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mardi 09 janvier 2007

神と出くわす

 卵がたくさんあったので消費すべく午前中、柚子のケーキを焼く。どの作り方にしようか直前まで迷って、全卵を泡立てて溶かしバターを加える方法にした。まあ悪くはなかったけれど、やっぱりバターと砂糖をすり混ぜるやり方の方がおいしかっただろうと思う。バターケーキの生地はどっしりしている方がいい。ちょっと不完全燃焼なので次回もう一度作ってみよう。柚子果汁のシロップを打ってもいいかもしれない。

 京都伊勢丹から、サロン・ド・ショコラのパンフレットが送られてきた。コーヒーを飲みながらチェック。今年の目玉は、新宿店と同じくリヨンのベルナッションのようだ。ここのはリヨンに行かないと食べられなかったものねぇ・・・。国外初出店だそう。スペシャリテのパレドール、250グラム7350円。た、高い~(>_<)。メゾン・デュ・ショコラ並みやん!昔々、この店を見学させてもらったことがあってチョコレートもたくさん買ったけれど、今思えばもっとありがたく惜しんで食べておくんだった。もったいない。どういう関係かは忘れたけれど、たしかポール・ボキューズと繋がりのある店だったね?

 午後遅くからすっかり出遅れたバーゲンを覗きに四条に行く。四条河原町でバスを降りると、なにやら東の方が賑々しい。何事かと思って見てみると・・・Photo_273

 祇園蛭子神社の行列に出会った!ちょうど東から西へ、河原町通を渡るところ。思いがけない神との出会いにうれしくなる。何かいいことがありそう♪。時間を計って見に行ったわけではないのに、時折こういうことがある。昨年5月にはたまたま七条通で松尾の神に出会ったし、7月には四条大宮で祇園祭の東御座、スサノオノミコトに出会った。

 向かい側へ渡る信号はずっと赤。行列が通り過ぎてから青に変わる。向かいに渡って近くから見てみる。Photo_274

 宝船には七福神。太鼓の車に、福笹を満載した車。巫女さん(福娘?)の列。なんだか楽しくなって、しばらく行列について行った。

 「神と出会う」。今でこそ神は社に常駐していて、そこへ行けば誰でもいつでも神に会えるわけだが、古代の神はまさに神出鬼没。世界を縦横無尽に旅をしていて、何の前触れも脈絡もなしに人間の前に姿を現したのだそうだ。そして神意を告げ(たとえそれが不条理なものでも)、命令し、それに従わなければ激しく祟る。神との出会いは予測不能であり、不可避であり、不可抗力のようなものだった。だから「神と出会う」ということは、必ずしもうれしいことではなかったようだ。

 しかし今は、時折お神輿に乗って旅をしてお旅所にとどまることはあっても、基本的に神のいる場所は社の中だ。言い方は悪いが、神は社に囲い込まれたのだろうか。社は神をコントロールするための装置なのだろうか。ともあれ、今は神と出会っても大丈夫、ということだ。

 そ・の・か・わ・り、中世には神は人間の行いを監視し、神罰を与える存在となったようだが・・・。いずれにせよ、「神」という言葉に象徴される、人知を超えたものに対する畏れの気持ちをなくせば、人間は滅ぶとわたしは思う。人間を万能だと思ってはいけない。人の知りうることがすべてであると思ってはならない。人間の欲望は限りがなく、暴走には歯止めがかからないもののようだからね。

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Commentaires

うわ~!
縁起が良いですね!
私にも運が付きそう・・・
いや、付きました!(笑)
はたこさんに感謝☆です。

Rédigé par: 丸義 | mercredi 10 janvier 2007 00:02

この頃祗園蛭子神社も表に出てくるようになりましたね。近くに、「京都えびす神社」とこの神社と二つも「えびすさん」があってちょっとややこしくなってきました。

日本の神さんを表す言葉に
 「神は在るもの、 神は来るもの、神はたたるもの、神は立つもの」というのを読んだ事があります。
そのような意味では今の神さんは窮屈になっており、またおとなしくなっているのかもしれませんね。

Rédigé par: 好日 | mercredi 10 janvier 2007 01:30

丸義さん,
えびすさんはなんとなく楽しげで、うきうきするのでいいことありそうな気がしますよね。うん、きっとありますよ~(^^)。

Rédigé par: はたこ | mercredi 10 janvier 2007 11:00

好日さん,
わたしも最初は、京都えびす神社の行列だと思ったんです。で、そう言えば祇園蛭子神社も八坂さんの中にあったなあ、と・・・。
七福神の中で、えびすさんだけが日本生まれなんですよね。でもそれが一旦流されて、あらためて海の向こうからやってきた。

「神は立つもの」というのはどういった性質を表した言葉なのでしょうか?

Rédigé par: はたこ | mercredi 10 janvier 2007 11:04

「神は立つもの」は、立ち去るとか旅立つとかの意味で、いなくなる事として書かれていました。
古式有る神社では、神は常に本殿にいる訳でなく、祭りの時に、神が降臨する磐座から本殿へ神を迎え祭りを行うとされています。有名なところでは、上賀茂神社の葵祭の前の深夜におこなわれる「御阿礼祭」がそうです。
また、このへんのことはブログに書きますので宜しく。
(と予告編をお知らせします。)

Rédigé par: 好日 | mercredi 10 janvier 2007 23:36

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