ワイングロッサリーにて、中級クラスのワイン会。今回はテーマが「シャンパーニュ」ということで、「中級」に緊張しながらも参加してみた。どんな様子だったかはこちらで。シャンパーニュはもちろん大好きだし、特にこの店で知ったRMは作り手による個性がはっきりとしていてとてもおもしろいと思う。
最初に10分ほどのDVDを見る。フランスで製作された、シャンパーニュ地方の気候や土壌、またシャンパーニュを作る過程などがわかりやすくコンパクトに解説された作品である。ぶどう畑での作業や、実際の醸造過程など、人々が作業しているようすを見るのはとても興味深かった。知らなかったことも多く、新しい知識を得る喜びみたいなものがある。小学校の社会の時間に見た「はたらくおじさん」を見るようなおもしろさ。わたしは工場見学みたいなことが好きなのだ。余談だが、いかにもフランスで製作された・・・風のナレーションと直訳風の日本語ナレーションがちょっと笑えた。
この日飲んだシャンパーニュは、有料試飲も合わせて、計7種類。一つ一つの量は少しづつでも合計するとかなりの量になっているはず。アペリティフを通り越して終わるころにはすっかり出来上がっていたりする(笑)。
ヴァルニエ・ファニエール グランクリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット NV
わたしは黒ぶどうの比率が多いもののほうが好きなのだけれど、シャンパーニュ、と聞いてぱっと思い浮かべる味はこんな感じ。
フランソワ・スコンデ グランクリュ シルリー ブリュット NV
次はマルヌ渓谷のアイ村で作られる2本。
ガティノワ グランクリュ アイ トラディション ブリュット NV
ボランジェ スペシアルキュヴェ ブリュット NV
ガティノワ大好き!ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%と、ブラン・ド・ノワールというわけではないのに、ふくよかな果実味、サーモンピンクがかった美しい色合い・・・。何回飲んでもいつ飲んでもおいしいわ。ボランジェは、おいしいけれど、ちょっと甘く、ゆるく感じる。
同じアイ村の2本、ガティノワとボランジェを飲み比べて、どちらがお好みですか、との質問があった。結果はガティノワ派とボランジェ派が半々くらいだった。シャンパーニュも人の好みも多様でおもしろい。
ミッシェル・アルノー・エ・フィス グランクリュ ブリュット ロゼ NV
コトー・シャンプノワを混ぜて作られるセニエ方式でない作り方(名前失念)で作られる、やさしくほわっとした感じの色合いのロゼ。ロゼでない方はかなり重厚な味わいなので、ロゼはさらにそうなのかな、と思っていたらそうではなく、どちらかと言うと軽やかな感じだった。感じるのはチェリーの味わい。
さて、有料試飲アイテム2品。こちらは2本ともかなり驚いた(>_<)。
ヴィルマール プルミエクリュ リリー・ラ・モンターニュ クール・ド・キュヴェ 1998
むちゃくちゃおいしい、とにかくおいしい!本当にびっくり。時間をかけてゆっくりゆっくり味わいたいような、次から次から違った味わいが生まれてくるような・・・。味わいの四次元ポケットや~、と彦摩呂風。
樹齢50年以上の古木のぶどうだけで作られているそう。ぶどうのチカラか?「醸造の心」(?)という名前の「クール」は「真髄」の意か?その名にも納得。年間生産量は3600本と非常に少なく、お値段1本25000円超とか・・・。「かいしょもないのに口ばっかり肥えるのが一番いかん!」との父の言葉を思い出す。うわ~ん(泣)。
ロジェ・アドノ ブラン・ド・ブラン ブリュット1977
初めて飲んだ、シャンパ-ニュの古酒。瓶差がかなり出ているということで、2本を少しづつ飲み比べることに。1本目はまだ炭酸もわりとあり、フレッシュな感じ。少し変わった香りと味がするけれど、シャンパーニュだなあという感じはある。2本目。炭酸はかなり抜けている。香りはシャンパーニュというよりシェリー酒のよう・・・。味もまったく別のお酒のような印象でかなりびっくりする。解説されたように、コンテなどのチーズに合いそう。チョコレートもひょっとしたら・・・と思ったけれどやってみないとわからない。料理はどんなのがいいかは見当もつかず。全てのシャンパーニュが熟成してもこのようになるとは限らないらしい。また、この2本、コルクの状態もかなり差があって、デゴルジュマンの時期も違う可能性があるとか。古酒は長い時間がたっているので、ちょっとした環境の違いでも長年の積み重ねによって瓶差が出やすいとのことだったが、ここまで出るのは珍しいそうだ。
いろいろと飲み比べもできて貴重な体験ができた1時間半だった。セール最終駆け込みでさらにガティノワも買って、アペリティフ以上にすっかり酔って、PICARLEさん、かもめさんとともにうずら屋へ向かう・・・。
*ワイングロッサリー
京都市下京区四条通堀川西入ル北側
TEL 841―3058
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