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vendredi 16 septembre 2005

東京(2) イデミ スギノ

 同じく京橋、イデミスギノへ行く。関西に住むお菓子好きならたぶん1度は行ったことがあるだろうイデミスギノ。どうして東京へ・・・(泣)。移転後は初めての訪問となる。

 INAXのショールームと警察博物館(こんなのがあったのか。ちょっとおもしろそうではあった。)のすぐ近くの、間口の狭い目立たぬ店である。店内は明るくはなく、落ち着いたシックな内装だ。奥のサロンはわりとゆったりした空間で、落ち着ける雰囲気である。

 ショーケースを見てみる。スペシアリテのアンブロワジーは健在。700円超で一番高い。これもそうだが、持ち帰り不可、持ち帰り30分以内のケーキが多い。さもありなん、見るからに繊細な美しいお菓子たちだ。この日差しの下ではひとたまりもないだろう。

 まずサロンで食べるケーキを選ぶ。お菓子の様子、名前、説明書きをよく読んで考える。かなり悩んだ末、ニュイ・ド・シン(持ち帰り不可)とラモニーを選択。飲み物はアメリカン(通常のブレンドコーヒー)。

 ニュイ・ド・シン  繊細なお菓子なので、先に食べるよう勧められる。中国の夜、とは想像力が掻き立てられるネーミングである。ライチとピーチのムース。小さな円形のケーキの上にはくし型に切ったネクタリン(プラムかも。とりあえずすもも系)とブルーベリーが載っている。ムースの中には同じくネクタリン(?)のピュレが入れてある。とろっと流れ出す感じかなと思いきや、ナイフを入れるとすかっと切れて断面も鋭く美しい。口に入れるとすっと溶けてライチの香りが高く、まさに中国の夜のイメージが喚起される。かなりこのネーミングが気に入っている。イデミスギノ恐るべし。

 ラモニー  ハーモニーという名前。持ち帰り不可ではないが、固いわけではなくこちらもやはり繊細である。チェリーを埋め込んだチェリーのムースの中に、酸味のあるオレンジのムース。周りにアーモンドダイス(杉野氏はアーモンドダイスを好まれるのか、焼菓子にも多用されている)を付けたビスキュイアラキュイエール。チェリーとオレンジはありそうであまりない組み合わせのような気がする。埋め込まれたチェリーのコンポートは香りもよくはっきりとした味。オレンジのムースのきりっとした味と競い合ってよりおいしくなっている。まさにハーモニー?

 サロンでは杉野氏とマダムがフランス人数人となにやらビジネスの話をしていた。杉野氏が何かとマダムに訊くので、フランス人たちは「イデミは何でもマダムに訊くんだね~」などと笑っている。杉野氏は「僕のママンだから・・・(笑)」などと。やはり、マダムと二人三脚なのだなあ、と思う。フランス料理の店でも何でも、マダムがいい店はいいものだ。夫婦二人、同志となり同じ夢を追うのもいいなと思う。

 その他の採集品 1・生菓子

 マンゴーと軽いバタークリームのケーキ  名前は失念。おいしいバタークリームと生地が薄く何層にもなっている。マンゴーの甘い濃厚な香りがバタークリームととてもよく合う。上質のバタークリームは本当においしい。

 バナナのムースのケーキ  これも名前は失念。ここのはネーミングもよいのに残念だ。ふんわりとバナナの香り、だけれど複雑な味。断片を食べただけなのでおいしいこと以外よくわからず(泣)。

 どのお菓子も繊細で美しい。洋酒もしっかりと効いていて、やわやわとした食感とは裏腹に味もくっきりしていて強い自己主張を持っている。わたしの好みのお菓子だ。東京広しと言えども、ここは特別のような気がする。ああでもなぜ神戸から東京へ・・・(号泣)。

            2・焼菓子 その他

 しょうがのマドレーヌ  表面に白く生姜糖のように蜜が塗ってあるのがおもしろい

 マドレーヌ  アプリコットの焼菓子  マンゴーのケイク 

 オレンジの焼菓子  ピールたっぷり。オレンジのお酒もたっぷりで好物~。

 ネクタリンのジャム  この店のジャムはどれもコンポートと言ってよいほど粘度が低くさらさらしている。パンに「塗る」のは難しく、添え物のパンに「載せて」食べることになるだろう。ヨーグルトに入れても、もちろん冷やしてそのまま食べてもおいしそうだ。種類は豊富。

 *イデミ スギノ

  東京都中央区京橋3-6-17 京橋大栄ビル1F

  TEL 03-3538-6780

 次回は気になる警察博物館を訪ねてから行こう。同じく京橋は味の素食の図書館の再訪も忘れずに。  

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Commentaires

東京シリーズが始まったとき、行かれたのかなって思いましたが、やはりですね。
私も東京へ行ったらここだけは絶対はずせません!
と言うより、ここだけのためにケーキ友と4回は東京へ行ってます(周囲には呆れられてますが)
もう半年くらいご無沙汰なので、そろそろうずうずしていたところ、はたこさんの日記読んでたら行きたくなってきたぁ~☆
「ニュイ・ド・シン」そういう意味だったのですね、勉強になりました。ライチよりもライチを感じられる大好きなケーキの1つです。
私はお店ではここぞとばかり5、6個はいきます。持ち帰りも「30分以内です(マダムにはばれてるのですが)」って嘘ついて10~15個プラス焼き菓子山盛り買って帰ります。ケーキ屋に万単位使う信者でこざいます(笑)

Rédigé par: かもめ | le dimanche 18 septembre 2005 à 16:03

かもめさん、お誕生日おめでとうございます。(コミミに挟みました(笑))。

イデミフリークなんですね~。わたしも今度は冬場に保冷材をたくさん持って行ってたんまり買って帰りたいです。
東京にはわりとメディアによく登場する方のお店もたくさんあるのですが、正直、これくらいだったら京都でも・・・なんてことも多いです。イデミスギノは、純粋に「東京」とは言えないかもしれないけれど、本当に特別です。ベックルージュとわたしの中では同格くらいです。

ニュイ・ド・シン、たぶんNuit de Chineですね。
ほんとにおいしいお菓子でした。また行かれたらルポしてくださいね!

Rédigé par: はたこ | le dimanche 18 septembre 2005 à 18:10

イデミスギノは、神戸にあった時にも、一度も行った事がありません。皆さんが別格扱いにしているケーキ屋さんだということは知っていますが。はたこさんも、かもめさんもすごいですね!わたしもニュイ・ド・シン食べてみたい。

Rédigé par: オペラ座の怪人 | le dimanche 18 septembre 2005 à 20:53

東京に行かれる機会があればぜひ!お気に召すと思います。

Rédigé par: はたこ | le lundi 19 septembre 2005 à 21:39

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