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jeudi 30 juin 2005

水無月三様

 夏越の祓である。しかしこれを知ったのは随分と大きくなってからであって、子供の頃は茅の輪をくぐりに行くこともなく、この日はもっぱら、水無月を食べる日であった。長じてからももちろんこの日に水無月は必ず食べる。

 公現節の時期のパリにガレット・デ・ロワが、クリスマスの時期のミラノにパネットーネがあふれるように、夏越の祓の時期の京都には水無月があふれるのだ。上菓子屋の店先にも、近所の‘おまんやはん’の店先にも。6月の京都のマストアイテムである。

 あまり喜ばしい理由ではなかったのだが、午前中思いがけず時間ができた。既に水無月は近所の店で買って仏壇に(なぜか神棚ではなく、昔から)供えてあったのだが、去年同様、他の店のも食べてみるか、と思い立ち、高島屋へ出向く。地下には広い京銘菓売り場があって、いろいろな店の生菓子などが本店まで行かなくても買えるのだ。午後には売り切れている品も多いが、午前中は品数も豊か。ふたばの豆餅や美玉屋の黒蜜だんごや道喜のちまきなどの人気のお菓子もそろっていてなかなかに便利なのだ。

 お干菓子で有名な塩芳軒が1年に1度、6月30日にしか作らない水無月がここにもでている。行ってみると、今年は24・25・28・30の4日間だけの販売になって、日が増えている。その横には去年はなかった長久堂の水無月も置いてある。これも同じく4日間のみの限定品。

 塩芳軒のは「白」一種のみ、長久堂のは白、抹茶、黒糖の三種である。どちらも小ぶりで値段も1個280円と上菓子並である。レア&プレミアム水無月なのだ。塩芳軒の白と長久堂の抹茶を買う。

 塩芳軒のは少し生地が固めで、上のあずきともどもとてもあっさりしている。水みたい、とでも言うのだろうか、氷室の氷を形だけではなく味でも表したのか、ふだん食べ慣れている水無月とは少し異質な感じすらする。

 長久堂のは小豆の上に薄く錦玉が流してある。初めて食べたのだが、抹茶の苦味がよく効いていてとてもおいしい。たちまち気に入ってしまった。上の錦玉も思ったほど甘くはない。

 最後に、近所のお店のもの。白と抹茶と黒糖の三種。値段は1個130円と良心的でちょっと大ぶり。抹茶の味は弱いが黒糖の香りは良いし、上の小豆も大きなものがたっぷりで味もいい。ここのはおいしいのだ(^^)。

 子供の頃から外郎が好きだ。したがって、水無月も好き。でも今は、「小豆が邪魔。」とは思わないのだ。成長?

 茅の輪も25日にくぐった。水無月も食べた。半年分の厄も落ちただろう。新たな気持ちでがんばります。

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mercredi 29 juin 2005

フリアンディーズ

 BiVi二条に、フリアンディーズの支店ができた。烏丸夷川(正確には夷川車屋町東北角)に本店があるこのパン屋は、わたしが京都で3番目くらいに好きな店だ。品揃えが豊富で、サンドイッチの種類も多いし、またデニッシュがおいしい。

 特にここのフリュイ・コンフィという文字通り砂糖漬けのフルーツがたっぷり入った甘い菓子パンが好きなのだ。このパンはなぜか大きいサイズのもののみで、小型のものがない。通常の菓子パン4個分の大きさで、4つに割って食べるようになっている。以前は表面にアイシングがたっぷり絞り出してあって、その甘さとシャリシャリ感がとてもよかったのだけれど、甘すぎると苦情が出たのかは知らないが、いつの間にかアイシングがホワイトチョコレートになってしまった。残念なことである。アイシングの復活を願う。

 朝8時半前に行くと、もうすでに多くの種類のパンが並んでいる。本店と変わらぬラインナップである。フリュイ・コンフィもあるのを発見しうれしくなるが、今日は買わない。

 ハム・チーズ・レタスとポテトサラダの耳付きサンドイッチと、ミニサイズのソーセージのクロワッサンソレイユという名の夏向きのデニッシュと、小さなマドレーヌの袋詰を買う。

 ソレイユは、さくさくのデニッシュの中に特製サワークリームが焼きこんであって、その上に、キウイ・パイナップル・甘夏がたっぷり入っている。冷やして食べると果物のさわやかさが引き立ってとてもおいしい。

 マドレーヌは職場の休憩室に置いておく。これもパン屋のお菓子にしてはおいしくて、皆のよいおやつとなる。

 通勤途上に、遠回りせずに好きなパン屋に寄れるのはありがたい。

 BiVi二条は・・・。う~ん、あとは大垣書店が入ったのはいいとして、食べ物関係ではあんまり・・・。どうしてかな??

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mardi 28 juin 2005

見つかったメモ書き

 部屋を整理していたら意外な場所からメモ書きが見つかった。また忘れるかなくすかするだろうから、記録しておこう。引き出しの中にもまだ何かありそうだが。

 2003年12月24日夜 カフェ・アンティムにて 15000円のジビエづくしのコース

 仔鹿のテリーヌ ショコラのソース  仔鹿の生ハム・栗のペースト添え

 熊肉のコンソメ  13種の雑穀のリゾット添え

 軽く火を入れたリエーブル(野うさぎ)とフォア・グラの和え物(?)

 ラングスティーヌのロティ ソース・クルスタッセとココナッツのソース

 野鳩のロティ フォア・グラ添え

 フロマージュ モン・ドール、フルール・ド・マキ etc.

 白ワインに浮かべたカルヴァドスのソルベ

 古典的な手法で作ったココナッツのムース・グラッセ いちごのソースかけ   パッションフルーツのソルベ  菊型に焼いたダックワーズ生地(あるいはビスキュイ・ア・ラ・キュイエールか?)

 エスプレッソ

 小菓子  りんごの蜂蜜漬け  トリュフショコラ

 飲み物 シャンパーニュとボルドーの赤ワイン

 とてもおいしかったのだけれど、今あらためて見ると暑い・・・。季節ではないのだなあ・・・。クリスマスのメニューなのでこんなに高い。ふだんは6000円からである。この店はマダムがワインも丁寧に説明してくれるのに、メモの様子から見ると、すっかり忘れました、というか頭に入ってません、という感じだなあ。なんかもったいない。

 しばらく行っていないカフェ・アンティム、また行きたくなっている。 

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二つの「ながたけ」

 老舗、おくむらおがわよねむらsa・ka・mi、新しい店、まえかわながたけsi・ba・ki。「シェフの名前系(?)レストランである。最近また増えてきているのだろうか。その内の1軒、仏光寺の北に4月にできたばかりのレストランNAGATAKEにお昼ごはんを食べに行く。シェフはおがわで15年修行をされたという、永竹さんである。

 路地の奥の一軒家である。ドアを開けると左に階段、右にカウンターとテーブル席。2階も使われているようで、けっこう広いお店だ。温かみのある内装やテーブルセッティングで、マッダ~ムが好みそうな雰囲気である。実際に客のほとんどは女性で、マダム、コマダム、PTA風ママランチ。近くに小学校があるからなのだろうか。2階も1階も賑やかである。

 いただいたのは1890円のミニコース。カトラリーはクリストフル。お箸までクリストフル。食器にも凝っているようだ。

 小さな前菜

  新れんこんと鯛のミルフィーユ  柚子味噌風味のソースで。下にしゃきしゃきのさっとゆでた水菜

  ラタトゥイユと鱧とブロッコリーのフリット  フリットにほんのりカレー風味がついている 

  穴子と卵の蒸し物  上にスライスオニオン、貝割菜  う巻のようなとても上品な味

  3種の前菜のうち、一つが温かいものというのはうれしい。配慮がしてあると思った。どれもが少し和食のような(「名前系フレンチ」の特徴なのだろうか?)印象もあり、優しい味。

 じゃがいもの冷たいスープ  バジルとガーリック風味のオリーブオイルが浮かせてある

  かまくらのようなこんもり丸い器で供される。受け皿まで冷えている。スープももちろんきりっと冷えており、とてもおいしい。冷やしたスープはあまり好きではない方なのだが、これは味加減も口当たりもとてもよくて上品な味。

 豆腐のハンバーグ  照り焼き風のソース(たれ?)グリーンサラダとトマトの付け合せ

  突然日々のおかずのような料理が出てきたのに驚く。しかしレストランらしくオーブンで仕上げているのはへえと思った。

 レアチーズケーキ ブルーベリーのソース  白ワインのジュレ 中に小さなぶどう(?)とオレンジ

  白ワインのジュレがふるふるでおいしい。

 コーヒー  デミタスカップで

 パン  ドンクのバゲットだった。オーブンで温めて バター

 この前行ったマルミトンとはまた別のおいしさ。全体的に穏やかな、体にもよさそうな味の料理である。3人でやっておられたが、カウンターの中はとても忙しそう。それでもシェフはにこやかで感じが良い。帰る時にはドアの外まで見送りにでて来られたのはびっくり。

 夜もまた行ってみたいと思った。

 ながたけつながりではないが、夕刻、茶香房 長竹へ行く。こちらはレストランのシェフとは字違いの長竹さんがご主人である。作務衣を着ている・・・。

 店内は常連さんと思しき中年の女性ばかり。独り客が多い。中国茶の専門店かと思ったら、お酒や食べ物やごはんもあって、なんとも不思議な店である。

 お薄氷(900円)をいただく。

 綿のような、普通のかき氷とはまったく違う感触、食感のかき氷である。蜜がかけてあるのではなく、お茶碗に点てたお薄の上に氷がこんもりと乗っている。甘味はまったくない。別の器においしい金時と柔らかい白玉が3個ついてくる。

 宇治氷とはまったく別ものと考えた方がいい。グリーンティーではなく、冷抹茶だ。甘くないものは珍しい。金時と白玉はお茶受けのようなものだ。暑くて本当にのどがかわいているとき、甘くないおいしいお茶は五臓六腑にしみわたる。このメニュー、もっと普及しないだろうか。

 *レストラン NAGATAKE

 京都市下京区仏光寺通り高倉西入ル北側

 TEL 352―1155  水・第二木休

 *茶香房 長竹

 京都市中京区先斗町三条下ル材木町189

 TEL 213―4608 水休 

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lundi 27 juin 2005

中村軒

 今年の水無月は、本当に水のない水無月である。そして暑い。午前10時で屋外は30度を超えている。通勤途上で10時のおやつ、中村軒へとマンゴー氷を食べに行く。

 こんもりと器に盛られた氷に鮮やかな山吹色の、ほとんどピュレと言っていいようなとろんとしたマンゴー蜜がたっぷりとかかっている。てっぺんにはフローズンマンゴーが一切れ乗っている。小さなガラス容器に、「蜜が薄くなったらお使いください」と、追加の蜜が出される。

 甘いマンゴーそのものを食べているようだ。それどころか、上等な白蜜とマンゴーのピュレが混ざって、もっと甘く、おいしくなっている。口の中で溶けたあとに、シンプルな「みぞれ」を食べた後のような蜜の香りが、ほのかにふっ、と香るのだ。追加用の蜜は、マンゴーだけのようで、かかっている蜜よりも甘みはずっと少ない。

 シンプルに蜜と氷とマンゴー一切れ。クリームだのミルクだの装飾がないのがかえって良い。ひとときの涼である。

 せっかく来たのだから、と麦代餅水無月(30日にはなっていないけれど、好きなので思わず衝動買い)を買う。お昼ごはんはお菓子・・・。

 子供の頃以来食べていない麦代餅。お餅が適度に固いのがいい。あんもおいしいし、かなりのボリュームである。ごはんに持ってこいだ。水無月もやさしい穏やかな甘さ。たまには和菓子もいいものだ。

 *中村軒

 京都市西京区桂浅原町61

 TEL 381―2650  水休

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dimanche 26 juin 2005

『こげぱん三都ぶらり旅日記―京都・大阪・神戸(京都編)』

 朝食にエズ・ブルーのパンを食べる。味は普通かな。近かったらたまには行くかも。

 久しぶりに食べ物・京都関係の本を読む。

 『こげぱん三都ぶらり旅日記―京都・大阪・神戸(京都編)』  たかはし みき/著  ソニー・マガジンズ 2005年

 北海道、沖縄に続くこげぱんの旅日記シリーズの三作目である。ぱんキャラがなかなかかわいいし、またイラストもぎっしり緻密でイラストエッセイにしてはけっこう見ごたえがある。作者一行の6日間の京都滞在を綴る。

 身分を明かしての取材旅行(おそらく経費も?)であり、ヤサカタクシーとのタイアップもあるのかとても盛りだくさんな内容で、取材先でもかなりの優遇があったのだろうと思われるけれど、旅人らしく、行く先々で楽しんでいるのは非常に好感が持てる。観光客がたくさん行く場所でも、あまり知られていない場所でも、旅は楽しまなければ損なのだ。

 パン屋が特に取り上げられているのは「こげぱん」だからか、あるいは京都のパンが全国的に有名(?)だからなのか。不思議なことにパンはあってもケーキはないのだ。

 練香を作ったり、扇子を作ったり、舞妓に会ったり、いろいろな体験をしているが、どれもなかなかおもしろそうで、旅行者でなくてもやってみたいと思うものもある。

 祇をん かにかくにが毎土曜日にやっているという、舞妓鑑賞会にはそそられてしまった。お菓子付きで1050円。昼食をそこで食べた人は優先的の上席(アリーナ??)に座らせてくれるらしい。舞を見て、舞妓ちゃんと話せて写真も取れるのだとか。舞妓ちゃんは日によって違うのだろうけど、著者が会った人は美人だったそうだ。かわいい舞妓ちゃん、会ってみたいなあ。千代菊愛読者のM嬢、いかがですか?かわいい舞妓ちゃんですぞ~。

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samedi 25 juin 2005

マルミトン

 マルミトンでお昼ごはんを食べる。この店は寺町今出川を下がったところに、ひっそりとある。どっしりとした木のドアからは中の様子はまったく見えない。小さな看板とフランスの国旗でようやくフランス料理店かとわかるくらいである。入りやすいとは言えない。しばらく前からずっと気になっていたこの店に、粘着気質をフルに発揮して、ようやく行ってみる。

 ランチコースは2940円のコースひとつだけらしい。シェフが今日の料理を説明してくれる。表にメニューのプレートが出ていたのだが、内容はまったく違う。きっと日替わりか週替わりなのだろう。メインは、鱸のポワレ、鴨のコンフィ(これは表のプレートと同じ。それによるとシャラン産か?)、鶏の煮込みの3種類から選ぶ。鱸も好きな魚なのでかなり迷うが、鴨のコンフィにする。

 今日の料理は・・・

 アボカドと小えびのサラダ  セルクルで形を整えて盛られたサラダの周りには、トマトのクーリ(?)、バルサミコ酢、オリーブオイルが流してある。

 サイコロ大に切ったアボカドとゆでた小えびが、ゆでた卵黄を加えてなめらかにしたようなこっくりとした風味のマヨネーズで和えてある。アボカドのねっとりした食感ともよく合ってそれ自体がソースのような濃厚なおいしさ。ぷりぷりのえびもたっぷり入っていてとてもおいしい。塩味はけっこう効かせてあるように感じた。サンドイッチの具にしてもおいしそうだ。残ったソースをパンに付けて食べたらおいしかったのだ。

 鴨のコンフィ  骨付きもも肉が1本ど~んとお皿に盛ってある。鴨の下には柔らかいじゃがいものピュレ。その周りには粒マスタードとハーブのソース。

 鴨の表面はぱりっと香ばしく焼けていて、身は柔らかい。皮がぱりぱりとしてとてもおいしい。身にもしっかり味が染み込んでいて、ソースを付けても付けなくても、そのまま食べてもじゃがいもと食べても、どのように食べてもおいしい。じゃがいものピュレも、バターがふわっと香って美味。

 グレープフルーツのソルベ  よく冷やされたガラスの器で供される。ソルベの下にはとろんとろんのスパークリングワイン(シャンパーニュかな?)のジュレ。

 鮮烈なグレープフルーツの香味が広がって、一口で感動した。ジュレも好みの固さで、微炭酸が感じられてさわやか。お代わり!と言いたくなる。

 エスプレッソ  コーヒーや紅茶もあり。

 パン  大ぶりに切られたバゲット   バター  無塩バターを気前よく

 どの料理も本当においしかった。ランチで2940円は確かにお手頃とは言えないけれど、この味なら納得である。店の雰囲気もシンプルかつ清潔で美しく、居心地がよい。シェフ一人で料理もサービスもすべてやっておられたのだが、いつもそうなのだろうか。シェフは物静かな印象の方で感じがよかった。

 夜は予約のみ、8400円のコースだけになるらしい。土曜日の12時過ぎであったが、客は他にはいなかった。もしかしてはやっていない??そんなことはないだろう。常連さんがたくさんいそうな店である。夜もぜひ行ってみたいけど・・・。頑張りませう(笑)。

 新規開拓は残念な結果になることもわりとあるけれど、ここは本当によかった。

 *マルミトン

 京都市上京区寺町今出川下ル真如堂前町100番

 TEL 231―0822  水休

 

  

 

 

 

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vendredi 24 juin 2005

脂が多い

 プチメック経由で出勤すると、M嬢も同じくプチメックでパンを買って来ていた。ニアミスである。今日は10時半頃に行ったので、パンもサンドイッチも出揃っている。瓶入りプリンも出ている。

 休憩時間に同じく遅番のM嬢とサンドイッチを食べる。わたしは田舎風テリーヌのサンドイッチ、M嬢は豚の塩漬けとキャベツのサンドイッチだ。わたしは両方食べたことがない。

 小型のパンに、テリーヌが気前よく挟んである。けっこうな厚みである。表面に網脂ががっちりと巻いてある。また、中も白い脂が多い。もともと脂身は大好きなのだが、コレステロール値を考えると、食べるのに躊躇してしまう。胃もたれもいやなので、網脂だけははずして食べる。

 さらに驚いたのが,豚の塩漬けである。同じく小型のパンに、まさに塊と言ってもよいくらいの肉が2個挟んである。しかも大きな方の肉塊の4分の3は白い脂身である。脂身の苦手なM嬢が、食べられない、と嘆いている。少し味見をさせてもらうと、味はいい。しかし脂なのである。躊躇。

 いつの日かコレステロール値を下げて、後顧の憂いなく脂身を心行くまで食べてみたいものだ。バターの塊も好きさ、すき焼きの脂も大好きさ!

 偶然に二人ともバナナとチーズのタルトを買っている。これは遅番のお供に。焼き込んだタルトはたいてい室温で食べるのがおいしいが、このタルトは少し冷やして食べるのがおいしいのだ。たっぷり入ったバナナの香り、なめらかなアパレイユ、表面のキャラメルの香ばしさ。甘くてとてもおいしい。

 店は朝から人がたくさん入っていた。営業日数を減らしてかえってお客が増えているのかもしれない。

 

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jeudi 23 juin 2005

とむてとブレッド☆ルーム

 皆さんは、目川探偵をご存じだろうか。嵐電の駅などに大きな顔写真入りの目立つ看板を出していて、探偵なのに面が割れているのではないかと人を不安にさせるあの探偵である。その事務所が、西洞院花屋町にある。普通の民家なのに、でかでかと「機動捜査」と書かれた看板が異様に目立ち、回転灯まで回っている。いつ通ってもシュールな光景である。しかし面が割れているにせよ、「相沢京子調査室」が伸して来ようとも、長年つぶれもせずにそこにあるということは、やはりニーズがあるということなのだろう。

 遅番のときにはたいてい、自転車に少しでも長く乗りたいので遠回りして職場に向かうことにしており、その途上でパン屋に寄ってお昼を買ったりお菓子屋に寄っておやつを買ったり、一石二鳥としているのだ。今日の北上ルートに選んだのは西洞院通である。

 目川探偵事務所から少し北へ行ったところに、とむてという小さなケーキ屋がある。かれこれ20年くらいはあるはずだ。近年改装したようで、以前より大きくなっている。何か買おうと寄ってみる。実に15年ぶりくらいだ。入るとイートインまでできていた。立地もよいとは言えない小さな店なのに、規模も拡張して、長年つぶれもせずにそこにあるということは、やはりニーズがあるということなのだろう。

 ケーキの味は忘れてしまっているが、チェリーのタルトを買ってみる。昨日からチェリー続きであるが、今日のは、クレーム・ダマンドにチェリーが焼き込まれているものだ。お昼に食べるかおやつにするかは未定ながら一つだけ買う。

 その後パンを買いにブレッド☆ルームへ走る。ここは少し毛色の違ったパンを売っているのでたまに買いに行く。今日はチーズとトマトとオリーブのベーグルを一つ。

 お昼にベーグルを食べる。温めなくても、クリームチーズがなくてもおいしい。もちもちと噛み応えがあるので、満腹感が出て、ダイエット向きである。

 タルトはおやつに回す。クレーム・ダマンドがしっかりしている。けっこうおいしいのだね。再発見できてよかった。

 *とむて

 京都市下京区西洞院通揚梅下ル

 TEL 341―7433 火休

 *ブレッド☆ルーム

 京都市中京区二条通麩屋町東入ル

 TEL 212―5036 水・第1,3木休

 

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mercredi 22 juin 2005

ぼんじゅーるとトゥ・レ・ドゥー

 Bonjour,tous les deux。こんにちはお二人さん??つなげて書くとありそでなさそなフランス語になるけど、こういう呼びかけ表現はありなのだろうか。

 家の前で下水管の工事をやっていて、うるさい上に水道も止まるというのでせっかくの休みというのに午前中にさっさと家の大掃除をすませ、外出することにする。

 お昼はぼんじゅーるに行ってみる。ハンバーグとカレーがおいしい店とのことである。少し前にこの店のごく近くの大々的にハンバーグ専門の看板を出している店でとてもまずいハンバーグを食べて(というかまずくて半分も食べられなかったのだ)以来なんとなくこの界隈のハンバーグに警戒してしまうのだが、アルシェさんおすすめだから心配はないだろう。

 カウンター中心の気軽な感じのお店である。ご主人の話ではサラリーマンが多いとのことで、常連らしき人もちらほら。ハンバーグのランチを、プラス100円でカレーにしてもらって・・・と考えていたが、メニューを見れば、ビーフシチューにも心ひかれる。結局1000円のスペシャルランチ(煮込みハンバーグ・ビーフシチュー・えびフライ・生野菜・炒めスパゲティーの一皿に、みそ汁、ごはんはプラス100円でカレーにしてもらう)に決定。いろんな種類がちょっとづつ味見ができてうれしい。

 えびフライのソースがおいしい。マヨネーズからして手作りだ。ビーフシチューのドミグラスソースは少しさらっとしているが味は深いしお肉はかすかすしていなくてよいお味である。メインのハンバーグは、一言で言うと、熟成された味、かな。タネ自体をよく練って練って寝かせてあるのか、肉自体寝かせた肉を使っているのか。驚くほどなめらかなタネでナツメグなどのスパイスが効かせてある。タネ自体にきちんと味がついている。カレーはちょっと甘辛い。チャツネかな。果物も多く入っているのかもしれない。複雑なおいしさである。

 ちょっと欲張ったかと思ったけれどどれもおいしくてぺろりと平らげ、満腹、満足である。今度はどれかをピンポイントで食べてみよう。

 しばらくの後、トゥ・レ・ドゥーでお菓子を食べる。この店もけっこう好きで、たまに来る。店内にイートインの席が6席ある。販売スペースに置いてあるので落ち着くということはないが、ここのケーキセットは破格に盛り沢山で、お菓子のコースのようなのだ。

 1050円のMenuAを注文する。

 最初は小さなグラスに入った季節のソルベ。今日は いちごをベースにマンゴー、パイナップルをブレンドしたソルベ。前菜である。グラスに入れてから冷凍庫にいれてあるので少し固いのが残念だが、味はおいしい。この「前菜」はテイクアウトの客にもふるまわれるのだ。

 次にショーケースから選んだ好みのケーキとその日のグラスの一皿。主菜である。今日のグラスはバニラ。ケーキはソレイユを選んだ。チェリーを焼き込んだタルトの上にチェリーのムースを乗せ、その周りをカットしたいちごで飾ってある。日輪のように見えるからソレイユなのだろう。タルトの生地もしっかりしていておいしく、チェリーもたくさん入っているし、かなり大ぶりでもあり、ムース系とはいえかなり食べ応えがある。

 次は小菓子の盛り合わせ。デザートである。足つきの小さなコンポートに色々な種類が美しく盛られている。

 チュイール薔薇のマカロン(親指の爪ほどの大きさなのにきちんとクリームがはさんであってとてもかわいい)・パイナップルのバターケーキオレンジのバターケーキ(周りのグラス・ア・ローがけがなんとも好み)・チョコレートとくるみのバターケーキアーモンドとピスタチオのオレンジ風味の柔らかいキャラメル、チョコレートがけトリュフスライスオレンジのコンフィのチョコレートがけヘーゼルナッツのチョコレートがけ、ココアまぶし

 どれも小さいのに味がぎゅっと詰まっていて舌に楽しい。

 これに好みの飲み物が付く。紅茶はポットサービスで注し湯もくれる。

 欲張りである。夕食は食べないが、これは想定済み。これでいいのだ。

 *ぼんじゅーる

 京都市中京区六角通烏丸東入ル

 TEL 221―6569 日・土祝の夜休

 *トゥ・レ・ドゥー

 京都市中京区三条新町東北角

 TEL 254―6645 不定休

 

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mardi 21 juin 2005

弘法さんにピカポロンツァ

 21日がめずらしく休みと重なったので午前中弘法さんに行く。弘法さんとは、言うまでもなく弘法大師空海のことであり、ここ京都においては毎月21日の大師の縁日に東寺で開かれる市のことでもある。

 弘法さんには小学生くらいまでは祖母に連れられて毎月行った。たこ焼きが大好きで、いつも決まった場所にある店でよく食べた。境内に入るなりたこ焼き屋に向かうわたしを、祖母は「先にお参りが済んでから」とたしなめた。御影堂から、周りを回ってなでる亀の石像、観音さんやお地蔵さん、修行大師の像、南の端から高野山に向かって手を合わす場所、と順に巡る。いつもは南無阿弥陀仏だけれど、この日だけは祖母に教えてもらった南無大師遍照金剛、である。祖母は決まって言った。「ありがたや~高野の山の岩かげに~大師はいまだおわしますなる~」。御詠歌である。

 そんなことをつらつらと思い出しながら、順番どおりにお参りをし、境内をぶらぶら歩く。昔と違って、市も変わっているようだ。去年の終い弘法は混み過ぎていて気づかなかったところもよくわかる。店は、先日初めて行ってみた知恩寺の手作り市で出しているような店が増えているようだ。なんとなく植木の店が少なくなっている。丸干しを盛大な煙を上げて焼いていた店ももうない。食堂(じきどう)の近くでいつもやっていた蛇の見世物はもうとうになくなっている。店ではないけれど、いつも亀を見ていた池の石橋はあるけれど、「泥亀」はもういない。ノスタルジーを掻き立てられ、少し悲しくなってくる。

 職場のご近所のスロヴェニア料理の店、ピカポロンツァが出店をしているのを発見して驚く。ご主人ととてもローカルな会話をしていちじく入りそば粉パンと、いちじくと赤ワインのタルトを一切れ買う。奥さんがハーブティーをサービスしてくれる。うれしい。短い昼休みだけれど、今度自転車を飛ばしてランチに行ってみよう。まだ食べに行ったことはないのだ。

 *ピカポロンツァ

 京都市右京区太秦森ヶ東町29―7

 TEL 871―0146  月・毎月21日休

 

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lundi 20 juin 2005

ブログ1ヶ月

 思い立ってブログを始めて1ヶ月が経った。友人・知人にはほとんど存在を知られていないこのブログ、ほぼ日刊、くらいのペースでと考えていたが今のところは文字通りの日刊になっている。毎日毎日なんやかやとよく食べたということだ。ちょっと恥ずかしい。同時にダイエットも1ヶ月である。水分などの誤差を差し引いて、マイナス1.2kgは確定というところか。まことに喜ばしいことである。

 まったく別の友人2人から、今まで一緒に行った店のマップかリストを作ってほしいとほぼ同時期に言われ、ブログの記事の投稿の日時を過去に遡って設定し、過去10年分は残している手帳を繰って簡単に書いていけば、リストができるという目論見あってのことでもあったが、果たしてそれはできなかった。投稿日を過去や未来に設定するには、月額幾らかの料金がかかるのだ。何と言っても無料ですから、このブログ・・・。

 そんなわけでリストは地道にエクセルで作っております。輪をかけて味気ないリストです。何たってエクセルですから。しかもいつできるかわかりません。忘れたころにお二人にはお渡しいたします。Toハカセさん、ゆみ。

 閑話休題。

 ここでたまに本の記録もしているが、一応食べ物関係の本しか記録しないことにしている。しかしそうしているうちに、新たに読書ブログを作りたくなってきている。わたしにとって本を読むことは食べることと同じだから。過去に、バックアップが取れないままウィンドウズをリカバリーするはめに陥り、エクセル(わたしはエクセル好き)で作った2年分の読書禄が消えてしまうという苦い経験がある。ブログにしてwwwのどこかに記録が残っているなら、安心かもしれない。

 遅番の夕方おやつに、パステルのなめらかメロンゼリーを食べる。赤肉メロンと青肉メロンの果肉がごろごろ。瓜好きのため、この前食べたゼリーより格段においしく感じる。

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dimanche 19 juin 2005

B.L.T

 今日はめずらしく西小路通を北上するルートで出勤する。途中B.L.Tでパンを買うことを思い立つ。ちょっと不便なところにある小さなパン屋であるが、けっこうおいしいのだ。デニッシュ系もおいしいし、ベーグルも種類がたくさんあってなかなかいける。サンドイッチもおいしい。プリンが丸ごと入ったパンなどユニークなパンもあるのだ。

 好きな甘いクロワッサンにするか、焼きたての札が出ているベリーのベーグルにするかかなり迷うが、結局田舎サンド(自家製カレーコロッケ)と、ラズベリークリームとブルーベリーの新作デニッシュを買う。ちょっと胃がもたれぎみだけれど、お昼にはましになっていたので2個とも食べる。

 それにしてもこの土日の仕事運は大凶である。2日連続ヘンな人に大当たりだ。明日行ったら休み、明日行ったら休みと唱えつつ気をなだめる。こんな日もあるさ。

 *B.L.T

  京都市右京区四条西小路西入ル北側

  http://kyoto.cool.ne.jp/blt/top.htm

  サイトがあったのか。今発見。

 

 

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samedi 18 juin 2005

茶福箱とベックルージュ

 一日早い「父の日」をする。すっかり出不精になってしまった父であるので、外食はやめ、井政茶福箱を頼む。

 12cm四方の2段の桐箱に、紺色の真田紐がきちんと結ばれたコンパクトなお弁当である。屋外で食べることを想定しているため、膝に敷くための店の名前入りの手拭いまで付いている。

 ふたを開けるとまず飛び込んでくるのは緑色。彩りに添えられた緑のもみじ、枝豆、青梅、木の芽の田楽味噌、敷かれた葉っぱは紫陽花の葉。緑色は食欲を減退させるというが、ここではそんなことはない。6月の、まだ早い夏の気分がよく出ている。12cm四方の小さな空間に、凝縮された調和の世界があるのだ。この調和こそお弁当の魅力である。

 上の段

だし巻  生麩の木の芽田楽  ごぼう入り・けしの実を振ったかまぼこ  枝豆  鮎の甘露煮  鯛の塩焼き  みょうがの甘酢漬け  ひろうすの煮物  湯葉の煮物  小芋の煮物  にんじんの和え物  えびのあられ揚げ  ずいきの胡麻酢和え  青梅の甘露煮

 下の段

枝豆とさつま芋の炊き込み御飯  鰻の細巻  梅と紫蘇の細巻 刻み柴漬け

 だし巻の味がとてもいい。鮎の甘露煮は山椒が効いていて骨まで柔らか。ずいきは酸っぱさとまろやかさが絶妙。鯛は強めの塩が他の薄味のアクセントになっている。みょうがは香りとさくさくした感じが快く、甘酢も酸っぱすぎず、甘すぎず。

 御飯は薄味なのにだしのよい香りがするし、細巻は海苔の香りが豊かで、特に梅しそ巻はインパクトのある味。

 主に法事や何かの時だけれど、仕出しやお弁当は他の店に頼んでいたので、今回井政のお料理は初めていただいたのだがとてもおいしかった。近くでもあるのでまたお願いすることになりそうである。茶福箱は一つ4200円。

 お酒は先日、トミナガで買った量り売りの地酒の生酒と、祝米で作った京都産の純血、都丸である。冷やして飲む。どちらもとてもまろやかで柔らかくて、旨みのあるいいお酒である。

 食後のお菓子に、弟がベックルージュのお菓子を買ってくる。メニュー表をもらって帰って来たが、今日はほとんどメニュー表にないお菓子であるとのことだ。買ったのがどんなお菓子か、忘れん坊の弟は当然あまり覚えていない。いつもご主人は一つ一つ丁寧に丁寧に説明してくれると言うのに。

 箱を開けると、めずらしくホールをカットした形のものが多い。飾りはあまりなく、非常にシンプルである。

 シューパリゴー(?)

 あるいはメニュー表のプロフィトロールか?アーモンドダイスの付いたシュー皮の中に、クレーム・シャンティーがたっぷり詰まり、ナイフを入れるととろとろのチョコレートソースが流れ出す。クレーム・シャンティー自体がはんぱじゃなくおいしい。ソースと合わさると言わずもがな。

 オレンジのショートケーキ  

 上にも中にもオレンジがたっぷり使われている。生地にもオレンジの果汁がたっぷりと染込ませてあって、ジューシーでとてもおいしい。食べれば、ショートケーキか~・・・、という期待薄な気持ちが劇的に変わる。

 ライムとマンゴーのケーキ

 表面はライムの皮入りのライムのジュレ。緑が涼しげ。上層はライムの軽いムースで下層は角切りマンゴーがたくさん入ったマンゴーのムース。抹茶か煎茶風味のビスキュイが回りに巻いてある。鮮烈なライムの香りときりっとした酸味とマンゴーの甘い香りとねっとりした食感が対照的なようでいて合っている。

 チェリーとチョコレートのケーキ

 ミロワール・カシスのような外観で、表面は濃いルビー色につやつや輝いている。チョコレートの生地の間にはチェリーの果肉入りの、なななんとバタークリーム!わたしの好きなおいしいバタークリーム!小躍りする。

 パッションフルーツとチョコレートのケーキ

 生地にはパッションフルーツのジュースが染み込んでいる。挟んであるクリームは下層がチョコレートで、上がまたバタークリーム!!乱舞。

 皆で分け合って少しづつ食べる。デギュスタシオン大会のようになり、5個全部食べる。

 ここのケーキはわたしにとっては京都一であり、並ぶものも、迫るものもない。甘さ控えめなどというやなことはせず、実際、砂糖の甘さは少ないのかもしれないが、酸っぱいものは酸っぱく、苦いものは苦く、フルーツの香りは強く、非常にめりはりの効いた豊かな味である。素材の良さもよくわかる。意表をつくような組み合わせも多いが、どれもが美しく調和している。

 食べるのに最適な温度の指示があったり、持ち帰りの際には1個のケーキに2個の保冷材を使い、保冷シートで箱まで包む厳重さ。ケーキ一つの値段は相場からすると決して安くはないが、このクオリティの高さを考えると、決して高くはない。ご主人のお菓子を愛する気持ちがダイレクトに伝わってくるのがいい。

 ケーキはそう喜ばないが、料理と酒には父も喜び、よい父の日となる。

 *井政

 京都市下京区七条御前西入ル

 TEL 313―2394 火休

 *ベックルージュ

 京都市左京区一乗寺花ノ木町21―3

 TEL 706―5085 土日祝のみ営業 月休 その他の日は予約販売 不定休もあり

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vendredi 17 juin 2005

プレッツェル

 所用あって、出勤前に大丸へ行く。ついでにお昼ごはんを何か買おうと地下を物色していると、ベーグルKのコーナーに、新製品らしきものがあった。見てみると、プレッツェルである。と言っても、塩味でかりかりのものでもなければ、ドイツ式の本物、褐色の表面に塩の結晶がついたものでもない。パン生地を編んで焼いたもののようだ。 味はプレーン、ストロベリー、チェリー、チョコバナナ、カプチーノ、シナモン、ジャスミンなどなどたくさんあって、1個137円。コレステロール0が気に入った。

 昼食にジャスミンと、チョコバナナをオーブントースターで温めて食べてみる。うす甘い素朴なおやつパンという感じ。もしゃもしゃ食べていると、女の子が「それおやつ~?それごはん~?」と言ってきそうな感じである。おいしいのかどうなのかよくわからぬまま完食。もしゃもしゃ。

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jeudi 16 juin 2005

なめらかパイナップルゼリー

 朝食に、パステルなめらかパイナップルゼリーを食べる。巷ではこのパステルのゼリーが人気のようだ。なめらかメロンゼリーは夕方いつ見ても品切れである。

 パイナップルがごろごろ入っていて朝にうれしい。おいしいのだけれど、ゼリーがゼラチン製ではないのが残念。わたしはゼラチンで作った、それも固まるか固まらないかくらいのゼリーが好きなのだ。寒天はまったく別物として好物であるが。

 遅番の途中、午後6時頃、空腹で、スタミナ切れで突然動けなくなるボブ・サップ状態になる。こんなこと今までなかったのに。体調が悪いのかも。

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mercredi 15 juin 2005

フリュイ・ド・メールとさのわ

 休日である。15日なので知恩寺の手作り市へ行ってみる。来ている人は老いも若きも女性が多い。そう広くはない境内にいろいろな店がひしめいている。1軒あたりの占める場所は狭いのだが、ぎっしり、という感じである。バッグに服、アクセサリー、陶器とさまざまである。男性の店も多いがたいてい皆アーティスト風。

 食べ物では野菜、アイスクリーム、インドカレーのぐるぐる巻(??)、サンドイッチ、有名になった御多福珈琲には列ができている。一通り見てみると、カントリー系また、ナチュラルorオーガニック系の焼き菓子を売っている店が多い。アメリカンクッキーやマフィンやクッキー、なぜかチーズケーキも。若い女の子が2人ほどで出している店と年季の入った女性の店が目立つ。

 お昼ごはんはフリュイ・ド・メールに行ってみる。下鴨の住宅街の中の自宅を改装してやっているというフランス料理の店である。

 看板が出ているほかは、ドアからしてまったく普通の家である。営業中とは書いてあるが、入ってよいものかしばし躊躇する。呼び鈴もないようだったので思い切ってドアを開けるとやはり普通の家。なぜかとても緊張する。すぐに奥さん(まさに家の奥さん、という感じで)が出て来られた。予約がなくても大丈夫ですかと思わず尋ねてしまうが、問題なくすぐ奥へ通される。もちろん靴を脱いで上がる。ダイニングルームは広いけれど、食器棚やアップライトピアノも置いてあって、これまた親戚の家に遊びに来たみたいである。厨房も広くはないようで個人宅のキッチンのようだ。そこでご主人が料理を作っている。

 いただいたのは1890円のランチ。

 赤パプリカの冷たいスープ

 鴨のロースト オレンジソース 付け合せには新じゃが、玉ねぎ、ベーコン、ズッキーニ、茄子、プチトマトなどのソテー

 黒ごまのブランマンジェ パイナップルのソルベ パイナップル

 とても胡麻味。ソルベがおいしい。

 パン (バゲット) バター

 パンはお代わりを持ってきてくれる

 コーヒー

  なぜかとてもアメリカン

 料理は際立った特色はなく、無難な感じ。家庭的な味。

 御室の友人を訪ねがてら、さのわへ行く。あずきのフロールを食べる。

 お店は仁和寺の門のすぐ向かいのマンションの1階にある。モダンな感じの店で、イートインのカウンターのほかに津田陽子さんの焼き菓子(やはり長いものだけで小菓子はない)を売るカウンター、陶器やバッグ、アクセサリーを展示・販売している長いテーブルがある。

 飲み物のメニューは日本茶が6種と中国茶が2種のみ。津田さんの焼き菓子のカットしたものも食べられる。種類は「さのわ」(リンツァートルテ)、「ふぃぐ」(いちじくとアーモンドとチョコレートのお菓子)「かえで」(メイプルシュガーと蜂蜜のバターケーキ)、「みもざ」(オレンジピールのバターケーキ)、「ざっは」(ザッハトルテ)は夏季はお休みとのこと。ほかにおにぎりのセットが1000円で出されるようだ。

 ウィーン菓子が多いのは、さのわの女性店主がウィーン好きだからだそうだ。

 あずきのフロールは、単品ではなく、「おむろ」と名付けられた、煎茶とのセットでのみ出される。セットで1000円という価格は少し高いような気はするが・・・。

 あずきのフロールはやはりとても丁寧にきっちり作られている。フロールと同じく強く主張はしない穏やかな味である。あずきの風味だけは柔らかく主張しているので、生地すらもケーキというよりも和菓子を感じさせる。もちろん日本茶にもよく合う。

 津田さんはやはり教室に専念されるそうだ。

 *フリュイ・ド・メール

 京都市左京区下鴨松原町24

 TEL 781―9137 火休

 *さのわ

 京都市右京区御室竪町25―2 デラシオン御室1F

 TEL 461―9077 火休

 

 

 

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mardi 14 juin 2005

コンディトライ マウジー

 朝食に、昨日買った永楽屋香の果(かぐのこのみ)を食べる。甘夏を丸ごと使ったさわやかなゼリーである。老松の夏柑糖や和久傳の柚子こごりの仲間のようなものである。寒天製のゼリーだが、ぷるんと柔らか。朝に果物や果汁やこんなゼリーを食べるのがますますおいしい季節になってきた。さらにいただきもののラベイユの蜂蜜を開けてみる。「栗と冬青(そよご)」。冬青とはどんな植物なのかは知らないけれど、栗の蜜のくせが冬青と混ざってマイルドになって、幾分食べやすくなっているようだ。

 コンディトライ マウジーでお菓子を買う。ここは新大宮商店街にある、女性が一人でやっておられる小さなウィーン菓子の店だ。フランス菓子の店は多くても、ウィーン菓子の店はそうない。関西では茨木の、辻製菓専門学校の横山先生が開かれたカフェ・ヴィーナーローゼしか知らなかった。

 ご主人はハイナーで働いておられたという、ウィーンが大好きな方である。お菓子教室もやっておられるようだ。お店にはウィーン菓子の中でも軽いものが並んでいる。テーブル一つだけれど、イートインもできるようになっていた。前回うかがったのはもう2ヶ月以上も前で、しかも初めてだったのに、わたしを覚えておられたのにはかなり驚いた。お話好きな方のようで、前回ウィーンのお話などをさせてもらったからだろうか。わたしが、ドボストルテが好きなんです!と言うと、出したいけれどけっこう手間がかかってなかなか・・・と。

 夏向きのメニューに少し変わりましたとのことだったので、ドボストルテはないかと探すが、やはりない。たしかに夏向きでもないし。

 今回は、カフェ・クレームのカルディナールシュニッテン(メレンゲと卵黄のビスキュイを縞模様に焼いてコーヒー味のクリームを挟んだ軽いお菓子)とブランドタイククラプフェン(クッキー生地を乗せたシュークリームで、注文すると濃いカスタードクリーム入れてくれた)と、祖母へのおみやげにキプフェルン(ヘーゼルナッツの三日月形のクッキー)を買う。

 まだ2回しか行っていないけれど、興味をひかれるお店。

 *永楽屋

 京都市中京区河原町通四条上ル東側

 *ラベイユ

 大丸京都店B1階

 *コンディトライ マウジー

 京都市北区紫竹西高縄町82―1(新大宮通今宮上ル)

 TEL 495―7470 月休

 

 

 

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lundi 13 juin 2005

イル・バッカナーレ

 O下殿の誕生日のお祝いに、イル・バッカナーレに行く。O下殿のリクエストだが、わたしも気になっていた店だったので、一も二もなく賛成する。四条河原町で待ち合わせをして、京阪電車で行けば、伏見もそう遠くはなかった。

 店は駅からも近く、大手筋のアーケードの中ではないもののわりと人通りのある道に面していた。マンションの1階部分を、隣の日本料理店と二分しているようで店は縦長でそんなに広くはなく、カウンターもあって、気軽な雰囲気の店だ。飲み物のメニューには、伏見だからか日本酒もある。

 メニューはすべて黒板に書かれた中から選ぶアラカルトである。それぞれの項目、少し選択肢が少ないような気がしたけれど、相談しつつ選び始める。何度か行ったことのある店なら問題はないが、店によって一皿の分量に差があるので、初めての店ではどれだけ頼めばちょうどよいかけっこう悩む。

 選んだのは以下のとおり。お店の人の聞くと、量的に問題なしのようなのでこれで行く。

  前菜盛り合わせ  生ハム スモークサーモン サラミ 蒸鶏(?) かぼちゃのサラダ ひよこ豆 プチトマトのカプレーゼ 田舎風パテ

  どれも自家製かと思わせるおいしい味。蒸鶏にかかっているマヨネーズがまろやか。田舎風パテはピスタチオ入りで、レバーの味が効いている。かぼちゃにはチーズが混ぜてあり、かぼちゃの甘味とよく合っておいしい。もう少し食べたかったけど前菜だから食べ過ぎ禁物。

 中トロの炙り焼き 柚子胡椒風味

 2皿目の前菜。運ばれて来て驚いた。サラダの上にサーロインステーキのようなものが載っている。中トロを冊のまま表面を炙って、サラダ仕立てにしてあるのだ。中はレア。柚子胡椒の辛味や香りはあまり感じなかったけれど、オイルと酢ベースのソースがたっぷりかかっている。前菜だけどメインのような料理。トロだけに食べ応えあり。

 旬のワタリ蟹とフレッシュトマトのスパゲティー

 蟹の身がごろごろ入っている。一見スープスパゲティかと思わせるようなソースの量である。もちろんソースにも蟹味がたっぷり。

 小エビとポルチーニ茸のリングイネ

 これはクリーム系のソースだった。きのこのエキスが出ました、という様子の茶色いクリームソースがこれもスープスパゲティのようにたっぷりとある。ぷりぷりのエビもきのこもたくさん入っている。ポルチーニの味がよく出たソースがおいしい。

 フランス産ホロホロ鳥とフォワグラのロースト

 骨付きの足と大きいフォアグラ。ホロホロ鳥が淡白な分をフォアグラで補っているのか、見た目よりもかなり重い一皿。

 パン バゲットとフォカッチャが一切れづつ。別料金。

 飲み物は、スプマンテのハーフボトルとイタリアの赤ワインのをカラフで。名前は失念。お酒のことももう少し知りたいけど。

 料理は全体的にオイルが多用されていて、塩味がよく効いている。

 残念だったのはデザートの選択肢が3つしかなかったこと。いつもはデザートは欠かさないけれど、あまりそそられるものがなかったのでデザートとコーヒーはパスする。

 ここはコース仕立てでデザートまで食べようとせず、2~3品を選んでさっと食べるのによい店かもしれない。今度はランチに来てみたい。

 伏見はよく知らないので、四条まで戻ってコーヒーでも、ということになる。どこへ行こうか迷うが、結局リズムに行く。靴を脱いで上がれるし、ソファーでくつろげるし・・・のはずだったが、月曜日というのに、店は満員。ソファーなど空いていようはずもなく、かろうじて空いていたカウンターに座る。

 突然電気が消えて、ソファー席にバースデイケーキが運ばれて行く。聞けば21歳の誕生日だそうな。同じ誕生日でも・・・(笑)、と顔を見合わせる。が、ともあれめでたいのだ。ケーキではなく永楽屋の大福をO下殿に献上。ろうそく立ててほしかっただろうか・・・。

 さて、バッカナーレで甘味を逃したわたしは、柚子チョコミルク桜のモンブランを注文。夏越の祓も近いというのにここはまだ春メニューなのだ。ゆるい。

 柚子チョコミルクは、柚子茶入りのアイスココアだった。柑橘とチョコレートの組み合わせはいつでもおいしいのだ。ケーキは、よもぎのロールケーキの上に桜のクリームである。カフェのケーキにしてはここのはおいしい。よもぎ味も桜味もはっきり。

 O下殿はペルノーを飲んでいる。梅雨が明け、日差しが強くなって乾燥する季節になれば、パスティスのおいしい季節の到来である。わたしも1本買っておこうかな。

     イル・バッカナーレ

京都市伏見区新町4―465―5 マースリヴィエール1階

TEL 602―3399

     リズム

京都市中京区御幸町通四条上ル(スアンの上)

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dimanche 12 juin 2005

ル・プチメックとトミナガ

 お昼に食べるパンを買うため、ル・プチメック経由で職場へ向かう。今年からなぜかこの店は、金・土・日・祝しか店を開けなくなったのだ。お昼に食べる分を一つだけ買おうと思って中に入るも、決意空しく結局あれやこれやと買ってしまう。買ったものは、小エビとゆで卵のサンドイッチ(カスクルート)、ベルギー産チョコレートチップとドライクランベリーが入ったパン・ヴィエノワ・エレンカレーパン2号くるみとオレンジのパンの計4点。

 待ち遠しい昼になる。小エビとゆで卵のサンドイッチは具がたっぷり両端のとがったフランスパンに挟まっている。パンの両端の少しこげてぱりぱりしたところがなんとも香ばしい。ゆでた小エビはぷりっぷりで生臭くもないし、小エビとは言うものの身は大きめ。ゆで卵もたっぷり。マヨネーズにカイエンヌペッパーかな、赤いスパイスが振ってあって少しぴりっとしている。

 午前中強烈に忙しく、いつもより空腹だったのでカレーパン2号をオーブントースターで温めて食べる。このカレーパンは、玉ねぎパンにカレーを包んで焼いてある。表面に粉を振って、「2」と描いてあるのがかわいい。温めると玉ねぎの香りが漂う。ここのカレーパンはどういうわけだかとても辛い。カレーはカレーパン1号のものと同じだそうだが、そのカレーパン1号の説明書きには「おいしいかどうかわからないくらい辛いです」と書いてあるのだ。激辛とまではいかなくてもカレーパンとしては破格に辛い。店主の好みだろうか、謎。

 口の中の火事を治めるため、つい甘いものに手が伸びてしまう。パン・ヴィエノワ・エレン。チョコチップとクランベリーはたくさん入っているけれど、そんなに甘くはなく、さらっと食べられる菓子パンといった感じ。それゆえ半分だけと思ったものを全部食べる。

 午前中より輪をかけて忙しい怒涛のような数時間が過ぎ、午後3時45分となる。休憩に入る。くるみとオレンジのパン。アイスコーヒーとともに。やってしまった。結局全部食べるんやん!このパンは直径6cmほどの小さな(言い訳?)丸パンである。中にくるみとオレンジピールが入って、甘くはない。チーズといっしょに食べるとよさそうだ。くるみは嫌いなくせにオレンジピールにひかれて買ったのだ。非常に持ち重りがするから、ひょっとして、と思ったのだがやはり、くるみがぎっしり入っている。しかも丸のままのがごろごろ。さすがプチメック、くるみパンと言ったらとことんくるみなのだ。わたしには辛かったので後半はくるみをほじくり出して取ってから食べる。食べ物の神様ごめんなさい。わたしの目をつぶさないで下さい。裸のくるみに「二度と買うな」と言われているようだった。

 終業後、来週の父の日に贈る日本酒を買いに、嵯峨まで丸太町通を西へ走り、トミナガという酒屋に行く。「都丸」という伏見の地酒を買いに行くのだ。この酒は先日読んだ『京都みやげを買う前に』で紹介されていた、「祝米」という京都の酒米で作られている酒だ。この店の店主も参加して、その米から作っているというのだ。この店のほかあと2店舗でしか売っていないらしい。飲んだことはないけれど、めずらしいもののようなので贈りものによさそうだ。

 店に行くと、中に大きな酒の貯蔵タンクがあって、そこから酒の量り売りをしてくれるコーナーがあった。父の日の贈り物用の手書きラベルもつけてくれるという。試飲してみると、少し甘いような気がしたけれどおいしかったのでこれも買う。生酒なので要冷蔵とのこと。

 京都の地酒を集めたコーナーもあるし、日本酒のタンクのほかにも焼酎の甕もある。店員さんも親切だし、なかなか楽しい酒屋である。また行こう。

 *ル・プチメック

 京都市上京区今出川通大宮西入ル北側

 金・土・日・祝のみ営業

 *トミナガ

 京都市右京区嵯峨新宮町

 

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samedi 11 juin 2005

『美食の王様』

 夕食にニラとキムチのチヂミを焼く。食卓にも韓流の波である。とうがらしパワーで脂肪を燃やすのだ。体重は1.5キロ減。気をよくして書見に精をだす。

 『美食の王様  究極の167店珠玉の180皿』  来栖けい/著 筑摩書房 2004年

 すでにちょっと語り尽くされた感もある(?)著者は25歳の「珠食家」だという。この若さで食べに食べ、食べに食べ尽くしている。若いうちからこんなに食べまくって、生活習慣病は気にならないのだろうか、とかご本人の(あるいはご家族の?)仕事はなんなのだろうか、お父さんは海原雄山なのだろうかとか、幼いころから食の英才教育を受けたというがいったい何の目的あってのことなのだろうか・・・とか、著者に対して、一種叶姉妹に対するような興味が湧いて、正直店や料理についてのコメントに目が行かないのである(笑)。どうしてこんなに「過剰」になってしまってるのかなあ、と不思議な感じがした。

 京都の店も少しだけ掲載されている。千ひろは行きたいなあ。

 

 

 

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vendredi 10 juin 2005

『フランスの地方菓子』

 やってしまった・・・。仕事の帰りにジャスコへ行った。入り口を入ってすぐのところに31アイスクリームがあって、「ダブルを頼めばもうワンスクーププレゼント」キャンペーンをやっていた。ついふらふらとショーケースの前へ・・・。テンプテーションアイランド156kcal+ピーチクリームエクストリーム112kcal+ダイキュリーアイス103kcal=371kcal。どどどんっ、ご明算!何も三つも食べることはないのだ。三つも・・・(冷汗)。

 気を取り直して、雑穀、味噌、野菜の夕食後、書見に勤しむ。

 『フランスの地方菓子』 ジャン=リュック・ムーラン/著 学習研究社 2005年

 フランスの地方菓子というと、日本でもクイニー・アマンやカヌレがちょっとしたブームを起こしたのが記憶に新しい。一時期、大手のアンリ・シャルパンティエが、ファール・ブルトンヌを売り出そうとしていたがこれは不発だったのか、いつのまにか店頭から消えてしまった。

 このブームの後に地方菓子を紹介する本がちらほらと出版されるようになって、そのほとんどに目は通しているが、それでもこの本には名前すら知らないお菓子が紹介されている。ラングドッグ地方の「スメル」、ノルマンディーの「クラピオ」など、製法もめずらしく、名前からして方言のような古語のような、地方色豊かなお菓子がフランスにはまだまだあるようだ。死ぬまでには一度フランス一周お菓子を巡る旅をしてみたいものだ。

 この本の写真のお菓子は、かなりおしゃれをさせてあるかも。本来はもっと泥臭い?というか素朴なものだろうとは思う。しかしながらやはり写真は美しく、工程の分解写真も豊富でわかりやすい。巻頭の「フランス地方菓子のふるさと、土地の味と風土」は、地理の教科書のようでもあって読んでいるとつい暗記してしまうのだ。

                                                                                                                                                                                                           

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jeudi 09 juin 2005

初夏のクッキー

 休憩時間に、いただきもののヨックモックの季節限定モノ、初夏のクッキー・オレンジ初夏のクッキー・レモンを食べる。このあいだから気になっていたパッケージである。紅茶の葉入りの小さなクッキー。けっこうおいしい。

 毎年恒例のwakiちゃんのグループ展に伺う。今年は陶芸ではなく絵を出品されている。仕事のほかにも自分の世界を持っているというのはほんとにすばらしいと思う。そういう人は仕事のストレスにも強い。

 作品鑑賞の後は恒例の食事会だ。メンバーはwakiちゃん、H子さん、みーさん、スーギーちゃん、かねちゃん、わたし。職場関係の、現役もOGも先輩も取り混ぜたいつものメンバーである。誰かの段取りで、東洞院三条東入ルのハングリー・エレファントという店に連れて行ってもらう。今日の目的はおしゃべりなので、ゆっくりわいわいできる店だ。

 もともとは皆同じ職場にいたけれど、年月を経て、退職や異動で今はそれぞれ別の場所に勤務している。あれやこれやと話が弾む。皆それぞれに苦労があるようだ。こうしてときどき集まって話せる友達がいるのは本当にありがたいと思う。

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mercredi 08 juin 2005

ミディ・アプレミディ閉店

 おやつに、ミディ・アプレミディの焼き菓子を食べる。特に気に入っているのはオレンジが香るミモザと、ドライフルーツたっぷりのダンディーケーキであるが、ここの焼き菓子はどれを食べてもとてもおいしいのだ。どれもが、きちんと丁寧に作られていて、生地は繊細、バターの香りが豊かで、とにかく「新鮮な焼き菓子」といった感じなのだ。暑い時期には必ず冷蔵庫での保存が必要であるような、上質の焼き菓子である。合わせる飲み物は、紅茶がいい。コーヒーでは少し強すぎる気がするのだ。

 京都のケーキ好きなら誰でも知っていると思うが、この店で有名なのは「フロール」という名のロールケーキである。ただし店頭にはない。完全予約販売である。ちなみに店頭には生菓子はなく、あるのはクッキーやバターケーキのような焼き菓子ばかりである。フロールは、と言うと、実はわたしにはあまりぴんと来なかったのだ。焼き菓子と同じように、丁寧に誠実に作ってあるのはわかったのだけれど、焼き菓子を食べた時のような感動は残念ながらなかった。2回試してもそうだった。店頭に普通に置いてあったなら、また違ったのかもしれない。1本2800円という価格や、予約の電話もつながりにくく、予約後も長く待って待って・・・というプロセスが過大な期待を持たせてしまったからかもしれない。やはりこの店はわたしにとっては焼き菓子のスペシャリストなのである。焼き菓子において、この店の右に出る店には未だに出会っていない。

 昨日、所用あって自転車で寺町まで出かけた折、店の前を通りかかると何やら細かく字の書かれた張り紙が出ている。自転車を降りて読んでみると、なんと月末日で閉店する旨が書いてあるではないか。ショックを受ける。最近閉店や休業の知らせによく当たる。ここもなのか~??

 理由はどうやらフロールの方が忙しくなりすぎたため、とも考えられる。店主の津田陽子さんのいろいろと試行錯誤、熟考されての決断なのだろうけれども、非常に残念である。わが下京の灯がまた一つ消えるのだ。

 張り紙には「従来どおり、ゴスペルではフロールが食べられるし、さくさくクッキーの販売を行う」また、「さのわでは、新作、あずきのフロールが食べられるし、しっとり焼き菓子の販売を行う」旨が書いてある。店に入り、もう少し詳しく話を聞くと、さのわで販売するのは、長い棒状のケーキだけで、小菓子についてはどうなるかわからないとのことである。それではもうこのおいしいお菓子たちは幻に??遠くても買える場所があるならまだよいのだが・・・。折を見て差し上げたい方もおられたのに。なんとかならないものだろうか、津田陽子さん・・・と心の中で呼びかけるのであった。

 *ミディ・アプレミディ

 京都市下京区仏光寺通富小路西入ル

 TEL 361―0311  月・第3火休

 *ゴスペル

 京都市左京区浄土寺上南田町36

 TEL 751―9380  火休

 *さのわ

 京都市右京区御室竪町25―2 デラシオン御室1階

 TEL 461―9077  火休

 

 

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mardi 07 juin 2005

オフィシナ・デル・カフェ

 O下殿と、楽しみにしていたスカパラのライブに行く。いつもいつもチケットを手配していただいて、O下殿、本当にありがとう。今日の会場はフェスティバルホールなので、当然オールスタンディングではないのだが、始まってしまえば結局は2時間ほとんど立ちっぱなしの踊りっぱなしなのだ。開演前の待ち時間に座っていられるのが楽というのはあるけれど。

 スカパラも、息の長いバンドである。もともとわたしはヴォーカル入りの音楽よりも楽器だけの音楽の方が好きなこともあってか、ライブに行き始めたのこそ近年になってからだけれど、デビューしたころからけっこう気に入っているのだ。O下殿は、「スカというジャンルをこれだけ定着させた功績は大きい」と言う。近年は毎年のようにヨーロッパやアメリカのツアーを行って、ますます演奏のうまさにもかっこよさにも拍車がかかっているようだ。

 あまり音楽的な詳しいことはわからないけれど、行けば確実に楽しめるライブなのである。

 開演前の腹ごしらえのため、オフィシナ・デル・カフェにサンドイッチを食べに行く。

 ここは「心斎橋コーヒー院研究所」とかいうやけに仰々しい名前の会社(?)がやっている店である。オフィス街の地下にあるけれど、採光がよいので明るい。過剰なまでの英国風のしつらえで、地下に下りれば別世界のようである。同じ英国風でも、入ったところはローラ・アシュレイ風、奥まったところは英国パブ風なのがまた変わっている。

 ここのアメリカンクラブハウスサンドイッチがとてもおいしい。トーストしたおいしいイギリスパンにたっぷりの具。フライドポテトも付いて、食べにくいのが難点だけれどもボリュームもすごいのだ。京都で言うなら、前田珈琲のサンドイッチに似てるかな。どちらもお気に入りである。

 *オフィシナ・デル・カフェ

 大阪市中央区今橋4―3―17 三井住友海上大阪ビルB1F

 TEL 06―6204―1317  日・祝休

 

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lundi 06 juin 2005

松之助のチーズケーキ

 5月の異動以来初めて、N嬢が職場に来る。長い間借りていたビデオもあるので、何かちょっとしたお菓子を差し上げようと、ロールケーキを買いに出勤前に桂月堂に行く。

 ここのロールケーキはとてもシンプル。薄黄色のスポンジケーキにバタークリームを塗って巻いてあるだけで、飾りも何もないのだけれど、巻の黄金比でもあるかのような端正な姿をしているのだ。味もシンプルで香料も洋酒も使っていない。でも巻いてあるバタークリームがけっこう気に入っている。もっと厚く巻いてあったらいいのになあといつも思う。おいしいバタークリームに当たったことがないと言っていたN嬢に、一度食べてほしかったのだ。

 果たして店は閉まっていた。しかも「勝手ながらしばらくの間休業します」の張り紙が出ている。体を壊されたのだろうか。しばらくってどのくらいなんだろう?

 仕方がないのでどうするか考えるが出勤時間は迫るし、どうするか思い浮かばない。ともかく職場の方角、西へ向かって走る。・・・と思いついたのが松之助である。チーズケーキを買うのだ!

 今年もチーズケーキの季節になったようで、ショーケースには、定番のニューヨークチーズケーキ、ココアチーズケーキ、ココアマーブルチーズケーキ、キャラメルチーズケーキともう1種類が並んでいる。残念ながらもう一つの夏の定番、レモンパイはまだない。

 当然の帰結として自分の分も買ってしまう。つくづく因業である。休憩時間に食べたキャラメルチーズケーキはキャラメルがとろ~んとして本当に美味であった。

 N嬢よりお餞別のお礼として、かわいい金魚柄の布張りのうちわと、レピシエのお茶をいただく。さすがN嬢、わたしの金魚好き&茶飲みをよくわかってらっしゃる。お茶は2種類。「白桃烏龍 極品」(台湾烏龍茶に白桃で香りづけしたお茶)と、「トキオ」(日本の緑茶をベースに高原のベリーで香りづけしたお茶)。

 N嬢、ご丁寧にありがとう。

 *松之助

 京都市中京区高倉通御池下ル

 TEL 253―1058

 

 

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dimanche 05 juin 2005

ラージャワーブ

 職場のH嬢のインド人の友人がやっておられるという、インド料理店、ラージャワーブにM嬢と共に初めて連れて行ってもらう。

 小さな店構えである。店内も置物やインドグッズは飾ってあるが、仰々しくはなく気軽な食堂といった感じだ。

 この店では、インドの東部、ベンガル湾に面したオリッサ州というところの料理が食べられるらしい。H嬢にどれがおいしいか質問しながらいろいろ注文する。

パーパル  豆で作ったぱりぱりしたおせんべい。塩味でぴりっと辛い。

ベジタブルサモサ  中にポテトベースの具がぎっしりのサモサ。生地には黒ごまが少し入れてあるようだ。ぴりっと辛いモスグリーンのソースと、甘めだがぴりっともする茶色いソースが添えられる。そのソースが何かは聞けず仕舞いだったが、定番のトマトソースやケチャップではないところがおもしろい。ほこほこした家庭的な味で、いずれのソースともよく合う。

アールーティッキ  マッシュポテトにヨーグルトやマサラなどで味付けしたサラダ。千切りキャベツといっしょによく混ぜて食べる。ヨーグルトの酸味が効いているが、ヨーグルトとマサラが合うことを発見。初めて食べる料理。

チキンティッカ  骨なしタンドリーチキン。冷めないように生のタマネギを敷いた熱々の鉄板の乗せて出される

オリッサ風のフィッシュフライ  白身魚のてんぷら。ヨーグルト味が染み込んでいる。オリッサには魚料理も多いらしい。

プレーンナン  ちょっと薄めのナンは香ばしく焼かれ、薄く溶かしバターを塗って出される。H嬢の言うとおり、そのまま食べても生地がおいしい。オリッサではナンは食べず、主食は米だそうだが、ここのナンはおいしい。

ダルマ オリッサ風豆カレー

野菜も豆もたくさん入っている。辛くはなく、カレーというよりも野菜と豆の軽い煮込みという感じの穏やかな味。

パーラクパニール ほうれん草とチーズのカレー

どろっとしたものを想像していたがここのはそれほどとろみは強くなく、さらっとしたほうれん草のピュレのよう。

チキンマサラカレー チキンのカレー

お願いして中辛にしてもらう。赤みの強いカレー。これもまた油分がきつくなく、スパイシーで辛味もありながらしつこくなくさわやか。

 どのカレーも、油の力をあまり借りずに、野菜やスパイスをつぶしてうまくブレンドして渾然一体にしました・・・といった様子。体にもよさそうな感じがする。

カシミリーナン  パインやココナツなどが入ったナン

 この店オリジナル(?)なのだろうか。中に具を入れて薄く延ばし、放射状にカットしたピザみたいな形のナン。はちみつがかけられて甘い。デザートナン、ナンのお菓子とでも言うのだろうか。初めて食べる味。

チャイ   お友達ということでサービスしていただきました。ありがとうございました。

 食事中の飲み物はそれぞれマハラジャビールやマンゴージュース、ラッシーなどをいただいた。3人でこれだけ食べて飲んで、一人当たり2500円くらい。良心的価格である。

 たくさん食べたのに、胃がまったく重くない。きっと油が少ないからだろう。むしろスパイスの作用でか胃はすっきりしている。この店の料理は、今まで行った他のどの店にも似ていない。ここにしかない味であった。エスニック通のM嬢の口にはいかがだったのだろう。

 「SAVVY」2003年3月号の「シェフ教えて!!おいしいキョウト」の記事で「かじ」のご主人が「決して飾らない素朴なインド郷土料理になぜかホッとするんです」と紹介しているのを行く直前に偶然発見した。確かに、この店はもっと特筆されてもよいと思った。

 *ラージャワーブ

 京都市北区衣笠街道町13―9

 TEL 465―6250 水曜休

 

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samedi 04 juin 2005

『京都みやげを買う前に』

 昼食は「キューピーダイエット宣言 和風仕立てのかんてん麺 きざみきつね」34キロカロリー。リコピン摂取のため「まるごとトマト」も飲む。昼だけダイエットはそこそこ続けやすいのがよいところである。

 図書館で借りている本に予約が入った。少し速度を速めつつ地道に書見を続ける。

 『京都みやげを買う前に』 有限会社のぞみ 2004年11月

 最近書店でよく見かける、おのぞみドットコムが出している本である。この会社は京都の情報ウェブサイトを作っている会社で、そのサイト、www.onozomi.comでは「図書館生活」なるコーナーがあって密かに図書館の、しかも受付のお姉さんの調査までやっているからまったく油断ならんのだ。

 手に取るまではこの本も、よくあるカタログ的な「京みやげ」本かと思っていたが、意外にもそうではなかった。豆腐、寿司、寺町・・・などのテーマごとにその歴史や店主のインタビューなども織り込みながら各テーマを割合に深く掘り下げている。京都みやげとして挙がることのまずない納豆(大徳寺納豆ではなく)が取り上げられているのはおもしろい。

 ビジュアル的にもよくできているように思う。写真も美しいしレイアウトも凝っていて、見ている者に文も読んでみようかという気をうまく起こさせるのだ。

 この本の切り口は、そう、ミーツ・リージョナルに似ている。京都を愛するジモティたちが作った本なのだろう。

 おみやげと言えば、職場のH嬢によると、最近「阿闍梨餅」の人気が急騰しているそうな。今まではそうでもなかったのに、ある日の伊勢丹地下の阿闍梨餅のコーナーには行列整理のロープまで張ってあったらしい。

 阿闍梨餅は母の好物であったのでよくお供えや手土産に買っており、食べてファンになる人も多くて、確かにおいしいのだろうけれど、人気急騰というのが本当ならやはりその影にメディアあり、か。

 

 

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vendredi 03 juin 2005

二つの柑橘

 地道にダイエットに励む。昼食はリエータ、キャラメルモカ味、夕食は野菜三昧。また加賀太胡瓜を食べる。はまってしまったようだ。半分は明日あんかけにするとして、今日は青紫蘇とごまを入れて酢の物にする。O下殿の母上レシピである。おっっ、青瓜と同じくらいおいしい。昨日から酢を大量摂取している。クエン酸パワーで燃えよ脂肪!

 朝食に昨日ガーニッシュで買った、グレープフルーツのジュレを食べる。寒天ではなくゼラチンで作られているのはうれしいが、ちょっと固い。ごくふつうのゼリーだが、果肉がぎっしり詰まっているので朝食に良い。

 昨日書き忘れてしまったが、錦市場の池鶴という果物屋さんで、ジュースを飲んだ。店先で注文すれば、すぐにプレス機で目の前で果汁をしぼってくれるのだ。

 メニューに、美生柑ジュースなるものを見つける。初めて聞く名なので、どんなものかと尋ねると、見せてくれる。見た目はグレープフルーツと変わらない。味はと聞くとグレープフルーツに似ているけれど、苦味はあまりないと言う。今年はあまり入荷していないとも言うので、百聞は一見にしかず、と飲んでみることにする。

 おいし~い!朝一番に飲みたいさわやかな味なのであった。

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jeudi 02 juin 2005

ぎおん琢磨とガーニッシュ

 ゆみの誕生日のお祝いに、ぎおん琢磨へ行く。ゆみとは20年来の友である。今では互いに『対岸の彼女』なのであるが、互いにいろいろな経験を経てますます結び付きは深い。大人になってからももちろんよき友はできるが、まだ子供と言ってよい時期に出会い、共に成長して来られた友はまた格別なものである。

 店は路地の奥にあり、着いたのが開店5分前だったからか路地の入り口にはまだ暖簾も出ておらず、少し迷う。店内の第一印象は「こじゃれている・・・」。大きな一枚板かと思われるカウンター席があって、奥には窓。音楽が低く流れていて、バーのようである。料理人は皆若く人数が多い。女性も何人かおり、てきぱきと働いている。

 いただいたのは5000円のお昼の献立である。

 八寸  魚のすり身 鯛の子 トマトのゼリー酢 枝豆 ごま豆腐 びわ

 造り  鰹 天然かんぱち 鯛

 醤油に卵白を少し入れて泡立てた「泡醤油」を乗せて食べる。泡は思ったよりしっかりしていて消えない。泡にしてあるので、醤油の塩辛さがダイレクトに伝わらず、またうっかり付けすぎるということもないので、魚の味がよくわかる。どれも新鮮でおいしい魚である。

 抹茶とじゅんさいのお椀

 お椀を開けると目に飛び込んでくる明るい緑色。いろいろな色調の緑の椀種。初夏を感じる彩りであり、目においしい。椀種の白身魚には抹茶を混ぜた葛粉が打ってあるそうで、抹茶の色もきれいに出ている。

 焼物 ぐじの頭 付け合せにごぼうのきんぴらが少し

 香ばしく焼けた皮をはがすと、穏やかな塩味のぐじの身。身はたくさん付いていた。祖父の好物だったので個人的な郷愁を誘われる。

 炊き合わせ かぼちゃ 茄子を象った生麩 茄子 長芋 堀川ごぼうの射込み(にんじん入りすり身)

 特に堀川ごぼうが柔らかくておいしい。

 夏野菜のすっぽんスープのゼリーがけ

 ガラスの器にきゅうりやトマト、もずくのような海草、すっぽんを盛り、スープをジュレにしてかけてある。海草に酢が効いているようで、酢がすっぽんのまろみを消してしまっているような感じを受けた。わたしとしてはやっぱりすっぽんはホットで食べたいところ。

 酢の物 まて貝 ほっき貝 さごし いとより 海草 セロリ  しょうがを薬味としたつけ酢

 まて貝が固くならないようにうまくゆでてあって、柔らかく、貝の旨みが詰まっていておいしい。形はちょっとグロテスクだが

 蒸し物 長芋と蓬麩のあんかけ  あんに枝豆が入っている。薬味に海苔の佃煮のようなもの 長芋饅頭の中には鰻(?)

 これも緑が美しい。あんも優しい口当たり。饅頭の中身の濃い味とのコントラストがはっきり

 御飯 豆御飯 赤だしと香の物

 デザート すいか りんご バナナ クレームブリュレ

 飲み物に、「琢磨」という店オリジナルの日本酒をいただく。よく冷えた足つきグラスで供される

 あっさりとした料理ながらかなりの満腹感を感じる。「創作和食」「モダン和食」の店かと思わせるしつらえに反して、オーソドックスな感じの献立だったように思う。感動とまでは行かなかったけれど、おいしい料理だった。もう夏向きだからかわたしの苦手なぬるぬる食材がけっこうあったので、また違う季節に行けば感想も違うかもしれない。

 夜の5000円の料理が昼のともし同じなら、夜に行ったほうが”お得”感が大きいと思う。

 最後に少し残念だったこと

 器の蓋がほんの少しだけれど欠けていたり、お皿の銀が一部はげていたこと

 御飯のお代わりも番茶のお代わりも尋ねられなかったこと(御飯のお代わりは想定外?)でもお茶は?

 お勘定書きの名前の漢字が間違っていたこと

 後、マリアージュ・フレールでお茶をしつつ積もる話をする。この店はフランスに本店があるお茶の専門店である。紅茶や中国茶などいろいろなお茶が選べて楽しい。もちろんポットサービスなのでたっぷりカップ3杯は楽しめて、茶葉の種類によるけれど平均800円くらい。禁煙だし、わりとすいているし、落ち着ける。今回ゆみはベトナムの緑茶、わたしは中国の白茶、白牡丹(パイミュータン)を選択。ベトナム緑茶のほうがおいしい・・・。お茶菓子として焼き菓子セットを一皿。スコーンガトー・コロニアルを選択。

 ゆみと別れ、アンジェロへ行く。とは言ってもここは食べ物屋ではない。まつげ専門のサロンである。まつげパーマをする店はたくさんあるけれど、技術の確かさ、施術の丁寧さ、接客のどれをとってもこの店以上の店はない。「まつげだけ」という自負を持ったプロフェッショナルなサロンなのだ。まつげパーマをしてみたい方には自信を持ってお勧めします。

 夜、何か買って帰ろうと思い、遠路はるばるガーニッシュは行く。なんとした事か、テーブル席ができている。思わず店の人に「前からありましたっけ?」と尋ねると6月1日からです、とのこと。昨日からではないか。それなら、とつい誘惑に負け、フォアグラ入りパテ・ド・カンパーニュと380円の赤のグラスワインを注文する。

 えらく時間がかかるなと思っていたらパテが来た。キャロット・ラペグリーン・サラダとクローブの風味の効いたピクルス(にんじん・きゅうり・カリフラワー・セロリ)がたっぷり付いている。マスタードも添えられている。ビストロの前菜のようだ。パテは初めて食べるけどとってもおいしい!しみじみと幸せである。

 *ぎおん 琢磨

 東山区大和大路四条上ル2筋目東入ル末吉町78―3

 TEL 525―8187  無休

 *マリアージュ・フレール

 河原町BAL1階

 *アンジェロ

 中京区三条寺町東入ル マスコット2F

 TEL 231―7777 水休

 *ガーニッシュ デリカテッセン

 北区紫野門前町63番地

 TEL 492―2512 火休

 

 

 

  

 

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mercredi 01 juin 2005

はり重とマカロン

 夕食に、昨日大阪で買ってきたはり重のカレーを食べる。

 はり重は道頓堀に大きな店を構える老舗の精肉店である。すき焼などを食べさせる店とグリルとカレーショップもある。ビーフワン(言うなれば他人丼なのであるがここではこういう名が付いている。ワンとは椀の意か?)もビーフカツもさすがはお肉屋さんだけあっておいしいのだ。しかしカレーは初めて食べる。心斎橋の大丸の地下に支店があり、肉のとなりでカレーを売っていたのでふと思いついて買ってみたのだ。

 色は黄色がかっていて、昔のカレーといった様子だ。あまり辛くもなく、そんなにスパイスが効いているわけでもない。小麦粉をヘットかラードで茶色くなるまで炒めて作ったルーの味がおいしいまろやかなカレー。懐かしさをそそるような、洋食屋さんの味である。カレーショップで食べればたしか500円くらいだったはず。持ち帰りのルーは3人前945円だったから1人前315円・・・。安いのにおいしいのではない。おいしいのに安いのである。

 よせばいいのにデザートに、やはり昨日なかたに亭でゲットしたマカロンを食べる。抹茶にキャラメル、木苺にチョコレートetc.色んな味が8種類!どれも、かりっ、ねちっと理想的な食感をしていて甘味もしっかり。クリームもおいしい。特に抹茶はびっくりするほどお茶の味が濃くて驚かされた。

 *はり重

 大阪市中央区道頓堀1―9―1

 TEL 06―6211―2980  火曜休み

 

 

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