にぴったり。多めに買って、ラップで包んで冷凍保存もしておくよ。

Photo_465  松翁軒カステラ。材料は、卵・砂糖・小麦粉・水飴のみ。いたってシンプルだけれど、大変な手間がかかっているのがこのカステラというお菓子だ。しみじみとおいしくて、食べ飽きない。

 生地は甘く、どっしりとして、水飴が効いてねっちりとした仕上がり。底にはもちろん沈んだざらめ。カステラも好きでいろいろ食べているけれど、松翁軒のが一番好みのように思う。底の紙に付いた茶色い部分ももちろんこそげ落として食べるよ。

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jeudi 10 mai 2007

カフェ ブランジュリ タケウチ

 ある日の大阪、昼下がり。地下鉄に乗って、本町で降りるところをうつらうつら、気が付くと阿波座。どうしたものかと考えたが、天気もよい。靱公園通って本町まで歩いて戻ろう!

 タケウチの前を通る。しかしパンがなくなりましたのでいったん閉店します。午後3時より開店しますとの張り紙。なんとまあ。パン買えない・・・。

 上のカフェはやっているようなので行ってみる。だいぶ待ってやっと席に。

 ブリオッシュサンドのランチを注文。サラダに、にんじんの冷たいスープに、メインはサンドイッチが2種。丸いブリオッシュの薄切りに、ほうれん草、セロリ、パストラミを挟んだものと、バトンというハード系のパンに、新じゃがと玉ねぎを生クリームソースでとろりと和えたグラタンのようなのが挟んであるホットサンド。食後にコーヒー。

 やっぱり野菜自慢、具もおいしいが、なんと言ってもパンがおいしい~~。特にバトンがおいしかった。パンが買えなかったのは返す返すも残念だなあ・・・。

 *カフェ ブランジュリ タケウチ

  大阪市西区靱本町1-16-14 靱ビル3F

  TEL 06-6444-2118 月休

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mercredi 09 mai 2007

『神仏習合―かみとほとけが織りなす信仰と美』 (3) 起請文

Photo_1 例えばここに一枚の熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)がある。この裏に「私はたこは今後ケーキを食べるときには必ず1個でやめておきます。」と書く。そしてその後に、その約束がちゃんと履行されるかどうかを監視する神仏のリストを書く。つまり「勧請する」。その後に、もし約束が履行されない場合はこうこう、とifの従属節、例えば、リストに挙げた神仏の(この神符を用いる場合はおそらくは熊野権現の)「罰を毛穴ごとに蒙ってもよいです」、とか自らを呪詛する言葉を記す。ちなみに、熊野権現への誓約を破るとお使いである烏が一羽亡くなり、破った本人も血を吐き、地獄に落ちるらしい。ひぃ~~~!!

 以上のようなものが「起請文(きしょうもん)」と言われるもの。31693239

 『起請文の精神史―中世世界の神と仏』(講談社選書メチエ3609 佐藤 弘夫/著 講談社 2006年

 裏表紙より「なぜ天照大神に誓いを立ててはならないのか。神と仏はどちらが上位か。本地垂迹の本質とは何か。中世日本の巨大なコスモロジーは、1片の起請文の中にある。」

 以前読んでとてもおもしろかった本。しかしわたしはこの「起請文」というものを実際に見たことはなかった。しかしありましたよ、この展覧会に!

 国宝 「東大寺世親講衆等連署起請文」 鎌倉時代 奈良・東大寺、という「東大寺文書」の中の1枚。

 講(?メモしそこね、詳細はわからず)のメンバーが一致団結することを誓ったもので、紙背(つまり裏側)に二月堂の牛王宝印、ifの従属節は、「大仏、八幡三所を始め、仏法を護持する春日権現、八大明神、日本国中大小神祇、殊に二月堂観音の懲罰」とある。すごい。日本国中の大小の神々の懲罰だって。そんなのいやだ(>_<)。

 ともあれこれを見て、上記の本を思い出し興味津津、こういうものだったのかとまじまじと見る。

 国宝はほかにも何点も出ていた。たとえば厳島神社の、「平家納経」。これはちゃんと「内大臣平朝臣清盛」のサイン入り。清盛好きにはうれしい。

 高山寺の「明恵上人樹上座禅像」。まさか奈良でお目にかかろうとは。聞いたことはあるけれど見たことはなかったもの多数。予想外のものも出ていて、大変に充実した展覧会であった。これで1000円は安いだろう。

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mardi 08 mai 2007

『神仏習合―かみとほとけが織りなす信仰と美』 (2) 概観

 時代が下がっていくと、そのうち具体的な信仰対象がいるので、神像が作られるようになり、浄行僧という、「神域としての山に分け入り、神を感得することが可能な山岳修行僧」によって山岳信仰と仏教は習合され、平安時代には密教の影響を受けて、修験道として体系化されていく。

 また、御霊信仰(管公とか早良皇子とか)が起こり、御霊会(ごりょうえ)が盛んに行われるようになるが、これも神仏習合の性格が顕著なものであった。神前読経では、十六善神が守護する大般若経がよく読まれた、とのことで、会場には奈良国立博物館が持っている立派な大般若経厨子(重要文化財)が展示されてあった。

 仏教とは少し距離を置いていた伊勢も、東大寺中興の祖、重源上人(昨年の御遠忌のスカパラライブではお世話になりました(笑))が多数の僧を引き連れて伊勢へ参詣したことから、ぐっと距離を縮める。

 そして「本地垂迹説」が出てくると、鏡像・懸仏(かけぼとけ)=御正体(みしょうたい)という信仰対象物も生まれてくる。神社との結びつきもますます強まり、宮曼荼羅が盛んに製作される。

 おもしろかったのは、三十番神像 室町時代 個人蔵。「三十番神像は一ヶ月三十日間を一日一人の神が守護するという考えから集合画像で描かれるようになったもの」で、「平安時代に天台宗で起こった」のだそうだ。初めて見る。

 三十日分の桝目に、神の絵を描いたカレンダーのようなもので、よく見れば、女性も、公家風の神も、中国風の神もいる。ちょっとカトリックの聖人カレンダーを思わせておもしろい。三十日間すべての神の名を知りたい。

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放漫経営

 中長期化しつつあるエネルギー収支のアンバランス、放漫経営のためすっかり豊満体形のわたし。今日は重い腰を上げて結婚式に着る服を買いに行って、ぐえっっ。早急な体内改善計画の必要性を実感。Photo_463

 とか言いつつこんなものを買っている。

 500円のが一番おいしいような気がするね。

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lundi 07 mai 2007

『神仏習合―かみとほとけが織りなす信仰と美』 (1) 神名帳

 特別展『神仏習合―かみとほとけが織りなす信仰と美』を見に、陽光降り注ぐ奈良へ・・・。会場は奈良国立博物館の新館である。「はたこさん必須の展覧会ですね」とマダムUに言われたが、そのと~り!!こうやって1時間かけて奈良まで来ている(笑)。

 博物館なので、美術鑑賞とはまた違って、いつになく薄暗がりでメモをたくさん取るほど内容の濃い展覧会だった。とにかく知らない言葉や知らないことが多すぎて理解に四苦八苦。ブログにも何から記してよいのやら。

 わたしたちはなんと幾多の神仏が創り出す豊饒の世界に生きていることか。一神教に作り変えられなかった、この国の多様な精神の豊かさを思う。

 「神仏習合」と言うと、まず思い浮かべるのは「本地垂迹説」であるが、これは最初からあったものではなく、「中世から近世にかけて神社と寺院が一体化していくなかで広まった神仏習合を説明するもっとも一般的な説」とのこと。神仏はもっと前からすでに習合していたのだ。

 会場には、ボランティア解説員の女性がいて、質問すれば、丁寧に回答と解説をしてくださる(なんと気前よく!)。その方によると、「仏教はインドでの成立時点ですでにインドの神との神仏習合だった」と。改めて言われてみればそのとおり、ブラフマン=梵天、ラクシュミー=吉祥天など、インドの神々は既に仏の世界に組み込まれていた。それがさらにわが国の神々と習合するのである。

 「奈良時代、豊前国宇佐地方の神だった八幡神を東大寺の鎮守神として迎え」、「ここに『神仏習合』が本格的な幕開けを告げることになる」。「そして神社の境内にも「神宮寺」呼ばれる仏教寺院がさかんに建立されることになった」。

 最初に目をひかれたのは、東大寺の「二月堂神名帳(にがつどうじんみょうちょう)」 大永8年(1528)(重要文化財)である。言わば、神々の名簿。

 なんのための名簿かと言うと、「神々を二月堂へ勧請し護法善神として道場の守護と法会の成満を願う」ための名簿だ。

 これは、日本全国の神々の名が列記された、ただただ列記されたもので、お水取り(修二会)の際に毎夜、節つきで読み上げられる。つまり、全国の神々が毎夜勧請される。ボランティア解説員の女性に質問すると、節つきで読み上げてくださった。この方はお水取りが大好きで、毎年、連日通われるらしい。なかなかにディープな方である。「これは二月堂声明と言いますが、わたしは「過去張」よりも「神名帳」のほうが好き」なのだそう。聞いてみればなるほど耳に心地よく入ってくるメロディーである。一度、お水取りにも行ってみなければね。

 日頃親しんでいる神の名も見つける。○○○大菩薩、○○○大明神、と、神の名がフルで記されるのは各々の最初の一行のみで、以下は、○○○・・・・・、○○○・・・・・、と敬称(?)は・・・・・で略されている。読み上げるときは敬称ももちろん略さない。

 熊野、住吉、白山、名智 竹生嶋は大菩薩。

 下賀茂、稲荷、松尾(マツノヲ)、木嶋(コノシマノ)、大原野、平野は大明神。

 大菩薩と大明神の違いを尋ねてみると、より東大寺と関わりの深い神が大菩薩とされているらしいとのこと。大菩薩の方が格(?)が上らしい。

 興味深いのは、松尾(まつお)と言い慣わしている松尾神社に、「マツノヲ」と読み仮名がふられ、今も氏子さんたちが「マツノオジンジャ」と呼ぶように、「マツノヲ」が正しい名称であることがわかることと、木嶋神社(このしまじんじゃ)、いわゆる「蚕ノ社」が、今は小さな神社であるけれど、由緒正しい古い神なのだということがよくわかること、である。

 畏れ多いことではあるが、神名帳に記された神々に会いたくなった。

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dimanche 06 mai 2007

後継者

 ゴールデンウイークも終わって、今日の夜はブルー・・・なんていう人も多いのかな。わたしは期間中、公休だったり仕事日だったり。しかしながら、これくらいの連休で、「大型」とか「ゴールデン」とはこれいかに、と思うのは毎年のこと。2004

 レ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン マコン-ヴィラージュ 2004

 冷えている間はフルーティーで、それだけでなくこくがある。でも不思議、温度が上がってくると甘くなるのではなくて、なぜか強いミネラル風味になる。それをさらにゆっくり味わうのがおいしい白だった。

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samedi 05 mai 2007

フロール

Photo_448  日々、進化し続けているというフロール。久しぶりに食べてみようと買ってみた。前は花柄の包装だったけれど、パッケージも一新、シックになっている。Photo_449

 いつ見ても渦巻きがきれいだな。生地の表面が美しい。ホワイトチョコレートが入った中のクリームが、軽すぎず、適度に甘くしっかりしているのがいい。

 丁寧に作ってあるなあ、といった印象は変わらず。

 

*ミディ・アプレミディ

 京都市中京区東洞院三条下ル

 TEL 255―0455(フロール予約専用)

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jeudi 03 mai 2007

シャンパン祭

 昼は稲荷祭、夜はシャンパン祭(笑)。PICARLE師のお声がかかり、コート・デ・ブランで開かれる、「シャンパーニュ、各村のテロワールとマイクロ・クライミットの違いによる比較試飲」なるテイスティング・セミナーに畏れ多くも参加させていただいた。7名限定で、7種のシャンパンが出るという、夢のような贅沢企画♪

 開始時間の7時少し前に到着。お店のすぐ近くの辻には、お稲荷さんのお帰りの列が撒き散らしたカラフルな紙吹雪が落ちており、ここも伏見稲荷の氏子地域だったのを思い出す。最北端、最東端くらいかな。

 Photo_462 中に入ると、カウンターの上には「シャンパーニュへの旅」と題したカラー刷りの資料と、写真のように、テイスティングするシャンパンの名前を記した円が7つ並んだA4サイズの紙が置かれている。グラスを所定の円のところに置くようになっている。こんなのを見ると、ガリ勉スイッチオン!!

 「ホワイトボードとか出るんですかねぇ?」「そりゃないだろ!」とかPICARLE師と冗談を言っていたことが現実に(笑)。ありました、ホワイトボード。

 基本、それぞれグラス一杯づつ出たので、テイスティングというよりはむしろ、しっかり飲むレベル。単純計算で一人1本(@_@)。セミナーらしく、吉志部さんの詳しい解説あり、質疑応答ありで、楽しくテイスティング。いつものようにおいしいお料理も出てきて最高(^^)。写真とワインについての詳しいコメントはぜひともPICARLE師のところでどうぞ。

 コート・デ・ブラン(東向き斜面のシャルドネ中心の地区)から3種類。

 アンリオ ブラン・スーヴェラン ブリュット  今日テイスティングするものの中では唯一のNM。コート・デ・ブランのぶどうをたくさん使っていてぶどうの比率もよいのだそう。一杯目で、比較対照がないので、素直においしいと思う。あとでミネラルのしっかりしたのを飲んでから、また温度が上がってからのこれを飲むと甘味を強く感じる。

 ギィ・ラルマンディエ グラン クリュ クラマン ブリュット ブラン・ド・ブラン 2000

 コート・デ・ブランは、南へ行くほど石灰の密度が高くなり、表土も薄くなるので作られるシャンパンもミネラルが強いものになるのだそう。これは。クラマンという一番北の地区のもの。軽く鋭い酸で、もたもたしない感じ。

 ギィ・シャルルマーニュ グラン クリュ ブリュット ブラン・ド・ブラン 2000

 ル・メニル-シュール-オジェという地区のもの。一番石灰質の土壌の斜面のぶどうで作られているそう。この作り手の通常のキュヴェは2回ほど飲んだことがあるけれど、この上等(?)なキュヴェにも一口飲めばわかる共通の特徴的な風味がある。これは少しひねたような香り(?)、樽には触れていないそうなのにほんの少しの樽っぽい香りを感じるのが不思議。地図で見ると二つ目の地区とそんなに離れているようには見えないのに、味わいは異なる。あたりまえなのだろうけれど、やっぱり不思議。

 モンターニュ・ド・ランス(北向き、南向き、東向きの斜面のピノノワール中心の地区)から4種。斜面の向きと日照で味わいの差が出るのだそう。

 フランソワ・スコンデ グラン クリュ ブリュット シルリー

 シルリー村は小さくて、二ヶ所でしかぶどうを作っていないらしい。幾多の小さな小さな地方自治体が存在するフランスではそんな場合もあるのだろう。北東向き斜面のもの。フルーティーでおいしい。特に温度が上がってから。

 ジャン・ラルマン・エ・フィス グラン クリュ ブリュット

 ヴェルズネイのもの。深緑と金のラベルが上品で美しくて、前にジャケ買いしたシャンパン。ジャケ買いだけれどおいしかったのでよく覚えている。

 エリック・ロデズ グラン クリュ アンボネイ ブラン・ド・ノワール

 アンボネイのもの。実はブラン・ド・ノワールが好き。また、ピノ・ノワールの比率の多いものが好き。テイスティングした中で、これがわたしの一番。こくがあって、ふっくらと暖かい感じでおいしい~(^^)。

 ポール・バラ グラン クリュ ブリュット

 南向き斜面のブジーという地区のもの。ラストにしてはさっぱり感じられる。でもそれはたぶんエリック・ロデズを飲んだ後だから。間をおいて飲んでみるとけっこうしっかりしているのであった。

 お料理は・・・

 小松菜とおあげの炊いたん

 ふだんのおかずもダ・ヴィンチの手にかかればとてもおいしくなる。おあげと菜っ葉の炊いたんはわたしは典型的な「京料理」だと思っている。

 キッシュ・ロレーヌ  皮のさくさくとアパレイユの濃いチーズの香りがほんとにおいしい。

 鴨ロース 辛子  柔らかいロースに鴨の香りと旨みがぎっしり・・・。

 鰹のマリネ 香菜  これはね、説明不能。ぎゃあ、というほどおいしい。口の中に広がるまったりとした旨みと言ったら・・・。

 いさき ドライトマト  塩をして寝かせたいさき。塩で旨みが凝縮している。

 ケッパーベリー  こんな大きな茎付きのものは見たことがない。何かの味にちょっと似てる。「らっきょ?」(笑)

 とんとろとトマトのペンネ ゆで加減も絶妙。とんとろの脂がトマトにこくをつけてとてもおいしい。

 しっかり7種(1本分?)おいしくいただき、会はいったん終了。しかしわが師匠、「ピノが飲みたくなった」、と1本(@_@)。

 ジョルジュ・ルーミエ モレ・サンドニ クロ・ド・ラ・ビュジエール 2001

 お二人揃って、まだ若い、固い、と口々におっしゃるが・・・。わたしにはものすごくおいしく感じられた。これが飲みごろになったときはどんなになるんだろうと思う。

 鴨のコンフィ ルッコラ  ぱさぱさしておらず辛すぎもせず。コンフィってとんでもないのに当たる確率は高いように思うけれど、ここではそんな心配は無用。

 贅沢かつとても勉強になるセミナーだった。先日行った奈良国立博物館(近日中3回シリーズでアップ予定)と同じくらいに充実したひと時。本当にありがとうございましたm(__)m。

 その後は、名古屋から来られたというご夫妻もいっしょにワインバーへ。

 そこでは、パトリス・リオン ジュウレイ・シャンベルタン クロ プリュールをご相伴にあずかる。シャラン産の鴨と新ごぼう 赤ワインのソースのお皿を作ってもらう。おなかもけっこう膨れているときにいただいてもおいしい料理っていうのもすごい。

 よく飲みました、まる。

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還幸祭

 今日は稲荷祭の還幸祭。約二週間の間御旅所におとどまりになった神様が、また御神輿に乗って伏見稲荷にお帰りになる。今は日通のトラックの乗っての巡行だけれど、祖父が若かったころはかついでいたという。

 朝から神棚にはワインのお神酒とお赤飯。昼には鯖寿司をお供え。伊勢丹に買いにいったらちょうどさいき家さんのが出ていたので鯖寿司といっしょにだし巻きも購入。わたしは鯖寿司を食べないのだけれど、父によれば、とてもおいしかったらしい。祖母が元気だったころは朝からせっせと何本も鯖寿司を作って配っていたものだ。

 お昼を食べたら御旅所へ向かう。Photo_451

  御旅所では供奉の人たちも、御神輿も出発の準備が整い、1時40分、出発の神事が執り行われる。神官たちの耳には葵の葉。お稚児さんもたくさんいる。Photo_453 Photo_452

 田中社もトラックに乗せられてスタンバイ!五基の御神輿はどれも精巧で美しく、立派。田中社は五基の先頭を行く。

 無事出発を見送ったら、次は東寺東門前に移動。2時15分からここで神供が行われる。Photo_455

 門前にずらっと居並ぶお坊さんと五つの供物。

 明らかに去年よりギャラリーが多い。御神輿に先駆けてお稚児さんなどを乗せたトラックが通り、色とりどりの花吹雪や、しるしの杉(たぶん)をまいて行く。なんだかうれしく、懐かしくなる。

 御神輿が到着すると門前にしばしどまる。般若心経が読まれる。しばらくして御神輿は出発。大宮通を五条まで北上。

 やはり今も御神輿が通ると柏手を打って拝む人も多い。おばあさんに抱かれた子供の姿も多く、おばあさんが孫であろうその子に、「神さん帰らはる、また来年って・・。」とか「ばあばのとこ(住んでいる地域)の御神輿はあれ」などと話している。そんな様子にほっとする。

 外国人・日本人の観光客も写真を撮っている。「御神輿っていうレベルじゃない(ほど立派なもの)ね~」という声も聞こえる。そうなんですよ~。あれはわたしたちのおじいさんが担いだ御神輿なの~、とちょっとうれしく、誇らしくなる。

 ああ、お祭りはやっぱりいいものだ。去年は御神輿の後に続いて歩いて伏見稲荷に行って還幸祭を見た。今年はこれから自転車で行ってきま~す!

 伏見稲荷ご到着は午後4時ごろ。境内はお迎えの人々でにぎわっている。わたしは今年もちょうど、御神輿と同時の到着となる。Photo_457

 旅装を解かれる御神輿。Photo_458

 御神輿を飾っていた杉も希望者に授与される。神棚にあげておくといいんだって。わたしも田中社のをいただいた。

Photo_459  田中社から順番に、御神体を本殿にお移しする。神官は白いマスクを着け、ご神体の入った箱は白い布で覆われた上にすっぽり傘をかぶせられて、それはそれは厳重に・・・。

 田中社のお帰りを見届け、帰途についた。

Photo_460 Photo_461

 本町通にある、伏見稲荷の境外摂社、田中神社。稲荷山におわす田中社は、その成立など、謎が多いらしい。この境外摂社の田中神社と深いかかわりがあると言われているようだ。

 なにせ古い神社の古いお祭りなので知らないことだらけで、それがまたおもしろい。

 神様、ありがとうございました。また来年!

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mercredi 02 mai 2007

『ヨーロッパ伝統洋菓子の世界展』

Photo_40  阪神百貨店で今日からやっている『ヨーロッパ伝統洋菓子の世界展』、これを見たくなって、仕事が終わってから大阪まで行ってみた。アンテノールがやっている無料イベントのようで、18世紀~19世紀のヨーロッパのスペキュロース型やビクトリア型(クグロフ型)などを中心に展示している。製菓道具をコレクションしている「エーデルワイスミュージアム」の収蔵品の一部らしい。

Photo_445 Photo_446 お菓子の木型は、ベルギー、ドイツ、オランダに優れたものが多いらしい。しかし今では木型を彫る職人も少なくなっているとか。大きなスペキュロース型。こんな大きいものは食べたことはないけれど、おいしいベルギー銘菓である。

 お菓子屋さんのインテリアにもよく使われているクグロフの型もなかなか多彩。かなり複雑な型もあり、これがすべて手作りで打ち出されているというのだから驚きである。写真のように、その型で焼いたクグロフが隣りに置いてあるのもあった。

 アイスクリーム型にチョコレート型、ワッフルの型に聖餅(聖体拝領やミサのときに用いるもの)の型まで、とにかく型、型、型。

 和菓子にも打ちものという木型を使って作るお菓子はあるけれど、練り切りなどの生菓子は手で一つ一つ形作る。洋菓子には飴やマジパン細工を除いて手で作る、というのはあまりないようだ。やはり型なのだ。

 となると、洋菓子の技術は、手の技術というよりも、鋳型の技術なのだろうかとちょっと意地悪な見方もしてしまう(^^;。

 型のほかにも麺棒やパイカッターなどの道具や食器、お菓子のパッケージ、書籍など展示は盛りだくさん。実際に手に取ってみたくなるけれど、当然それは不可。残念だ。

 会場にはアンテノール出身で、今は独立してお店を持っているシェフの販売コーナーがあり、イートインもできるようになっていた。小腹がすいたので、シンフォニーナガノという神戸の店(やはり阪神間に店を構えたシェフが多いようだ)のガレット・デ・ロワとコーヒーでおやつ。

 完全予約制らしいが、エーデルワイス本社内にある、「エーデルワイスミュージアム」にも一度行ってみようか。企業がやっている専門図書館なりミュージアムなりはなかなかおもしろいものなのだ。

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mardi 01 mai 2007

『ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展』

Photo_32  『ギメ東洋美術館所蔵浮世絵名品展』を見に、大阪市立美術館に行く。しばらく前から浮世絵がますます好きになってきたので、いろいろな作品を見るのがおもしろくてたまらない。

 先日見に行った、大丸の幕末浮世絵展とはまた違ったタイプの作品や時代の古い作品も展示され、浮世絵の流れも概観できるようになっていた。初期の浮世絵は、多色刷りのものではなく、白黒であったようだ。

Photo_33  葛飾北斎 『虎図(雨中の虎)』・『龍図』ともに嘉永2(1849年)

 今回の展覧会のメインだろうか。パリ(ギメ美術館の収蔵庫)と日本(太田美術館)、別々に保管されていたこの二つの作品が、実は双幅であったことがこの展覧会の準備段階で発見され、検討の上確定されたのだ。龍図は、フランスに先駆けての公開なのだそうだ。

 暗黒の天に浮かぶ龍、雨中で吼える虎、一つづつを見てもその迫力に圧倒される。そしてその二つが並んだとき・・・龍と虎が睨み合い、圧倒的なパワーと空気の緊張を感じる空間が生じる。すごい・・・。

Photo_34 Photo_35  葛飾北斎 『百物語 お岩さん』 天保2~3(1831~32)年頃

 葛飾北斎『百物語 笑ひはんにや』 天保2~3(1831~32)年頃

 どうもわたしは美しいものよりも怪異なもの、異形のものに心ひかれる癖があるようだ。浮世絵も美しい美人画よりも異様なものに目が釘付け。笑う般若の表情や、子供の青い首の怖いこと怖いこと(>_<)。絶対家には入れたくない作品。美しく心がなごむ美人画は好日さんのところでご覧ください。ちなみに鳥居清長のすらりとした背の高い美人画を見ていた若いお兄さん、「ありえへん。外人やん。十等身ぐらいあるで」と言っていた。

Photo_36  溪斎英泉 『鯉の滝登り』 天保年間(1830~44)

 大判2枚を立てにつなげた縦長の掛物絵。すごくかっこいい。粋な感じがする。またグラフィックアートのような感じも受ける。浴衣のすそ模様やロングスカートの模様に、すそから鯉を登らせたらかっこよさそうだ。そういうのがあればきっとわたしは買いそう(笑)。

Photo_37  これはおなじみのジャンル、相撲絵。図はクリックして大きくしてから見てください。小さいとどうも迫力がない・・・。

 勝川春英 『立神盤右ヱ門』 文化7(1810)年頃

 力士も一種、異形の男。その力強さ、躍動感は画面から飛び出してくるようで、そのあたりが相撲絵の魅力だろう。

Photo_38  河鍋暁斎 『釈迦如来図』 明治9(1876)年

 河鍋暁斎は、エミール・ギメと直接親交のあった浮世絵師で、この作品はギメに直接贈られたものだという。

 一瞬キリストの絵だと思った。どこが?と問われるとよくわからないのだけれど、ただよう雰囲気が釈迦ではなく、西洋なのである。不思議だ・・・。

 充実したコレクションはたいへん興味深い。もっといろいろな作品を見たい、いろいろなことが知りたい、と欲を掻き立てられるような展覧会である。

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