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lundi 31 juillet 2006

オ・グルニエ・ドール

 日曜日のお茶の時間に人が並んでいないのにまずびっくり。みんな暑さで食欲落ちてる(笑)?

 この店のショーウィンドウのディスプレイは本当に美しくて、どのお菓子も表情豊かに、とてもおいしそうに見える。ディスプレイを写している人まであり。

 暑いのでアイスティーを。ここでは客席で、氷の入ったグラスに紅茶を注いでくれる。飲み物、お菓子、水のピッチャーとグラスをひと揃えにして、銀のトレイで一人分づつ運んでくるのは、なんとなくフランスではなくてウィーン風のよう。

2_5  トロピック

 甘酸っぱいオレンジ色のクリームには、8種のトロピカルフルーツを使っているのだそう。タルト生地、クリームの上には、マンゴー、オレンジ、グレープフルーツ、キーウィ。バナナとパイナップルはバーナーで薄く焦げ目がつけてある。木いちごの穴には少し木いちごのジャムが詰めてある。薄切りのライムに種入りのパッションフルーツのソース。

 クリームが甘酸っぱくてさわやかでとてもおいしく、フルーツとの相性もよし。見た目もカラフルで楽しくて、「夏」のイメージ。

1_7  マンゴーとパッションフルーツのタルト

 クレームダマンドの上には優しい風味のカスタードクリーム。こんもりと角切りマンゴーとパッションフルーツ。

 トロピックと似ているのかと思ったら、まったく性質の違うお菓子。パッションフルーツの酸味もあまり感じない、全体としておとなしい味なので、トロピックの印象が強く、両方食べるとどうしてもこちらがかすみ気味かも。

 おまけに、ヴァニラシュガーをかけたアーモンド

 *オ・グルニエ・ドール

  京都市中京区堺町通錦小路上ル

  TEL 213-7782 水休

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dimanche 30 juillet 2006

ティエム・アン・フォーン・ヴィエット

 とても気に入っているヴェトナム料理の店、フォーンヴィエットに久しぶりに行ってみた。京都で一番、ヴェトナムで食べた味に近いような気がしている。

 お昼の訪問だったのでメニューはやっぱり少なくて、実質フォーと春巻きとバインセオとあと数品といったところ。前はカレーもあったはずだけれどあれは平日だけなのかな。でもやっぱり、この店に行くなら夜がいい。ヴェトナム好きの店主は不在のようす。

 バインセオ ココナッツミルクの柔らかい風味の皮はふちがかりかり。中にはたっぷりのえび、豚ミンチ、もやし、玉ねぎなどの野菜。グリーンリーフにトマトにきゅうりに大葉、パクチー(これはタイ語)。ヌックマム風味の大根(?)やにんじんの千切りの入ったつけだれ。

 やっぱり文句なくおいしい(^^)!出てきたときはその大きさにひるむけれど、ほとんどが生野菜なので難なく完食、二人ならあっという間だ。願わくばもうちょっとパクチー多めで食べたいところ。ハーブ取り放題だったらなおいいなあ、なんて。

 マンゴーのチェー これはあえてマンゴーにしなくてもよかったかも。五目チェーのほうが好みだった。粒氷に、ココナッツミルク、緑豆あん、タピオカなど。その上に凍らせたマンゴーをトッピング。チェーは食べ始めより、よく混ざる後半のほうがおいしくなるような気がする。

 *ティエム・アン・フォーン・ヴィエット

  京都市中京区押小路東洞院西入ル プールトゥジュール中はし1F

  TEL 253-1828

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『ハチミツとクローバー』

 実写版『ハチミツとクローバー』を見に行く。さてどんな映画になっているのかな?

 なんだかやっぱり気恥ずかしい映画(^^;。原作よりももっとかわいくて切ない感じに仕上がっている。片思いをしたくなるような?わあ、恥ずかし!!ああ、青春。

 登場人物のキャラはちょっとずれがあるようにも感じたなあ。特に真山。原作は見た目超クール(なふり)だけれど、映画ではちょっとコミカルとも言えるような変人ぽくなってるし。原作でも真山ってどうも好かんのだが、とは言ってもこっちのキャラもなあ・・・(苦笑)。森田さんも少し違うようではあったけれど、まずまず納得。森田さんは原作でもすごい好き。

 それにしても蒼井優のかわいいこと~。萌えちゃいそう。

 ラスト近く、中村獅童が宮大工の役でちょこっと友情出演。彼の乗った車と竹本君に渡すタオル(よくある店のネームとかが書いてある薄いタオル)に、宮大工の住所が書いてあるのが凝っていておもしろかった。

 「京都市左京区伊○町三丁目」。○の部分は読み取れなかったけれど、電話番号まで書いてあって、それがけっこうリアルだったので注視してしまったよ。

 原作の方は、相変わらず話が進んでいるんだかいないんだか。どうなんだこのまんがは?とか思いつつも出たばかりの9巻を買ったんだけどね。個々の作品のテイストはまったく違うけれど、「最近の人気まんが」というひとくくりで言えば、わたし的には『NANA』とか『のだめカンタービレ』の方がずっとおもしろいんだな。決して嫌いじゃないんですが。

 さて、次見に行く予定なのは『笑う大天使(ミカエル)』。川原泉の代表作だね。こちらも実写なんだけど、伊勢谷友介、関めぐみ、と、二人もハチクロのキャストと重なってる。今『ハチクロ』なのはわかるけど(集英社もNANAと並べて熱心だし)、なんで今、川原作品なんだろうね?

 もう一度読み返したくなって、昔集めた川原泉のまんがを先日来探していたが見つからなくて、もしや売ってしまっていたかとあきらめかけていた矢先、まさかここにはしまってないだろうと思いつつ、数年は開けていない、重みで底が抜けたまんがの収納引き出しを開けてみると・・・。

 あった!!ありましたよ。『笑う大天使』を含む川原作品15冊!うれしいなあ・・・。文庫じゃなくって読みやすいコミックス版だし。失せ物出づる。

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samedi 29 juillet 2006

熊野の旅(4) ホテル浦島

 泊まったのはホテル浦島。駐車場からマイクロバスに乗って桟橋へ。そこからホテルには船で行く!!ちょっとびっくり。

 このホテルはわたしが今まで泊まった中で、ある意味一番すごいかも。むちゃくちゃに広い館内は、温泉が6ヶ所。建物から建物が遠いので、床に描かれた色分けされた線でたどれるようにしてある。館内は思い切り昭和のかほり・・・。探偵ナイトスクープに出てくる「パラダイス」っぽい(笑)。

 温泉はとても1泊では全部回れない。一番の売りは洞窟温泉。海の見える洞窟温泉、忘帰洞もきれいだったけれど、もっとよかったのはもう一つの洞窟温泉、玄武洞

 夜11時ごろ入った玄武洞は、わたしとH嬢の貸切状態。場所によっては身長より低く岩が迫る薄暗い洞窟はすごい迫力で、閉所恐怖症気味の人はちょっと入れないんじゃないかと思うくらいである。入れなくしてある洞窟の奥がぼんやりと照らされて、土曜ワイド劇場とかの、湯けむり殺人事件とかが起こそう・・・(^^;。夜、独りで入るのは恐い感じ。しかしこの洞窟は本当にすごい。一見の価値あり。

 夕食は大食堂(?)でバイキング。味はどうなんだろうと思ったけれど、食べてみればけっこういい味つけ。まぐろコーナーもあって、さすがにまぐろはどれを食べてもおいしかった。Photo_55

 湯上りの渇いたのどにくまのビール。どこにでも地ビールはあるものだ。あっさりさっぱり、とってもさらっとしたビール。

 また勝浦に行くなら、ホテル浦島に泊まるかも。ぜひともあのテイストを失わないでほしいものだ。

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熊野の旅(3) 第一番 那智山 青岸渡寺

 補陀洛や 峯うつ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝つせ

 10年ほど前、友人のさっちゃんが西国三十三ヶ所巡りを満願して、御朱印帖を仕上げたと聞いてから西国三十三ヶ所巡礼はわたしも一度はやりたいことの一つとなっていた。三十三ヶ所プラス番外の寺は、ゴールの寺だけは三十三番の、岐阜県は谷汲山華厳寺と決まっているのだが、そのほかはどこから始めてもよいし、必ずしも順番に回らなくてもよいことになっている。京都には札所も多く、もちろん何回も行った寺も多いが、始めるときにはどうしても一番から始めたくて今までどこでも御朱印はもらわないでいた。

 そしてこのたび遂に、第一番札所にお参りする機会を得た。観音様がいらっしゃい、またはもう始めてもいいですよとおっしゃっているようだ。実は、ずっと御朱印帖ではなく、掛け軸(御集印軸)が欲しかった。中心に描かれた観音像の周囲に御朱印を一つづつ配し、満願の暁には観音様を中心とした御朱印の曼荼羅が出来上がる。しかし、本来御朱印は、観音経や般若心経をきちんと納経した人がもらうもの・・・。わたしは観音経も知らないし、般若心経を読めるわけでもないから、それで御朱印をもらって曼荼羅を仕上げたとしてもそれは何の効力(?)もないのかもしれないと考えた。そこで軸はあきらめ、御朱印帖を仕上げることだけは許していただこうと思った。Photo_64  Photo_54

 長く急な石段を上った先にある青岸渡寺は天台宗の古刹で、その歴史は推古天皇の御世に遡ると言う。門の左右には湛慶作と伝えられるとてもマッチョな仁王像。派手な色彩の一切ない、古びた木の渋~い本堂。古いお寺の匂いが心を落ち着かせてくれる。いいお寺である。

 御本尊は如意輪観世音菩薩。立てひざをついたお姿だ。丁寧にお参りし、ついに来られたことを感謝する。お坊さんが親しく話しかけてくださる。「真言がわからないときは、南無観世音菩薩、と1回ないし3回唱えるとよい」と教えていただいた。そしていよいよ御朱印。Photo_60 Photo_61

    第一番ゲット!!

  記念すべき第一歩。何年もかけてじっくり楽しんで回るつもり。

  去るのも名残惜しく、寺のあちこちを見る。

 しばらく歩いて那智の滝へ・・・。この有名な滝は、熊野那智大社の別宮、飛瀧神社(ひろうじんじゃ)のご神体である。

Photo_62   高さ133メートル。こんなしょぼい写真ではもちろん、どんなに上手に撮れた写真でもこの滝のすごさ、美しさは伝わらないと思う。

 お滝拝所に降りて、滝の飛沫とマイナスイオンを浴びつつしばし見とれる。水しぶきと言うよりも、水の白いヴェール、ドライアイスの煙のような質感。垂直に下を目指して落ちる水は水量も豊かに絶え間なく、空から一直線に下る龍神のようだ。滝がこんなに美しく神々しいものであるとは思いもよらなかった。いつまでも見ていたいような気がした。

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vendredi 28 juillet 2006

熊野の旅(2) 神仏の力

 駅前で車を借り、那智に向けて出発すると、ほどなく着いたのが補陀洛山寺。小さな寺であるが、歴史は古く、補陀洛渡海で知られる寺である。

 仏教では、東西南北、上方下方とあらゆる方角にいろいろな仏の浄土があるとされる。たぶん最も有名なのが、西にある阿弥陀如来の西方極楽浄土。東には薬師如来の東方浄瑠璃世界、北には釈迦如来の北方浄土、そして南にあるのが観世音菩薩の補陀洛山である。

 この補陀洛山を目指してこの寺の住職が何人も那智の浜から船出していった。30日分の油と食糧を積み、船上に建てた四方を鳥居で囲んだ屋形に入り、外に出られないように釘付けをして沖に流し、観音浄土を目指す・・・。おそらくは海難で水死、あるいは海上で餓死。その後補陀洛に行けたかどうかは知らないが、そういうことだ。

 復元された渡海船が展示してあったのだが、子供の頃、テレビ番組で、湯殿山で見つかった、即身仏となった鉄門海上人のミイラを見て、ぎゃあぎゃあ泣き喚くほど恐かった(名前まではっきり覚えているほど恐かったのだ)あの感覚を思い出した。なんとも壮絶である。

 再び車を走らせ大門坂へ。大門坂は熊野古道の一部で、まっすぐに那智大社へ伸びる急坂だ。入り口にはまるで大きな門柱のような樹齢800年の夫婦杉。苔むした石段、杉木立、漏れる光・・・。熊野観光のポスターなどにもよく映されている、とても美しい道である。坂の入り口近くの駐車場に車を止め、歩いて上を目指すのだ。しばらく行くと何やら人がたくさん集まっている。そばまで行くと、役場の者ですが・・・と人がやって来て、来年のカレンダーの撮影をしているのでお待ちくださいと言う。しばらくして通れることになり、進んでいくと、なんとそこには中村雅俊。飛び出せ青春だ。風景写真の撮影とばかり思っていたら意外だった。しかしなぜ中村雅俊なのかは不明。

 長さ600メートルと、距離としては大したこともないのだろうが、運動不足の身には厳しい坂道。暑さと日差しで滝のような汗。へとへとになったころゴールに到着。二手に分かれた階段の左は那智大社、右は青岸渡寺。いよいよ那智大社に参拝だ。熊野三所権現の一つであり、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主神として祀る。無事参拝を済ませ、ほっとする。なぜほっとするのだろうと考えると、古の神社への参拝には、「一生の内の課題」というか、一生に一度は・・・といった気持ちがどこかにあるのかもしれない。

 宝物殿にて、那智山参詣宮曼荼羅や神仏習合の曼荼羅(?)などを見る。係の女性がいろいろなことを説明してくださった。その中の一つがこれ。Photo_1

 熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)。「おからすさん」「おからすさま」とも呼ばれる熊野権現のお使いとされる、八咫烏(サッカーで有名?)の絵文字で社名を表したお札。お話を伺うまでまったく知らなかったのだが、由緒ある、霊験あらたかなお札らしい。三社とも行く予定なので、わたしたちも集めることにした。このお札、全国を回って熊野詣のプロモーションをしていた「熊野比丘尼」が配っていたものだろうか?昔、必殺シリーズに、女優の名は忘れたが、「熊野権現のお札、いらんかね~」と売り歩く女性キャラがいたが、彼女は熊野比丘尼なのだろうか。

 中世以降、いろいろな誓約に用いられ、江戸時代には起請文の代わりとしても用いられたとか。熊野権現への誓約を破るとお使いである烏が一羽亡くなり、破った本人も血を吐き、地獄に落ちるらしい。ひいぃ~~~~~!!

 なんでも、今でも議員が選挙の公約を書いたりするらしい。ちょっと調べると、先ごろには郵政民営化反対の議員が、これに名を連ねたらしいことがわかった。そう言えば熊野誓紙とか言っていたよな・・・。神仏への誓いは非常に重いもの。誓いを破ると血を吐いて死ぬんですよ?議員さん??

 いろんなことを教わって大社を後にし、お隣りへ・・・。

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jeudi 27 juillet 2006

熊野の旅(1) めはり寿司

 M嬢よりお誘いを受け、H嬢と共に思いがけなく熊野を旅することとなった。那智と言えば・・・。西国三十三ヶ所の一番札所、青岸渡寺があるところ!またとないチャンスと、25日・26日と、一泊二日の旅に出た。

 何で行くにせよ熊野は遠い。車ではあまりに強行軍であろうと、検討の結果JRがやっている「レイル&レンタカー」で行くことにした。それでも紀伊半島をくるっと回って、新大阪から特急電車で約4時間の旅である。早朝6時半ごろ家を出て、、新大阪からスーパーくろしおに乗り、11時半過ぎに紀伊勝浦に到着。前日までひどい雨が続いていたので、特に本宮へ行く道が崖崩れなどで通行止めになっているのでは?などと心配したのだが、いざ駅に着いてみるといきなり、かんかん照りの夏。これは想定外、帽子も日傘も持って来ていない(泣)。

 到着してまずは腹こしらえ。何を食べようか?まぐろ、にぎり鮨、郷土食のめはり寿司も一度は食べてみたい。しばし商店街を歩く内、めはり寿司 二代目という店を見つけて入ってみる。郷土食には興味津津、どんなのが出てくるのかな?

 注文を受けてからおばさんが熱々のごはんを鉢に取り、刻んだ高菜を中に入れて軽く握る。それに少し醤油をつけつつ、広げた高菜の葉の漬物で器用にくるくると包んでくれた。

 寿司だと思っていたら、さにあらず。めはり寿司とは、高菜で包んだ大きめのおにぎりのこと。食べるときに大きく口を開けるので、同時に目を見張るから、とか、目を見張るほどおいしいから、とか名前の由来には諸説あるようだ。緑がきれいな高菜はさくさく、ごはんはほんのり温かく、香ばしくしょうゆが香る。味はいたってシンプルでなかなかにおいしいものであった。一人前は4個で、ごはんの量は多いと思うが、脂がないのでたくさん食べても胃にもたれたりしない。食べるのに夢中で、写真を取り忘れたのが無念・・・。めはり寿司を看板にしている店で、目の前で作ってくれて、この店は特においしいめはり寿司を食べさせてくれる店だったのかもしれない。わたしたちのいる間、二人ほどの人が、昼ごはん用に3人前づつテイクアウトして行った。地元の人のポピュラーな日常食のようである。

 あとの二人はそれぞれ、まぐろ丼山かけ丼を食べている。まぐろ丼を少しもらったが、脂が乗っているのにまったく生臭くなく、とてもおいしいまぐろなのはさすが産地だと思う。さらにまぐろの串焼きを1本づつ食べる。ねぎま串で、シンプルに塩味だけ。中まで火が通っていたけれど、レアだったらもっとおいしかったかも。

 腹ごしらえも済んだし、車を借りて、いざ出発。今日は歩くのだ!

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lundi 24 juillet 2006

思いがけず

 遅番の帰り道、四条大宮にて御神輿に遭遇。今日は24日、八坂神社で神事があるのでそれでかな。「四若 東御座」と書いてあったが、あのあたりも八坂さんの氏子なのだなあ。御神輿が通るときには拝むもの。おばあちゃんはいつもそうしていた。思いがけなく御神輿を拝めてよかった。

 家に帰って、ぜんまいとおあげのたいたんで夕食。父方の祖母の里、冑(かぶと)というところの自家製ぜんまいを先日もらったのだ。朝、出勤前にたいておいた。冑のぜんまいは太くて柔らかくて風味がよくて最高。からからに黒く乾燥しているのに、戻すとふっくらと緑色になる。このおかずも子供の頃からの変わらぬ好物。

 さて、明日あさっては思いがけず、ちょっと旅。

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スパイス風味

 毎週火・水が定休日で、わたしの休日とすっぽり重なるのでなかなか食べに行く機会がなかった、ラトナ・カフェのカレーをようやく食べることができた。

 日曜の午後、お店はすいていて、居心地のいい一番奥の庭が見える席に座る。ランチは800円で、選べるカレーのプレートとチャイが付いている。

 何のカレーにしようか迷ったけれど、今回はえびのカレーを。プレートには、ダル(豆のカレー)茄子とじゃがいものカレー炒めのようなもの、にんじんとココナッツの和え物のようなもの、小さな器に入った、ご主人の説明によると「インドの福神漬けのようなもの」。ごはんは白米か玄米か選べたので、玄米にしてもらう。

 カレーはどちらも、スープカレーのようにさらさらしているが、スープではないのでしっかり塩気がある。脂分はほとんどないようでとてもあっさりしているが、スパイスの香りは強く、心地よい。玄米ごはんを浸して食べるととてもよく合った。えびの方はオレンジがかった色、豆の方は黄色い。

 にんじんは甘くてココナツ風味でちょっとお菓子みたい。「福神漬け」は、塩の効いたレモンジャムといった感じで、食べたことのない味。

 食後はアイスチャイでしばしまったり過ごす。

 健康的なカレーはこれからの季節にぴったりだ。

 *ラトナ・カフェ

 京都市中京区岩上通蛸薬師下ル東側

 TEL 812―5862 火・水休

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dimanche 23 juillet 2006

ウィリアム・モリス展

 Photo_53

美術館「えき」でやっている、ウィリアム・モリス展を見に行く。モリスの作品に初めて触れたのはいつだったか忘れてしまったが、おそらく高校2年のころか、あるいは大学に入ってからだったかもしれない。意外にも日本で初めて展覧会が開かれたのは1989年のことらしいから、広く世に知られるようになったのはそう昔のことではないようだ。高校2年の時の英語の教科書と副読本がきっかけとなって、興味を持ったジャポニスムとアールヌーヴォー。そのへんのことからモリスの作品にも触れたのだろう。

1_52_4 美しく精緻な、柔らかい植物文様。一目見たときからとりこになった。この2枚は壁紙であるが、日本人的な感覚からすると、このような壁紙が一面に・・・というのは、正直暑苦しくうるさいと思うが、額に入れて、あるいはファブリックを壁にかけるにはとても美しいと思う。

3  1989年の3月、初めてパリに行ったときに、美術書の専門書店でなぜか買った、モリスのモティーフ集、75フラン。イギリスの人なのになぜわざわざパリで??当時、日本に作品集が売っていなかったのだろうか。

 なつかしい1冊をひっぱり出し、鑑賞してみる。

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 土用の丑に鰻を食べようキャンペーンをやったのは平賀源内だったか。大昔の販促だったようだが、夏バテ防止に栄養価の高い鰻を食べるのは効果的で、理にかなっているらしい。でもまあ、とかく高カロリー、高脂肪になりがちな飽食の現代では、むしろ「土用の丑(くらい)は粗食で」としたほうが体のためにいいのかもしれない。

 鰻は脂が多いのでDHAもたくさん取れる反面、コレステロールが多いのでそこが思案のしどころ、と言うかジレンマに陥ってしまうのだ。とはいえ鰻はやっぱりおいしいもの。今年もしっかりいただいた(笑)。

 鰻は一度蒸して焼く関東焼きが好き。白焼きにわさびじょうゆ、蒲焼にも山椒よりもわさびが好き。

 鮒元川魚店で買ってきたおいしい鰻。甘すぎず、さらっとしたたれを熱々のごはんに混ぜて大きめに切ってほんのり温めた鰻をオン。あまり電子レンジで温めすぎるとせっかくの鰻が固くなってだいなしになるので注意が必要だ。最初は何も薬味を入れないで鰻をそのまま味わう。ふんわりと骨まで柔らか。さすが鮒元のは違う~!おいしい。やっぱり餅は餅屋で、鰻は川魚屋で。

 順次わさびを入れたり、のりや刻みねぎを入れたりしてひつまぶし風にもして食べる。小鉢はうざく、といきたいところだけれど、青瓜の酢の物で。大葉もたっぷり入っているのでさっぱりとして、合間につまめば食欲増進(笑)。

 毎年食べる鰻のおかげか、夏に食欲が落ちたことも、痩せたこともない。ちっとは痩せたいのだが。

 *鮒元川魚店

  京都市下京区松原通西洞院東入ル

  TEL 351-2772

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samedi 22 juillet 2006

腹ごしらえはコリスで

 ライブ前に軽く一杯やっていくのが慣わし(笑)?となっているが、今回は同行のO殿、どうしても休みがとれなかった。なので独り夏休みとなったわたしは仕方なく、大阪行きの前にコリスにて独りで腹ごしらえ。

 午後3時半近く、さすがにこの時間ともなれば、席に着けないということはない。本当にたくさんあるメニューの中から、今日は何を食べようか?

 まずはグラスで赤ワイン。ボルドーのサンタンヌ 2004というワインだった。アミューズに出てきたのはドライトマトのブルスケッタ。かりかりのパンにオリーブオイルとトマトの甘味が食欲をそそる。

 ぎっしり肉感!のテリーヌをいただく。白い脂に薄く包まれたざっくり粗い厚切りのテリーヌは、本当にお肉の味と食感が生きていて、赤ワインにぴったり。付け合せのにんじんのサラダはスパイス(なんだろう、クローブかなあ?)の風味が効いていて甘酸っぱくしゃきしゃきでとてもおいしい。コルニッションクレソンとぴりっと辛いマスタード添え。バゲットとともに食べれば、ワインが進む。

 サーモンフライとハンバーク。大きなサーモンフライところんとした厚みのあるハンバーグポテトサラダクレソンスライスハムゆで卵のスライスレモン、甘いくし型トマトレタススライスオニオンなどのたっぷりの野菜・・・。デミグラスソースタルタルソースマヨネーズにいたるまですべて手作りでとてもおいしいくて、いつももう少しかけて~とか思ってしまう。からっと揚がったサーモンフライは、ほどよく下味に塩がされてあって、レモンだけで食べてもおいしい。どれも本当に丁寧に作られていてすごくいいなあと思う。

 バゲット&バターかごはんが3時半まではサービスされるのだが、バゲットは思うに半本分??さすがに全部は食べきれず。大満足の昼・夜兼用食となる。

 コリスに先んじて行った、気功整体、癒康庵。水曜日にピラティスで筋を違えて痛いのと腰痛を診てもらった。痛いポイントが四十肩とか五十肩の人と同じと言われた。実は四十肩だったりして・・・(^^;。やだな。下にずれた背骨を一個、くいっと入れてもらって、骨盤も治してもらって、だいぶ朝起きたときの痛みがましに。よかった。やはり悪い所に気を入れてもらうと悪い所ほどぼわ~んと温かいのが不思議。

 ライブ前に行っておいてよかった。でないととても踊れなかったわ。

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vendredi 21 juillet 2006

スカパラライブ

 フェスティバルホールにて、久々のスカパラライブ。今年のツアーは、ヨーロッパ、ベトナムも含めて、70回のライブをこなすと言う。今回のライブは、70分の7回目だそう。ホールでのライブは席が決まっているし、禁煙だし、開始まで座って待てるのでとても楽なのだけれど、いざ始まってみると席が邪魔だしスペースが狭いし、踊りにくくって、やっぱりライブハウスがいいなあ、なんて思う。今回は2階席の右サイドの前から2列目。2階なので皆がぴょんぴょん飛び跳ねると、客席全体が揺れて恐い恐い(>_<)。フェスティバルホールもけっこう古い建物だしなんだかなあ・・・。

 それにしても谷中敦ってぜんぜん老けないなあ・・・。ファンはそれなりに年を重ねて(^^;って感じだけれど、デビューの頃とあんまり変わっていないような気もする。やっぱり「織田無道」に似ているが、プレイ中はもちろん、立ち姿とか決まってるなあ、と思う。

 今回一番かっこよかったのはギター、そしていつものように文句なく、キーボード。この二つの楽器はもともと好きだということもあるが、特にキーボードはむちゃくちゃうまい!見せ場がしっかりあってよかった。それから美しいソロがあった、小さな鉄琴のような(?)楽器。残念ながら名前はまったく知らないけれど、あの音色はとてもよかった。

 もともとインストゥルメンタル好きなので、スカパラの曲も断然インストゥルメンタルがいい。こんなことを言ったら怒られるかもしれないが、実はヴォーカル入りはあんまり(^^;。誰が歌っても、そううまくは聞こえないのだ(^^;。

 帰りは歩いて梅田まで。途中、堂島のロンドンティールームで、おいしいアイスロイヤルミルクティーを飲む。汗をかいた銀色のマグが涼しそう。シロップをたっぷり入れて甘くして飲むのが好き。ここに来ればやはりこれ。金曜は11時まで開いているらしく、ちょうどよかった。

 次回は10月、奈良の大仏前にて!

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mardi 18 juillet 2006

このところのこと

 しばらくばたばたしていて更新もままならないでいた。

 縁者に不幸があり、お通夜、葬儀など。臨終の床で命の終わりを看取ったのは母以来だから、かれこれ15年にもなる。順番だから仕方がない・・・、しかも死が必ずしも順番ではないことも十分すぎるほどよく分かっている。分かっていてもなお悲しいのが死である。たとえその人が、120歳まで生きて亡くなったとしても、その人を愛する人にとっては決して十分ではなく、仕方がないとは思えないものなのだ。

 葬儀で、導師の読経が終わりに近付くにつれひどく悲しくなってきた。お通夜の終わりにはまだ「明日」があるような感じがしていた。なのに、今日が終われば本当に終わってしまうように感じて悲しかった。ご臨終の病室にいたときからずっと、母のときのことを思い出していた。今までは、地球のどこかに行けば会えた人にもう明日からはどこへ行っても会えないのだ。どこを探してもいない・・・。

 子供の頃の思い出の登場人物がまた一人あの世へ行ってしまい、あの世のほうがだんだん賑やかになってくる。95歳になる祖母はありがたいことに存命ではあるが、冷静に考えると旅立つのも遠い未来のことではないだろう。自分も死にたい、というのとは少し違う。でも、楽しかった子供のころをあの世でもう一度体験したいと思う。

 かんかん照りの日差しの中、Kの新しい家族と、CとCの子供たちとで、奈良まで、Mちゃんのお墓参りに行った。Mちゃんは大学時代の友人で、4年前の冬、自ら命を断った。亡くなるその年、千葉からふらりと職場に尋ねてくれたのは、後から思えばお別れのあいさつのつもりだったのかもしれない。そんなことを知るはずもなく、次に会う約束をして別れたが、その「次」が来ることは永遠になかった。

 Cの夫Fもわたしの親友だった。2年前の晩秋、会社で倒れて帰らぬ人となった。その年の初秋、東京に行ったのだが、Fに会って帰ろうかなと思ったもののそう時間もなかったので、年明けに来るときにでもと思い直し会わずに帰った。年明けを待たずに再会した彼は、棺に横たわり、いつものように「おまえ、何で来てんねん」とは言ってくれなかった。

 もし、今会いたい人がいるならば、すぐにでも会いに行ったほうがいい。病人や年寄りならなおさらだ。「次」はもうないかもしれない。朝(あした)には紅顔の少年だった人も夕(ゆうべ)には鳥辺野の一筋の煙となる。朝元気で出かけて行った人がそのまま帰らないことも決してまれなことではないのだ。

Photo_51

 オブリ・フィス ル・ノンブル・ドール カンパナエ・ヴェテレス・ヴィテス 1999

 ラテン語の変わった名前のシャンパーニュ。8種類のぶどうを使って作られているらしく、そのほとんどが18世紀頃の古い品種なのだとか。古代米とか赤米とかと同じようなものなのだろうか。さぞかし複雑な味がするのかなと思ったら、案外そうではなく、どちらかというとあっさりめの味だった。

 明日からぼちぼちと抜けた分の日記を埋めよう。

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samedi 15 juillet 2006

宵々山の行き先は

 祇園祭が好きだ。人込みはあまり好きではないけれど、コンコンチキチンが鳴る頃になると、心がさわさわして、毎年必ず出かけてしまう宵山や宵々山。これから大好きな夏が始まるのだといううれしさも手伝って、なおこの祭りは楽しいのかもしれない。

 昨年と同じく、H嬢と宵々山に繰り出す前に、まさに鉾町にあるワインバーで、おいしいワインと食事でお腹を満たそう。

 まずはテタンジェ。蒸し暑い夕暮れにしゅわしゅわの泡が心地よい。アミューズに出されたのは冷たくした冬瓜のブイヨン煮。夏野菜なのに冬の瓜と書くのが不思議だなあ。でも瓜はなんでも大好き。透き通った淡いグリーンと瓜の香りが涼しくてとても夏らしい。小さなアミューズだけれども、目にも心にも涼を感じさせてくれた。

 次は白ワイン。シモン・ビーズ サヴィニー・レ・ボーヌ 1994。これはもう、びっくりするくらいおいしかった。ほのかなオレンジのような風味に、樽なのかもしれないけれど、包み込むようなクリーミーな香り。とても気に入ったので、続けて同じのを飲んだ。隣りではH嬢、すっきり系のサンセールを飲んでいる。

 今日のキッシュは、牛と豚の挽肉とボーフォールチーズのキッシュ。アパレイユと具の塩味もジャスト。次はエスカルゴ。エスカルゴは、妙に固かったり、サザエ風味(?)が強すぎたりしておいしくないのにあたることもけっこうあるのだけれど、ここのはそんな心配はない。柔らかくて本当においしいと思う。ガーリックバターがまたたまらない。

 ペンネのブルーチーズソース。赤が合いそうなので、プリティー・サリー シラーズ 2003。オーストラリアのワインなのだそう。オーストラリアだからなのかシラーズだからなのか、わたしにはちょっと濃すぎだったかも(>_<)。でも甘い濃さではなかったし、ブルーチーズの強さによく合っていたと思う。子牛の赤ワイン煮。さらっとしているのにワインの深いこくがあって、とてもおいしい。パンをいただいてソースもきれいにごちそうさまでした。H嬢が飲んでいたデザートワイン、名前は失念したけれど、おいしかったなあ。ランコムのトレゾアみたいな色と香りで。

 今日のバーは、電話もひっきりなしで本当に皆さん忙しそう。祇園祭の中心地だから、お客さんは旅行の方も多かったみたい。さあ、わたしたちもそろそろ出発して、保昌山を目指さねば!この山は東洞院高辻下ル。バーからは遠くて、中心部を斜めに突っ切って行く方向なのだ。昨年受けた恋愛のお守り、「結び文」を返して新しいのを受けなければ!・・・要するに二人とも去年のは効力がなかったというわけだ(>_<)。Photo_52

 新町・室町は恐ろしい人出。でも四条を下ルと少しすく。保昌山はぽつんと離れたところにあるにもかかわらず、女性でいっぱい。みんな一所懸命なのだ。でもそれが報われるとは限らないのが恋・・・。

 

 無事ミッションを完了し、クープ・ド・ワイングロッサリーに向かう。入れるかどうか心配したけれど、ほんとのギリギリでセーフ。

 ワインカクテルをぜひ飲んでみたかったので、ベリーニを頼む。目の前で作ってくださる様子を見ているのも楽しい。小嶋さん、カクテルを作る一連の動作に様式美があって、なんとなくお茶のお手前を見ているよう。フレッシュな桃を一個使用。ぜいたくだなあ。桃をつぶして粉糖を少し、甲州ワインをシェイクしてグラスに注ぐ。そしてそっと満たすのは、わたしの好きなガティノワ・・・。これがおいしくないわけはない(^^)。H嬢はフレッシュオレンジの香り高いミモザを飲んでいる。

 アミューズに、ルー・ペノルという南仏のシェーブルにオレゴン産のブルーベリージャムを添えたものとアメリカンチェリーを出していただいた。二杯目は黒板には書いてなかったのに、マンゴーのカクテルを作っていただいた。これもつぶしたマンゴーの果肉と、ベースは甲州。果物を食べているみたい。H嬢は、キールロワイヤル。カシスのリキュールで、ガティノワの果実味が強化されたような感じになっていた。

 どうしてもカクテルに使われていた甲州 シャトー酒折ワイナリー 2004が飲んでみたくて、グラスでそのままいただいてみる。ミネラルと、後に残る少しの苦味。これはお刺身にとてもよく合いそうだ。精進料理にもいいかもしれない。「餃子と合うワインは?」の話題で盛り上がったけれど、精進料理というのも無理難題かも?

 H嬢が、同じくシャトー酒折ワイナリーのマスカットベリーA ’04を飲み始めた。川上善兵衛(?)さんが作り始めた日本の品種。樽熟成させているめずらしいワインと聞いたと思うけれど、記憶があいまい。色もとても濃くて、シラーズか濃いボルドーワインのよう。味も濃くてとてもしっかり。香りは時間が経つにつれてチョコレート、いちご。おつまみはチョリソとハモンセラーノ。濃いワインとよく合う。

 小さいお店で、周りのお客さんは皆、ワインにお詳しい。お話を聞いているとやはりおもしろく、門前の小僧、習わぬ経を読む。世も更けたのでそろそろおいとまをと思うと外は雷鳴、どしゃぶりのひどい雨でしばらく出られそうもない。デザートに、バーベイト マディラワイン 10年をサービスしていただいた。ありがとうございますm(__)m。甘酸っぱい、というか酸っぱ甘い。枝つきレーズンと好相性。

 おいしいワインとおしゃべりで、宵々山の夜は更ける・・・。

 *ワイングロッサリー・ワインバー

 京都市中京区六角通新町西入ル

 TEL 255―0117 日・第三月休

 *クープ・ド・ワイングロッサリー

  京都市東山区祇園花見小路通四条上ル 花見会館1F

  TEL 561―6653 日休

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vendredi 14 juillet 2006

自主見学会

 12日水曜日のこと。休館日を利用しての第二回目の有志によるジバラン見学会で、滋賀県は愛荘町立愛知川図書館に行く。今回は人数も30人ほどになり、盛況である。愛知川図書館は、竹村正義が知事だった時代に、図書館行政に力を入れた結果図書館のレベルが全体的に高くなった滋賀県下でも、最も今注目されている図書館だと言っても過言ではない、令名高き図書館である。479480616709

『図書館を遊ぶ―エンターテインメント空間を求めて』 渡部幹雄/著 新評論 2003年

 館長はこの本の著者、渡部幹雄氏である。到着してすぐ、畳の部屋に通されて、とてもお話のうまい館長に説明を受け、質疑応答。それから館長自ら館内を案内していただいた。

 とにかくPRすること。このメッセージを館長のお話から最も強く感じた。これはもしかすると司書が最も不得意とするところかもしれない。とかく図書館は、じっと利用者が来るのを待つ姿勢になりがちであるが、それでは、誰にも図書館や、司書の仕事というものをわかってはもらえない。サッカーと同じで、ディフェンスだけではだめなのだ。館長はたぐいまれなアイデアマンでもあり、企画力、PR力、交渉力を持っておられる方のようだ。百戦練磨のつわものである。それは住民に対しても、行政に対してもいかんなく発揮されている。

 たとえば、議会の時期になると「議会に役立つ資料」と題した資料のリストを議員にメールで送り、図書館の有用性を議員にアピールする。人事異動されそうになると、現在やっている仕事(専門的な)を逐一リストアップして、このような仕事をこれからもきっちりできる職員を後任に配置してくれるなら異動を承諾しますが・・・と話を返す。町内で働くブラジル人の子供がたくさん利用しているのでポルトガル語の資料を集めた部屋を作る。作るだけではなく、それをきっちりポルトガル大使館にアピールすると、大使館からたくさんの本の寄贈があったという。地区の自治会が出している地区報が送られてきたので1枚張り出してみると、全ての地区の地区報が送られてくるようになり、製本してきちんと残せるまでになった・・・などなどこのような話は限りなくあるようだ。

 ここは完全な地域密着型の図書館で、愛知川について書かれた資料なら、新聞のスクラップはもちろん、町内を走る近江鉄道の駅のパンフレット類、町内にある企業の会社パンフレット、求人広告から新聞の折込ちらし、食堂のメニューまでがきちんと分類されてコレクションされている。また、利用者から情報を集め(町のこしカード、ほたるマップなど)、それを図書館がまとめて利用者にフィードバックするという活動も盛んなようである。

 また、イベントも数多く行われており、どこの自治体でも稼働率がそうよくない、映画を上映したりするホールの稼働率は80%にもなるという。過去のイベントで、ホールに吹田の民博から借りてきたゲル(モンゴルの移動式住居)を張り、その中で『スーホの白い馬』の読み聞かせと、馬頭琴のコンサートをしたそうだが、これなどちょっと行ってみたくなるような催しではないだろうか?

 「イベントばっかりやっている・・・」との批判もあると館長はおっしゃっていたが、書架の様子、館内の様子をつぶさに見れば、その批判はまったく当たっていないことがすぐわかる。「本業」はおろそかになっていないどころか、とても充実している。きちんと手入れされ、司書の個人技が冴え渡る書架なのだ。

 これだけきちっとした仕事をどれだけの人数でやっているのかと言えば、館長も入れてたったの9人!!館長は「わたしたちは日本一のチームです」と繰り返しおっしゃっていたが、きっとその通りなのだろう。優秀な館長に率いられた、選考時からその目で選び抜かれた高い能力を持った司書たち。言うなれば、エリートの集団である。だからこそあの質と量の仕事がこなせるのだ。もし、だれか一人でもぼんくらやなまけものがいたら・・・。日々の仕事すら立ち行かないだろう。まず高い個人技を持ったメンバーがいて、名監督がいるのだ。それで初めて質の高いチームプレーができる。

 自分の能力や仕事ぶりを思うに深く恥じ入る。

 それに関連しておっしゃられた言葉で、心に重く響いたのが「ミッション」という言葉だった。「これは一生の過ごし方にもかかわってくることですけれど・・・」と館長は続けられた。「何をめざして仕事をするのか」「まっとうしたいものは何か」「どういった志を持って司書となったのか」。自問を繰り返す。

 うかがったお話はとうてい書ききれないほど示唆に富むものであった。興味を持たれた方はぜひ前掲の本を読んでいただきたいと思う。また、ぜひ一度、愛知川図書館へ、実際に遊びに行ってみてほしい。図書館とは・・・などという知識などなくても非常に楽しめる空間である。とてもそのよさを文章では伝えきれないのがもどかしい。わたしならきっと入り浸る(笑)。昨今、図書館があちこちでできて、新しくてきれいな図書館は増えたけれども、中を見てみると普通の図書館・・・というところは多い。しかし愛知川は違った。久しぶりに面白い公共図書館を見た気がする。

 「こんなんたべました」的におすすめするなら、近江八幡の毛利志満(もりしま)で、近江牛を堪能、あるいは冬ならどこかで鴨を食べ、日牟禮ヴィレッジのクラブハリエのカフェでの焼き立てバウムクーヘンと組み合わせて、愛知川へ遊びに行くというプランはどうだろうか(笑)?きっと楽しい小旅行になりそうだ。

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自主見学会2

 図書館の見学が終わって、ランチに連れていってもらったのは、近江八幡のポワン・ド・ヴュというお店。琵琶湖畔の高台にある、眺めのよいレストランだ。よく晴れて、光る湖面が気持ちよさそう。でもさすがにまだ湖水浴をしている人はいない。

 淡路産穴子のベニエ はす芋の茎 クスクス 小指の先ほどのトマトなど バルサミコソース

 穴のいっぱい開いたはす芋の茎は初めて食べた。不思議な食感。

 カリフラワーのスープ カレー風味

 近江牛のロースト 大葉風味のミンチカツ じゃがいも ブロッコリー

 枝豆のアイスクリーム ローズマリー風味のプリン 焼きメレンゲ

 わ~、ちょっと苦手なずんだ風味(笑)。枝豆は塩味で食べたいわたし・・・(笑)。

 コーヒー

 パン バゲット ロールパン

 バター

 公式な研修会ではないのでお酒もOK。たまたま前に座った上司はワイン好きなようで、このテーブルにだけワインが来た。ちょっとうれしいかも。マスカットの香りの、アメリカの白ワインボルドーのなめらかな赤をいただいた。ありがとうございます。

 ひょんな会話から、日牟禮ヴィレッジに連れて行ってもらえることになった。一度行ってみたかったのだ~、クラブハリエの本店。ぞろぞろと団体様ご到着~(笑)。時間がないので残念ながらカフェでのお茶はできず。でも本店は広いなあ。ケーキもパンも売っている。おみやげにバウムクーヘンを買う。夕方だったので焼き立ては既に売り切れていたが、焼き立てでなくてもここのはおいしいから満足。

 京都に帰り着いたのは夕方5時半頃だったか。O殿、マダムUと雨林舎にてお茶。ゆずジュースを飲む。3人揃うのは本当に久しぶりだ。いろんなことをしゃべりにしゃべると時間などすぐに経ってしまう。しゃべり足りない内に夕食の時間となるも、マダムUはここで帰途に。残る二人でカーサ・グランデで軽く夕食を。

 イタリアンソーセーージ ピクルス添え

 稚鮎のセモリナ粉揚げ

 なすのトマトソーススパゲティ

 ピッツァ クアトロ フロマッジ

 スプマンテをグラスで。軽くのつもりがここは量が多いので結局おなかがいっぱいに・・・(^^;。でもここってほんとに安いなあ・・・。 

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