« 高野山(4) 宿坊の朝 | Accueil | 水月亭の蒸し豚 »

mercredi 05 octobre 2005

高野山(5) 女人堂へ

 宿坊をチェックアウトしてまず車を金剛峰寺の無料駐車場へ入れる。一晩中降り続いた雨はほとんどやんでいるものの、まだ時折雨粒が落ちてくるあいにくの空模様であるが、今日も歩いて見て回るつもりだ。

 車を降りて、総本山金剛峰寺へ。高野山のすべてのお寺の元締めのようなお寺だ。さぞかし派手で、賑わっているのだろうと思ったがそうでもない。ただとても広くて大きい。古く、地味な建物が静かに静かに建っている。庭を拝観しなかったことが後になって悔やまれた。たしか日本一(?)大きな庭だとか・・・。

 そして、高野山のごく初期のころに建てられたという、壇上伽藍へと向かう。ここもただ広く、一つ一つの建物の間がとても離れている。根本大塔は、昭和8年に再建されたものなので、朱の色もとても鮮やかで、周囲の渋い風景から随分と浮いている。大きな仏たちの前で、しばし「生きる」という事を考える。弘法大師の教え、禅の教え、阿弥陀様の教えと、今まで聞いてきたことを思い起こせば、「今、目の前にあることを懸命にやる」「今を生き切ること」なのかなと思う。聖地のパワーか、思わず思索に入る。

 ゆるやかな坂を登って、途中波切不動にもお参りをして女人堂へ向かう。女人堂は少しきつい坂を登りきったところ、門の外にある。高野山ケーブルを使って上ってくると、まずこの門から山内に入ることになる。高野山にはかつて七つの門があった。女人堂は門の外。それもそのはず、高野山は開山から明治時代まで女人禁制であったのだ。人生の困難に直面し、仏を頼って登ってきた女人もここがオフリミットである。そんな行き場のない女人を温かくもてなしたのがこの女人堂だということだそうだ。ちなみに高野山に女人が入って初めて産まれた人は、明治27年生まれの女性である。悲しい女人たちのその後はどうなったのだろうか・・・。

 2004年7月1日、高野山は世界遺産に登録された。そのためか外国人観光客の姿も多く見られた。彼らの目に、この聖地はどのように映っているのだろうか。

|

« 高野山(4) 宿坊の朝 | Accueil | 水月亭の蒸し豚 »

Commentaires

Poster un commentaire



(Ne sera pas visible avec le commentaire.)




TrackBack

URL TrackBack de cette note:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109079/6270902

Voici les sites qui parlent de 高野山(5) 女人堂へ:

« 高野山(4) 宿坊の朝 | Accueil | 水月亭の蒸し豚 »