mercredi 08 juillet 2009

バノフィー・パイ

 食べたいお菓子がお店に売っていないときにはどうするかと言うと、売ってないなら自分でお焼き??というわけで、自作するのである。

 バノフィー・パイを作る。バナナ(banana)とトフィー(toffee)でバノフィー(banoffee)。イギリスではスーパーマーケットのデザートコーナーにでも置いてあるくらいにポピュラーな夏のお菓子なのだとか。でもちゃんと考案者がいて、オリジナルレシピがある。しかし今や、「広大なロシアやアメリカみたいに程遠いイミテーションが存在する」のだとか。

 そんな中でわたしの拾ったレシピは、オリジナルのものと当たらずとも遠からず。009

 グラハムクラッカーとか、マリービスケットとか、マクヴィティ・ダイジェスティヴビスケットとかそのあたりのものを細かく砕いてバターと合わせて型に敷き込む。

 コンデンスミルクは缶のまま、2~3時間ゆでる。すると不思議なことに中味は茶色いトフィーになる。

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 冷ました中味を冷やし固めた台に広げて、バナナの輪切りを並べる。 

 その上に泡立てた生クリーム(お砂糖はお好みかな)を塗る、絞り出す、または盛る。

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 キャラメルバナナ味bananaちょっとコンデンスミルクのトフィー化?が足りなかったからかもしれないけれど、凍らしてからカットしないと中味がとろっとしているのでなかなかきれいには切れないかも。

 わたしがこのお菓子を知ったのは、つい去年のことだけれど、イギリスにもおいしいお菓子があるもんだなあ・・・と思った。でもほとんど日本のお店に置いてなさそうなのは、たぶんこの甘さのせいかなあ・・・?人によっては、激甘!とか言うかもしれない(笑)。

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mardi 07 juillet 2009

七夕

007  今日は七夕。さすがにもう、これと言ったことはしないけれど、子どもの頃には笹飾りがお約束。7月に入ると、祖父が近所の竹屋さん(乙訓でもないのになぜか近所にあった)で3メートルくらいの笹を買って来て、二人で一日かかって、短冊を書いたり、色紙の飾りを作って笹に結わえ付けた。それを戸口の横に結わえ付けて、今思えばそれはまるで、クリスマスシーズンの教会の玄関みたいだった(笑)。そんな子どもの頃の大きな喜びや楽しみに比べれば、大人の楽しみなんて実は取るに足らないものなんじゃないかと思うときがある。

 夕食は素麺にしてみた。素麺は、織姫の糸を表しているのだという。色とりどりの美しい織り糸を思って、細く切ったきゅうりやみょうが、錦糸卵を添える。素麺ってあまり食べないのだけれど、いかにもこれは、夏にふさわしい食べ物だ。飛露喜をガラスのぐい飲みに一杯と、ほんのり燻製の香りのよいスペインのチーズ、サン・シモンを少し食べた。009

 食後は、バノフィー・パイの台を作った。マクビティ・ダイジェスティブビスケットをざっくざっく砕いて(楽しい!)、近頃では冷蔵庫から出すと速攻でクリーム状になるバターと合わせて、タルト型に手で敷き詰める(楽しい!)。

 これが仕事じゃないから、製作はうまい具合の現実逃避(笑)。

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lundi 06 juillet 2009

村上開新堂

001 assam さんより貴重なおみやげをいただく。東京の、村上開新堂のクッキー。お菓子は紹介がないと買えないし、料理店の方も、ディナーはきちんとした紹介がないと行けないとか。

 中学生くらいの頃、誰かのエッセイでこの店のことを知って、食べてみたいなあ、と思った。でも東京につてなどなかったものを、何十年もの時を経て、ご縁あって出会えるとは。。。assam さん、ありがとうございます。

 全種類を食べたわけではないけれど、クッキーは全27種類。002_2 

 たとえば、ツッカベッカライカヤヌマのクッキーみたいに、バターの風味が豊か、というタイプではなく、ちょっと古風な感じの、ああ、古の西洋菓子といふのはこんな感じなのね・・・と思う味。当たり前かもしれないけれど、京都の村上開新堂と似ている。

 味には、カレーとか、おや?と思うものがあったり、アニスやコーヒーなど強い風味のものがあるのだけれど、どれも香りががんっと来るのではなく、あるかなきかにほのかに香る感じで上品。これを子どもの頃の懐かしい味、とする人は多いんじゃないかな、と思う。食べ飽きない味のような気もする。

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samedi 04 juillet 2009

ワインバーにて夕食を

 夕食は、ワイングロッサリー・ワインバーで、という assam さんのリクエストがあり、前もって、コース料理をお願いしていた。カウンターにコース用のカトラリーがセットしてあるとちょっとうれしくなる。Fシェフが腕をふるってくださるそうなのでとても楽しみだ。002_2

  Oソムリエが選んでくれたワインは、イタリアはチロル地方で作られているという、ゲビュルツトラミネール。イタリアでもゲビュルツトラミネールが作られているなんて知らなかったし、もちろん初めて飲む。そんなにスパイスを感じさせるタイプではなく、果実味が優ったタイプで、少し温度低めがおいしいかな。

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 アミューズ1は、冷製コーンスープリエット

 豚肩肉と玉ねぎ、にんじんといった野菜を白ワインでじっくり煮込み、定石どおり、ほぐす前に野菜を取り除かずにいっしょにほぐして野菜の甘味や風味を生かしてあるのだとか。わたしはこのリエットのやさしい味わいが好き。

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 アミューズ2は、鮎のコンフィ

 もうこのお料理の季節。既にこれはFシェフのスペシャリテかも。丸ごと低温の油でじっくりと煮て、頭も骨もしっぽもとても柔らかくなっている。形もきれいなまま。不思議に思うのは、油の中で煮る、という調理法なのに、油っこい感じがまったくしないことだ。丸々とした鮎は丸ごとすべておいしかった。

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 バゲットとオリーブ入りのパン

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 アミューズ3は、牛肉のタルタル

 新鮮な牛肉とオリーブ、ドレッシングがよく和えられて、酸味を効かせてさっぱりと作ってある。夏仕様かな。

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 鱧とフォアグラと茄子のスープ仕立て

 香ばしく焼き目をつけた鱧と濃厚なフォアグラ、油と相性のよい茄子に、フォン・ド・ヴォライユが注がれて、なんとなくお吸物のような感じでもある。ちょっと意外な取り合わせだったけれど、おもしろかった。assam さんは鱧が食べたいとおっしゃっていたのでよかった。この季節にはフレンチにも鱧が登場するというところが、京都かなあ。。008

 鴨のロースト オレンジとブルーチーズのソース

 作っておられるときから、チーズのよい香り。マグレ鴨の鴨らしい味をしっかり出すために厚くカットしているとのこと。強い味のソースに負けない。

 いろいろと料理について説明をしてくれるときのシェフは、真剣にかっこいいと思う。009

 デザートはチーズ。

 assam さんはそんなに強いチーズは苦手かも、ということで、サレールクロミエ。わたしはどんなチーズもどんと来い!なので、ヴェズレーマロワール。今日のゲビュルツトラミネールは果実味強く、少しだけ甘めなので、チーズともおいしかった。

 さらに京都の寺社についてオタクなことを勝手に語っていたような気もするが、それはお許しいただいて、ご旅行のひとときを、うれしいことにわたしの好きなお店で楽しんでいただけたことと想像し、感謝を申し上げます。

 ホテルまで徒歩でお送りし、せっかくだから部屋を見て行きませんかと言われ、後学のため(?)ちょっとだけ見学させてもらって、タクシーにて帰る。するとそのタクシーの運転手さんがどういうわけか、伏見稲荷と藤森神社の関係(ほら、例の「土地返せ」という話だ)について語りに語る。不思議なこともあるものよ、と拝聴していた。

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オタクの京都案内?

 001_2 横浜より、assam さんご上洛。「調べの鬼」かつパワフルな京都トラヴェラーの彼女の今回の京都旅行の日程を尋ねたところ、それはやはり驚くべきハードな行程だった。その中に、は、伏見稲荷という、わたしと少なからぬご縁のある場所があったので、稲荷に行くなら、やはりお山もしなくては・・・、と、ご案内。

 日頃の行いがよいのか、今日は梅雨の晴れ間の晴天。標高230メートルちょっとの、丘みたいな山なのだが、四つ辻からの市内の眺めはやはりよい。涼やかな風が吹いて快適。稲荷の神様について、起源の不明な田中大神について、お塚について、ダキニ天と稲荷について、オタクかもしれない、たいていの人にはたぶんどうでもよいことを語りつつご案内(笑)。

 稲荷山は、初午に行ってからこちら、ずいぶんと整備されたらしく、明るく開け、妙に漂白された感じになっており、驚いた。おどろおどろしい感じがこれで30パーセントくらいは減だ。今まで気付かなかったこととしては、豊川稲荷の分社(?)らしきお社があり、「ダキニ天」ののぼりを立てていたこと。昔は伏見稲荷の本社にも、ダキニ天の祠があったと言うが、今では無くなってしまっている。新しく気付いたこととしては、本社の近くに田中大神と書いた札があり、あれ?と思って読んでみると、本町通にある境外摂社の田中神社が改築中ということで、臨時にこちらにお祀りしているとのことだった。しばらく来ないと、と言っても2月以来なのだが、ずいぶん変わったことになっている。

 お山をくるっと一周して本社に帰り、隣接して東丸神社(学問の神様)にも行く。ここはわたしも受験の際に参拝した神社。そうよ、わたしは神頼みが大好き。伏見稲荷の社家であった、荷田春満という有名らしい、江戸時代の国学者がご祭神。

 まだ少し時間があったので、ほかに行きたいところはと尋ねると、西本願寺とおっしゃる。通っていた幼稚園や学校の関係もあって、こちらはまさにわたしの庭のような場所。喜んでご案内する。お堂の整備・修復工事も終わって、境内はすっきり。個人的な思い出なども語りつつ、ご案内。

 ほとんどオタクな案内が果たして役に立てたのか・・・と疑問でもあり、ちょっと恥ずかしくもあったが、わたし自身はとても楽しかったのであった・・・。assam さん、ありがとう。。

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vendredi 03 juillet 2009

sans souci

 Fさん、みさこさん、かもめさん、Oさんと、Fさんのお祝いの会。このところの気がかりの荷を、完全に降ろされたとは言えないかもしれないけれども、ずいぶんと軽くされたもよう。sans souci (サンスッシ)。人生には常に憂いは付きものだけれども、それがなくなる、あるいは大幅に減ずるということは、大変におめでたいことである。今夜はお祝いshine。桂の喜久寿司にて。

 わたしは遅番だったので遅れて参加。ごあいさつの後、突き出しをいただきながら、冷酒(久保田・千壽)でのどを潤す。いろいろなあてを、少しずついただく。001

 鳥貝。こりこりなのに最後はするっと溶けるようにのどに滑り込む。少し残しておいて、それを後から炙ってもらう。少し火の入った身もとてもおいしい。

 賀茂茄子の田楽焼いた鯛の骨のところも、少し。野菜の掻き揚げを一つ。

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 鱧の焼き霜。一切れ食べた後(笑)。鱧は、梅雨の雨を飲んで大きくなるんだっけ?夏が来たのだ。このお店の焼き霜は、皮の方だけに焼き目がつけてある。骨切りの技術も確かなものなのだろう。ふんわり、なめらかと言っていいくらいの身。鱧の甘味の余韻があって、ほんとにおいしい。

 鱧の骨のせんべいもよいおつまみ。油を使わず、じっくりと焼いたもの。カルシウム補給(笑)。

 お酒は、菊理媛(くくりひめ)。平成7年の仕込みのもの。お祝い酒なので贅沢に。熟成を物語る濃い色合い。Fさんは、ブルゴーニュのよいワインを思わせる、と言っていた。確かにこれは。。。おそろしい返り香のお酒。もともと美しい姫が年月を経て、神力を持ったような。

 お皿に、大根の薄切りにのって出てきた謎の食べ物・・・。何だろう?塩辛くて、ものすごい旨みがある。きっと魚の内臓を発酵させてあるもの?正解は、「うるか」だった。鮎の内臓。名前だけは知っていたけれど、食べたのは初めて。Fさんは、たたみ(イグサ)の香りが中にある、と言っていた。確かにそんな感じも。鮎にはちょっと瓜っぽい香りがあるので、それと同じところから来るものかな、と思う。

 おすしはお隣のかもめさんとそれぞれ一個ずつ。フライングして、たこを握ってもらって、Fさんに怒られる(笑)。おいしいなあ。。。玉子。そう言えば、ここでとろを食べたことがなかったねぇ、と言いつつ、とろをお願いする。大とろかな。脂はもちろんとてもおいしいのだけれど、それだけではなくて、かもめさんも言ってたけれど、みずみずしくて、さらっとしているの。003

 喜久寿司さんで、必ず、一番、すごく食べたいのは穴子。香ばしくて、とろけるような・・・。いつ食べても、うっとりするようなおいしさ。

 一口で食べてしまうのがあまりにも惜しいので、禁じ手(笑)、穴子だけお箸で少し食べちゃう。かもめさんに、これ!おっさんみたいに!と叱られた(笑)。だってだって~・・・。

 デザートはわさび入りのかんぴょう巻き

 願わくはわたしの友だちが皆、憂い無く、常に楽に息ができていますように。わたしはエゴイストだから、すべての人が、とは言えないね(笑)。

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jeudi 02 juillet 2009

半夏生

 朝から軽く、半夏生についてのレファレンスをしていたら、お昼休みに食材王よりメール。「今日は半夏生。タコを食べる日です」。

 半夏生(はんげしょう)って、何となく心ひかれる響きがある。七十二候の一つで、古くは夏至から数えて11日目から15日目まで。今は暦が変わったから、黄経100°の点を太陽が通る日ということになっているらしい。だいたい毎年7月2日ごろになる。

 不思議な響きの言葉の意味は、カラスビシャク(漢語名で半夏)が生える頃、の意。

 田植えをこの頃までに済ませる、とか、農事上、大切な節目となる日のようだ。だから各地には、この日に採った野菜は食べないとか、物忌みをするとか、いろいろな言い伝えや慣習があるようだ。

 この日に食べるものも各地にあって、福井では鯖、四国ではうどん、関西では蛸なのだそうだ。でもわたしはこの日に蛸を食べたことはないし、周りでもあまり聞かない。考えるに、半夏生の慣習は、農事に主に携わる人々と地域のものであって、町衆(都市住民)にはあまりなじみがなかったのかな。

 夏至からの20日間ほどの間はまだ梅雨もあけなくて、ちょっと気だるいくせにどこか不穏な熱気をはらんでいる。湿った空気の中、くちなしが甘く香り、心がざわざわする季節。

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mercredi 01 juillet 2009

ル・コントワール・ド・ブノワ

 33階などという高い所には、京都ではまず登ることはない、と言うか、そんな場所はない。応仁の乱で焼け野原になったから(嘘)。先日、所用あって大阪に行き、ブリーゼ・ブリーゼの33階にある、ル・コントワール・ド・ブノワでお昼ごはんを食べた。店名にもなっている大きなカウンター。店内は広く明るく、当然ながら眺めがよい。  002_2

飲み物はオレッツァというコルシカ島のガス入りの水。

初めて飲んだ水だったけれども、けっこうおいしかったし、お酒を飲まないときはガス入りの水は、食事のお供になかなかよい。

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 アミューズ

 かりかりのパンと、フロマージュブランか何かのディップ。パンに付けてもおいしかった。

 品数によって値段設定が違うプリフィクス。基本の3皿構成にしてみた。

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 ピストゥ

 南仏の、バジル風味の野菜のスープ・パスタ入り。目の前でピッチャーのチキンのスープを注いでくれる。

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 パンバター

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 フォアグラのガレット サラダと焼いたきのこ添え

 豚足、フォアグラ、鶏の胸肉、野菜のムースを一度蒸してから切り、小麦粉をつけてかりっと焼いた、という手間のかかった料理。ふんわりと柔らかく、とても濃厚。豚足のゼラチン質から来ているのだろう。おいしかった。

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 とても悩むのがデザートで・・・(笑)。すもものタルトと迷いに迷って、ピーチメルバ。定番としてはフランボワーズを使うけれど、ここのはグロゼイユを使っているそうだ。

 底に酸味のあるグロゼイユのジュレ、あっさりした桃のコンポート、ヴァニラアイスクリーム、生クリーム。アーモンドのチュイール。甘味と酸味がよく合っていた。

 食後は、コーヒー

 大阪で、特にお昼を食べてびっくりするのはとにかくサービスが速いことだ。たとえフランス料理でも。やはり皆、せっかちなのだろうか・・・(笑)。

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mardi 30 juin 2009

水無月

 010 6月30日は、夏越の祓(なごしのはらえ)。神社では茅の輪をくぐって、半年間の穢れを祓う。京都では、暑気払いに、氷室の氷を模した水無月というお菓子を食べる。

 ういろうのような生地の表面には小豆。三角形に切った形が氷を表し、表面の小豆は魔除けであるとか。子どもの頃から好きなお菓子である。今は小豆もおいしいけれど、子どもの頃は、上の小豆はいらんって思ってた。ならういろうを食べろよって話なのだけれど(笑)。

 伊勢丹に行ったので、今年は仙太郎のを買った。ちょうどおやつどきだったからか、売り場にはちょっとした列ができていた。白と抹茶と黒糖。抹茶もおいしいけれど、わたしはシンプルな白が一番好きだな。009冷たいお茶と共に食べると、涼味、涼味。

 半年、あっと言う間だった。茅の輪はくぐらなかったけれど、近所の神社に行ってきた。道祖神社、という。限りなく一般名詞に近い名前だなあ、といつも思う(笑)。ここは不動明王が祀られている「不動堂」といっしょになっていて、神仏習合テイストが、昔昔からあるんだよ、ということを伝えている。

 この不動堂は、新撰組ゆかりの場所でもあるので、近年、この辺りが整備されたのと同時くらいに、境内もすっきりと整えたようだ。子どもの頃は祖母ともよくお参りに来たものだったが、その頃はもっと何と言うか、ワイルドな感じだった。きれいに境内を整えるのはよいことだとは思うけれど、何となく漂白されてしまったような気もするなあ・・・。

 年中行事や歳時記的なことについて、子どもの頃にどこに行きましたか?とか何を食べましたか?と人に聞いてみるのはおもしろい。同じ京都市内で育った人でも、地域によってまったく違う。そこには、観光とは離れたところの、日常に根ざした京都がある。

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lundi 29 juin 2009

第十一番 深雪山 上醍醐 准胝堂

  逆縁も もらさで救う 願なれば 准胝堂は たのもしきかな

 醍醐山と言えば、小学校の頃、毎年2月に「耐寒マラソン」という行事があって、6年間年一回欠かさず登った山である。それだけ登ったのに、今となってはどんな山だったのか、まるっきり覚えていない。三十三所中、随一の難所と言われる、上醍醐に、6年生の2月以来初めて登る。なぜかかなり緊張している。今は入山料600円がいるようだが、昔はそんなのなかったのかもしれないし、いったい、境内から続くあの山のどこで大人数が集まってお弁当を食べていたのやら、見当もつかない。

 御本尊は、准胝観世音菩薩。秘仏で、毎年5月18日の前後合わせて3日間しか開扉されない。准胝観世音菩薩は、母性と深いかかわりのある観音様。あまりお会いしたことがないなあ、と思っていたら、仏像としての作例が少ないらしく、三十三所中でもこの観音様をお祀りしているのは上醍醐のみである。002

 今年は特別御開帳をやっているので、11月までは下醍醐の、国宝の金堂の薬師如来前に安置され、御朱印もここでもらうようになっている。大きな薬師如来との対比でより小さく見えるのかもしれないが、像はとても小さい。この像は、もともと女人堂に祀られていた、准胝堂の観音様の分身だからか・・・。

 昨年8月24日に、落雷が原因と言われる火災で、准胝観世音菩薩はお堂もろとも焼けてしまったのだ。003

 桜の頃とはうって変わって、広い広い境内は人も極めて少なく、とても静かだ。お堂の周りも、中も静寂。心静かに納経をして、御朱印をいただいた。

 本来ならば上醍醐まで行かなければ、御朱印はもらえなかったはずだし、もともと登る気はまんまん(笑)。奥の登山口へと向かう。だいたい山頂まで1時間の行程とか。 006_3   

 上醍醐への登山口。もともと醍醐寺の発祥は上醍醐なのだ。ここからそんなに険しくはないが、舗装されていない坂道と階段が長く続く。五丁辺りは、秀吉が醍醐の花見をしたところで、たくさんの花見用の建物が建てられたそうだが、今はその栄華を忍ぶ影もない。

 山道は、愛宕山基準で行くならそう辛くはないが、稲荷山基準ではかなりしんどい。すれ違う人々が、「こんにちは」と声をかけて行くくらいには山(笑)。

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 こんな地層?みたいに地面に岩が見えているところがあっておもしろかった。

 夏なら、着替えとタオルは持って行ったほうがいいし、ぴったりとしたジーンズで行くよりは、ジャージとか、むしろスカートの方が足が楽に登れると思う。16丁までは登りだがここから少し下る。尾根伝いの道になるのかな?道中、考え事をしながら、あるいはちょっとゾーンに入ったような感じで無心に歩を進める。021 020

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 頂上は、標高450m。標識によれば、ここから山道を通って石山の第十二番 岩間寺に抜けられるようなのだが、何時間かかるのやら・・・?上醍醐にもいくつかのお堂や醍醐水があるのであちこち見て回る。一通り見終わったときには登り始めてから2時間は経過していた。わたしを拘束しておきたければ、書庫か寺に入れておけばよい。一日中出て来ないだろう。004

 下醍醐の、国宝の五重塔。府内最古の建築物だ。天暦5年(951年)に建てられて以来1058年もずっとここに建っている。昨日も建ってて、今日も建ってて、明日も建ってる、たぶん。

 でも、必ずそうだっていうわけじゃない。

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 緑の塀で囲まれたところが、かつて准胝堂のあった場所。昭和14年に焼けた後、昭和43年再建されたお堂だったが、昨年8月に准胝観世音菩薩もろとも燃えてしまった。去年の5月の御開帳のときに無理してでも行っておけば・・・と悔やまれる。

 昨日あって、今日もあったから、長い間そこにあるからと言って明日もあるとは限らない。何か一つことが起これば何もかもすっかりわや。これも、果ての国から月並みの国に飛来した黒い白鳥の一種だろうか。

 今この時を大切にする。次は、ない。

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samedi 27 juin 2009

歓送迎会

004_2   夜、職場の歓送迎会。H.Splendide(アッシュ・スプランディード)にて。人一人幅の細くて長い路地、京都風に言うなら「ろーじ」の奥の奥。町家改装系だけど、中はあまりそれを感じさせない、フレンチな空間。

 飲み物はそれぞれに好きなものを頼んでください、ということだったので、グラスの白ワインをもらう。南仏のものだった。

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 海の幸のピラミッド仕立て

 一皿目は、かなりインパクトのある冷たい前菜。ピラミッドパワー(笑)?前菜にしてはかなりのボリューム。コンソメジュレのピラミッド(金箔がけ)の中には、まぐろ、鱧、帆立貝柱、うになどがぎっしり詰まっている。

 周りには色とりどりの野菜。島オクラ、ノーザンルビーという北海道の薄紫のじゃがいも、ずいき(ハスイモ?)、ビーツ、加賀太きゅうり、生のとうもろこし、黄色いプチトマト、アスペルジュ・ソヴァージュ、蓮根、ジッキーニ、黄色いズッキーニ、グリルしたかぼちゃ、などなど。どの野菜も味が濃くて甘い。魚介のゼリー寄せの「付け合わせ」、なのだろうけれども、どちらも同じくらい主張していた。美しく、楽しいお皿だった。006

 牛のど肉と仔イノシシ(?)の煮込みとホワイトアスパラガス

 仔イノシシって聞こえたけど・・・。うりぼう??お肉もソースもとても好みだった。温かい前菜として出されたけど、メインでもよさそう。ソースがおいしかったので、おとなりさんと、パンがほしいねえ、と言っているとちょうど持って来てくれたのがナイスタイミング。パンはシャンピニヨンと、後にもう少し小型のソフトなパン。バター付き。007

 完熟トマトのガスパチョ コンソメジュレ 大葉のソルベ

 ほんのり甘い大葉のソルベと混ぜて食べる。さわやかな香り。

白ワインをもう一杯。今度はシャブリ。

008 うめご(??)のポワレと蛤

 笹鯛の一種で、うめご、と聞こえたけどよくわからない。こういう席ではなかなかじっくりと料理やワインの説明が聞きづらいのが残念だ。ソースは3種類もかかっていて、これもとても手が込んだ盛り付け。でも料理も温かさをしっかりキープしているし、ぱりっと香ばしく、おいしい状態のまま出されるのはいいと思った。ときどきあるでしょ?凝った盛り付け×多人数、で料理が冷めてる・・・っていうの(笑)。009 

 賀茂茄子のコンポート

 お口直しとして。あるかなきかの味で、いい意味で茄子っぽい。グラニテなどではなく、こういうお口直しもおもしろいと思った。

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 子羊のロースト

 メインは信州牛のステーキかどちらか。付け合わせの、縦に切ったみょうがと見た目がそっくりだけどみょうがじゃない野菜のフリットが、何だろうと気になった。

 ワインは赤を。同じく南仏のもの。重くないシラーかな。011

 ココナッツとマンゴーのムース、フォンダン・ショコラ、ヴァニラのアイスクリーム フルーツ(佐藤錦、キウイ・パイナップルなど)

 アイスクリームに刺してあるのは、うすいえんどうのせんべい

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 飲み物と共に出された小菓子は、ヘーゼルナッツのビスコッティヘーゼルナッツのチョコレートがけフロランタン

 ビスコッティがヴィンサントを注文したくなるくらいとても固かったので、コーヒーにダンクして食べた。

 店内の雰囲気もよく、そうそう、地下のワインセラーが、一部ガラス貼りになった床から見えるのがびっくり。踏み抜きそうでなんだかこわい(笑)。楽しく過ごさせていただいた。幹事さん、どうもありがとう(^^)。

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チーズ教室

 ワイングロッサリーのチーズ教室の最後の回に参加することができた。Tさんと今回は机を並べてご学友(笑)。003

 先達Tさんによれば、毎回、講義の後、二種類ほどのワインと数種類のチーズをテイスティングするのだとか。今回のワインは3種類。

 白・A・Pヴィレーヌ アリゴテ・ブーズロン’07

 赤(1)・マグニフィ・ワイン・カンパニー ハウスワイン

 赤(2)・シャトー・トゥール・サンボネ’02

 今回のテーマは、「ワインとチーズのマリアージュ」。これはなかなかに難しいテーマで、定番、と言われている組み合わせにも、人それぞれの好みというものがあるから、一概には言えない。それぞれが楽しみつつ、自分のベストマリアージュを探っていくしかないし、またその過程そのものが楽しみとなる、ということかな。

 国や地域、あるいはもっと狭い、ピンポイントでのマリアージュ、やや分析的だけれども、酸と酸、脂肪分とタンニン、香りと香り・・・など、チーズの成分と合わせる方法、あるいはチーズとワイン、それぞれの熟成度合いで合わせる、など、いくつかの手法があって、絶対ではないけれども、好みを探っていく上での指標となる。また、その他の飲み物との相性を考えるのもありだし、スピリッツや日本酒などとの合わせ方のお話もおもしろかった。お茶と合わせる、というのは発展途上だが、可能性のある分野であるそうだ。経験上、麦茶とシェーブル(種類は失念したけれど)やめたほうがいいと思う。この組み合わせは、やってみて「地獄のマリアージュ」とわたしは名付けた(笑)。001

 チーズは7種類。一番上から時計回りに、

 カチョッタ(イタリア・牛)

 まろやかでクリーミー。よく言うと食べやすく、悪く言うとちょっともの足りない感じ。白。

 デリス・ド・ブルゴーニュ(フランス・牛)

 高脂肪でクリームのような口どけ。赤(1)

 オッソ・イラティ(フランス・羊)

 香りよく、広がる旨み。白と合わすのはちょっと好みではなくて、赤(2)。

 サン・シモン・ダ・コスタ(スペイン・牛)

 スモークの香りがとてもよいハードチーズ。これも赤(1)と合わせるのがおいしかった。ハードリカーにもよさそうです、と先生。

 エクラ・ド・ニュイ(フランス・牛)

 熟成の進んだウォッシュ。かなり好みが別れそうだけれど、わたしは好き。これもやはり白とは合いにくく感じ、しっかりした赤(1)と。

 ブルー・デ・コース(フランス・牛)

 ロックフォールの牛版とも言える。同じ製法のチーズ。甘いデザートワインと合わせたいところだけど・・・。熟成した赤(2)ともよかった。

 サント・モール・ドゥ・トゥーレーヌ・トレ・セック ムニエ熟成(フランス・山羊)

 中心のわらが取れないほど、ぎゅっとしまっている。さすがムニエさんのチーズと言うべきか、シェーブルの魅力がいっぱい。これもやはり白とは好みでなくて、赤(1)がよかった。

 いろいろと一度に合わせてみて、甘いデザートワイン以外の白とチーズを合わせるのはあまり好みでないかもしれないということを新発見した。白でも、樽香の強いものなら、また違うかも。いろいろと自分でも試してみたい。

 いろいろと勉強できて、今後の楽しみも増えてとても楽しかった。ありがとうございました(^^)。  

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vendredi 26 juin 2009

夜のお菓子

 明日出す新着図書の準備をしたり、二ヶ月に一回の幼・小向きの配布物を作成したり、電話をしたり、こまごまとした仕事をあれこれ。

 端末の一つで新着図書のリストを打ち上げようと、いつものように帳票指示を出してしばらく他の仕事をして待っていた。ふと画面を見ると、見慣れぬ画面が。ウインドウが何枚も重なって、一番上には「コンパイルエラー」の文字。なぜか勝手にVBのエディタも立ち上がっている。え~、何これ。ちゃんとコンパイルしろ!・・・この間までちゃんと動いてたくせに。N女史の、「だんだんおかしくなっている」疑惑は本当かもしれない。

 何度やっても再起動させても同じ。この端末だけ。あ~あ~、めんどくさい~。元締めに報告しないといけない。ハードコピーを取って、FAX書く。こういうのって、言ってもすぐには治らないしねぇ。。不便だなあ。もし館内に、不具合を起こした箇所を見つけて治せる人がいても勝手にさわっちゃいけない。たぶん。帳票打ち上げたい。でもどこの端末もふさがっている・・・。悲しき端末難民である。 Capteznb_2    

 はあ。休憩。

 F山M治追っかけ活動より帰還したMさんのおみやげのうなぎパイが今日のおやつ。これは子どもの頃から、一、二を争うくらい好きなおみやげ菓子なのだ。新幹線の中でも販売していたため、母が東京方面へ出張に行くたびにねだっていた。

 VSOPよりも断然こちらの普通タイプのがいい。類似品はあちこちで作られているけど、たいていまずい(笑)。春華堂ばんざい!

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mercredi 24 juin 2009

燻製と熟成

 久しぶりにごうやんさんとワインバー。新しいお仕事、忙しいのかな~ってずっと気になっていたのと、ちょっとお菓子関係でお話したいこともあったので。おいしいワインとお料理とおしゃべりで、変わらず楽しく過ごせてとてもうれしかった。バーには新しいアルバイトの青年がおられた。

 降りそうで降らない、蒸し暑い夕方。わたしはトリンバックのゲヴュルツトラミネール、ごうやんさんはミッシェル・アルノーで乾杯。よく冷えた白ワインがおいしい季節。そう言えば夏至も済んで、夏。日差しがいつまでも残る夏の宵は良いものだ。室内での冷房地獄にさらされないこの時期は、一年で唯一わたしが「暑い」と言う時期かな。だから珍しく今日は素足にサンダル。003

 アミューズは、鶏胸肉のサラダしらすのペースト

 しらすのペースト、これ毎日作ってない??と聞くとそんなことないですよ~とのこと。わたしこれに当たるの4回目くらいなんだけど・・。かなりの高確率(笑)。

 二杯目はわたしの大好きなブラン・ド・ノワール、ミッシェル・アルノー004_2 

 ホワイトアスパラガス。しゃきしゃきと歯ざわりも楽しいアスパラガス。

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 ミンチと万願寺とうがらし、トマトのキッシュ

 生で入れたという万願寺はほどよく火が通って柔らかい。ほろ苦いのが大人の味かな。

 先日キッシュ・ロレーヌで大失敗。ずぼらしてパート・ブリゼを作らないで市販のパイシートを使ったから割れ目ができてアパレイユがもれてしまった。今度からきちんと作ろうっと。・・・という話で、Fシェフとごうやんさんとわたしで生地の作り方の工程が皆違うのがわかっておもしろかった。一度、Fシェフの工程で作ってみよう。006_2

 子羊。今日のワタシ的一皿はこれ。ピンクに美しく火の入った部分はもちろんおいしいけれど、外側のよく火の入った部分が香ばしくてとてもおいしい。聞けば、焼く前に軽く燻製にしているのだとか。納得。Fシェフは研究熱心。

 ワインは、マルク・クライデンヴァイス ペリエール コスティエール・ド・ニーム 2006

 マルク・クライデンヴァイスはアルザスの生産者だけれども、南仏でも作っているらしい。Oソムリエが、レクチャー用のきれいなフランスのワイン地図を見せて説明してくれる。これはわかりやすくって楽しい。ラングドック地方かあ・・・。南仏って行ってみたいなあ。濃い赤ワイン、パスティス、ロクシタン。明瞭なア音がわかりやすいお国訛り、ミストラル、オリーブ油を使った地方菓子。007

 牛テールの煮込み。これもおいしかった。とろとろ煮込まれたお肉はほんのりワインの甘味。

ワインはシャトー・ル・ピュイ 2005。ボルドーのビオディナミ。何でも、1610年から農薬を使っていないのだとか??

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 チーズいろいろ。

 左から、マロワール、ペコリーノ・サルド、クロミエ、ブルー・ド・メメー、そして何だと思います?一番上の黒いのは(笑)?

 出てきたときから二人とも目が点(笑)。何このこんにゃくは~??

 正解は、強力・約二ヶ月熟成 セルシュールシェール

 うそやろ~!なんでこんな色になるのん(笑)?? 「これでワイン5杯はいけますよ」、とのことで、当然ながら最後に食べることにする。「チーズ好きな人にしか出しません」。

 ・・・・・・。さあ、きましたけど・・・。ナイフを入れると案外柔らかい。・・・うん。ミルキーと言えばミルキー。かなりぴりっとした刺激。でもレーズンのパンと合わせると刺激が和らいでよく合う。

 チーズと合わせるのは必ず甘いワイン。今日はチリのレイトハーヴェストのワインだった。ごうやんさんお菓子の達人なのに、甘いワインは苦手とか。これは新たな発見。

 *ワイングロッサリー・ワインバー

  京都市中京区六角通新町西入ル

  TEL 255―0117 日・第三月休

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mardi 23 juin 2009

ファー・ブルトン

 ここ数日、夜に激しく雨が降って朝には上がるというパターンで、今日も朝から真夏の日差し。髪が伸びてかなりボッサリーノなのが気になっていたので、ようやく重い腰を上げて朝から散髪に行く。おっちゃん化と世捨て人化があまりに進行するのもどうかと思って。蘇えれ、女子の魂。

 遅めのお昼は、自転車に乗って、三条柳馬場に新しくできたカフェ・バスティーユに行ってみる。日に焼けるのがいやなので、長袖を着て首には巻物。炎天下では半袖よりも白い長袖の方が涼しかったりする。アラブの人に学ぼう。

 新しいカフェは、なるほどフランス風。自家製パテのバゲットサンドのランチを頼んでみた。サンドウィッチと冷たいコーンスープのカップのワンプレート。それと飲み物。せっかくなので+400円でデザートもつけることにした。Cah39iuy_2

 ファー・ブルトン ヴァニラアイスクリーム添え

 ファー・ブルトンは、ブルターニュ地方の地方菓子で、ファー(far) とは「粥」の意。たぶんファールと発音すると思うけれど、実はファーかもしれない。ブルトン語は知らないので。

 卵・砂糖・小麦粉・牛乳などを混ぜて焼く・・・と言ったらほとんどのお菓子はそうだけれど、言ってみればフランのアパレイユとかカスタードクリームにたくさん小麦粉を入れて焼いたような、もちもちっとしたまさしく餅のような食感の生地。底にはふっくらと煮たプラムが敷いてある。ふわっとラム酒の香り。

 カヌレ・ド・ボルドーと似た味と食感。ボルドーもケルト人とゆかりの深い土地なので、共通点がある、というかお菓子の起源が同じなのかもしれない。このように地方菓子はおもしろいので、いつかフランスの地方菓子を巡る旅をしてみたいものだと思う。

 食後のコーヒーを飲みながらしばらく読書。読んでいる本に、「実際、ものを知れば知るほど読んでない本は増えていく。」という一節があり、深くうなずいた。

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