« janvier 2006 | Accueil | mars 2006 »

mardi 28 février 2006

鶏肉濃厚スープ骨付肉入

 たった1泊の旅に多くの紙片を費やしたり、荒川静香を見ていたり、無為徒食をしていてブログの更新を怠っているうちに早二月も終わりである。この間にも、食べていない(特にお菓子)わけもなく、まさに無為徒食・・・。身は醜く肥え太るばかりである。

 今日、初めてかもめさんのオフィスを訪ねた。忙しそうに仕事をこなしておられるかもめさんの公の顔。ただでさえ忙しい年度末、どうか元気に乗り切ってくださいね。

 さて、かもめさんより福岡みやげ、表題の「鶏肉濃厚スープ骨付肉入」をいただいた。水炊きは博多の名物でもあったのね。いついただこうかと考えて、楽しみにしております。かもめさん、ありがとうございました!わたしもイチローは見てみたいな。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

jeudi 23 février 2006

天橋立(4)

 戻って遅めのお昼ごはん。何を食べようかと見渡せば、海鮮鍋焼うどんの文字。お土産屋さんの2階の食堂だが、即決して上へ上る。注文し、待つことしばし。ぐつぐつ言う土鍋の中には、薄い色のおだしに細めのうどん、落とした卵。その上には海老、卵を抱いた海老、あさり、蟹の足、ぶり、帆立貝柱、いか、鶏肉、椎茸の甘煮、ねぎ・・・と盛りだくさんな具が乗っていて、それが新鮮でおいしいのだ。海が近いところでは、ごく普通の食堂でも魚がおいしい。こんなところで育てば、わたしも魚が苦手にならなかったのになあと思う。

 もうちょっとゆっくりしたいので、帰りの特急を遅らすことにする。これでゆっくりおみやげなんかも見られる。買おうと思っているのは、名物らしい智恵の餅。文殊菩薩にちなんでいる。食堂の向かいにずらりと4軒、軒を連ねている。食堂の人に、どこがおいしいですかと尋ねると、自分の好みの店を教えてくれたけれど、それぞれ試食を出しているので好みのものを買ってくださいとのこと。

 店を出てまず、指定席を変更しに駅へ行くも、第三セクターの駅のためか変更はできずに、自由席となる。戻る途中で、海産物の店を見る。かに、かに、と書いてあるけれど、時価なのだろうか、値段が書いていないのが恐い。かには見ないで、おいしそうなハタハタの一夜干しを買う。大きくて丸々したハタハタだ。卵はないので、いつか食べた秋田のぶりっこはたはたではない。その後は智恵の餅の店へ。4軒回ってそれぞれ試食して、彦兵衛という店に決定。包んでもらう間、お茶を飲んで待つ。

 あとは出発までコーヒーでも飲もうと、カフェ・ド・パンへ。チェック・アウト後、その日のうちならいつでも使えるドリンクチケットを宿からもらっていたのだ。来たときと同じソファーの席に通され、カプチーノを飲む。旅って本当にあっという間だ。なんとなく寂しく思いながら、旅の余韻を楽しんだ。

 変更した特急は新大阪行き。東海道線の感覚で、新大阪へ行くなら京都にも止まると思い込んでいて失敗した(笑)。新大阪行きは、福知山線で、山陰線ではないのだ。車掌さんに聞いて、福知山駅で京都行きの特急に接続していると聞いて乗り換える。無事京都について、楽しかった旅もおしまい。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

天橋立(3)

 6時半に起きて、いそいそと朝風呂へ。温泉はこれがいいなあ。夕べとは男湯と女湯がチェンジしているので違うお風呂に入れる。皆考えることは同じようで、早朝からけっこう混んでいる。もう少し広さがほしいところではあった。

 部屋に戻ると友人はまだ夢の中のよう。しばらくサロンでコーヒーを飲んだり、お茶菓子として置いてあった智恵の餅を食べたりしてゆっくり過ごす。朝食はやはり昨日のダイニングへ行く。メニューはほぼ和食。

 ジュース ブラッド・オレンジorオレンジ

 赤米のお粥  上に花かつおが少し 鮑・ねぎ・小梅

 しめじとわかめの味噌汁

 煮やっこ

 サラダ 水菜など

 おかずの大皿   焼き魚 卵焼き 炊き合わせ(大根 かぼちゃ ごぼう さつまいも) 小松菜とおあげの煮びたし 漬物(金時にんじん かぶ 細い大根) 塩昆布 いちご

 コーヒー

 お粥はしっかり出汁のきいたおいしいいお粥だったし、おかず類も、特にやはり魚がおいしかった。

 10時半に名残惜しく感じながらもチェックアウト。昨日とは違って少し肌寒く、曇りで時折雨模様のあいにくの天気だったため、自転車で向こう岸へ行くのは断念し、往復のモーターボートで行くことに。モーターボート、速い速い(笑)。5分くらいでもう向こう岸だ。

 向こう岸には成相寺という西国28番札所がある。別の友人が数年前に律儀に1番から順に回り初めて、無事33ヶ所を満願して、御朱印張を仕上げたのがうらやましくて、いつかは自分もやってみたいと思いつつ、いまだ手付かず。誰かを誘っても皆、口々に「まだ早い」「観音さんはピンと来ない」「クリスチャンだから」と断られ、そろそろやってもいい年なのに、出不精の父にまで断られる始末である。ラリー感覚でやってはいけないのだろうけれど、一寺一寺丁寧に味わって回るのが楽しそうだ。わたしは観音さんの周りにご朱印を配して仕上げる掛け軸がほしい!今回はまだ巡礼も初めていないし、成相寺ははるか山の上でとても遠かったので訪問を断念したが、行き方はわかった、と、次回につなげる。

 上陸してまず、京都府立丹後郷土資料館へ向かう。こんなところがあるなんてまったく知らなかったのだけれど、同行の友人の誘いに乗る。しかし遠い・・・。船を下りた船屋(家屋の下に船を格納できる家)から歩く事しばらく。本当に近くにあるのだろうかと不安に思う田舎道、何もなさそうなところにぽつんとそれはあった。手前には丹後国分寺の遺跡(ほとんど原っぱ)。

 展示室はとても小さくて、正直拍子抜けだったけれども、よかったのが隣接されている旧永島家住宅である。これは丹後町の江戸時代の庄屋の住宅を府が譲り受けて敷地内に移築したもので、京都府指定有形文化財になっている。

 本館の入場者は家の中に自由に入って見学できるようになっている。上にも上がれるし、置いてある道具類も自由に触れるし、その無用心と言ってもよいほどの気前のよさは都会では考えられない。まだ未整理の部分も多く残り、室内はつい最近まで人が住んでいた様子を残している。人の家に勝手に上がり込んでいるような気がしてくる。古い家の濃密な匂いも残っている。愛知万博に、「サツキとメイの家」というのがあったが、これは「本物」という感じだ。

 古い鏡台が一つあった。鏡を覆う布もかかったままである。布を上げて映してみると、「昔この鏡で身だしなみを整えていたであろう庄屋の上品なおばあさん」をなぜか想像してしまって涙が出てきた。古い生活の道具はとてもいいものだ。かつての道具の使い手の思いが宿っているようである。

 思いのほか気に入って永島家で時間を費やしてしまったのは想定外。でもここは、宮本常一の世界が好きな人なら絶対に気に入るはずだ。誰にでもはお勧めしないけれど、民俗学に興味があるなら行ってみられたらよいと思う。ここに行こうと誘ってくれた友人に感謝。この人とはこういうところで趣味が合うのだ。

 宮本ワールドを堪能した後は少し歩いて、天橋立ワイナリーに向かう。やっと着いたはいいけれど、ここは実質、ワインの販売所・・・(笑)。ワイナリー見学を想像していたので型透かしを食った感じである。フェザーヴァイザーという熟成途中のワインの試飲をしていたので飲んでみる。白く濁った微炭酸の、甘い葡萄ジュースといった感じでアルコールも弱い。これはこれでおいしかったけれど、ワインではまだなかった。

 さて、そろそろ戻らなければ・・・。着いた船屋あたりに戻り、またモーターボートで海を渡る。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

mercredi 22 février 2006

天橋立(2)

 今夜の宿は、ワインとお宿 千歳。雑誌の旅の特集などにもよく載っている、一度泊まってみたかった宿である。社長は天橋立ワイナリーを立ち上げ、ぶどうを育ててワインを作っておられるらしい。

 チェックインは、宿ではなく、運河沿いにある系列店のカフェ・ド・パンのサロンで。ウエルカムドリンクを飲みながらゆっくり、という趣向だ。ドリンクはせっかくなので天橋立ワインで作ったカクテルを頼んでみる。寒い時期なので、シナモンやクローブ、八角などを入れて温めた白ワインに、柚子茶を混ぜたホットワインだ。温めてアルコール分は少し飛んでいるはずなのによく体が温まる。カードを書いたり、夕食の飲み物の最初の1杯を決めたりしてゆったりと手続きをする。ホットワインがおいしかったので、お代わりまでいただき、ソファーでのんびりと過ごしてから、部屋に案内される。

 二人なので一番小さな部屋を予約していたのだけれど、キャンセルが出たので、と、隣の16畳の広い部屋に追加料金なしでグレードアップしてくれた。ラッキーである。

 板張りのリビングに、ベッドが置かれた畳の部屋。二人で使うには贅沢な空間だ。部屋と同じフロアには、自由にコーヒーなどを飲みながらくつろげるサロンがある。そしてサロンの中にはカーヴがある。ふだんは当然無人で、鍵がかかっているのだろうが、棚卸中ということで、中に人がいた。中をごらんくださいとの言葉に甘えてカーヴを見学。中は相当に寒くて薄暗い。ロマネ・コンティとかわたしでも知っている有名なワインや、10リットルくらい入っていそうなとてつもなく大きい瓶のワインもある。色々なワインたちが出番を待って、ぎっしり棚に入っている。オーナーがお好きだとかで、ルモワスネ ペール エ フィスのワインがたくさん置いてある。ワインに詳しい人が見れば、もっともっとおもしろいに違いない。案内してくれた方に尋ねてみるが、あまり低予算で飲めるワインはないようだ(笑)。

 見学の後はいよいよ楽しみにしている夕食を食べにダイニングへ行く。きっとおいしい魚がたくさん出て来るはず!

 アペリティフにと、ケルナーという少し甘めの白ワインがサービスされた。もちろん天橋立ワインだ。ドイツで賞を取ったということだ。

 洋風前菜  かりかりのかたくちいわしのじゃこと水菜のサラダ

 飲み物はせっかくだから天橋立ワインで。グラスでとよさかをいただく。セイベルというぶどうで作った辛口のワイン。あまり飲んだことのない感じの味だけれどおいしかった。ドイツ系の品種なので、フランスのワインをよく飲んでおられる方にはあまりなじみのない品種かもしれません、とのこと。そんなにいろいろなワインを飲んだ経験はないし、そういえばドイツのワインはさらに飲んだことがないなあと思う。友人はわりとよくある感じの味、と言う。

 今朝、宮津漁港水揚げ  魚介類の磯造り

  あこうだい 真鯛 平目 ぼたんえび まぐろに似た魚(?)  黄色いフルーツのドレッシング、塩とレモン、しょうゆの入った小皿が出され、好みのものをつけて食べる。どの魚もとても新鮮でおいしく、白身にレモンと塩が特においしかった。

 あさりのお吸い物 

  貝がよく取れる土地らしい。よい出汁がでていておいしい。

 本日のトロ箱より お魚料理

  すずきのポワレ ブイヨンで煮た大根のバターソテー  デュクセルソース

  すずきもおいしかった。新鮮でまったく臭みなどはなく、身もしっかり。

 2杯目のグラスワイン、こだま。色は金色で、かなり濃い。とろっとこくがありそうな感じだけれど、味はとてもきりっとしていた。これもあまり飲んだことのない味だと思ったが、やはりまた友人はよく飲む感じの味、と言う。

 京都和牛の炙り焼き  しめじ 細い大根 小かぶ  赤ワインソース 塩・胡椒

  ほどよく火を通したおいしい牛肉。「京都牛」というのも立派なブランドのようだ。

 伊根筒川産蕎麦粉にて 手打ちそば

  しめはおそば、というのは珍しい。少し細めに切ったおそばは、しこしこつるつるとおなかに気持ちよく収まる。2枚目を勧められ、お願いする。2枚目の薬味には、すだちが付いてきた。

  もう少し飲もうと、3杯目のグラスワインを。ムルソー ヴィエイユヴィーニュ(ポール ガローテ)2002。今度はフランスのもの。今日は白ワインばかりだ。

 ちょっとチーズを追加。パルミジャーノとクミン入りゴーダとハード系がもう一種、カマンベール、薄切りのバゲット レーズン、干しいちじくの盛り合わせが出て来る。

 自家製デザート  木苺のアイスクリームとアップルパイ

 すっかり満腹、満足!部屋に帰って、コーヒーを飲みながらゆっくりとくつろぐ。酔いを覚まして温泉へつかりに行く。そんなに広くはないけれど、男女、全部で4種類の浴槽がある。まずは女湯の2種類につかる。明日の朝には男女入れ替わるそうな。

 ゆっくりくつろげるよい部屋だ。のんびりと話をしつつ旅の夜は更け行く・・・。

| | Commentaires (3) | TrackBack (0)

天橋立(1)

 天橋立へ、友人と一泊二日の小旅行に出かける。特急「はしだて」で天橋立に着いたのは正午過ぎ。丹後へ行くのだから、寒さと積雪を覚悟して雪靴を履いて行ったけれど、現地はとてもよく晴れて暖かく、雪もまったく積もっていない。まず今晩の宿に荷物を預けたら、いざ観光へ!

 まずはリフトに乗って文殊山の頂上、「飛龍観」と呼ばれる天橋立のビュースポットへ。眼下に広がる風景は、さすがに日本三景に数えられるだけあって、とても美しい。よく晴れて、海も空も青く、砂浜は白く、松は濃い緑色だ。天橋立には、小学校2年生くらいのときに来たことがあるけれど、あまりよく覚えてはいない。こんなにきれいなところだったのか・・・と改めて感動する。もちろん、ここでのお約束、「股のぞき」もしっかりやって、ちょっとハイテンション。下りのリフトからの眺めも素晴らしい。

 高いところから全体を見渡したあとは、歩いて天橋立を渡ることにする。船が通るたびに橋桁が90度回転して船を通す廻船橋を渡って、歩いて行く。対岸までは約3.6キロの道のりだ。車は入れないので、交通手段は徒歩か自転車かのどちらか。おかげでのんびりと散策できる。砂浜は、3ヶ所ほどに分かれた海水浴場になっているらしい。何年か前の台風で松に大層被害が出たそうだが、今はすっかりきれいになっている。松の木はどれも立派で、一体どれくらいここに立っているのだろうと思わせるような巨木もある。まっすぐ上に伸びているのではなく、横に伸び、下方に枝を張り、ねじり、分かれ、ちょっと不自然にさえ思える伸び方をするのは松の特徴だろうか。それにしても不思議なこと。細長く対岸までつながったこの砂嘴は、まるで海にできた道のようで、幅はとても狭いので両側に海が迫り、海の上を歩いているようだ。

 ゆっくり対岸に渡って、あれこれ明日の計画などを考える。明日は自転車でこっちまで来るのもいいな。今日の帰りは観光船に乗り、海から天橋立を眺めてみる。船はゆっくりと進む。船内ではかもめのえさ(これがなぜか、かっぱえびせんなのだ)を売っている。後ろのデッキへ出ると、誰かがえさをやっていて、それを求めてかもめやとんびまでが近くに飛んでくる。至近距離でのバードウォッチングだ。とんびはやはり猛禽類、近くで見ると迫力があってかっこいい。なんで猛禽なのにかっぱえびせんを好むのかはわからないけれど。すごいなあ、飛んでいる鳥を至近距離でしかも上から見るなんて初めてだ。鳥好きの友人としばらく歓声を上げる。

 船を下りると、すぐの知恩寺へお参りする。来たときに一際目をひいたこの古い寺は、808年の創建であるらしい。山門の様子も、長い歴史を感じさせる。寺内の多宝塔は国の重要文化財になっている。ここは古くから知られる、文殊菩薩の信仰の地。京都で生まれ育ったので、かぞえ十三のときに、嵐山で文殊菩薩に知恵を授けてもらったが、文殊菩薩の前に立つのは久しぶりのような気がする。と思ったけれど嵐山のは虚空蔵菩薩。今度はその知恵が目減りしないようお願いしようか。

 ここ天橋立は、なぜか若者に人気のようで、同性のグループ、男女混合のグループ、カップルもたくさんいる。きゃあきゃあと楽しそうなその様子は、欠けることを知らない望月のようだ。この世のハルだな、とうらやましく思う。4時を過ぎ、そろそろよい時間だ。宿のチェックインも始まっている。そろそろ行こう。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

lundi 20 février 2006

メゾン・ド・ヴァン鶉亭

 京都検定にH嬢とダブルで合格したというので、そのお祝い会をしていただいた。特にこれからの仕事にも関係のある検定なので周りの方にも喜んでいただいているようでうれしい。ありがたいことである。連れていってもらったのは、メゾン・ド・ヴァン鶉亭。今週はワインと縁があるようだ。場所は木屋町団栗あたり、木屋町通に面した間口の小さな日本料理のお店のような店構えで、靴を脱いで上がるようになっている。一階の奥はカウンター席。のぞくとガラス張りの床から、地下のカーヴが見える。さすが「ワインの家」・・。2階は純和風の部屋にテーブルが置いてある。置いてあるエミール・ガレ(お店の人によると、ガレではなく、ガレ工房のものであるらしいが)のランプの柔らかい光が和室とよくなじんでいる。ジャポニスムの意匠のものは和室にもよく合い、それでいてどことなく非日常の雰囲気を醸し出すようだ。

 ワインは300種類くらいあるらしい。ソムリエといろいろ相談の上、主催者様が決めてくださったワインは、shiro

ピュリニー・モンラッシェ・クラヴァイヨン 1998(ドメーヌ・ルフレーブ)

 「ブルゴーニュのとても有名な造り手です」。聞いたことを忘れないようにしよう。色はきれいな金色。「最初の温度設定が少し低かったので、温度が上がってくるに連れてどんどん変化していきますよ」とのこと。・・一口目から既においしいんですが・・(笑)。注がれたときからふわっとよい香りが広がった。こくのある優しい味でふんわりだけれどしつこくない。じわ~とおいしい白ワイン。時間が経ってくると香りも甘味も少し強く感じられて、それもとてもいい感じだった。

 お料理もきっとワインに合うように設計してあるのだろうなあ。魚介類中心で、前菜がたくさん出て来る。やはり少し和風の、季節感のある料理。春も近い、という感じ。

 魚介類(ほたるいか・平目・キャビア)と野菜(スナップえんどう・フルーツトマト)のグレープフルーツのジュレがけ

 キャビアが苦手だっただろう、キャビアを食べてワインを飲んだら・・。??(>_<)。

 中トロと筍とすし飯のミルフィーユ  

 白魚とずわいがにのガトー ふかひれのソース わかさぎのフライ添え

  ソースはあんのような感じ。白魚の淡白な味も仕立ても盛り付けも、日本料理のよう。

 フォアグラのフラン トリュフの香り

  器の下にはフォアグラの風味の効いたフラン。上にはソテーしたフォアグラが一切れ。琥珀色のトリュフのソース。フォアグラを食べて、時間が経って甘味の出たワインを飲めば、おいしさ倍増。

 そろそろ赤ワインを飲みたいのでは?と主催者様からお声がかかる。異存などあろうはずもございません。次のワインは、aka

 シャトー・ラベゴルス・ゼデ 1982

 ボルドーのマルゴー村の赤ワインだ。ラベルも時の流れを感じさせる、24年も前のワイン。「1982年は素晴らしいヴィンテージなので、ワインショップなどで買われるときに覚えておかれるといいですよ」とソムリエ氏。覚えましょうとも。買えるか買えないかは別として。なんだかとても高そうな感じで、わたしが飲んでも猫に小判疑惑が湧いてくる。

 新しい「ボルドー型」のグラスも運ばれた。コルクも古くなっているので、慎重に抜かなければならないらしい。ソムリエも説明しながら、とても集中して開けている。うまく開いた後はデキャンタージュ。そしてグラスに注がれたワインは深い深いルビー色。色の名前で、ボルドーというのがあるけれど、その名の由来がよくわかる。香りは、ちょっと手放しでいい香りだ、とは言えないような少しくせのある香りで、よい香りとは言い難い匂いも少し混ざっているような複雑な香りだった。味もしっかりとしていて、色にぴったりな、「赤ワインです」といった味。変な言い方しかできなくて語彙の貧困が嘆かれるけれど。これも時間が経つにつれ少し甘味が増し、香りが華やかになっていく変化がおもしろかった。

 下仁田ねぎのクリームスープ  

  大仁田ねぎと言いそうになってあせることのあるこのねぎは柔らかくて甘味が強くておいしいねぎだ。その甘味が生かされたおいしいスープ。

 鮑の炭焼きとオマール海老の白味噌風味グラタン  

  鮑はこりこりで香ばしいし、グラタンはまったりとした白味噌の風味がおいしい。最初の白ワインとも白味噌が合いそうな気がした。

 鶉のロースト しょうが風味ソース

 選べるメインは鶉にした。鶉亭だし。中心にはエリンギの上に鶉のつくねを乗せて細長く焼いたもの。周囲には4切れの肉が配されて、どことなく枯山水。どちらの肉もとてもおいしい。

 もう一つのメインは黒毛和牛ロース肉のステーキ グラタンドーフィノワ添え。少しお味見させてもらったがこちらもおいしかった。

 聞いてみよう、やってみよう、のノリで、「おりってどんな味がするんですか?」と質問。すると、飲んでみますか?と言われ一瞬ひるむが、飲んでみることにする。体に悪いわけではないとのこと。グラスに注いでもらうと、もろもろの粒子がけっこう大きい。一番手はH嬢。次はわたし。味がさらに濃くて、特にまずいものではない。ちょっともろもろと渋みが口に残るけれど。結局おりも飲んだ。おりまで飲んだ客・・・ってちょっと恥ずかしいかも。

 金時にんじんのクレームブリュレ  緑茶とベリーティーのシャーベット  いちごとカスタードクリーム、生クリームのケーキ  カットフルーツ

 デザートもおいしい。特にシャーベットがすっきりしていておいしかった。クレームブリュレは色がきれい。

 エスプレッソ

 バゲット バター   盛りだくさんなコースだったのでパンはめずらしく1個で十分。

 長い時間をかけておいしく食べて飲んで、おしゃべりを楽しんで、最後は、ラベルをはがして標本(?)にしたものと、key

抜いたコルクでキーホルダーを作ってくださった。わたしは古い方のコルクで作ったのをいただいた。半透明の葡萄がかわいい。

とても楽しい夜でした。主催者様、と呼びかけてもブログのことなだまったくご存じないのですが、本当にありがとうございました。

 

  *メゾン・ド・ヴァン 鶉亭

  京都市下京区木屋町四条南団栗上ル

  TEL 351―4005 日・第二月休

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

dimanche 19 février 2006

おめざバトン

 鮎乃さんからいただいた、おめざバトン、さっそく考えてみます。

  -----------------------------------------------
おめざバトン
恥ずかしがらずに芸能人になったつもりで(笑)お答えください。

問1)
もし何かの間違いで「はなまるマーケット」に出演する事になったら、紹介するおめざは何を持っていく?

 何かの間違いで・・・(笑)。グランディールの、クロワッサントラディショネルを持って行きます。おめざじゃなくて思い切り朝ごはんですね(笑)。でもこのクロワッサン、バターたっぷりのさっくさくのクロワッサンの表面に甘い蜜が塗ってあって、その蜜がまたかりっとして甘くってほんとにおいしいんですよ。朝にぴったり、ということで。あるいはミディ・アプレ・ミディミモザを。

問2)
もし何かの間違いで「メントレG」に出演する事になったら、大好物3品は何処の何にする?

 何にしましょうねぇ?かなり迷うなあ・・・。多分に今想像して食べたいものに影響されていますけど、まず、前田コーヒー本店ラブハウスサンド。コーヒー店のサンドイッチなのに破格においしいです。新福菜館ラーメン焼き飯。ラーメンは竹入、白身、ねぎ大目でおねがいします。ベックルージュケーキの数々を。お菓子はだめですか?いえ、わたしにとっては主食たりえます。

問3)
もし何かの間違いで「食わず嫌い王」に出演する事になったら、お土産には何を持っていく?

 フェルミエチーズをセットにして。東京のチーズ専門店なんですが、ここのチーズはほんと選りすぐりでおいしいんですよ。ガティノワという名前のおいしいシャンパンもセットにしますか。これも単に今自分が飲みたいだけじゃん!

☆次にバトンを回す方を3人どうぞ

 では、さんこさんgreedyさんじゅぴさんに、よろしければお願いいたしますm(__)m。

-----------------------------------------------

 食べ物のこと考えるのってほんと楽しいわ・・・。

| | Commentaires (8) | TrackBack (0)

samedi 18 février 2006

ハードデイズナイト

 It's been a hard day's night.♪ 今日は犬のように働いた。土曜日は週で一番忙しい曜日だから仕方がないか。これを書いたら丸太のように寝るだろう。

 昨日はどうやらラッキーな日だったようだ。一ヶ月ぶりにワイングロッサリーに行ったら、輸入元が取り扱いをやめたのでもう飲めないと思っていたクラウディ・ベイ ペロリュスを見つけた。ニュージーランドのスパークリングワインである。

pelo しかもセール中で、商品はチーズまで5%オフだ。もちろんさっそく買って、帰宅後ありがたいので神棚に上げてお神酒にした。それを下げて今日の朝冷蔵庫に入れておいて・・・。

 夜飲んだ。。く~、刺激的な強炭酸。炭酸の苦手な人なら絶対に飲めないと思うけれど、味はとてもおいしい。

 お供はやはり昨日買ったチーズ。ローヴ・デ・ガリックという名のシェーブル。タイムやローズマリーをたっぷり食べて育った、ローヴ種という山羊のミルクで作られた、真っ白でころんとしたチーズだ。シェーブル独特のほろっとした食感で、酸味もほどよい。驚いたことに、ハーブのような香りがする。初めて食べたけれど、これもかなりおいしい。ペロリュスとも合うと思った。レーズンと食べても合う。

 チーズを食べて、レーズンを食べて、立て続けにワインを飲む。するとどことなくチーズケーキの味。複雑な口中調味だけれど、思ったとおり(笑)。

 そして昨日、ごちそう展で買った八起庵鴨南蛮を食べる。つるっとした細麺のうどんに、少し甘めのおだし、脂のおいしい鴨肉に、たっぷりの九条ねぎ。薬味は香りのよい山椒で。

 長浜で鴨を食べられなかったからなのか、やけに鴨の字が目についたのだ。長浜と言えば、信じられないような出来事が起こったばかりだ。言葉もままならない異国で、友達もなく・・・。もし自分も彼女と同じそんな立場に置かれたら精神的に相当ダメージを受けるだろう。

 親鸞上人は、いや法然上人だったかもしれないが、縁の具合によって誰でも人を殺してしまう可能性はあると言った。彼我を分けるものは何なのだろう。ひとかけらの理性か、一筋の信仰の光か、あるいは一言の言葉か。考え始めるとひどく気が沈む。

 ~閑話休題~

 さて、鴨南蛮。これは文句なくおいしい。細麺に鴨のだしがよく絡まる。うどんを食べてワインを飲む。すると不思議なことにペロリュスが少し甘くなった。なぜだかわからないけれどこれがおもしろかったので、食べながらけっこう飲んでしまった。

 仕事疲れの夜に、どてらを着込んだ父とサッカーを見ながらの晩酌。たまには孝行しないと夢見が悪いからね。

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

vendredi 17 février 2006

京の味 ごちそう展

 高島屋でやっている、「京の味 ごちそう展」に行く。朝11時だというのに、会場は人・人・人。名物食堂は既に長蛇の列である。名のある料理店のお弁当が、2300円均一で食べられるというので毎年このイベントは人気がある。だが明らかにいつもより人が多い。並んでいる人が、「テレビで・・・」「昨日やってたし・・」とかあちこちで言っている。テレビで紹介でもされたのか?さてはちちんぷいぷいか?とか思っていたのだが、夕方出勤してM嬢にその話をすると、「昨日、魔法のレストランで生中継やってたんですよ」と教えてくれた。なるほど。テレビの力ってすごいなあ。

 さて、わたしも参戦し、並ぶことしばし。今年は狙っていた瓢亭のお弁当を食べるのだ。瓢亭と言えば、あこがれの料亭だ。行ってみたいと思い続けてはいるけれど、わたしには贅沢が過ぎる気がして未だに行ってはいない。今日はその憧れの味が食べられるのである。しかも瓢亭玉子も付いている。

 運ばれてきたお弁当はケース(?)に入った三段重ねの小さなお重と、お椀が一つ。

 一の重  瓢亭玉子  小鯛笹巻寿し  鰆の幽庵焼き  串刺し(サーモン・きゅうり)

        鴨ロース  青唐鰹まぶし

 二の重  畑菜と油揚げ辛子味噌和え  海老丸餅あられ揚げ  

        炊き合わせ(海老芋 湯葉 きぬさや 梅麩 粟麩)

 三の重  蟹としめじの炊き込みごはん  奈良漬

  お椀  生麩と菜の花の白味噌汁

 奇跡・・・。一つ一つコメントし出すときりがないほどすべておいしかった。白味噌汁はとろりと濃く、まったりとしている。炊き合わせは一つ一つにやさしい味がしっかりと芯まで染みて、鴨ロースは鴨独特の香りが豊か。鰆は脂がのってそれでいて生臭くなく、鯛のすし飯はつん、としない。串刺しのきゅうりにまできちんと味が染ませてある。畑菜はしゃきしゃきで、青唐はしっかりした濃い味に調えてある。料理によって一つ一つ細かく味が違うのだ。とてもとても丁寧だ。瓢亭玉子といえば、ほんと通常の半熟ゆで卵と変わりはないはずなのに、どうしてこうもおいしいのだろうと思う。これが2300円で食べられるのは、本店の価格を知っていたらなおさら、ほとんどありえへんことだ。

 正直ここまでは期待していなかった。なぜなら、こういうフードイベントは好きでよく来るのだが、イベントの出店で出されるものは和食にせよイタリアンにせよ、店で食べればおいしいところのものでも、ふ~ん、こんなものだったかなあ、と思ったり、もう一つだなと感じることが今まで多かったからだ。これはきっと制約された条件で供給されるものだからなのだろう。しかし瓢亭は違った。イベントのお弁当でここまでおいしいのだから店ではもっとおいしいに違いない。瓢亭恐るべし。ますます行きたくなってしまった。

 料理の展示を見る。お雛祭りの春の献立だ。どれも力作揃いでとても美しい。いつも思うのだが、こういう展示会のために作られた料理や、飾るための工芸菓子やピエスモンテなどには著作権はあるのだろうか。店で出される料理にはない、というのはわかるが、こういった展示用の作品は、「美術・工芸」に属するとは言えないだろうか?一度聞いてみたいのだがなかなか機会をのがして聞けずにいる。

 イベントステージでは舞妓ちゃんが二人、舞を披露している。五花街が順に日替わりで舞を披露するらしく、今日は上七軒の舞妓ちゃんだ。なのに、「月は朧に東山~♪」って、祇園小唄はちょっと違うだろ、と思ったのはわたしだけ?

 会場をぐるっと回ってお買い物。どこも黒山の人だかりである。展示会場の奥では、豪華商品が当たる抽選会をやっていた。そう期待せずにひいてみるが、じゃ~ん!!なんと、なんとか組合に加盟している何店舗かの喫茶店で使える1000円分のお食事券が当たった。当たるなんてめったにないことなので妙にうれしかった。

 賀茂みたらしを買って、職場へ向かう。M嬢と食べよう。今日はラッキー!              

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

jeudi 16 février 2006

チョコあれこれ

 毎日チョコレートを食べている。チョコレートには常習性のある成分が含まれているという。それを摂取することによって脳内麻薬物質が分泌されるので、人は無性にチョコレートを欲したりするのだという・・・・。最近のわたしはまさにチョコ中。

 山口さんのチョコレートは後でアップするとして、ちょこっとチョコネタ。

 H嬢より友チョコをもらう。ドゥバイヨルオランジェットシトロネット。オランジェットはオレンジピールをビターチョコレートで厚くコーティング、シトロネットはレモンピールをミルクチョコレートでコーティング。シトロネットのほうが細くて中身が少し硬い。どちらも香りがよくておいしい。ここは、オレンジ、レモン、グレープフルーツと、ピールチョコが揃っているよ。

 ピエールマルコリーニシャンパントリュフクールフランボワーズ。粉糖まぶしの小ぶりのトリュフ。ガナッシュはとても柔らかくかなりお酒が効いている。3個ほどで少し酔っ払う。粉糖まぶしトリュフは好き。クールフランボワーズは赤く色付けたホワイトチョコレートの中にフルーティーな木苺のガナッシュ。

 カフェ・タッセの薄い板チョコ、1枚47円でANGERでゲット。先日O嬢と食事の前にANGERを見ていたら売っているのを見つけた。二人で行ったベルギー旅行を思い出しノワールと77%カカオとミルクを買った。泊まったホテルのベッドサイドに置いてあったチョコレートだったのだ。ミズノの後のプランディアでのコーヒーのお供に食べた。

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

mardi 14 février 2006

膳處漢ぽっちり

 ハカセさんは中華を希望、ということで、何故か行きより長時間新快速にゆられ京都に戻り、夕食は膳處漢へ。大正時代の呉服店だったという店は間口も奥行きもかなり広くて、奥へ案内されると、迷ってしまいそう。違い棚や床の間のあるお座敷に、配されたテーブルや調度は中国風で、それが独特な雰囲気を醸している。暗めの照明が、陰翳をつける。靴をはいたままで、というのも中国っぽい。

 前菜5種

  ぼたんえびの老酒漬け  とろんとしたえびの身に濃い味のたれが染みておいしい

  寒ぶりの刺身水菜巻き   くらげの和え物  こりこりした歯ざわりがよい

  牛タン 淡白なのにしっかり味が染みている   鯛の煮こごり

 海老葱饅頭  上品な味の点心で、何もつけなくても十分おいしい

 ふかひれのスープ

 鴨肉の湯葉包み揚げ 海老芋のから揚げ  塩で食べるあっさりした揚げ物

 豚三枚肉と聖護院大根の上湯仕立て  しいたけ にんじん葉 

  フランス料理のような盛り付けにびっくり。上品な薄味のとろみをつけた上湯に、豚の旨みが溶け込んでいる

 北京ダック せっかくだからと、これは追加で。やっぱりおいしい鳥の皮。

 大海老の香り炒め  ほんとに大きな海老の、唐辛子の効いた辛味炒め。大きいのでナイフとフォークが出てきた。けっこう辛いけれど、おいしく、食べ応えもあり。

 白菜と鶏肉の塩味の麺  とてもあっさりとして胃にもやさしい感じ。満腹のおなかにもするりと収まる。

 ライチの紅茶

 杏仁豆腐 柿のソース  きっと生クリームも入っているのだろう。こくがあってパンナコッタのよう。

 飲み物は、桂花陳酒を。ハカセさんが飲んでいたさんざし酒もさわやかでおいしかった。でもマオタイ酒はちょっときつ過ぎて、なめた程度でも咳き込む(>_<)。

 ちょっと和食と、フレンチの感覚の入ったヌーベル・シノワという感じかな。全体的に薄味で上品な味付けで、油分も中華としてはかなり少ないようで、くどくなく食べた後も胃もたれなし。

 店の構造に興味津津。食後は蔵のバー、ぽっちりへ行ってみる。ワイングロッサリーのバーのような、ほんとに蔵の中。こじんまりしていて落ち着けそう。カクテルを一杯作ってもらう。マンゴーリキュール、マンゴーの実、ラム酒をミキサーにかけてシャンパーニュを注いだ甘いカクテル。久しぶりにカクテルもおいしいな。

 きれいな花もおいしい食事も、満足した一日だった。

 *膳處漢 ぽっちり

  京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町283―2

  TEL 257―5766

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

盆梅ボンバイエ!!

 京都駅から新快速にゆられて約1時間、長浜へ。ハカセさんと、有名な盆梅展を見に行って来た。盆梅、と言うと反射的に猪木ボンバイエを思い出すのだが、O嬢にそう言うと思い出さへん!!と一喝された。そうかなあ。

 盆梅とは、一言で言うと、大きな鉢植えにされた梅の古木である。大きな梅の盆栽のようなもの、かな?盆栽と同じように、もしかすると盆栽以上に手間ひまがかかっているのかもしれない。bonbai bonnbai1

古木といっても中途半端なものではない。樹齢250年とか400年とか、そのクラスの木である。写真ではわかりづらいが、年老い過ぎて、幹はほぼ空洞と化している。どこから栄養を取っているのだろうと不思議に思う。中には枯れ過ぎて根元を支えてやらないと立っていられない木もある。

それでも花の付いている枝は若々しく瑞々しく、まるで花の精でも宿っているかのようにわんさと花を咲かせているのだ。

 年老いた体にも、命の息吹はあるものなのだなあ・・・。きっとそれは人間にも言えることなのだろう。ちょうど一ヶ月後に95歳の誕生日を迎える祖母にも、花咲く命の力が宿っているのだ。

 会場でお抹茶とお菓子をいただく。赤紫蘇で白あんを巻いた甘いお菓子である。名前は失念。

 長浜はあいにくの雨だったけれど、北国街道などをぶらぶらと散策する。ここにしかない地酒を売る古い造り酒屋の店先に、一杯100円の立ち飲みをやっていたので試してみる。フルーティーな麹の香りのおいしいお酒だった。

 長浜は鴨すきが名物だったようだ。鴨は好物だったのに!事前の調査不足だ。黒壁の街並みとガラス細工の町、もう少し暖かくなったら、湖の方へも出て、そぞろ歩くのもいいかもしれない。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

lundi 13 février 2006

レストランミズノ

 仕事で久々にO嬢といっしょになり、終わった後は久しぶりの夕食、魚がおいしいという、レストランミズノへ行く。ビルの3階の、こじんまりとしたお店。ここも禁煙で空気がきれいで、くつろげる空間である。マダム、かな(?)、かわいらしい声の女性が迎えてくれる。

 3800円のコースは盛りだくさんな内容。

 ほうれん草のパイ  焼き立てでさくさくの軽いフィユタージュの間には、あっさりとしたクリーム和えのほうれん草。しゃきっとしたゆで加減で香りが生きている。

 前菜4種 

  かにと菜の花  帆立とスナップエンドウ  キスと野菜のマリネ  穴子とゆりね

  どれも新鮮で、季節感があふれて、和食のような風情を感じさせつつもしっかりフレンチであるところが絶妙。特に気に入ったのは、塩味でシンプルに食べるキスと、ポルト酒で柔らかく煮た穴子。味がしっかりと染みていて美味。

 温前菜  舌平目のソテー

  本当は的矢産の牡蠣だったのだけれど、あまり得意な食材ではないので代えていただいた。でもせっかくなのでO嬢のを一ついただいてチャレンジ。表面がかりっとして、これならいけたかも。舌平目は細く切ってソテーして野菜と合わせてある。身の柔らかさとやさしい味がよい。

 スープ  丸大根のポ・ト・フ

  スープはとても薄味にして、大根の香りを生かしてある。

 三陸産 真鱈のムニエル

  メインは3種類から選べるようになっていて、ほかのは淡路産のまながつおと、地鶏モモ肉のロースト。ふだんあまり魚をチョイスしないのだけれど、ここは文句なく魚!鱈の淡白でほこほこしたおいしさがいい感じ。

  どの料理も本当に薄味で、素材のおいしさがダイレクトに伝わってくる。魚の臭みを強い味で消しているなどということがない。自信があるのだろうなと思う。お話によると、ご主人の水野さんのご実家が魚屋さんなのだとか。魚をよく知る方なのだ。魚がそんなに得意でもないわたしがこれだけおいしく食べられるなんて・・・。体にやさしいのもいい。魚のおいしいフランス料理店はほんとに貴重だと思う。

 チーズ  

  ピティビエ  表面に干草を付けた白かびチーズ

  ラングル  シャンパーニュ地方のウォッシュチーズ

  プティアグール 羊乳の少し硬いチーズ。こくがあって旨みがある。

 チーズは追加で。こうなることを見越していたかのように二人ともグラスにワインを残しているのが笑える。何種かあるうちの3種を選択。東京のチーズ屋さんから仕入れているとおっしゃっていたけれど、フェルミエかな。なんとなくそんな感じ。バゲットの薄切りを添えて。

 バニラアイスクリームとバナナのキャラメル

  グラスに詰めたバニラアイスクリームの上には熱々のバナナのキャラメリゼがたっぷりかかっている。熱くて冷たくて、甘くて苦い。店内には香ばしいキャラメルの香りが満ちている。あっさりお料理と、しっかりデザートの対比がまたおもしろい。食後の飲み物はコースには入っていない。

 バゲット  バター

  ブルゴーニュ・アリゴテ(ルイ・ジャド)

 黒板のワインリストに上記のワインが書いてあるのを発見。以前、ワインの師匠PICAREさんが、「ジャドは一部ではよくないような風評もありますが、素晴らしいと僕は思います。~はたこさんも是非どうぞ」と書いてくださっていたのを思い出し、これは飲まずにいられようか、と迷うことなく注文する。きーんとする酸っぱさがなくて、まろやかな果物の甘味があってとてもおいしい。もちろんお魚たちともよく合った。これでキールを作ったらものすごくおいしいかも。

 ゆっくりと食事とおしゃべりを楽しんだ・・・のに話題は尽きることなく、コーヒーを飲みに隣のロイヤルホテルのプランディアへ。おしゃべりは続く・・・。

 *レストランミズノ

  京都市中京区河原町御池下ル 福三ビル3F

  TEL 213―2138 水休

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

dimanche 12 février 2006

ミィー・マン

 マーマンじゃなくて、ミィー・マン。御前通松原下がったところ、市立病院の東側あたりで見つけたカフェ併設のケーキ屋さんである。気になったので、仕事の帰りに寄ってみた。

 入ってすぐにケーキのショーケース、右には焼菓子と時節柄チョコレートがたくさん並んでいる。左側にはカフェのテーブル。店内禁煙がうれしいスペースである。ショーケースの中のケーキは、少し小ぶりのフランス菓子、という感じのものから、少し大ぶりのおやつ、といった感じのものと両方ある。ちょっと迷ったけれど、初めて行く店で凝ったのを食べるとはずすことがままあるので、ここは無難におやつ風のものをチョイスする。

 選んだのは「おすすめ」と書いてあった、栗のロールケーキ。キャラメル風味の生地で・・・と続く説明。なるほど、大ぶりでかなり厚くカットされたロールの生地はほのかに茶色がかったキャラメル色。巻いた生クリームの中にはカットしたたっぷりの渋皮マロン。なかなかおいしそうである。飲み物はホットコーヒーで。

 生地は大変柔らかく、ふんわりしっとり。栗の甘味もちょうどいい。お酒は使われていない。作り置きをしていない、水分をたっぷり含んだ新鮮な味だ。単純な、なんてことのない味とも言えるかもしれないが、けっこういける。なんというか・・・良心的な味??

 帰りに何気なくクッキー類を見ていると、生姜とオレンジのクッキーというのが目に止まる。茶色がかった色合いの絞り出しクッキーで、表面はわたしの好きな砂糖まぶし。なんとなく手に取って、買ってしまう。

 ところがどっこいこのクッキーがとってもおいしかった。生地は生姜の味と香りがかなり効いており、細かく刻んで入れられたオレンジピールの香りがいいアクセントになっている。生地はもう、さっくさく。表面の細かいグラニュー糖のじゃり感と甘味も心地よい。ううむ、これぞクッキーのあらまほしき姿・・・。久しぶりにおいしいクッキーに会ったような気がする。自転車に乗りながら、ぽいっ、さくっ、ぽいっ、さくっと食べていたら、やばい、一袋いっちゃいそうになったのを危うく寸止め。ほかのクッキーもおいしいかもしれない。また買いに行こうっと。

 *ミィー・マン

  京都市中京区壬生東高田町50-42-1

  TEL 322―0801 水休

| | Commentaires (9) | TrackBack (0)

samedi 11 février 2006

ピエール・ルドン

 ちょっと飲むのを楽しみにしていたワインがあった。96

ブルゴーニュ地方はブルイイーというところのシャトー・ド・ラ・シェーズ1996。ショーウインドウの面白さにひかれて中に入ってみた、寺町丸太町の海老名商店というワイン屋さんで、ご主人に試飲を勧められて(なんとワイングラスでの試飲でしかもチーズ付き!)あまり飲んだことのない感じでおいしかったので買ってみた。

色はルビー色とかワイン色というよりももっと茶色がかっていて、ガーネットのような感じ。味も香りも、干しぶどうのような干しプラムのような、色とぴったりくる味である。試飲したときは、甘味とこくを強く感じたので、もしかするとチョコレートと合うかもしれないと思って、今まで置いておいた。開けて飲んでみると、試飲したときと味が少し違うような気がする。寒い部屋にずっとおいておいたからだろうか、なんとなくお店で飲んだときよりかは酸味を強く感じるし、さっぱりしている感じもする。

 夕食のてっちりとはよく合ったような気はするが、酸っぱさを感じた段階でチョコレートとはだめなような気がしてきたけれど、敢えて挑戦する。ro

  今日のチョコレートは、ピエール・ルドン。大丸と高島屋で売り出している今年のニューフェイスの、ベルギーはリエージュの若手ショコラティエ。

 オレンジのボックスには、右図のような黒いボックスが3段になって入っている。

 キール・ロワイヤル  写真のピンクのハートのチョコ。中にはピンク色の、香りのいいシャンパンガナッシュ。

 5エピセエキゾティク 中にはスパイスの効いたとろりとしたキャラメルと丸ごとのチェリー。ちょっとめずらしい組み合わせ。

 ヴィオレット ビターチョコレートにすみれの香りのガナッシュがよく合っておいしい。

 チョコレート自体はまずまずといったところ。ワインとは、やはり酸味が際立ちすぎてだめかも。干しプラムや干しぶどうといった味と香りの系統は同じで、もっと甘かったら、ばっちり合うような気がする。

| | Commentaires (7) | TrackBack (0)

vendredi 10 février 2006

オテル・ド・ヨシノ

 転んでも(って転んでもないけど)ただでは起きないわたくし、どこへ行こうともチャンスは最大限に生かす。ということで、はるばる和歌山まで来たのでお昼ごはんはオテル・ド・ヨシノで。ここは、パリのステラマリスの吉野建さんのお店で、東京に続いて去年くらいに和歌山にもできた店なのだ。カフェ・ステラマリスと、フランス料理のオテル・ド・ヨシノが併設されて、和歌山ビッグ愛の12Fにある。「和歌山ビッグ愛」とはなんともすごい名前の施設であるが、ここは公共の施設であるらしく、その10階から12階に、ホテルランドマーク和歌山というホテルがあり、そのまた中に、オテル・ド・ヨシノがあるというわけらしい。カフェの方も感じがよかったので迷うが、せっかくなのでレストランの方に入ってみることにする。

 12階からの眺めはなかなかのもの。よく晴れていたので和歌山の街が美しく見渡せる。眼下には和歌山ビッグホエールというドームが見下ろせる。白が基調の店内は、大きく取った窓からの光で輝いて、とても開放的な明るい雰囲気だ。

 アミューズ  フォアグラのクリームを詰めたプチシュー 

          彩りに素揚げにしたイタリアンパセリ(?)の小さな葉。お酒の効いたフォアグラのクリームは、少量でもとても濃厚。

         フロマージュブランのムース フランボワーズのソース ブルーベリー

         野菜のバーニャカウダ

          にんじん、きゅうりのスティック、葉っぱ類、ごまのグリッシーニを挿した小さな器の底には、アンチョビとにんにくで作ったバーニャカウダソースが敷いてある。細切りのパンのスティックを添えて。

 野菜のボルシチ風スープ

  ベーコン、ビーツ、菜の花、にんじんの角切りがたくさん入ったスープ。ビーツのルビー色が美しい。テーブルでサワークリームをすくって浮かべてくれる。塩気もちょうどよく、おいしいスープ。

 黒鯛のポアレ 赤ワインソース  空豆とベーコンのソテー マッシュポテト 蒸し煮したチンゲンサイ

 シンプルな魚料理。和歌山で取れた魚らしい。付け合せのマシュポテトが特においしい。

 小さなグラスに入ったチョコレートムース  ブルーベリーのジャム フランボワーズ 底には砕いたクレープダンティル(?) 

 アヴァンデセール?と思うくらい(笑)サイズは小さかったけれど、濃厚でおいいいデザートだった。

 エスプレッソ

 お茶菓子  レモンのマカロン ピスタチオのマカロン(?。緑色) マロンのバターケーキ

 パン 細長いのと丸いの 生地は同じで、全粒紛か? 生地にしっかり味があっておいしいパン

 バター

 カトラリーはクリストフルのもの。上記のメニューで3150円。メインは魚か肉で何種類かから選ぶようになっている。

 遅いお昼の後は、せっかくなので和歌山城へ。天守閣に登ったり、紅葉溪庭園を見たりして、広い敷地内をがしがし1時間ほど歩く。

 駿河屋にて銘菓、本の字饅頭を買って、プチ旅は終了。JR和歌山駅より帰途につく。ちょうどよい時間の特急がなく、快速電車と環状線を乗り継いで帰ったので、3時間以上もかかってしまった。やはり和歌山は遠いなあ。

 *オテル・ド・ヨシノ

  和歌山市手平2―1―2 和歌山ビッグ愛12F ホテルランドマーク和歌山内

  TEL 073-422―0001

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

和歌山出張

 今日は、初午の日。お稲荷さんの大事なお祭りの日であるので、本当のところなら、お参りをして、決まり事の通りに畑菜の辛子和えを作って食べたいところだけれど、仕事のある日はそうもいかない。本日は5時起きで和歌山へ出張である。

 文部科学省主催の平成17年度図書館地区別研修。きのくに志学館・文化情報センターにて、2月7日~2月10日の4日連続で行われる。昨年度、今年度と2年連続でワークショップはわたしの興味の方向とは違う分野のものだったので参加を見送る。

 講義4 「図書館サービスと著作権法をめぐるいま」  国立国会図書館  南 亮一氏

  著作権と言えばこの人、と思うほどの著作権の第一人者。何度このこの人の話を聞いたかと思う。そんなに大きなニュースにもならないからあまり知られてもいないけれど、著作権法も、ちょこちょこと新しい判例が出たりして、けっこう動きがあったりするものだから、定期的に話を聞いたりしておかないと。

 講義5 「公共図書館の委託―指定管理者制度・PFIを中心として―」  京都橘大学教授  井上 真澄氏

  11月に、桑名市立中央図書館(全国初のPFI方式によって建てられた図書館)に視察に行ったからみで興味を持った講義だけれど・・・。「皆さんは直営を守るよう努力をしてください」というのが話の結論というのはどうなんだろう?既に委託の図書館で働く者はかやの外って感じなのだろうか。正直あまり得るところがなかった講義。初日の慶応大学の糸賀さんの基調講演のほうがよかったかもしれない。

 午後1時頃、講義が終了。その後は県立図書館を見学する。県立クラスでワンフロアというのは珍しいのではないだろうか。床面積はかなり広く、児童室は独立した部屋になっている。和歌山=紀伊の国はもともと「木の国」の意だそうで、その関係で、郷土資料コーナーの一角に、木の資料を網羅したコレクションがあり、建築のことやら、紙のことまで木に関する資料が集められ、閲覧できるようになっている。書架の飾りも、木材ごとの木目や質感などが実際にわかるような木の球が取り付けてあり、ビジュアル面での工夫が見られる。

| | Commentaires (6) | TrackBack (0)

jeudi 09 février 2006

おなかいっぱい

 朝、さんこさんに教えてもらった、西大路御池にできたマーマンの2号店へ行ってみる。店内は近くの西京商業の生徒で早くも賑わっている。なんと今日も粗品があって、コーヒー牛乳500ミリリットルではなくて山型食パン3枚。レジに行く前に小耳に挟んだわたし、食パンも買うつもりだったのを取りやめる。ラッキー!

 寒い日。こんな日はシチューだ、と、冬の間に一度は食べようと思っていたぱらんてのビーフシチューを食べに行く。ここのメニューはほとんどがセットになっているので、ビーフシチューと大海老フライを迷わずチョイス。

 ごはん、わかめの味噌汁、たくあん、大根とにんじんのなます

 ビーフシチューの鉢  4分の1ほどの大きさの土鍋風の入れ物にたっぷり。大ぶりの肉がごろごろと5切れほど。その下にはタリアテッレ。じゃがいもとにんじんもごろごろ。少し甘めのまろやかなドミグラスソースがたっぷり張られている。このソース、ごはんにひたして食べてもおいしいのだ。

 大海老フライの皿  長い海老フライがどんと2尾。自家製のおいしいタルタルソースはてんこ盛り。くし型レモンが添えてあるので絞って食べる。さっぱりしたドレッシングのかかった千切りキャベツにサニーレタス、きゅうりにトマト。たっぷりのスパゲティーサラダ。

 ああ、やっぱりがっつりパンチの効いた味。かなりおなかがすいていたのに、ごはんと味噌汁は半分残し、たくわんとなますは手付かずに・・・。長くこのブログを読んでくださっている方にはわかるだろう。わたしが完食できないほどの量がいかばかりのものか。

 冬季限定、夜だけのメニューのビーフシチュー。一冬一度は必ず行ってしまうのだ!

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

mercredi 08 février 2006

木下大サーカス

 インフルエンザか風邪かの様子見のため、休みというのにおとなしくしていたけれど、本を読むのも目が疲れたし、外に出かけたくなって、家にあった木下大サーカスの招待券ひっつかんで、急にサーカスを見に行ってみた。梅小路公園で、4年ぶりの興行をやっているんだよ。とても人気があるようで、老若男女、かなりの人・人・人。平日の午前中の公演でも満席近く人が埋まっている。みんな楽しむ気満々。

 ピエロに猛獣(トラ、ライオン、ひょう)、空中ブランコにドームの中をバイクが縦横無尽の走りまわるショー・・・。古典的なのだけれど、けっこう楽しめる。シマウマまでちょっとした芸をするのには驚き。動物もいいけど、人間技のほうがもっとおもしろいな。お兄さんもお姉さんもどんだけ筋力あるねん?!とほんとに感心する。一つ一つの芸は案外短くて、2時間弱の公演は非常にテンポよく進み、飽きさせない。

 大人になってから見るサーカスは、こんなに舞台(というかリング?)狭かったんだな、という印象。それに裏方の人があんなにたくさんいるなんて、気づきもしなかったな。

| | Commentaires (5) | TrackBack (0)

mardi 07 février 2006

サロン・ド・ショコラ

 今日から伊勢丹で始まった、サロン・ド・ショコラに行ってみる。パリのは無理でも、新宿の伊勢丹でやっているのには行ってみたかったのだけれど、今年は京都でもやるというので非常に楽しみにしていた。去年の新宿では、ラデュレの薄いラベンダー色の美しい限定ボックスが出ていて、とても欲しかったのだけれど、初日で完売したらしく手に入れることができなかった。今回もラデュレ出ないかなあ・・・とアンテナ立てていたけれど、今年は出なかった。残念!

 さて、サロン・ド・ショコラ、行ってみた感想は、他のデパートのチョコレートイベントとそう変わらず、といったところ。確かにフランスもののチョコレートはどこよりも充実してはいたけれど、それも「サロン・ド・ショコラ」と銘打っていなかった去年にも出ていたものがほとんどだったので、去年とそう変わったところはないように思えて、正直拍子抜けの感じ。

 まず、目的の、クリスティンヌ・フェルベールのジャムを買う。ここのジャムは本当においしくて、果実の味と香りがとても豊かで、ヴァリエーションが豊富。今日買ったのは、アルザスの赤すぐりアルザスのカシスとすみれアルザスのルバーブと金柑、の3種類。わざわざ「アルザスの」と書いてあるものはフェルベールの地元、アルザスで取れた果物を使っているということで、この表記があるものは特においしいと思う。フェルベールは、土地に根ざしたジャムの作り手なのだ。

 ショコラバーで、コーヒーとチョコレートで休憩。3種類のチョコレートをショーケースから選べる。ひょっとしたら日替わりかもしれないが、今日ショーケースにあったのは、スペインの、オリオール・バラゲのカカオ型のショコラ、ピエール・エルメのマカロンと、マスクという名の不気味なアフリカのお面型のチョコレート、フレッソンのショコラ。

 ピエール・エルメのマカロンから、パッションフルーツショコラの2種類と、フレッソンのショコラを選ぶ。マカロンは表面かさっと、中ねっちりでおいしい。3個735円で売られているものだ。フレッソンのはシナモンのガナッシュ入りだった。わたしが見たときはこれしか残っていなかったので選択の余地はなかったのだけれど、帰りにショーケースを見たら、新しい箱が開いていた。箱から直接、じゃなくて、並べるとか補充するとかできそうなものなのにねぇ・・・。おそらくアルバイトの女の子だろう。チョコレートの味の説明(中身はどんな味?と聞いただけ)を求めたのだけれど、商品知識なしで、答えられない。大丸のショコラ・カフェのショーケースの方が格段に見やすく、選べるチョコレートの説明の書いた一覧表もあって、わかりやすいくて親切だなあと思った。

 予約していたチョコレートを受け取る。Cho

 一つはこれ。フランソワ・プラリュのピラミッド。去年は新宿の伊勢丹にしかなくて手に入れられなかった。カカオの産地が違う10種類のチョコレートが重ねてある。包みもなかなかかわいい。人気があるのか、既に品切れになっていた。予約しといてよかったと思う。

 もう一つは、パトリック・ロジェ。この人のテーマが「フルーツとチョコレートのマリアージュ」だというので、今年はこれを買ってみる。楽しみだ。

 ピラミッドもそうだったが、人気があって、品切れのものも出ているもよう。ブルゴーニュのファブリス・ジロットは既に品切れ。去年食べたけど、この人のは確かにおいしい。それから、青い箱のボワシエは、商品に不良が見つかったらしく、取り扱いをしなくなったようだ。チョコレートもおいしいけれど、わたしはここのチョコレートの塗り物が好き。パンにたっぷり塗って食べるとチョコの甘さとブレンドされた果物の香りでうっとり。でもなかなか関西には出てこないね。来年に期待している。

 それから、地下1階の和久傳コーナーで、柚子ピールチョコレート、柚香(ゆうか)を買ったけれど、サロン・ド・ショコラに出ているものより、地下のものの方がおそらく箱代300円ほど安い。これはヴァレンタイン商品ではないが12月から2月までの限定もの。柑橘類のピールチョコが好きな人にはおすすめ。

 家にはプレゼント用に買ったチョコレートが少しと、自分用のがどっさり(笑)。惜しみながら、ちびちび、ちびちびと消費していくのだ。

| | Commentaires (14) | TrackBack (0)

すわインフルエンザ?

 昨日の昼頃から、のどの奥が何やらむずむずとかゆくなって、咳が出始めた。風邪だと思って夕べは薬を飲んで暖かくして早く就寝したけれど、夜中にのどが痛くなって目が覚める。これはいかんと、ひどくならないうちにさっそく耳鼻科に行ってきた。

 風邪には断然耳鼻科がおすすめだ。わたしの風邪は必ずのどと鼻をやられるので、内科に行ってもあまり思わしくない。その点耳鼻科は痛いところ、炎症を起こしているのどや鼻にダイレクトに薬を入れたり、吸入をしてくれるので治りが格段に早い。今日も鼻に薬を入れてもらって、のど吸入をして薬をもらっておしまい。ところが・・・。

 昨年、歯科通いでいまいましくも医療費がかさんだので、医療費控除の申請をすることにした。今月中なら、四条烏丸の産業会館で相談会&申請書受付をやっているので、書類を揃えて出向く。こんなことするのは10年以上ぶりだ。確定申告も、株でもうけたとかそんなんだったらいいけれど、医療費がかさんでなんてちっともありがたくないな。

 ちょっと覚えのために持っていかなければならないものを記録しておこう。用紙一式は会場にあるし、筆記用具や計算機なども備えつけのがある。まず、昨年1月~12月までの医療費(含まれるものと含まれないものがある)のレシートや領収書。これは紙に月ごとあるいはかかった医療機関ごとに貼っておくとわかりやすい。わたしは自分の分だけだけれど、家族全部の分をまとめてやる人はこれだけでも大変だろうね。医療費を補填された場合(保険とか高額医療給付とかで)はその額も把握しておくこと。給与の源泉徴収票印鑑。それとは別に訂正印用の小さい印鑑があれば便利。慣れない書類は必ずと言っていいほど間違えるもの。通帳、あるいは口座番号の控え。うっかり忘れていったので、振込みを指定することができず、直接郵便局に取りに行くという選択をせざるを得なかった。その場合は振込みよりもお金が返ってくるのに時間がかかるということらしい。

 書類は基本、自分で全部書かなければいけないが、会場には税理士がたくさんいてわからなければ懇切丁寧に教えてくれるので、手早く書類が出来上がる。こういう相談会場を設けているというのは、税務署もちょっと親切かも。結局ちょっと上等のランチ代くらいしかお金は返って来ないけど、なんとなくうれしい。

 さて、税理士のコーチのもと、書類を書いていると、同僚のT嬢から電話。「インフルエンザになりました」。え~~!!・・・ということはわたしの風邪も実はインフルエンザの可能性が出てきた。これは大変。わたしはワクチンを接種しているからかかっても軽く済むとは思うけれど、もし感染していて祖母にうつすと命取りだ。急遽祖母への訪問を取りやめ、様子を見ることにする。インフルエンザじゃないといいんだけど・・・。タミフルはまだ十分あるのだろうか。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

dimanche 05 février 2006

小林かなえのチョコレート

 一昨年、昨年あたりはかなり大々的に宣伝していた、小林かなえのチョコレート。梅田の阪急では限定販売のケーキもやっていたし、京都の高島屋ではチョコレートを目玉の一つにしていて、どちらも早々に完売になっていた。今年はあまり聞かないので、もうやらないのかな、と思っていたら、京都の高島屋でさりげなくチョコレートを売っていた。去年試そうと思って試せなかったので、買ってみた。

 6個入りの赤い箱。

 キャラメルトリュフ  ビターガナッシュに、苦味の効いたキャラメルがとろ~りと。好みの味。

 ピンクのハート  ホワイトチョコレートに、フランボワーズのガナッシュ。

 ココナッツ入り  ココナッツフレーク入りのホワイトチョコレートのガナッシュをミルクチョコレートでコーティング。さくさくしたココナツの食感が新鮮な感じ。

 シナモン  ビターチョコレートにシナモンのガナッシュ。

 ヘーゼルナッツのプラリネ  濃い味。これはパス。

 パッションフルーツ  ホワイトチョコレートのトリュフで、中は酸味のあるパッションフルーツのホワイトチョコレートのガナッシュ。とてもおいしい。

 どれもとても日本人好みの繊細な味だし、丁寧に作られている感じがする。かなりおいしいと思う。ただ商品解説がないので、食べてみないとどれがどういう味なのかわからないのが難点。

| | Commentaires (2) | TrackBack (0)

samedi 04 février 2006

テイスティングカウンター

 京都の大丸の7階、「チョコ・ワンダーランド」に、アメデイのチョコレートのテイスティングカウンターが出ている。お一人様一回限りということで、アメデイのチョコレートとワインやグラッパとを合わせたテイスティングが無料でできるのだ。お話をしてくださるのは、札幌(札幌には大丸もできているし、もともとアメデイのチョコレートを最初に扱った会社は札幌にあるし)から来ているとおっしゃる、若きソムリエの卵の方。なかなかにおもしろい方のようで、上手に話してくださるのに、「それらしいことをそれらしく言っているだけです」などとおっしゃる。

 テイスティングをさせてもらったのは、ミルクチョコレートとイタリアはベネト州のバキコというデザートワイン。ワインも相当においしいと思ったのだが、市販はされていないとのこと。ミルクチョコレートのかけらを口の中で溶かして一口ワインを飲めば、それが最初からワインのガナッシュであったかのような無理の無い調和の仕方をする。チョコレートとワインがこんな合い方をするなんて、ちょっと意外な感じだった。

 次は、ビターチョコを使って作ったガトーショコラと、グラッパ。グラッパはワインをしぼった後のぶどうを使って作った蒸留酒で、度数は40度とかなり強い。口に含むと舌がぴりぴりするほどだ。揮発するアルコールでちょっとげほっとなるくらい。これもガトーショコラを食べてグラッパを一口。う~ん。これはお酒がきつすぎて正直よくわからなかった。そしてまたガトーショコラを食べると、味が変わるらしいのだけれど、これもアルコールのきつさに気をとられて無理。グラッパを味わうにはちょっとお子ちゃま舌かな。

 正直にちょっときつかったです、と言うと、ではこちらをどうぞと差し出されたのがシェリー酒。でも正確にはシェリーとは呼べないらしい。シェリーと呼べるのは、三ヶ所(名前は失念)の町(地方?)に囲まれた三角地帯で、一定の製法で作られたもののみで、これはその三角地帯からほんの少し離れた場所で、シェリーとまったく同じ製法で作られた限りなくシェリーに近いものなのです・・・とのこと。「シャンパーニュ」の名称統制と同じことなのかな?

 白ぶどうだけで作られたとは信じがたいほどの、カラメルのような色。色といいとろみといい、バルサミコ酢のようだ。飲んだ感じも濃厚なエキスのようで、うまみのようなのがあるところもバルサミコに似ているような気がする。もちろん酸っぱくはないけれど。瓶には1973年の年号が。33年前・・・。すごい樽のイメージが浮かんでくる。これにチョコレートは出なかったけれど、これにはやはりビターがいいでしょうねぇ、などと聞いてみると、ビターでも特に酸味のあるものがよいとのこと。

 今日は他にもたくさん試食をしたし、毎日チョコレートばかり食べて、わたしの血はチョコレートになりそうだよ。

| | Commentaires (0) | TrackBack (0)

vendredi 03 février 2006

ひさご寿し

 季節を分ける、節分である。いわしを食べる日、そして最近では巻きずしを丸かぶりする日になっているようだ。わたしが子供の頃はこの習慣はなかったような気がするが、これはどうやら、関西にあった、長くすたれていた古の習慣を、海苔業界が見つけて、近年になって復活させたものらしい。今ではすっかりうちもこれをやっている。

 節分には必ず、壬生寺に行く。我が家の節分のマストな行事である。古いお札を納め、家族それぞれの年の数だけ豆を納め、焙烙を書いて納めて厄除けをするのだ。お札と焙烙と豆は朝お参りに行った父に任せて、わたしは夜、遅番の帰りにお参りする。

 明日からは春だというのに外は非常に寒く、雪までちらついてきた。壬生さんの境内は狭いので、お参りはすぐに、滞りなく終わる。その狭い境内にはところ狭しと露店が出ていて、老若男女でかなりの混雑だ。と、見ると、飴細工の屋台が出ている。今でもあるのだなあ、と懐かしく思って近づいて見てみると、みるみる内に飴の塊から河童が出来上がった。器用なものだなあ。

 寒さに凍えて帰宅し、巻きずしといわしを食べる。今年もひさご寿しの巻きずしである。ほどよい太さのおすしの中には、焼きあなご、かんぴょう、しいたけ、お新香、厚焼き卵。どの具も茶色っぽくて、とても地味なのだけれど、ここの巻きずしはとても味がいいのだ。また、付いている甘酢漬けのしょうがの味もいい。

 さすがに一本無言で食べきることはできないけれど、今年の恵方の南南東に向かって一口、二口は無言で丸かぶりをしてみる。今年もいいことがありますように・・・。

 *ひさご寿し

  京都市中京区河原町通四条上ル西側

| | Commentaires (4) | TrackBack (0)

jeudi 02 février 2006

アメリカもの

 最近、ニューヨークはチョコレートがブームなのだとか。先日行った梅田の阪急にもニューヨークのチョコレートがたくさん出ていた。アメリカのチョコレートと言えば、子供のころに食べたハーシーズのチョコレートのざらつきと、鼻につんと来る乳臭さが忘れられなくて、アメリカもの=まずい、という印象が強いのだけれど、どうなのかなと思って一つ買ってみた。

 日本初上陸だという、クリストファー・ノーマンのボンボン・ショコラ9個入り。職場に持って行って、友達と賞味する。刺繍した和紙風の紙で包まれたパッケージが華やか。中身も見た目ヨーロッパのものとなんら変わらない。お味は、まあ普通かな。いろいろな味のガナッシュが入っているはずなのに、どれがどの味なのかもひとつわからないし・・・。やっぱりチョコレートはベルギーものと、最近のしてきたフランスものがいいようだ。

| | Commentaires (3) | TrackBack (0)

mercredi 01 février 2006

パワーヨーガ

 光陰矢の如し。あっという間に今年も一ヶ月が済んで、早二月。高島屋と大丸ではいよいよチョコレートイベントが始まった。大丸の催場のショコラ・カフェには、オ・グルニエ・ドールショコラトルテが特別出品、と書いてあったので食べに行ってみる。タルト生地の中に甘さをごく控えたガナッシュがたっぷりと詰まったタルトである。まあおいしいのだけれど、インパクトに欠ける味かな、というのが正直なところ。いっしょに出ていた、ペニンシュラの幾層にもなったチョコレートケーキの方が、ひょっとしておいしかったかもしれないな、と思う。

 エネルギーを補給した後は、ハリウッド・スタイル・ヨーガの体験講座が待っている。1時間のレッスンの間、まさにノンストップで先生の号令のもと、ポーズを次から次へと繰り返し取り続ける。体験にしては超ハードで、終わる頃には汗びっしょりに。ヨーガってもっと瞑想のようなこともするのかなと思っていたら大違いである。ほとんど筋トレ(?)。話によると、ヨーガにもいろいろな種類があって、この教室でやっているパワーヨーガは、かなりハードに体を動かすのが特徴なのだとか。日頃運動不足のくせに急に体を動かしたものだから、既に腕が痛くて、ブログを書くのも左腕が痛い。年寄りの冷や水か・・・。でも今までよりもハードな筋トレの必要を感じる今日この頃。どうしたものか。

 ふらふらになって家に帰ると、昨年の12月に受けた京都検定の通知が来ていた。76点で2級合格。これで今年の1級の受験資格ができた。H嬢にメールで連絡すると、彼女もめでたく合格とのこと。祝いじゃ、酒じゃと早、祝勝会の企画。仕事にもつながる検定だから、将来的に何か手当がつくようにならないかなあ・・・。

| | Commentaires (8) | TrackBack (0)

« janvier 2006 | Accueil | mars 2006 »