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vendredi 30 septembre 2005

味のビストロ 上野軒

 「読み聞かせ講座」に参加するために午前中、南図書館へ行く。会は滞りなく終了したが、わたしの身にはとんでもないハプニングが・・・。

 講座終了後の正午過ぎ、これから昼休みに入る地元勤務Uさんと、近くの味のビストロ 上野軒でお昼を食べようと、館を出たそのとき、自動ドアのそばにサドルのない珍妙な自転車が置いてあるのが目に入った。「あの自転車サドルないやん・・・」とUさんに話しかけた瞬間、目が点に。「あれ、あたしの自転車やん!?!?」サドルが付いていなかったので一瞬わからなかったけれど、まぎれもなくわたしの愛車である。ショック。いったい誰が何のためにサドルだけ・・・?よい自転車ではなくただのママチャリであるのに。ともあれ各方面に連絡を取り、自転車は置いておいてもらうように頼み、取りあえず食事に出かける。

 上野軒の主人は熱烈な阪神ファンらしく、昨日の優勝を受けて30・1・2日の3日間だけ、3000円相当のサーロインステーキまたはビーフカツが1000円、1600円相当の有頭えびフライが900円、700円のここの名物のパンプキンスープが500円、という特別メニューをやっていた。わたしはビーフカツを、Uさんはステーキを、共にスープも頼む。交換して少しお味見。カツには少し辛めのソース、ステーキにはたっぷりの照り焼き風ソースがかかっている。パンプキンスープはなめらかで自然な甘味でやはりおいしい。思わぬところでトラの恩恵に預かった。

 食後、近くの交番へ盗難届を出しに行くが警官は出計らって不在。電話をすると近くの交番から来てくれることになるが10分くらい待つ。警官の話によると、サドルだけ取られるのは多いというわけではないが、原付を盗むとき鍵を壊すのに、抜いたサドルでがんがんやると便利(?)なのだそうで、その目的のために盗まれることもあるらしい。皆さんもどうか気をつけてください。それにしても自分のものが犯罪に使われたかもしれないというのはほんとに気持ちの悪いものである。

 勤務後、自転車を取りに戻ったところ、Uさんと職員の方が、持ち主がわからなくて警察から処分してもよいといわれている放置自転車の中から、サイズの合うサドルを付けてくださっていた。その親切のおかげで、遠く暗い道のりを、首なし、いやサドルなし自転車を引いてとぼとぼ帰らずに済んだのは不幸中の幸いである。本当にどうもありがとうございました。

 *味のビストロ 上野軒

 京都市南区東九条中御霊町北40―2

 TEL 661―4035 火休

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高野山(2) 奥之院へ

 宿坊は街の中心部、「千手院橋」というところにある。ぱらつく雨の中、信仰の中心である奥之院へ向かう。途中お菓子司などもあり、見ればそれぞれに銘菓があるようだ。街のメインストリートには店が並んで、郵便局や銀行もあるのだが、コンビニはない。若者はあまり見かけないが、若い修行僧を含めてそのほとんどが高野山大学の学生なのだろう。

街を歩けば、いたるところにお寺があり、そのほとんどが「別格本山 ○○院」という名である。宿坊を営んでいるところも多く、そのどれもがきちんと整えられ、構えは非常に美しく、威厳と風格を保っている。あまりに「別格本山」が多いので、別格本山とは何ぞやと調べてみたが、もうひとつその定義がわからなかった。これほど僧侶密度の高い街はないだろう。一般の人よりもずっと多いに違いない。そして一般の人もほぼ全て真言宗なのだ。

 途中、ビルマの戦没者を供養するお堂と、苅萱堂に寄る。ビルマのお堂は狙ってはいないのだろうけれどかなりキッチュである。異国風の仏像に電飾の光背が点滅していたりするのだ。ここでは無料でビルマのお茶が振舞われた。

 苅萱堂は、高野聖が伝えた有名な(わたしは寡聞にして初めて知ったのだが)苅萱上人と息子、石童丸の伝説ゆかりの寺である。中にこの物語の半立体の絵が飾られているが字がたくさんありすぎたのであらすじだけでもわかればよいと、中に置いてある幼児向きの絵本を読む。この悲話は、平安時代の九州の領主、加藤左衛門繁氏の正妻と妾の争いに端を発する。ある日、正妻と妾が仲良く碁を打っているのを繁氏が見ると、なんと互いの髪の毛が蛇になって争っている!で、人の心の恐ろしさを見てしまった繁氏は、二人をこんなにさせたのは自分が悪かったのだ~!と二人を置いて出家してしまう。案の定妾は正妻に殺されかける。思わず、そんな勝手な、と思ってしまう展開の話なのであるが、争う髪の毛の蛇の絵の怖いこと怖いこと。子供は絶対夢に見てうなされるよ。

 あちこち寄り道をしながらいよいよ奥之院に着く。ここは弘法大師の廟があって、信仰の中心地である。ここで大師がお参りに来た人を出迎え、また見送って下さるのだという。「ありがたや たかのの山の岩陰に 大師はいまだ おわしますなる」という子供のころ祖母が教えてくれた御詠歌の地がここなのだ。本当かどうかは確かめるべくもないけれど、毎年新しい旅装束を廟に納めておくと、まるで使われたように、1年後その装束はぼろぼろになっているという。この歌のとおり、大師は今も衆生救済に東奔西走してくださっているのかもしれない。

 奥之院へと続く長い参道には、織田信長、豊臣秀吉、上杉謙信、春日局など華々しい歴史上のセレブたちや各国の大名家の墓が建ち並ぶ。長く神仏は習合していたから、墓の前に立派な鳥居が建っているものも多い。雨の多い気候だからであろう、どれも苔むして長い時の流れを感じさせる。また、参道には、触ると願いがかなうというみろく石や、覗き込んで姿が映らなければ死ぬというちょっと怖い姿見井戸などがある。井戸では思わず何度も確かめてしまったよ。

 一の橋、中の橋、そして御廟橋と3つの橋を渡るといよいよ奥之院である。ここは聖地中の聖地であるので脱帽が要求され、写真撮影も禁止になっている。御廟に丁寧にお参りし、弘法さんに挨拶をし、ようやくこうしてお参りに来られたことを感謝する。東寺の近くで生まれ育ち、祖母と共に21日の「弘法さん」に出かけ、東寺の南の「高野山の方向に向かって拝むポイント」からいつも拝んだ。そこで祖母はいつも「ありがたや~たかののやまの~」と口ずさむのだ。祖母は四国出身で、元々真言宗の人なのだった。だからわたしも「弘法さん」にはとても親しみがあるのだ。

 別に真言宗でも真宗でもカトリックでも神道でも、何か子供のころから親しんだ宗教があるのはよいことだと思う。それは大人になってからも、得体の知れない宗教まがいや、カルトや洗脳から自分を守る強力な武器となるだろう。

 奥之院には奉納されたたくさんの小さな大師像や、燈篭を納めた燈篭堂がある。きっと八十八ヶ所巡りを結願した人々が奉納したのだろう。職場の人も一人、何年がかりかは知らないが、もうすぐ結願し、総仕上げにここ高野山に来るそうだ。結願の暁に参る御廟はまた違った感慨を抱かせてくれるのだろうと思う。 

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jeudi 29 septembre 2005

高野山(1) 到着

 27日・28日と、一度行ってみたいとずっと思っていた高野山へ行った。M嬢、H嬢と3人でレンタカーを借りての自動車の旅である。運転の上手なH嬢がドライバー・・・というかほか二人は乗れないし!H嬢、本当にありがとう。京都から国道1号線、170号線、171号線とたどって行く4時間ほどの道のりだった。出発時はよく晴れて暑いくらいだったのに、標高の高い高野山は雨が降ったりやんだりの天気でかなり寒い。

 朝9時頃京都を出て、高野山には午後1時ごろ到着した。高野山道路を登って来たので、最初に目に入るのは大門である。大きく立派な門は、さすが高野山。はるばるやって来たという感慨が湧く。

 まず最初にお昼を食べる。まずお参りだろう、という非難もあろうが(祖母には100%叱られるだろう)ここは許していただく。時分時はとうに過ぎており、皆空腹なのだ。大門から入ってすぐのつくも食堂に入る。ここは釜飯がおいしいらしい。いろいろ種類があり、季節ものでは松茸釜飯・2800円(!)などというのもある。しかしチャレンジャーは誰もおらず、ここは地鶏の釜飯を食べる。1人前づつの釜で炊き上げられた御飯はしっかり味がついており、底のおこげがとてもおいしくて、おこげ好きのわたしは大いに満足。かなりの量だったにもかかわらず、完食する。他には味噌汁とお漬物と、高野山らしく胡麻豆腐がついてくる。胡麻豆腐は子供の頃からの好物の一つである。魚が嫌いだったわたしは、昔、鰹出汁などは大丈夫だったものの、魚介類を使った和食がまったくと言っていいほど食べられなかった。動物性の素材を使わない精進料理ならなんでもおいしく食べられた。やはり今でも、胡麻豆腐、生麩、湯葉などが大好きである。

 食後はさっそく歩いて大門を見に行く。近くで見るとますます大きい。明治時代に女人禁制は解かれたが、それまでは1000年ほどの間、女性は門より中に入ることを許されなかったのだ。

 既に宿坊にチェックインできる時刻になっていたので宿坊へ向かう。もちろん山内は無料の駐車場もたくさんあるので、車ででも回れるのだが、歩いて回ったほうが楽しいと思う。奥之院の弘法大師御廟まで行ったとて、3.5kmほどだそうだ。

 別格本山一乗院という宿坊に予約を入れてある。インターネットでも予約ができる便利なこの宿坊は、広くてとても立派である。隅々まで清潔で料理もおいしく、修行僧の方がてきぱきとお世話して下さるので非常に快適である。そしてお寺なので早朝のお勤めと、希望すれば阿字観という密教の瞑想が体験できるのだ。

 部屋に案内され、ぐるっと広い宿坊内(敷地は1500坪あるという)を見た後は、奥之院へ向けて出発だ。あいにく小雨がぱらついてはいるが、宿坊で大きな傘を借り、さっそうと出かける。

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フルール・ド・ファリンヌ

 今日は早めに家を出る。連休明けの木曜日、しかも朝の人数はたったの3人、と超厳しいローテゆえ、気合入れて行かねば・・・。とはいえ職場に直行するには時間の余裕がありすぎたため、フルール・ド・ファリンヌにパンを買いに行く。ここは小さいけれどもしゃれたパン屋である。しかし今日は開店直後のためか、サンドイッチ以外はほとんど何も焼き上がっていなかった。デニッシュもクロワッサンも他の甘いパンもないので、チーズとレタスのハンバーガーとかぼちゃのサラダのサンドイッチを買う。ここのサンドイッチは小さそうに見えてもかなりボリュームがあるので、食べた後にやはり1個にしておくんだったと後悔する。

 店の前になにやら新しい店ができているようだったので、見てみると、「ミディ・アプレミディ・エコール・プリヴェ」と書いてある。この7月に惜しまれつつ閉店したミディの新しい教室がここにできるようだ。今までの麩屋町六角あたりにあった教室はどうなるのかな。

 やはり今日は忙しく、1時過ぎにようやくぐったりと休憩に入ると、思いがけなくさんこさんからメールが来ている。それだけでなんだか癒される。ピカポロンツァでランチ中の由。わたしも行ってみたいけれど、45分の昼休みで行って帰ってこられるのかどうか。

 午後遅くになって、ちょっとまた内々で(いつものことながら)いらっとすることがあり、一瞬鬼のような能面顔になったのが自分でもわかる。そのときたまたま応対していた客ドンびき・・・。許してねお客さん。あなたには何の罪もない・・・。昨日聖地から帰ってきたばかりだというのに、しっかり俗世に戻されているわたし。

 そんなこんなでいらいらしたせいなのか、仕事帰りにコンビニに寄り、密かに目をつけていたフォションの新しいアイスデザートを買う。ボルドーの赤ワインソルベ&フロマージュ パッションとマンゴーのソース添え。これがまたおいしい。やっぱり高価格アイスは、ハーゲンダッツよりも断然フォションだなあと思う。もう一種類、白ワインソルベとミルクというのもあるので食べたいな。

 *フルール・ド・ファリンヌ

 京都市中京区東洞院通三条下ル東側  日・祝休

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lundi 26 septembre 2005

喫茶去 陶庵

 このブログをちょくちょく見てくださっている、じゅぴさんに教えていただいた喫茶去 陶庵へお昼ごはんを食べに行ってみる。黒橋近くの少しわかりにくい場所にあるが、場所はあらかじめ調査確認済み。なんせ昼休みは45分しかないので、迷っているヒマはないのである。

 レンガ造りの外観に、ゆったりとした店内。ビーズの指輪や雑貨なども展示販売をされているよう。店内は禁煙で、これも空間の居心地のよさに一役買っている。

 ランチはともに800円(飲み物付き1000円)の、「おまかせ御膳」と「カレー御膳」の2種類。「すじ肉をじっくり煮込んだ自慢のルウ」との文言にひかれ、カレー御膳を注文する。

 メインのカレーのほかに、千切りの大根、きゅうり、にんじんのサラダ、お漬物、そして、手作り豆腐がついてくる。豆腐は小さな陶器の入れ物に入って、プリンのようだ。食感も柔らかくなめらかでこれもプリンのよう。大豆の味と香りがしっかりして、とてもおいしかった。

 カレーのルーは、肉が溶けてとろとろになっている。辛くはなく、非常にマイルドな味。お皿に型抜きしたごはんの回りにルーを流し、いろいろな野菜などを置いてある。かぼちゃ、茄子、にんじん、じゃがいも、ピーマン、豚肉と隠元の小さな串カツ、半熟ゆで卵が半分。野菜はさっと油通しがしてあり、色も美しい。ごはんの上にはレーズンがかわいく3粒のっている。ボリュームもあって、おいしかった。

 ゆっくりできそうな隠れ家みたいなお店である。時間のあるときに来たいものだと思う。じゅぴさんありがとうございました。また行ってみます。

 *喫茶去 陶庵

 京都市右京区太秦和泉式部町3―34

 TEL 881―6631 日休

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dimanche 25 septembre 2005

東京見聞

 ロオジエの隣のハウス・オブ・シセイドウでは、「セルジュ・ルタンス―夢幻の旅の記録」という展覧会をやっていた。セルジュ・ルタンスは1980年から2000年まで、資生堂のイメージ・クリエーターをしていた人。イメージ・クリエーターというのは具体的にどんな仕事をするのかはよくわからないけれど(笑)、展示されたさまざまなジャンルの作品にはなじみのあるものも多い。復刻版のオイデルミンの瓶、花椿の表紙を飾った写真、インウイというメイクアップシリーズの色やデザインなどを創ったのもセルジュ・ルタンス。母は資生堂の化粧品を使っていたから、子供のころから資生堂のPR誌である『花椿』をよく見ていた。

 映像やオブジェ、アクセサリーなど約60点もの作品を1階と2階の展覧会スペースをたっぷり使って展示した、見ごたえのある展覧会なのに、まったくの無料で公開されている。太っ腹だなあと思う。

 2階にはもう一つ太っ腹なものがある。企画に合わせて選定した書籍や、美容やアート、女性、また銀座に関する資料を集めたライブラリーである。創刊以来の花椿も、きちんと合本されて保存されており、いつでも手にとって見られる。静岡にある、資生堂企業資料館の資料を一部移管してきたということで、こちらも専門図書館とまでは行かなくとも、魅力的な図書室になっている。またここを窓口として、資生堂企業資料館の蔵書の検索と取り寄せができるのだ。貸出はできず、館内閲覧のみだが、資料のコピーはできる(ただし有料)。かなり充実したサービスが受けられて、これもやはり無料なのだ。

 係員の方にいろいろ話をうかがったが、館間貸出のことなどはうっかりして聞けず。しかし東京・静岡⇔京都と離れているにしても、こういう専門図書館を多く知っておくことも強力な持ち駒となる。レフェラルサービスの充実もまた図書館の今日的な課題なのだ。

 やはり東京は専門図書館の数も多い。今回は訪問しなかったものの、京橋の味の素本社ビルにある、「食の文化ライブラリー」も秀逸である。昭和54年以来収集した食文化に関する単行本、雑誌、学術論文、古書など2万3000冊超を集めた専門図書館であり、ここもやはり無料で閲覧ができ、司書によるレファレンスサービスを受けられる。登録手数料100円ほどで1年有効の利用カードを作ってもらえば、貸出もできるのだ。ただし個人のみが対象で、館間貸出などは行っていない。ここなど、食べ物が大好きなわたしにはとてつもなく魅力的な空間である。こんな専門図書館で働きたいとすら思ってしまう。今回は再訪しなかったけれど、次回は何か課題を持って訪ねよう。

 食の文化ライブラリー→警察博物館→イデミ・スギノというラインで(笑)。

 Cと共通の友人の娘たちに本を贈りたいとCが言うので、教文館へ行く。今回はキリスト教書籍の階は覗かず、6階の、子供の本を集めた「ナルニア国」へ行く。品揃えは豊か。教文館にはいつも、書店の良心を感じるなあ。

 今回、ハウス・オブ・シセイドウが予想外の収穫だった。次回の東京行きは、食べることを控えめにして、久々に図書館を訪ねる旅にしようか。どこか魅力的な専門図書館や資料室をご存じの方はご一報下さいませ。あ、公共図書館情報もお待ちしております。

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samedi 24 septembre 2005

東京(5) アテスウェイ

 13日。吉祥寺まで足を伸ばし、アテスウェイに来た。ブルターニュで修行した川村英樹さんという若いシェフの店だ。アテスウェイ、と書くとちょっとわからなかったが、綴りを見るとなるほど、ア テ スエ!か。でもこれ、くしゃみをした人に言う言葉としてしか知らないけれど、別の使い方があるのかなあ。

 中央線に乗り、吉祥寺を目指すがうっかり眠りこけ、武蔵小金井まで行ってしまい、時間のロス。双六をやっているようだ。吉祥寺駅からバスに乗ること数分、杉並区との境、「トンジョ、ポンジョ、キョウジョ」のトンジョ、東京女子大学のすぐそばに店はある。

 狭いながらもサロン併設の明るい店である。すでに席は満席で、順番待ちをするが、その間も客はひっきりなしに訪れ、とぎれることがない。

 ここでは、必ずブルターニュを意識したお菓子を食べようと決めていた。店内で食べるのに選んだお菓子は、以下の2種類。飲み物はアイスコーヒー。

 パヴェブルトン  フランス海塩バターで作ったブルターニュ地方独特のキャラメルムース

 この店のスペシアリテで、塩キャラメルのお菓子である。チョコレートのスポンジとキャラメルのムースが何層にも重ねてある。キャラメルは苦味もしっかりして、塩キャラメルを十分感じる。味はよかったのだけれど、ムースはもう少し柔らかいほうがおいしいような気がした。弾力があって、ぺろんと生地からはがれてしまった。

 クイニーアマン  食べやすいように4つにカットして出してくれる。大きめサイズで、表面はしっかりキャラメリゼされてかりかりになっている。さすがにバターの風味がとてもよくじゅわっと広がる。ただほとんどパンと言ってもよいような重いお菓子なので、半分だけ食べる。

 窓際の席にいたが、どういうわけか蝶が1匹、店員さんが追い立てても追い立てても外に出ていかず、わたしの席の周辺をうろうろしている。わたしは蝶や蛾のたぐいが大の苦手なので、終始どきどき・・・。ようやく出て行ったところで、ゆっくりと食べる。

 他の採集品。

 1.生菓子

  オランジュリー  ホワイトチョコレートのムースと濃縮オレンジクリーム

  パステルカラーのかわいいお菓子。オレンジの酸味がさわやか。

  タルトシブーストキャラメル  チョコレート70パーセントのタルトと洋ナシのキャラメル風味

  チョコレートがねっとりとかなり濃厚。それに負けないくらいキャラメル風味も強い。

 2.焼菓子など

  キャラメルバニーユ  キャラメルショコラ  ブルターニュの塩キャラメル。バターが多く入った柔らかいキャラメルの中に塩の結晶が混じる。大粒。

  ガレット・ブルトンヌ  ガレッ・ト・オブール  どちらも有塩バターで作った焼菓子。

 *アテスウェイ

 武蔵野市吉祥寺東町3-8-8

 TEL 0422-29-0888 月休

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vendredi 23 septembre 2005

オ・タン・ペルデュ

 お彼岸のお中日である。暑さ寒さも彼岸までというけれど、今年は未だに蒸し暑い。弟も家にいるし、わたしもうまく公休日に当たっていたので久々に家族そろって、午前中にお墓参りに行く。お彼岸のマストな行事である。午後からは叔父、叔母がお参りに来てくれてこれも久々にしばしおしゃべり。後、弟と二人で祖母のところへ小山プリンを持って行く。祖母は94歳の子供であるから、小山プリンをいたくお気に召す。このプリンはよく北海道市などで出店している、ふらのデリスのプリンと同じく、小型の牛乳瓶(昔、森永マミーという飲み物が入っていた瓶)に入っていて、専用の柄の長いスプーンがついている。表面には薄いクリームの層ができていて、柔らかくてやはり味が濃い。カラメルの香りがとてもよくて、しっかり甘苦なのがとてもおいしい。

 9月7日にできたばかりの、ベルクールの新店、オ・タン・ペルデュに行く。「失われた時」、というのはなぜ甘美な響きを持っているのだろう。

 このお店、今のところはレストランではなく、トレトゥールである。中には席も数席あるのだが、こちらは年明けくらいのオープンを目指して準備中らしい。サロン オベピーヌとショップカードに書いてあるが、どんな空間になるのだろうか。

 窓に面したショーケースには、ケーキが3種類ほどとお惣菜が10種ほど並んでいる。ドアの右手にはジャムや、北山のメランジェの紅茶など。奥のレジ横のショーケースにはチーズやサラミ、大きな塊の生ハムなど。おいしそうな良い眺めである。

 リエットうさぎのテリーヌ鴨のパテ(テリーヌだったかも)アン・クルートパテほろほろ鳥のパイ包み、と、肉系の似たようなお惣菜ばかりを何点か買ってみる。

 一番気に入ったのはリエット。ねっとりとして、どこか煮豚や焼豚の風味もあって、パンに付けて食べるととてもおいしかった。次においしかったのはうさぎのテリーヌ。ピスタチオ入りだ。ここのパテは丸く形作って網脂で巻いたものを小さなココットに入れて、さらにブイヨンのジュレを流してある。鴨のパテはお肉がごろごろしていて、とりわけ肝味が強い。

 ついでにかごにおいしそうに盛られていたコメルシー風マドレーヌを一つ買って、弟と車の中で半分づつ食べてみる。黄土色の固い生地の、素朴な味だった。

 後は近鉄の地下のドンクでバゲットを、エノテカでワインを買う。ワインはシャトー・グラン・モンテ2003。2004年のフランス農業賞の金賞を取ったものらしい。また適当に買った・・・。たぶんこの「適当に買う」という行為がよくないのだろう、とは常々思ってはいるのだけれど、何がおいしいのかなど、皆目見当がつかなくて、多種多様なワインの洪水の中で選んでいると、西側諸国のデパートに買い物に来たソ連の人みたいに、だんだんと訳がわからなくなってくるのだ。果たして今日のワインは、酸っぱかった。

 *オ・タン・ペルデュ

 京都市左京区岡崎円勝寺町64番地1 パーウハウス京都岡崎有楽荘

 TEL 762-1299 月休

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jeudi 22 septembre 2005

パティシエ・エス・コヤマ

 弟がパティシエ・エス・コヤマでお菓子を買って帰って来た。夕方帰宅して冷蔵庫を開けると、庫内は箱でいっぱい。聞けば小山ロールいたずらシュー小山プリンを買って来たのだと言う。三田の、それも中心部から離れた場所にあるこの店に、運転できないわたしは行ったことがない。近く(と言っても30分くらいはかかるらしいが)に住む弟がたまに買って来てくれるので食べることができるのだ。店は広い駐車場に常時警備員がいるし、中でもたくさんの人が働いていて、お菓子の種類もとても多いのだそう。今日のような平日でも開店前からお客さんが何人も並んでいるらしい。周辺にケーキ屋がない、ということもあるのだろうけれど、とても繁盛している人気店なのだ。テレビの力はすごい、というだけではなくお菓子はちゃんとおいしいから人が集まっているのだろう。

 いたずらシュー  少し平べったく、ごつごつした感じに焼き上がった固めのしっかりしたシュー生地で、焼き色も濃い。白くてふにゃふにゃのシューは好みではないので、これはうれしい。中のクリームにはたくさんのバニラの種が入って濃厚な風味。おいしい乳製品のよい香りがして、甘さもちょうどいい。皮とよく合う。おいしいのに1個150円とは恐れ入谷の鬼子母神。人も集まるはずだよ。

 小山ロール  この店の看板商品のロールケーキ。専用の箱に入っている。表面は均一にきれいな焼き色がついていて、きめがとても細かい。生地の少し香ばしい香りがふわっとする。とても柔らかな生地である。巻いてあるのは生クリームとカスタード、そして栗の甘煮。これもまたクリームがおいしい。栗のほっこりした香りもよい。なんと言うか素直な感じのお菓子。

 小山プリンは明日の楽しみに。

 *パティシエ エス コヤマ

 兵庫県三田市ゆりのき台5-32-1

 TEL 0795-64-3192 水休

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mercredi 21 septembre 2005

なにわ遊覧百貨店

 この7日に再開した、「なにわ遊覧百貨店」、心斎橋そごうに行き、たっぷりと遊覧する。14階建ての高い建物だ。「心斎橋筋商店街」と銘打った11階、12階がちょっとしたテーマパークのように作ってあってなかなかおもしろい。12階の丸善で、『紋切り型 花の巻』 下中奈穂/著 エクスプランテ 2005年という紋切り遊びの本を買う。紋切り遊びとは、紙を折って型紙通りに切り抜き、広げれば紋ができる、という江戸時代の切り絵遊びであり、このところまた楽しむ人が増えているらしい。この本には美しい和紙の色紙と紋切り型の型紙がついているので、カッターとはさみがあれば、すぐにでも楽しめそう。かなり細かい紋もあるので、不器用なわたしにはしんどいかな。ゆっくり楽しむことにしよう。

 お昼ごはんは13階のグリル開花亭にて日替わりランチを食べる。今日はハンバーグ。神戸の洋食屋さんだそうで、おいしかった。

 さて、わたしにとってデパートの一番の楽しみはなんと言ってもデパ地下である。そごうだけではなく、隣の大丸も地下の大改装を終えてリニューアルオープンしているのだ。

 どちらにも気になるお菓子屋、パン屋が・・・。まあ逃げるわけではなく心斎橋に行けばいつでも買えるのでぼちぼち試せばよし。今日は3点ばかりを試す。

 大丸では、ドゥバイヨルのアイスクリーム。ドゥバイヨルはベルギーのショコラティエで、ブリズーというとてもおいしい冷凍マカロンのようなスペシアリテがある。京都の大丸にも店はあるけれど、アイスクリームが食べられるのは関西ではたぶん心斎橋の大丸だけ。

 予想していたことだけれど、値段は高い。ゴルフボール大の玉が二つで500円!京都の大丸にプロモで来たときのBABBIのアイスのカップと同じくらい捨てるのがもったいないようなプラスティックのカップに入れてくれる。一瞬カップ代上乗せでは?と思ってしまうのはBABBIと同じ(笑)。BABBIも常設店として店を出しているが、コーンのみでカップでの販売はないようだ。

 フリュイ・パッションショコラを選ぶ。どちらもとても濃厚。ショコラはさすがドゥバイヨルという感じ。でもあっという間に食べ終わるのね。もうちょっと食べたい・・・。

 北野ホテル・イグレックプリュスバナナとしょうがのジャムを買う。ここのジャムはおいしいらしいが、どうなのだろう。ようやく試せる。

 そごうではゴディバショコリキサーを飲んでみる。ゴディバのチョコレートを使った、スタバのフラペチーノのようなフローズンドリンクで、上にはホイップクリームが載っている。1杯580円也。3種ある中からホワイトチョコレート・ラズベリーを飲む。量はたっぷりある。真っ白のフローズンの上にラズベリーのきれいな赤が鮮やか。味はかなり濃厚なものを想像していたけれど、意外にもさっぱりしていて甘さも控えめ。フラペチーノよりもさっぱりしている。ホワイトチョコレートの粒々がたくさん入っていて、しっかりとホワイトチョコレートの味がする。ラズベリーも甘酸っぱくて混ざるとおいしい。 

 なかなか楽しかったそごうと大丸。心斎橋へ行く楽しみが増えた。

 おまけ。JRで京都に戻り、伊勢丹に出店したパリのチーズの店、アンヌ=マリー・カンタンロカマドールというかなり熟成してとろとろになったシェーブルを買う。とてもおいしかったけれど、麦茶とは衝撃的に合わなかった。恐るべきマリアージュ。決してチーズと麦茶は一緒に食べてはいけません。 

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mardi 20 septembre 2005

東京(4) ロオジエ

 14日昼、久々にCとゆっくり大人だけで食事を、ということでロオジエに行く。並木通に面して店はあった。向かい側から見ると、上はオフィスで、隣のハウス・オブ・シセイドウとつながっているようにも見える。立派なエントランスを入るとレセプションがあり、エレベーターで2階のダイニングルームへ案内される。テーブルに着く前に化粧室を使うか尋ねられる。(化粧室は後で行ったが、当たり前だけれど広めでゆったりしていた)

 室内は広くモダンな印象。日本人、フランス人、若い人、ベテラン、たくさんの男性女性がサービスに当たっている。

 グラスワインが付いている、「市場のランチ」というコースを選ぶ。ソムリエールが、「今日のグラスワインは南アフリカの・・・・・2002年でございます。」と説明に来てくれるが、詳しい銘柄はやはり失念。メモでも取ればよいのだろうけれど、どうしても覚えられないのだ。色は暗く濃い、味も香りも強い赤ワインだった。他にガス入りの水を頼めば、サンペリグリノとペリエとあともう一種類を言われる。水の銘柄も選べるのか~と思いつつペリエを注文すると、くし型に切ったライムが付いてきた。大瓶だったけどあとで勘定書きを見ると1000円。付加価値ね?しかも全部飲んでないし。(せこっっ)

 アミューズ・ブーシュ  スチームで調理したサーモンとカリフラワーのクリーム

 小さな円筒形で、下はサーモン、上はクリーム。円筒形をくるむように薄くスライスした大根できれいに巻いてある。クリームがなめらかでなんともおいしい。

 北海道の生雲丹と甘酸っぱいキュウリのジュレ カカオ風味のヴィネグレット

 エッグスタンドのような容器が縦1列にお皿に並べられて、三つ子のよう。細いチョコレートがそれぞれに飾ってある。キュウリは本当にジュレで、原型はないのだけれど強いキュウリの風味。雲丹と合わせればなんとなく酢の物のような感じもして、和食の店で出されても違和感のないような味だった。

 トピナンブールのスープ 手長えびのロワイヤル

 聞き慣れないトピナンブールとは、菊芋のことだそうだ。薄いベージュ色のスープの下には手長えびの、言わばフランス版卵豆腐。中にはえびの細かい実、オレンジピール、何か緑の野菜が入っている。豊かな甲殻類の風味と柔らかなスープの味がよく合ってとてもおいしかった。

 子羊肉のロティ コーヒー風味 スイートポテトのピュレ

 脂や筋を取り除いた子羊肉は、美しい円筒形に整えられている。焼き色はきれいなピンクで、見るからにおいしそうである。円筒の側面には砕いたコーヒー豆がまぶしてある。倒して切って食べるが、とても柔らかい肉である。火も通りすぎていなくてとてもおいしい。表面のコーヒー豆はちょっとざらざらして、苦味を主張していたけれど、子羊と合うのかどうかはよくわからなかった。さつまいものピュレはなめらかでほんのり甘くておいしい。

 バナナのソルベ 黒糖の焼き菓子添え  パッションフルーツのソース リキュール(グリーンバナナ?)がけ

 アヴァンデセール。すっきりとしたおいしさに、デセールへの期待が高まる・・・。

 デセール  ワゴンから好みのものを

 ヴァシュラン 赤いベリーのソース  バニラのアイスクリームやフランボワーズのソルベなどが幾層にも重ねられたアイスクリームケーキ。表面は乾燥焼きにしたメレンゲ。さっくりと甘いメレンゲもおいしい。

 カスタードと苺のケーキ  見た目はフレジエそっくりだったのでフレジエかなと思うが、クリームはとろっとしたカスタードクリームだった。ジェノワーズの香りもよくて、生地自体もしっかり甘くて、苺とクリームとジェノワーズが口の中で混じり合うと、絶妙・・・。

 マスカルポーネとドライフルーツのケーキ  なめらかでクリーミーなクリームの間には、お酒の効いた柔らかく戻したドライフルーツがたっぷり。思わずお代わりしたくなるほど、選んだ4種の中で一番気に入った。

 黄桃のタルト  薄くのばした生地の上に生の黄桃をきれいに並べて焼いてある。甘さはとても控えめ

 ワゴンに載っているデセールは多種多様。見ているだけでアドレナリン分泌!ワゴンがテーブルに来たかと思うと、ずらりとテーブルにお菓子が並び、丁寧に一つづつ説明してくれるのだった。3種くらいにしておくかと思ったけれど、結局4種に。デセールの魅力には抗い難し。一口づつとか1cm角で味見したい・・・。

 残念ながら食べられなかったお菓子は以下のとおり。

  青りんごのソルベ  パイナップルのソルベ  ミルクのアイスクリーム  キルシュのアイスクリーム  いちじくのコンポート  洋梨(?)のコンポート  イル・フロッタント  クレーム・カラメル  クレーム・ブリュレ  ピンクグレープフルーツのタルト  フランボワーズのタルト  マスカルポーネのコーヒー風味のケーキ  桃のシブースト  オペラ  ミルクチョコレートのケーキ

 小菓子  アヴァンデセールが終わるとすぐ、テーブルにはずらっと食後のプティフールが並べられる。種類もたくさんで、とても食べきれなさそうなほど。

 乾燥フランボワーズとメレンゲのタルトレット  メレンゲのチョコレート包み  薔薇のマカロン 薔薇の香りが華やか  いちごのタルトレット  ナッツ入りマカロン2種  プルーンのタルトレット  小さなエクレール・モカ  小さなシュー この二つのシュー菓子は、クリームもちゃんと入っているのだけれど塩味が効いている  トリュフ(粉糖まぶし)  トリュフ(ココアまぶし) 強くつまんだらつぶれてしまうほど柔らかですばらしい口溶け  ボンボン・オ・ショコラ2種  ナッツ入りチョコレートのキャラメル ヘーゼルナッツ(アーモンド?)のチョコレートがけココアまぶし さすがに二人とも手がつけられず・・・。

 エスプレッソ  ダブルかシングルか選べたのでダブルにする。

 パン 6種類から選べる。いずれも小型のパン フランスパン そば粉のパン バターのパン あまり引きが強くないパンで他のと少し食感が異なる いちじくのパン

 乾燥オリーブ入りそば粉のパン  さつまいものパン この2種は試せず。

 バター

 デザートワゴンが圧巻で、どれもとてもおいしい。ボリュームのあるしっかりした料理の後なのに、別腹でどんどんおなかに収まるのが怖い。二人とも晩ごはんがいらないほどおなかも心も満たされる。

 カトラリーはピュイフォルカ。あまり使われているのを見たことがなかったので覚えている。サービスのベテラン男性がてきぱきしすぎてちょっとどきどきしたけれど、総じて居心地はよかった。ちょっと張り切っておしゃれしていく甲斐のあるレストランだった。またぜひ行きたい。

 平日水曜の昼というのに席は満席。英語を話す白人ビジネスマンのグループ、一人で食事を楽しむ老婦人、やはり一人で来てスタッフとフランス語でおしゃべりして、さっと食べてさっと帰る常連らしい中年婦人。お客さんも多種多様で、こんなところにも東京だなあ、とおもしろかった。

 *ロオジエ

 東京都中央区銀座7-5-5

 TEL 03-3571-6050  日祝休

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lundi 19 septembre 2005

東京(3) サダハル・アオキ

 パリから日本へ逆進出(?)、丸の内にできたサダハル・アオキに行く。アオキ氏は雨宮塔子の夫ですね。どうでもいいけど(笑)。パリでは抹茶を使ったお菓子やケイクが絶賛され、パリの店は現地の人も日本人観光客も、で盛況だとか。日本人の店なのに日本では食べられない、買えないという無念(?)。料理ではちょっと前のタテル・ヨシノとか、今一人そんな若い料理人がいるけど、その人の店はニースだったか。お菓子では逆パターンのピエール・エルメとか、そういうことはけっこうあるかもしれない。

 店は東京国際フォーラムのすぐ近くにあった。やはりここも店構えはそんなに目立たない。入り口の左手には生菓子のショーケース。右手にはずらっと焼菓子のコーナーがあって、奥にサロンが。そして1番奥に厨房がある。店内には音楽がわりと大きなボリュームで流れている。

 まず店内で食べるケーキを選ぶ。細長い長方形のものが多い。名前を書いたプレートには、小さな字で、ケーキの構成というか組み立ても書いてあるのだが、なぜか全部フランス語である。詳細に読んで見るが、やはり時間がかかる。日本語で書いてくれればいいのに、はて面妖な・・・。

 これは一度は、とエクレール・マッチャと季節はずれではあるが好物であるフレズィエを選択し、席へ案内される。飲み物はドゥース・フランスというフレーバーティーを注文する。紅茶はポットサービスで、どっしりと重い鉄瓶で出てきた。花やフルーツの香りが華やかな紅茶である。

 エクレール・マッチャ  緑色がとても濃い。光に当たると抹茶は退色してしまうのだが、ここのは驚くほどの緑色を保っている。表面は甘そうなつやつやのフォンダンがたっぷりとかかっている。シューの焼き色は濃い。エクレールはこうでなくっちゃ・・・と思うようなフランス風の外観である。中のクリームも濃い緑色である。味は想像していたのとは少し違った。まずくはないし甘さもちょうどいいのだけれど、抹茶の濃さではなく、クリームになんとなく癖があるような気がした。地元京都の抹茶菓子のほうがわたしの口には合うようだ。パリの店のはどうなのだろう。同じ配合、ルセットでも、気候などの条件が違うから感じ方も東京で食べるのとは違うだろうから。

 フレズィエ  いちごを挟んである生地が想像外にヘーゼルナッツの生地だったので、苦手な味が勝っていたのが残念。クリームはおいしい。

 その他の採集品  お土産用など取り混ぜて大量に買う。単価が非常に高いので、支払いはすごい額に・・・。

 生菓子を3点

 バンブー  抹茶のオペラといた感じのお菓子

 ヴァランシア オレンジのクリームとチョコレートのお菓子

 オペラ  フランス菓子の定番なので食べてみたかったが未食。

 ケークマッチャ(小) ケークシトロン(中・小) 中はFのお供えに ケークショコラ マドレーヌマッチャ クッキー(ヴァニーユ・ショコラ・シトロン・マッチャ) パヴェ・ドゥ・キョウト 抹茶のガナッシュ。抹茶ものの中では一番おいしかった マカロン(マッチャ・梅・シトロン・キャラメル) どれもはずれなくおいしかった。生地もよいし、中のクリームもたっぷりではっきりした味である。 エクゾチック マンゴー・パッションフルーツ・黒胡椒のジャム

期待が大きすぎたのか、イデミが良すぎたからなのか、おいしくなくはないのだけれど正直ピンと来なかった。買ってきてまだ食べていないお菓子もあるけれど、今のところは。値段に比べて・・・という部分もある。しかしながら、もう一度行ってみるべし。それとは別にパリの店はどうなのかな。

 *サダハル アオキ

 東京都千代田区丸の内3-4-1

 TEL 03-5293-2800

 

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dimanche 18 septembre 2005

14・14

 所用あって昼から街へ出る。3連休のせいかやたらと人が多い。どこへ行っても人・人・人である。ちょっと思いついてお昼は三条河原町の14・14(ジューシー・ジューシー)に入る。あの間口が広くてずらっとミキサーを並べている店。「近江牛バーガー」と看板が出ている。ここもやけに待たされた。店員3人でおおわらわである。

 ベジタブル近江牛バーガーと、メロンジュースのセットを注文する。ハンバーガーのパテがちょっと変わっていて、ひき肉ではなく、柔らかい薄切りの肉(近江牛なのだろう)を軽くまとめて味つけして焼いている。薄切り肉の焼肉バーガーといった感じだ。玄米入りのバンズに、ベジタブルなのでレタスとたっぷりのスライスオニオンが入り、味付けはマヨネーズ。1個540円もするだけあって味はけっこうよかった。ジュースは普通においしい。なるほど、試せてよかった。ファーストフード店ひしめく激戦区にちょっと毛色の違う店。

 *14・14

  京都市中京区河原町通三条下ル西側

  TEL 223-1414

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東京(番外) レイズン・ウイッチ

 銀座の松屋で、小川軒レイズン・ウイッチの特別販売をやっていたので買ってみる。これはいつぞやかもめさんがおっしゃっていた、鎌倉の小川軒のものではない本当の元祖、東京の小川軒のものかしら・・・と思いつつ。

 家に帰って開けると、ショップカードのようなものが入っていた。そこには確かに「小川軒」と大きく書いてあるが、その下には「株式会社 巴裡」(ぱり?)と書いてある。ううむ。本当にこれがそうなのか??と疑念がわく。

 そこで少しレイズン・ウイッチについて調べてみた。

 小川軒は東京に3軒あるらしい。代官山と新橋と目黒。この内新橋と目黒が同系列(?)で、今回わたしが買ってきたもののようだ。ショップカードの表記によると正しくは「巴裡 小川軒」というらしい。代官山のは同じ小川軒でも系列が違うのか、また別もののようで、ネットで調べたところ、個包装の包み紙も違うし、ショップカードにも書いていない。代官山のが一番おいしいとの意見もあるようだ。どちらの店も発送は一切していないし、買ってから個人的に宅配便などで送るのもご遠慮くださいとも。徹底しているなあ。

 今回のレイズン・ウイッチは、少し大ぶりで生地の表面にはドリュールが塗られ、スライスアーモンドが少し貼り付けてある。クリームはバタークリームではあるようだが、白くて軽め。レーズンはラム酒の効いたのがたくさん挟んである。

 かもめさんのレイズン・ウイッチはどっちなんでしょう?ああ、小川軒の謎・・・などと思って検索し直してみるとやはり同じことを追求している人が複数あり。のれんわけ、ということなのであろうが、それらが今敵対関係にあるのか系列関係(?)にあるのか、そして味は?とやはり謎なのであった。

 *小川軒

 新橋店  東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館

 TEL 03-3571-7500  日・祝休

 目黒店  東京都目黒区目黒本町2-6-14

 TEL 03-3716-7161  日・祝休

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samedi 17 septembre 2005

エル・ジノ

 1日早いハカセさんの誕生日のお祝いに、エル・ジノにてランチ。店の前の看板に「近江牛」なんて書いてあるこの店は、気になってはいたものの、名前すら知らなかった。アルシェさんの掲示板や、信頼できるグルメ諸氏の話からあそこがエル・ジノという店なのだと知ったのは今年になってからで、今回が初めての訪問となる。

 店はビルの2階で、ホテルオークラの一角にある公園が見下ろせる窓際の席に案内される。明るく落ち着けるいい席だったのだが、なんと大小2匹の虫(蜂?)がひそんでおり、それが二人の周りを飛び回るものだから、なんとも落ち着かない。店の人に言ってみるもいかんともしがたしという感じで・・・。まだブログには書いていないが、東京でも同じようなことがあり、どうやら今月は虫に好かれているようだ。

 飲み物はお祝いということでグラスのシャンパンで乾杯。後に赤ワインを飲む。

 栗のスープ カプチーノ仕立て

 砕いた焼き栗が入っていてそれが香ばしい。秋を感じさせる。

 茄子のコンポート はまちのマリネ添え

 冬瓜のピュレがかかっている。はまちにはみょうがが添えられている。生臭さはまったくない。

 きのこのジュレ とうもろこしのピュレ

 いろいろなきのこをゆるいジュレで寄せたものをとうもろこしのピュレにかけた冷たい料理。きのこのだしがよく出ている。とうもろこしは甘くて香りがよい

 うずらのロースト  いちじく 万願寺とうがらし

 うずらの火のとおり具合がとてもよかった。

 いちじくのコンポート バニラアイスクリーム添え

 甘さ控えめなジュレと大ぶりのいちじく。コンポートとアイスクリームという定番の組み合わせながら、やはりおいしい。

 エスプレッソ

 パン バター

 以上で2980円と、3000円足らずで品数が多くてたっぷり量もあるので得した気分。

 全体的に薄味の料理なのだろうか。どの料理も塩味がかなり控えてあるような感じがした。火曜日からお菓子ばっかり食べているのでわたしの舌がおかしくなっているのだろうか・・・?要再チャレンジ。

 今日は日がよかったのだろう。オークラのロビーにも着飾った人がたくさんいた。夜に行った新風館では、TAWAWA、ザネッティ、HAHUUの3店が貸切パーティーで、結婚式の2次会が行なわれているようだ。窓越しに見れば、雰囲気が若くて華やいでいる。今がいい時なんだなあ、と思う。

 1階のアスク・ア・ジラフにて軽く飲む。ここはたばこが気になるので長く避けていたけれど、やはり健康増進法からなのか、禁煙席ができていた。完全ではないにせよよいことだ。

 柿のカクテル杏と柚子のシェイク、食べものはオニオンといかのリングフライを頼む。フードは正直あまり期待していなかったが、たっぷり添えられたタルタルソースも手作りでおいしいし、フライは熱々でからっとさくっと揚がっているし、下味もちゃんとついている。けっこういける。

 杏と柚子のシェイクは砕いた杏、柚子茶、オレンジシャーベット、牛乳が混ぜてあるそうで、甘酸っぱくておいしい。柿のカクテルは柿のリキュールの味がめずらしい。

 存外に良かった店。これならまた来てもいいなと思う。

 *エル・ジノ

 京都市中京区河原町御池東入ル一之船入町537-31 リベルタス御池2F

 TEL 213-3932 月休

 *アスク・ア・ジラフ

  新風館1F

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vendredi 16 septembre 2005

東京(2) イデミ スギノ

 同じく京橋、イデミスギノへ行く。関西に住むお菓子好きならたぶん1度は行ったことがあるだろうイデミスギノ。どうして東京へ・・・(泣)。移転後は初めての訪問となる。

 INAXのショールームと警察博物館(こんなのがあったのか。ちょっとおもしろそうではあった。)のすぐ近くの、間口の狭い目立たぬ店である。店内は明るくはなく、落ち着いたシックな内装だ。奥のサロンはわりとゆったりした空間で、落ち着ける雰囲気である。

 ショーケースを見てみる。スペシアリテのアンブロワジーは健在。700円超で一番高い。これもそうだが、持ち帰り不可、持ち帰り30分以内のケーキが多い。さもありなん、見るからに繊細な美しいお菓子たちだ。この日差しの下ではひとたまりもないだろう。

 まずサロンで食べるケーキを選ぶ。お菓子の様子、名前、説明書きをよく読んで考える。かなり悩んだ末、ニュイ・ド・シン(持ち帰り不可)とラモニーを選択。飲み物はアメリカン(通常のブレンドコーヒー)。

 ニュイ・ド・シン  繊細なお菓子なので、先に食べるよう勧められる。中国の夜、とは想像力が掻き立てられるネーミングである。ライチとピーチのムース。小さな円形のケーキの上にはくし型に切ったネクタリン(プラムかも。とりあえずすもも系)とブルーベリーが載っている。ムースの中には同じくネクタリン(?)のピュレが入れてある。とろっと流れ出す感じかなと思いきや、ナイフを入れるとすかっと切れて断面も鋭く美しい。口に入れるとすっと溶けてライチの香りが高く、まさに中国の夜のイメージが喚起される。かなりこのネーミングが気に入っている。イデミスギノ恐るべし。

 ラモニー  ハーモニーという名前。持ち帰り不可ではないが、固いわけではなくこちらもやはり繊細である。チェリーを埋め込んだチェリーのムースの中に、酸味のあるオレンジのムース。周りにアーモンドダイス(杉野氏はアーモンドダイスを好まれるのか、焼菓子にも多用されている)を付けたビスキュイアラキュイエール。チェリーとオレンジはありそうであまりない組み合わせのような気がする。埋め込まれたチェリーのコンポートは香りもよくはっきりとした味。オレンジのムースのきりっとした味と競い合ってよりおいしくなっている。まさにハーモニー?

 サロンでは杉野氏とマダムがフランス人数人となにやらビジネスの話をしていた。杉野氏が何かとマダムに訊くので、フランス人たちは「イデミは何でもマダムに訊くんだね~」などと笑っている。杉野氏は「僕のママンだから・・・(笑)」などと。やはり、マダムと二人三脚なのだなあ、と思う。フランス料理の店でも何でも、マダムがいい店はいいものだ。夫婦二人、同志となり同じ夢を追うのもいいなと思う。

 その他の採集品 1・生菓子

 マンゴーと軽いバタークリームのケーキ  名前は失念。おいしいバタークリームと生地が薄く何層にもなっている。マンゴーの甘い濃厚な香りがバタークリームととてもよく合う。上質のバタークリームは本当においしい。

 バナナのムースのケーキ  これも名前は失念。ここのはネーミングもよいのに残念だ。ふんわりとバナナの香り、だけれど複雑な味。断片を食べただけなのでおいしいこと以外よくわからず(泣)。

 どのお菓子も繊細で美しい。洋酒もしっかりと効いていて、やわやわとした食感とは裏腹に味もくっきりしていて強い自己主張を持っている。わたしの好みのお菓子だ。東京広しと言えども、ここは特別のような気がする。ああでもなぜ神戸から東京へ・・・(号泣)。

            2・焼菓子 その他

 しょうがのマドレーヌ  表面に白く生姜糖のように蜜が塗ってあるのがおもしろい

 マドレーヌ  アプリコットの焼菓子  マンゴーのケイク 

 オレンジの焼菓子  ピールたっぷり。オレンジのお酒もたっぷりで好物~。

 ネクタリンのジャム  この店のジャムはどれもコンポートと言ってよいほど粘度が低くさらさらしている。パンに「塗る」のは難しく、添え物のパンに「載せて」食べることになるだろう。ヨーグルトに入れても、もちろん冷やしてそのまま食べてもおいしそうだ。種類は豊富。

 *イデミ スギノ

  東京都中央区京橋3-6-17 京橋大栄ビル1F

  TEL 03-3538-6780

 次回は気になる警察博物館を訪ねてから行こう。同じく京橋は味の素食の図書館の再訪も忘れずに。  

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jeudi 15 septembre 2005

東京(1) 100% Chocolate Cafe.

 東京には朝の10時半頃に着いた。駅のコインロッカーに荷物を預けて、いざ行動開始。まずこれから買うお菓子のために冷蔵ロッカーがあると便利なのでキープしておこうと、八重洲の大丸で冷蔵ロッカーを探す。しかし意外なことになかった。京都の大丸にはあるのに・・・。後に銀座でもいくつかのデパートを見てみるが、冷蔵ロッカーのあるデパートは見つからなかった。冷蔵ロッカーは関西、あるいは京都だけのサービスなのだろうか。あると大変便利なのでぜひ普及してほしいものだ。

 てくてく歩いて京橋の明治本社ビルへと向かう。おそらく昨年くらいか、ここの1階に100% Chocolate cafe.という文字通りチョコレート専門のカフェができたのだ。ここでは56種類もの違った風味のチョコレートが買える。カカオ豆の種類、甘味料やミルクの違い、フレーバーの違いや明治のチョコレートの年代別配合、などなどで56種類。カラフルでおしゃれなパッケージに入れられていて、見ているだけでも楽しい。この56種類のチョコレートは、「ライブラリー」として店内の装飾にもなっている。

 お店は、先にカウンターでオーダーする方式のごく小さなスペースだった。何を食べようか迷うが、チョコロネと、ブッセを一つづつ頼む。両方ともかわいいサイズである。パンもブッセのケーキも、ビゴの店のものを使っているらしい。中に詰めるクリームは、6種類から選べるので、チョコロネにはホワイトチョコベースのパイナップルミルクを、ブッセにはホイップキャラメルを詰めてもらう。飲み物は後の事も考えてオーダーせず、水・・・。

 パイナップルのクリームがとろ~んとしてとてもおいしい。ブッセのほうはふわっとしてとても軽い。小さいのであっという間に食べてしまい、何か追加を・・・と、フローズンショコラを頼む。ビターとホワイトがあって、これまた迷うが、ビターを食べてみる。普通のチョコアイスかなと思っていたら、まったく違う。ねっとり濃厚で、生チョコをそのまま凍らせたような感じでとてもおいしい。どこかで食べたことのある感じなんだけど・・・。ここでしか売っていない商品なので、ホワイトが食べられなかったのがなんとも残念。イベントとかで来ないかなあ・・・。

 56種類のチョコレートのうち、自分のために買ったのは、10 11 12 14 26 28 39 45 47 49。利きチョコができるかも。

 * 100% Chocolate Cafe

   東京都中央区京橋2-4-16 明治本社ビル1F

    TEL 03-3273-3184

 

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東京(序)

 13・14日の両日、東京に、学生時代の親友F夫人Cを訪ねる。この11月に一周忌を迎えるFのお参りをし、F宅に一泊お世話になる。Cとゆっくり話もするのだ。

 Fもいるつもりで、賑やかに食卓を囲む。二人の子供たちもわたしによくなついてくれているのでうれしい。夜は小学2年生の娘といっしょに寝る。

 折り紙、お絵かき、体当たり、よじのぼり、なぞなぞ、しりとり、絵本、宝物じまん(分け前もいただく)、学校の話、漢字の勉強・・・とふとんに入ってからも際限なく遊びは続く。2歳の息子は途中でお休みであるが。二人ともかわいくて仕方がない。Fにとてもよく似ている。

 Cも、悲しく心細いであろうに、縁者のいない東京に留まり気丈に奮闘している。母の強さであることよ。これから先の幸せを祈らないではいられない。

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lundi 12 septembre 2005

かじ

 今日は会うのも久しぶり、元上司ミッチーとO嬢とで晩ごはんを食べにかじに行く。丸太町通に面した狭い間口の店ながら、中に入ってみれば、なかなかにゆったりとした空間である。

 お料理は月コース(5800円)を、飲み物は八海山をいただく。

 すだちのお酒 鱧と鱧の子の煮こごり あさがお菜のおひたし 秋刀魚寿司 ままかりの南蛮漬

 縁高に以上の5品。中に小さなグラスが入れてあって、すだちのお酒が入っている。食前酒ということなのだろう。楽しい演出である。料理は一品一品味のめりはりがあっておいしくいただける。煮こごりは旨みが閉じ込められていておいしいし、秋刀魚は脂がのっている。南蛮漬けはきりっと酸っぱいし、あさがお菜は少し炒めてあるのか、あっさりした中にもこくを足してある。

 椀もの ぐじ 白舞茸 卵豆腐  吸い口はすだち

 蓋を取るとおだしのいい香りが立ち上る。具がどれも大ぶりでかなりのボリューム。

 お造り  まぐろ 鯛 しまあじ 活たこ 汲み上げ湯葉  長芋 穂紫蘇 大葉

 これも大ぶりの切り身が2~3切れづつ盛り付けてあり、食べ応えがある。湯葉はほとんど豆腐状で豆乳の味が濃厚。

 鱧の白焼き 胡麻麩の田楽  梅肉ととろみをつけただしを合わせたたれ 山椒を効かせた醤油ベースのたれ  田楽には赤味噌ベースの田楽味噌

 骨をまったく感じさせないふんわりしっとりした鱧の白焼きがたっぷり出て来る。焼き目も香ばしく、あっさりとしているのでなんなくおなかに収まる。

 胡桃豆腐と枝豆

 一瞬アイスクリームかと思うような盛り付け。こんもりとした灰色の胡桃豆腐の上には色鮮やかな枝豆がふた粒散らされ、色の少し濃いあんがかけられている。よく冷やして供される。まったりこっくりした胡桃豆腐が、甘辛いあんと大変によく合う。懐かしいような味でもあった。

 ほたて貝柱 伏見とうがらしの刻んだの 白きくらげ 椎茸 南瓜 冬瓜 の干し貝柱のあんかけ 

 とても具沢山な煮物。あんの旨みが具によくからまって、熱々ほくほくと、おいしい。冬瓜は柔らかいし、南瓜はほっくり甘く、とうがらしはしゃきしゃき。

 白御飯 刻み柴漬け ちりめん山椒 胡瓜の浅漬け 塩昆布

 プルーンのアイスクリーム

 カルピス風味(?)のソースをかけ、上にくこの実がふた粒散らしてある。なかなかおいしい。

 御所の水

 グラスに少しの水がアイスクリームとともに供される。梨木神社の水かな?

 驚いたのは料理のボリュームである。一品一品が大変ボリュームがあるのだ。しかし豪快さを表に出しているわけではなく、盛り付けも美しいし、味もよい。これだけの質と量ともに充実したコースで、5800円とは大変お得な気がする。

 サービスは気さくな感じ。事情があって、こちらのペースがゆっくり過ぎたせいもあるのだが、次の客が待っていたようで最後の方はちょっと雑?と思う部分もなきにしもあらずであったが、おおむね許容範囲。月曜の夜というのに席はすべて満席で、2回転目の客もいるという繁盛ぶりであるが、それも納得。

 *京料理 かじ

 京都市中京区丸太町通小川東入ル 南側

 TEL 231-3801 水休

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dimanche 11 septembre 2005

『被差別の食卓』

 『被差別の食卓』(新潮選書) 上原善広/著 新潮社 2005年を読了する。

 おいしいかまずいか、体に良いか悪いか、そういうことではとらえきれない食べ物というのはある。この本に出て来る食べ物はみなそうだ。日本のあぶらかすやさいぼし、アメリカ南部の黒人の、フライドチキンやざりがになどのソウルフード、ブラジルの奴隷のフェイジョアダ。ヨーロッパのロマ(ジプシー)のハリネズミの料理。著者は世界各国の差別を受けてきた人々の食べ物を訪ねて回る。

 少し焦点がぼやけてしまっている個所もあるが、他に類書もなく、たいへん興味深いテーマの本である。

 アメリカのポリティカリー・コレクト(政治的に正しい)な「見えない差別」について、フセイン政権下のロマと政権崩壊後の窮状、などなど一つだけでもそれぞれ本が一冊は書けそうなテーマが満載されている。食べ物を通してみると、世界のあらゆる暗黒がリアリティーを持って迫ってくる。

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samedi 10 septembre 2005

草慧庵

 人が集えば派閥ができる、とまではいかないけれど、気の合う仲間でグループができる。今日はそんなグループで、納涼会だ。M嬢、みーさん、K嬢、に新メンバーH嬢が加わって総勢5人。場所は草慧庵、焼肉と韓国料理のおいしい店だ。お店の雰囲気も、ちょっと韓国の田舎の家のようで感じがいい。5人も集まって焼肉を食べれば、いろいろなものが食べられる。

 ユッケ(とろりとおいしい赤身肉)・天肉特選ハラミギアラ(牛の第4胃。これ大好き!)・ネギタン塩(タンの表面に、みじん切りにして塩とあわせたネギがたっぷりと塗ってある。片面だけ焼いて食べる)・カルビ(脂身がおいしい)・ミックスホルモン(ミノ、レバー、てっちゃんなど)・コリコリ(牛の大動脈。名前のとおりかなりコリコリ。)・とりモモテジカルビ(豚のバラ肉)・焼野菜盛(ちょっと申し訳程度?)

 かんかんに熾した炭で焼いて食べる焼肉はやはり香ばしくてよい。

 韓国料理は、キムチ盛り合わせ(ペチュキムチ、カクテキ、オイキムチ)・サンチュ盛り合わせ(白髪ねぎや味噌も付いてきた)・トッポギ炒め(韓国の棒状の餅(?)辛い~。タレがたっぷりで、他のものにつけてもおいしかった)・海鮮チヂミ(はしっこがかりっかりでおいしい)・コンナムル(塩味のナムル。豆もやしなど)・ピビン冷麺(これも真っ赤。辛い!)・石焼ピビンバ(よ~く混ぜて食べるとほんとおいしい)・韓国のり巻(韓国のは酢飯ではない)

 飲み物はもちろんマッコリ。ちょっと乳酸っぽくておいしい韓国のお酒だ。オリジナルカクテル「蒼のなんとか」というのはラムネ味で、まずまず。梨華(りふぁ)というカクテルは韓国らしく梨の味。これはおいしい。

 情報交換をしつつ楽しく食べた食べた。明日からはまた各々市内各地の戦場へ散って行くのだ・・・というのは大げさながら、お互いにふんばりどころ、こらえどころがあるのであった。

 食後はみーさんを除く4人で新風館のTAWAWAへ。夜遅くまでやっているので重宝な店である。グレープフルーツのタルト抹茶のクレープスイカなんかをわけっこして食べる。

 年明け早々にまた大きな業務のスタートを控え、この秋はどの職場も一様に大変だ。やれやれ。

 *草慧庵

 京都市中京区姉小路通東洞院西入ル

 TEL 221-9111

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vendredi 09 septembre 2005

選挙前

 9月9日、重陽の節句。なぜこの節句だけが忘れられてしまったのだろう。菊を愛でつつ菊酒でも、と行きたいところだけれど、そうもしていられずいつもどおりの日。

 選挙が近付き、屋外がなにかと騒々しい。選挙権を得てから、国政選挙は一度も棄権したことはない。とは言っても、支持政党があるわけでもなく、まったくの浮動票というやつである。今回も誰に入れるか、どこに入れるか、決めかねている。どこに入れても一長一短である。

 郵政民営化。進めようとしている人たちも、阻止しようとしている人たちもどっちもどっちのように思える。小さな政府になりすぎるのも怖い気がするし、反対派も実は既得権や利権を守りたいだけのような気も・・・。年金問題。民主党が言うように、共済年金、厚生年金と破綻寸前の国民年金をすべて一本化するのにはどうも賛成できない。あまりに働く者にとって不利ではないのか。そもそも「世代間扶養」という考え方から変えないと、年金問題って解決しないのではないだろうか。子育て。少子化を食い止めようと、どの党も子育て優遇。独りで働く人こそ安心して老いられるような社会を!というのは負け犬の遠吠えか。税金や社会保険やいろんなものをごまかしようもなく天引きされて、税の控除もないは、医療費はとっくに3割負担になってるは、厚生年金の支払額は毎年毎年上がるはで、働けない人(これはしかたがないけど)だけでなく働かない人の分まで負担しているのは我々独身のリーマンですよ?って。

 ここ京都1区、結果はわかっているような気もするけれど。日曜日は出勤前に投票に行って、夜はテレビだな。投票率は高くなるだろうか。ま、亀井対ホリエモンはおいといて、ひそかに注目している、藤野真紀子。「料理も政治も同じなんです」って、違うやろそれは!もうカンペキにワケわからんし。でも比例との重複立候補で名簿順位はかなり上位。そこまでせんと出てもらえなかったのか、というかそこまでして出てほしかったのか??

 ともあれ日曜の夜が楽しみである。

 

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jeudi 08 septembre 2005

端緒つかめず。

 レファレンス講座の新しい課題と前回の回答集が届く。問題を眺めるが、回答を課せられた2問とも、いまだ解決の糸口が見つけられない。インターネットを活用せずに、文献だけで調査をするのはもはや無理なのか。いや、そんなことはあるまい。ネットが普及してからわずか10年足らず。それまでは皆文献だけでやってきたのだ。

 レファレンスも釣りも、適切な漁場で適切な道具を使うことが肝要である。いかんせん、わたしはツールを知らなさ過ぎる。前回の課題も、自信を持って出した回答がビミョーに最後まで詰められていなかった。添削結果と講座の他のメンバーの回答を見てショックを受ける。昨日の研修と同じく、耳と頭が痛い。

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mercredi 07 septembre 2005

イーサンと童夢

 今日は講演会とシンポジウム出席のため、朝から今出川の同志社大学に行く。2004年にちくま新書から『図書館に訊け!』という本を出した井上真琴氏が「レファレンスの極意」というタイトルで基調講演をするので、とても楽しみにしていた。昼からは大先輩がパネリストとして事例発表をする。実はこのシンポジウム、今日台風が来ていたら中止になるところだったのだ。台風がそれて本当によかった。

 井上氏の話はとても興味深く、パワーポイントで作った資料も凝っていて楽しく聞けた。が、しかしわたしにとっては耳の痛いことばかりだ。自分の実力のなさを思い知らされる。もっとスキルを身につけなければ、実力もないのに年数だけ経た人になってしまう。いやもう既になっているのかもしれない。そういう人が一番困ることはよく知っている。あせる、あせる~。

 1時間のお昼休みはH嬢、N嬢、O嬢、E女史と、久しぶりに会った方々ともどもH嬢の案内でイーサンというタイ料理の店へ行く。ランチタイムにはブッフェスタイルになるのだ。タイ料理のブッフェは目新しいので、みんなそれを注文する。今日はもち米バイキングだそうだ。

 御飯はもち米の炊いたもの。長粒種のもち米は初めて見たのだが、白むしと同じでもちもちしておいしい。おかずはガイヤーン(たぶん。焼いた鶏もも肉にスイートチリソース)、豚肉の焼いたのツナをほぐして味付けしたようなもの切干大根のようなもののサラダざく切りキャベツひき肉を鋳込んだきゅうりのスープ

 デザートはバナナのキャラメル煮タピオカとココナッツミルクさつまいもの甘煮、そしてなんとかシード(失念)という植物の種のシロップ漬け。ほら、蛙の卵みたいなの。

 仏沙羅館で京風にアレンジしたタイ料理を食べたことはあるけれど、他ではカレー以外の本格的なタイ料理を食べたことがない。今回はランチブッフェで、品数も多くはなく、まずくはなかったけれど、おいしいかどうかが正直よくわからなかったので、今度は単品メニューを頼んでみたいと思った。

 シンポジウム終了後はO嬢とともに童夢へ行く。まだあったのね~、と言いたくなるくらい、15年は軽く来ていないような気がする。店内の喫茶スペースも知らない間に広くなっている。まあもともとこの辺は頻繁に来る地域ではないのだ。

 ケーキセットは590円。安い。表のショーケースからケーキを選ぶ。わたしはパイナップルとバナナのシブーストを、O嬢はフルーツのタルトを選ぶ。シブーストは表面のキャラメリゼがかりっとして香ばしい。イタリアンメレンゲたっぷりのクレーム・シブーストはしっかり泡、だけどふんわりクリーミーで中に入れたたくさんのパイナップルの角切りがとてもジューシーで甘い香り。バナナはそんなに感じなかったけれど、縁に絞った生クリームはバナナに合わせてか、シナモン風味。それがアクセントになっておいしかった。

 一口いただいたタルトは、生地さくさく、クリームとろっで、これも美味。つい「スペシャリテ」と書いてあったカフェ(モカ、だったかも)グランマルニエを追加注文。これはコーヒーの粒が見えるクリームに、グランマルニエのシロップを打ったコーヒーとチョコレートの2種のスポンジに煮たさくらんぼというちょっと変わった構成。

 昔からここのケーキはサイズは大きくても、その当時はやっていたイタリアントマトのような味の薄い「うどの大木」系アメリカンタイプのケーキではなく、味が濃くてしっかりしたケーキなのだった。変わらぬおいしさとはうれしいものだ。

 O嬢とは仕事のことやなんやかや果て無きおしゃべりの末、暮れかかる空に向かって家路につきましたとさ。そしてケーキ腹のわたしの夕食はトマトジュースだけでしたとさ。

 *イーサン

 京都市上京区今出川通烏丸西入ル今出川町325

 TEL 441-6199

 *童夢

 京都市上京区今出川通寺町東入ル一真町92

 TEL 256-3557 月休

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mardi 06 septembre 2005

お好み焼 竹

 台風の影響で風が強い。雨が降らない間に用事を済ませようと、午前中ちょっと自転車を走らせる。用を済ませた後は、その近くの商店街で買い物も済ます。松原商店街。ここで買い物するのはほんとに久しぶりだ。

 お昼も近かったので、お好み焼 竹豚のモダン焼イカ玉を買う。店先でも食べられるけれど、ここではいつもテイクアウトする。祖母もわたしの子供のころたまにここのお好み焼をお昼に買ってきてくれて、粉モノ大好きなわたしは大喜びしたものだ。昔からある店で、今も変わらずおいしい。わたしにとっては思い出もある店だ。キャベツたっぷりの広島風(?)なのだけれど、やはりモダン焼はすごいボリューム。イカ玉はシーフード好きの父へ。久しぶりの竹のお好み焼を十分堪能し、満足する。

 お好み焼を焼いてもらっている間に、他のお店でお買い物。最後に戻ってきて竹の隣の鮒元川魚店う巻を買う。ここの店も古くて、昭和8年からあるらしい。このお店の鰻はとてもおいしいので鰻に誘惑されるけれど、ここはこらえてう巻を。夕食に食べたがさすがにう巻もプロの味である。仕事のある日は買いに行けないけれど、今度行ったら鰻を買おう。

 *お好み焼 竹

 京都市下京区松原通西洞院東入ル

 TEL 361-2052 木休

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lundi 05 septembre 2005

血液さらさら大作戦

 夏が終わり、そろそろ今年の健康診断の心配をしないといけない季節になった。わけあって、健康や病気に関しては人から驚かれるほど心配症で小心者なのだ。若い頃の気がかりと言えば、体重くらいのものだったが、今となってはそんなことよりもずばり生活習慣病が心配だ。ガン検診も毎年受けているのでそっちも心配で、すごいストレスである。健康診断のほうが健康に悪いのではと思われるほどである。

 さて、あと1ヶ月半ほどで血液さらさらのためにできることは・・・?

 1・米・豆・野菜と少しの魚。せめて外食しない時には粗食で行こう。

 2・もっと運動しよう。通勤の走行距離を伸ばすため遠回りするくらいしかできなさそう。

 3・洋菓子断ち。これが一番困難だ。

 4・水をたっぷり飲む。

 5・脂は極力減らし、海草をよく食べる。

 6・よく汗をかく。代謝アップ。

 健康診断で大騒ぎするのはわたしの年中行事。今年も今から胃が痛い。 

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dimanche 04 septembre 2005

ちんすこう

 伊勢丹で9月恒例の沖縄物産展をやっているので仕事帰りにちょっとのぞいてみる。実はほしいものがあった。それは実演販売の焼き立てちんすこう。ちんすこうはお土産でもらうお菓子の中でもかなり好きなのだ。あの独特の香ばしさや、かりっとした食感、生地を作る前に小麦粉を空焼きしているのかな、という感じのほろほろとした具合などが大好きなのだ。

 焼き立てちんすこうは4種類あった。プレーンと紅芋と黒糖とココナッツ。25個630円だ。組み合わせ自由と言われたが、プレーンばかり袋に入れてもらう。ちんすこうにアレンジはいらない。プレーンに限るゼ。

 かりかりじょりじょり。やっぱりおいしい。ついもう一個と食べたくなるけれど、食べ過ぎは禁物。ラードを使ったお菓子なのだ・・・と言いつつまた一つ。

 ざっと場内を回る。じーまみどーふにゆしどーふ、島バナナにミミガー。去年も来ていた三線のお店もある。夕食にタコスを買ってみた。これも皮とひき肉がおいしかった。

 もっとゆっくり見たかったけれど、開催は明日の6時までだ。ああ残念!!

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samedi 03 septembre 2005

松尾ジンギスカン

 北海道でとても有名だという松尾ジンギスカン。おいしいので、大丸の北海道市で京都に来るとよく買っている。冷凍しておけば3ヶ月はもつらしい。今日の夕食はそのジンギスカンをじゅーじゅー焼く。果汁たっぷり、ちょっとしょうががきいたたっぷりのタレに漬け込まれた羊肉は、味がよく染み込んでおり柔らかくてジューシー。特上ラム上マトン、両方ともおいしい。脂が少なくヘルシーな羊の肉には、脂肪を燃やすカルニチン(だったかな)という栄養素が入っていると聞いたことがある。たっぷりの野菜とともに食す。久しぶりのジンギスカンに満足!

 H嬢よりダニエルフルムダンベールという青かびチーズの入ったクッキーをいただく。思ったほどくせはなく、塩味でもなくておいしかった。バイトのMさんからは奈良の鹿サブレを。むろん鹿せんべいではない。味はやはり鳩サブレ(笑)。ということはかなりおいしいのだ。

 仕事帰りにふらっとのぞいた31のショーケース。もう秋のメニューに変わっている。クレームブリュレというのがあったので食べてみる。黄色いとろっとしたアイスに、かりかりの香ばしいキャラメルクランチが入っている。かなり甘くておいし~(^^)。新しいフレーバーのアイスを食べるのもひょっとすると趣味の一つかもしれない。

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vendredi 02 septembre 2005

タイカレーレストラン シャム

 今日は午後から職場の外で会議だったので、めったとしない(できない)仕事のある日のお昼の外食。出先近くのタイカレーレストラン シャムへ行く。イル・ピアットの西、隣の隣くらいにある小さな店である。タイカレーがメインで、品数も多くはないけれど、けっこうおいしいのだ。

 好きなカレーを1品にサラダとドリンクが付いて950円くらい。今日は骨付きチキンとポテトのイスラム風カレー(ゲーン マサマン ガイ)を食べる。「ココナッツミルクとピーナツバターベースの辛くてマイルドなタイ南部のカレー」と書いてある。具は鶏肉とじゃがいもとたけのこ。ごはんの上には揚げたたまねぎのフレークと、パクチーが散らしてある。ベトナム料理と同じで、やはりパクチーがないと。スパイスは、にんにく、バイマックルー(こぶみかんの葉)、カー(タイしょうが)、レモングラス、唐辛子が使ってあるらしい。どこがイスラム風なのかは謎だけれど、確かにマイルドで複雑な味がしておいしい。

 サラダはコップに入ったのが出て来る。ナンプラー風味のドレッシングがかかっている。ドリンクはポメロジュースを飲んでみる。タイのはっさくのジュースらしい。はっさくのさのうがたっぷり入っていて、蜂蜜のような酢のような、懐かしい感じの味だった。

 *タイカレーレストラン シャム

 京都市中京区西ノ京西鹿垣町6 林ビル1F

 TEL 822-1119 水休

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jeudi 01 septembre 2005

ベルツ

 お昼休みに珍しく外に出て、大映通り商店街に行く。行こうと思っていた店が満席だったので、ベルツでパンを買おうとさらに自転車を帷子ノ辻方向へ走らせる。大映通りには3軒のパン屋があるが、ベルツが一番品揃えが豊富で、特にバゲットを使ったカスクルートがたくさんある。ちょっとフランス風(?)なのに「Backerei Kaffe WELZ」(Backereiのaはウムラウトだ)と店名はドイツ風。1945年からあるらしい。

 買って職場へ戻るのも面倒になり、奥のカフェスペースで食べることにした。カフェを利用するのは初めてである。店で買ったパンを食べることもできるが、せっかくなのでランチを食べることにする。ローストビーフかスモークサーモンのサンドイッチのいずれかに、サラダと飲み物がついて680円だ。

 ローストビーフのサンドイッチを注文する。イギリスパンのトーストサンドイッチなのだが、なんとまあびっくり680円なのに、ミディアムに焼けたピンクのローストビーフが気前よくぎっしりと並んでいる。しかも重なってるし!上にはスライスオニオンとグレービーソース。パンに塗ってあるのはガーリックバター。片方のパンで蓋をせずに出されるのは、肉を誇示するためなのだな。肉は柔らか~いとまではいかなかったけれど、おいしいし、ボリュームもけっこうあるし、良心的かも。

 職場は戻ると休憩時間の残りは5分。45分の休憩ではうかうか外にも出ていられない。せめて1時間はくれよと思うのであった。

 *ベルツ

 京都市右京区太秦堀ヶ内町31―2

 TEL 882―1986 年始休

 

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