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samedi 01 avril 2006

父の誕生日

 今日は父の誕生日である。いつもならめんどうなので(笑)、何かおいしいもん食べに行こう!となるのだけれど、父、ますます出不精のため、今年は家でお祝いをする。ワインもたくさんあるし、ちょうどいいか。朝、赤飯を買って、神棚とお仏壇にお供え。今日まで無事に暮らしてこられたことを感謝する。老後は主にわたしが看ることになるのだろうから、これからも足腰頭、すべてしっかりしていてほしいものだ。神様おたの申します。

 今日飲むワインに合いそうな料理は何か、ということを考え出すと深みにはまってなかなか栓が開けられなくなるのだけれど、今回もかなり悩んでやっと決定。羊の煮込みやエスニック系がよさそうだとは、師匠のご意見。わたしはクリーム系と、スモークサーモンがよさそうかなと思った。エスニックな羊の煮込みというと、クスクスが思い浮かぶけれど、そうそう好きというわけでもない。クリーム煮にしようかと思ったけれどもやはりエスニックとも合わせてみたい。

 そこでアラブのエスニック料理の本(『新版・アラブのエスニック料理入門』 ジャミーラ高橋/著 千早書房 1994年)を繰り、ブルン・タジンというモロッコ料理を作ってみる。アーモンドとプルーン入りの子羊の煮込みである。サフランやシナモンなどのスパイスが効いているし、プルーンの甘味もワインと合いそうだ。しかも簡単そうだ。

 豚肉のマスタードクリーム煮。やはりクリーム系を一つ作る。粒マスタードを効かせて、クミンシードで少しエスニック風に。塩茹でのカリフラワーと軽く合わせた。

 スモークサーモンはケイパー添え。買って来たRF1のサーモンと生ハムのサラダ。チーズは3種類、ヌーシャテルブルー・ド・ジェクスモンターズィオ・スタジオナート。いずれもワイングロッサリーで買った、フェルミエのもの。フォションのバゲットに、エシレの有塩バター。

Mache  デザートに、マチェドニア。何、切るだけだろうって?その通り!でもマチェドニアってそんなもんでしょ(笑)?使ったのはいちご(さがほのか)、はるか(熊本産の柑橘類)、デコポン、キウイ、バナナ、りんご(ふじ)、パイナップルの7種類。シロップはキルシュで。キルシュを入れて混ぜると、えも言われぬ芳香が立ち上る。

Roche

 ワインは、サヴニエール・ロッシュ・オーモワンヌ ドメーヌ・オー・モワンヌ 1994。色がとても濃くてびっくり。黄色~金色である。香りはとても複雑で、わたしにはちょっと表現が難しい。感じたのは、気持ちのよい森林浴の香りと、くちなし、ミックスフルーツ(まさにマチェドニア)の甘い香りと、しばらくたってからの瓶からの香りは、はちみつ。香りはいいのに甘過ぎもせず、森林浴の香りが全体を引き締めているような感じ。なんともおいしい白ワイン。

 スモークサーモンとは難なくマッチ。でもこれが、ベー・レギューム・ア・ターブルの、あの肉厚の自家製スモークサーモンか、コリスのとろけそうなやはり自家製のサーモンであれば、かなり感動したかもと思われる。

 ブルンタジン。骨付きの子羊はおはしで食べられるくらい柔らかくなっており、シナモンの香りとプルーンの甘味が効いている。そのどちらもがこのワインとよく合った。やはりエスニックは大正解。

 豚肉のマスタードクリームソース。たっぷり入れたクミンシードの香りと、クリームの濃厚さがワインとよく合った。今日食べた中ではクミンの香りがベストマッチ。クリーム、マスタード、セロリの香りとも合うようだ。

 チーズはどうか。ヌーシャテルは、塩味が効いていて、おいしい白かびチーズ。ブルー・ド・ジェクスは、薬臭い(笑)。典型的な青かび臭が強いけれど、味はマイルドでぴりぴりしない。「ペニシリンの味や」とベタな発言の父。モンターズィオ・スタジオナート。栗のようなほくほくした食感のハードチーズ。噛めばじんわり旨みが出て来る。どれもこのワインとはおいしく食べられる。

 あとはお赤飯でしめ!

 今日は事前に師匠の話も伺ってよく考えたおかげで、いつも何か一つは見つけてしまう気持ち悪い組み合わせが一つもなかったのがうれしい♪

Arnault   ミッシェル・アルノー・エ・フィス ブリュット レゼルヴ。食前の1杯と、デザートのときに再登場。強く感じるイーストの香り。ほとんど冷やさずに飲んだので、果実味が強く、重厚な感じでとてもおいしいシャンパーニュ。ブリュット トラディションが飲んでみたい。もっと濃いかなあ・・・。

 対マチェドニアではちょっとマチェドニアが弱いような感じ。チェリーケーキ(お遣いもののついでに買った、常盤のむっしゅくれむのもの。チェリーがぎっしり入っている薄切りのバターケーキ)とはまずまず。

 日頃からちょっと疑わしく思っている、チョコレートとシャンパーニュの相性を試すべく、ヴァレンタインからしつこく持っていたパトリック・ロジェのチョコレートを出して来る。しかも賞味期限切れてるし。やっぱり・・・。別に悪くはないと思うけれど、そんなに感動するほどの組み合わせでもないと思うなあ・・・。ショコラとシャンパーニュって、たとえば香水と宝石とか、なんというか、ある種の富の象徴としての言説では??わたしが味がわからないだけかもしれないけれども・・・。

 いつになく酔っ払っているのに、父もわたしも寝ていない。料理もワインも残ったので、「明日も朝から飲めるね~、うほほ」と父は上機嫌。ともあれ上機嫌な誕生日が過ごせてよろしゅうございました。

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Commentaires

オーモワンヌは、満足できたようで良かった良かった。
94は特に素晴らしく、あんな値段で買えるなんて信じられないほどの白。マリアージュの幅も広くて、はたこさんがそんなに悩んだとは知らなかった。でもアドバイスに間違いはなかったようで、安心(笑)

ショコラとシャンパーニュって、問題のない組み合わせながら、合う、っていうほどのものではないかな。

マリアージュは面白いよね。はたこさんの色んなチャレンジをこれからも楽しみにしてます。

Rédigé par: PICARLE | dimanche 02 avril 2006 09:15

背景変わられて一番にコメントしたんですが、
なんだか送信がうまくいかず、今日まで控えておりました。

お父様、お誕生日おめでとうございます。
きっと親御さんも同年代かと思われますが、
子羊とかナチュラルチーズを召し上がられるって、お若いですね♪
忙しさを言い訳にお正月以来、親のことはほったらかし。
電話はたまにするんですが、読んでて実家に帰って何か作ってあげたくなっちゃいました。

Rédigé par: かもめ | dimanche 02 avril 2006 10:56

PICARLEさん,
アドバイスのおかげで、よいワインがよりおいしくいただけたと思います。ほんとによく合ったんですよ~(^^)。ありがとうございました。今日残りを飲んでみたところ、「栗」というのがなんとなくわかりました。たぶんわたしの「くちなし」が「栗」と共通項があるような・・・。
でもこのワインも、もう飲めなさそうですねぇ(^^;。
マリアージュは、いろいろ仮想するのが楽しかったりします。またいろいろやってみます。

Rédigé par: はたこ | dimanche 02 avril 2006 20:36

かもめさん,
齢、七十三。何でも食べて何でも飲みます(笑)。お祝いのお言葉ありがとうございます。かもめさんもぜひ、ご実家へ・・・。祖母もそうなんですが、顔を見せてくれるのが一番うれしいそうなので。

早くにコメントいただいていたのですね。わたしのデザイン変更と同時期に、大元のニフティのシステム変更があり、大規模でシステム障害が発生していたようなのです。わたしも自分のブログに投稿もできず、コメントも付けられなくて、いったいどういうこと??って思っておりました。今もたまにおかしいのですが、なんとか書けるみたいですので、またよろしくお願いいたします。

Rédigé par: はたこ | dimanche 02 avril 2006 20:44

遅くなりましたが
お父上のお誕生日おめでとうございます。
まだまだお若いお父様ですね。
歳の離れた私の兄貴と同い年です。
はたこさんの親孝行ぶりが手に取るように
わかります。

Rédigé par: greedy | mercredi 05 avril 2006 23:08

greedyさん,
お祝いのお言葉ありがとうございます。
世の中にはよくあることですが、思春期の頃はまったく仲のよい親子ではありませんでしたが、近年まずまず穏やかに暮らしているのは父も自分も年を取ったからかもしれません。

Rédigé par: はたこ | mercredi 05 avril 2006 23:58

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