いっしょに行きましょう~!とさんこさんが言ってくれていたぶどうの蔵へ。この店は10年くらい前に一度行ったことがあるのだけれど、ちょっと前にさんこさんのお友達が若くしてシェフになって、おいしい料理を作ったはるらしい。もちろんワインの店なのでワインは豊富。楽しみ、楽しみ・・・。ワインもお料理もすっかりおまかせで、座れば出てくるおいしいもの、という非常に贅沢な状態にて。おいしそうな写真はさんこさんのところとかもめさんのところで。
まずは食前酒として、ボランジェのグラス。やはりボランジェ、ちょっと甘い。もう少し酸があったほうが好みかな。
ひらめのカルパッチョ (たしか)クレソンのムース添え
さっぱりしてするっと入れる前菜。オリーブオイルの香りがよい
子羊のソーセージ マスタード添え 子羊の内腿の生ハム 子羊とブルーベリーのマリネ
子羊シリーズはどれもとても美味。ソーセージも肉のよい香りと風味がわっと口の中に広がるし、生ハムは柔らかくてしっとりして、塩分もきつすぎずジャスト。特にマリネは羊の香りがワインととてもよく合って、これぞマリアージュ!!と知ったふうなことを言いたくなるのであった。
そのワインは、アルベール・モロー ボーヌ マルコネ プルミエ・クリュ 1986。古酒、と言ってもよいヴィンテージ。暗い照明の下だったので確かではないけれど、ガーネット寄りの色合い。丸みのある香りが熟成を感じさせる。少し酸味勝ちな気配?だんだん香りが立ってくる。ピノ・ノワールらしい香りが羊とよく合う。これにも感じる漢方薬の香り。そう言うと、さんこさん、「婦宝当帰膠」。そう、そのとおり!女性の万能薬、というか基本薬の婦宝当帰膠。正確に言えばその中に含まれている生薬の何かに似た香りがあるということなのだろうけれど、これは言い得て妙。少し甘味も出てきて、ますますおいしくなっていく。
白菜のスープ オマール海老
つなぎはじゃがいもって言ったっけ?百合根って言ったっけ?なめらかなやさしいスープに、ほどよく火を通したほんのり甘くておいしいオマールの実が豪快に浮いている。どのお皿もほんとに塩気がちょうどいいと思う。
ひらめのポワレ あさりのオイルソース かぶ カリフラワーのピュレ 菜の花 穂紫蘇
さらっとしたスープのようなソースは貝の風味が豊か。ひらめは皮目香ばしく、身はジューシーでとてもおいしい。菜の花と穂紫蘇の香りが絶妙!ピュレは聞くまで何のピュレかわからなかったけれど、ソースとからめて食べるとこれまた美味。ピュレがカリフラワーと聞いてびっくり。アブラナ科独特のくせのある香りがなくて、なめらかなじゃがいものようだったから。ソ-ススプーンがほしいところだったけれど、なかったのでパンをお代わりしてきれいに食べた。
仔牛のベーコン巻き にんじん ペコリス ホワイトアスパラガス
くせがなく柔らかいレアの仔牛はベーコンの香りでこくと強さが出ている。ローストした野菜もおいしく、特に皮のまま焼いたペコリス(小玉ねぎ)はそれだけで甘く、おいしい。
チーズ ハニーコーム ドライいちご 枝付きレーズン トルコ産ドライいちじく 薄切りのバゲット レーズンパン
この店もフェルミエさんから仕入れをされているとのこと。プラトーにはおいしそうなチーズが10種類くらいは並んでいたかな。見せてもらってあれこれ選ぶけれど、結局は希望のもの数種を入れて、おまかせで盛ってもらう。付け合わせのドライフルーツはどれもおいしく、チーズと合わせてつまむとどんどん食が進んで危険(笑)。
アフィネ・オ・シャブリ ブリ・ド・モー ブリ・ド・ムラン セル・シュール・シェール ブルー・ドーヴェルニュ マールのしぼりかすをまぶしたハードチーズ ハイジのなんとか??という説明を受けた強めのウォッシュチーズ
いただいたのはだいたいこのようなラインナップ。どれも状態がとてもよくて、非常においしかったのだけれど、とろっとろのアフィネ・オ・シャブリが特に気に入った。
抹茶と百合根のアイスクリーム
よく空気を含んでいるのか、口当たりがとても柔らかで、冷たさが丸い。百合根効果か、なめらかで非常にねっとりとした食感。これも聞かなければ、抹茶はわかっても、ほかには何が入っているのかはわからないだろう。
温かいチョコレートとチェリーのタルトとソルベのパートフィロ包み焼き チョコレートのアイスクリーム いちご
すごい。ソルベをタルトの上に乗せて焼くとは・・・!とろっとした温かく濃厚なチョコレートにひんやりと溶け残った甘酸っぱいソルベ。香ばしくクリスピーなパート・フィロ。レストランのデザートならではのデザートに感動・・・。
エスプレッソ
バゲット エシレバター
シェフは、今日誕生日を迎えられた(おめでとうございます!)という、25歳のお若い方だ。まだ3年は修行をしたいとおっしゃる。同じくらいのお年のWGのIさんもそうだけれどほんとにすごいと思う。向上心も強く自分に厳しく、努力家。ニートだなんだと今の若者は~などとよく言われているけれど、少なくとも彼らには無縁の話。人間、年ではない。わたしのようなのを「馬齢を重ねる」という。しっかりしなければ、とますます思った。
そのお誕生日のシェフにばらを1本いただいて(逆?)、かもめさんには来る「エルミタージュ展」のチケットをいただいて、
さんこさんには手焼きベーグル(金ごま黒糖・チーズ&チーズ・オニオン)の箱をいただいて、花と荷物を持った謝恩会帰りの人みたいになって家路についた。
ほんとにうれしいこと。さんこさん、コンさん、ごちそうさまでした。かもめさん、絵、楽しんできます。ありがとうございました。
*ぶどうの蔵
京都府京都市東山区大和大路四条上ル末吉町99-6 D'sビル1F
TEL 525-8200 日休
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