« 天橋立(2) | Accueil | 天橋立(4) »

jeudi 23 février 2006

天橋立(3)

 6時半に起きて、いそいそと朝風呂へ。温泉はこれがいいなあ。夕べとは男湯と女湯がチェンジしているので違うお風呂に入れる。皆考えることは同じようで、早朝からけっこう混んでいる。もう少し広さがほしいところではあった。

 部屋に戻ると友人はまだ夢の中のよう。しばらくサロンでコーヒーを飲んだり、お茶菓子として置いてあった智恵の餅を食べたりしてゆっくり過ごす。朝食はやはり昨日のダイニングへ行く。メニューはほぼ和食。

 ジュース ブラッド・オレンジorオレンジ

 赤米のお粥  上に花かつおが少し 鮑・ねぎ・小梅

 しめじとわかめの味噌汁

 煮やっこ

 サラダ 水菜など

 おかずの大皿   焼き魚 卵焼き 炊き合わせ(大根 かぼちゃ ごぼう さつまいも) 小松菜とおあげの煮びたし 漬物(金時にんじん かぶ 細い大根) 塩昆布 いちご

 コーヒー

 お粥はしっかり出汁のきいたおいしいいお粥だったし、おかず類も、特にやはり魚がおいしかった。

 10時半に名残惜しく感じながらもチェックアウト。昨日とは違って少し肌寒く、曇りで時折雨模様のあいにくの天気だったため、自転車で向こう岸へ行くのは断念し、往復のモーターボートで行くことに。モーターボート、速い速い(笑)。5分くらいでもう向こう岸だ。

 向こう岸には成相寺という西国28番札所がある。別の友人が数年前に律儀に1番から順に回り初めて、無事33ヶ所を満願して、御朱印張を仕上げたのがうらやましくて、いつかは自分もやってみたいと思いつつ、いまだ手付かず。誰かを誘っても皆、口々に「まだ早い」「観音さんはピンと来ない」「クリスチャンだから」と断られ、そろそろやってもいい年なのに、出不精の父にまで断られる始末である。ラリー感覚でやってはいけないのだろうけれど、一寺一寺丁寧に味わって回るのが楽しそうだ。わたしは観音さんの周りにご朱印を配して仕上げる掛け軸がほしい!今回はまだ巡礼も初めていないし、成相寺ははるか山の上でとても遠かったので訪問を断念したが、行き方はわかった、と、次回につなげる。

 上陸してまず、京都府立丹後郷土資料館へ向かう。こんなところがあるなんてまったく知らなかったのだけれど、同行の友人の誘いに乗る。しかし遠い・・・。船を下りた船屋(家屋の下に船を格納できる家)から歩く事しばらく。本当に近くにあるのだろうかと不安に思う田舎道、何もなさそうなところにぽつんとそれはあった。手前には丹後国分寺の遺跡(ほとんど原っぱ)。

 展示室はとても小さくて、正直拍子抜けだったけれども、よかったのが隣接されている旧永島家住宅である。これは丹後町の江戸時代の庄屋の住宅を府が譲り受けて敷地内に移築したもので、京都府指定有形文化財になっている。

 本館の入場者は家の中に自由に入って見学できるようになっている。上にも上がれるし、置いてある道具類も自由に触れるし、その無用心と言ってもよいほどの気前のよさは都会では考えられない。まだ未整理の部分も多く残り、室内はつい最近まで人が住んでいた様子を残している。人の家に勝手に上がり込んでいるような気がしてくる。古い家の濃密な匂いも残っている。愛知万博に、「サツキとメイの家」というのがあったが、これは「本物」という感じだ。

 古い鏡台が一つあった。鏡を覆う布もかかったままである。布を上げて映してみると、「昔この鏡で身だしなみを整えていたであろう庄屋の上品なおばあさん」をなぜか想像してしまって涙が出てきた。古い生活の道具はとてもいいものだ。かつての道具の使い手の思いが宿っているようである。

 思いのほか気に入って永島家で時間を費やしてしまったのは想定外。でもここは、宮本常一の世界が好きな人なら絶対に気に入るはずだ。誰にでもはお勧めしないけれど、民俗学に興味があるなら行ってみられたらよいと思う。ここに行こうと誘ってくれた友人に感謝。この人とはこういうところで趣味が合うのだ。

 宮本ワールドを堪能した後は少し歩いて、天橋立ワイナリーに向かう。やっと着いたはいいけれど、ここは実質、ワインの販売所・・・(笑)。ワイナリー見学を想像していたので型透かしを食った感じである。フェザーヴァイザーという熟成途中のワインの試飲をしていたので飲んでみる。白く濁った微炭酸の、甘い葡萄ジュースといった感じでアルコールも弱い。これはこれでおいしかったけれど、ワインではまだなかった。

 さて、そろそろ戻らなければ・・・。着いた船屋あたりに戻り、またモーターボートで海を渡る。

|

« 天橋立(2) | Accueil | 天橋立(4) »

Commentaires

Poster un commentaire



(Ne sera pas visible avec le commentaire.)




TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109079/8874036

Voici les sites qui parlent de 天橋立(3):

« 天橋立(2) | Accueil | 天橋立(4) »