御旅(おたび)に行く
今日、屋外でお昼を食べていると・・・。とんびに襲われ、まだ一口も食べていなかったベイクドチーズケーキを掻っ攫われた!!おのれとんび!猛禽なら肉を食え!!
瞬く間に数羽のとんびに食い尽くされるチーズケーキ。おこぼれに与ろうとカラスやスズメまでがやってくる。まだ狩れるものをわたしが出さないかとじっとわたしを包囲し見詰めるとんび達・・・。一瞬のことだったのでしばらく何が起こったのかわからなかった。今まさに食べようとしていたお菓子を取られてとても悔しかったが、猛禽類は好きなので、そのかっこいい狩には脱帽。実に素早く、的確に、その鋭い爪で獲物をさらって行く。食べ物を狙ってくるのはカラスや猿ばかりではないんだね。とんびが上空にいるときは要注意だ。
さて。うちは、伏見稲荷の氏子である。4月23日から、5月3日まではその伏見稲荷大社のお祭り、稲荷祭である。五基の神輿に神様がお乗りになり、油小路東寺道にある御旅所に10日余りお留まりになる。神様が氏子地域を旅されるので「御旅」。今は昔ほどのレジャー性はなくなったが、毎年4月29日には「お千度」といって、町内揃って御旅所に参拝する行事もある。今はもうないが、昔は敷地内に古い集会所のようなものがあって、そこでお弁当やらお酒やお菓子を持って町内で集まって楽しむという行事があった。御旅にはたくさんの屋台が出るので、子供の頃はそれがとても楽しみだった。夜は夜でほぼ毎夜のように祖母や両親に御旅に連れて行ってもらった。今と違って昔はそういう「お祭り」というものの位置付けはとても重要であったので、祖母が元気な頃は、毎年必ず鯖寿司をたくさん作っては親戚や近所に配ったりもしていた。
長じてからは何かと多忙になったこともあり、長くそういった行事から精神的にも遠ざかっていたけれど、数年前からはまた、必ず御旅の期間中に一度は御旅所に参拝するようにしている。子供の頃はあんなに広く感じた御旅所が案外狭いものであるのも感慨深い。数は減ったとはいえ、露店もやはり出ていて、そこそこ人も集まっている。しかし大好きだったたこせんべいの屋台や、はっかパイプの屋台はもうない。この御旅所も、子供の頃の思い出が、わんさと詰まった場所なのである。
もちろん今年も今日、お参りを済ませてきた。そして、夜7時30分から奉納される重要無形民俗文化財である、中堂寺六齋会の六齋念仏踊りを見てきた。ちょっと退屈なのかな、と思いきやさにあらず。ちょっとゆるい進行ながらも子供から大人まで、なかなかのものを見せてくれる。少年少女が交代交代に四つ太鼓を打ち鳴らし、ドラムテクニックを披露したり、二人一組の獅子舞が、アクロバティックな演技を披露したり、いわゆる「辛気臭さ」をあまり感じない。1時間ほどの時間も楽しんで見られた。中堂寺地域の、光徳小学校には、六齋クラブというクラブ活動もあるそうで、地域を挙げて伝統芸能の保存と継承に取り組んでおられるようだ。
さて、お祭りなので・・・というのはたぶん言い訳であるが、以前お神酒として神棚に上げた、
ラルマンディエ・ベルニエ ロゼ・ド・セニエ プルミエ・クリュを飲んだ。このボトルの濃い色は、ボトルの色ではなく中身の色である。ボトルはきれいなすりガラスだ。ロゼというより、赤のシャンパーニュと言ってもいいくらいの濃い色である。泡はかなり元気がいい。一見炭酸のぶどうジュースを思わせるけれど、甘くはない。香りもよく、フルーティーではあるけれどすっきりしたシャンパーニュだ。
風邪薬飲んでて大丈夫かなと案じつつ「アルコールでのどを消毒」といううちの父が多用するベタな言説。


Commentaires
とんびってチーズケーキもさらうんだあ。不幸なことながら、ネタが出来てラッキーかも(笑) ごめん。
ラルマンディエ・ベルニエは楽しめたのかな。僕も新たな一本を秘蔵中。瓶内熟成させてどう変わるか、興味あるんだ。
Rédigé par: PICARLE | le dimanche 30 avril 2006 à 10:56
PICARLEさん,
あぶらげだけじゃなかったんです、とんびがさらうのは!!
風邪だけど鼻は幸いやられてなくて、ラルマンディエ・ベルニエ、香りもしっかり楽しめましたし、おいしかったです。ロゼと一口に言うけれど、シャルリエとはまったく性質が異なるロゼでした。
緊急発足のミネミネ会、わたしも見習いにしてください!
Rédigé par: はたこ | le dimanche 30 avril 2006 à 22:28